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『ず』
頭上から降り注ぐのは天国か地獄か
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お互いの武器をしまった。
いつもこのときは、必ず天を仰ぐ
「……空野?」
「はい」
空を見上げていた空野が優歌の言葉に答える。
まるで、なにもなかったかのように。
「…いつも、空を見るのね」
「……お気づきでしたか」
「当たり前でしょう」
「優歌様は…私たちがどうなるか、考えたことは?」
「…どう、とは?」
真剣な表情へと入れ替わった優歌。
考えたことなど、なかったのだろう。
「…疎まれているわれらに、降り注ぐのは、地獄でしょうか?」
「……そう思うのなら、そうかもしれない。
でも、それは人それぞれだと思うわ…」
「優歌様…」
「私たちはまだ、きっとましなほう。闘長と視長が入られたころは…おそらくもっと…」
「……そう、ですね。」
我々に降り注ぐは天の光。
与えられた能力とともに時を駆ける者たち。
与えられた役目は、ならざるものと果てた、者たちへの――。
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この子の名前はホントに気に入っているので、夢にも利用しています。