近所の女子高生がギター教えてくれとたずねてきた >>1の書き込み摘出ログその9

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104 名前:ギャン ◆NqAC4TB.Y2:2007/10/29(月) 03:07:11.32 ID:9TeO1Qco
やばい、なんかやばい気がする。
なにかとてつもなく悪い予感が襲う。
「この感じは!」
ニュータイプとして覚醒した俺はその予感の意味を知る。
「泣く。あと数秒後にこいつは泣く。俺にはわかる」

予感は的中。
再びうつむいたカナちゃんはリビングの入り口で立ってる。
両肩がピクピクと震えてる。
カナ「・・ご・ごべん・・なさ・・い・・・」
どうすりゃいいんだ俺。

とりあえず俺も立ち上がってカナちゃんのところへ。
とりあえずカナちゃんの両肩に手をやる。
俺「ごめん、ごめん、せっかく雨の中来てくれたのに・・・」
カナちゃんはヒックヒック言いながらまだ謝ってる。
俺「ほんとにごめん、俺がごめん。おれが悪い」
俺「あ、カナちゃんが前に買ったヨーグレットまだあるよ?食べる?」
もはや自分でも何を言ってるんだかさっぱりわからず。

190 名前:ギャン ◆NqAC4TB.Y2:2007/10/29(月) 03:14:19.08 ID:9TeO1Qco
カナ「・・ヒック・・ぎたー・・こわれちゃった・・・・ヒック・・・」
俺「大丈夫、ちょっとしか濡れてなかったから、もうメンテしてなおったよ」
カナ「・・ほんと・・?」
俺「うん、ほら、まだ弦はってないけど、大丈夫だよ」
カナ「・・うー・・ごめんなざーい・・・」
俺「まぁとりあえず座ろ、ほら」

なんとかカナちゃんを座らせる。
まだまだ泣き止まない。
カナ「ヒック・・ヒック・・」
俺「あ、お茶飲む?お茶?水のがいい?」
カナ「ヒック・・ヒック・・・こうちゃ・・・・が・・いい」
俺「紅茶!紅茶つくってきます」

ダッシュで台所へ。
ちらちら後ろのリビングを見つつ紅茶作りに励む俺。

234 名前:ギャン ◆NqAC4TB.Y2:2007/10/29(月) 03:16:36.15 ID:9TeO1Qco
紅茶完成。
いそいでカナちゃんのところへ。
俺「紅茶になります。」
まだちょっと泣きやめないカナちゃん。
カナ「・ヒック・・あいす・・・」

ダッシュで台所に戻りコップに紅茶を入れ替え氷をそそぎ再びリビングへ。
俺「アイスティーお待たせしました」
カナ「ありがとう・・」
ヒックヒックしながらアイスティーを飲む。

俺「機嫌直った?」
カナ「うん・・」
俺「ごめんね」
カナ「んーん、私が悪いの・・」
俺「まぁじゃあお互いごめんねってことで」
カナ「うん」
やっと、笑顔を見せてくれた。
俺「もう一回顔洗ってきなよ」
カナ「うん」

とりあえずピンチは脱出。

274 名前:ギャン ◆NqAC4TB.Y2:2007/10/29(月) 03:18:33.87 ID:9TeO1Qco
顔洗って戻ってきたカナちゃん。
俺「もうちょい休んでから練習始めようか」
カナ「うん」
その間にさっきのギターに弦をかえる。
俺「そうだ、ついでにこれで弦の張替え覚えようか」
カナ「うん」
そして俺の隣に来るカナちゃん。
いつも使ってる俺のシャンプーとリンスなのにいいにおいがする。
弦の張り替え方を説明する。
細かい作業なんでだんだんカナちゃんの後頭部が近づいてくる。
俺「そんなギターに顔近づけると危ないよ、弦切れたりするときもあるし、それに・・・」
弦交換のときの弦が切れるときの恐ろしさを説明してる最中。
そしてさっきのピンチから10分もたたず次のピンチが。

342 名前:ギャン ◆NqAC4TB.Y2:2007/10/29(月) 03:22:58.01 ID:9TeO1Qco
ギターに顔を近づけるなと言ってる途中、カナちゃんが口を挟む。

カナ「じゃあこっちに近づける」

次の瞬間目の前にカナちゃんの顔が。
そしてチュー、口に。

俺「!?」

しかもそのままカナちゃんに押し倒される。

カナ「ヘヘ、しちゃったww」


474 名前:ギャン ◆NqAC4TB.Y2:2007/10/29(月) 03:26:44.66 ID:9TeO1Qco
なおも倒れた俺の真上にはカナちゃんの顔。
カナちゃんと俺の間には弦交換最中のギター。
するとそのままの体勢からカナちゃんがギタを横にやる。
障害物はなくなりカナちゃんが上からかぶさてくる。
俺の首の横にカナちゃんの顔。
そして濡れた髪からいいにおい。

これが噂に聞いたコロニー落とし。
アクシズが降ってきた。

544 名前:ギャン ◆NqAC4TB.Y2:2007/10/29(月) 03:29:40.41 ID:9TeO1Qco
俺「か、カナちゃん?」
カナ「・・・」
俺「もしも〜し?」
カナ「ん?重い?」
俺「いや、そうじゃなくて・・・」
カナ「やだ?」
俺「やだとかじゃなくて、まずくねぇ?」
カナ「どいたほうがいい?」
俺「とりあえず・・」
カナ「やだ」
耳元でささやくカナちゃん。

歳に関係なく女は怖い。

609 名前:ギャン ◆NqAC4TB.Y2:2007/10/29(月) 03:31:55.75 ID:9TeO1Qco
そのまましばし無言。
俺「・・・そろそろギター練習する・・?」
カナ「やらん」
俺「・・」
カナ「・・・」
そしてカナちゃんの手が俺の頭へ、ギュっと抱きしめられる。
カナ「いいにおいがする」

なんとか体勢を立て直そうとするがカナちゃんがひっついてなかなかはなれない。
するとパーカーの先からちょこっと出た手が俺の顔面を押さえつける。
カナ「だめ」

そしてそのまま時間だけがすぎていく。

633 名前:ギャン ◆NqAC4TB.Y2:2007/10/29(月) 03:32:55.92 ID:9TeO1Qco
俺「カナちゃん?」
カナ「・・・」
俺「カナちゃん?」
カナ「・・・」
寝ている。
俺の胸のあたりにのっかった顔からスースーと寝息が聞こえる。

カナちゃんを押しのけてやっとたつことができた。
俺「カナちゃん」
カナ「スースー」
俺のひざで寝るカナちゃん。
カナちゃんがおきたのは一時間後。

659 名前:ギャン ◆NqAC4TB.Y2:2007/10/29(月) 03:33:42.80 ID:9TeO1Qco
カナ「・・・んー」
俺「おはよう」
カナ「・・・?」
俺「お目覚め?」
カナ「・・うん」
そして下から俺の顔を見上げる。
やっとカナちゃん起き上がる。
1時間半ぶりくらいの自由。
両手を伸ばして伸びをした瞬間。
無防備なところにまたカナちゃんが抱きついてくる。
そしてチュー。
そのまままた倒れる。さっきのくりかえし。
俺「ちょwwwwまたww」
カナ「へへーさっきの続き」

678 名前:ギャン ◆NqAC4TB.Y2:2007/10/29(月) 03:34:16.89 ID:9TeO1Qco
俺「はいはい、それはもうおしまい」
今度はすばやくカナちゃんをおしあげ体勢を整える。

ぶーたれた顔で俺を見るカナちゃん。
俺「そんな顔しないの」
犬か猫に話しかけるようにカナちゃんに言う。

カナ「へへーでもキスしちゃったもん」
俺「しちゃったもんじゃないだろ」
ぶーたれてた顔からすぐさまニコニコと笑顔。

カナ「ギターやろう」
俺「やろうじゃないよ」
とりあえずいろんな危機は脱出した。
俺「そのまえにお茶でも飲んで休みたい」
カナ「いれてきてあげる」

727 名前:ギャン ◆NqAC4TB.Y2:2007/10/29(月) 03:36:03.91 ID:9TeO1Qco
そっからはさっきまでのことが嘘のようにまじめにギター練習。
お腹が減ってきた。
時計を見ると時間は8時を過ぎている。
俺「あ、カナちゃんもう8時だよ」
カナ「うん大丈夫」
俺「帰らなきゃ、ご飯でしょ」
カナ「今日はご飯食べてくるって言った」
俺「え?」
カナ「雨で遅くなるかもだったし」
外の天気が気になり窓を開けにいく。
俺「あ、もうほとんどやんでるよ」
カナ「やんでないよ」
俺「ほら、見てみなよ」
カナ「やんでないよ」
俺「・・・じゃあどっか飯でも食いにいくか」
カナ「やだここにいる」
俺「ここで食う?」


ごめん、限界。
続きは明日で。すまん。

853 名前:ギャン ◆NqAC4TB.Y2:2007/10/29(月) 03:40:34.00 ID:9TeO1Qco
ごめん、あとちょっとなら書いちゃいたいんだけど
まだこの先長いのよね。
ごr

937 名前:ギャン ◆NqAC4TB.Y2:2007/10/29(月) 03:45:03.60 ID:9TeO1Qco
仕事の状況でわかんないんだけど
できるだけ22〜24時くらいには報告したいと思ってます。
でも遅れたりもするとおもうのでそんときはごr


エレキギター
"テレキャスター" + 入門セット

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