一時期流行った対談形式で極寒コーーナーー
もはや何がどうFF4だというのか。フースーヤとゴルベーザがなんということもないことを駄弁るだけのコーナー(?)がありました…


出張版・ふすやん先生のテロリスト講座 ver 0.1
※テロリストになるには、という方向の授業ではありません。

   出張版ゆえアイコンは無しぢゃ。さて、テロリストとは何か、と聞かれたわけではないが、ざっと説明してみたいと思う。とはいえ、私はともかく、私の中の人はとーしろもええとこぢゃて、まるで一般常識の範疇でしかないがの。

   物語上では、伯父上は専門家の筈なんですが……というわけで、聴講生のゴルベーザだ、よろしく。
伯父上、テロリストとは具体的にどのようなものなのでしょうか?

   うむ、基本事項、前提の確認じゃな。で、テロリストとはテロリズムを行うもの、テロリズムとはうぃっきぺぢあに載っとる通りぢゃ。
[quote]テロリズム(テラー、テロリズム=Terror, Terrorism)とは、一般に恐怖心を引き起こすことにより、特定の政治的目的を達成しようとする組織的暴力行為、またはその手段を指す。[/quote]
端的に言うと、「ぶん殴って世の中を思い通りにしようとする人」じゃな。で、テロが何故問題かはまぁ、ふつーに分かるじゃろう。
正当な政治手続きを踏まず、暴力行為に訴えた場合、須くテロと呼ばれる。一つ重要なのは、動機の善悪に関わらんというところじゃ。つまり、どんな悪徳行政が相手であろうと、暴力行為による反発を行えばそれ即ちテロだということじゃな。例えば……まぁ、現実の話を出すのは止めておこうかの、例えば、青き星にて甥っ子二号がバロンに対し行ったことはまんまテロと言える。正当な政治手続きを踏まずに、武装勢力を率いて行政の中枢であるバロン城へ攻め込んだわけぢゃからのう。

   見事に上辺を撫でる感じになりましたね。しかし伯父上、動機の善悪に関わらずと仰いましたが、悪徳行政に対抗する手段としてのテロリズムは容認されるべきではないでしょうか。非民主的な政治体系は、しばしば民意を汲み上げる術を全く用意しませんし……。

   それでも、テロリズムを容認はすべきではないと、私は考える。どっかのでっかい国が言うとったが、テロは人類に対する悪じゃ。悪とまで大きく出ないにしても、共同体に対する恐喝なわけじゃからな。ぶん殴って言うこと聞かすなんてまさに字のごとく論外な行為は、如何なる事情でも許されるべきではないと思わんか?
甥っこちゅわんの言った、悪徳行政に対抗する手段としてのテロは、携わるテロリスト自体、確信犯的なんではないかのう。まぁ、事情はそれこそ色々あるじゃろうが。

   悪いと分かっていても、他に術がなく……ということでしょうか。テロリストの最終目的は、やはり政権転覆にある場合が多いのですか?

   目的か……うーむ、どっかに現役テロ組織一覧がありそうなんじゃが、ぐぐる先生にお伺いを立てたり統計したりするのも面倒じゃのう。 んでまぁ、テロ組織の大きな目的として、政権転覆・政権奪取というのは当然あるじゃろうな。とかく、現状を思い通りに改革したいわけじゃから、最も影響大なのはトップを変えることじゃしの。
じゃが、テロによって樹立した政権は、同じくテロによって打倒されることも少なくないのう。いつぞやどっかで話した気がするが、権力の維持には相応の権威…というか、説得力が必要じゃ。権威ちゅうのは一朝一夕に作れるもんではなかろ? 暴力によって得た権威は、暴力によって容易に打ち崩されてしまう。ぶん殴り合って倒れた方が負けっちゅーこの上なくシンプル構造じゃからな。
王族の権威は綿々と続いた歴史が作ったもので、民主政権の権威は圧倒的多数の民意が作ったものじゃ。それらでさえ、神という概念上の存在に更なる拠り所を求めとる場合すら少なくない。
話が脱線したのう。

   いえ、まあ、この講座自体、最初から迷走していますから……。テロによる政権樹立が危ういということは、セシルの政権もテロによって打ち倒される危険が高いということでしょうか……。

   そこはどうじゃろうな。あれだけの短期間で甥っ子ちゅわんに権威が移るとは考え難いし、暫定政権への不満を持つ者も少なくなかったようじゃし、バロンという国が持っとった王という権威の正当後継者として甥っ子二号はまぁ妥当であると、国民の大多数が考えとるならば、大丈夫なんでないかのう。まぁ欲を言えば、血族を拠所とする権威の委譲システムは、バロン王と甥っ子二号の間で既に壊れてしまっとるから、甥っ子二号は別の権威委譲システム、例えば権威の拠所を故バロン王家に帰属し、行政代表のみを議会選出制にしてしまうとかじゃが、を構築したが長期的には良いかと思うが、まぁそこらへんは単なる床屋政談じゃな。
随分とテロリストの話からずれずれになってきとるのう。

   現実と妄想がごっちゃですからね…。やはり、現実の組織を取り上げて説明する方が分かり良いのでは。

   それなんじゃが、ワシというか、中の人がまるで詳しくないんじゃよ。どちらかちうとカウンターテロを取り上げた本ばっかり読んどってのう…それもあんまり身になっとらんし。個々の組織名をうぉっきぺぢあで調べたが余程分かり良いかもしらん。

   結局外部頼みで終わるのですね。

   そういうことぢゃ。

   伯父上、SPRITEのモデルはどこなのですか?

   スプリットはテロ組織ではないぞな今のところ。うーむ、活動内容からすると、企業スパイ労働組合とでも呼ぶべきじゃろうかのう。

   では、COSECは?

   コーセックもテロ組織ではないぞな。どっちかちゅーと何とか学会とか何とか学派とかな感じじゃ。

   こちらの世界に、武装勢力は存在しないのですか?

   武装勢力、と括ると、ワシらPDLAやOHAFを始め、フロイア各社にPMC(のようなもの)が存在するが、テロは行っとらんのう。

   随分昔に、レムリアで武力衝突があったと聞きましたが……

   そりゃ暴動じゃな。

   暴動とテロは違うのですか?

   うーむ、びみょー……暴動とテロの違いは、命令するモンがいるか否か、じゃろうかのう。明確な目的をもったモンが民衆を扇動し、大規模な破壊運動に走らせたなら、それはテロと呼ばれるかもしれん。
さて、やっちもない講座も好い加減切り上げ時か。

   そうですね。……ではな、皆。また何か質問でもあれば、勝手に出張してこようと思う。

   

   

   ところで伯父上。

   何じゃね。

   案の定ちっとも分からないという脳内投書をキャッチしたのですが、もう少し詳しく上辺を撫でませんか。

   うーむ。それはちと考えたんじゃが、これが言葉にするとなるといくら辺境とは言えパブリックな場所で発言したもんかどうか迷うような話になってしまうのじゃな……このブログをご覧の諸子には既にお分かりかと思うが、中の人の意見はかなり偏っとるからのう。中の人フィルターを通して、あまつさえ現在進行形な現実の事柄に対し生半可な知識で結果として嘘教えてしまっても申し訳ないしのう……。

   の割に、聞かれればいつでもほいほい答えてしまっているではないですか。

   うむ、まぁそうなんじゃが、いやほれ、中の人じゃが、カウンターテロの本を乱読したと言うたじゃろ? 端的に言うとビビっとるんじゃ。まぢで。

   それほど怖いですか……?

   うむ、怖いぞな。テロは、いつなんどき、自分が標的になるとも限らん、故に、中の人みたいな一般市民はガクブルするわけじゃ。自分みたいな何の特別なこともない、全く単なる一般市民が……なんてことは全く通用せん。運悪くそこに居合わせた、それだけが「犠牲となった理由」である場合が殆どじゃ。
テロリスト側の心理を書いた本に、時たま、「運悪く」「作戦地点に自分の家族がいて」「作戦の犠牲となってしまった」という話が散見される。テロリストにとって大切な家族であるという「標的にならない」最大の理由を持っていてすら、テロリズムの前では木っ端微塵じゃな。


   それでも、中の人風情がそこまでビビらなくても……と思ってしまうのですが……。

   テロが怖い理由はもう一つある。それはの、ゲリラ戦法を使うところじゃ。つまり、一般市民に完全に紛れとるんじゃな。中の人が調子こいてブログ書き散らしとったら、ある日実はリアル知人の誰かがテロ組織構成員でした、なんてことが、起こり得んとは限らんわけじゃ。
テロリストは非正規組織じゃからの、当然制服なんぞ持っとらん。全ての組織が、とは言わんがの、概ね、じゃ。特に潜入工作員つまり実行部隊じゃが、制服なんぞ着とったら目立つからすぐに逮捕されてしまうじゃろ? ……と、ここが「ぶん殴って言うこと聞かす」ために組織されたテロリストと軍隊の大きな違いかの。
軍隊は、「一目で構成員と分かるように制服を着る」
非正規武装勢力は「一目で絶対区別が付かんよう市民に紛れる」
軍隊は市民の盾となり、非正規武装勢力は市民を盾として用いる、と。

   また話がずれましたよ伯父上……。

   うーむ。それがの……困ったことに、”テロ組織”を厳密に定義する定規が、現状無いんじゃよ。思想信条の自由を認めとる国に於いて、頭の中身を裁くことは出来んじゃろう? テロ組織は、テロ活動を行って初めてテロ組織として”認定”されるわけじゃ。
大体のテロリストは、自ら「我々はテロリストだ」とは名乗っとらんのじゃなかろうかな。にゅーすを聞いとっても名称が一定せんかったりするじゃろう、「過激派」や、「強硬派」や、「反政府武装勢力」、といった具合にの。そして、概ねどの組織も、自ららの行いを「テロリズム」であるとは言わん。革命、改革、聖戦、天槌、その他様々……

   分かりました、伯父上。では質問を変えましょう。 某国の某Silberner Fuchsは、伯父上の目から見て「テロ組織」であると思いますか?

   具体例で来たの。(シャキッ)答えよう、Jaだ。MGD襲撃事件の際、犯行声明を出したのなら、その時点より”テロ組織”認定が下される。犯行声明を出す際は、「そしきのなまえ、してほしいこと」を明確に伝えるようにの。住所とか年齢とかはいらんぞな。

   おところを伝えてしまうような間抜けた組織はないと思いますが。それに、要求内容を聞けば大体のおところは分かるものですしね…と、MGD襲撃事件の際、と限定したのは何故でしょう?

   茄子型生物の報告書によると、その事件以来SFが表社会に名を現したようなのでな。組織の認知自体は遡るかもしれんが、「テロリズムを行わなければテロ組織とは呼ばれない。」 そしてもし、MGD襲撃事件の際、犯行声明を出さなかったのであれば、「それはテロリズムではない。」従って「SFはテロ組織であると認定されない。」充分な疑惑があれば、嫌疑は当然かかるじゃろうがの、多分認定までは行かん。疑わしきは罰せられず、じゃ。

   ああ……だから、テロリストはゲリラ戦法を用いるのですね……。

   SFが晴れてテロ組織と呼ばれるようになるのは、犯行声明を出した時、となる。
さて次に組織の内実だが、組織を樹立した幹部の動機は思想信条で、構成員の動機は種々多様、現実にあり得る話だな。末端構成員に至るまで思想が徹底されている、ということは、大きな組織であれば確実に無いと言って良いだろう。ただし、爆破などの実行犯には決死隊的覚悟が求められることもあるが故に、思想を信教に求めたのは妥当な線だと評価できる。その信教が、死後の理想世界を含んでいるならモアベターだ。
次に、組織運営に必要不可欠な資金だが、J女史のような政府構成員を関係者としているのならば融通は利くだろう。また、WB一派をSFの純構成員ではなく、外部支援組織的な位置付けに用いることも可能だ。SF内資金調達係、といったようにな。何故WBがSFに資金融通してやる気になったのかは知らん。組織側がWBにとって何らかの魅力ある見返りを約束すれば良いだけの話だ。まぁ、組織側がディーラーに対し提示できる見返りとして、考えられるのは人的コネクションだろうかな…WBとJ女史の間を取り持ったのがSFである、といった具合だ。
こうなると、J女史が政界に於いてどれほどの力を持っているのかが気になるが、女史は二世議員だったろう。こんな格言があったな……「肝要なのは、誰を知っているかではなく、誰に知られているかだ。」 女史の持つ政界人脈は恐らく広い。女史と知り合うことで得られる融通は、WBにとって充分魅力を備えていると考えられる。

   伯父上、何というか、「一聞けば百を妄想する」っぷりが炸裂し過ぎです。勝手に脳内補完しないでください。

   そうは言うがなゴルベーザ。
知らん知らんと言う割に、特におかしいとこがないんじゃもん。「こういう立場のこういう人が必要だな」と思うところがないという意味的にじゃ。 必要な部品は全部揃っとる。あとは物語というベースラインの上に乗っけてやるだけーの状態じゃ。
おっと、ああ、粗と言えるか分からんが、出来れば作中で「テロリズム・テロリスト・テロ組織」という単語は用いん方が良いだろうな。「ぶん殴って言うこと聞かす」行動を”テロリズム”と呼ぶのは、言うまでもなく現実この世界での話じゃ。もし、作中に描かれん歴史の中でも、現実と同じような推移で同じ言葉が制定されたという経緯が描かれる、(SF以前にも同じように国家に対する恐喝を行った武装勢力が存在し、その際に同行動を”テロリズム(○○ismは英語文法なので、当然英語と同じ形態を持つ言語が使用されている前提)”と呼び、そこに人称であるistを付加し以下略、に至った経緯を、モブの会話なりで補完する/或いは、SFのMGD襲撃事件に際し、議員の誰かがテロリズムという単語を持ち出すという経緯を補完する)ならば別じゃが。

   「旅行中に自分の家を見てしまう」現象でしょうか。多分、そんなのはあなただけだと思いますよ……。

   ……ゴルベーザ、出張版だと何故私に容赦せんのだね。

   伯父上が不死体であられることに、私なりの敬意を表したつもりです。

   そうかね。しかし老体は労らねばいかんぞなもし。
さておき、SFは現状のままで充分テロ組織としての体面を備えとるからだいじょーぶじゃ。ちゅーか、名称なんぞ実体の後から付いてくるもんじゃぞな。ワシというか中の人が無神経に「それってテロ組織ですね!」とかっちゅーたからとて、テロ組織にせねばいかんということはない。テロ組織としての常識に外れたからとて、他に似たものはたくさんあるぞな。犯罪組織、反政府勢力、秘密結社、過激派、先鋭主義……肝心なのは、”実体としての脅威”が実在するならば、「必ず名が付けられる。」 SFは、”実体としての脅威を有する組織”じゃ。
して、現在あるSF構成部品の動機じゃが、
まず幹部。これは先にも挙げたが、全く思想信条に基づいとるな。悪く言うなら、思想信条の押し付けじゃ。己が信じる道は正しい、故に過ちを正さねばならん。じゃが、他国の内政に関する正当な政治手続きなんぞ、自国政府の意見を変えるより難しいからの。(NSと分かれた段階で既に他国と定義して良いと思うぞな/それぞれ異なる行政を敷いているわけじゃし)
次にJ女史。耳良い言葉に騙されやすい典型じゃと思えるな。女史自身はかなり熱心な正義の人じゃと見える。そういう人間ほど、幹部のような狂信に基づいた絶対正義を説く輩に弱い。
幹部が女史を狙った理由じゃが、これは先代からの繋がりでも、女史自身への働きかけでも、説得力は同じじゃと思うの。女史のキャラを見た感じでは、後者の方が良いかと思う。
次にWB。SF側からのスカウトでも、WB側からの交渉でも、どっちゃでも説得力は同じじゃ。前者の方が、WB一派が組織内でもかなりの独自権限を有していたことに頷けるがの。唯一疑問を感じるとしたら、WBがSF樹立に関わっていたとする場合じゃろうかな。
DXとKWに関しては、WBから繋がる関係じゃから、SFとは余り関係……と、ああ、茄子型生物報告書によれば、KWはMGD襲撃の実行犯として壁送りになったんじゃったかの? ここら辺は時節調整の問題じゃのう。

   時節調整というと、中の人が最も不得意な部分ですね。具体的にどのような問題なのですか?

   うーむ、何というか……テロ組織として認定されることは、実はも何も組織側も多大なるリスクを負うことになるわけじゃよ。
「多少の犠牲も止むなし」、それは改革を行われる側、そして、行う側にも等しく掛かるわけじゃな。考えてもみぃ、「ぶん殴って言うこと聞かす」相手なら、カウンター側は「ぶん殴って言うこと聞かす相手をぶん殴り返して言うこと聞かす」に当然ならんかの?
人民主権政治の最大権力所持者は言うまでもなく民衆じゃ。
N国に於いて、MGD計画は民意に則って進められた計画じゃろう? N国は民主主義っぽいからの。
つまり、SFはMGD、ひいてはN国の”民意”を標的としたわけじゃ。意を暴力によって踏みにじられた民衆は当然恐怖し、憤る。とすると、N国は本腰入れてSF対策に乗り出さねばいかんちゅうわけじゃ。
とするとじゃな……民衆の怒りに火を付けたMGD襲撃事件の実行犯は、果たして非公開処刑=壁送りで済むかのう?
安定政権が築かれ、軍としての大火力を放棄するほど永き平和に慣れた民じゃ。テロ、つまり無差別殺人を社会に持ち込んだ者に対する恐怖、転じての憎悪は強いんじゃなかろうかのぅ……
というわけで、道は二つある。
一つは、公開処刑の迫った期日に、KWがWBを通じて壁の中へ「逃がしてもらう。」 これを取るなら、KWとWBの間の、何とも言えん関係性も何となく合点がゆく感じじゃ。逃がしてもらった恩はあれど荷担したくはない、そして結局付かず離れず、そんな感じでの。
もう一つは、N国政府がN国民から絶大な信頼を得ているという”前提”を敷いてしまう。つまり、政府が「処刑しましたよー」と言ったら、みんな「それは良かった、めでたしめでたし」となるっちゅー仕組みになっとることを”事前に説明しておく”わけじゃな。これを取るなら、壁関係の設定が強化される感じじゃ。……なんじゃが、どうしても、N国は”言論統制社会である”感と、ややもすれば”厳正な身分制度を敷く社会である”感がオマケに付いてしまうんじゃぞな。(壁の中の世界を、少なくとも富裕層は知っているわけで、情報の絶対格差=強固な身分制度を感じてしまうんじゃ。) しかしもし、この二要素がN国設定に対して有効に作用するのであれば、使わん手はないと思うぞな。
しかし、本当に知らんかったと言うなら、かなり勘が良いぞな。己のセンスに自信を持つべきじゃのう。

   遂には私信と化しましたね……。

   では、総じてみちゃったりするかの? 「目的さえ見失わなければ理屈は後から付いてくる。」 結局はこれぢゃ。

   やっちもない授業にやっちもない結論が付いてしまったところで、もう好い加減これまでだ。ではな、皆……

   甥っこちゅわん、お茶煎れてくれんかのー?