花沢類×牧野つくし
温泉に司、類、滋、つくしの4人で泊まることになり、類とつくしの部屋のシーンにて。 ひとつの布団に花沢類と二人。。 「花沢類、手つないでもいい?」 「・・いいよ」 花沢類はそういうと優しく手を握ってくれた。あぁやっぱりこの人が好きだな。 たとえ恋愛関係になくても一緒にいるだけで癒される。 なのに何であいつのことが気になるんだろう。 やめた!やめた!考えたって苦しくなるだけだ。 「ねぇ、花沢る・」 振り向いてそういいかけた時、暖かいものが唇に触れた。 ビックリして目を見開くと、そこにはサラサラの髪と整った顔があった。 え?! なに? 頭がパニックになりボーゼンと固まるあたしを横目に花沢類は無邪気な笑顔でクスっと笑った。 「変な顔ー」 花沢類はあたしの顔を見てさらに笑った 「わ、悪かったわね!・・って違うでしょ!なんで・・キっキスなんかっ」 「牧野、司のこと気になる?」 今度は真剣な顔で見つめてくる。 「きっ気になってなんかないよ!しっ・滋さんとうまく言って良かったじゃん。これであたしも自由になれたんだし。嬉しいわよ」 花沢類はじっと見つめる。 「な・なによ!・・そうじゃなくてなんでキスなんかしたの?話ごまかさないでよね」 「したかったからした。」 「ハァ?したかったらしていいって問題じゃあないでしょっ・」 「牧野、そんなに司のことが気になるならちゃんと気持ち伝えなよ。でも、司のこともう忘れたいなら、俺は遠慮しないよ」 花沢類の言葉が胸を締め付ける。道明寺のことは忘れたい。辛いけど、あいつとはこれ以上・・。でも・・ 「あのね、花沢類、あたしは決めたの。道明寺とはもう関わらないって。自分の世界を守りたいから。もうあたしのせいで傷つく人が出るのは嫌。。」 泣くもんかと思っていたのに・・涙が溢れ出す。 「牧野・・」 花沢類は切なそうな顔であたしを見つめる。 「ご、ごめんっ。何で・・だろう。泣くつもりはなかった・・のに、あ・あたしっ・もう・」 涙が後から後から出てくる。言葉にならない。最後まで言い切る前に花沢類の冷たい手が頬に触れ、体を預けるように引き寄せられた。 「牧野、今、言うのは卑怯かもしれない。だけど聞いて?」 花沢類の声が震えてる・・ あたしは何も言わず耳を傾けた。体を預けたまま。 「俺は、静のことが好きだと思ってたけど、それは憧れだったんだって気付いた。いや、牧野が気付かせてくれた。いつもあんたといると心が揺れる。これが好きだってことなんだって気付いた。」 花沢類はあたしの体をを少し離すと真正面から見つめた。 あたしはたった今、苦しい気持ちでいっぱいだったのに、今はドキドキが止まらない。 「花沢類・・」 そういうだけで精一杯で。。 「牧野、俺は牧野が好きだよ。司は大事な友達だから遠慮してたけど、司があんたを守れないなら、あんたが司を忘れたいなら、俺はもう遠慮したくない。」 花沢類はひと呼吸おいてから続けた。 「牧野、俺と付き合って欲しい。前みたいじゃなく本当に好きだから。」 信じられない。花沢類があたしのことそんなに想ってくれてたなんて・・ 花沢類はあたしの言葉を待っている、でもどう言えばいい?嬉しいけど、こんな気持ちで甘えたりしたら花沢類を利用してしまう気がする・・やっぱりダメだよ・・ あたしが言葉にしようとすると花沢類が遮った 「牧野の考えてること分かってるよ。俺に甘えたらいけないとか、利用したらいけないとか考えてる。」 「花沢類・・その通りだよ。今までだってたくさん助けてもらった。今回だって甘えられたら楽なんだと思うし、気持ちはすごく嬉しいんだけど。。」 「あのさ、俺が牧野を助けてやってるなんて一度も思ったことないよ。好きだから何かしたい、力になりたい、ただそれだけだよ」 「花沢類・・」 どうしたらいいんだろう。さっきまでの気持ちは・・? なんで揺れるのよ、あたし。。 「牧野。俺は甘えるのが悪いことだとは思わない。時には身を任せるのもいいと思うけど?」 花沢類は優しい。あたしが頷けば抱きしめてくれる。断ればまた道明寺とのことを応援してくれるだろう。そしていつも側にいて助けてくれる。 道明寺とはどんどんきまずくなる。振り回されて疲れる。 あたしが本当に必要なのは、花沢類なのかもしれない。 でも・・いいの? またフラフラしてるヤツだって思われるかもしれないよ、つくし。けど、弱ってるせいかもしれない、甘えるのも身を任せるのもいいのかもしれないな。。 「花沢類、ありがとう。側にいてくれて。あたしを想っていてくれて。。」 涙がまた溢れる。 「寄りかかっていいよ。」 花沢類は、それからあたしの答えを迫らなかった。ただ寄りかかるあたしを抱きしめ、頬にキスをした。 少し体を離すと目があって自然と目を閉じてキスをした。 熱く溶けそうなキス。唇に何度も何度も触れる度に体がしびれた。 「んっ・」 苦しくなって唇を開くとそこからするっと舌が入ってきて深く優しく絡ませる。 温かい二人の吐息と、だんだん激しくなっていくキスにあたしの心臓は緊張でドキドキ音を奏でていた。 唇を離すと花沢類は耳たぶを甘かみするようにキスをする そして・・首筋に優しくキスをする、ツ、ツーと舌を這わせた 「キャアっ」 思わず声が出てしまった。 ふいに体をのけぞらせると浴衣が肩からハラリと抜け胸が見えそうな格好になっ て慌てて直そうとすると今度は太ももの部分から下着まで見える格好になってし まった。 花沢類はそんなあたしを見てクスっと笑いながら言う。 「牧野、スゲーそそる」 「バっバカ! 西門さんみたいなこと言わないでよ」 恥ずかしい・・今あたし、顔が真っ赤だ。そしてこの状況・・ !!急に怖くなって体をガチガチに固くさせると花沢類はあたしの腕を取り、腰 を抱いて布団に寝かせた。 「はっ花沢類っ」 急に男を感じてあたしはさっきよりもっとドキドキが止まらない ・・怖い・目をギュッっと閉じると、優しく頬に花沢類の手が触れる。 「牧野、俺は答えを求めようとは思わない。今までもずっと自分の気持ち抑えて きたつもりだから、いつまででも待つ自信はあるよ。もしそれでも牧野が司を選 ぶなら俺は応援する覚悟もあるよ。だから牧野は自分が今どうしたいか素直にな って欲しい。無理に抱こうとはしないよ。でも拒否しないなら俺は今、牧野を抱 く。」 「ずるい。。拒否する理由なんかないの分かってるくせに。。」 あたしは胸が キュンとしてどうしようもない気持ちでいっぱいだ。 あたしは花沢類の首に腕を伸ばし引き寄せた。自分でも大胆なことしてるの分か ってる。だけどそうせずにはいられなかった。 それを合図に花沢類はまた優しいキスの嵐を降らせる 首筋、肩、腕、そしてはだけた浴衣をすっと降ろすとそっと胸に触れた 思わずびくっと体が反応する。 「今は俺のことだけ見て。何も考えなくていいから。」 花沢類の言葉にあたしは頷いた・・・ 小さな胸を右手で優しく包む。乳首に触れるか触れないかのぎりぎりのところで 指を這わせもう片方の手は腰のあたりを上下にさするように触れる。 あたしが怖がらないように何度も何度も優しく愛撫を繰り返す。 そして熱いキスを何度も何度も繰り返す。 恐怖心はいつしかなくなり、体の奥から熱いものがこみあげてくる感覚を 味わった。 胸を愛撫していた指がついに頂上にたどり着き、ツンツンと刺激する。 円を描くように乳首を刺激しはじめる。あたしはその刺激に耐えられず 声をあげた。 「あっ んん・・・!」 こんな声が出るなんて・・・恥ずかしくて口を手で押さえると花沢類は そんなあたしの手をどかせてキスをする。舌が絡み合い、なお乳首への刺激 はとまることはなかった。また声が出てしまう。 「や・・ぁ・・あぁ・ん」 「牧野、可愛いよ。もっと声聞かせて。恥ずかしくないから」 そういうと今度は乳首を口に含ませ舌で舐めはじめた。 「あっやだぁ そ・・そんな・ことっ・・言わ・・ないでっ」 言葉にならない。あたしはこんな初めての快感でどうにかなりそうだった。 乳首を舐めたり吸ったりチュパチュパ音を立てて刺激する。 あたしは体の奥から何かが流れてくるのを感じた。 「ひゃ・・ぁん あっあぁ」 あたしが声を上げるたびにますます激しく刺激する。 花沢類の手が腰のあたりから下まで降りてきた。 そして下着の上からそっと触れる。そして上下に指で刺激をする。 ・・・・そして一番敏感な部分クリトリスをつまんだ。 「あっあっいやぁ・・やだぁ」 あたしは快感の渦に巻き込まれ体が沈みそうな感覚に陥った。 どうにかなりそう・・・・・・・! 「大丈夫だから。もっと感じて。俺に任せて」 そう言うと下着を剥ぎ取り直接クリトリスに触れる。 触れたかと思うとその周りに指がいったりきたりしてあたしは だんだん奥がうずくのを感じた。 ・・・・・もっと触れてほしい・・・ あたしの中から何かトロリとしたものが出ていくのを感じた。 花沢類は指で刺激しながら今度は、そのクリトリスを舌で舐めはじめる。 「やだっ汚いよっそんなところっ」 あたしはびっくりして体を起こそうとした。 「汚くなんかないよ。ほら、こんなに感じてるみたい」 そう言うと、指に光るものを見せ舐めてみせた。 あたしははずかしくてはずかしくてそれでも快感が止まらなかった 花沢類はまたクリトリスを口に含むとチュウっと吸い上げる。 そして舌でコロコロと転がしながら今度は指を穴の中へゆっくりと進入させた。 まだきついその中にゆっくりと・・・・ 指を出し入れしながらクリトリスを刺激する。強弱をつけながら吸ったり舐めたり 舌をとがらせて刺激をする。さっきよりもっとあたしの中からトロトロと出ていく のが分かった。更にクリトリスを強く刺激しチュウっとまた吸い上げるとその瞬間 あたしは頭が真っ白になった。中に入っている指をぎゅうぎゅうと締め付ける。 「あぁ・んんっ!・・・あ!・・やだっこわいっ いやぁぁぁっ・・ああ!!」 びくんびくんと体が波を打つ。 「牧野、イッちゃった? 可愛いね」 何を言っているのかも頭がついていかなくて分からない。 花沢類はまた唇に優しくキスをする。 そしてまた、さっきの続きをはじめる。今度は指を2本にしてゆっくり中に進める。 クリトリスを舌で刺激しながら。どんどん溢れる愛液をチュッチュッとすすりながら 指はとうとうもっと奥へ進んでいった。そして上下に移動させ中のざらざらしたところを 刺激する。あたしはまた真っ白になりそうになった。 「あぁっ んんんっ花・・沢・・・・類っ」 「牧野、俺も限界だから・・・入れるよ」 そしてうっすら目をあけると、固く大きいみたことのないものが見えた。 も・・・もしかしてあれをあたしの中に・・?! 「やっやだっ怖いよっ花沢類」 「大丈夫 最初はちょっとつらいかもしれないけど優しくするから」 不安そうなあたしにまたそっとキスをした。 「それから・・・・」 「そ・・それから・・・???」 「そのフルネームやめて。類でいいよ。類って呼んで。」 「る・・・類。」 「そう。」 花沢類は優しく微笑んだ。そして下の入り口に固くおおきなものをあてる そしてゆっくり進入させた。 「っつ 痛っ・・・ぁ」 あたしが苦痛に顔を歪めると指でクリトリスを刺激しはじめた。 あたしはまたさっきの快感に力が抜ける。その瞬間ぐっと中へ入っていった。 「あっあああああっ」 怖くて痛くてでもいとしくてたまらない気持ちでわけが分からなくなった 「牧野、好きだよ」 そう言うと優しくまたキスを繰り返しながら指でクリトリスを刺激しながら 腰をゆっくりと動かしはじめる。そしてだんだんと動きが激しくなり腰を 打ち付けるように動かした。 「あっ類っ・・・類!!」 あたしは、だんだん痛みが快感に変わるのを感じていった。 どうしようもなく愛しくて胸がぎゅっとなるような気持ちで そしてまたさっきの真っ白になる瞬間に近づいていっている 狂ったようにお互いが唇を求め、動きが一段と早くなったその瞬間、真っ白になり あたしは落ちていった。 「あぁっ類っ んんっ あっあっあぁぁぁぁぁ!! 」 「牧野っ」 同時にドクンドクンと熱いものが中へ注ぎ込まれた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 目が覚めると横ですやすやと眠ってる花沢類の顔があった。 あたしがそっと起きて下着を取ろうとした瞬間花沢類をめがけて転がり どすっとにぶい音を立てて転がった・・・・ 「なんだ・・・・???」 花沢類が目覚めてあたしの姿に驚く 「なっなによ?!」 あたしはさっきまでの行為が急に恥ずかしくなって目を伏せる 「鏡見てごらん」 クスクスと笑う花沢類 「鏡???」 あせって見ると何もつけていない自分の体が!! 「きゃああっ」 慌ててシーツを引っ張り体を隠す 「そんな隠さなくても もう全部みちゃったよ」 また花沢類は笑った。 「もぉーー!」 あたしが殴ろうとするとすっと抱きしめキスをする。 「牧野、好きだよ」 「あ・・・あたしもなんか愛しくてどうしようもないっていうか何ていうか」 どう説明していいか分からない、けれど、あたしも花沢類が好き。 「じゃあ類、好きって言って」 いたずらっこな目であたしを見る花沢類 「ええっやだっ」 真っ赤になるあたし・・・ 「じゃあ司が好き?」 今度は悲しそうな花沢類の顔。ちょっと嫉妬してる?? 「るっ類が好きっ」 そう言うと花沢類は満足げにあたしを抱きしめた。 次回:温泉で 続き(道明寺司×大河原滋) SS一覧に戻る メインページに戻る |