F4×牧野つくし
――パシャッ! 「ほ…本当にナイター行ったと思ったんです。」 「嘘つけ。 零下15度だぞ。 もう出てって一時間になる。 道に迷ってたら――― あいつ死ぬぞ。」 「つくし…、ヒック…」 浅井達に騙されたとも知らずにあたしは吹雪の中立ちすくんでいた。 足は痛い位にかじかんでいて指先の感覚はない。 それでも足を止める訳にはいかない、絶対に。 優紀…お願い無事でいて…。 「ふざけた真似しやがって!! 探しに行ってくるっ!」 「司、待てよ。 一人で行ってもし二人とも遭難したらどうすんだよ!? 俺も行く。モービルあんだろ?」 「総二朗…。 すまねぇな。」 「俺も行くよ。 牧野が大変な目にあってるのに待ってられないからね。」 「俺も。司一人だと心配だからな。」 「つくしを…お願いします…。」 「心配しなくても大丈夫だよ、優紀ちゃん。 俺ら四人が捜すんだ。絶対見つかるよ。」 ドアを開けると体に突き刺さるような雪が四人を包んだ。 “…あたし…このまま…死んじゃうのかなぁ…” 体から寒さの感覚が消えていく…。 真綿の上にいるような朦朧とした意識のまま目を閉じかけた時、 幻聴のようなかすかな声が聞こえた。 「――ぃ!―――っ!!」 「牧野ーっっ!! おーいっ!!!」 …あたしを呼んでる? あの声は…道明寺だ…。 そのままあたしの意識は流れていった。 ************ いいニオイ……。スープ? 「まーきーのっっ。 一回起きて着替えなよ。」 「……花沢… 類?――ここどこ? ッ!優紀!!優紀は!?」 「あんたの友達なら無事だよ。 あんた騙されてたんだ。別荘にいるよ。」 「そっ……か…。 よかったぁぁ。」 「全っっっっ然よくねぇ。 お前俺様が見つけなかったら死んでる所だったんだぜ!」 「とりあえず着替えなよ? ココも一応司の別荘だからなんでも揃ってるよ。」 「おぅ、まぁでもお前のサイズの洋服なんて従業員用しかねぇぞ? まぁそれで我慢しとけ。 今、あきらがキッチンでスープ作ってくれてっから、さっさと着替えて来いよ。」 そう言いながら道明寺は花沢類を連れて部屋を出ていった。 不本意ながら着替えを始める。 体に纏わり付くような服を脱ぐと、ベシャリと足元に落ちた。 部屋が暖まっているおかげで、手足の感覚は戻ってきていたが 濡れた服に密着していた体は冷えている。 しかたなしにメイド服に袖を通すと部屋を出た。 ―ガチャッ― 「おっ!牧野、大丈夫か?一応女なんだからあんま無茶すんなよー。」 呆れ顔の西門さんや心配そうにあたしを見ている美作さんにも 心配かけてごめんなさい、と頭を下げた。 「――にしても司、牧野のこの服……お前の趣味か?」 ニヤニヤする美作さんに道明寺は真っ赤な顔で弁明をしていて、 その日常的な光景にあたしはなぜかホッと安心した。 あのまま死んじゃうのかと思った。 あの時、F4が助けにきてくれて本当によかった…。 幸い別荘には電気も電話も通っていたし、いつ誰が来てもいいように あつらえていたおかげで食料や飲み物も余る程あった。 優紀には別荘から連絡もして、無事を伝える事も出来た。 ただ、外はさっきよりひどい位の豪雪でまともに出られそうもない。 ここに五人で無事に着けた事が奇跡な位だ、って道明寺も言ってた。 優紀には『五人共無事な事』、『外は豪雪で帰れそうにない事』、 『天気が回復し次第帰るから心配はいらない事』等を伝えて受話器をおいた。 食料もあるし温かい部屋、なんの心配もない………ハズだった。 一日目、美作さんの作ってくれた料理を食べて話をしたりで楽しく過ごせた。 二日目、三日目も同様。 外の豪雪は止む事を忘れたように降り続け、テレビでは数年振りの寒波の伝えていた。 *****道明寺Side***** 別荘での暮らしには何の不自由もねぇ。 料理は牧野とあきらが交代で作ってくれるし 牧野のビンボー食も悪くねぇしな。 ただ…三日目位からだな、ムラムラしたらちょっと困る。 あいつらだっているし牧野に手を出す訳にはいかない。 部屋数は多いがみんなが自然に集まっている中 俺だけ抜ける訳にもいかねぇ。 健全な男にはちっと辛くなってきたな。 「ねぇ、道明寺。なんかさ、ちょっと修学旅行みたいで楽しいね。」 なんて言われただけなのに俺はムラムラしてる。 全員でトランプとかして盛り上がっててもすげーもんもんする。 あぁああーっっ! 襲っちまいそうだぜ! *****類Side***** 「ごめん、花沢類。後ろのクッションとって貰ってもいいかな? ごめんね。」 俺は牧野にクッションを一つ投げると再び横になってトランプを続ける。 俺の向かいでクッションにもたれ掛かりながらトランプをしている牧野の 太ももが視界に入ってくる。 あー…… またあんなだらし無い恰好しちゃって。 俺だって男なのに牧野は鈍感だからな。 俺が頭ん中で牧野に覆いかぶさって やらしい事してる、なんて微塵も考えないんだろうね。 俺はさりげなく俯せぎみに体を倒すと下心を隠した。 そろそろ…限界かも。 *****西門Side***** 「あっ、西門さん! お風呂あいたよ。 いつも先に入れて貰っててごめんね。」 「あぁ、気にしないで。むさ苦しい男の入った後の風呂に レディーを入れる訳にはいかないでしょ。 レディーファーストは俺の常識だから。」 そういうと俺は着替え片手に浴場へ向かった。 別に順番が決まっている訳じゃない。 けどみんななんとなく牧野を先に入らせてやってる。 牧野の後は順不同だな。開いてるのに気付いた奴が入る。 それだけの事だ。 少し冷えた長い廊下を歩くと浴室のドアを開けた。 シュルシュルと衣服を脱ぐと手早く体を洗い浴槽に体を沈めた。 痺れるような心地良い感覚に体を任せ暖めていく。 『さっきまで牧野が浸かっていた』 それだけの理由なのに俺の体は反応していた。 中坊のガキじゃあるまいし、恥ずべき事なんだが 数日の禁欲生活のせいだろう。 一人で処理をしようか、と考えもしたがすぐに考え直した。 ありえねぇ、この俺が一人で自分を慰めるなんてやってられっかよ。 女に不自由した事なんてない。 こんなもん風呂からあがって落ち着けば余裕で我慢できるだろ。 俺は冷静を装って風呂から上がった。 *****美作Side***** おいおい、牧野ってこんなに色っぽかったか? 言っちゃ悪いが俺にとってはガキ過ぎる。 もちろんいい奴だ。いい友達だとも思ってる。 ただ、牧野を性的対象で見た事なんてない。一度もな。 「美作さん、紅茶ってどこにあるか知ってる?」 「あぁ、戸棚の上の方だから俺がやるよ。 牧野の分だけでいいの?」 「ううん、皆に持って行こうかと思って…。」 「だったら俺が持っていってあげるから座ってな。」 俺は紅茶をとるために軽く背伸びをして戸棚に手をかけた。 心配そうに見つめる牧野の方を見ると胸が透けていた。 「っっ!!??」 ガシャーンッッ!!! 盛大な俺をたてて落ちた紅茶の缶を慌てて拾うが、 頭の中はまだパニクっている。 見間違いか!? ありえないよな。 ノーブラはないだろ、いくらなんでも。 いや、まてよ。 ここには従業員用の制服はあるが下着まではない。 って事は洗い替えがない? 俺らは司の為の新しい洋服や下着もあったから不自由してないが 牧野は洗濯せざるをえないんだから下着を干している間は ノーブラでもおかしくはない……か? っつー事は下も…? ―ゴクリ― 俺はどうにか動揺をごまかし牧野に紅茶を渡した。 俺、さすがに襲っちまうかもしんねーな。 やべー…。 四日目、変わらない風景にいい加減飽きてきた頃 トランプにも飽きてきた。 最初は盛り上がってたけど、今はする事がないからしてるだけで あたしもだけどF4も退屈ぎみ。 「あのよー…… 野球券しねぇ?」 「――は? 何いってんのあんたっ!? 確かにする事ないし退屈だけどそれはナイでしょっ。」 「いいねー、面白そう。」「西門さんまで!もー!」 「俺は…別にいいけど。」 「俺もいいぜ。トランプには飽きてきた所だしな。」 「……冗談…よね?」 「「「「 超 本 気 」」」」 あたしは笑顔のF4に圧倒されてしまいゲームがスタートした。 五人でじゃんけんして、1番負けた人だけが一枚脱ぐ というルールになった。 どうか勝てますようにっっ まさかこんな事になるなんて…。 異様な盛り上がりを見せつつじゃんけんをすると、道明寺が最初に負けた。 「マジかよ! チックショーッッ!」 ――バサッ―― 勢いよく上着をぬぐとTシャツになった。 ゲームは淡々とすすみついにあたしにも負けが…。 みんなも脱いでる中あたしだけ無理、なんて言えない。 絶対言えない。 まずエプロンを外した。 よかった、エプロンがあって本当によかった。 と、思いきや連敗。 スカートにふるふると手をかける。 「……脱ぐとこ…あんま……みないで…。」 恥ずかしくて耳の先までアツクなる。 その場に立ち、サッと脱いで急いで座った。 上のカッターシャツをなるべく下に引っ張って下着を隠した。 道明寺も、花沢類も、西門さんも、美作さんも あたしを見てる…。 食い入るような視線を感じ、 前を向いてられなくてあたしは下を向いていた。 雪が窓を激しく叩く音が響く中、部屋は静まり返っていた…。 沈黙が痛い。 沈黙を破ったのは道明寺だった。 「――わりぃ、限界こえたわ。」 かすれたような上ずった声でそう呟いたと同時に あたしに覆いかぶさっていた。 荒々しくキスで口を塞ぐと、体に手をはわしてきた。 「――ンンッ! …や…だっ…。」 助けを求める様に花沢類達を見ると、 ―バサッ― と上着やズボンを脱いでいる所だった。 聞こえるのはあたしの口から漏れる声と衣擦れの音だけ。 狂宴が始まってしまった。 「牧野…、俺も限界。イイ?」 花沢類があたしの足に手を這わせる。 ひんやりとした手があたしを敏感にさせていく。 「見た事ねぇ世界に連れてってやるよ。」 ニヤリと笑みを浮かべた西門さんがあたしの手の指先を口に含んだ。 クチュ…とやらしい音と共に指に舌を絡ませる。 ヌルヌルと指の間を舐められ粟立つような快感に溺れていく。 「牧野、ごめん。俺も止めらんねぇよ。」 美作さんがあたしを座らせたかと思うと 後ろから抱え込むようにして胸に手を回す。 円を描くような丁寧な愛撫で、あたしの体はビクビクと動いてしまう。 四人があたしの体を蹂躙し、眼下に拡がる狂ったような光景に 気持ちの高ぶりを抑えられない。 ビクッ!! 誰かの指があたしの中に入っていく。 何の抵抗もなくあたしは指をくわえ込んでいき、出し入れされる指に翻弄される。 あたしの気持ちイイ所を探るように動かし、声を上げた所を 執拗にせめる。 交代にキスをされていて、誰の指か見る事もできない。 西門さんが胸にキスしたかと思うと舌で愛撫する。 女の子の扱いを知っている西門さんはすごく上手くて、 舌で強弱をつけてあたしを攻め立てる。 その間もあたしの中にある指は激しさを増して、 掻き回すようにして大きな水音をたてた。 グチュッ、グチュッと音が断続的に響いて、四人の荒い息遣いが聞こえる。 「―あっ、あっ、だっ…めぇっ!」 体中を攻められ続けて絶頂が近付く。 視界の端に膝立ちでこちらを見る道明寺に気付いた。 手をせわしなく動かし、自身を擦り上げている。 熱っぽい目であたしを見つめながら、 シュッ シュッ と行為に没頭している。 「ねぇ… イキそうなんでしょ? 締め付けすごいよ。 キュウキュウなっちゃってんじゃん…。」 耳元で花沢類が囁きながら耳たぶに舌を這わせた。 カーッッッと血が上ったようになって………っ。 「ンっ! ぁあアアアッッ! 」 ビクビクっ!!と体が跳ねた。 あたしの花びらは、指をくわえたままドクッッドクッッと 脈をうつように花沢類の指を締め付ける。 「あーあ…。 イッちゃったの? すげ…ビショビショ……。」 ぬらぬらと、いやらしく光る指をあたしに見せつけると ククッと笑った。 「すげー色っぽいな。胸もピンピンに硬くなってるぜ。」 西門さんには胸を攻められて 美作さんには激しいキスをされて、あたしの体の熱は冷めそうにない。 「すげー感じてたな。 俺がビショビショの所に蓋してやるよ。」 道明寺が嫉妬に満ちた顔であたしの中に自身をねじ込む。 イッたばかりなのに大きい道明寺自身がねじ込まれ、 快感から鳥肌がたつ。 「――アぁ… 。 …ハァッ、 ハァッ …。」 キツさからか道明寺からは時折喘ぐような声が漏れ、 腰を激しく打ち付けられる。 「…ハッ… 牧…野、 気持ちイイ……か…っ……?」 腰をグラインドさせる度に喘ぐ様に聞かれて、あたしは 息も絶え絶えに 気持ちイイ… と答えた。 「牧野……。そんなやらしい姿見せられたら 俺だって我慢出来ねぇよ…。」 美作さんがあたしの口元に自身を近付ける。 「―――ダメ?」 あたしは返事をするかわりに クプッ と口に含む。 「ンッ! ンッ… ンンッ!」 道明寺に突き上げられながら上半身を斜めに起こして 美作さんのをくわえる。 嫉妬にかられた道明寺の突きはどんどん激しいくなって あたしは歯を立てないように必死で舌を這わせる。 「――はぁッ、…も…出そ…ッッンンッ!」 道明寺のがグゥッと大きくなったかと思うと弾けるように 射精が始まった。 ビュッ ビュッ ビュクッ 熱い精液がお尻のあたりにかかった。 「じゃあ交代ね。」 美作さんがそう言うと、クチュ…と口から自身を抜き下へ回った。 美作さんはあたしの腰を掴むと、自身を突き立てた。 「あっん……すご…硬い…よ…ぉ。」 「牧野のも…最高… っっ…」 硬くて熱い物があたしの中を蹂躙する。 「牧野がこんなに色っぽいなんて知らなかったぜ。 もっと乱れろよ…。」 西門さんがあたしの口に指を入れてきて、 開いた口から喘ぎ声が零れていく。 「――ンンッ!! …アアァ…」 「牧野…… イキそう…。 激しくしてイイ?」 美作さんはあたしの返事を聞くより先に突き上げてきた。 体が揺すられて胸もフルフルと揺れている。 「――ンッ…ッッ…!」 美作さんは自身を抜くとあたしのお腹に出した。 びっくりする程の熱い液体があたしの脇腹をツツーっと流れた。 「次は……… 俺だな。 ―――狂わせてやるよ…。」 西門さんが美作さんと交代するようにあたしに覆いかぶさる。 道明寺と美作さんはバスローブを羽織りソファーに掛けてニヤニヤと眺めている。 ――ヌルッ……ヌルッ… 西門さんは楽しむようにあたしの花びらを自身で擦る。 中に入れる訳でもなく焦らすように、蕾もヌルヌルと円を書くように自身で愛撫する。 「西門…さ…んッッ! ……やぁ…も…入れて…ハァッ!!」 貪欲なあたしな体は、疼いておかしくなってしまいそうだった。 「もう?――欲しいの? 上に来ていいよ。」 西門さんは仰向けになるとあたしを引っ張って上に座らせた。 また焦らすように自身を押し付けられ、 たまらず体重をかけた。 完全に入りきると、西門さんは上半身を起こして耳元で囁いた。 「……ハッ…入ったよ。 すげぇグチグチ音がしてんな。 見てみ。」 座位になった状態で結合部をみると あまりのいやらしい光景に恍惚としてしまった。 「牧野、俺も気持ちよくしてよ。」 座ったまま喘ぐあたしに、花沢類が声をかける。 あたしは花沢類のを手で軽く握るとクチュクチュと上下に擦る。 「――あー……そう…イイよ…っ」 少し目を細めると愛おしそうにあたしの髪を撫でた。 その時西門さんが、あたしの足をつかむと自分の肩にのせ 大きく開いた。 恥ずかしさで目を思わずつぶっていると角度をかえて突いてくる。 グッ!グチュッ!グチュッ! と水音をさせながら感じる所だけを的確に攻めてくる。 それだけでもイキそうだったのに西門さんは指で蕾の側面をさすりだした。 「アッ、アッ、アァァッッ!」 あたしは壊れたように声を漏らし高ぶっていった。 中と外を攻められて快感にのまれていく。 「――ヤッッ!…もぉ…おかしくッ………なっ…ちゃう…ッッ!!!」 「おかしくなっちまえよ、イけ、いいぜ……ッッ」 ビクビクっっ ビクッ あたしの花びらが痙攣したようになったと同時に温かい液がピュッと出た。 西門さんは追い掛けるようにビクビクと体を震わせ、 あたしの太ももに射精した。 生まれて初めての潮吹きに、信じられないのと 快感で頭はモヤがかかったようにぼんやりしていた。 ハッハッ、と浅い呼吸を繰り返し あたしの体はまだ快感に酔いしれていた。 「―――やっと、俺の番だね。 ゆっとくけど、ちょっとやそっとじゃ俺、満足しないよ。」 花沢類はにこやかにあたしの首に手を回すと、 激しいキスをしてきた。 花沢類のは1番おっきくて、手でした時も指が回らない位だった。 もう性欲に支配されたあたしの体は、すぐにでも犯して欲しくて キスの間もトロトロと愛液を溢れさせる。 「悪いけど、これから牧野は俺の貸し切りね。」 ヒョイっとあたしを抱えあげるとスタスタと歩きだした。 一つある部屋に入ると、ベッドに乱暴にあたしを俯せに寝かせた。 「朝まで、俺でイッパイにしてあげるよ。」 花びらに自身を添えると、腰をゆっくりと進める。 物凄い圧迫感。 大きいのにビショビショに濡れた蜜壷はなんなく受け入れた。 「――ンクッッ……おっきいぃ……ハァッ…ンッ」 「牧野のも…キツキツだよ。 ハァッ…」 花沢類は後ろから抱え込むようにしてあたしに数回出し入れすると、 あたしの体ごと横に向けて寝転んだ。 入ったままなのに動かない花沢類に焦れていると、 耳たぶを甘かみしながら言った。 「…ねぇ、牧野はポリネシアンセックスって…知ってる?」 フルフルと首を振るあたしの胸を触りながら、 「――乱れさせてあげるよ。」 と言いながらグゥッと腰を押し付けてきた。 何分たったかわからない、けどあたしのアソコはヒクヒクと求めていて 花沢類のも時折ビクンッとあたしの中で動く。 「――お願…い……ッッ 動いてぇっ……。」 「…ハァ…まだ…ダメ…ッッ」 花沢類も興奮しているのか息が上がっている。 静かな部屋の中、あたしの蜜壷には花沢類のが入っていて 滑らかな快感があたしをおかしくさせる。 「もぉっ……無理…ッッ! 許して…ッッ ……」 あたしは我慢出来なくなって花沢類に花びらを押し付けるように体を揺する。 快感を求める体は止められなくって 腰を揺すると花沢類のを出し入れした。 グチュッ、グチュッ、 はっきり聞こえる音があたしの興奮を露呈する。 「我慢出来なくなっちゃった? ―――イケナイ子だね。 ……おしおきだよ。」 花沢類はまたあたしを俯せに転ばして上に覆いかぶさると グイッと腰を持ち上げた。 お尻だけをあげたような恥ずかしい恰好にすると、 腰を打ち付けてきた。 「―――ハァッ、ハァッ、ハッ、……こうして欲しかったの?……ッッ」 「ァアッッ!! ヤァッッ、……イクッ、イッちゃうよ…っっ!」 パンパンと肌のぶつかる音をたてながらあたしの中に激しく突き上げてくる。 あたしは嬌声をあげてイッた。 なのに花沢類は許してくれなくて、 バックで突きながら蕾を摘む。 「牧野…ッッ……イッちゃったの…?……ハァッ…」 普段の花沢類とは別人みたいな激しくて、あたしの体はゆさゆさと揺れる。 「……あー…ッッ……出る…ッッッ……ンンンッ!!!」 あたしの腰を掴むと、花沢類は抱え込むようにして 自身を最奥にと押し付けた…と同時に ドクンッ…ドクッ…ドクッ…ッッ と射精した。 「中……に…出てるよ…ッッ ハッ…ハァ…」 腰を押し付けたまま花沢類はあたしの首筋にキスをした。 首筋へのキスを最後に、疲労からかあたしは意識を手放した。 目覚めると花沢類が横に寝ていて、スープのいい匂いがしていた。 モタモタとけだるい体を起こして服を着ると部屋を出た。 道明寺と西門さんはテレビをみていて 「おぉ…体は大丈夫かよ。」 とか 「だいぶ疲れたでしょ?ゆっくり寝てていいよ。」 とか労ってくれた。 美作さんがキッチンから 「おはよ、大丈夫?座ってな。 無理させてごめんな。」 と声を掛けてくれてソファーに腰掛けたけど、 恥ずかしすぎてみんなの顔を見れないでいた。 その日は嘘の様に雪が止んで、信じられない位スムーズに最初の別荘に帰れた。 別荘に入る前、F4全員に頬にキスされた。 明日からはまたいつも通りになるけど、 きっとこんな刺激的な事は二度とない…と思う。 *****その後の会話***** 美 「なぁ……、あの時お前最初っからヤルつもりだったのか?」 司 「バッ…!んな訳ねーだろ!! なりゆきっつーやつだよ!」 美 「けどよー、じゃあなんの為に脱がそうとしてたんだよ。」 司 「そっ……それは…、その、……の為に……ゴニョゴニョ…」 西 「聞こえねーよw」 司 「―――下着姿とかを脳に焼き付けといておかずにしよーと思ったんだよッッ!!」 西 「wちょwwおまwww」 美 「さすが童貞は考える事がちがいますなぁw」 西 「全くですなぁww」 司 「もう童貞じゃねーよ!!」 類 「―――あのさ…、アレってまたヤルの?」 西、美、司 「――― ゴク ッ ……」 続編:敵わない(花沢類×牧野つくし) SS一覧に戻る メインページに戻る |