千秋真一×野田恵
![]() 「……できた?」 「ハ、ハイ……。」 「じゃあ、今度はそこのくびれた所をそう…円を描くように……。」 きゅ…きゅ…… 「はぁっ…んっ……。」 「こ、こうデスか……?」 「うん、おまえ…なかなか上手……。」 「先輩の…またピクピクしてます……。」 「うん、そうだな……。そしたら次は、親指をその裏側に当てるようにして…うん、そう…そうしながら上下に……。」 にゅ…にゅ…にゅ…… 「こ、これ位の速さでいいんデスか……?」 「はぁっ…う、うん……。いい感じだから…そのまま続けて……。」 のだめはオレの教えた通りの指使いをしているだけなのに、何でこんなに感じてしまうのか。 愛する女に自分のモノを愛撫してもらうという事は、男にとってこれほど官能を刺激する事はないということか……。 「はぁっ…の、のだめ……。さっき口でしなくていいって言ったけど……。」 「え?」 「その…先端にだけでも……キス…してくれないか?」 「……いいですヨ?」 どうやら自分の愛撫で、オレが女みたいな声を出すのが楽しくなってしまったらしい。 のだめはオレのお願いを嬉しそうに聞くと、目を伏せてオレのペニスの先の方へ、顔を近づけてくる。 のだめはオレのモノの鈴口辺りの手前でいったん顔を止め、小首をちょこんと傾げこちらを上目遣いで見た。 「ここに、ちゅーデスか?」 「……う、うん。」 ―――くそー。可愛いじゃねーか!どこで憶えたんだ!そんな仕草!! 本当にこいつは小悪魔だ。無意識でもオレを翻弄するやり方をちゃんと知っている。 のだめはオレを上目遣いで見ながら、ぷっくりと柔らかい唇を少し尖らせて、そこに寄せた。 ちゅ…… 「あっ……。」 先程からの、こいつの指の愛撫で痛いほど敏感になってるから、僅かな刺激にでもオレの声が漏れてしまう。 のだめは唇を離すと、一瞬悪戯な光を瞳に浮かばせてこちらを見て、そして――― ペロッ! 「うわぁっ!!」 ―――オレのソコを舌で舐めた。 予想だにしてなかったのだめの攻撃に、不覚にもオレは情けない程感じてしまい、大きな声を出して仰け反ってしまった。 「うきゅきゅ〜♪先輩、感じてるんですか〜?」 「なっ……。」 「『うわぁっ!』だってーー!先輩、気持ち良かったんでショ?ほらほらっ♪」 そう言うと、のだめはオレのペニスを扱くスピードを速めてきた。 ぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃ…… 「こ、こら…バカっ…やめろ……あっ!」 「ヤじゃないくせに〜!あっ!また先の方から何か出てきましたヨ〜?ほ〜ら!」 のだめは再び溢れてきたオレの先走りを、手を使って扱きながら楽しそうに掬い上げると、更に激しく上下に扱き続ける。 「う…わぁ…バカ…もう…はぁっ…本当にやめろってっ……!」 「ほわぁー!先輩またムクムク大きくなってきましターー!!しゅご〜い!」 ―――くそー!ここでこいつに負けたら、オレのプライドが許さねー!! オレはのだめの攻撃に何とか耐えながらも、反撃を開始した。 のだめはオレのペニスを扱くのに夢中になってるから、実際、こいつの身体は全身隙だらけだった。 オレは右手を静かにのだめの秘部に近づけると、中指を一気に蜜口に突き上げた。 ズンッ!! 「きゃああっ!」 さらに開いている左手で、のだめの豊満な乳房を乱暴に揉みしだく。 むにゅんっむにゅんっ!! 「あんっ!あんっ!」 「……ほら、どうしたのだめ。手が止まってるぞ?」 「やんっ…センパイ……ヒドイ!」 「オレを気持ちよくしてくれるんじゃなかったのかー?んー?」 のだめはオレの与える快感に耐え、身を捩じらせながらも、オレの硬くなった昂ぶりへの愛撫をぎこちなく再開した。 「何だのだめ、さっきよりもスピードが落ちてるぞ?もっと早くやってくれないのか?」 「やんっ…センパイが…のだめにイタズラするから……ああっ…はぅっ…センパイだって……えぃ!」 「うっ…はぁ……あ、の、のだめのくせに……生意気っ……。」 オレは指を二本に増やしてのだめの膣内をかき回す。もちろん感度のいいこりこりの乳首への攻撃も忘れない。 すると負けるものかとのだめも必死になって、オレのペニスを痛いほど強い力で上下に扱いている。 お互いの弱い所を攻撃しあいながら、オレ達はどちらが先に根を上げるか戦っていた。 しばらくの間、お互いの息遣いとそれぞれが発する淫靡な水音だけが部屋の中で響いていた。 ふと、のだめの顔を見ると、一生懸命動かしている手とは裏腹に、こちらをどこか陶酔した表情で見ている。 オレ達はお互いを愛撫しながらも自然と顔を寄せ、いつの間にか深い口付けを交し合っていた。 ちゅ…くちゅり…… キスを交わしてる内に、二人の気持ちがより一層ひとつになってきたのを感じる。 ―――もっと…もっと…のだめと深くつながって、ひとつになりたい……。 のだめもそう思っていたのだろう。 オレ達はどちらかともなく愛撫の手を止めると、のだめはオレの首にきつく腕を絡ませ、オレはのだめの細い腰を強く抱き寄せた。 そして身体を限界まで密着させながら、舌を絡めお互いの唾液を飲みあい、濃厚なディープキスをする。 「のだめ…もっとのだめを感じたい……。」 「のだめもデス…先輩……。」 「なぁ…おまえの中に…挿れてもいいか……?」 「……ハイ。」 今にも消えそうな小さな声だったが、確かにこいつは今、オレに『ハイ』と言ってくれた。 俺は先程忍び込ませておいたゴムを、マットレスとベットの間から引き抜くと、ゆっくりと慎重に自分のペニスに装着した。 のだめはその様子を真っ赤な顔をして、食い入るようにじっと見詰めている。 「ゴム見るのも初めて?」 「……ハ、ハイ。」 「多分大丈夫だとは思うけど一応、な。おまえ今、安全日辺りだし。」 「あ、安全日ぃっ!?な…何で先輩が…のだめのそ、そんな事、知ってるんデスか!?」 「当たり前だろ……?男なら恋人の周期くらい把握していて当然だし……。 オレ…おまえの事、大事に大切にしたいし……。だからちゃんと避妊はする。」 「……ハイ。」 のだめは照れたように微笑する。オレの気持ちがちゃんと伝わっているようだ。 軽く胡坐をかいたオレは、のだめを自分の上に跨がせる。 初めてのこいつには、深い挿入感が得られて、お互いの顔が近いからキスしやすい、対面座位がいいと思ったのだ。 少なくてもこの体位なら、痛めている背中にも負担が少ない。 のだめはおずおずとオレの上に跨るが、眼下にそそり立ってのだめを待ちわびているオレ自身を見て、少し怖がっている様だった。 「大丈夫…のだめ。降りておいで……。」 「でも……。」 「怖くないよ……。身体は痛くない筈だから。」 「でも……。」 「ほら……おいで?」 のだめがゆっくりと腰を下ろしてきたので、オレはすべすべの、まあるく可愛いヒップに手を添えた。 そしてもう既に硬く張り詰めているオレ自身の昂ぶりを、二度三度のだめの花びらの中で捏ねながら蜜を絡ませると、 導くようにそのとろとろの蜜口にあてた。 ちゅぷ…… 「ゆっくりでいいから……そう。」 ちゅぷっ…ぬぷぷぷぷ…… 「んんん……。」 「そう…そのまま……。」 オレの昂ぶりが半分程のだめの蜜壷に呑み込まれた所で、のだめはピタリと止まった。 「のだめ…もっと腰を沈めて……。」 「あんっ……センパイ…のだめ…もう入らない……。」 「だめ。まだ全部入っていない……。」 「やぁ…こんなに大っきいの……もぅ…無理デス……。」 「無理じゃない…から。ほら……おいで……。」 オレの目を潤んだ瞳で見下ろしながら暫く逡巡すると、のだめは意を決したように再び腰を下ろしてくる。 オレはそのタイミングに合わせて、のだめを下から思い切り突き上げた。 ズンッ! 「やぁぁーーっ!!」 「……うっ。」 そうしてオレは自分自身の猛りを全て、のだめの中に一気に埋めた。 のだめの膣内は十分に潤っていて、淫靡な蜜がヌルヌルとまとわりついて、オレをしっかりと咥えこんでいる。 対面座位のせいかいつもより二人の股間が密着して、オレのモノの根元への締め付けも……強い。 そんな深い快感にオレは軽く眩暈を起しながらも、のだめの手前、なるべく平静をよそわなければと、密かに呼吸を整える。 何とか落ち着いた所で、未だ腰を落としたまましがみ付いて固まっている、のだめの頬にちゅ…と口付けした。 「……のだめ見てみろ。オレのが全部、おまえのココに入ってるだろ……?」 「やぁ…ん……。」 「のだめ、下をちゃんと見てみろって。」 のだめは真っ赤な顔をして、おずおずと自分の股間の方へ目をやる。 「見えた……?」 のだめはこくんと頷いた。 「その、さっきの……。」 「さっきの?」 「さっきの…セ、センパイの…大っきい…のが……のだめの中に…いっぱい…ぜ、全部入ってて……も、ヤだっ!」 のだめはそう言うと、顔を両手で覆ってしまった。そしてイヤイヤをするように首を振る。 「オレ、別に全部説明しろとは言ってないけど?」 「ムキャーー!!セ、センパイのえっち!」 のだめの感性なんだと思うが、セックスにおいてもこいつは、オレの与える快楽を無邪気に感じて、それを素直に表現する。 気持ちがよければそれをちゃんと言葉にしてくれるし。 しかもそれを口にした後で盛大に恥らったりするから、すごく男心をくすぐられて……。 今までオレが付き合ってきた過去の恋人達は、ここまで純粋にオレとのセックスを表現してはいなかった。 オレはのだめの顔を覆ってる両手を、手首を掴んでやんわりと取り去る。 「のだめ…痛くはないだろ?」 「……ハイ。」 そう言うとのだめはオレにしがみ付いてきた。オレも堪らずのだめの華奢な腰に手を回すとぐっと引き寄せる。 「千秋先輩……。のだめに、ちゅーして下サイ……。」 「ん、いいよ……。おまえ…本当にキスが好きだな?」 座位だから、のだめの方がどうしても高い位置にある。 ちょうどこいつの喉元辺りにオレの顔があるから、オレは見上げる様に…のだめは少し屈む様にして…口付けを交わす。 「……いつもと反対だな。オレを見下ろしながらキスするのはどう……?」 「ふふふ。何かチョト優越感…ありますネ。」 「そっか……。」 ちゅっ…ちゅっ…と音を鳴らしてしている軽いフレンチキスも、いつの間にかお互いを食むような熱い愛撫に変わる。 れろれろれろれろ…… オレは右回りで、のだめは左回りで、お互いの舌先を絡ませて回しながらオレ達は貪り合う様に舐めあっていた。 そしてくちゅり…とお互いの舌を口内に入れあいながら、何度も何度も深く蹂躙しあう。 「なぁのだめ……。」 「ん…はぁ…ふぁい?」 「今オレ達さ…上の口でも……下の口でも、深い口付けをしているの、気がついた?」 「ふえっ?」 のだめのその返事を聞くや否や、オレは固く繋がっている腰を少し揺らした。 「んあっ!!」 「ほら……な?のだめの下のお口が、オレのを根元から咥え込ん」 「ぎゃぼーーーー!!先輩のその言い方、いやらしいっーーーー!!」 オレの言葉を遮ると、全身をピンク色に染めて、のだめが叫んだ。 するとその瞬間のだめの膣内が、きゅっ!とオレのペニスを軽く締め付ける。 どうやら自分の意思とは裏腹に、オレの言った言葉にすごく感じてしまったようだ。 「……下のお口はそうは言っていないみたいだけど?」 「もぉっ…もぉっ!!先輩は本当にカズオですっ!!」 「ははは。なぁ…そろそろ動かしても……いいか?」 「……っ!」 返事は無かったが、のだめは再びオレの首に腕を絡ませてぎゅーっとしがみ付いてきたので、オレはそれを同意と取った。 オレはゆっくりと腰を揺らし始めた。 ぐちゅ…ぐちゅ… 腰を上下に動かすたびに、のだめの蜜壷から零れ落ちた蜜が、深く繋ぎあったそこから卑猥な水音を出してお互いの股間を濡らす。 のだめは息を止めて、オレの揺さぶりを必死に耐えていた。 「のだめ…声出して……。可愛い喘ぎ声、聞かせて……。」 「んはぁ…のだめ……のだめ……どうにか…なっちゃいそうデス……。」 どうやら今までとは比べ物にならない程強い快感に、それをどう表現したらいいか分からないようだ。 「いいから…感じるままに……。音楽と一緒だ……。」 「あっ…ふぁっ…おん…がくっ……?」 「そう…ピアノを弾く時みたいに……全身でオレを感じるんだ……。」 オレはそう言いながら、自分も堪えきれず激しく突き上げを開始はじめた。 じゅぷっ…じゅぷっ…ぐちゅっ…… 「あっ…あんっ…やぁっ…センパ…やぁんっ!」 「……くっ。」 のだめの臀部を持ち上げながらオレは激しく腰を前後する。 のだめの熱い膣内の中を往復する度に、中からぐちゅぐちゅと新しいのだめの蜜が溢れてくる。 太ももの付け根を持ち上げ、降りてくるタイミングにあわせて突き上げると、一段と嬌声を上げた。 「んんっ…やぁ…ああーーーっ…イイっ!」 「“イイっ”?……のだめ気持ちいいのか?」 オレに貫かれながらのだめは言葉にならないといった様子で、ただ首を上下にブンブンと振る。 「もっともっと…気持ちよくしてやる……。」 オレはのだめの腰を掴み、最奥目指して、硬く張り詰めた猛りを一気に捻じ込んだ。 ギシッ! 「きゃあぅ!」 オレはのだめの「イイ所」である膣奥を突き破るように突き上げる。 ギシッギシッギシッギシッギシッギシッギシッギシッ…… 「やぁんっ…あんっ…あんっあんっ…ああーーん!」 ベットのスプリングを利用しながら、オレはペニスを支点にして、のだめを跳ね上げ躍らせる。 「あっ…センパイぃ…そこっ…気持ちイイぃ……やぁんん…ああっ!」 「はっ…奥まで…はぁっ……オレのが当たってる……?」 「ああっ…奥までぇっ…センパイのがっ…奥まできてマスぅっ……!」 オレのペニスに、のだめのねっとりとした蜜が絡みつく。 奥に突き上げる度にぐにぐにといやらしく締め付ける膣壁のヒダに、 オレは今にも自分の欲望を、こいつの中にぶちまけてしまいそうになる。 「あっ…すごぉ…やぁんっ…ダメ…ダメぇ…センパイ…もっ……ダメぇぇ!!」 「っく…ダメ……?嘘つけ……はっ……そう言いながらのだめ…自分から腰動かしてるぞ……?」 いつの間にかオレの上で、のだめは自ら腰をくねらせ始めていた。 腰を高く上げ、オレの股間に恥骨を擦り付ける様に、上下に動かしている。 眼下にはオレの胸で押し潰されているのだめの豊かな双乳……見れば小さな乳首はもうビンビンに立っていた。 オレがペニスを奥深く捻じ込む度にのだめは双乳ごと下から上へ、オレの胸で感じやすい乳首を自分で擦っていた。 ―――こんなやり方、まだ教えてもいないのに……。恐ろしいヤツ……。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |