千秋真一×野田恵
![]() 「あんっあんっ…ダメぇっ…やんっ…ああっ…のだめっ…イっちゃ……!」 「……イっちゃう?」 快感に大きく弓なりに仰け反る度に、のだめの白い喉から胸までがオレの眼前に広がる。 オレの大好きな、まあるく大きな二つの膨らみが、のだめが腰をくねらせる度にブルンブルンと上下に揺れていて……。 オレは堪らず腰から手を離し、その豊かな双乳をぐにゅぐにゅと揉みしだいた。 「あああああっ!」 そして片方の乳房にむしゃぶりつくと、思い切り吸い上げながら歯をたてた。 カリッ……! 「きゃぅっ!あーーーーーーーーーー!」 自らくねらせていた腰を落とした瞬間と、オレが与えたその愛撫が同時だったらしい。 のだめは膣をキュウッと締め付けビクビクと痙攣させると、気を失ったようにオレにドサリと凭れ掛かった。 「はぁっ…はぁっ……のだめ……イっちゃったのか?」 オレの胸の中ではぁはぁと荒い呼吸をしながら、のだめの身体は達した後も断続的に痙攣している。 完全には気を失っていないようだが、快楽の波に連れ去られ、意識が飛んでいる事だけは確かなようだ。 オレは自分のモノをのだめの中に入れたまま、暫くその余韻を楽しんでいた。 ********** ―――快楽の高みから、白い激流の中へと身をダイブさせた私に…… ―――身体の奥の方が何かの刺激に反応して、早く“目覚めろ”と言っている……。 「……気が付いたか?」 ぼんやりとした頭で声のする方を見ると、千秋先輩が優しい表情で私を覗き込んでいた。 「さっきののだめ……すっげーいやらしくて可愛かった。」 そう言って頬っぺたにちゅっとキスをする。 私はうっとりとそのキスを受けるが、自分の中で何かがピクピクと動いて、今どんな体勢でいるのか気がついた。 ……私はイってしまった時と同じように先輩に跨り、そして自分の蜜壷はいまだに先輩を全部…挿れたままだった。 「ヤだ…ち、千秋先輩……。」 「……何がイヤなんだ?」 そう言う先輩は満面の笑みを浮かべてすごく嬉しそうだ。 「んっ……んんっ。」 さっきから先輩は、自分のモノを締めたり弛めたりして、私の中でピクピクと動かしている。 その動きに反応して、自分の意思とは関係なしに、私の中も恥ずかしいほどピクピクと動いていた。 先程、私に目覚めを促していたのはこれだったのかと気がつき、羞恥に耐え切れなくて、私は顔を伏せた。 「ん?のだめ、どうした?」 「先輩…またのだめだけ…イっちゃったんですか……?」 「うん。そうだな……。」 先輩のモノは、未だ挿れられた時と同じ硬さと大きさを保ったまま、私の中をぎゅうぎゅうと圧迫している。 「ヤだ……。なんでのだめばっかり……。」 「オレ、おまえがイった所見るの、好きなんだけど?」 「ムキャーー!先輩のムッツリスケベ!」 「ははは。」 そう言って先輩は私を抱っこすると、先程の折り畳んだ布団と枕の上に私を仰向けに寝かして覆いかぶさる。 もちろんその時も、私達の大事な所はしっかりと繋がったままだ。 「……んんっ。」 「背中痛くない?」 「……だ、大丈夫デス。」 ―――こ、これってその…正常位……? これからスル事を理解して、真っ赤になってしまった私に気がついたのか、先輩はクスリと笑みを漏らす。 「のだめ…今度は一緒にイこうな……?」 「ハ、ハイ……。」 先輩は笑いながらそう言うと、顔を寄せてきた。 先輩が私の身体により密着するほど、先輩の太ももに私のはしたなく開いた両肢が自然と絡みつき、繋がりが深くなる。 「ん…んんっ……。」 先輩がくれる深いキスだけで、私の中から新たな蜜が溢れてくるのが分かる。 舌を絡める濃厚な口付けを交わした後で、先輩は次第に胸元の方へ唇を滑らせていった。 ちゅうちゅうちゅう…… 先輩はまた、わたしの胸の先端を幸せそうにしゃぶっている。 さっきここで先輩におっぱい星人と言って急にイジワルされたのを思い出して、今度は黙っていた。 先輩は私の乳首から唇を離すと、今度は私の胸の谷間に顔を埋め、 自分の両手で私の二つの膨らみを顔に挟んで、うっとりとした顔でパフパフしていた。 「あーーおまえのって…ホントすっげーふかふかで柔らかいよなーー……。」 先輩がそういうのを聞いて、数日前に由衣子ちゃんに言われた言葉の意味を、私はようやく理解した。 「のだめ、由衣子ちゃんにも同じ事…言われましタ。」 先輩は吃驚した様に私の胸から顔を上げた。 「えっ!?ゆ、由衣子に?な、なんでっ?」 「のだめ、三善さんち来てから毎日由衣子ちゃんを抱っこして寝てたんデス。 由衣子ちゃん、『真兄ちゃまの気持ちが少し分かっちゃった。』とも言ってましたヨ。」 「っげ!」 先輩は耳まで真っ赤になると、身体を起した。 「おい、由衣子にはオレが同じ事言ったの、絶対しゃべるなよ……?」 「えーーどうしよっかなーー?千秋先輩、のだめに口止め料下サイ!」 からかうような口調で私が言うと、何故か千秋先輩は不敵な笑みを浮かべた。 「じゃあ、今からたっぷりと払ってやる……。」 ズン! 「あんっ!」 先輩に急に突き上げられて、私はあられもない声を上げる。 「口止め料……。こんなもんじゃ、まだ足りないだろ?」 そう言いながら、私の上で先輩が緩やかに動き始めた。 先輩のモノが私の中を往復する度に、私達の繋がっている所がぬちゅぬちゅと音を立てて、淫らに歌っている。 先輩はゆっくりと抜き差ししながらも、私の蜜壷を確実に責め立てていた。 「ああっ…あっ…はぁっ…ん……あんっ。」 「のだめの…中、溶けそうに熱くて……気持ちいいよ……。」 始めはスローだった先輩の腰の動きが、徐々に激しいものへと変わってゆく。 先輩は、自らの熱い杭を、加速しながら私の中に打ち込み始めると、 その動きに呼応するように、私の胸の膨らみも、ぷるんぷるんと弾むように上下に踊りはじめた。 「はぁっ……のだめの…おっきなおっぱい……すっげぇーやらしく…揺れてるっ……。」 「やんっ…あんっ!ヤだ……そんなコト…言っちゃっ…ああんっ…んっ……。」 先輩は堪らないと言った様子で私の胸に両腕を伸ばすと、むにゅむにゅと揉みしだきながら高速で抽迭し続ける。 「あぁ…んんぅ…あっ!…センパ…イ…もぉっ…やぁぁんっ…。」 膣内を掻き出される様な強い快感に、私は翻弄され、あられもない声をあげ続けていた。 身悶えて喘ぎ続ける私の痴態に、満足そうに笑みを浮かべながら、先輩はパン!パン!パン!と激しく腰を打ち付けている。 もう何も考えられない……。その飛ばされそうな感覚に、私は再び限界が近づいてきたのを感じた。するとその時――― にゅるん……!! 「やぁぁぁぁんっ……。」 先輩が私の中から、唐突にいきなりモノを抜き出した。 悦楽の頂点へ先輩と一緒に駆け上がり始めていた筈なのに、その手前で一人放り出されて、一瞬何が何だか分からなくなる。 ―――もう少しで…イキそうだったのに……。 ……はしたない事を考えてしまった。 先輩にも私が今考えている事が伝わったのか、どこか嬉しそうな悪戯っ子な表情をしてこちらを見下ろしている。 「くっくっく……ちょっと待ってろ……。」 先輩はそう言って笑うと、裸のままでベッドを降り、ソファの方へ歩いていく。 すると、自分の大きく開いたままの股の間から、全裸の先輩の後姿が見えた。 先輩の小ぶりのヒップはきゅっと上がっていて、その艶っぽさにドキドキしてしまう。 たくましい背中…しなるような背筋…そして背中一面に光る汗……。 先輩の裸は女の私から見ても、くらくら眩暈がする程とても綺麗だった。 「お待たせ。」 先輩はソファに置いてあった背当てクッションを掴んで、再びベッドに戻ってきた。 「のだめ…ちょっと腰を上げて?」 そう言われて私は素直に、背中をブリッジする時のように浮かせると、先輩はそのあいた空間に背当てクッションを挿し込んだ。 そして私の膝裏に手をさし込んで掴むと、私の腰を手前に引きながらぐっと真上に持ち上げる。 「……これで、よしと。」 「え……?」 「……いい眺め。」 「……!!」 ようやく私は、自分がどんな格好をさせられているか気がつく。 私の秘部はセンパイが腰の間に入れたクッションのおかげで真上に持ち上げられて、先輩の目前にアソコの全てが晒されていた。 しかも恥ずかしい事に、この格好だと大事な所が自分からも丸見えだった。 「ヤ…ヤだっ!!センパイ…こんな格好!!」 慌てて開きっぱなしだった両足を閉じようとすると、先輩は強い力で阻止し、逆に両腕で私の膝を折って押し開いた。 「こら…せっかくのだめの楽なようにしてやってんのに……じっとしろって。」 「ら、楽なようにって……!!」 真っ赤になりながら抗議すると、先輩は押し被さる様に私の身体を折り畳む。 そうして私の顔に自分の顔を近づけて、至近距離で囁いた。 「いつもは…おまえを持ち上げながらヤるんだけど……。背中に負担があるといけないから、な?」 「そ、そんな…!」 「それにこの格好だと……おまえの“イイ所”も責めやすいし?」 「ぎゃ、ぎゃぼーーーー!!」 先輩は私の鼻の頭にちゅっとキスをすると、予告もなしに私の膣内に熱くて硬い先輩自身を挿入した。 にゅんっ!! 「あああっ……!」 「おまえの中…もうヌルヌルだからすぐはいるな……?」 「ばっ…ばかぁ……!!」 再び先輩が私の中でゆっくりと動き出した。この体勢だと、先輩のモノが私の蜜壷に真上から突き刺さっているのが見える。 先輩は私を見ながら、その姿を見せ付けるかのように、ねっとりと抜き差しをしていた。 「ほら…見える?のだめの中を…オレのが出たり入ったりしてる……。」 先輩が出し入れする度に、私の蜜口のひだひだの所が、伸びたりたわんだりして淫靡な動きをしていた。 「やぁっ…もぉ…センパイ…あっ…恥ずかし…んあ!」 「のだめのココ…えっちだな……。」 自分のアソコが先輩に貫かれている姿を見せられて恥ずかしいはずなのに、 私の身体は勝手に反応してしまい、先輩のモノを吸いつくように強く締め付けてしまった。 「っくぅっ…すっげー締め付け……。おまえ…見て欲情しちゃったんだ?」 「んっ…センパイのっ…鬼っ…カズオっ!…あん…ふあっ……。」 「はぁっ…だっておまえ…そういう…オレが…好きなんだろっ?」 先輩にそう訊ねられて、私ははっとした。 そういえば私はこんな事をしているのに…まだ一度も先輩に、“好き”と言っていない……。 そう思ったら胸が熱くなって何故だか涙が出そうになる。 ちゃんと千秋先輩に、今の私の気持ちを知ってもらいたい―――私は叫ぶようにその言葉を口にした。 「千秋センパイっ…千秋センパイっ……!!」 「なに?」 「好き……好きデス……。ああっ…のだめっ…千秋センパイが…好きデス。」 「おまえ……。」 「ああっ…大好きデス!!のだめぇっ…あんっ…センパイが…大好きぃーーー!!」 「……この…バカっ。」 ―――え…?何で私の愛の告白に対して『バカ』? そう思う暇もなく、先輩が激しく動き出した。 先程とは比べ物にはならない荒々しい腰の動きに、私の股間は引き裂かれそうな程大きく開かされて、つま先が快感に宙を泳いでいる。 「あんっ!あんっ!やんっ…ああっ……ダメぇ…セン…パイ…あああ!」 「はっ……んくっ……。」 先輩の激しい律動が、じゅぷじゅぷと淫らな水音を立てて私の中を掻き回している。 私の中で先輩のモノが、さっきよりも…大きく脈打っていて……。 先輩のモノを絞り込み擦りあげながら、私の膣壁がはしたない程、震え蠢きはじめた。 再びカラダの中で大きな波が来ている。快楽の頂点を目指し官能の階段を、私は再び登り始めていた。 その時、膨れ上がった先輩の先端が、私の“イイ所”を強く叩いた。 パンッ! 「きゃあん!」 パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ! 「ああっ!あんっ!ああああーー!んはぁ…やんっ…やぁっ!!」 「はぁはぁっ…おまえっ…ココ…好きだろ…?」 先輩は私の膝を掴み固定させると、私の蜜壷の入り口からすぐ上にあるソコばかりを集中的に突き始めた。 ひたすらソコを突き破るかように、先輩自身を捏ね繰り回しながらぐいぐい押し続ける。 ぐっ!ぐっ!ぐっ!ぐっ! 「んんやぁっ…センパイそこっ…ああ…イイっ…すごぉっ…気持ちイイっ!!ふわぁっ!」 「あ…オレも……すげー…イイよ……。」 快楽の波に攫われそうになりながらも、私は目を少し開けて真上で激しくピストンしている先輩を盗み見た。 そこに居るのは、日本中の女性の心を奪う、音楽の才能に溢れる千秋先輩……。 クールな立ち振る舞い…端正な顔立ち…知的な眼差し……それはまさにすべてが“王子様”だ……。 でも今、私の上にいる千秋先輩は……私の身体を貪欲に求めるただの男の人―――。 掠れた喘ぎ…紅潮した頬…寄せられた眉根の下の眼差し……どれも信じられないほど色っぽい。 こんな表情をした先輩を見るのは初めてで…… そして先輩をそうさせたのが…自分…だと思うと、泣きたい位幸せで、胸がきゅん…と締め付けられた。 「あんっ!だめぇっー!あんあんっ…センパイっ…イっちゃう!のだめイっちゃうっ……!」 「んはぁっ…イこう……。のだめ…オレと一緒にっ…イこうっ……!!」 求め合う私達の限界が近づいてきた。 頭の中が白く眩しく光り輝き始める。私はもう何も考えられなくなった。 「のだめっ……っくぅ!!」 「ああああああああっ……!!」 先輩が熱い昂ぶりをぐぐぐっと押し付けると、私の中でビクンっ!と何かが弾けた。それとと同時に、私はそのまま意識を手放した。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |