シチュエーション
![]() 『……シズカは大切なともだち……だけど、私はまだ戦えない……だから…』 話を終えたアヤナは真剣な眼差しでコウタを見つめ、言った。 『…だから、お願い……これからもシズカを助けてあげて……シズカ、すぐに無理しようとするから……』 そう言って、コウタの手の平を握ったアヤナの指は細かく震えていた。 そこでコウタは悟る。 一週間前の戦いで、不良獣によってシズカは激しい陵辱を受けた。 その事は、彼女を大切に思うこの少女にも深い心の傷を残したのだ。 『わかりました。僕、全力でシズカさんの事、助けますから……』 コウタは強く強く決意して、ぐっとアヤナの手を握り返したのだが……。 さて、問題は、シズカの方はシズカの方で、コウタの事を傷つけたくないと考えている事なのだ。 彼女の願いもまた、アヤナのものと同じく真剣だ。 ハッキリ言って身動きが取れない、ほとんどがんじがらめの状況。 無言のままの二人を乗せて、バイクは学内を駆け抜けていく。 なるべく人通りの少ない、人目から隠れた場所を選んで、コウタはバイクを走らせる。 現在、二人が行っているのは学内のパトロールである。 不良獣は、なるべく人目につかないように活動するのが常であった。 コウタが最初に出くわしたギガサラマンダーも、路地裏で女子生徒への暴行を働いていた。 こうして、特装風紀が目を光らせるだけでも、彼等の行動に対する抑止力となるのだ。 と、その時、シズカの腕のブレスレットから電子音が鳴り響く。 本部からの通信、聞こえてきた声はオペレーターの立花のものだ。 『西5番の公園区画の林で不良獣が出現。かなりの数の女子生徒を捕らえてるらしい』 ついに来るべき時が来たのかと、シズカは覚悟を決める。 「了解しました。すぐに現場に向かいます」 そう応答してから、通信を切る。 「コウタ君、不良獣が…」 「わかってます。とばしますよっ!!」 アクセルをふかし、二人を乗せたバイクは現場に向かってスピードを加速させる。 こうしてついに、コウタの武装風紀メンバーとしての初めての戦いが始まったのだった。 公園内に乗り入れたバイクは煉瓦敷きの小道をたどり、不良獣が出現したという林に向かう。 そこで、シズカとコウタの二人が目にしたものは…… 「なんて事なの……」 「ひどい……」 制服を引き裂かれ、無残に横たわる女子生徒達の姿が木々の合間に何人も確認できた。 そして、異様なのは彼女達の腹部である。 まるで妊婦のように彼女達の腹は膨らんでいた。 一体、不良獣は彼女達にどんな仕打ちをしたというのだろうか? 「あれが、アイツがこんな事をしたのね……」 そして、林の奥深く、木々に紛れてソレはいた。 体長3メートルはあろうかという緑色の巨人。 無数のツタが絡まりあって出来た体に、いくつもの毒々しい紫の花が咲いている。 「……コードDF、起動っ!!!」 掛け声と共に光に包まれ、強化服に身を包むシズカ。 「特装風紀シズカっ!!!」 そして、コウタもバイクをパワードスーツに変形させ、戦闘態勢を整える。 しかし、そうしながらもコウタは現在の状況に微妙な違和感を感じていた。 不良獣達は人目を忍んで活動する、だからこそ武装風紀によるパトロールが必要だった筈なのだ。 現に彼が遭遇した始めての不良獣、ギガサラマンダーも表通りから離れた路地裏で出くわしたのだ。 不良獣達は圧倒的な力を持っているが、武装風紀システムはそれをさらに超える威力を持っている。 こんな風に迂闊に姿を現すのは、どう考えても妙だった。 「シズカさん、待ってくださいっ!!」 「どうしたの、コウタ君?」 レイ・セイバーを構え、今しも不良獣への攻撃を仕掛けようとしていたシズカを、コウタは引き止める。 「妙です。こんな目立つ行動をしても、敵にメリットがあるとは思えません」 「……だけど、あの人たちを早く助けないと…」 コウタの指摘は気になったが、こうして林の外から敵を睨みつけているだけでは埒が明かない。 しかし、陵辱を受けた女性達が流れ弾の危険に晒されないようにする為には、レイ・セイバーで間近まで切り込むしかないのだが…… だが、敵は二人に迷う暇を与えてくれるほど甘くはなかった。 「どうしました?噂の特装風紀が怖気づいたのですか?」 林の奥から聞こえてきた声、酷薄な響きは、あの植物型不良獣のものだった。 「正義の味方らしい所を見せてくれないと、大変な事になってしまいますよ……」 不良獣の腕からのびたツタが近くに居た女性の一人を絡め取る。 ツタはギリギリと女性の首を締め付け始める。 もはや、シズカとコウタに躊躇は許されなかった。 「僕が先行しますっ!!」 「コウタくん!?」 「向こうは明らかにこっちを誘ってます。きっと、何かある……。だけど、機動力の高いシズカさんが控えていてくれれば、素早い対処が可能ですっ!!」 「でも……っ!?」 シズカが肯く前に、コウタは飛び出していた。 まずは自分が敵の出方を見る。 少なくとも、無策で突っ込むよりは確実な作戦の筈だ。 だが、しかし…… 「えっ!?シズカさんっ!!!?」 そのコウタの頭上を、シズカが飛び越えていった。 両手にレイ・セイバーを構え、木々の合間を飛ぶようにして不良獣に近付いていく。 (彼に無理はさせられない……っ!!!) 他人の為に命を張ることが出来る。 それは、コウタの美点でもあり、また一方で危うい点でもあった。 確かに彼を先行させるメリットは大きいが、不良獣との戦いを始めたばかりの彼にそれをやらせる訳にはいかない。 不良獣の間近にまで迫ったシズカは、木の幹を蹴りその頭上に高く飛び上がる。 「てぇええええええええいっっっ!!!!」 光の刃が一閃し、少女を絡め取った不良獣のツタが断ち切られる。 シズカはそのまま少女の体が地面に叩きつけられる前にキャッチして着地。 少女の体をその場に横たえて、一気に不良獣の懐にまで飛び込む。 斬っ!! 横なぎの一撃が不良獣の体を深く切りつけた。 「ぬ…ぐぁああああああああっ!!?」 (この間のギガサラマンダーみたいな防御力はないみたい……なら、一気に決める) シズカは二本のレイ・セイバーで次々と不良獣の体に斬り付けて、敵を細切れにしていく。 「これで、トドメっっ!!!!」 そして最後の一撃、致命的な斬撃が不良獣の体を切り裂いた。 だが、しかし…… 「えっ……!?」 本来なら決定的なダメージを受けた時点で人間に戻ってしまう筈の不良獣の体が、バラバラとただのツタの塊となってその場に崩れた。 シズカに遅れて林の中に突入していたコウタもその異変に気付く。 「シズカさん、逃げてっっ!!!!」 だが、時既に遅し。 シズカがその場を脱出するより早く、周囲の木々から何本ものツタが彼女の体に襲い掛かり、四肢を絡め取って自由を奪う。 「しまった!?…っああああああああ!!!!」 そして彼女の体を拘束したのとは別のツタの一群が人型に絡まり合い、シズカの前に姿を現す。 「ずいぶんと単純な罠に引っかかるのですね。武装風紀とやらもこの程度ですか……」 あざ笑うような男の声は間違いなく目の前の人型から発せられていた。 先ほどの緑の巨人は囮、こちらの方が不良獣の本体だったのだ。 「くっ…シズカさんっ!!!」 絶体絶命のピンチ。 なんとしても彼女を助けなければと、コウタはインパクトキャノンを不良獣に向けて構える。 幸い、コウタから敵までの距離はそれほど離れておらず、遮蔽物となる樹木が間に挟まる事もない。 強烈な一撃を喰らわせて、あの不良獣を吹き飛ばす。 そう思い、インパクトキャノンのトリガーにコウタが指をかけた時である。 「ねえ………」 甘えるような声がコウタの背後から聞こえた。 するり、白い腕がパワードスーツのアームに幾つも絡みつく。 「な……!?この人たち、何をして……!!?」 不良獣の陵辱を受け横たわっていた少女達が次々とコウタのパワードスーツに取り付いた。 その内一人はインパクトキャノンの砲口に体を擦りつけており、このままでは攻撃ができない。 そして、戸惑うコウタの前で、少女達は唐突に全身を震わせて…… 「…ぁ…ああん……くあぁああああああああああっ!!!!」 歓喜の声を上げて全身を仰け反らせる。 少女達の膨らんだお腹がビクビクと痙攣し、そして次の瞬間…… 「あぁ…生まれるぅ……生まれちゃうううううううっっ!!!!」 ボトリッ!ボトッ!!ボトボトッ!!!…ボトボトリッッ!!!! 少女達の秘所から次々と、緑色の何かが姿を現した。 それは、あの不良獣と同じ全身がツタで出来た異形の赤子だ。 不気味な緑色の赤ん坊は生れ落ちるとすぐに成長を始め、たちまち2メートルほどにまで大きくなる。 林のそこかしこで出産のうめきを上げる少女達の声が響き、コウタはたちまちに無数の植物怪人に囲まれてしまった。 「コウタ君っ!!!」 シズカが叫んだが、既に遅い。 植物怪人達は次々にコウタに襲いかかり、コウタはあっという間に緑の大軍の中で孤立してしまった。 「どうです?これが不良獣イーヴルプラントの能力……素晴らしいでしょう?」 「あっ…うあああ……」 不良獣が自慢げにシズカに語りかけるが、彼女にはその言葉はほとんど耳に入っていない。 彼女は緑色の怪物たちの集中攻撃を浴びるコウタの姿に茫然自失状態となっていた。 (私の……せいだ…) コウタの言う通り、コウタが先行して様子を見る作戦を取っていれば、こんな事にはならなかった。 彼女の体が自由な状態なら、あの程度の敵など瞬く間に全滅させる事が出来た筈なのに………。 コウタの身を案じていたつもりが、自分は最悪の事態を招いてしまった。 「特装風紀さん……少しはこちらを見てください…」 「あっ…うう…痛い……」 イーヴルプラントはツタを使って無理矢理にシズカの顔を自分の方に向かせる。 「思った以上に簡単に事が運んで、少々拍子抜けしましたが……これからは、お楽しみといきましょう」 無数のツタが構成する不良獣の顔が邪悪に歪む。 「そんな…嫌…嫌ぁああああああああっ!!!!」 シズカの悲鳴が木々の間に響き渡る。 特装風紀の少女を襲う地獄が、今、幕を開けた。 しゅるしゅると周囲の木の枝を伝って、シズカの周囲に歪な形の蕾を先端に持つツタがいくつも現れる。 どうやらこの場所は最初からシズカ達に対する罠として、無数のツタを潜ませていたようだ。 「くっ…何を…するつもりなの……?」 「ふふふ、まずはその強化服、なかなかセクシーですが、あなたの体を楽しむのには少し邪魔ですから、排除させていただきますよ」 パチン! イーヴルプラントが指を鳴らすと、周囲のツタにあった蕾達が一気に花開く。 毒々しい紫の花びらと、絡まり合い男性器のような形状になったおしべとめしべ、醜悪な花々がシズカの周りを囲む。 そして、その花達から続けざまにシズカに向かって、粘り気のある液体が噴射される。 「うぁ…ぷ……くぅ…こ、これは!?」 「おや、お気づきのようですね」 濃厚な甘い香りに紛れて、シズカの記憶に残る淫靡な芳香が蘇る。 「そうですよ。これは不良獣ギガサラマンダーの体内で精製されるのと同系統の液体です」 媚薬効果を持ち、さらには相手の生命力や強化服のエネルギーまで奪い去る悪夢の粘液。 それがまるで雨のように、シャワーのように、シズカに向かって降り注ぐ。 「いや…やめてぇ…そんなの…かけないでぇええええっ!!!!」 催淫シャワーから少しでも逃れようと身を捩るシズカだが、そんな事は何の効果もない。 無慈悲な粘液地獄は彼女の体力と強化服のエネルギーを奪い、神経を冒してシズカを無力にしていく。 さらに、ギガサラマンダーの時にはなかった濃密な香気、むせかえるほどの花の香りがシズカを惑わせる。 「だめ……こんな…香りをかいでるだけで…体が……」 色とりどりに春の野を彩る花々はそれ自体が植物達の生殖器なのである。 その性質をより強化したイーヴルプラントの花の香りは、それだけで人間の官能を狂わせていくのだ。 強烈な香気に息苦しさを覚えて呼吸を早めれば、さらにその香りを体に取り込んでしまう事になる。 蟻地獄にも似た淫らな罠の中で、シズカはもがき苦しむ。 「…くぁ…ああっ…これぐらいで……っあああああああ!!!!」 既に媚薬に侵食され始めた体は、滴り落ちる粘液の感触にさえゾクゾクと反応してしまう。 シズカの体力、強化服のエネルギーも着実に奪われ、ツタに縛られた装甲がわずかに軋み始めている。 イーヴルプラントはさらにシズカの体を確実に堕とせるよう、粘液を滴らせる花の一つを無理矢理に彼女の口にねじ込んだ。 「…んぅ…んんーっ!!!…んっ…くぁ…んうぅ…んんっっっ!!!!」 シズカがむせようと、酸欠で苦しもうと、おかまいなしに花は粘液を送り込んでくる。 さらに、男性器の形にまとまっていたおしべとめしべはシズカの口の中でほどけ、触手のように自在に動いて彼女の舌を嬲り始める。 「…んくぅ…んっ……ぷぁ…ああっ…や…んんぅうううっ!!…んん…くぅ……っ!!!」 人間の舌では到底不可能な動きで舌を愛撫され、シズカの意識が蕩けていく。 必死で口にねじ込まれた花を押し出そうとしていた舌の動きはもはや、おしべとめしべに翻弄されて無様に踊るばかりだ。 酸素不足で朦朧とした意識の中にそんな快楽を叩き込まれて、シズカの抵抗の意思は確実に弱っていった。 やがて、花がシズカの口から引き抜かれた時には、彼女はもはや体を動かす気力もなく、だらしなく口の端から涎をたらすばかりとなっていた。 最後の仕上げとばかりに花が彼女の顔に粘液を顔射すると、目を細めて全身をぶるりと震わせる。 (あ…だめ……ていこう…しなくちゃ……) ギガサラマンダーの時より数段強力な媚薬効果に思考能力を奪われた今のシズカは、抵抗という言葉の意味さえ見失ってしまいそうだ。 ぼんやりと頭の片隅でコウタの身を案じるが、彼を助けるにはどうすればいいか、全く思いつく事ができない。 と、そうこうしている内にイーヴルプラントのツタはその本数を増し、さらにギリギリとシズカの体を締め付ける。 「あっ…やぁ……こ、こすれるぅ……」 イーヴルプラントのツタはシズカの体を這い回り、次第に複雑な網目を作って彼女を拘束していく。 それは、いくらかの部分でアレンジを加えられていたが、いわゆる亀甲縛りと呼ばれる形とほとんど同じように見えた。 強く強く体を締め付けるツタの群れ。 しかし、今のシズカはその痛みの中に得体の知れない快感の兆しを感じ取ってしまう。 憎い敵に好きなように縛り上げられ、苦痛にあえぐ瞬間、同時に彼女の脳裏にマゾヒスティックな快感の波がゆらめく。 呼吸はますます荒く、体温は際限なく上昇して彼女の白い肌が汗に濡れる。 さらにツタの一部はロープのように寄り集まって、彼女の股下を通り、媚薬成分で敏感になったシズカのアソコを前後に擦り始める。 「あっ…ひぁ…ああんっ!!…そこ…そんなにされたら……うあ…ああああああああっ!!!!!」 シズカの下腹部から、全身へと突き抜ける刺激の波。 乱暴な擦り付けは決して快楽だけを産み出すものではない筈だが、彼女は刺激を感じる度に甘い声を上げてしまう。 「ほほう、こういったプレイがお好みですか……それならば!!」 シズカの反応に気を良くしたイーヴルプラントはさらに新たなツタを出現させ、それを勢いよくシズカに振るって彼女の体を鞭打つ。 「あっ…痛いっ…ああっ…ひあああああああっ!!!!!」 ビシッ!!バシッ!!! ツタの鞭が振るわれる度、シズカの体が痛苦に仰け反る。 エネルギーを失い弱体化した強化服は鞭打ちの度に砕け、破れて見る影もなく無残に破壊されていく。 だが、シズカはその痛みに、無様に敵に嬲られる今の自分の姿にマゾヒスティックな快感を覚えてしまう。 「ははははははっ!!!!これはいいっ!!!いいザマですよ、特装風紀のお嬢さんっ!!!!」 そんなシズカの艶声を聞いて、イーヴルプラントも興奮してきたらしい。 シズカの股間を擦り上げるツタのスピードは加速してゆき、迸る閃光のようなその快感に、シズカは悲鳴を上げる。 「っくぅうんっ!!!…うぁ…ああっ…痛いのに…痛いはずなのに……私…私ぃいいいいいいいっ!!!!!」 ビリビリと全身を痙攣させ、軽い絶頂へと上り詰めるシズカの体。 いまやシズカの体は、彼女のものであって彼女のものではない。 何よりも与えられる刺激に従順なその体は、もはや不良獣のための淫らな玩具にすぎないのだ。 「さて、それではそろそろメインディッシュをいただくとしましょうか……」 ニヤリ、下劣な笑いを顔に浮かべ、ひときわ巨大な花を出現させる。 「一週間前には、ギガサラマンダーにずいぶんと可愛がってもらったようですから、このくらいは余裕でしょう?」 「あ……いや…そんなぁ……」 屹立する男性器型のおしべとめしべの集合体のサイズは、ゆうにシズカの腕の太さ長さを上回る巨大なものである。 シズカはその威容を見て、おびえた表情を浮かべる。 だがその一方で、強化服に包まれた内側、媚薬漬けにされた体の一番敏感な部分は その凶悪な物体が自らにねじ込まれる瞬間を想像してか、愛液で濡れそぼりヒクヒクと小さく震えている。 「鞭打ちと粘液の効果で強化服ももうボロボロですね。これならば、今すぐにでもコイツをぶち込んであげられます」 イーヴルプラントがそう言うと、巨大花の先端部分がシズカのアソコにあてがわれる。 体を苛む淫らな熱と、敵を前にして何も出来ない自分の無様な姿、二つの間で揺れ動くシズカの心は、 もはや自分でもこの異様な物体に貫かれる事を望んでいるのか、そうでないのか、判別をつける事ができない。 ただ、アソコに触れるその圧倒的な存在感に、全身を本能的に身震いさせる。 「さあ、いきますよ!!」 イーヴルプラントの掛け声と共に、挿入が開始される。 「あっ…うあああっ!!…や…は…大き…すぎるぅうううううううっ!!!!!」 ミリミリ、メリメリとシズカのアソコを軋ませながら、奥へ奥へと侵入してくる巨大な擬似男性器。 媚薬が引き出す異常な快感と、肉を引き裂かれる痛みが、シズカの下腹部で暴れまわる。 丸太のようなそれが膣奥を打ちつけるたびに、シズカの思考は寸断される。 「…だめっ…だめぇえええっ!!!…そんな…奥まで強くされたらっ!!…いやああああああっ!!!!」 突き抜ける衝撃、視界に飛び散る白い火花。 イーヴルプラントの怒涛の如きピストン運動は、シズカの肉体を破壊せんばかりの勢いで繰り返される。 シズカの秘裂はギリギリまで拡張され、膣壁を擦り付けるゴリゴリとした感触と共に凶暴な快感が彼女に襲い掛かる。 強烈な突き上げの度に呼吸を乱され、シズカの肺は既に酸欠状態に陥っていたが、そんな事でこの責めは止まらない。 むしろ、朦朧とするシズカの意識までも破壊せんとばかりに、行為はヒートアップしていく。 「あっ…くぅ…ひぐぅ…あひぃいいいっ!!!…だめっ…わたし…こわれるぅ…こわれちゃうぅうううううっ!!!!」 泣きじゃくり悲鳴を上げるシズカ。 だが、その声の中には確実に喜悦の色が混じり始めている。 媚薬成分と目覚めさせられたマゾヒスティックな彼女の性質が、破壊的な責めに歓喜の声を上げ始めているのだ。 いつしかシズカは我知らずの内に、さらなる刺激を得ようと腰を振りたくり始める。 「おやおや、これだけ乱暴に犯されているといのに……あなたはとんでもない淫乱だ……」 「…や…ちがう……私…いんらんなんかじゃ……あ…ひぁあああああああああああっ!!!!!!」 あざ笑うようなイーヴルプラントの言葉に反論しようとしたシズカだが、さらにペースを速めたピストンに言葉を断ち切られる。 もはやシズカには、自らの体がこの被虐の快感に屈しようとしている事実を否定できなかった。 (これじゃ…また、前と同じに……コウタ君っ!!!) 心の中で、今も植物怪人と戦い続けている筈の少年の名前を叫ぶ。 結局、自分の迂闊な行動が、またしても彼を危険に巻き込んでしまったのだ。 だが、そんな後悔にひたる余裕も、イーヴルプラントの地獄の責めの前ではすぐにかき消されてしまう。 「…ひぅ…ああんっ…こんな…すごすぎて……も…わけが…わかんな……」 息も絶え絶えのシズカを蹂躙し続ける、凶悪なまでの虐悦の波。 思考はかき乱され、肉体は快楽に屈服させられ、無力な存在と成り果てたシズカはついに、加速していく責めの中で限界を迎える。 「…だめぇ……も…これいじょ…むり……むりなの…も…やめ……ああっ…いやあああああああああっ!!!!!」 シズカの哀願を引き裂く、強烈な突き上げの衝撃が、シズカの全身を貫いた。 駆け抜ける稲妻のような快楽電流は少女の体をビリビリと痙攣させ、破壊的な絶頂へとシズカを押し上げる。 「…うあああああっ!!!私…イクぅ…イっちゃうううううううううううっ!!!!!!!」 脈動と共に自分の子宮の中に何かが送り込まれるのを感じながら、シズカは意識を失った。 一方そのころ、風紀委員会本部、特装風紀チームのオペレーションルーム。 「失策でした。佐倉さんの性格を考えれば、こういった事態も十分に考えられたのに……」 沈痛な面持ちで呟いたのは、風紀委員長の冷泉カグヤだ。 コウタをシズカのサポート役にする事で、少しでも彼女の負担を減らせれば……。 そう考えての今回の抜擢だったが、強引に事を進めたのが裏目に出てしまった。 コウタ自身の優秀さに目を奪われ、彼の存在が逆にシズカにとって重荷になる可能性を見逃していたのだ。 その結果がこの有様、後悔してもし切れるものではない。 と、その時である。 「大変だっ!!」 滅多な事では取り乱さないミドリが血相を変えてオペレーションルームに飛び込んで来た。 「落ち着け、何があったんだ?」 らしくもないミドリの様子に驚きつつ、問い返したユウヤ。 それに答えたミドリの言葉を聞いて、オペレーションルームの面々も彼女の動揺の理由を理解させられる。 「アヤナがっ!!…アヤナの奴が、まだ武装の完成してない2号スーツで飛び出したっ!!!!」 アヤナが走る。 特装風紀システムの強力な脚力を以って、学内の建物の屋根から屋根へと飛ぶようにして、不良獣の待つ公園へと向かう。 (シズカ……シズカは優しすぎるから……) コウタの身を案じるばかりに、窮地を招いてしまったシズカ。 今もその後悔と、不良獣による陵辱の地獄の中で苦しんでいるだろう。 一刻も早く助けなければ。 一週間前の戦いでシズカが敵の陵辱を受けたと聞いた時、アヤナは全身が震えるほどの心の痛みを感じた。 大事な人が傷つけられる事は、これほどまでに辛く苦しいものであるのだと、身を以って学んだ。 アヤナの脳裏を、これまでシズカと共に過ごした日々の記憶が駆け巡る。 (シズカがいなければ…きっと私は笑えなかった……だからっ!!!!) もっと速く、少しでも速く、祈るようにしてアヤナは駆け抜けていく。 やがて、アヤナは現場の公園、戦いが繰り広げられている林へと到着する。 周囲にはイーヴルプラントの産み出した植物怪人がひしめいていたが、そんなものは眼中にない。 「どけぇええええええええええっ!!!!!!」 叫び声を上げて、振り上げた両腕でアヤナは植物怪人達をなぎ払う。 アヤナとて、何も勝算なしで出撃したわけではないのだ。 彼女の特装風紀システムはパワータイプである。 1号スーツと共通のインナーの上に、無骨なグリーンの装甲が幾重にも重なり、腕や脚、背中にはパワーアシストの為のフレームが組み込まれている。 円筒形の腕アーマーと、ショベルのようなグローブ、重厚な脚部アーマーは全て凶悪な武器になり得るのだ。 確かに専用武装である、デストロイ・アックスは未完成だが現状でも十分に敵と渡り合える筈。 不良獣を倒す事は出来なくても、せめて敵を撤退に追い込み、陵辱を受けた女性達と、シズカやコウタを救出出来れば十分だ。 「……見つけたっ!!!」 アヤナは木立の中に佇むイーヴルプラントの姿を見つけ、脚部のパワーを全開にしてまっしぐらに突っ込む。 「な…っ!?新手だと……っ!!?」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |