やるべきことがいろいろあるというのに、放り出して「終わらざりし物語」や「シルマリルの物語」を再読している。といっても、印象的なところを拾い読みという程度なのだが。そしてこうなると、やはり「The History of Middle Earth」読みたくなってくるわけで。
だが、かりにも文系のくせに英語の成績にはひびが入っていた私である、たとえ原書を購入しても1冊読むのに何年かかるか分かりゃしない。
だとしてもそれしか方法はないだろな。さすがに邦訳ののぞみは薄いだろうし……。そういえば「The Children of Hurin」は邦訳が出るという噂だけど、買おうかなどうしようかな。いや、たぶん買うんだろうな。
で、再読した余波をかって指輪関係の情報を求めてネットをうろついてたら、なんと映画「ホビットの冒険」の監督が決定していた。立ち消えになったんじゃあるまいかと気を揉んでいたのでまさに朗報。ゴクリゴクリ!
気になるのは、この記事に「二部作で、後編では、『ホビットの冒険』と『ロード・オブ・ザ・リング』の間の60年を描く」とあること。つ、つまり追補編のもろもろが映像化されちゃったりするのか?!それとも原作ではほとんど語られなかったドル・グルドゥアの死びと占い師との戦いがつまびらかになるとか?!
しかしまあ、オリジナルで妙なエピソード満載のが出来上がっちゃう可能性もなきにしもあらず。なにせ寮病院削ってウンバールの海賊入れちゃうようなスタッフだからなあ(遠い目)。期待するなー、期待するなー。<自己暗示
あと、英語圏で出版された関連本や研究書についても調べてみた。なにせ対象が対象なので、おもしろげな論文が山ほどあるそうな。向こうに住んでたら、ああいうのが気軽に手に取れるのねー。ああなんて羨ましい。
などというようなことを考えていたら、やはり「指輪物語」本編だけでも原書で手元に置いておきたくなってきたりする。2005年にHarperCollins社から出た、50周年記念のハードカバーボックスセットが特に美麗。こんなのが本棚に鎮座しているところを想像しただけでたまらないものがあるなあ。