小学校以来の友達が俺をズリネタにズリズリしてました。(びっくり)
そりゃ確かに7歳の時ぐらいから高校入るまで月に2〜3度しか会えなくなってたけど。
久々にあっても、中2ぐらいから段々プロレスとかしなくなって。
時には映画もいったさ。ゲーセンなんか俺たちの庭だよな。
そうか、ウホッなタイプの人種だったのかあ…、デート気分だったりしたのかな?
とりあえず聞いてることは気付かれなかったけど、明日マジ気まずいよな…
どうしよう。
俺は伊藤伸介(イトウシンスケ)16歳高1もちろん独身だ。
先日、小学校以来の大親友、同じ学年の鷹鴇晃(タカトキアキラ)15歳の秘密を、知っちまった。
久しぶりに家に泊まることになって、寝るまでナムカプ(ゲームだ)やったりして遊んだ。
風呂入って布団しいた後も、まあ1〜2時間はくだんないことを話てた。
でもいくら遊び盛りといってもまだ高1だからな。2時過ぎにすぅーっと眠りに入ってった。
そのまま朝まで寝てりゃよかったんだよなあ俺のバカ。
しばらくしてふと眼が覚めたんだ。時計みたらまだ4時で、うぁーって思いながらさ、
となりの布団みたんだ。どうもアキラがいない。
便所だろうなって思ってまた眼を閉じようとした。ようとしたんだ。閉じなかった。
便所の方から音がした。いつもなら便所の換気扇だと思って気にも留めなかった。
でも今日だけは違った。無性に気になって、眠い体起こして布団から出た。
少しあいていた部屋のドアをゆっくり手前に引いて廊下にでた。
家は便所が2個あるのが誇りなんだけど、音は二階――この階の便所から聞こえてた。
なるべく足音を立てないように近づいていって、気付いた。
「換気扇の音…だけじゃねえや……はぁー、あいつ人ん家でシコってんのかよ」
ぶぅぅぅぅぅぅという換気扇の機械音に混じって、押し殺したような荒い息遣いが聞こえてきていた。
「まったく、あいつも中々どうしてエロスだな」
なんて思いながら、便所ノックしてびびらせようとか考えてた。
もちろん実行にうつそうとした…うつせなかった。(多いなこういうパターン)
叩こうとしたドアの向こうから、
「んっ…はぁっ…あ、あっ…シンっスケぇ…」
なんとも切なそうに、とても感情のこもった喘ぎ声が聞こえてきた。
もちろんドアなんて叩かず固まった。あんまり固まってたらカラカラという便所紙だす音がしたんで、
あわてて足音立てないようにゆっくり急いで部屋にもどって布団を被った。
しばらくして、アキラが部屋に帰ってきた。
いる。枕元からアキラの恋人を見るような視線が感じられる。ああなんかいいにおいだこいつ。
畜生こいつ女だったらこのまま俺から告ってもいけるんだろうなあ。
でもこいつ男だしなあ…「やらないか?」「うほっ、いい男」なんてネタだからこそ笑えるんだ。
なんて考えてる間に、枕元でしゃがみ込んでいた気配は隣の布団に潜った。
そして冒頭に至る。