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鬼道の末に 6

名無しのアヒル氏

「ひあん!ひゃあん!あっ、あっ・・。そ、そんなとこ・・。ひやあん!!」
瑞穂が今までになく大きな嬌声を上げる。今まで濡れていなかった恥部は成幸の舌の感触に愛液で満たされていく。
「ようやく濡れてきたな。今までの分を補う様な勢いだ。こんなに濡れるなんて・・やっぱ淫乱・・だな。」
再び瑞穂を淫乱扱いする口を利いてはいるがその表情はさっきの困惑したような顔のままである。
「ひぃん・・・・。ひゃあん・・・。そんなこと・・・言わないで・・・。」
女陰が湿っていく感触に弱弱しい声を上げる。
「ああん!!ひあ!!!やめてぇ!!」
望まないのに耐え難い快楽に大きな悲鳴と嬌声を上げ鎖で繋がれた身体を暴れさせる。
「・・気持ち・・・いいか?」
成幸が聞いてくる。その言い方は今までの様に瑞穂を辱める為の言葉とは違う。瑞穂の今までになく大きな悲鳴と嬌声が
気になったがゆえといった感じであった。
「こんなの・・・違う・・・。気持ちよくなんか・・ああ!ひやあ!!違う、違う・・・・。」
望まぬ快楽に必死で耐える今の瑞穂には成幸の変化など考えてる余裕はない。あまりにも弱弱しい否定の声の中にも
嬌声が混じっていた。そんな瑞穂の意志に逆らう様にその女陰は成幸が強制的に与える快楽に反応し
愛液を絶え間なく溢れさせる。陵辱行為に快楽を覚えるのは仕方ないとわかっている。巌達に陵辱され
快楽を感じていた女性も多くいた。彼女らにいやらしさを感じたことはない。しかし、瑞穂にとって今の自分は
いやらしくて仕方なかった。
『こんなこと・・・いやなのに・・・どうして、どうして!』
快楽を受け入れている己の身体への嫌悪と悔しさから涙が出そうになるが堪えている。
その代償の様に愛液は容赦なく溢れ続け、成幸の舌を満たす。
「いい味だぞ・・。お前のここ。」
「やめてぇ!!そんなこと・・・。い、言わないで!!」
成幸の言葉に瑞穂はこれまでにない恥ずかしさを覚えた。それとは裏腹に快楽はどんどん大きくなっていく。
「ああ!!ああん!!も、もう・・・・。」
弱弱しい声を上げたその直後
「あああああ!!!」
一際大きな嬌声を上げ、瑞穂は絶頂に達した。


「・・・・・・・。」
初めての絶頂に頭が真っ白になり、呆然とする瑞穂。愛液が膣から滴り床を濡らしている。
「・・・・。」
これまでなら瑞穂に辱めの言葉をあびせたであろう成幸も放心する瑞穂を前に口を閉ざしている。
「どうして・・・・。どうして・・・。こんな・・・。」
瑞穂がようやく声を開く。その声はほぼ泣き声であり目に涙が浮かんでいたが意地でもそれを流そうとはしない。
彼女の女陰はまだ絶頂の余韻に浸っている。
「舐めただけでこんなになるなんて・・。これから本番なのに・・。」
――本番・・・・・。
成幸の男根は相変わらず萎えておらずそそり勃ったままだ。成幸の言う本番とは、それを膣内に入れ
先程口腔内に放出した精液を出すこと・・。瑞穂の頭に再び過去の陵辱の光景の記憶がよぎった。
自分が訪れた直後、巌に射精されたあの女性・・。母親であるその女性の目の前で巌に処女を散らされた初音・・。
そして巌に陵辱される夢・・・。
「もう・・・・やめて・・・。お願い・・・。」
あまりにも悲痛な記憶を思い出し、哀願する瑞穂。
「・・・・今更・・そういうわけにもいかないんでね・・。」
瑞穂に同情はしている様だが哀願は聞き入れない。
「・・・・・・。」
言葉を失う瑞穂。まだ余韻に浸っている女陰が瑞穂の心を更に弱らせた。
「イッたばかりですぐは流石に可哀想だから、少し待ってやるよ・・。」
成幸はせめてもの情けなのか瑞穂に束の間の休息を与えた。しかし瑞穂にとってそれがいいことなのかわからない。
「うっ・・・・。」
瑞穂が呻き声を上げる。今にも泣きそうな声だったがそれでもやはり涙だけは流さない。


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