「……死ぬかと思った…」
いっそ死ね真
この程度のシュチュに慣れてなくてエロパロ板のSSの主人公が勤まると思っちょるか?
「大丈夫?」
ユウタン、こんなヘタレの心配なんかしなくっていいんだよ
この調子じゃいつ死んでもおかしくないからな
「あぁ…平気」
ユウに背中をさすられながら死にそうな顔でそう答える真
「そう言えばさ
あの……バーにいたキレイな方が言ってたアレって何?」
「キレイ?
あぁ、ヒビキちゃんね、耳コピのことだ」
「耳コピ?」
説明しよう!!
耳コピとはその名の通り
耳で聞いてその曲の雰囲気、ノリ、音階をコピること
指使いの訓練、音階の開発、テクニックの収得など得るものは多い
「それ、出来るの?」
やれやれ、ユウタン既に諦めモード突入だよ
「俺ができた
一応やってみ」
そういってMDプレイヤーをユウに渡すと、恐る恐るそれを装着
「んじゃいくぞ」
真はコントローラを操作
さ〜〜〜いっくよ〜〜〜
現在演奏中、しばらくお待ちください
「で、どうだった?」
あのヒビキちゃんからもらった曲が終わったのを見計らい、真が声をかけてみる
さぁ、ユウはこれが出来るのでしょうか!!?
「すごくいい曲だね!!」
ユウ……貴様それ本気で言ってんのか?
元々耳 コ ピ す る た め に 聞いてたんだろが
誰も感想なんざ聞いてねぇよ
「………orz」
おい見てみろ、真がリアルでorzやってんぞ
最早ツッコミ入れる気も失せたか
「よーしわかった
とりあえずお前ここに正座」
真が呆れながら言っても、えーもんみっけたニコニコ顔を崩さないユウタン
「で、何?」
ユウ、お前その行動はわざとかい?
「真面目にやろうよ」
ユウの正面でがっくりとうなだれながらそう言う
そこで初めてユウは自分の失敗に気付いた様子
「え? あ… ご、ごめん!!
ギター聞いて無かった!! ホントごめん!!!!
って真? お〜い」
もうダメだこいつ
リングのコーナーでパイプ椅子に座って燃え尽きてやがる