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プレゼント 2

実験屋◆ukZVKLHcCE氏

なんだって隊にギャラの地域振興券を渡し終え、平常心を取り戻した狂介。
「ま、まぁいいや。『めくるめく夜』差し上げましょう。」
狂介は有紀をそっと抱き寄せた。
「今日はちょっとした小道具があるんだ。」
狂介はそう言うと上着からある物を取り出した。
「何なのソレ?」
「生クリームの残り。」
チューブに入った生クリームを口に含む狂介。
「んぐ、んぅ、うぅーー!!」
有紀に口づけてお互いの口腔でクリームを溶かしあう。
「うぅぅ・・んぅぅ、ん!!・・・ううぅぅ・・・」
始めは驚いていた有紀も狂介とのキスに積極的になっていく。
「あっ・・・んっ・・・」
余韻に浸っていたその時、狂介の口が有紀から離れた。
「甘ーーーーーーい!!」
どこぞの井戸田と小沢のコンビネタのごとく叫ぶ狂介。
「甘い、甘すぎるよ。曙のトレーニング位甘すぎる!!」
「あの・・・狂介?」
有紀が首をかしげながら聞いてくる。
「か、可愛い(鼻血)!! じゃなかった、なんだい?」
「そのクリームって・・?」

「あぁ、実は・・・」



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さかのぼる事、前日。

狂介がプレゼント探しの為にデパートに来ていた時、狂介の目には
ある家電製品が留まっていた。
「テレビ・・・・」
何気なくテレビを見ていたがそのときに放送していた番組に目がいった。
「これまた再放送してるんだ。」
その番組は、『妻を亡くした男性が3人の子供を育てる為に義理の弟とその友人が同居する』
という別にタイトルを挙げなくても腐るほど再放送してるんだから一切説明しなくてもいいよね
っていう感じの海外ドラマだった。(ちなみにフル●ウスです。)
そのドラマで・・・
「あんなにデカイアイスクリーム売ってるんだ、アメリカって。」
出演者がバケツサイズのアイスクリーム食べている光景に驚く狂介。
「トッピングもあんなに・・・ん?」
狂介はトッピングに目を見やった。チョコチップやフルーツソースなら納得がいくがその他に・・
「あれ、クリームなのか?」
そのシーンではトッピングの最後にスプレー缶に入った俗に言う『エアゾール・ホイップ』を
アイスにかけていた。

「・・・・・・・・・・・これだ!!」

何のことはない、狂介はただ『生クリームプレイ』がしたかっただけだったのだ!!

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「ってな訳でして・・・。」
「じゃあケーキはおまけだったの?」
「まぁ、クリーム使うならお菓子でも。って思ったんで・・・」
「ちょっとガッカリかも・・・」
結局は肉欲系だったというオチに落胆する有紀。
「い、いや待てって!!だからってケーキは手ぇ抜いて作った訳じゃないぞ。全身全霊かけて作りました。」
「狂介・・・」
「でも結局ソッチ関係だもんな・・・悪かった。」
土下座して誤る狂介。
「そんなことないよ。僕の方こそ今のはワガママだったよね・・・ゴメンなさい。」
有紀の目に涙が溜まっていく。
「イヤイヤ、いいんだよ。有紀は今日の主役なんだから、ワガママ言ってくれよ。」
狂介は指の甲で有紀の涙をぬぐった。
「・・・・」
しかし有紀の顔はうかないままだった。
「どうしたんだ有紀?」
「・・・なんで狂介はそんなに優しくしてくれるの?」
「ん?」
「僕・・いつもワガママ言ってるのに・・・狂介は僕の事嫌いにならないの?」
「有紀は俺に嫌いになってほしいのか?」
「違う!! 狂介に嫌われたら僕・・・ぼ・・く・・ふぇ・・」
「ゴ、ゴメン!!言い方が悪かったよ。」
狂介は有紀を優しく抱きしめた。


「ひっく・・・ひっく・・・」
抱きしめられて徐々に有紀の嗚咽が静まっていく。
「(・・・自惚れても・・・・いいのかな?)」
有紀にとって自分がどれだけ大きい存在か実感する。
「有紀。」
「ひゃ!!」
狂介は有紀の頬に流れる涙を舐め取った。
「俺は有紀が大好きだ。だから、有紀が望む事はなんだってしてあげたいと思う。
 ワガママだって、無理な事だって大歓迎だよ。それに、有紀が言ったことで
 ワガママとか思ったこと一度も無いよ俺は。」
「狂介・・・」
「むしろ、もっとあれこれ俺の事使ってもいいよ。」
「そんなことしないよ。 それに・・・」
「それに?」
「僕だって狂介の望む事は何だってしたいんだから。」
「有紀・・・・」
狂介はそう言われて口元が綻ぶのが抑え切れなかった。
「ありがとな有紀。」
「狂介・・ん。」
次の瞬間、有紀の唇は狂介に奪われていた。
「『めくるめく夜』だったよな?」
「うん。」
「じゃあ俺も・・・楽しませてもらうからな。」
そうして二人はベッドへとなだれ込んだ。


狂介は有紀の着ていたパーカーをすっぽりと脱がせた。
「あっ・・やぁ・・」
衣擦れが痛かったのか有紀は可愛らしい声をあげた。
「・・痛かった?」
「ううん、ちょっとくすぐったかったの。」
顔を赤く染めてサラシに隠された胸を覆う有紀。
「はい、手を退けて下さい。」
有紀の抵抗も虚しく上下に掻き分けられたサラシの間から有紀の乳房が露出した。
「あぁぁ・・・」
「それでは・・・」
狂介は有紀を後ろから抱きすくめ、左の膨らみを左手で包んだ。
「有紀の胸はスッゲェ柔らかいな。」
「ホント?」
「あぁ、スベスベしてて気持ちよくて、最高。」
「嬉しい・・・じゃあもっと好きにしていいよ。」
お許しが出たので狂介は左の胸はそのままに右の胸にしゃぶりついた。
「やっ・・はぁぁ、んぅ・・・あぁ!!」
胸に狂介の舌が這い回る感触に有紀は思わず震える声を出した。
「こっちも。」
包まれたままの左胸にも狂介は愛撫を開始した。すくい上げる様に持ち上げ、
指先で乳首を摘む。
「んぅぅ・・はぁぁん!!」
両方の胸にまったく違う刺激を受け有紀は狂介に翻弄された。
「コレ使うよ。」
「え? あぁぁん!!」
いきなり有紀はベッドに横にされた。視線の先には狂介がクリームを
手に持って満面の笑顔で佇んでいた。
「アート、アート。 ルンルン♪」
狂介はクリームを有紀の両胸に螺旋を描くように塗り付けた。


「これは・・・芸術だ!!!」
満遍なく塗られたクリームは有紀の胸を覆いつくし白いブラの様に
胸を彩った。
「もぉ・・やだぁこんなの・・・」
「クリームも使い切ったし・・・さて」

        「いただきマンモス!!」

改めて狂介が有紀の胸にむしゃぶりついた。
「ひゃう・・ふぁぁぁぁ・・・」
狂介の舌に引き伸ばされたクリームが有紀の身体に次々と行き届いていく。
その過程でズボンも取り払われてしまい、お腹、脇腹、遂には秘所まで隅々舐めつくされた。
「んぅ・・やりすぎだよぉ・・んっ!!」
有紀の訴えはクリームを口に含んだ狂介のキスで閉ざされた。
「はぅむ・・んぅぅ・・」
クリームの甘さが口いっぱいに広がる。それに加えて口腔に侵入した狂介の舌が
口の中全体を這いずり回り、吸い立てた。
何度も吸い立てられる内に有紀は身体中を火照らせる。そしてフッと力の抜けた
身体を狂介に委ねた。
「今の有紀も新鮮味があっていいな。」
テラテラと光る有紀の身体を見渡し狂介はある種の達成感に満たされていた。
「あとでベトベトになっちゃう・・」
「あとはあと、今は今。」
狂介は有紀の心配をよそに有紀を抱きよせる。
「あっ、ダメだよ。狂介までベトベトに・・・」
「俺もベトベトになりたいのだ!!」
ルパン三世の様に一瞬で服を脱ぎ去ると狂介は有紀を抱きしめた。
「ん〜いい香りだ。」
「クリームのせいだよ。」
「イヤイヤ、有紀だって負けず劣らず甘くていい香りがするんだよ。」
「・・・バカ。 はぅ!!」
狂介は有紀のうなじをペロリと舐め、警戒が手薄になった有紀の下半身に狙いを定めた。


「やぁぁ!!」
秘所に伸ばされた狂介の手に驚く有紀。
「きょ、狂介。ソコは・・・ひゃぁぁ!!」
いきなり秘所を触られた有紀は身体を硬直させた。
「スマン、怖かったか?」
「大丈夫、ビックリしただけ・・・お願い続けて。」
そう言われ狂介は秘所への愛撫を再開した。先に軽く舐めていたので有紀のソコは
触れただけで蜜を流し始めてた。
「ん!! あぁぁ、ふぁ!!」
捏ねる度に有紀は腰を震わせて感じた。そして、腰からは徐々に力が抜け落ち
後ろで狂介が支えなければ、そのまま倒れてしまいそうにまでなってしまう。
「ひぃ、はぁぁ!!」
有紀の身体が引きつり、膣に侵入していた指が締めつけられた。
軽く絶頂を迎えたようだ。
「大丈夫か?」
大きく息をつきながら喘ぐ有紀に問いかける。
その時、
「うぉ!!」
狂介は下半身に危機的な感触を感じた。
「オ、オイ有紀・・・」
「これ・・・早くキて・・・お願い。」
有紀はあろう事か狂介の肉棒を掴み扱き立てていた。
「くっ・・わ、分ったからまずは離してくれ・・・」
ここまでの有紀への攻めで狂介自身も充分に昂っていたのだ。これ以上、有紀に
男の急所を扱かれてはあっという間に果ててしまう。


そのまま仰向けになった有紀に狂介は身体を重ねていった。充分に濡れた有紀のソコは
狂介の肉棒を余裕で飲み込んでいく。
「あふっ・・・ふぁぁぁ・・・」
有紀は恍惚とした表情を浮かべて自分から腰を動かした。その動きは徐々に、しかし確実に
狂介を取り込んでいく。
「こっちもいくぜ。」
返事を待たずに狂介は腰を動かした。お互いに興奮しているからなのか腰の動きが
リズミカルに動き相手を求め離さない様に喰らい付き合った。
「やっ、あぁ・・んあ!!・・い・・いいよ・・ふぁ!!」
身に迫る快感に有紀は抱きしめる狂介の背に力を込めた。
「あっ!!・・ゴメッ・・狂介にキズが・・・んぁ!!・・でも・・あん!!」
狂介の背に有紀の爪が食い込む、有紀はその事を気にしているようだ。
「なんとも無い・・・気にしないで・・・もっと!!」
痛みを感じるのだろうが有紀とつながり快感を貪る事に身体が集中していて
狂介は実感する痛みなどまったくなかった。
「ひぁ・・うぅ、あぁぁ!!・・ひぃ!!」
その間も二人は互いに身体をぶつけ合い快楽の争奪戦を繰り広げた。
「ゆ・・有紀・・・ダメだ・・俺もう限界が・・・」
「僕も・・きちゃう・・・きちゃうの・・・イッちゃう!!」
二人ともそれが限界だった。有紀の膣が締まり狂介の肉棒を飲み込む。
狂介も溜まりに溜まった欲望を有紀へと放った。
「くぁ・・ゆ・う・・き・・・」
限界を迎えた狂介は息も絶え絶えに有紀へと覆いかぶさった。
「あぁぁ・・・狂介のクリーム・・・いっぱい・・」
膣口を痙攣させながらも有紀は狂介を抱きしめてその胸板に擦り寄った。

「ハッピーバースデー有紀。」
「ありがとう狂介。」


「あぁ!!やっぱりベトベトじゃない!!」
余韻に浸りあわよくば第二ラウンドと洒落込もうと思った矢先、二人の前に
悲しき現実が襲い掛かった。
「うっわ、こりゃ乾いたらパリパリになっちゃうな。このシーツ。」
クリームでベトベトになった二人が絡み合ったベッドは案の定ベットリと
そこで”何”をしていたのかをハッキリと表現していた。
「もう!!布団全部洗濯だよ!?これじゃ僕寝れないじゃない。」
「ゴメンよ、調子に乗り過ぎた。反省してます。許してちょ?」
嵐を呼ぶ五歳児が得意な『母性本能をくすぐる視線』を有紀に発射する狂介。
「しょうがないなー。」
「許してくれる?」
「でも狂介の誕生日に絶対にお返ししてやるんだから。」
有紀は机の引き出しから何かを取り出した。
「何ソレ?」
「コックロック。」
「ウゲッ!!」
コックロック、それは一言で言うならば竿を締めつけて絶頂を防止する大人の玩具である。
「これを狂介に嵌めるんだ。そして、何度も狂介をイカせるの。
 そうして狂介が『外して』って何度も何度もお願いして限界まで虐めてから外すんだ。」
「なんつー恐ろしいことを・・・何処でそんな事・・」
「ママはそうやってパパを落としたんだって。」
「・・・・」
アンタら娘に何教えてるんだと狂介は叫びたくなったが明日は我が身の恐怖から何も言えなくなっていた。
「楽しみだな〜狂介の誕生日。」
「お助けーーーーーーー!!!」

これは心が篭ってるだけでもプレゼントは100点ではいなんだなって言う、そんなお話。

                                          〜おしまい〜


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〜おまけ〜
升沢「コックロックはMっ気が無いと痛いだけ・・・」
レオ「じゃあやってあげるよ。」
升沢「いや・・・それは・・・」
レオ「久しぶりなんだしいいじゃない・・・ソレ!!」

升沢「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」

升沢娘「バブバブブ〜(次回をお楽しみに)」
                                          〜ほんとにおしまい〜


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