献血記録検査結果のどこを見ればいいのか

遅まきながら3月最後の献血の写真をアップします。

ところで ラブラッド>献血記録>献血記録一覧 で血液検査の結果が閲覧できますが、その中のある項目が私はいつも基準値の上限を越えたり戻ったりして、ずっと気になっていました。
越えた時でも、献血自体を断られることはなかったので、その項目の数値自体は(基準値を著しく外してなければ)献血の可否に与える影響はそれほどでもないのかもしれない…と、解釈してきました。

ただ、それとは別の項目は、数値によって献血を断られることもあるとも聞いていました。体重、血圧、脈拍数は勿論ですが、ここでお話しするのは生化学検査や血球計数検査のことです。

献血時の血液検査結果が「あなたが健康であるか否かを判断することはできません」との但書がありますし、私も定期的に健康診断を受けてはいますが、献血時の記録も参考にしたいし自分の身体の様子をまず知っておきたいものです。
それ以上に、本末転倒っぽいのですが、献血で断られないためにも数値を気にしたい。そのためにまずはどの項目を意識したらよいのか、なのですよ。
私のような素人が悶々としても解決しないので、関東甲信越ブロック血液センターに電話で問い合わせてみました。

お約束ですが、以下に記すことについては私自身の防備録的なものに過ぎませんので、あくまでも参考に留めつつ、より正確な情報をお求めであれば同センターなり献血時なりに直接問い合わせてみてください。
(数値については2019年4月頃の基準を元にしています)

で、「どの項目を意識したらよいのか」についてですが、まず全血献血と成分献血で異なってくるようです。
とはいえ基本的には全血と成分で著しく食い違うようなことはないのでしょうけど。
私がかつて一度だけ経験しましたが、成分献血の前検で乳糜でひっかかった際にも全血献血なら受け付けてくれました。そういうことがあるんでしょうね。

ここからは「成分献血の場合」として話を続けます。

成分献血の場合、可否に関わる項目と献血可能な数値は…

血小板数(PLT)の献血可能な数値:15.0~60.0×10^4/μL以内
(基準値:17.0~36.5×10^4/μL)

ヘモグロビン量(Hb)の献血可能な数値:12.0g/dL以上
(男性基準値:12.7~17.0g/dL)

他にもあるかもしれませんが、あまり電話口で長々とお訊きするのもナニですので、それ以上食い下がることは憚りました。
ただ、電話で応対して下さった方は真っ先にこの2項目を挙げ、この2項目に絞ってお話しされていましたので、とにかくこの2つが成分献血においては超重要な項目であろうと考えていいのでしょう。

例えば上に記したとおり血小板数では、基準値より多少外しても献血可能であるという判断ができるそうです。
(その判断は献血を受け付ける側で総合的に下すことですので、やっぱり可否について一概に数値だけでは言えないということも留意してください)
血小板数が60万というのはちょっと自分には想像できない世界ですし、基準値上限36万と比べても著しく越えているような印象を持ちますが、こと献血の可否については「越えたら即アウト」ということでもないようです。

ヘモグロビンの数値は、12.0以上であれば可能だとしつつ、上限については触れてなかった気がします。ここは通話中のメモに残ってなかったので定かではありませんです。

ところで私自身が毎回気にしている項目の一つが『白血球数(WBC)』です。私の場合、こいつがいつも基準値下限ライン上を低空飛行しているのです。踏み越えたことはないはずですが。
ですので、電話では「自分は白血球の数値を気にしている」と単刀直入に申しました。
すると、白血球数の、献血の可否についての影響度は、血小板数やヘモグロビン量ほどではないとのことで一安心しました。こちらも同様に、基準値をちょっと外すぐらいなら大丈夫なようです。

ここで重要なことをお聴きしたのですが、白血球に限らずある項目の数値がいつも高めな人/低めな人については「そういう体質の人もいる」ということで献血に通せるけど、一定期間で急激に数値が変わった人については献血を断るケースもあるというのです。
「基準値」と「献血可能な数値」の、いわば二重基準が設けられているのは、そうしたドナー個々の事情から判断するバッファーのようなものと私は解釈しました。例えば、白血球数が基準値を若干下回る37(×10^2/μL)という検査結果が出たとして、日頃からそれぐらいの数値で推移している低めな人は通るかもしれませんし、基準値を若干上回ったとしても前回前々回より急激に下げてその数値が出た人とでは、献血可否の判断は変わってくるということなのかもしれません。
数値という点を見つつ、グラフの線も見るということなんでしょう。

以上のご説明をいただき、私自身はこれまでのモヤモヤがかなり消えたように感じましたが、今後また新たな疑問が浮かんだ節はまた問い合わせてみようと思います。ありがとうございました。

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