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第4章 ヴィルガストの夜
第五章 あけぼのの泉
君たちには、こういう経験はないだろうか?
ある朝、休日に早い時間に目がさめてしまい、
二度寝もできないため、そのまま早起きしてしまったことである。
そんな心理状態だったのだろうか?リミは朝の早い時間に目がさめてしまった。
そしておきてすぐに、泉のほうに歩いていく。
恐らくは、朝の水浴びであろう。なかなか乙なことを…。
『…汗かいちゃったから水浴びしなおそ…』
…違ったようである。
大体1時間が経ったころだろうか。アーウィンが目を覚ます。
ふと隣を見ると、リミがいない。
『水浴びにでもいっているんだろな。』
とつぶやきつつ、出発の準備を整える。
しかし、しばらくたっても、リミは帰ってこなかった。
『…遅いよな。仕方がない、探しに行くか。』
彼女は、リミを探しに、泉のほとりに立った。
そこで、思いもかけないものを見かけた。
リミは、泉のひざまであるところに立っていたのだ。
しかも、服を着たままで。
アーウィンは慌てて、
『おい!何をしているんだ!、戻ってこい!深みにはまったら…』
というかいわないうちに、リミははっとしたかのように振り返り、
『えっ…!なんで私、こんなところにいるの?』
と叫んでから、すごいスピードで陸に上がってきた。
『どうしたんだ。ひょっとすると自殺しようとしてたんじゃないかって…』
『違うわ。私はまだ死にたくないし、まだまだやりたいことはたくさん…』
『じゃあなぜあんなところに?この泉には深いところがあってそこにはまると抜け出せないのに。』
『違うわ、私の話を聞いて!』
アーウィンは、話を聞く体制に入った。
『私が水浴びを追えて、服を着替えたときにね。』
あいずちを打つアーウィン。
『…急に、何かの声が響いたの。『こちらにきてください』って。』
『それでね。私その声に無視しようとしたんだけど…体が言うこと聞かなくて。』
『それで?』
『私は声のするほうへ歩いていった…』
『すると、私が今までたってた場所にくるとまた、あの声がしてくるの』
『どんな?』
『こんなの。『この世界を救う宿命の勇者よ、よく聞くがよい、…』それで…』
『その声はこの世界のことをいろいろといっていたような気がするわ。』
『たとえば、どんなことだ?』
そうアーウィンはたずねた。無理もない、リミがうそをついてる可能性もあるからだ。
『えっと…多しか、この世界は五匹の竜により作られた、しかし…その竜たちの争いにより…』
『もういい。君の話は信じよう。その話を知っているはずはないからな。』
話をさえぎるように、アーウィンが言った。
…しばしの沈黙。
『そういえば』
リミが突然、思い出したかのようにつぶやくと、近くの木の根を掘り出した。
『…あった。これがあの人の言っていたものね。』
『おい、どうしたんだ。』
『うん、その人…さっきアーウィンさんが私を読んだから名前は聞けなかったけど、その人がいってたの』
『ここには、私が隠していたものがあるから、持っていって頂戴、でも…』
『でも?』
『ひとつだけ、誰かに渡してほしいものがあるって…。確か…これだったわ!』
リミは、ひとつの短刀を取り出した。
細かい細工の施された、銀の短刀である。
『これを、メルフィという人に渡してくれって。』
『…そうだったのか。疑ってすまなかった。…あれ?』
アーウィンは、指輪をひとつ、箱の中から取り出した。
青い意思の入った銀色の金属の指輪…お宝の中では、目立ちにくいものである。
『この指輪…リミ、これをはめてみな。』
言われたとおりに指輪をはめるリミ。
『うそ…ぴったり。』
『その指輪をはめておいてくれ。きっと役に立つぞ。』
『…そう言えば、さっきの『人』もそんなこといっていたような…。』
そんなこんながあったが、その泉を離れるアーウィン達一行であった。
第六章
(ここからお願いします。)
感想および、設定
いや、参ったね。泉でのシーンはもうちょっと軽く流そうと思ったのに、
こんなに長くなってしまった。しかも、新たな伏線となるアイテムまで…。
これで六章がかけなくなった(笑)(実は、六章もいっしょにかこうと思った。)。
結構ここは軽く流そうと思ったのに…。
あのナイフはどうしようかな。指輪は伏線ですが…。
(今気づいたら、一章、二章をあわせたよりもこの文章長いです。)
このリレー小説の説明。
1、どの章からはじめてもかまいません(2章が気に入らないから2章から書く!というのも可)。
2、いくつもの章がダブッ手も、それらの話はすべて有効とします。
3、喧嘩、あまりに倫理上問題のあるものは不採用(このページを守るため)。
現在も投稿募集中です。ぜひ、参加してください。
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