概要説明 *
ネットに接続されているパソコン(以下PC)はセキュリティ対策をしていないと不正アクセスされ危険です。 例えるなら家のドアや窓を開放して外出するようなものです。 ドアや窓を閉めて外部からの進入を防ぐには次の方法のうちいずれか一つを行って下さい。
- ファイアウォール機能を使用する(WindowsXP SP2の場合)
- ファイアウォールソフトを使用する
- ルーターを使用する(ファイアウォール機能を有効にする)
不正アクセスとは何か *
インターネットに接続されているPCはひっきりなしに攻撃を受けています。 信じられないような話だけども本当です。 これはファイアウォールソフト(後で説明する)を使用していれば簡単に分かります。
PCを家に例えて説明します。この家には外と接しているドアや窓が65536個(=ドアや窓に当たるのは「ポート」と呼ばれる)あります。 このうちの一つの窓を使用してインターネットをしたり、別の一つの窓を使用してメールのやり取りをしています。 泥棒(=クラッカー)は65536個のドアや窓を一つ一つ調べ、開いていたり鍵が開けやすいドアや窓を探します(=ポートスキャン)。 一つでも開いていればそこから進入して、家の中を覗き見たり悪意のあるソフトウェアを仕掛けることもできます。この泥棒の行動を不正アクセスと呼びます。 当然違法行為です。
65536個の窓やドアを一つ一つ閉めて管理することは難しいでしょう。 そこでファイアウォールと呼ばれるソフトを使用します。 このソフトは家の周りに頑丈な壁を作ることができます。これで泥棒が壁の中に入ることはできなくなります。 しかもこの壁、家の持ち主が許可した人やモノ以外は出入りできないようになっています。 すでにスパイ行為をして家に侵入している人が、家のモノを盗んで外に出ることもできません。
少々強引な説明だけれどもなんとなく想像できたと思います。ポイントをまとめると次のようになります。
- インターネットに接続されているPCは外部から進入(不正アクセス)される
- ファイアウォールソフトを使用すれば不正アクセスを防ぐことができる
対策手段 *
対策手段としてはファイアウォールソフトを使用することです。 方法は以下のうち一つだけを行います。 複数の対策を行っても意味は無く、ソフトウェア同士の競合が起きることがあるので止めて下さい。
- ファイアウォール機能を使用する(WindowsXP SP2の場合)
- ファイアウォールソフトを使用する
- ルーターを使用する(ファイアウォール機能を有効にする)
無線LANルーターを使用している場合は説明書を読むかサポートセンターに電話するなどしてセキュリティを万全にしてください。
関連サイト *
- ポートと駅の北口
- よく分かるポートの説明。会話形式で初心者でも理解できると思う。
- http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/06/20/madota115.html
- ファイヤーウォールと空港の持ち物検査
- よく分かるファイヤーウォールの説明。会話形式で初心者でも理解できると思う。
- http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/11/29/madota91.html
- 5分で絶対に分かるファイアウォール
- 「五分でわかる」としながら内容はやや高度。
- http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/special/17fivemin/fivemin01.html
- 実はこんなに奥の深い「ファイアウォール」
- ファイヤーウォールの機能について詳しく記述されている。内容はやや高度。
- http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0411/19/news002.html