概要説明 *
なぜ最新のヴァージョンを使用するか
悪意を持ってPCに攻撃をする人(クラッカー)は、 多くの人が使用しているソフトウェアの欠陥や弱点(脆弱性)を発見し、それを狙って攻撃したりPCを覗き見したりします。 ソフトウェアを作成している人の多くは、脆弱性が発見されれば、クラッカーに狙われないように修正を加えます。 これは「現実世界」に例えると、ドアの鍵がピッキングで簡単に開けられる可能性があるため、ピッキングで開けられない鍵に変える。 サムターン回し、カム送り解錠、焼き破りなどの手口が発見され広まったら、それらができない鍵に変える。 と、こういうことです。
インターネットに接続されているPCは「現実世界」と違って頻繁に攻撃を受けています。 クラッカーの誰かが脆弱性を発見するとすぐに知れ渡ります(クラッカーたちが情報を共有する)。 そのため常にソフトウェアは脆弱性を修正した最新のものを使用しなければならないのです。
特にヴァージョンアップが必要なソフトウェア
Microsoft社の製品
WindowsやOffice、Outlook Express、Internet Explolerなどシェアが大きい分、クラッカーの標的とされる。 最低でも月一回はWindows Updateをする。 できればOutlook Express(メールソフト)とInternet Explorer(ブラウザ)は使用者の少ない他のソフトウェアに乗り換える。
セキュリティソフト
ウィルスなどの悪意を持ったソフトウェアは毎日多くの新種が作られます。 そのため、ウィルス対策ソフトやスパイウェア対策ソフトは新種のソフトウェアについての情報を常に身につけなければいけません。 情報がなければ発見できないので古いヴァージョンのセキュリティソフトを使用しては意味がありません。 インターネットに接続すると自動でアップデートできるように設定すると良いでしょう。
その他使用者の多いソフトウェア
ブラウザやメールソフト、圧縮・解凍ソフトなど、使用者の多いソフトウェアはクラッカーの攻撃対象となるので常に最新のヴァージョンを使用する。 脆弱性が発見されているにもかかわらずソフトウェア制作者がそれを修正しない場合は、使用を止めて他のソフトウェアに乗り換える。