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KAZE | #1★2004.01/03(土)19:28 |
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第1章「対決!トウカジムのセンリ!前編」 アスナは新たな冒険を始めていた。 ここは、トウカ空港。 「ここがトウカシティね。すがすがしいところね。」 アスナがそう言って、トウカジムに向かった。 「君がアスナ君か。フエンタウンの元ジムリーダーだったようだけど、私と戦うのかい?」 「はい。」 アスナはうなずいた。 「そうか。相手がどんなやつであろうと、私は容赦しない。それでも、いいのか?」 「はい。」 またアスナはうなずいた。 「よし相手してやろう!アキラ、審判しろ!」 「はい!それでわ、これからバトルを始めます。挑戦者はフエンタウンのアスナ!始め!」 「行け、ミロカロス!」 「そうきたか。ならば行け、オオタチ!」 ――――オオーゥ―――― 「ミロカロス、ハイドロポンプよ!」 「オオタチ、よけろ!」 オオタチはいとも簡単に攻撃をかわした。 「早いわ…でも、こんなのでひるむわけにはいかないわ。精霊の洞窟で修行した強さを見せてあげる!ミロカロス、波乗りよ!」 これには、オオタチはよけることが出来なかった。 「オオタチ、やられるな!体当たりだ!」 強烈な体当たりがミロカロスを襲う。 「ミロカロス!」 ミロカロスは倒れてしまった。 「ミロカロス、戦闘不能!」 「くそ…行け、ライチュウ!」 ――――ラィー―――― 「ライチュウ、10万ボルトよ!」 「ふっ!オオタチ、地面に潜れ!」 「うそ…?」 地面からの攻撃にライチュウは耐え切れなかった。 「ライチュウ、戦闘不能!」 「そんな…最後の1匹。あんたに懸けるわ!行け、バシャーモ!スカイアッパーよ!」 疲れ果てていたオオタチにスカイアッパーが炸裂。 オオタチは倒れた。 「オオタチ、戦闘不能!」 「くそ…行け、ザングース!ブレイククローだ!」 「バシャーモ、よけて!」 バシャーモは、さっと攻撃をかわした。 「バシャーモ、スカイアッパーよ。」 スカイアッパーは、ザングースにみごと命中! 「ザングース、戦闘不能!」 アスナは遂にセンリを追い詰めた。 アスナ、センリ共に残りポケモン1体。アスナ、逆転なるか!? <アスナのポケモン> バシャーモLv47 ミロカロスLv46 ライチュウLv46 <センリのポケモン> オオタチ Lv50 ザングースLv50 ??? Lv55 |
KAZE | #2☆2003.12/21(日)12:16 |
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第2章「対決!トウカジムのセンリ!後編」 「さぁ、お互い残りの手持ちは1匹です!アスナのバシャーモは少し疲れている様子だ!センリさんの残りの1匹に、アスナは絶える事ができるのか?」 審判の声が響く。 「行け、ケッキング!」 「ケッキングと来たわね!バシャーモ、素早くスカイアッパーよ!」 「ケッキング、耐えぬけ!」 どうやら、ケッキングは攻撃をよけるより耐えることの方が得意なようだ。 「バシャーモのスカイアッパーがケッキングに炸裂!ケッキング、大丈夫なのでしょうか?おぉーっと、ケッキング。苦手な格闘技を物ともしません!」 「うそ!??」 「ケッキング、かわらわりだ!」 かわらわりの当たった鈍い音が響く。 「バシャーモ!」 バシャーモは倒れてしまった。 「勝者、ジムリーダーセンリ!」 ここは、トウカ空港。 「はぁ、負けちゃった…」 アスナはため息をついた。 とりあえずアスナはトウカの森を抜け、カナズミシティに行くことにした。 <新たに登場したポケモン> ケッキングLv55 <アスナのポケモン> バシャーモLv47 ミロカロスLv46 ライチュウLv46 |
KAZE | #3☆2003.12/25(木)22:02 |
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第3章「トウカの森deサハラ団と勝負!」 ここはトウカの森。 「なんか気味が悪いわ。」 「助けてー!!」 誰かの叫び声。 アスナが叫び声のした方を見ると、どこかの研究員が何者かにおわれている。 「どうしたの?」 「実は私は砂漠に住むといわれる謎のポケモンに関する、重要な資料を持っているのですが、それを狙ってサハラ団という謎のやつらが追ってきたんですよ。ほら、もう来ました。もう終わりだぁ!」 研究員が泣きじゃくる。 「しょうがないわね。行け、ミロカロス!」 「ふ、行けブラッキー!」 「そう来たわね。ミロカロス、ハイドロポンプよ!」 ハイドロポンプがブラッキーに直撃したしかし、ブラッキーは耐え抜いたようだ。 「ブラッキー、ダーククローだ!」 「ミロカロス、よけて!」 どうやら、今の攻撃でブラッキーは体力を消耗したようだ。ブラッキーは倒れた。 「ふっ。使い物にならん!さらばだ。」 サハラ団の男は去っていった。 「ひどい…ポケモンは道具じゃないのに…」 「仕方が無い、とりあえずカナズミに行こう。詳しいことはそこで話します。」 ふたりはカナズミへと向かった。 <新たに登場したポケモン> サハラ団のブラッキーLv40 <アスナのポケモン> バシャーモLv47 ミロカロスLv47 ライチュウLv46 |
KAZE | #4☆2003.12/25(木)22:02 |
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第4章「精霊の秘密」 「はぁー!!??何これ?ねぇ、どういうこと?」 アスナは研究員に聞いた。 カナズミの街は、廃墟と化していた。 「あー。デボンコーポレーションが…」 研究員も絶望的な様子だ。 「ふふふ。どうだ。これがサハラ団の強さなのだ!」 霧の中から声が聞こえる。 「誰…?」 「サハラ団幹部。ザンだ。そんなことよりも…おい、そこのじじぃ!その紙を渡してくれねぇかな…」 「こ、これを渡してはいけない重要なものなのだ!」 研究員はおびえている。 「ふ、もういい。行け、ドンファン!あいつの持っている物を奪って来い!」 「ぐぁぁお!」 「行って、ミロカロス!絶対に渡させないで!」 ミロカロスがボールから出てきた。 「いいですよ…アスナさん…。私はサハラ団の一員だ。君を裏切る事になるが…」 「うそ…?」 アスナは驚きを隠せない。 「それでいてこそ、サハラ団員というものだ。ヨシオ!その女を捕らえろ!」 研究員はヨシオというのだろう。 「行け、レジロック!」 その瞬間、アスナは自分が砂漠の精霊の秘密を守らなければ!という思いに変わった。 アスナはヨシオ目掛けて、自ら飛び込んだ。 「うわぁ!」 ヨシオは倒れる。 「何…?」 アスナはヨシオの持っている資料を奪った。 「あんたたちみたいな薄汚い集団に、精霊の秘密を握る権利は…ない!」 アスナは今度は、ザンに飛び込もうとした。 「そこまでよー!」 突然誰かが、ザンにぶつかった。 ザンはショックで気絶している。 誰かが言った。 「さ、ジムに入りましょう。ジム突破を目指しているんでしょう。」 「もしかしてあなたは…」 「そう、カナズミジムジムリーダーツツジと申します。 アスナはツツジと共に、ジムに向かった。 <新たに登場したポケモン> ザンのドンファンLv57 <サハラ団の団員> 幹部 ザン スパイ役 ヨシオ |
KAZE | #5☆2003.12/27(土)17:51 |
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第5章「廃墟のカナズミ!ツツジとの大決戦!」 「さぁ、始めましょう。」 静かで、壮絶な戦いが今、はじまった。 「行け、ゴローニャ!」 「行け、ミロカロス!」 お互いのポケモンが登場した。 「ミロカロス、ハイドロポンプよ!」 ゴローニャは倒れた。 「こんなの小手調べです。あなたの戦い方がよくわかりました。相性がよくて勝てるものではない事をお見せしましょう!行け、サイドン!」 「楽勝よ!ミロカロス、ハイドロポンプよ。」 「サイドン、よけて!10万ボルトよ!」 「うそ…」 ミロカロスは倒れてしまった。 「そんな…」 「ポケモンのタイプに騙されてはいけません。」 ツツジは静かに言った。 「行け、バシャーモ!スカイアッパーよ!」 「サイドン!」 サイドンは倒れた。 「な… 行けハガネール!」 「きわわね。スカイアッパーよ!」 ―――――バシコーン――――― スカイアッパーはハガネールに的中した。 倒れる(正確に言うと崩れる)ハガネール。 「私の負けです。バッジがどこかにいったので、これを渡しましょう、あなたの探している砂漠の精霊の秘密を握ると言われる大地の鈴を。また、あいつらが襲ってくるはずです。このポケモンを渡しましょう。ナックラーと言うポケモンです。砂漠へ旅行した時に捕まえたポケモンです。」 ツツジからアスナへと渡されるナックラー。 「ありがとうございます。大切に育てます。」 「じゃ、頑張って下さい」 「はい。」 アスナはジムを出て、廃墟と化したカナズミの町を探索する事にした。 <新しく登場したポケモン> ナックラー ゴローニャ サイドン ハガネール <アスナのポケモン> バシャーモLv49 ミロカロスLv48 ライチュウLv46 ナックラーLv28 <ツツジのポケモン> ゴローニャLv45 サイドン Lv55 ハガネールLv50 |
KAZE | #6☆2003.12/30(火)18:55 |
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第6章「廃墟のカナズミ!謎の男現る!」 ――――カランカラン―――― ジュースの缶が転がる。 アスナは廃墟と化したデボンコーポレーションに入った。 「うわっ!」 社員たちが倒れている。 どうやらサハラ団にやられたようだ。 上に上がっていく。 どうやら社長室らしいところにたどり着いた。 「ふぅ、疲れた。」 社長らしき人が倒れている。 「ぼくのお父さんの遺体を回収しに来たのかい?」 突然誰かの声が聞こえた。 「誰?」 「そっちこそ誰なんだい?勝手に人の会社に入り込んで。もしかしてこの精霊の資料を盗みに来たのかい?」 挑発したがるような男の声。 「私はアスナよ。その資料見せてちょうだい。私は精霊の秘密を守り抜きたいの。」 「ぼくはツワブキダイゴだよ。ふっ、精霊の秘密を守り抜くだと?ふざけるな!砂漠の精霊はぼくのものなのだ!」 ダイゴと言う男が笑う。 「ふざけないで!あんたみたいなやつに、精霊の秘密を守る権利など無い!」アスナの啖呵が切れた。 「なら、こういうのはどうだい?ぼくと勝負して、勝った方がこの資料を持つってのは。ま、君に負けるぼくじゃないけどね。なんせ、四天王にもあっさり勝ったんだから。」 「いいじゃない。私だって元フエンジムジムリーダーの名にかけて、あんたには負けないわ!」 こうして、ホウエン1の男と、元フエンジムリーダーによるバトルが始まった。 |
KAZE | #7☆2003.12/30(火)21:39 |
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第7章「鋼の魔術師」 「行け、ダンバル!」 ダイゴはダンバルを繰り出した。 「それならこっちは…行け、ナックラー!」 「ダンバル、突進だ!」 「ナックラー、ガレキの下に隠れて!」 ナックラーはガレキの下にもぞもぞと隠れた。 ダンバルは壁に激突した。 「ダンバル!」 ダイゴの声もむなしくダンバルは倒れた。 「隠れてばかりで勝てると思ってはいけないよ。行け、ボスゴドラ!波乗りだ!」 ナックラーは倒れた。 「戻って。行け、ミロカロス!ハイドロポンプよ。」 ボスゴドラにハイドロポンプが命中。 しかし、ボスゴドラは耐えぬいたようだ。 「ボスゴドラ、アイアンテールだ。」 ――――バシコーン!―――― 「ミロカロス!」 ミロカロスは倒れてしまった。 「行け、バシャーモ!スカイアッパーよ!」 ――――ドッカーン!―――― みごと命中! 「そんな…ぼくの鋼の鉄壁たちが…ぼくが負けるなんて。なぜだ…?」 「あなたのポケモンに対する愛情が足りなかったのよ。」 「そんなはずはない!ボクはポケモンたちを鍛えた、愛しながら。このコたちのトレーナーであるボクは、鋼の魔術師になれた。このコたちのおかげで…」 「違う!それは、ポケモンをあなたのための道具として使っているのよ!愛なんてないわ!」 一瞬時が止まった。 「ボクの負けだ…でも、今度会った時にはぜったいに負けないよ。」 「今度会った時も、受けてたつわ!じゃぁ。」 ふたりは別れた。 アスナはトウカまで戻ってきた。 ムロ行き206便にアスナは乗った。 まるでテレビのような景色。 ムロでは一体どんなことが待っているのだろう? アスナは期待を胸に、ムロ島に降り立った。 <新たに登場したポケモン> ダンバル ボスゴドラ <アスナのポケモン> バシャーモLv50 ミロカロスLv50 ライチュウLv49 ナックラーLv29 <ダイゴのポケモン> ダンバル Lv25 ボスゴドラLv55 |
KAZE | #8☆2003.12/30(火)22:06 |
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第8章「トウキとトウキ親衛隊」 「ココがムロ島ね。清々しいところね。」 「トウキ様ー!!」 女の子達のはしゃぎ声が聞こえる。 「トウキって確か、ムロのジムリーダーよね。」 アスナは確かめるように言う。 「あのー。」 「なんだい?」 自分より一回り大きい体つきのトウキ。 「トウキ様ー。そんな女と喋らないで私たちとおしゃべりしてよー。」 「すまんすまん。この人の用件を聞くから。」 トウキがいった。 「で、なんだい?」 「わたし、アスナって言うんですけど、トウキさんに挑戦したいんです。」 「わかった。今すぐ始めよう。」 「頑張ってー。トウキ様ー!」 女の子達が叫ぶ。 「今からバトルするから黙ってくれないか?トモミにユウカにアキナ。」 「はぁい。」 女の子達がしょんぼりする。 「じゃ始めよう。行け、オコリザル!」 「行け、バシャーモ!」 「どうやら格闘対決になりそうだな。オコリザル、スカイアッパーだ!」 「バシャーモ、よけて」 ――――ビュン―――― 空気を切り裂く凄まじい音。 「こんなの、喰らったらひとたまりもないわ。」 アスナはあせりを感じた。 どうやらあいてはこの一匹みたいだ。 しかし、この一匹だけでアスナのポケモンたちが倒れていくのが目に見えてくる。 「(行けない…あせっちゃ行けない…)」 「バシャーモ、ブレイズキックよ。」 ブレイズキックはオコリザルに当たった。 しかし、オコリザルは全くダメージを受けていないみたいだ。 「その調子よー!頑張ってー!」 女の子たちがまたさわぐ。 「ふざけるな!!」 突然トウキの怒鳴り声がジム内に響いた。 「今俺は、真剣なバトルをしているんだ!五月蝿く騒ぐと、場の空気が乱れるんだ。すまない、アスナさん。こんなんでは俺が負けたのも同然だ。」 「え…?」 「いいんです。後悔はしていない。」 どうやらトウキはかなり、真の「闘」にこだわっているみたいだ。 アスナは、こんなトレーナーがいることがうれしかった。 トウキとはもう一度闘う事になるだろう。そんな気がした。 <新たに登場したポケモン> オコリザル <アスナのポケモン> バシャーモLv51 ミロカロスLv50 ライチュウLv49 ナックラーLv29 <トウキのポケモン> オコリザルLv60 |
KAZE | #9☆2004.01/01(木)00:46 |
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第9章「豪華客船マリン号」 アスナはムロ島から出る船に乗って、カイナに行こうとしていた。 ムロからカイナへ行く飛行機がないのだ。 乗る船の名前は「豪華客船マリン号」 なぜアスナが豪華客船に乗れるかと言うと、トウキがお詫びとしてマリン号に乗るチケットをくれたからである。 マリン号の中。 カイナまでは1日かかる。 ポケモンを「ポケモンセンターマリン号店」に預ける。 アスナは甲板にでた。 潮風が吹いている。 遠くの方にホウエン本島が見える。 「マリン号船内ホテル265号室のアスナ様。ポケモンに異変が見られたのですぐに船内ポケモンセンターに来てください」 突然のアナウンス。 アスナはポケモンセンターに行った。 「どうやらナックラーに異変が起きてるようです。詳しく調べた結果、進化するみたいなのですが、ナックラーが嫌がっているようです。」 ――――ウワワァ―――― ナックラーは叫んでいる。 「大丈夫?ナックラー。」 「何かあったんですか?」 声のした方を見ると、そこにはホウエン地方1のポケモン博士<オダマキ博士>がいた。 「うーん。どうやら、ナックラーはフエン砂漠の方に向かって叫んでいるみたいだなぁ。ナックラーは砂漠に住むポケモンで、まだ進化したときの姿はよくわかっていないんだ。」 「ナックラーを譲ってくれたツツジさんは、大きな岩の砦のような場所にいたといっていましたけど…」 「うーむ。どうやらこのナックラーは砂漠にある遺跡と関係しているみたいだ。今からヘリで向かおう。砂漠の遺跡の謎が解き明かせるかもしれない。」 「はい!」 アスナは予定が崩れる事にがっかりしたが、古代遺跡の謎がわかるというのでそんなことも忘れていた。 そしてアスナはヘリに乗って、オダマキ博士とフエン砂漠へと向かった。 <新たな物語の重要関係者> オダマキ博士 |
KAZE | #10★2004.01/01(木)14:02 |
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第10章「砂漠遺跡の手前」 アスナはヘリから降りた。 突然ナックラーは走っていった。 「ナックラー!」 「追いかけよう!」 二人は走った。 その頃、砂嵐にまぎれてサハラ団のアズミとウズはいた。サハラ団の名コンビである。 「遺跡泥棒(あいつら)に精霊の秘密を握らせるわけにはいかないわ。行くよ、ウズ。」 「ォゥ!」 ナックラーは遺跡の前で止まった。 その瞬間! ナックラーは光りだした。 ものすごい砂嵐が吹く。 「博士!」 「アスナ君!」 ふたりははぐれてしまった。 一方、アズミとウズも砂嵐によって吹き飛ばされていた。 アスナは辺りを見回した。 目に砂が入る。 「オダマキ博士ー!」 砂漠にアスナの声が響く。 しかし、何も聞こえない。 一方のオダマキは目を覚ますと、砂漠ではなく、どうやら何者かのアジトにいるようだ。 「一体ココは…?」 「黙っときな!お喋りが過ぎると…」 ――――カシャン―――― 銃の安全装置の外れる音がする。 ――――ドーン―――― 「こうなるんだよ!」 オダマキの肩から血が流れる。 「なぜ…」 「砂漠の精霊を利用するのに、あんたが邪魔だからだよ。」 「なら最後に名前だけ聞いておこう…」 「ミズキ…サハラ団の最高幹部だ…」 「わたしがポケモントレーナーなら、お前を倒す事が出来たのにな…」 「天国でじっくり後悔しな。」 ミズキがそう言ったとき、オダマキは事切れた。 「つぎはあの女か…やりがいがあるね…」 ミズキは独り言のようにつぶやいた。 <新たな登場人物> アズミ&ウズ |
KAZE | #11☆2004.01/01(木)14:01 |
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第11章「サハラ団のアジト」 アスナはオダマキを探していた 。 「そこまでだ!」 「誰?」 「サハラ団したっぱ団員、ウズだ!行けピジョット」 「そんなら、こっちは、ライチュウよ!10万ボルトよ!」 ――――ラーイ!―――― ――――チューウ!―――― ピジョットに10万ボルトが直撃。 「あわわわわ…」 と、突然! 何かがウズに体当たりした。ふっ飛ばされるウズ。 おそろしいほどの砂嵐が吹く。 「何…?」 砂嵐がやむと、そこには精霊<フライゴン>がいた。 {アスナさん。ぼくはあなたのナックラーです。ナックラーの姿であなたをお守りしていました。さあ、お乗りください。サハラ団のアジトへ潜入しましょう!} アスナにはフライゴンの声が聞こえた。 アスナはフライゴンに乗った。 フライゴンは気持ちよく砂漠の上空へ飛んだ。 砂が目にはいる。 とつぜんフライゴンはりゅうのいぶきを砂漠に向かって吐いた。 フライゴンは砂漠へと降りた。 そこには、きれいに円形の穴があいていた。 アスナは中に入る事にした。 <アスナのポケモン> バシャーモLv51 ミロカロスLv50 ライチュウLv50 フライゴンLv50 <ウズのポケモン> ピジョットLv45 ? Lv45 ? Lv50 |
KAZE | #12☆2004.01/02(金)22:46 |
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第12章「アジトの奥」 アスナは穴の奥に進んでいた。 幾何学模様の壁が怪しげな雰囲気を出している。 アスナはとりあえず奥へと進んだ。 そのころ、砂漠の真ん中では… 10万ボルトで黒焦げになったウズと、汗まみれのアズミが砂漠を彷徨っていた。 「はぁ〜暑いよ…」 「あんたがドジするからでしょ!」 ウズとアズミの体力はほとんど限界だった。 しかし、人もおらず建物もなく、結局アジとがどこかもわからないまま、砂漠の真ん中で倒れた。 アスナは奥へとずっと進んでいた。 「どこまで続くんだろう?」 と、突然広い部屋に出た。 機械がたくさんおいてある。 「ちょい待ちな!」 突然声が聞こえたのでアスナは声のした方を向いた。 そこには、背の高い拳銃を持った女性のシルエット。 「あなたはもしかして…」 ふたりの息づかいだけが聞こえる。 「ミズキさん…?」 シルエットはうなずいた。 |
KAZE | #13☆2004.01/03(土)19:26 |
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第13章「モンスターボール」 「あんたのモンスターボールから…フライゴンの発する超音波を感じるだよ。行きな、ボーマンダ!」 「だったらこっちは…行けフライゴン!」 「馬鹿だね。スナッチ…!」 「嘘…?」 フライゴンはスナッチされてしまった。 「もうあんたには用はない。さらばだ。」 ミズキは去ってしまった。 アスナはアジトにいるオダマキのことも忘れて、ミズキを追いかけた。 その頃ミズキは… 砂漠を走っていた。 「はぁ、はぁ…」 だいぶ疲れてきたようだ。 「このやろー!」 「ん?」 後からアスナが追いかけて来ている。 だいぶ速い。 「これでも、小さい頃アカネやレモンといっしょに追いかけっこしてたんや!」「くっそぉ…!」 ミズキは持っていたモンスターボールを投げつけた。 そう、そのときはそのモンスターボールを空だと思っていた。 しかし、中にはフライゴンが入っていたのだ。 アスナにモンスターボールが当たった。 しかしアスナは中のフライゴンを出した。 そしてフライゴンに乗った。 追いかける、追いかける。 フライゴンがミズキに突進した。 倒れるミズキ。 アスナはすぐにフエン警察に連絡した。 |
KAZE | #14☆2004.01/03(土)19:27 |
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第14章「終幕」 すぐにフエン警察が来て、ミズキは「過度スナッチ容疑」と「悪計画実行未遂」で逮捕された。 警察に調べられたアジトからは、オダマキ博士の遺体がが発見された。 アスナは久しぶりにフエンに戻った。 「おーアスナ!」 レモンがジムの前に立っている。横にはアカネもいる。 「久しぶりやな。さっきレモンと話してたんやけど、オーサカ(コガネシティ) 来ーへん?」 「いいよ!久しぶりにゆっくり出来そうだし。」 「ほな決定や!行くでー!」 「もう行くのー?アスナ疲れてるしもうちょっとゆっくりしようよ!」 「そやな!」 〜お疲れさま、アスナ〜 |
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