ぴくの〜ほかんこ

物語

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[391] マサラタウン〜汚れなき白の町〜

ゼニゼニ #1★2004.07/27(火)20:49
【第1話 旅立ちの決意】
???「ごめんね、ゼニニ。まだ決心つかないんだ」
マサラタウン生まれの,10歳の女の子…アクアがオーキド博士にゼニガメをもらってから一週間。アクアはまだマサラタウンにいた。
アクア「だって、お母さんと離れるのこわいし…」
そんないいがかりをつけて、なかなか出発しようといないのだ。
 そんなとき、旅に出ていたアクアのおさななじみのファイアとリーフが旅から帰ってきた。
ピンポーン
アクア「はーい。いまでますよ〜。」
ガチャッ
戸を開けると、ファイアが真っ先に、
ファイア「久しぶり〜!おっ、アクア、まだ旅に出てなかったのか。」
ファイアにそう言われて、二人が帰ってきてうれしい、と思っていたのに、気分が悪くなってしまった。
リーフ「博士にもあいさつに行かなきゃな。」
リ−フがそう言ったので、三人でオーキド博士の研究所へ行くことになった。しかしアクアはあんまりのりきじゃなかった。
ファイア「はっかせ、ただいま〜!」
やっぱ最初はファイアだ。
リーフ「おじいちゃ…博士、おれたちポケモンリーグに出場するよ。」
研究に夢中になっていた博士だが、リーフとファイアの声を聞いて、ふりむいた。
オーキド「おお!ファイア、リーフ!元気そうだな。」
オーキド博士はそう言ったが、アクアはコソコソしていた。だって、ポケモンもらって一週間、まだ出発していないなんて言えないじゃないか。
ファイア「アクア、なんでコソコソしてんの?」
ファイアはまたしてもでしゃばる。というか今のは一言多い。
アクア「だって〜。ポケモンもらって一週間、旅に出てないなんてはずかしいじゃん。」
10歳にもなってこれだよ。リーフはひとつ歳上だけど、ファイアは同い歳だぞ。
リーフ「アクア、おまえ決心がつかないんだろ。」
リーフにそう言われて、アクアは顔を真っ赤にしながら小さくうなずいた。
ファイア「ならポケモンリーグでおれたちのバトルを観るといいよ。」
ファイアはじょうだんで言ったらしいけど、アクアもどうせなら、と思い、来月のポケモンリーグまで待つことにした。
 ポケモンリーグ当日
ファイアとリーフはちゃくちゃくと勝ち進み、決勝は二人が対戦になった。
審判「試合開始!」
二人のバトルを観ていたアクアは、旅に出る決心をした。
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ゼニゼニ #2★2004.07/27(火)20:53
【第2話 旅立ちの時!さらば故郷】
アクア「よいしょっと。」
アクアは、旅支度をすませ、1階へ下りて来た。
「お母さん!支度できたよ〜!」
リビングの方から、お母さんとアクアの姉、ブルーが出てきた。
母「アクアが旅に出るなんて…。お母さん夢みたいだよ…。」
と、お母さんが涙ぐみながら言う。しかし、ブルーは、
ブルー「一ヶ月前まであーんなに嫌がってたのにね〜。」
と嫌みを言う。
 町の出入り口には、オーキド博士、ファイア、リーフ、さらに町の人々が送り出しにきてくれた。
オーキド「アクア、がんばるんじゃぞう〜。あ、そうだ、これを持って行きなさい。」
オーキド博士はそう言うと、赤い小さな機械をわたしてくれた。
アクア「なあに?これ。」
すると、なぜかファイアが、
ファイア「それ、ポケモン図鑑だよ。みつけた、つかまえたポケモンのデータが自動的に書き込まれていく、ハイテク図鑑さ。」
ファイアは、ちいさいころからかわらない。
リーフ「がんばれよ。アクア。次に会うときは、おまえがバッジを8個、集め きった時だ!」
ワーッ!
町の人たちのあいだから、歓声があがった。
ファイア「ォ、オレも!」
ファイアもわりこんできた。
アクア「ふふっ。ファイアったら。じゃあ、私がんばる。じゃあ、みんな、いってきまーす!」
アクアは、げんきよくかけ出した。
 これから、アクアの、まだ見ぬストーリーが、はじまる…。
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ゼニゼニ #3★2004.07/27(火)20:57
【第3話 新たなる仲間!】
アクア「よ〜し、ゼニニ、『あわ』こうげきよ!」
ポポポポッ
ポッポ「ポルッ!」
アクア「今だっ!いけー!モンスターボール!」
ポン!…カチッ!
アクア「やったー!ポッポゲットよー!」
ゼニニ(ゼニガメ)「ゼニー!」
…アクア10歳。マサラタウンを出て、今、1番道路にいた。
アクア「よ〜し、ポッポ、出ておいで!」
ポッポ「ポルルッ」
ピロロッ!
ポケットに入れておいたポケモン図鑑が鳴った。
アクア「なにかしら。…あっ!ポッポのデータだわ!」
≪ポッポ。ことりポケモン。おとなしい せいかくで おわれても はんげき せずに すなを かけて みをまもることが おおい。≫
アクア「へぇ〜。あ、そうだ、ポッポにもゼニニみたいに名前をつけよう!えーと…そうだ!ポルル!ポルルがいいわ!」
ポルル(ポッポ)「ポルッ!」
文句はなさそうだ。ゼニニも新しい仲間を喜んで歓迎してくれた。
ゼニニ「ゼニゼニ!」
しかし、ポルルはさっきのバトルでつかれてしまっているようだ。
バサッ!
ポルルはたおれた。
アクア「たいへん!!ポルルッ、しっかりして!」
ポルルは、残りHPが少ないのに、トレーナーの出現に興奮していたのだ。
アクア「ポルル、ごめんね。とりあえず、早くポケモンセンターへつれていかなきゃ!早くトキワシティへッ!」
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ゼニゼニ #4★2004.07/27(火)21:00
【第4話 トレーナーとしての自覚】
アクア「ポルル、しっかりして、ポルル…。」
アクアはポルルをポケモンセンターへ連れて行こうと必死だった。
アクア「あ、モンスターボールに入っていた方がいいよね。」
カチッ
ポルルをボールにしまうと、アクアはまた走り出した。
ザアアアアア…
雨がふってきた。
アクア「あっ、雨だ…。早く行かなきゃ!」
やっとポケモンセンターについた。
アクア「ハアハア…ジョーイさん…ポル…ポッポ…おねがいします…。」
ジョーイ「はい、おあずかりします。」
数十分後
ジョーイ「はい。おあずかりしたポッポは、げんきになりましたよ。」
アクア「ポルル!!大丈夫?!」
ポルル「ポルルッ!」
ジョーイ「でもこの子、だいぶダメージを受けていたわ。ゲットしたらすぐポケモンセンターにつれてきたほうがいいわ。」
アクア「…はい…。」
ジョーイ「きっと新人なのね。大丈夫。これからよ。がんばってね。」
アクア「あ、ありがとうございます!」
ポルルの事件で、[ポケモンは生きている。]ということを再確認した、アクアだった。
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ゼニゼニ #5★2004.07/28(水)11:23
【第5話 ライバル出現!マサラタウン四人目のトレーナー?!】
アクア「トキワシティって、広いのね…。」
アクアは、ポケモンセンターを出て、トキワの町を歩いていた。
ガサッ!
すると、後ろのしげみで物音がした。
アクア「誰かいるの?!」
すると、しげみの中から男の子が一人、ピカチュウを連れて出てきた。
???「アクアって…お前のことか?」
アクア「そ、そうだけど?あなたは、誰よ!」
???「オレの名は、サンダー。マサラから旅立った、四人目のトレーナーだ。」
サンダーはそう言うと、ポケットからポケモン図鑑を取り出した。しかし、アクアは納得できなかった。
アクア「うそよ!だって、オーキド博士は、最近ポケモン密漁者が多くて、ゼニガメも、ヒトカゲも、フシギダネも私達(アクア、リーフ、ファイア)にあげたのでもう無いってず〜っと文句言ってたのよ!」
サンダー「お前…オレの連れているポケモン、見えないのか?」
まさか。アクアはそう思わずにはいられなかった。
サンダー「お前にもわかるだろうけど、オレの連れてきたポケモンはこのピカチュウだ。」
ピカチュウ「ピカァ。」
アクア「それで…私になんの用?」
サンダー「まあ、マサラから旅立った者同士、ポケモンバトルでも…と思ってな。」
アクア「えっ…」
アクアは、サンダーとのバトルに、勝つことが出来るのだろうか…。
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ゼニゼニ #6★2004.07/28(水)11:27
【第6話 初トレーナーバトル!】
サンダー「どうした?バトルしないのか?まさか、ゼニガメVSピカチュウじゃ、かなわないってか。」
そんなことを言われてつい
アクア「やってやろうじゃない。」
そう言ってしまった。
アクア(ふん、こんなやつ、すぐ勝ってみせるわ。)
サンダー「どうやら自信有りのようだな。それじゃあ、ゼニガメVSピカチュウで、試合開始だ!」
ピカチュウ、そしてゼニガメが前に出る。
アクア「先手必勝よ!ゼニニ、『あわ』こうげきよ!」
ゼニニ「ゼニ!」
シュポポ
サンダー「お前はポケモン達の中の『相性』の関係を知らないのか。ならば教えてやる!ボルト!でんきショック!」
ボルト(ピカチュウ)「ピィッカァ〜!」
バリバリバリ!
ゼニニ「ゼニ〜」
サンダー「勝負…あったな。」
ゼニニは戦闘不能だった。
アクア「ゼニニ!大丈夫?!」
サンダー「ふん。おじいちゃんが図鑑をわたしたやつだっていうから、期待していたんだが。期待はずれ、だな。」
アクア「おじい…ちゃん…?オーキド博士のこと…?」
サンダー「これじゃあこの先心配だな。まるでポケモンのこと知らないみたいだしな。」
かあっ
アクアは顔を真っ赤にして言った。
アクア「なっ、なによっ!こ、これから少しずつ知っていけばいいんじゃない!」
つい言ってしまった。アクアにはそんなつもりさらさらなかった。
サンダー「いいか。ポケモンには『相性』というものある。いくらレベルに差があっても、『相性』の関係でレベルの高い方が負けてしまうこともある。それだけ『相性』とはポケモンバトルで大切なものだ。…覚えておくんだな。」
サンダーはそう言って立ち去っていった。アクアは、ふるえていた。バトルに負けた悔しさより、自分はポケモンのこと、全然しらないんだ、という絶望感の方が大きいに違いない。
 強力なライバル、出現である…。
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ゼニゼニ #7★2004.07/28(水)11:31
【第7話 ロケット団出現!敵か味方か】
アクア「えーと…うーん、やっぱ、トキワの森を避けてはニビへ行く事はできないか…。」
アクアは、地図を広げていった。森は天然の迷路だ。誰だって通りたかない。
アクア「このゲートが入り口ね。」
ウイーン
ゲートに入ると、そこは女の人がいた。
女の人「あら、旅の人ね。」
アクアは、へんなことを聞く人だな。と思ったが、正直に答えた。
アクア「はい。マサラから来たんですけど…。」
女の人「そう。じゃあきっとここは初めてね。」
アクア「はい…。トキワの森、無事ぬけれるかな…。」
すると、女の人はにかっと笑い、アクアにこう言った。
女の人「それなら心配しなくても大丈夫よ。この森には『ロケット団』っていうボランティア活動をしている団体がいるの。その人達に会えれば大丈夫。道を教えてくれるわ。」
『ロケット団』…。アクアはへんな名前だとは思ったが、こう言った。
アクア「そうですか!それじゃあ安心だ。いってきまーす!」
 トキワの森
アクア「早っ…さっそくやっちゃった。」
アクアは3分で迷ってしまった。
アクア「ど〜しよ〜!もぉだめだぁ〜!」
地面にすわって泣いていると、男性の声がした。
???「どうしたの?道に迷ったの?」
アクア「はい。あなたが『ロケット団』さんですか?」
アクアは涙ぐみながら言った。
ロケット団員「そうだよ。ぼくの名前はアツシ。ロケット団の一人さ。」
アクア「じゃあ、道を教えてくれるんですね!」
アクアの顔が、ぱっとあかるくなった。しかし、アツシはとんでもないことを口走った。
アツシ「道を教える?ああ。教えてあげるよ。そのかわり、お前のポケモン全部いただくぞ!」
アツシは本性を表した。
アクア「ポケモンすべていただく?!なんてことを!」
アツシ「お前、ロケット団を知らないのか。ロケット団は悪の秘密結社なのだ。いけ!ズバット!コラッタ!」
ズバット「ズバッ!」
コラッタ「ラッ!」
アクア「よーし、私も!いけ!ゼニニ!ポルル!」
ゼニニ「ゼニ〜!」
ポルル「ポルッ!」
アツシ「2対2…ダブルバトルということか!」
アクア「勝ってみせる…!ぜったい、勝ってみせるんだから!」
アクア、初めてのダブルバトル。はたして、勝つことができるのだろうか…。
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ゼニゼニ #8★2004.07/28(水)11:36
【第8話 初のダブルバトル!】
アクア「先手必勝よ!(二回目)ゼニニ、『あわ』こうげき!」
ゼニニ「ゼニニ〜!」
ポポポポ
アツシ「ではズバット!『ちょうおんぱ』!」
ヒイイイン…
アクア「きゃあ!ゼニニ、ポルルどうしたの?!」
ゼニニとポルルは、クルクル回ったり、おたがいぶつかりあったりして、なにやらようすがおかしかった。
アツシ「よし、コラッタ、とどめの『でんこうせっか』!」
アクア「あっゼニニ、ポルル!」
そのとき、どこかで男の子の声がした。
???「ボルト!ズバットに『でんきショック』!キマラ!『けたぐり』!」
バリバリバリ!
ゲシッ!
アクア「あ、あの声…。」
ズ・コ「キュウ」
アツシのポケモン二匹は、男の子のポケモンのワザを受けてきぜつしてしまった。
サンダー「アクア、お前『ちょうおんぱ』のワザも知らないのか。」
アクア「やっぱり!あなたはサンダー!」
アクアを助けたのは、アクアのライバル、サンダーだった。
アクア(なんだろ。このかんじ。前サンダーに会ったときはかんじなかったのに。サンダーが来てくれて、うれしいって。やなやつなのに…。)
アツシ「おい!いつまでオレを無視するきだ!…あっでももうポケモンない…。しかたね〜!逃げるか!」
アツシは逃げていった。しかしアクアは、不思議でならなかった。
アクア「なんで…私を助けたの?」
サンダー「ふん、なんでもなにも。お前はオレのライバルだ。お前をたおすのはオレだ。…まっ、相手にならんだろうけどな。」
やっぱやなやつだ〜、と思っている間にサンダーは行ってしまった。
アクア「あっ…。まってサンダー!」
サンダー「なんだ。なんか用か?」
アクア「あっ…。いや…。あ、ありがとうって…。」
サンダー「ふん…。」
アクア、サンダーに恋の予感?!
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ゼニゼニ #9☆2004.06/08(火)18:01
「は〜。やっと出れた〜。」
あれから丸一日。アクアは、やっと外へ出ることができた。
 ニビシティ
「ジョーイさん!おねがいしまーす!あれ…?」
「はい。お預かりします。」
「あは!やっぱ!トキワシティのジョーイさん!なんでニビに?」
そう。そこにいたジョーイさんは、トキワにいたジョーイさんとまったく同じ顔だったのだ。
「あら…、知らないの?私達は、みんな家族なのよ。」
と、ジョーイさんは写真を見せてくれた。
「…あ!ほんとだ!みんな同じ顔!」
「あ…。ほら!そろそろポケモン達、いいみたいよ。」
「ありがとうございます。」
外へ出たアクアは、モンスターボールを一つ取り出した。
「ふふふ。トキワの森で、新しい仲間をゲットしたのよね〜。出ておいで!」
「キャタ〜!」
その『仲間』というのは、キャタピーのことだった。
「そうね…。キャタタ!キャタタにしましょう!」
「キャタキャタ〜!」
「まったく。センスの無いニックネームだな。」
ドキッ!
「サッ、サンダー!何でここに?!」
「決まってんだろ。ジムに挑戦するんだ。」
「ジム…?なにそれ?」
「お前…。ほんとになにも知らないんだなあ。」
かあっ
「いっ、いいじゃない!別に…あ、もしかしてジムって、リーフが出発のときに言ってた『バッジ』をくれるところ?!」
第2話参照です。(笑)
「なんだお前…お兄ちゃんが言ってたこと、わかってなかったか。」
「お、お兄ちゃん?!リーフに生き別れの弟がいるとは聞いてたけど、まさかそれがサンダーだったとは。」
「お前が出た直後、再会したぞ。…ま、今日はジムについて情報だ。」
「でも、なんで、ライバルの私に?」
「おま…。お前はバカか。同じことをはりあえなかったら、おもしろかないし、『ライバル』っていえないだろ!」
ごもっともだ。
「で…、なによ。情報くれるんでしょ。」
「お、おい。それが人に物を頼む態度か。まあいい。ここ、ニビにはポケモンジムがある。そこにいるジムリーダーにバトルで勝つと、ジムバッジがもらえる。そのバッジを8個集めると、ポケモンリーグ無条件出場が認められるってわけだ。ま、これでも持ってけ。」
「な、なにこれ。」
「タウンマップだ。お前の持ってる安物地図より、よっぽど役に立つと思うが。」
「あ、うん。ありがと。」
「じゃ、オレはもう行くぜ。」
「え、ああうん…。」
(やっぱ私へん。サンダーと、離れたくないなんて…。)
アクアは、ジム戦に勝つことが出来るのだろうか…。
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ゼニゼニ #10☆2004.06/09(水)22:36
「平均レベル約6LV…。ちときついか…。」
アクアは、ジム戦に備えてポケモン達の体調を確認していた。
「キャタタ5LV、ポルル6LV、ゼニニ9LV…。あーどうしようかなー。」
「特訓相手がいないなら相手してやってもいいぜ。」
後ろから男の子の声がした。…サンダーだ。
「サンダー!もうどっかいっちゃったんじゃないの?!えっ、まっ、まさか私のこと…。(ぇ)」
ドキドキドキ…
「ばっ、ばかいえ!オレがお前のことすっ、好きになるわけないだろっ…!」
ドキドキドキ…
「じゃあ、なんで?」
「前にも言っただろ。同じことはりあえなかったら面白かねーんだよ!」
「うっ、うん。じゃあおっ、お願いします…。」
「じゃあいくぞ。オレの手持ちはピカチュウ、マンキー、ビードル、オニスズメだ。」
「あ、私の手持ちは、ゼニガメ、ポッポ、キャタピーだよ。」
「ふーん。わるくはないな。じゃあ、オニスズメVSポッポ、ビードルVSキャタピー、ゼニガメVS…」
サンダーは悩んでいた。だってゼニニは、一度ピカチュウに負けているのだもの。
「お願い。ゼニニの相手はピカチュウにして。」
「お前がいいならいいけど…。とにかく、特訓開始だ!」
アクアのポケモンは、どこまでそだつだろうか…。
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ゼニゼニ #11★2004.06/12(土)11:23
「キャタタ!『たいあたり』!」
「キャタ〜!」
ドーン!
「ビードル〜!」
「おっだいぶ強くなってきたな。…わっなんだ!」
ぷしゅしゅーっ!
「いっ、糸?!なに〜!」
「きっと、進化だ!」
「進…化?」
ピカッ!
「トラ〜!」
ピピッ!
「あ、また図鑑が!『とらせんせる』?なんだそりゃ?」
ひょい
「トランセルってのは、キャタピーの進化形だ。お前そんなことも知らないのか?」
サンダーが図鑑をのぞきこんできた。
ドキドキドキ…
「えっ、あっ、あの、ちょっと…。」
「え、あ、ああ。ご、ごめん。」
(いや。『ごめん』じゃなくてうれしいんだけど…。)
(なっ、なんなんだ?オレ…。どうかしてるぞ。)
ドキドキドキ…
「さっ、さあ、特訓の続きだ。」
「うっ、うん。おねがいしますっ。」
(ああっこんなんじゃ、顔も合わせられないじゃないか〜!)
「あ、そ、そうだ。キャタタが進化したってことは、何LVになったの?」
「え、ああ。うん。たしか、7LVだと思うけど…?10LVになれば、バタフリーになるぞ。…ほら。」
そういって、サンダーはポケモン図鑑のバタフリーのページを見せてくれた。
「へ〜ぇ。そうなんだ〜。」
「お、おい…。」
「え、ああ。いやあの、これはべつにあの〜。」
(あ〜やっぱり、顔合わせらんないよ〜!)
アクア&サンダー、結ばれる日は近い?!
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ゼニゼニ #12☆2004.06/11(金)17:27
【第12話 ライバル出現?!】(パクリ…
 「えーと。じゃあキャタタが10LVになるまでがんばろーかってゆーか…。」
「う、うん。じゃあそうしようか。」
ドキドキドキ…
「あ、超カッコイー男の子めっけ!」
後ろから女の子の声が響いた。
「あ、あなただれ?」
「あ、私?シオンタウンで生まれて、三歳でマサラに引越し。生まれはシオン、育ちはマサラのパープル10歳!」
「ゴスゴース!」
「あ、ごめん。この子が私のパートナー、ゴースのゴーたんよ!」
((ゴ、ゴーたん?へんな名前…。))
「ねぇ〜ねぇ〜。そこの超カッコイー男の子〜!」
「え、お、オレ?」
「あたりまえでしょぉ〜。お・な・ま・えは〜?」
「(なにこいつ)サンダー!こんなやつ相手にすることないよ!むこうで特訓しよ?!」
あっ…
「ば、バカアクア!名前お知らせしてどーすんだよ!(怒)」
「へぇ〜サンダーってゆーんだー。ねえねえ〜。私をポケモンとは違う一生のパートナーにしてよ〜!」
「えっ、ど、どーしてオレが〜?!」
イライライラ…
「あーもー!ちょっと待ったぁ!!」
アクアは大声をあげた。
「なによぅ〜。私とサンダー様のラブラブタイムをじゃましないでよぉ〜!」
「やっぱオレ…。」
「あんたとサンダーがべたべたしてるとイライラすんのよ!サンダーと一緒にいたいんなら、私とポケモンバトルで勝ってからにしてよね!」
「アク…ア?」
「ふーん…。あんたもサンダー様のこと…。いいわよ。やってあげるわ。でもどーせ勝つのは私だしー。」
(こいつ…いい度胸してるじゃない。)
アクアは、パープルに勝つことが出来るのだろうか…。
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ゼニゼニ #13★2004.09/05(日)11:13
【番外編 その後のファイアとリーフ】
ファイア「リーフ!リベンジだ!バトルだ!バトル!」
このいかにも元気そうな少年,アクアの幼なじみのファイアです。
リーフ「おい…何回目だよ…。そんなこと言って、全部負けてるじゃないか。」
釣りをしているリーフに、ファイアが言った。
ファイア「な〜、いいだろ〜!そうおもうよなっ、アクア!」
シーン
誰も応答しない。
リーフ「寝ぼけてるのか、お前は。アクアは、もう旅に出たんだよ。」
ファイア「そうなんだよな〜。アクア、今どこらへんにいるかな〜。」
リーフは目を細めた。
リーフ「もう…、サンダーとは会ったかな?」
ファイア「あ、あのリーフの弟の?なんか、あいつにはアクアをとられそうな気がするよな〜。なっ、リーフ。」
リーフ「とっ,とられる?なっなんのことだよ。」
なぜか、リーフは顔を赤くした。
ファイア「またまた〜。ごまかしちゃって〜。リーフは、アクアのことが好きなんだよね〜。」
ファイアはいたずらっぽく笑い,リーフの釣の邪魔をする。
リーフ「そっ、それはお前なんじゃないのか?」
ドキッ!
そしてファイアも顔を赤めた。
ファイア「そっ、そうだよ!な、なんか悪いか?!]
シーン…
一瞬場は凍りついた。
フ・リ「バトルだ!」
おわり
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ゼニゼニ #14☆2004.06/12(土)09:30
【第13話 負けられない!女と女の真剣勝負!前編】
 「じゃあ、2対2のダブルバトルでいいわね。」
「いいわよ。じゃあサンダー、審判おねがいね。」
「ああ、べつにいいけど…。じゃあいくぞ。これより、アクアとパープルの、ダブルバトルをはじめます。ポケモンをだしてください。」
ヒヨオオ…
今日の風はつめたかった。だが、二人はそんなこと気にしていなかった。
「いっけえ!ゼニニ!キャタタ!」
「ゼニ〜!」
「トランッ!」
「(ざっこ−い。)ゴーたん!ラッたん!ゴー!」
「ゴース!」
「コラッ!」
「試合開始!!」
…………………
「おっ、なんだ?それ。そのメモ。」
「ああ。ファイアか。なに。母さんに買い物をたのまれたんだ。」
ここは、マサラタウン。白い野原に、ファイアとリーフがいた。
「へぇ〜。でもこれは、トキワのショップには無いぜ。」
「ああ。だからニビまで行こうと思ってな。オレは鳥ポケもってるからな。」
「ふ〜ん。ならオレも行くよ。出て来い!ジョット!」
「ピジョ−ッ!」
「こい!ドリル!」
「キエーッ!」
「じゃあ行くか。」
…………………
「先手必勝よ!(三回目)ゼニニ!『あわ』よ!」
シュポポポ
「ゴス〜」
「ああっ!ゴーたん!」
「ゴース戦闘不能!」
「入れ替えは無しだからね。」
「ちっ…。ラッたん!ゼニガメに『でんこうせっか』!」
シュッ!
「ゼニ〜。」
「ゼニガメ、戦闘不能!」
「ああっ!ゼニニ!」
「これで…1対1ね。」
(でもコラッタはさっきのゼニニの『あわ』を受けてるから、きっと、だいじょうぶ…。絶対、負けないんだから!)
 トキワの森上空
「そろそろつくな…。」
ファイア&リーフ、がニビに来て、どうなる!恋のゆくえ!
さらに、アクアのバトルは…。
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ゼニゼニ #15☆2004.06/12(土)11:21
【第13話 負けられない!女と女の真剣勝負!後編】
「トランセルなんかすぐにたおしてあげるわ。ラッたん!『でんこうせっか』!」
「キャタタ!『かたくなる』!」
カキン!
シュッ!
「きゃー!硬いところにぶつかったから、こっちがダメージ受けたっぽい〜!ラッたん、『でんこうせっか』よ!」
「キャタタ、『かたくなる』」
カキン!シュッ!
「あっ、ラッたん!」
「キャタタ、『たいあたり』よぉ!」
ドーン!
「コ…ラ…。」
バタッ!
「コラッタ、戦闘不能!よって勝者、アクア!」
ピカ!
「な、なに〜!」
「きっと、進化だ…。」
「え、もう…。」
パカ!
トランセルのせなかが割れた。すると中から蝶のようなポケモンが出てきた。
「フリーフリー!」
「「バタフリー!」」
「あ、アクアだ!おーい!アクアー!」
「フ、ファイア?!どうしてここに?!リーフまで!」
「なんで兄さんがここに?!」
「お、アクア、サンダ−。何週間ぶりだ?」
「フリィー」
バタフリーいやキャタタは、アクアの頭にとまった。
「おっ、バタフリーじゃん。オレ本物はじめてみたわ〜。」
「なんで?ファイアはポケモンリーグ準優勝でしょ?」
「ファイアはめんどくさがりだしな。」
「な、なあ、アクア。」
「え、なに?サンダ−。」
サンダ−はいつもよりきっとした目で話しかけてきた。
「あ、あのさ、オレと一緒に旅をしないか?」
「えっ…。」
「お、オレはポケモンについても詳しいし、いろいろ役に立つかと…。あ、いやならいいけど…。」
ドキドキドキ…
「あーもう!いつまで私を無視するの!サンダ−様が行くなら、私も行くわ!」
「「え、ええ〜!」」
「決定〜!アクア、あんたには絶対負けないんだから!」
「今度は、オレ達が無視された。あっ、リーフ?!」
「サンダ−まさかお前…。」
「えっ、まさか兄さんも…。」
仲間を増やして、再出発をはかるアクア。
あ、特訓は…。
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ゼニゼニ #16☆2004.06/12(土)15:41
【第14話 ジム戦へ!タケシVSアクア!】
アクア「キャタタ10LV、ポルル8LV、ゼニ二12LV…か。そろそろいいかも。」
サンダ−「ニビジムのジムリーダー、タケシは、岩ポケの使い手だ。ここはゼニニでいくといいだろう。」
パープル「応援してあげるから、ちゃんと勝ちなさいよ。」
アクア一行は、ポケモンセンターにいた。ジム戦にむけて、最後の確認をしていた。
アクア「そうだ。サンダ−とパープルはジム戦しないの?」
サンダ−「オレはやるけど。パープルは?」
パープル「うーん。どうしようかしら。やめとくわ。ポケモンが傷つくの、いやなの。」
アクア「ふーん…。サンダ−、手持ちポケモンのレベルは?」
サンダ−「オレか?ボルト14LV、ピアー10LV、キマラ14LV、だけど。」
アクア「ピアー?なにそれ。」
パープル「ピアーピアーピ…。あ、スピアーのことね!」
サンダ−「正解!パープル、頭いいな。」
パープル「きゃー!サンダ−様にほめられちゃった☆」
ア・サ(くっつくなよ…)
…………
ニビジム
アクア「えーと、おじゃまします…。誰かいますか…。」
ギィ…
アクアはジムの戸をあけた意外と簡単に開いた。
サ・ア・パ「開いた!」
???「だれだ?何の用だ?」
アクア「誰…ですか?」
タケシ「オレはニビシティジムリーダーのタケシだ。挑戦なら受けてたつぞ。」
暗闇の中から、タケシは現れた。
アクア「あ、あの、挑戦なんですけど…。私と、こっちのが。」
サンダ−「(こ、こっちの?!)あ、オレです。」
パープル「私は応援☆」
タケシ「どっちからやる?」
ア・サ「ひそひそひそ…」←相談中
アクア「私からで。おねがいします。」
ルールは、シングルバトル。1対1の、一本勝負、ということだった。
審判「これより、ジムリーダータケシと、マサラタウンのアクアとの、バッジをかけた試合をはじめます。」
タケシ「いけ!イワーク!」
イワーク「グオオ!」
アクア「いけ!ゼニニ!」
ゼニニ「ゼニィ!」
審判「試合開始!」
アクア「先手必勝よ!(四回目)ゼニニ『あわ』!」
シュポポ
イワーク「グオオ」
タケシ「ああ、イワーク!『しめつける』だ!」
ぎゅうう
ゼニニはイワークの体にしめられ、動けなくなってしまった。
アクア「ゼニニ!…そうだ!ゼニニ!イワークにおもいっきり『あわ』をぶつけるのよ!」
ゼニニ「ゼ…二…ゼニ!」
シュポポ!
イワーク「グオオ!!」
タケシ「イワーク!」
アクア「とどめよ!おもいっきり『あわ』!」
ゼニ二「ゼーッ二ィ!」
シュポポ!!
審判「イワーク、戦闘不能!ゼニガメの勝ち!よって勝者、マサラタウンのアクア!」
アクア「やっ、やったー!!」
タケシ「オレに勝った証だ。グレーバッジをもっていけ。次はだれだ?!」
サンダ−「オレです!」
サンダ−は立ち上がった。タケシに勝てるのだろうか…。
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ゼニゼニ #17☆2004.06/13(日)13:18
【第15話 ジム戦へ!タケシVSサンダ−!】
タケシ「さあ、次の挑戦者はだれだ?!」
サンダ−「オレです。よろしくおねがいします。」
パープル「きゃっー!サンダ−様っ!がんばって〜!」
アクア(サンダ−、なにだすんだろ…。)
アクアがそう思うのも無理は無い。サンダ−が旅のパートナーにつれてきたポケモンはピカチュウだ。電気ワザは岩タイプにはきかない。アクアだってそれぐらいは知ってる。ふと気が付いた。
アクア(そうだ!サンダ−が出すポケモンがボルト(サンダ−のピカチュウの名前)ってことないんだ!てことはピアーかキマラ(マンキー)だよね…。うーん、どっち出すんだろ…。)
アクアがそんな事考えている間に、試合は始まろうとしていた。
審判「これより、ニビシティジムリーダータケシと、マサラタウンのサンダ−との、バッジをかけた試合をはじめます。」
タケシ「いけ!イシツブテ!」
イシツブテ「ガッシャイ!」
サンダ−「キマラ!ゴー!」
キマラ「キキ−ッ!」
アクア「サンダ−!キマラなんて出して大丈夫なの?」
サンダ−「まあ、見てなって。」
審判「ルールはさっきの試合と同様。それでは、試合開始!」
審判の合図と同時に、サンダ−は声をあげた。
サンダ−「キマラ、『けたぐり』だ!」
イシツブテ「ギャッシ…」
アクア「『けたぐり』?なんだそりゃ?」
パープル「格闘タイプのワザよ。マンキーは9LVで覚えるの。岩タイプには、効果抜群なのよ☆」
アクア「ふーん…がんばれー!サンダー!」
サンダー「キマラ!もういっちょかましてやれ!」
キマラ「キキ−ッ!」
アクア(なんか…バトルしている時のサンダ−って、かっこいーな…。リーフの弟だから?)
パープル「きゃーっ!サンダ−様すてき〜!」
はっ
気が付いたときには、もう試合は終わっていた。勝者は、サンダ−だった。
アクア「サンダ−!」
サンダ−はVサインをした。
サンダー「勝ったよ。やったね。」
タケシ「うん。いいバトルだったぞ。これをもっていけ。」
そう言ってタケシは、グレーバッジをわたしてくれた。
サンダ−「ありがとうございます!」
アクア「やったね。これで一区切りついたってかんじだね。」
タケシ「つぎはハナダジムのある、ハナダシティに行くといい。しかし、途中におつきみ山というどうくつがある。がんばれよ。」
ア・サ・パ「ありがとうございます!」
アクア「じゃあみんな、いこ!」
三人は元気良く駆け出した。次はどんなことが、あるのだろう…。
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ゼニゼニ #18☆2004.06/13(日)17:48
【第16話 コウキとの出会い!】
アクア「まず、ポケモンセンターに寄ろうよ。」
三人は、おつきみ山のふもとのポケモンセンターに着いていた。
サンダー「ここにくるまでに沢山のトレーナーたちとバトルしたからな。」
パープル「あ〜ん、私のかわいいゴーたんが汚れちゃった〜!」
ウイーン
三人はセンターの中に入っていった。
アクア「ジョーイさん!おねがいしまーす!」
ジョーイ「はい。おあずかりします。」
アクア「ねぇ、ポケモン達が回復するまで、あっちで休んでようよ。」
パ・サ「「そうしよう!」」
三人は奥に向かった。
???「はあ。そうです。こちらおつきみ山でもロ…はい。はいわかりました。」
そこには、電話をしている男の人が座っていた。
???「あはい。それではのちほど。(かちゃ)…ふう。まったく。こまったもんだ。」
サンダ−「あの、どうかしたんですか?」
???「ん?君達は?」
アクア「あの、私達、ポケモンマスターを目指して旅をしているんです。困った事があるんなら、相談にのりますけど…」
???「本当かい?!ぼくはニビ警察のコウキ。君達、ロケット団退治に協力してくれないかい?!」
アクア「えっ…私はかまわないけど…。二人は?」
サンダ−「オレもよろこんで協力します。」
パープル「私もOK☆なんか楽しそう☆」
コウキ「よかった。ありがとう。あ、敬語は使わなくていいよ。ぼくそんなに偉くないし。とりあえず、電話番号を交換しようよ。」
ア・パ・サ「電話番号?」
三人はびっくりしていた。
コウキ「あれ?ポケギア持ってないの?」
三人は同時にうなずく。
コウキ「そうか。カント−ではまだ売ってないんだ。じゃあ、これあげるよ。」
コウキはそう言って、サンダ−には黄色、アクアには水色、パープルには紫色の図鑑よりも小さな機械をくれた。
コウキ「それはポケギアだよ。電話、タウンマップ、ラジオ等の機能が付いた、ジョウト地方では旅の必需品さ。父さんがこれの開発部に勤めてて、カラーバージョンの試作品をくれたんだ。電話番号は自分で決められるよ。あ、名前聞いてなかったね。」
アクア「私はアクアです。」
サンダ−「オレはサンダ−。」
パープル「私はパープルよ☆」
コウキ「じゃあ自己紹介が終わったところで、番号の決め方、教えてあげるよ。」
ア・サ・パ「おねがいします!」
コウキ「えーっと。まず自分で決めて…。そのあと、会社に決めた番号を送る。会社から、OKのメールだとどけば完了さ。
三人は言われたとおりに操作した。
ピロロッ!
アクア「OKのメールがきたわ!」
サンダ−「オレのもOKだ!」
パープル「私のも!」
三人とも、電話番号の登録が完了した。
コウキ「じゃあ、交換だ。ポケギアの上の方に、赤外線装置がついてるだろ?」
確かに付いていた。これを使えば、いろいろなことが簡単に出来るのだという。
コウキ「これをこうして…こうすると…。できた!三人の中でもやるといいよ!」
コウキにそういわれて、三人はお互いの電話番号を教えあった。
アクア「へ〜。すご〜い!なんかあったら、連絡しますね。」
サンダ−「ポケモン達、そろそろいいみたいだぞ。」
四人は、ロビ−へ向かった。
ジョーイ「はい。お預かりしたポケモンは、元気になりましたよ。」
ジョーイさんからポケモンを受け取って、四人は、外へ出た。
コウキ「それじゃあ、なにかあったら連絡してね。もちろん、こっちからも連絡するよ。」
ア・サ・パ「おねがいします。」
コウキ「ああ、もうこんな時間だ!それじゃあ、僕は仕事があるから!またね!」
コウキはニビの方へ駆けて行った。
サンダ−「オレ達も行こう。」
三人は、おつきみ山に向かって、走っていった。
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ゼニゼニ #19☆2004.07/07(水)19:53
【第17話 おつきみ山!パープルの目的!】
アクア「迷った…。」
コウキと別れてから,1時間半ほど経っていた。さっそく道に迷ったんだから,何と言えば良いものか…。
パープル「だから私は,左に曲がろうって言ったじゃない。」
サンダー「まあまあ。なあ,それより,オレずっと気になってたんだけどさあ,パープルって,なんか目的があって旅してるわけ?」
パープルは,なにか気が付いたようで,ハッとした。
パープル「そうだ。私,クチバでお別れだわ。」
ア・サ「ええ〜っ!」
二人ともびっくりして,思わず大声を上げてしまった。
アクア「な,何で?!私達はポケモンリーグ出るからカントーほぼ1周するのよ?!何で,クチバなの?!」
アクアが,あんまり強くパープルの肩をつかんだもんだから,パープルにもアクアが自分のことを思ってくれてるのが分かった。
パープル「私,ポケモンコンテストに出るの。ジョウト,ホウエンの方でそう言う事をやってるんだって。クチバからジョウトに向かう船が出るの。私,それに乗るわ。」
ポケモンコンテスト…。ポケモンの美しさや、かっこよさなどを競い合う大会だ。
 二人があんまりにも悲しそうな顔をするから,パープルがはげましにかかった。
パープル「大丈夫よ。でも,サンダー様と離れることになるのは辛いわ。アクアと二人っきりってのもね…。」
サンダー「あ,でも,別れるのはクチバだろ。なら,大丈夫じゃん。」
それもそうだ。パープルと別れるのはクチバなんだから,まだまだ一緒にいられる。
ア・パ「そっかー!」
サンダー「じゃ、元気が出たところで,先,進もうか。」
ア・パ・サ「ゴー!」
三人は,また元気良く走り出した。
アクア「…ところで,どっち進めばいいのやら…。」
サンダー「う…。」
先が思いやられる…。
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ゼニゼニ #20☆2004.07/07(水)20:52
【第18話 またまた!重要人物登場!】
アクア「そろそろ出口かしら…。」
あれから丸一日,アクア達一行は,洞窟の中をさまよっていたのだ。これで出れなかったら,最悪だぞ?!
 そんなことをしているとき,向こうから女の人の話し声が聞こえてきた。
???「まったくな〜。大体,何で社長はドリル飛ばさしてくんないんかね〜。」
???「仕方ないっしょ。最近はなんか空に怪物がいるなんて噂が流れてんだもん。」
声は,二つ聞こえる。アクア達は,何者かと思い,静かに聞いていた。
???「ねぇ,誰か,…いるよね。」
???「うん。そんな感じする。」
三人がばれた〜。と思っているうちに,攻撃された。
???「カメク!」
バシュッ!
水が飛んできた。とてもすごい勢いだった。
サンダー(これは…。『ハイドロポンプ』!この勢いからすると,LV70以上のカメックスだ。)
???「ねえ,ハルカ。子供だよ。こ・ど・も!なんでもかんでも、攻撃するの,止めなよ。」
???「ああ、ごめん。私,ハルカ。ヤマブキシティにある、シルフカンパニーと言う所で働いてるの。」
???「私,ミサト。ハルカと同じところで働いてるのよ。あなた達は?」
三人はびっくりしたが、しっかり者のサンダーは話し始めた。
サンダー「オレはサンダーです。マサラから来ました。なぜ,ハルカさん達はこんな所にいるんですか?」
サンダーはそう質問したが,とりあえず自己紹介を進めた。
アクア「あ,あの,私,アクアって言います。」
パープル「私は,パープルです。」
ハルカとミサトは,顔を見合わせた。びっくりしているようだった。
ミサト「じゃあ,あなた達,ニビでコウキってやつに会わなかった?」
アクア「会いました…けど。」
ハルカ「じゃあ、この子達だ!電話番号交換しよ!私達とコウキは、トレーナーズスクールで一緒だったの。」
ア・サ・パ「ああっ、何が何だか分かんない〜!」
これから、どーなるんだ?!
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ゼニゼニ #21☆2004.07/09(金)17:49
【第19話 ハルカ・ミサトの正体!】
ア・サ・パ「ど,ど〜なってるの〜!」
ミサト「ちょっとハルカ,初対面の人にそんな事いきなり言われたら,誰だってびっくりするっしょ。」
アクア達一行は、おつきみ山でへんな女の人二人組みに話しかけられていた。
ハルカ「そうかそうか。ごめんね。」
サンダー「あの…二人共コウキさんの知り合いってことは,ロケット団じゃないんですね?」
サンダーが心配そうに尋ねる。もしロケット団だったら…逃げよう。
ミサト「あはははっ!大丈夫。私ら,ロケット団の仲間どころか敵だもの。」
ミサトは…よく分からないことをいう。何のことか知りたくて,サンダーが質問した。
サンダー「あの,それって,どういう意味なんですか?」
パープル「私も,よくわかんなーい。」
アクア「(何なんだ?!こいつ。)私も,知りたいです。」
二人は,どう説明しようか悩んでいるようだったが,思いついて,こう言った。
ハルカ「あのね。ハナダの岬にある,『岬の小屋』って所にマサキって人と,ユウヤって人が住んでるの。そのユウヤって人に会えば…アそっかじゃあ連れてっちゃおうか!」
ミサト「ええっ。だってこれから行くの,オーキド研究所だよ?!反対方向じゃん。」
ハルカ「ドリルに乗ってけばすぐだよ。」
ミサト「だめだよ!社長に言われたでしょ。大体、ココ洞窟の中だよ!」
ハルカは,考えがあるようだった。すぐにこう言ったのだから。
ハルカ「だーいじょうぶ!まーかして!(なんかの漫画のパクリ)オレサマのドリルのクチバシは天下一品。ココに穴をあけるなんて,朝飯前さ!それに,ミサトはジュゴン持ってるでしょ。」
ミサト「そうか!あなを開けたら『れいとうビーム』で凍らせちゃえばいいんだ!」
ハルカ「そのたうり!(やっぱパクリ)さ、出てこい,ドリル!」
ドリル(オニドリル)「キエエエエエーッ!」
ハルカ「さあ,乗って乗って!」
ハルカはそう言うが,三人は迷っていた。
サンダー(ほんとに…付いて行って大丈夫だろうか。)
パープル「はーい、ねえ皆,行ってみようよ。」
アクア「そうだね…。ごちゃごちゃ言ってても仕方ないし。サンダー,行こ?」
サンダー「そう…だな。」
三人は戸惑いながらも,ハルカのオニドリルに乗った。
ハルカ「ささ、行くよぉ!とべ!」
オニドリルの羽が羽ばたき始めて,体が宙に浮く。
ハルカ「ドリル!『ドリルくちばし』!」
くちばしが回り始め,天井に穴が開き始める。
ギュイイイイン!…バラッ!
天井が割れた。
ミサト「今だ!ジュン!『れいとうビーム』!」
カキン!
丁度良いタイミングだった。天井は綺麗に固まった。
ハ・ミ「イェーイ!ナイスゥ!」
と二人が喜びを交わしていると,突然,強風が襲ってきた。
ビヨオオオオオ!
しかし,オ二ドリルはびくともしなかった。
でもその先には…見たことも無いポケモンがこちらへ風を送り込んでいた。
ア・サ・パ・ハ・ミ「あ、あれは…?」
そのポケモンの正体とは?!
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ゼニゼニ #22☆2004.07/09(金)18:47
【第20話 ポケモンの正体!第1部完結でございます。】
ビヨオオオオ!!
パープル「きゃあ!もーやだぁ!」
ハルカ「しっかり!ちゃんとつかまって!」
アクアは,震えていた…。
サンダー「アクア…?どうしたんだ?」
アクア「お姉ちゃんに聞いたことが…あるの。それは、2年前…」
2年前……………………
今と,同じようなことが起こった。そこに,たまたま居たのが、ブルーと、仲間の,レッドと、グリーンだったのだ。
ビヨオオオオオ!
ブルー「きゃあ!何この風っ…!」
レッド「ブルー!大丈夫か?!」
グリーン「なあ…向こう,見てみろよ…。」
三人が奥のほうを見るとあれは…そう。ミュウツーだ。
バアン!
何かが破壊された。ブルーは,その場に倒れこみ,その後の記憶は無いのだという…。
アクア「どうして,お姉ちゃんは倒れちゃったの?」
ブルー「こわかったのよ…。」
アクア「ふうん…
    そう!あれは、ミュウツー!」
バシュッ!
ミュウツーは,何かを恐れるかのように,ハナダのほうへ,飛んでいった。
ハルカ「何だったんだぁ?今の。」
ミサト「こわかったあ〜。ねえ。アクア。あれっ?アクア?」
アクア(もう一度…あのポケモンと戦いたい!勝ちたい…!)
なぜだか,分からなかった。どうして,こんな気持ちがこみ上げてくるのか…。
 アクアの目標は,ポケモンリーグ優勝から,ミュウツー捕獲へ,変わっていった…。
       第1部・完
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ゼニゼニ #23★2004.07/10(土)11:01
【第21話 ココが岬の小屋!第2部突入でございます。】
ハルカ「大変だったけど,何とか着いたわね〜。」
アクア「ココが…岬の小屋?」
アクア達一行は,ハナダの北東にある,岬の小屋にたどり着いていた。
サンダー「ここで,ユウヤさんに会って,話を聞けば良いんですね。」
ミサト「そ。私ら,オーキド博士に荷物届けたら来るから。じゃ,また後で。」
そう言うと、二人はオニドリルに乗って南西の方向へ飛んでいった。
パープル「お邪魔しま…」
パープルがそう言いかけたとき,すぐ男の人の元気そうな声が聞こえてきた。
???「やあやあやあやあやあ。わいが岬の小屋のマサキや。」
???「ぼくがロケット団対策本部長のユウヤです。ミサトさん達から連絡が来て,だいぶ経ってたから,心配したよ。」
ア・サ・パ「ロケット団対策本部?!」
何のことだかさっぱり分からなかった。
ユウヤ「あれ?聞いてない?じゃあ話すよ。」
すると,ハルカ達が戻ってきた。
ミサト「は〜。疲れた。」
ハルカ「オレたちゃ何もしてねーよ。」
アクア「ハルカさん達!ロケット団対策本部って何の事ですか?!」
アクアがそう言うと,ミサトがすまなさそうにして,言った。
ミサト「ああ。ごめんごめん。そうだ。あの人達が来たら話し始めましょうか。」
ア・サ・パ「あの人達?」
コウキ「ハルカ!ミサト!何だよ!大事な話って?!」
???「急げって言われて来てみれば,なんだなんだ?人数多いじゃないか。」
コウキ再び登場!つかもう一人は誰だ?!
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ゼニゼニ #24☆2004.07/12(月)17:11
【第22話 ロケット団対策本部!ダイキとの出会い前編】
アクア「あ,あの…コウキさん…ですよね?!」
ココは「岬の小屋」。今,この場にいるのは…アクア,サンダー,パープル,ハルカ,ミサト,マサキ,ユウヤ,コウキ…それに,もう一人。サンダーは、思い切って訊いてみた。
サンダー「で,あの,失礼ですが,あなたは…?」
???「オレか?オレはダイキ。コウキの同僚なんだけどな。…まさかお前,子供にロケット団退治手伝ってもらうって言ってたの,ほんとだったのか?!」
ダイキがコウキに向かって怒鳴りつけた。きっといつもの事なんだろう,コウキは落ち着いた様子…いや、引きつった様子で話し始めた。
コウキ「あ,うん。まさか,冗談だと思ってた?」
ダイキ「あたりめーだろーが!!素人にロケット団任せて,どーするつもりだ!え?おら!」
マサキと,アクア達はあ全としているのに,ユウヤ達は普通にしていた。
パープル「あの…あれ,止めなくていいんですか?」
ユウヤ「あ,大丈夫。ダイキはコウキに対して,いつもああだから。」
マサキ「でな,ハルカや、コウキからのお願いなんだが,アクアはん達,ロケット団対策部に入ってくれんかと…。」
マサキがそう言ったので,アクアがぜひやりたいと思い、「や」と言いかけたときだった。
ダイキ「だめだ!子供なんかにそんな事やらせちゃ。確かに,凄腕の…マサラのレッドという少年の事を聞いたことがある。ただ,お前達にそれだけの実力があるか?それを今からオレが確かめてやる!」
アクア「なにを…するんですか?」
ダイキ「バトルだ!ココでポケモンバトルをして,お前達が勝ったら,対策部入隊を認めてやろう。さあ,かかって来い!!」
と言うわけで,次回,ダイキVSアクア!
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ゼニゼニ #25★2004.07/18(日)14:47
【第23話 ダイキVSアクア!そしてもう一つの物語…】
アクア「受けて立つわ!1対1の1本勝負でどう?」
ダイキ「そうだな。マサキさんは、バトルフィールド持ってますよね?あれ貸して下さい。」
アクア達一行は、岬の小屋にて,妙なことに巻き込まれていた。そんな時,トキワシティでは,何かが…起ころうとしていた…。
トキワシティ
市民A「なぁ,最近トキワの森でへんなポケモンが出てくるらしいぜ。」
市民B「おうおう。それがロケット団の仕業だって噂も…」
市民C「何でだよ!?ロケット団といやあ,あの森で道に迷った人に手を差し伸べてくれると言う,いい人達じゃねーか。」
市民達のそんな会話をそばで聞いている少年がいた。
???(少年)「何のことだろう。トキワの森を悪事に使っている人がいるなら…その人は許せない!!」
オーキド「なら!わしらと一緒にロケット団退治をしてくれないか?!」
少年を呼んだのは,ポケモンの権威,オーキド博士だった。
オーキド「君だね?!トキワの森から授かった不思議な力を持っている少年と言うのは?!」
???「多分,そうですが…?何なんですか?」
何を言っているのか全然分からない。
オーキド「ココ,に行けばロケット団対策部の人に会えるぞ。わしからも連絡しておく。つまりだな,ロケット団対策部に入れば,ロケット団との戦いが有利になるってわけじゃよ。」
そう言ってオーキド博士は,地図をくれた。
???「トキワの森の事件は、ロケット団の仕業なんですか?」
オーキド「そうじゃ。」
???「僕,行きます。オーキド博士,ありがとうございます。」
と,少年は行こうとしたが,オーキド博士に呼び止められた。
オーキド「待て待て。お前さん,ポケモンは持っているのか?」
???「いえ。持ってません。」
オーキド「じゃあ、このポケモンを連れて行きなさい。トキワの森にいたポケモンじゃ。君の力を有利にしてくれるぞ。」
オーキド博士は,少年にピカチュウを渡してくれた。
ピカチュウ「ピカピカ〜!」
オーキド「このピカチュウも,すみかをあらされて,相当怒っているようじゃ。必ず君に協力してくれるだろう。」
???「ありがとうございます。よろしく,…ピカすけ!」
ピカすけ「ピカ〜!」
オーキド「頼んだぞ。トキワシティ,いや,トキワの森の…イエロー!」
再び岬の小屋
アクア「キャタタ!かたくなって!」
バトルはもう始まっていた。アクアのポケモンはバタフリー,ダイキのポケモンはワンリキーだ。
ダイキ「ワンリキー!『からてチョップ』!」
ワンリキー「ワンリッキー!!」
ワンリキーのからてチョップはバタフリーに直撃した。しかし,硬くなっていたバタフリーには、あまり効かなかった。
サンダー「アクア!ワンリキーは格闘タイプだ!バタフリーの『ねんりき』は効果抜群だぞ!」
アクア「ありがとう,サンダー!よーしキャタタ,『ねんりき』!」
キャタタ「バタフッリー!!」
みいいん!!
ダイキ「ワンリキー!危ない!」
しかしねんりきは、ワンリキーに直撃してしまった。効果は抜群だ!
ユウヤ「ワンリキー,戦闘不能だな。」
勝ったのは,アクアだった。
アクア「やったー!キャタタ,えらい!」
ダイキ「だけど,ポケモンについての知識が欠けているな。もっと勉強した方がいいぜ。」
ユウヤ「おめでとう。これで今日から君も,晴れてロケット団対策部の隊員だ。」
ユウヤはそう言うと,アクアに隊員の証であるバッジをくれた。
アクア「やったね。」
サンダー「オレも,やります!」
サンダーもフィールドに立った。このとき,イエローはどうしていたかと言うと…
トキワの森
イエロー「やった。キャタピーゲットだ。ココまでに,ビードル,ポッポ,そしてキャタピーをゲットしたぞ。…先に進もうか。ピカすけ,ポポすけ,ビーすけ,キャタすけ!」
影でオーキド博士が見ていたようだ。
オーキド「順調のようだな。わしが付いて歩く必要も無いか。マサラに帰るとしよう。」
こうして,イエローは旅立った。打倒,ロケット団!!
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ゼニゼニ #26☆2004.07/18(日)21:08
【第24話 ダイキVSサンダー?!打倒ロケット団!】
サンダー「次は,オレに挑戦させてください!」
アクアは、ダイキとのバトルに勝って,晴れてロケット団対策部に入隊。そして次は,サンダーが挑戦を申し込んだ。
???「ふうん…ダイキ負けちゃったんだ…」
後ろで,誰かの声がした。そのことに気づいたのは,サンダーとダイキだけのようだ。サンダーは、ボソッと,小さな声でダイキに言った。
サンダー「ねえ,ダイキさん。あなたも気づいているんでしょう。」
ダイキ「お,気づいているか。ああ。誰か…いるな。」
ダイキとサンダーが,なかなかバトルを始めないので,ユウヤがこちらへ歩いてきた。しかし,話の内容は,違っていた。
ユウヤ「気づいてるんだろ,ここに進入してきた何者かに。」
ガサッ!
家よりのしげみで物音がした。
ユウヤ「そこだ!カイリュー!」
カイリュ−が放ったもの,それは,『でんじは』だった。
ユウヤ「体が麻痺して,逃げられないだろ。なあ!タクト君!(怒)」
すると,しげみから声がした。
タクト「ご名答!さすがはユウヤさまです。あのミニリュウ,進化したんすね?」
ハ・ミ「ほんとだ!その声は,タクト!」
コウキ「なに,タクト?そこにいるんだな?!今日こそ逮捕してやる〜!」
ダイキ「麻痺して動けないんだろ。バカだな。あいかわらず。」
ア・パ・サ「ど,どーなってるんだ〜!?」
こんなことをしているとき,イエローは…
トキワの森出口付近
ピカッ!
イエロー「やった。キャタすけがバタフリーに進化したぞ。次は,ビーすけを育てよう。」
すると,後ろで声がした。
???「うふふふ!あなたね。オーキドのジジイのところから使わされた5人目のトレーナーていうのは!」
イエロー「だ,誰ですか?!」
???「うふふ!あたしはシノブ!ロケット団において一番の美人よ!」
そこには,ロケット団の『R』の文字が書かれている服を着た女の人がいた。
シノブ「うふふ。あたしは,あなたをたおすように命令されたの。さあ,バトルよ!」
イエロー「ええ!」
と言うわけで,ダイキVSサンダーは出来なかったが,次回はイエローVSシノブから!
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ゼニゼニ #27☆2004.07/21(水)20:43
【第25話 イエローVSシノブ!勝つのはどっちだ?!】
シノブ「さあ,かかってらっしゃい!」
イエロー「そ,そんな〜!!」
オーキド博士に頼まれて,トキワシティから旅立った少年,イエロー。そして,そのイエローをたおせと命令されたと言う,ロケット団のシノブ。二人の戦いが,始まる?!
イエロー「仕方ありません。僕,ポケモンが傷つくのいやですけど…。」
イエローは腰のボールに手を当てた。
イエロー「全力でいきます!!ピカすけ!キャタすけ!ビーすけ!ポポすけ!」
ポンポンポン!
ポケモン達がボールから出た。
シノブ「バタフリー!コラッタ!」
ポンポン!
相手もポケモンを出したようだ。
シノブ「ちょっと!あたしは2匹なのに,なんであんたは4匹なのよッ!」
イエロー「わかりました。じゃあビーすけとポポすけは下がってて。」
ポポすけ(ポッポ)とビーすけ(ビードル)は後ろに下がった。
シノブ「いくわよ。バタフリー!『ねんりき』!」
みいいん!
キャタすけ(イエローのバタフリー)に効果抜群!
イエロー「くっ…。立っていられないっ…。わっ!」
ガクン!
イエローは地面にひざをついてしまった。念の力に押されてしまったのだ。
イエロー「ちっ…!ピカすけ!思いっきり決めてやれ!『でんきショック』!」
バリバリバリバリ!
強烈な一撃!
シノブ「きゃ〜!あたしのバタフリー!」
バタフリーはひんしだった。
シノブ「ちょっと!まだポケモン1匹しか倒れてないけど,なんかやばそうだから出直してくるわ!」
そういってシノブは逃げていった。
そのころ,アクア達はというと…。
岬の小屋
アクア「ねえ,『タクト』ってだれですか?!」
アクア達は,まだ妙なことにまきこまれていた。
ハルカ「ああ,同じトレーナーズスクールだったんだ。」
ミサト「ちょっと。そんな言い方したらわけわかんなくなっちゃうでしょ。」
ユウヤ「じゃあ話してあげよう。」
ダイキ「でももうそろそろ作者がめんどくせーなーって思ってる。」
コウキ「じゃあ次回話してあげよう。」
タクト「そうしよう×2!」
というわけでイエローの話で締めくくりです。
トキワの森
イエロー「みんな10LVになったね。じゃあ,早いとこ行こう!」
イエローは歩き出した。めざすは、岬の小屋!
続く
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ゼニゼニ #28☆2004.07/22(木)15:09
【第26話 知られざるコウキ達の過去!】
ダイキ「そうだな。何所から話せばいいか分かんないから全部話してしまおう。」
ハルカ「あれは,13年くらい前かな…。」
ミサト「ハルカが,カントーのトレーナーズスクールから転校してきたの。」
13年前…(と言うわけでナレーションはハルカさんにやってもらいます。)
ハルカ「カントーから来ました。ハルカです。」
カント−からジョウトへ…。知らないことが沢山あって,見たことの無いポケモンもいっぱいいた。今思うと,もう見慣れてるけどね。
先生「席替えをしまーす。はい,皆くじ引いて。」
見たことの無い人達…。少し,こわかった。となりは,コウキってゆうスポーツバカだった。そんなスポーツバカが,いま警察やってるって言うと,思いっきり笑える…(ククク…
皆は一人の名前をお覚えればいいんだけど,私は,30人近くの人の名前を覚えなきゃいけなかったの。まあ,行きたくて行ってたんだから,それぐらいはちゃんとしなくちゃね。
今はかなり仲のいい,ミサトとは席離れちゃったけど,ひょんなことで仲良くなり始めた。
最初の話題は,ポケモンについてじゃなくて,あるヒーロー物のことだったかな…。
ハルカ「ねえ,ミサトさんって,たまにスーパー戦隊見てるって,本当?」
ミサト「見てるよ。ハルカさんも見てるの?」
ハルカ「うん!ねえねえ、先週のやつでさあ…」
それから,私達はよく話すようになった。
次の席替えでは,二人はホントに近い席になったの。班も一緒で。その班の中に,タクトがいたのね。ちなみに隣はまたコウキだった。
現代
ハルカ「まあ,ざっとこんなモンでしょ。」
アクア「ユウヤさんとダイキさんは?」
ダイキ「オレ達はコウキと仲がよくてな。」
ユウヤ「自然に任せたんだな。」
タクト「とりあえず,(と言ってもう時間たってるけど。)オレの麻痺を解いてくれ〜!」
ミサト「仕方ないな。」
(ここからナレーションチェンジ)と,ミサトはタクトにまひなおしを持ってってやった。
タクト「いや,助かりました。」
コウキ「どこが助かっただ!今日こそ逮捕するぞ〜!」
タクト「やなこった!逮捕なんかされてたまるか〜!」
コウキはタクトを追いかけ始めた。子供みたいに…。
パープル「ところで,タクトさんって何やってるんですか?」
ハルカ「ああ,タクトかい?あやつは泥棒だよ。そういえば子供の頃もタクトはコウキに追い掛け回させてたな。」
ミサト「ああ,あれはいつ見ても面白い。」
すると,後ろのしげみでおとがした。
ガサッ!
中から人が出てきた。誰かと思ったら,いつぞやのロケット団の下っ端!
アツシ「このヤロー!この間はよくもオレ様をこけにしてくれたな!そこの黄色い坊主!」
サンダー「あ,おまえはトキワの森の!」
アツシ「なんとなくポケモンのレベルを上げてきたぞ!コラッタ!ズバット!」
コラッタ「ラッ!」
ズバット「ズバッ!」
サンダー「ボルト!」
ボルト(ピカチュウ)「ピイイッカ!」
アクア「私もやるわ!この間みたいに行かないんだから!ゼニ二!」
ゼニニ(ゼニガメ)「ゼニイ!」
サンダー「(ゼニガメ…水…ピカチュウ雷…そうだ!)アクア!ゼニガメに『みずでっぽう』を命じろ!」
アクア「あ,うん。ゼニニ,『みずでっぽう』!」
サンダー「ボルト!水に沿って『でんきショック』!」
ダイキ「電気と水が重なって,威力が増す。『水は電気をよく通す』ってわけか!」
でんきショックがズバットとコラッタに直撃!二匹ともひんし状態だった。
アツシ「わわーっ!負けた〜!ちっ,ここはひとまず退散だ!」
と言うとアツシは逃げていった。
ダイキ「君いい腕してるなあ。ロケット団対策部の入隊を認めてあげよう。」
サンダー「あ,ありがとうございます!」
サンダーおめでとう!次回はイエローのお話。
続く
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ゼニゼニ #29☆2004.07/22(木)20:22
【第27話 イエローの不思議な力!】
ここはトキワの森からニビまでにある,わずかなみちである。
イエロー「ふああ…やあ,皆おはよう。」
そう言うと,イエローはポケモンたちに手をかざした。
ピカすけ(ピカチュウ)「ピカァ!(おはよ!)」
キャタすけ(バタフリー)「フリィフリィ!(さわやかなめざめだ!)」
ビーすけ(スピアー)「ビー…(ねむ…)」
ポポすけ(ポッポ)「ポルル〜(ねてたいな〜。)」
イエロー「あはは!キャタすけ面白いこと言うね!じゃあ、そろそろニビに向かおう!」
一行はニビシティに向かって歩き出した。
トキワシティからトキワの森を抜けてきたと言うのに,彼のポケモンは無傷である。
ピカすけ「ピカァ!」
石につまずいて,ピカすけが転んでしまった。しかしイエローは慌てず騒がず傷口に手をかざした。
ポウ…
ピカすけの傷が治っていく…。これが,少年イエローの持つ,『不思議な力』である。
イエロー「大丈夫かい?ピカすけ。」
ピカすけ「ピカピカ!(大丈夫だよ!)」
イエロー「そっか!じゃあOKだ。先を急ごう。キャタすけ!上からこの先になにがあるか探ってくれ!」
キャタすけ「フリィ!(任せて!)」
キャタすけは上に昇り,辺りを見回し始めた。すると何かに気づいたらしく,下に下りてきた。
イエロー「何かあったのかい?」
またイエローはキャタすけに手をかざした。今度は,頭の方に。
イエロー「この先に,毒で苦しんでいるポケモンが!大変だ!急ごう!」
少し走って…
そこには,ポケモンの毒に苦しんでいるニドランがいた。それも二匹。
イエロー「大変だ!はやくどくけしを!」
イエローはリュックの中を探し始めた。イエローの力では,特殊状態は治せないのだ。
イエロー「あった!ちゃんと二つあったよ!これを注射してっ…。出来た!どうだい?ニドラン君!」
ニドラン(♀)「ニドニド!(よくなりました)」
ニドラン(♂)「ニドド。(ありがとう)」
イエロー「いったい,なにがあったの?ここら辺には,あまり毒ポケモンはいないはずだよ。」
イエローはまた,ニドランたちの頭に手をかざした。
イエロー「これは…バタフリー!『どくのこな』を浴びせられてるんだ!このバタフリー,野生じゃないみたいだ…この人は!」
イエローが見たニドラン達の記憶の中にある映像の中でバタフリーを操っていた人…それは前々回の話でイエローに負けたロケット団,シノブだった。
イエロー「ゆるせない!なんの罪も無いポケモンをこんな風にするなんて!」
するとさっき助けたニドランが,イエローにくっついてきた。
イエロー「なあに。君たちも僕と一緒に来たいの?じゃあよろしくね!ニドすけ!ランちゃん!」
仲間を増やして,先に進むイエロー。さあ,次回はアクア達の物語!
続く
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ゼニゼニ #30☆2004.07/23(金)21:43
【第28話 やっと来た!ここがハナダシティ!】
ダイキ「さあな。二人は入隊OKなんだが…」
ダイキはパープルの方を見た。
パープル「あ,私は…いいです!遠慮しておきます…(汗)」
ダイキ「そうか。じゃあ活動内容等は部屋の中で話そう。こい。」
アクア「は、はい。」
サンダー「はっきり言ってネタ尽きたらしいぞ。」
ユウヤ「あ,パープルちゃんは待ってて。」
バタン。
ユウヤ達は部屋の中に入ってしまった。
パープル「ふう。ゴーたん!」
ポン!
ゴースをボールから出した。
ゴーたん(ゴース)「ゴスゴース」
パープル「ゴーたん…。もうすぐサンダー様とお別れなんだ…。」
ゴーたん「ゴス?」
パープル「ねぇ,それよりあのユウヤさんって人,結構かっこよくなかった?」
部屋の中
ユウヤ「へくしっ!誰か噂してるのか?」
ダイキ「おい作者!ギャグ漫画みたいなことをするんじゃない!」
ポカッ!
作者はダイキに殴られた!
コウキ「つうことで大体分かったと思うんだけど,オレたちロケット団対策部の行動は一切極秘だ。もし誰かにバレでもしたら…。」
ア・サ「し,したら?」
コウキ「まあ,その時に考えよう。」
コケました。
サンダー「ふざけてる〜!作者が〜!(笑泣)」
全くだ。
ここからまじめにいきたいと思います。
ダイキ「そうだ,お前らにお使いを頼む!」
と言うわけで,アクア&サンダーはハナダの町までお使いに出たのだ。
サンダー「ついでにハナダジムに挑戦していいですか?」
ダイキ「許可だ!」
と言うわけでハナダ
サンダー「おい,今思い出したぞ!」
アクア「な,何?どうしたの?」
サンダー「パープルはクチバでお別れだ!」
アクア「あ,そうだ!そういえばそうだ!」
シーン…
緊張した空気が漂った。なんてったって,二人だけってのは,お互いを意識しあってる二人にはとっても緊張するところなのだ。(たぶん)
サンダー「とりあえず,お使いの用事は済んだ・・ってか,これはなんだ!」
お使いを頼まれた用事…それは自転車を取りに行くことだった。
アクア「誰のか分かんないから,乗んないほうがいいよね。」
サンダー「それよりオレは,早くジムに挑戦したいぞ!」
アクア「じゃあ行こう。」
ハナダジム
サンダー「お邪魔しまーす…。」
サンダーが戸を開けると,そこには海パンをはいたわけの分からん男が立っていた!
???「お,君は挑戦者だね?!」
サンダー「そ,そうですが。あなたはだれですか?」
???「ふっ,俺様の名はカイト!カスミに挑戦するなら,この俺様を倒してからにしやがれ!」
ア・サ「な,なんだって〜!」
さあ,この謎の男・カイトを倒すことができるのでしょうか?!
続く
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ゼニゼニ #31☆2004.07/24(土)15:32
【第29話 サンダーVSカイト!ハナダジム二つ目のバッジ!】
カイト「さあ,どっからでもかかってこ〜ぉい!」
さぁて,アクアとサンダーの二人,ハナダジムにいます。
サンダー「どうやらこいつは勝つ気満々のようだ。」
アクア「こういうやつには,かかわらない方がいいかもよ。」
カイト「来ないならこっちから行くまで!るーっち!」
サ・ア「な,何それ!」
るーっち(シェルダ−)「ルダー!」(適当ですいません。)
アクア「なんだ,シェルダ−か。」
サンダー「どうやら本当にこいつを倒さないと進めないようだ。ボルト!」
ボルト「ピッカァ!」
さあさあ,バトル開幕!
カイト「るーっち,『からではさむ』!」
サンダー「かわして『でんきショック』!」
ボルトはひらりと宙を舞い,でんきを放った!
バリバリバリ!
るーっち「シェルゥ…」
カイト「ああ,俺様のるーっちが!」
サンダー「くだらん。先に進ませてもらうぞ。」
サンダーとアクアが,ジムの奥へ進もうとしたとき,ポケギアの電話着信音が鳴った。
サンダー「もしもしサンダーです。あ,ダイキさん。」
ダイキ《おお,でたでた。あのさぁ,ジムに入るなり,カイトって男が立ちはだからなかったか?》
サンダー「ええ,立ちはだかってました。一撃でノックアウトしましたが。」
ダイキ《そうか。実はな,そいつもオレ達と同級生の一人なんだ。》
ア・サ「ええっ?!」
二人はびっくり仰天して,今だシェルダ−を見つめているカイトをものすごい非難の目で見つめた。
サンダー(あのわけの分からん男が,あのめっちゃくちゃお強いユウヤさんと同じ学校に行ってたかと思うと…)
アクア(ち,ちがう。ちょっと違うんじゃないか?)
ダイキ《まあ,ノックアウトしたんならいいや。じゃ,ジム戦頑張れよ。》
プッツーツーツー…
サンダー「あ,そーなんだ。じゃ,先進もう。」
???「ちょっと待ってよ。挑戦者はこっちよ。」
サンダー「え,あなたは?」
???「挑戦者なんでしょ。ハナダジムのジムリーダー,カスミを知らないとは言わせないわ!」
さあさあ,次はジム戦ですよ!その頃,イエローは?
おつきみ山
イエロー「噂以上に暗いところだな。でもこれくらいなら。」
ランちゃん(ニドラン♀)「ニドニド…」
イエロー「ランちゃん何かにおびえているの…?」
ランちゃん「ニィドォ…」
ランちゃんが向いた方向には…!次回,ほんとにマジで見ないと損だよ!(んなこたぁ無い。)
続く
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ゼニゼニ #32☆2004.07/27(火)19:54
【第30話 サンダーVSカスミ!バッジゲット?!】
サンダー「あなたが,カスミさんですか?」
アクア,サンダーはハナダジムに来ていた。サンダーのジム戦をするためである。
カスミ「申し込まれた試合は受けるわ。」
サンダー「あ,ありがとうございます!」
カスミ「さあ,挑戦者はこっちへ!」
パープル「サンダー様がジム戦するって本当?!」
ジムの中に,パープルが入ってきた。
サンダー「パ,パープル?!どうしてここに?」
アクア「ごめん。私が呼んだの。だって今回まだ出番がないんだもーん。」
だって何所でだせばいいかわかんないんだも〜ん。
サンダー「ひどい作者だ。そんなことはさておき,早くジム戦しましょう!」
カスミ「そうね。審判さん,お願いね。」
カイト「このジムには審判がいないから,オレ様がやることになってるのだ。」
おかしい…確実に変だ…。そういえばこのジムは人気(ひとけ)が少なかった。お金が足んないのだろうか?
カイト「それではただいまより,ハナダジムリーダー,カスミ対マサラタウンのサンダーのバッジを掛けた試合を始めます。お二人とも,準備のほどは?」
サンダー「OKです。」
カスミ「こっちもOKよ。」
カイト「使用ポケモンは一体!先に戦闘不能にした方が勝ちです。試合,開始!」
掛け声と共に,手に持たれた旗が上に上がる。と同時に,トレーナーの手からボールが投げられる。
サンダー「ボルト!」
カスミ「スタちゃん!」
ポンポン!
ボルト「ピィッカァ!」
スタちゃん(スターミー)「ミ〜!」(適当ですいません(汗))
サンダー「ボルト,『10万ボルト!』」
アクア(そっか,サンダーは手持ちをバランスよく育ててるから,ピカチュウも26LVまでそだったんだ〜。)
ピカ版のピカチュウは,26LVで『10万ボルト』を覚えるんです。
ボルト「ピィィッカァ〜!!」
バリバリバリ!
カスミ「あっ,スタちゃん,よけて!」
しかしもう遅かった。ボルトの10万ボルトはスターミーに直撃。大ダメージを喰らわせた。
スタちゃん「フゥ〜。」(適当ですいません。(汗))
カスミ「スタちゃん!仕方ない,『じこさいせい』!」
ピカァ!
スターミーの傷が治っていく。
スタちゃん「フゥ!」(アニメ版の泣き声です。)
サンダー「か,回復した?!(知ってるけどね。)」
ボルト「ピカァ?!」
ボルトもびっくりした様子。さすがはジムリーダー!
カスミ「さあ,反撃開始よ!スタちゃん!『みずでっぽう』!」
スタちゃん「フゥゥ〜!」
バシャァ!
ボルト「ピカ〜!」
サンダー「ああ,ボルト,大丈夫か?!『フラッシュ』だ!」
(忘れられていた)ア・パ「フ,フラッシュゥ?」
サンダー「おじいちゃんの助手から,貰ったんだよ。」
ピッカ!
アクア「う,強烈…」
カスミ「何コレ,まぶし〜い!」
サンダー「このまま勝利はいただきだぜ!」
注目の結果は,次回!さて,そのころイエローは…
おつきみ山洞窟
イエロー「あ,あれは…!」
イエローの向いた方向,そこにはギャラドスがいた。それも,何かを警戒しているような…。
イエロー「あのギャラドスは,なにを警戒しているのだろう…。あれはなんだ?!」
ギャラドスのむいている方を見ると,そこにはロケット団員がいた!
イエロー「あいつら…!また何か悪さをしているな?!行くぞ,みんな!」
イエローとポケモン達は走り出した。と,ロケット団員はいなくなってしまった。
イエロー「あ,あれれ?どうしたんだろう。とにかく,ギャラドスに話しを聞こう!」
次回,ロケット団に関わる,重大な事が明かされる…?!

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ゼニゼニ #33☆2004.07/28(水)18:57
【第31話 バッジゲット?!ロケット団の秘密】
サンダー「このまま勝利,ゲットだぜ!」
サンダー,ただいま二つ目のバッジゲットに挑戦中!
アクア「なんかサンダーの性格が変わったような気がする…。」
パープル「もうこれでサンダー様の勇姿を見るのも終わりか…。」
パープルは悲しそうな顔をしていた。…もう会えないかもしれない…。
サンダー「じゃあちゃんと見てろよ。名残惜しくならないようにさ。ボルト!最後の一撃だ!最大パワーで『10万ボルト』ォォォ!」
ボルト「ピィッカァァ!!」
バリバリバリ!
カスミ「スタちゃん!」
スタちゃん「フゥ〜。」(ピコンピコン…)
カイト「スターミー戦闘不能!ピカチュウの勝ち!よって勝者,マサラタウンのサンダー!」
さすがサンダー!
カスミ「あ〜あ,負けちゃった。じゃあ,はい,これ。ブルーバッジよ。まあ,リーグに挑戦するのならあたしに勝った位でいい気になってちゃだめだからね。」
カスミはそう言って,サンダーにブルーバッジをわたしてくれた。
サンダー「ありがとうございます!あところで,アクアはいいの?」
サンダーはアクアのほうを向いて話し掛ける。
パープル「そうよ。アクアとサンダー様は,ポケモンリーグ出場って言う目的で旅してるんでしょ。」
アクア「それについては,私,目的変わったの。」
アクアの発言に,サンダーもパープルも驚きを隠せなかった。
サンダー「じゃあお前,目的は何なんだよ。」
アクア「私の目的…?それは…『ミュウツー捕獲』よ!」
サ・パ「?!」
アクア堂々発言!それを側で聞いていたカスミがいきなり,
カスミ「ミュウツーはやめた方がいいわ。」
アクア「え,何でですか?!」
カスミ「話してあげるわ。」
おつきみ山洞窟
イエロー「ギャラドス君,ちょっとごめんよ。」
イエローは,ギャラドスの頭に手を当てる。
ポウ…
イエロー「こ,これは?!」
カスミ「これは,聞いた話なんだけど…
1年前…(ギャラドスの記憶)
研究員「これが…私達の研究チームが開発しているポケモン…ミュウツーです。」
ロケット団員「おお,これがか!幻のポケモンミュウのDNAを元に作り上げたという…!」
研究員「はい。ですが,まだ目を覚まさないのです。」
ロケット団員「どういうことだ?」
研究員「はい…。プログラムには問題は無いのですが,なかなか…。」
ロケット団員「そうか…では作戦はまた今度だな…。」
ロケット団員が立ち去ろうとした…その時!
バリィン!
ロケット団員「なんだ?!」
研究員「ミュウツーです!きっと目を覚ましたんだ!」
「努力が報われたんだわ!」「ボスにほめられる!」「研究が続けられる!」
ミュウツー「こ…こ・・はど・・こなん・・だ…?」
研究員「しかも言葉を話すとは!ここはお前の生まれた場所だ。」
ミュウツー「生まれた場所?ではここにいるお前は…私の親なのか?」
研究員「そうだな。そうとも言える。お前は作られたポケモンなのだ。」
ミュウツー「作られた?誰が作れと頼んだのだ…作られた命なら…私には必要ない!」
ミュウツーが手を上に上げる。その時だった。
???「出来たのか。ミュウツーが。」
ロケット団員「サカキ様,あれです。」
ミュウツー「誰だ?」
サカキ「大丈夫だ。お前に被害を加える気はない。力がほしいだけだ。」
ミュウツー「力が欲しい?私の力か?」
サカキ「そうだ。お前はそのためのポケモンだ。そのために生まれたのだ。さあ,私と一緒に来てもらおうか!」
続く
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ゼニゼニ #34★2004.08/01(日)16:21
【第32話 ロケット団とミュウツー。第2部クライマックス!】
サカキ「悪いことはしない。さあ,こっちへ来い。」
ミュウツー「ふざけるな!」
地面からミュウツーの足が離れる。と同時に,突風が起こる。
ミュウツー「力がほしいだと?そんなものは自分で探せ!」
サカキ「感情を持ったポケモンか…。フッ」
サカキはくるりと後ろを向いた
サカキ「撤収だ!ロケット団にはこのポケモンは必要ないと判断した!」
ロケット団員「な,なぜですかサカキ様!『あれ』ゲットには,強いポケモンが必要なのでしょう?」
サカキ「大丈夫だ。心配は無い。前から目をつけているポケモンはいる。」
ロケット団員「で,ではミュウツーは…?」
サカキ「意思があるのだ。勝手に何所へでも行ってしまうだろう。さあ,行くぞ」
そう言ってサカキはヘリに乗って何処かへ行ってしまった…。
ミュウツー「生まれてしまったものは仕方が無い。」
ミュウツーは何処か遠くへとんっでいった。
カスミ「…と言う風に,ミュウツーとロケット団がつながってるってわけ。まあ一度は縁切ったみたいなんだけど,気をつけたほうがいいわ。ロケット団はいつ何をやるか分かったもんじゃないもの。」
その話しを聞いて,アクアはにっと笑った。
アクア「それならなおさらミュウツーゲットしてやりたいわ!」
カスミ「どういうこと??」
アクア「生まれたことのすばらしさを伝えてあげるの!」
カスミ「でも,裏にはロケット団が付いてる可能性だってあるのよ?!」
アクア「あ,その点については大丈夫!」
アクアは左胸につけたバッジをカスミに見せた。
カスミ「そ,そのバッジは!」
アクア「私達,ロケット団体作部隊員なのよ!」
サンダー「カスミさん,いいバトルでしたね!また会いましょー!」
アクア達は,ジムを出て行った。
カスミ「そっか。レッドの後輩ってこの子達か…。」
カイト「だれです?レッドって?」
カイトが心配そうに聞く。
カスミ「友達よ友達!」
明るい声に聞こえた。表情は暗かったが…。
岬の小屋
サンダー「ただいまーっ(?)」
ダイキ「お,戻ってきた。」
パープル「ねえ,このアクア達が持ってきた三つの自転車,何なんですか?」
コウキ「これはですね〜…」
コウキが言いかけた。
ユウヤ「どけ,邪魔だ。コウキ,お前マサキと野球やってたんじゃないのか?」
マサキ「こらコウキー!野球やろうって言ったのお前やろうが〜!勝手に試合放棄すな〜!」
向こうはややこしいことが起こったようだ。
サンダー「とりあえず,この自転車は…」
ダイキ「ああ,この自転車はお前達にあげようと思ってな。」
アクア「いいんですか?!」
サンダー「こんな高い自転車…」
パープル「わ,私もいいんですか?」
ダイキ「OK。いいか。任務は極秘。まず最初の任務は…。」
サンダーとアクアはダイキに近づいて話を聞いた。
ダイキ「じゃ,よろしく頼むぞ!」
アクア「ありがとうございま〜す!では,いってきま〜す!」
アクアたちは自転車にまたがり,クチバへ道を進んだ。
次回は,イエローの物語。
続く
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ゼニゼニ #35☆2004.08/01(日)17:55
【第33話 対策部編終了!第2部完結でございます。】
イエロー「そうか。君はこの場にいて,そこから逃げてきたんだね。」
ギャラドス「ギャラ…。」
ギャラドスは静かにうなずく。
ここは,おつきみ山洞窟。イエローの目的地,岬の小屋まであと一息だ。
イエロー「じゃあ,ハナダに出たら池かなんかに放してあげよう。さあ,行こう。」
ギャラドス「ギャラ,ギャラ〜!」
何事か,ギャラドスは首(?)を激しく横に振る。
イエロー「じゃあ,どうするの?!…まさか,僕らと一緒に行きたいなんて言わないよね?!」
ギャラドス「ギャラギャラ☆」
ギャラドスはへこへこ笑っている。どうやら当たったらしい。
しばらくは困ったように自分のポケモン達とギャラドスを見回していたイエローだが,少ししてニドちゃんをボールにしまい,ギャラドスの前にボールを差し出した。
イエロー「よろしく。ギャラすけ。ボールに入らないと僕のポケモンにはなれないからね。」
ギャラドス「ギャラ!」
ギャラドスは嬉しそうにボールに入っていった。そして,イエローは再びボールからギャラすけ(ギャラドス)を出した。
ポン!
イエロー「皆に,紹介するね!新しく仲間になった,ギャラドスのギャラすけだよ!」
ギャラすけ「ギャラギャラ〜。」
ギャラすけは笑いながらお辞儀をした。しかし,イエローのポケモン達は心配そうな顔をしている。
イエロー「どうしたの,皆。あ,そうか。ギャラすけが大きいからこわいんだね。」
ピカすけ「ピィカァピカァ?(イエロー,大丈夫なの?)」
イエロー「大丈夫。こわくないよ。ほら。」
イエローが笑いかけながらギャラすけを見る。
ギャラすけ「ギャラギャラ〜♪」
へこへこ笑っていた。
安心したようで,ピカすけたちは握手(?)をしはじめた。
ピケすけ「ピカァ。(よろしくね。)」
以下略
イエローはニビのポケセンでオーキド博士から送られてきたポケモン図鑑を開いた。
ピッ
イエロー「お,ギャラすけ,ひこうタイプも持ってるのか。じゃあここを出たら岬の小屋まで飛んでいってくれ。」
一行は歩き出した。すると,先のほうから光が見える。
イエロー「出口だ!急ごう!」
洞窟から出て,ピカすけはキャタすけ,ニドすけはビーすけ,イエローはギャラすけに乗っかって,(つかまって)ポポすけはキャタすけ,ビーすけの手伝いをしながら飛び立った。
数分飛んでいると,岬の小屋にたどり着いた。
中では,なにやら話しをしているようだ。
ユウヤ「オーキド博士の使いの子,遅いですね。」
マサキ「ああ,イエローっていう男の子やろ。そいえば遅いな。」
コウキ「そんな子が来るれすか〜。」
ユウヤ[コ,コウキ?!お前帰んなくていいのか?!ハルカ&ミサトも,ダイキも帰ったぞ?!」
コウキ「オレは今日休暇なんだ〜。」
マサキ「で,なんでここにいるん?」
コウキ「ほっといてください。」
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴った。
イエロー「オーキド博士に聞いてやって来ました。イエローです。」
ドアが勢い良く開く。
マサキ「やっと来たか〜!それ,中入いんな。」
マサキに押され,イエローは中に入る。
ユウヤ「君がイエロー君か。オーキド博士から話しは聞いているよ。」
イエロー「よ,よらしくおねがいします。」
ユウヤ「(よらしくって言ってる(笑))そんなに硬くならなくていいよ。オイ,コウキ,イエロー君にお茶用意しろ。」
コウキ「なんでオレが〜。」
いやそうである。
ユウヤ「文句あっか?」
コウキ「いえ…。」
イエロー(こ,この人は…。きっとすごく偉い人なんだ。ユウヤさんって,この人のことかな?)
ユウヤ「さて,あ,言い忘れたけど,僕がロケット団対策部長のユウヤです。よろしく。」
イエロー「(やっぱり)よろしくお願いします!」
ユウヤ「で,さっそくなんだけど,君の力を見せてもらいたいんだ。」
ユウヤは真剣な顔をして話し始めた。
ユウヤ「ポケモンの傷を癒せるんだって?」
イエロー「はい。でも見せるったって,ポケモンがいないと…」
ユウヤ「さっき,マサキとお茶を用意しているコウキがやりあって,マサキのロコンが傷ついてしまったんだ。治してもらえないか?」
イエロー「任せてください。」
コウキ「え〜。オレのワンリキーは〜。」
ユウヤ「だまっとれ」
部屋の奥から,ロコンが出てきた。
ロコン「コ〜ン」
イエロー「ちょとごめんよ。ロコンくん。」
イエローはロコンの頭に手を翳す。
ポウ…
イエロー「『かえんほうしゃ』と『ほのおのうず』で戦ってたんだ。これじゃあ,つかれがたまるな。」
マサキ「そんなことまでわかるんか?!」
イエロー「ロコンの記憶を見せてもらっただけです。じゃあ傷を治しましょう。」
ポウ…
イエローは傷口に手を翳す。すると,消えていくように傷が治っていった。
イエロー「治療,終わりました。」
わずか数分のことだった。
ユウヤ「す,すごいっ!君なら,ダイキも入隊を認めるよな!」
マサキ「大丈夫やん。十分やっていけるで!」
ユウヤ「これで君も,晴れてロケット団対策部員だ。」
ユウヤはイエローに証のバッジをくれた。
イエロー「ありがとうございます!」
ユウヤ「5時間位前,アクアっていう子達が入隊して旅立ったな。その子達と合流して,同じ任務をやってくれると嬉しいんだが。」
イエロー「アクア…さんですね。では行きます。」
イエローが出発しようとした時,コウキが呼び止めた。
コウキ「ちょっと待って!あの子には,サント・アンヌ号のチケットを渡したんだ。もしかしたら中にいるかもしれんから,これをあげるよ。」
イエローはコウキから船のチケットを貰った!
イエロー「ありがとうございますいってきます!」
イエローは旅立った。
ユウヤ「オイコウキ,お前結局お茶出さなかったな。」
コウキ「す,すいますぇん…」
ユウヤ「ダイキに言ってやる。」
コウキ「ヒャアァァ!それだけはご勘弁〜!」
まあ,こんなことはおいといて。
旅立ったイエロー。アクア達と合流は,また今度になりそうです。
          ☆第二部・完☆
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ゼニゼニ #36☆2004.08/02(月)13:55
【第34話 第三部突入!〜二つが1つにつながる時〜】
アクア「自転車を使ったら案外早く着いたね。」
サンダー「途中ヤマブキ通れなかったけどな。」
カント−唯一の港町─クチバシティ─アクア達一行は,今ここに着いたばかりであった。
パープル「あたし,まずグレンに行って来るからサント・アンヌ号に乗るんだけど…。」
一瞬,冷たい風がアクアの前を通り抜けた。
アクア「サント・アンヌ?!それって超豪華客船じゃない!」
サンダー(そ,それだけの金があるならホウエンにでも引っ越しゃいいのに…)
サンダーは心の中でそうつぶやいた。
正しく,サント・アンヌ号といえば超豪華客船である。
パープル「ち,違うわよ〜!コウキさんが,くれたの!」
ア・サ「く,くれた〜?!」
パープルはサント・アンヌ号のチケットをコウキから貰ったのだと言う。
パープル「今日,船内パーティーがあるらしくて,友達がチケットをくれたんだって。でもコウキさんは行かないからって。」
サンダー「ふうん…。あ,これ一枚二人までだぞ?!」
サンダーが叫んだ瞬間,アクアの脳に悪い予感がはしった。
パープル「じゃあ,アクアは留守番ね〜!サンダー様,行きましょッ!」
悪い予感は的中した。
アクア「嗚呼,ちょっと待ってよ〜(泣)」
アクアが嘆いている時,向こうから男の子の声がした。
???「わあ,やっと追いついた〜!」
アクア「誰?」
イエロー「僕,イエローって言います!アクアさん…ですよね?」
ずばり言うやつだ。あまりの突然さに,アクア達も驚きを隠せなかった。
アクア「あ,はい。そうですが…。あなた何なんですか?」
イエロー「ロケット団体策部の隊員です!ユウヤさんが,あなた達と一緒にいるといいって言われました。」
サンダー「ユウヤさんに?!じゃあお前は本当にロケット団体作部の隊員なんだな?!」
イエロー「はい。で,サント・アンヌに乗るんですよね。じゃあ早く行きましょう。」
すたすたといってしまうイエロー。ポカンと眺めるアクア達。
何てったって,イエローはポケモンを皆外に出して歩いていたのだ。
アクア「ちょ,ちょっと,あなたチケット持ってるの?」
イエロー「イエローでいいですよ。チケットなら持ってますが。」
サンダー「アクア,注意する点が妙にずれてる。」
パープル「ちょっとイエロー!あなたポケモンを皆外に出して歩くなんて非常識よ!」
サンダー「ずばりものを言うやつだな…」
イエロー「分かりました。」
ポケモン達をボールに戻す。しかも一匹一匹と握手をしてから。
アクア「イエローお願い!一緒に入って!」
サンダー「だから,ずれてるって。」
イエロー「そうか。このチケット,二人までなんだ。いいですよ。」
アクア「ありがとう!」
アクアはうれし泣きしながらイエローにすがりついた。
パープル「じゃあ,入りましょ。」
サント・アンヌまでの小さな橋を渡り始めた。サント・アンヌ直前にて
船員「チケットをお見せください。4名様ではチケット2枚になります。」
パープル・イエローは船員にチケットを見せる。
船員「結構です。さあ,中へどうぞ。」
船員の指示どうり,四人は中へ入った。
アクア「夢にまで見たサント・アンヌ号!嗚呼,この船内に足を踏み入れることができるなんて…」
自分の世界に入っちゃったよ。
すると,奥の方で声がした。女の人のようだ。
???「おじいちゃん!大丈夫?しっかりして!」
イエロー「ニドすけ!」
ポン!
イエローはボールからニドすけ(ニドラン♂)を出した。
ニドすけは耳を小刻みに動かし,声が何所からするのか探っていた。
ニドすけ「ニドッ!ニドニドッ!」
イエロー「分かったんだね?!」
真っ先にイエローはニドすけの頭に手を翳した。
ポウ…
イエロー「あっちだ!早く行ってみよう!」
長い廊下を走りきった。その先にあったのは…。
ア・サ・パ・イ「せ,船長室ぅ?」
サンダー「とにかく入ってみようか。失礼しま・・」
???「誰?!今大変なの!まさか,さっきおじいちゃんを襲ったやつら?!」
そこには,船長らしいおじいさんと,その孫らしい綺麗な女の人がいた。
サンダー「おそうなんて!僕たちはあなたの声を聞いて非常事態じゃないかと思い,やってきたのです。」
パープル(きゃあサンダー様かっこいい…)
???「アラ,そうなの。ごめんなさい。疑ったりして。私は,ヒロミ。自分で言うのもなんだけど,エリートトレーナー♀なのよね。で,本題なんだけど,私のおじいちゃん(船長)が,何者かに襲われたらしいのよ。」
イエロー「お,襲われた?!」
ヒロミ「そう。私が来た時にはもう,おじいちゃんも,おじいちゃんのポケモンはぼろぼろだったわ。でね,その犯人が,まだこの船内に居る可能性が高いのよ。お願い!おじいちゃんのボディーガードになってくれない?!」
ア・サ・パ・イ「え,ええ〜っ!」
初対面の人に,そんなこと言われたらたまったもんじゃないですね。でも続く!
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ゼニゼニ #37★2004.10/06(水)14:24
【番外編 サヨナラノ時ヲ前編】
いつもと変わらない朝。
とてつもなく普通の朝だ。
何か事件の前兆も起こらない。
誰も知る由も無い。
普通の日だ。
何も起こらなくていい。
いつものままで―。

朝日がカーテンの隙間から入り込んでくる。
まぶしい光だ。
でも今日は…
いつもと違う光に見える。
なぜだろう。
そんなことはどうでもいい!
早く布団から出よう!
今日はめでたい日だから…。

いつの時代だろう…。
ここは何所だろう…。
しかし,この少年にはそんなこと関係ない。
早く,この見慣れた景色を離れ,
新しい―見たことも無い―土地の土を踏みしめたいばかりだった。
不思議な不思議な生き物。動物図鑑にはのってない。
ポケットモンスター。縮めて,ポケモン。
現在確認されているポケモンの数だけで,ざっと300は超えているとなると確かに驚きがある。
怖い?逃げ出したい?
この少年にそんな気持ちは1かけらも無い。
わくわくしていた―。面白がっていた―。
何所にでも居る,好奇心おんせいな普通の少年である。
そう。何所にでもいるような―。
「ほらブルー見ろよ!ポケモンだぜ?!」
ポケモンなんて何所でだって見れる。外に出れば,ほら,そこにも。
「黙ってなさいよ,レイン!あたしは今本読んでるんだから!」
意地悪は言われたら言い返す…。
幼なじみの定かである。
「何度も言ってるだろ!オレはレインじゃなくてレインボー!」
「うるさいわね。あんたなんか雨よ。」
「ちっ。」
女の子の方が強い。
まあ,これも何所ででも見れるような光景である。
「ブルーはポケモン貰わないの?」
まあ,新しいものも手に入れたら,使いたくなるのはあたりまえ。
でもポケモンは生きてるよ。
使うんじゃない。友達になるんだ。
他の人のポケモンとも?
そうさ。だって二人は一緒に旅することになってたから。
「だってレインが持ってるんでしょ。あたしは荷物持って行くもの。」
「でもさ。ポケモン居た方が楽しいって。ね,博士のところ行こ。」
ふん。どうせクーラーに当たりたいだけなんだから。
ここは田舎町。
一般家庭にクーラーなど設備されているわけが無い。
そんなことで,結局来てしまった。
研究所。
「はっかせ,ブルーもポケモンほしいって。」
押しの強さは少年の方が勝る。
「おお,レインボーか。ポケモンは気に入ったか?」
お茶をすすりながら訪ねてくる。
まあ,年寄りって言うのはこんなもんだろうか。
「博士,本題に移ってよ。ブルーがポケモン欲しいって。ポ・ケ・モ・ン!」
聞こえないのか無視しているのか。
黙ったままである。
「は・か・せ!」
大きい声で言ってみた。さすがに耳元ではない。鼓膜が破れる。
「おお,まだそこにいたのか。」
博士もさすがに年だな。
「ああ,ポケモンが欲しいとな。でも,こいつしか残っとらんぞ。」
博士はモンスターボールを取り出し,中からポケモンを出した。
水色?茶色?黄色?大きな瞳…。
「ゼニゼニ〜。」
「な,何よこのポケモン!まるで亀じゃない!」
「ああ,そいつカメなんだ。」
さらりとこの年寄りが放った言葉。
少女の導火線に火を付けてしまったようだ。
「私にカメと旅しろというの?!全く,あきれる。」
「仕方ないじゃんか。支度しに行こうぜ。ブルー。」
少女と少年は,研究所を後にした。
後編に続く
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ゼニゼニ #38★2004.10/06(水)14:28
【番外編 サヨナラノ時ヲ後編】
旅立ちの朝は…
不思議な気持ちになる。
ちゃんとやっていけるだろうか…と言う,不安。
見たことの無い土地が僕らを待っている!という,楽しみ。
これをあの二人に置き換えるなら,不安が少女で楽しみが少年だろう。
「私はもう支度出来ているもの。」
しっかりものは少女なのかもしれない。
計画性で,頼りがいが有って…。
少年は,冒険心が強く,行き当たりばったりであると言えよう。
まあ,無いものを補う,いいコンビだったと思うが。
「まあ,まあ。オレの支度手伝ってくれればいいんだよ。」
少女はいやいやながらも少年の家に向かう。
数分たった頃,少年の母親が顔をのぞいた。
「ブルーちゃん,お菓子持ってきたのよ。食べる?」
少女はお菓子なんか好きではなかった。
「いいえ。結構です。」
いつもの,さっぱりした口調で答えた。
「なあ,支度も出来たし,そろそろ出発しようぜ。」
少年は少女の手を引き,外へと出て行った。
外は,今まで遭遇したことも無い,凄まじい風が吹き荒れていた。
ゴオォォ…
「何よ,この風。」
「なあ,あそこ,見てみろよ…」
少年が震えながら風の中心部らしき部分を指差す。
「な,何あれ!ポケモンなの?!」
今まで見たことも無い…ポケモンが風をこちらへ送ってくる。
ゴオォォ…!
風の力が強くなり,体が浮くほどに勢いが増した。
すると,少年の体が浮き上がり,謎のポケモンの元へと連れ込まれてしまった。
「うわあぁ!ブルー!」
「レイン!レインー!」
中心部へ少年が連れ込まれると,そのポケモンは去っていった。
少女は地面に倒れこみ,動かなくなってしまった。

町の人達の声…少女はその声で目がさめた。
「でな,風がゴオォっとな。」
「レインボー君が連れ去られたて?」
「ほんとかよ,でもブルーちゃんは居るじゃねえか。」
少女は寝ていたベッドから起き上がり,その家を出た。
外へ出て,初めてここが自分の家だと知った。
「そっか。ここ家だったんだ。よく分かんなかったや。」
記憶が混乱しているのだろうか。
少女は,少年の家に向かった。無意識のうちに,なぜかその方向に向いてしまった。
ピンポーン…
少年の家の中に,ベルの音が響いた。
バタバタ…
人が歩く音だ。よく響いていた。
ガチャ…
ドアが静かに開いた。
少年の母だった。泣き顔ででてきた。
「ブルーちゃん!無事だったの?!」
少女は,倒れる前の記憶を無くしていた。
その,ポケモンの姿だけ,覚えていた。
「レイン…ポケモンに連れて行かれたの。」
パッと,その時の映像が少女の頭に浮かんできた。
と共に,少年と遊んでいた幼い頃の記憶―少年と口げんかしたことや,少年の家族と自分達の家族でタマムシデパートへ買い物に行ったこと,サイクリングに行ったことなど―が映像になって次々と少女の頭に襲い掛かってきた。
「私,レインと約束したのに…!一緒に旅をして,二人で世界一のポケモンマスターになろうって…。帰ってきてよ,レインボーッ!」

どんなに辛いことが起きても,朝がきて,夜が過ぎ,また朝が来る。
どんなに怖いことが起きても,時はながれる。
いつか,記憶となって,よみがえる…。

「…ルー,ブルー,ブ・ル・ゥ!」
あれから5年たった。少年は,死んだ。ということになっている。
「わッ!あ,グリーン。そっか。一緒に勉強しようって言ってたんだっけ」
そう。どんなことが起きたって,時はながれる。記憶になって,よみがえる。
「また,レインボーの事思い出してたのか。」
「今あったって,レインボーはあたしのこと好いてくれないわ。性格一変しちゃったもの。」
「いとこから連絡があったんだ。お前の妹…アクアとサンダーの方が一緒に旅することになった。ってな。」
「アクアには,あたしと同じ想いはさせたくないわね。」
時は過ぎ,その時の記憶はいつかよみがえる。
悪くても,良くても。
その人の『原稿用紙』に書き写される。
コンピューターにインプットされる。
そして,よみがえる。
「ねえ,レインボーってさ,」
少女は雨上がりの澄んだ綺麗な虹を見つめた。
「『虹』なんだよね。」
サヨナラノ時ヲ・終わり
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ゼニゼニ #39☆2004.08/03(火)19:22
【第35話 帰ってきた本編イエロー&サンダーの不思議な事実!】
アクア「まさか,本当にやることになるとは。」
パープル「いいじゃない。ヒロミさんはその襲ってきたやつらを探してみるって言ってたし。こっちの方が動かなくてすむわ。」
そう。アクア達一行は,結局船長のボディーガード役を任されたのだ。
船長「すまんの〜。わしがもっと若ければっ!」
船長はガッツポーズをとった。
イエロー「船長さん,ポケモン回復させましょうか。」
前兆も無く,いきなり言ってきたので,その場にいたアクア,サンダー,パープル,船長は驚きを隠せなかったようだ。いや,前兆があっても,きっと驚いていただろう。
サンダー「な,何を言い出すのかと思えば…。そんなことが出来るのか?!」
イエロー「出来ますが。」
サンダー(た,単刀直入に言うやつだ。)
サンダーがそう思っていることも無視して,イエローは船長のポケモンに近づき,傷口に手を翳した。
ポウ…
アクア「き,傷口が消えていく?!」
船長「ほほう。不思議なこともあるもんじゃ。」
パープル「イエロー,あんたすごいじゃない!」
そんな光景を,じっと見ていたサンダー。そして,音をニドランに聞かせ,感じたことをイエローが読み取っていたことを思い出した。
サンダー(ポケモン治癒,心を読むことが出来る…。確かそんなことが昔オレにもあったような…。)
アクア「サンダー,サンダーってば!」
ハッ
アクアの声で気が付いた。どうやらボーっとしていて,アクアも10回くらいサンダーの名を呼んでいたらしい。
サンダー「あ,ごめん。何?」
アクア「今思ったんだけどさあ,イエローとサンダーって,顔ちょっと似てない?」
アクアの発言に,一瞬ヒヤッとした空気が流れた様だったが,それも一瞬のうちだった。
パープル「確かにそうかも。」
アクア「サンダーさあ,心当たり無い?生き別れの弟とか,双子とか。」
サンダー「う,うぅ〜ん…」
まあ,サンダーが考え込む位だから,イエローに聞いても分かりゃしないなと思ったのだろう。アクアがイエローのほうに向きかかっていた体を,サンダーの方向に戻したのであった。
サンダー「1つだけ,思い当たることが。」
ボソッと言った言葉だったが,アクアはしっかり聞き取った。
アクア「何々?!」
そんな頃,イエローははっきり言って不機嫌そうだった。
しかし,そのなところであっても,黙っているところがサンダーと似ているところではないだろうか。
サンダー「オレ,本当はトキワで生まれたんだ。」
ア・パ「トキワで?!」
でもリーフはアクアが生まれたころからマサラに居た。いとこのグリーンの家に。
アクア「でも,リーフは私が生まれた時はマサラに居たよ。」
アクアがちょっと不思議そうにしてサンダーをにらんでくる。
サンダー「人の話しは最後まで聞けって。だから,オレが生まれてすぐに引っ越したんだって。ほら,リーフ兄さんはオレ達より1こ上だろ。だから,オレが生まれた時,兄さんはもう1歳だったんだよ。で,その後お前がマサラで生まれたわけだ。」
アクア「何でマサラに来たの?」
サンダー「そ,それはちょっと…」
イエロー「両親が離婚したんですよ。」
とっさに,今まで黙っていたイエローが言い出したのだ。
イエロー「原因は知らないけど,僕らの両親が離婚して,父は故郷のマサラに,母はそのままトキワに残ったんです。」
アクア「イエロー…どういうこと?僕らって…。」
イエロー「僕とサンダー兄さんのことですよ。もちろん,リーフ兄さんも入ってます。」
その場は一瞬凍りついたように寒くなった。実際は暖かいだろう。その話しは,あまりにも寂しい身の上話だったのだ。
イエロー「僕は母に引き取られました。サンダー兄さんと,リーフ兄さんは父に引き取られて,母側の僕は,グリーン兄さんのいとこじゃなくなったわけです。」
パープル「イエローとサンダーが双子って事は大体わかったんだけど,何でイエローはサンダーの事を『兄さん』って呼ぶの?」
イエロー「それは,生まれた順番です。僕の方が一秒ほど遅く生まれました。…僕は昔から聞いてたんです。離婚の事も,僕が,トキワの森から授かった不思議な力を持っていることも。」
ア・パ・サ「ふ,不思議な力?」
船長忘れ去られてますが,今回はここでおしまいです。
続く
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ゼニゼニ #40☆2004.08/06(金)16:14
サンダー「今回はわけのわからん題名だな。」
作者「ほっときなさい。(怒)」
【第36話 トキワシティの双子達離れ離れの一人ぼっち】
人に知られたくない過去もある。
人に知ってもらいたい過去もある。(こう言うのはほぼ自慢というが。)
このイエローの話しは知られたくない過去に属するだろうが,それをベラベラ喋るってのは大した心構えだ。
まあ,そういう話しが面白いって言う人も中にはいるだろうが。でもアクア達は,そんな人の不幸を笑い飛ばしたりする悪い人達ではないですよ。
そんなわけで,作者がこんな話しをしている間に,進んでいるのでは…?
イエロー「兄さんにも,『力』はあったはずです。でも可能性は僕の方が大きかった。だから僕はトキワに残れたんですね。」
まあ,ほんとに進んだかも。
イエローの言っている『力』とは。
基本的に二つ。1つは,ポケモンの『回復』。
『気』の力でポケモンの傷を癒してくれるという,ありがた〜い力なんですね。
2つ目はポケモンとの『会話』。
まあ,『テレパシー』みたいなものです。気持ちを読み取れるんですね。
これらの『力』は,トキワの森から授かった『力』です。
9年前…
母「なによ!結局面倒見てくれないんじゃない!」
父「仕事が忙しい言ってんだろ!」
ここは,元サンダーの家である。戦場ではないが,ものが飛び交う。ヒュンヒュンと。
側で見ていた幼いころのリーフが泣き出す。
リーフ「あ…怖いよぉぉ。ふえぇぇん…」
リーフは喋るの結構早かったんですね。
父「うっせえなこのヤロー!」
父親の拳が泣きじゃくるまだ1歳のリーフに向かって突進してくる。
母「ちょっと何するのよ!子供に手を上げないでよね!」
危機一髪のところで母親が子供を救出。
このときだった。イエロー達の両親が離婚を決意したのは。
イエローは母親に引き取られトキワで育ち,サンダーとリーフは父親の所では心配だし,母親のところではお金には限界がある,と,いとこのグリーンの元へ預けられた。
そして現在。
アクア「イ,イエロー達の両親って過激〜。」
この話しを聞いて,驚かずに平然と立っていられるほうがおかしいと思う。
イエロー「ひどい話しでしょう。」
船長「あ,あのな…わしの事…」
パープル「サンダー様もイエローもかわいそう…」
船長「あ,あのな…」
サンダー「そんなこと聞いたことも無かった。」
船長「あ,あの…」
アクア「何で結婚なんかしたんだろう。」
船長「あ…!」
アクア「あ,船長さん!すいません!忘れてました!」
やっと船長のことを思い出してもらえました。
船長「わしも小さいころ,親が離婚してな…。」
サンダー「もういいって。」
その時!
バタン!
アツシ「やっと開いたぜ。…ってあ〜〜!!」
ロケット団員が大量に船長室に入ってきた。その中に,いつぞやのアツシもいた。
アクア「あ〜!お前は!あの雑魚!」
(全国の『あつし』さんすいません。(モデルになったやつを除く))
アクアがそう叫んだとたん,第二軍(?)がはいってきた。
シノブ「遅れてしまったわね。ってかアツシ,あんたが早すぎんのよ!」
第二軍は,中には入れなくて外で予備軍として待っているやつもいたが,入ってきたやつらの中にはいつぞやのシノブもいた。
イエロー「あ〜!あの時の!」
辺りは一瞬シーンと静まった。顔を見られたことのあるやつらだ。このまま任務を遂行するか?
アツシ「こいつらは結構強い!だがオレだってあのあと少しは特訓したんだ!ようし,お前達,オレ様たちとバトルだ!」
アツシがそう叫んだとたん,ヒロミがパトロールから帰ってきた。
ヒロミ「ちょっと!中に入れてよ!」
詰まっているロケット団を押し分けて中に入ってきた。
ヒロミ「はあ。私も戦うわ!ロケット団達!まとめて掛かってきなさい!」
その時のヒロミの表情は,キリッとしていて,かっこよかった。アクアがお手本にしたい。と思い始めたのも無理は無い。
アクア「(ヒロミさんかっこいい〜。)私も!全力尽くして戦うわ!」
というわけで,次回はVSロケット団!
続く
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ゼニゼニ #41☆2004.08/12(木)15:03
アクア「今回は題名短い〜!!」
ゼニゼニ「ほっとけ!!(怒)」
【第37話 VSロケット団!】
ここは豪華客船サント・アンヌ号船長控え室(船長が船酔いするので。)隣には,操縦室。
シーンと張り詰めるバトルが始まる前の一歩手前の1番緊張する時だ。
その時,シノブのポケットからポケギアの電話の着信音のようなものが鳴った。
ピルルル…
静かな場であったため,その音は大きく響いた。
ピッ
シノブ「はい。私ですが…。サ,サカキ様…!」
ロケット団員達は,その声を聞いただけでひそひそと喋りだした。
その声は,アクア達には聞き取り辛かったもの,話の内容はなんとなく分かった。
「サカキ様が…。」「こんな下っ端の俺たちになんの用なんだ?」「あのシノブのことだ。」「またなんかやらかしたのか?」
団員達が話していることで,サンダーはサカキってヤツがロケット団のボスなのだろうと確信した。
サカキ《いやあ,君にロケット団を辞めてもらおうかと思って。》
シノブの顔色がサアアッと青くなっていく。
シノブ「何故ですか?!サカキ様!私が何か…」
サカキ《命令にそむいたではないか。》
ギィ…
サカキが椅子から立ち上がる。
サカキ「私は今トキワジムに居る。
    とりあえず来てもらおう。トキワジムに…》
プッ…ツーツー…
シノブの顔色は青白いままだ。
アクア「こら作者!場面転換がよく分からないじゃないか!」
ゼニゼニ「いきなり言うな〜!」
シノブは,青白い顔のままこちらを向いた。
ロケット団員「大丈夫ですか?」
団員がなぐさめに掛かる。
と,今まで世界の終わりのような顔をしていたシノブが,突然,イエローを恐ろしい目でにらみつけてきた。
シノブ「あんたのせいでクビにさせられたんだわ!この恨み,はらさずに置くべきか?!勝負よ!イエロー!」
イエロー「よくわからないけど,いきます!ピカすけ
イエローはピカすけの入ったボールを上に投げつける。
ポン!
ピカすけ「ピィッカァ!」
シノブ「バタフリー,ゴー!」
ポン!
バタフリー「フリィ!」
シノブ「フフッフ,あれから特訓に特訓を重ね,パワーアップしたこのバタフリーに勝てるかしら?」
イエロー達はバトルの準備も万端!
サンダー「で,やっぱオレ達も戦うんだろ?」
サンダーは,自分の手持ちポケモン全てを場に出した。
ピカチュウのボルト,スピアーのピアー,マンキーのキマラ。そして,いつゲットしたのかズバットのバット,オニスズメのバート。コラッタのラット。
パープル「アクア,アツシと一対一!頼んだわよ〜。」
そう言って,パープルも全てをだす。
ゴースのゴーたん,コラッタのラッたん,そしていつゲットしたのか,ポッポのポーたん,プリンのプリリン,ピッピのピピリ。
ヒロミ「私は,このこだけで十分!」
ヒロミは,それこそ大きく,立派なハクリューを出した。
と,ロケット団員達もいっせいにポケモンをモンスターボールから出し始めた。
ケーシィ,ナゾノクサ,マダツボミ,スピアー,ダグトリオ…
アクア「え,なんで私がこんな…!(い,一対一なんて〜!)」
アツシ「なんだ来ないのか。ではこちらから!ズバット!」
アツシは,ボールをポンと上にあげる。
ズバット「ズバットォ〜!」
気合はあるようだ。
アツシ「フッフッフ。あれからオレ様は…」
アクア「特訓を重ねたって言うんでしょ。ゼニニ!」
アクアも,ボールを出した。
ポン!
ゼニニ「ゼニィ〜!」
審判の無い試合では,いつどちらが攻撃を仕掛けてもいいのだ。
「いっけえぇ〜!」
続く
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ゼニゼニ #42☆2004.08/12(木)21:19
パープル「その2って何その2って。」
ゼニ「ほっといてくれぇ!(泣)
【第38話 VSロケット団![その2]】
「いっけえぇ!!」
誰かの声があがった。と同時に,あちこちでバトルが行われる。
ロケット団員はかなりの人数だが,ヒロミはそんなロケット団達をどんどん片付けていく。
ヒロミ「ハク!(←ハクリューのニックネーム)『はかいこうせん』!程々にね。」
ハク「フォー!」(適当ですみません…(汗)
バアア…!
サンダー「ボルト!思いっきり『でんきショック』!」
ボルト「ピッカァ!」
バリバリバリ!
パープル「ゴーたん!『ナイトヘッド』!」
ゴーたん「ゴスゴォ〜ス。」
ペレレレペレレレ(?)
船長室は見るも無残な姿になっていく。
これに耐えかねた船長。
船長「そんなことは外でやったらどうだね?!」
…しかし,誰も聞いてはいなかった。
大騒ぎのしすぎだ。
と,一方その頃…
シノブ「フフフイエロー,あんたをここでたおせば,サカキ様もきっと御喜びになるわ。覚悟!」
イエロー「…。」
アツシ「フッ,お前とは一対一で戦ったこと無かったな。」
アクア「そうよ!あの時のお礼,してあげるわ!ゼニニ,『みずでっぽう』!」
イエロー「ピカすけ!『でんきショック』!」
イエローとアクアの声が重なった。そして,ポケモン達も同時に攻撃を放った。
そしてその攻撃はズバット&バタフリーにジャストミート!
二匹はかなりのダメージを喰らったようだ。
そんな光景を,通路でひそかに見ている男がいた…。
???「アツシのヤツ,あれじゃあまた負けるな。ま,オレの今日の任務は『見守る』事だけだったから,とりあえず見ていよう。」
その男の着ている服の胸元には…『R』のマーク…。
アツシ「次はこちらから行くぞ!ズバット!『つばさでうつ』!」
ズバットの翼がゼニニを襲う。
シノブ「バタフリー!『ねんりき』!」
ミイイィン…
そしてバタフリーからはピカすけが激しい『念』の力に押される。
ア・シ「『ちょうおんぱ』!」
アツシとシノブの声が重なり,ズバット&バタフリーから激しい念派が繰り出される。
ヒイイィィ…
念派によりポケモン達はくるくる回ったり,自分を攻撃したり。
向こうには聞こえないようだ。大騒ぎのし過ぎである。
アクア「ゼニニ!何とかしなきゃ…。何とか!」
アクア達は,ロケット団を倒すことが出来るのか?サント・アンヌ号は無事か?
次回に続く!
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ゼニゼニ #43☆2004.08/13(金)13:54
イエロー「そ,その3〜?(怒)」
ゼニ「わ〜もういい〜。」
【第39話 VSロケット団![その3]】
アクア「なんとかしなきゃ!なんとか!」
サント・アンヌ号でのVSロケット団戦。
向こうの方では,サンダー,パープル,ヒロミがロケット団の団員達と戦っている。
怨念つけられたイエローは,ロケット団をクビにされたシノブと戦っていて,アクアの方はトキワの森の時のバトルの続きで,邪魔者無しでやろうみたいなことになったのだ。(主人公だし。
所がどっこい,アクアのゼニニ,イエローのピカすけが『ちょうおんぱ』により,こんらん状態にされてしまったのだ。
と,その時!
ダイキ「クチバ警察の者だ!ロケット団,貴様らを逮捕する!」
突然,船長控え室のドアが開いたかと思うと,あのダイキが入ってきたのだ!
コウキ「こら作者め!オレ様も居るんだぞ!」
ゼニ「うるせえな(怒)」
ミサト「今回はロケット団対策部としてのお仕事だもんねー!」
ハルカ「そういう事☆…って,あれ?アクアちゃんに,パープルちゃん。サンダー君も居るじゃない!」
アクア「ああ,ハルカさんにミサトさんにダイキさんにコウキさん…」
アクアが世界の終わりのような顔をして言う。
ダイキ「どした?」
ハルカ達が無駄な登場をしている間に,ダイキはどうやらロケット団員達を捕まえていってるようだ。
アクア「ゼニニがー!ゼニニがー!」
サンダー「二度も同じ手喰らうなよ。」
アクア達がこんな無駄話をしている間に,アツシはこっそり逃げていった。
アツシ「そーっと。そーっとね。」
シノブはダイキ達が入ってきてすぐにトキワへ向かったようだ。
そしてその事にサンダー達が気づいたのは,アツシたちが去ったあとだった。
ダイキ「に,逃げられたっ!」
ヒロミ「でもいいじゃない。この団員達だけでも捕まえられたんだから。」
ダイキに対するヒロミのなれなれしさに,サンダーはあることを思いついた。
サンダー「あの,ダイキさんとコウキさんとミサトさんとハルカさんは,同級生なんですよね?」
コウキ「そうだよ。」
サンダー「じゃあ,ヒロミさんも,同級生だったりします?」
船長はその2の発言以来忘れ去られていますので,ちょっと怒った口ぶりで言ってきました。
船長「そうじゃ!こいつらは皆同じタマムシ大学小学部のクラスメイトじゃ!」
何故船長が答えたかは知りません。
ただ,タマムシ大学小・中・高と皆上がってきたのです。
そんな中,
タクト「ゴルァロケット団!いつもいつも邪魔ばっかりしやがってってあれ?」
ロケット団員達が次々とパトカーに乗せられていく中,あのタクトが上からひょこっと顔を出してきたのです。
タクト「あ,なんかやばそうだから帰るわ…。」
不自然ですがタクトは帰ってゆきます。まあ,コウキが居たからだろうが。
コウキ「何しに来たんだあいつ…。」
ダイキ「じゃ,オレ達も今日はこれで。」
ダイキ達も帰っていきますね。
というわけで,この話もちょっと今日はこれで。
続く
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ゼニゼニ #44☆2004.08/18(水)20:49
【第40話 (また)新たなる伝説?!〜動き出す運命〜】
─ジョウト地方・ワカバタウン─
ここはカントー地方の隣に位置する,ジョウト地方である。
ワカバタウンといえば,「始まりを告げる風が吹く町」で有名な方である。
それもそのはず,ここワカバタウンには,オーキド博士と肩を並べる(もしくはそれより少し下の),ウツギ博士の研究室があったから。
この町もマサラと同じく,トレーナーの育つ町だ。
と,長い説明はこれまで。ここから始まる,新しい冒険は,今始まろうとしているのだ…。
???「スター!ムーン!どーこーだー!」
これは,まあアクアに継ぐ主人公のところである,サンである。
サンデータ
性別/男
年/10歳
性格/いつもは好奇心おんせいなヤツだが,いざとなると弱虫。
サン「一緒にウツギ博士のところポケモンもらいに行くって約束したのによー!(削除)スターめ!」
(削除)のところは,掲示板向きの言葉でないので隠させていただきます。
???「だーれが(削除)だって〜?」
リュックをしょい,髪の毛を軽く束ねた女の子…。
サン「ス,スター!あっいや,べ,別に悪気があっていったわけじゃ…。」
どうやらこの女の子,サンが(削除)と呼んでいたスターという子の事らしい。
スターデータ
性別/女
年/10歳
性格/怒りっぽいが,いざという時に結構弱く,守ってやりたいタイプ。
スターはサンが座っているベンチに腰をかける。(はっきり言って隣)
サン「時間は結構過ぎたんだぜ?どうするんだよ?ムーンおいていくか?」
スター「それにしてもおっそーい。どうしたんだろ。」
と,向こうから男の子がはしってくる。
???「ごめん!遅れた!」
サ・ス「ムーン!遅いぞ!」
どうやらこの走って来たにしては息が切れていないいかにも体力のありそうな男の子,さっきサンがスターと一緒に探していた,ムーンというらしい。
ムーンデータ
性別/男
年/10歳
性格/時間にルーズな方だが,体力はある。
サン「そろったら,さっさと行こうぜ。博士きっと待ちくたびれてるよ。」
三人は歩き出した。ウツギ博士の研究所に向かって。
─ウツギ研究所─
ガチャ…
サン「はっかせー!いるー?」
向こうから声がした。
???「あーサン君達だね?ちょっと上がっててくれないか?」
スター「ではお邪魔しまーす。」
はっきり言ってむさくるしい。
資料とか,整理しておいてあるのはいいけど,多すぎる。
ムーン「すわれるのか?この椅子…」
椅子は5つ。しかしどれも資料の置き場になっている。
サン達の間に沈黙の空気が流れ出したとき,向こうから白い白衣を着た男性がやってくる。
???「やあやあやあ。ごめんごめん。カントーとジョウトのコイキングのひげの違いについて調べてたんだ。」
サ・ス・ム「ウツギ博士!」
どうやらこの男性,この研究所の主,ウツギ博士だったのだ。それにしても,コイキングのひげ…。
サン「ウツギ博士!早くポケモンちょうだいよ!」
サンがウツギ博士に詰め寄る。
スター「サン,ちょっと落ち着きなさいよ。マサラにいるいとこのファイアが旅から帰ってきたからって。張り合うことないでしょ?」
ファイアってどっかで聞いたこと有るような気が…。
サン「うるさいなー!お前だって,あんなに嫌がってたアクアが旅立って,ちょっとはこのやろーって思ってるんだろ?!」
スター「ちょっとはね。どもどーせアクアちゃんなんて,今ごろ未だクチバぐらいにしか行ってないわよ。」
―クチバの港―
アクア「ふえっくしょん!」(くしゃみです。)
サンダー「どした?アクア」
イエロー「風はよくないですね。」
アクア「大丈夫よ。」
―ウツギ研究所―
ムーン「今きっとアクアちゃんくしゃみしたぞ。」
スター「そんな漫画みたいなこと…。」
サン「そろそろ本題に戻せよ。」
ゼニ「はいはい。」
というわけで本題に戻りましょう。
ガサガサ…
博士は資料の詰め込まれた引出しをあさっていた。
ウツギ「あれ〜?この中にこの子達のモンスターボール入れておいたはずなんだけどな〜。」
ウツギ博士は引出しから顔を上げて研究ホール側を指差す。そこには,水色のポケモン,黄緑色のポケモン,肌色と紺色のポケモンがいた。
ワニノコ「ワニッ!」
チコリータ「チコッ!」
ヒノアラシ「ヒノー!」
ポケモン達の泣き声を聴いたサンは,興奮しながらこう言った。
サン「ウツギ博士!どの子をくれるの?!」
その瞳はキラキラと輝いていた。まるで,カントー・マサラのあの少年のように…。
ウツギ「一人一匹!どの子でもいいよ。」
博士はそういいながら,また引出しの中をあさり始めた。
サン「オレこの『ヒノアラシ』ってのがいいな。」
サンがヒノアラシを抱きかかえたとたん,ヒノアラシが背中から火を吹いた。
ヒノアラシ「ヒノー!」
ブオォッ
サン「おおっ!元気なんだな,お前。背中が爆発してらぁ。ますます気に入ったぜ。爆発してるから『バクたろう』だ!」
ポケスペを使わしていただきました。
バクたろう(ヒノアラシ)「ヒノー!」
喜んでいるようだ。背中の火も強まった。
スター「ウツギ博士,この『ワニノコ』と『チコリータ』どっちが♀?」
サンがパートナーとなったバクたろうと踊っているところ,悩んでいたスターが口を開いた。
ウツギ「え,確かワニノコじゃなかったかなー?似合わないけど,確か
ワニノコのの方だよ。」
スター「ふーん…。じゃあ私,ワニノコにしよーっと。」
スターがワニノコを抱きかかえる。
ワニノコ「ワニャ?」
しかしワニノコは事態を理解できてないらしい。
スター「かわい〜!今日からあなたは『ワニちゃん』ね☆」
ワニちゃん(ワニノコ)「ワニャー!!」
やっと状況が理解できたらしい。ワニちゃんの方から,スターに抱きついてきたから。
ムーン「じゃあオレはチコリータだ。チコリにしよう!」
チコリ(チコリータ)「チコ?」
ムーンの方からかがんで,チコリに話し掛ける。しかし,相手が悪い。なかなか状況を分かってくれないようだ。
ウツギ「お,有った有った。ほれ,ボールだよ。」
博士は三人にボールを投げつける。
スターとサンはこの上なしに上手くキャッチ!しかし,ムーンはボールを滑らしてしまった。
そこを,状況を飲み込めたらしいチコリが,つるを伸ばしてキャッチした。
ムーン「ありがと,チコリ。」
チコリ「チコ☆」
ウツギ「あとは,図鑑。オーキド博士にもらったんだけど,未だ未収録のデータがあるみたいなんだ。」
あさりすぎてぐちゃぐちゃになってしまった引出しから,赤い小さなポケモン図鑑を出した。
サン「未収録のデータ?」
ウツギは,その三つの図鑑を,三人に渡しながら話す。
ウツギ「そう。ジョウトのポケモンのデータは博士が意地でも集めたそうだよ。新しく発見されたポケモンがほとんどだから,早く集めたかったんだね。でも,カントーの図鑑は出来上がっていないそうだ。」
博士は図鑑の他に,モンスターボールを一人6個ずつ渡してくれた。
スター「で,ワカバ生まれの私達に,カントーへ行けというの?」
スターが心配そうな声で問い掛ける。
ウツギ「ご名答。で,とりあえず,旅に出てもらうんだけど…。」
博士に誘導で,三人と三匹は外へ出る。
そこには,とても大きく立派に育ったカイリューがいた。
サン「ゲ!おっきーカイリューだなー。」
スター「これにのってカントーに行けとでも言うんですか?」
ウツギ「いやあ,さすがスターちゃん,ご名答。さあ,乗った乗った!」
と,博士は三人を無理やりカイリューに乗せる。
カイリューは少し風を浴びて,浮き始めた。
ウツギ「では皆ー!たのんだよー!」
サ・ス・ム「マ,マジっすか〜!!」
もう三人にはウツギ博士も見えないくらいになった。
大丈夫です。アクア達の物語も続いてますから。
で,次はアクア達の物語。
続く
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ゼニゼニ #45☆2004.08/19(木)17:28
【第41話 早いけどつながります!アクアVSサン![その1]】
ブオォォ…
一年に一度,このクチバにやって来るサント・アンヌ号。
その船出は,今,終わったばかりだ。
アクア「行っちゃったね。パープル。」
パープルとの別れも無事終え,とりあえずポケモンセンター(以下ポケセン)で一休みでもしようとポケセンの方向に歩いて行っていた,アクア達。
あんなこともあり,(第35,36話)イエローとサンダーは妙な空気に包まれていた。
そんな中,アクアのポケギアの電話の着信音が鳴った。
プルル,プルル,プルル…
アクア「で,電話?誰からだろ?」
ピッ(電話に出る音)
スター「アクアちゃ〜ん!!」
電話に出るなり,いきなりの大声で怒鳴りだしてきたのはあの前回ワカバタウンから旅立ったサン,ムーン,そしてスターだったのだ。
アクア「な〜んだ,スターちゃんじゃない。どしたの?そんなに怒って。…って,何で私のポケギア番号知ってんの?!」
アクアがなかなか歩いてこないので,黙りこくって歩いていたサンダー達が引き返してきた。
サンダー「どした?誰からなんだ?」
ほとんど向こうに聞こえる声だったのだろう。
ムーン「サンダーじゃないか!何?お前,スターの従姉妹とつきあってんの?」
サンダーとアクアには,忘れかかっていた恋心が目覚めてしまったようだ。
スター「ちょっとアクアちゃん?!本当なの?!今ムーンが言ってた事!」
アクア「ち,違うって!」
サン「おーい!そこにファイアはいるか〜?」
サンダー「いねーよ!」
スター「で,そこ何所?!」
スターが,ちょっと怒った口調で問う。
アクア「え,クチバシティだけど…。」
スター「クチバのポケセンにいて!」
スターはそれだけ言うと,電話を切ってしまった。
アクアは,切られる前に向こうでヒューっと音がしたような気もしたが,まあそんなことは無視していた。
―ポケモンセンター―
…と,言うわけでポケセンでたたずんでいるアクア達3人。
アクア「困ったもんよねー。ポケモン達も,もう回復しちゃったし。やることないじゃん。」
サンダー「まあまあ,にしても遅いよな〜。もう1時間経っちゃったぜ。」
サンダーがそんな文句を言った後,すぐにポケセンのドアが開いた。
サン「ジョーイさん!この達お願いします!!」
真っ先に入ってきたのはサンだった。
ジョーイ「はい,お預かりします。ちょっと,待っててくださいね。」
後からスター,ムーンも入ってきた。
スターはすぐアクア達を見つけたらしく,ロビーの方へ歩いていった。
アクア「あ,スターちゃん!何でここにきたの?!」
スター「アクアちゃんらが早くカントー図鑑完成させないからこんなことになるんだぞ〜!」
ア・サ・イ「は?!」
かくかくしかじか(ぇ
アクア「そ,そんなことが…。」
スター達に事情を話してもらったアクア達。
サン「あのさぁ。」
怒りをぶつける相手・ファイアがこの場にいなかったので黙っていたサンが口を開いた。
サン「今オレすっげぇ何かいらついてんだよね。だからさあ,あんた!」
サンはアクアを指差した。
アクア「わ,私?!」
サン「そう。オレとポケモンバトルだ!!」
ア・サ・イ・ス・ム「ええ〜!!(そんなむちゃくちゃな…。)」
というわけで,サンがアクアに勝負を挑んだんですね。(むちゃくちゃだけど…。)続く!
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ゼニゼニ #46☆2004.08/21(土)19:14
アクア「前回と題名違うよね…?」(←何故か爆発寸前
ゼニ「訊かないでくれえ〜!」
【第42話 主人公VS主人公?!アクアVSサン!】
怒り(?)をぶつける相手がいなかったサン。ムシャクシャしてるから。という理由で,アクアに試合を申し込んだ!
サン「どーすんだ?初心者にびびってるようじゃ,この先心配だな〜。」
サンはこの一言でアクアの導火線に火をつけた。
アクアは,引きつった様子で言い放った。
アクア「いい度胸してるじゃない…。分かったわ。使用ポケモンは三体!入れ替え無しでバトルよ!」
めちゃくちゃ具体的なルールを言い放ったアクアに,サンダーの心はぐらつき始めた。
サンダー(うわっ!会った時よりあいつ,成長したんだな…。)
それは,恋心に属するのか,ただ単に成長過程を見切っただけなのか…。サンダーにはよく分からなかった。
サン「おいおい,さっき旅立ったばっかりのヤツが,そんなにポケモン持ってると思うか?」
アクアを責めるように言う。
スター「持ってんじゃん。」
サンに後ろから言葉の矢が刺さった。
アクア「なんだ持ってんじゃん。」
と,ここで。
実はこの話で,イエローは自分だけの台詞を言わせてもらえなかったのだ!
まあ,登場キャラが多いから仕方ないよ。なっ!
イエロー「『なっ!』じゃないよ!(泣)!」
ムーン「とりあえずバトルなら外でやるだな。裏にバトルフィールドがあったと思うが。」
ムーンがポケセンの裏を除く。
ムーン「あ,ほらあるじゃん。」
六人は外へでた。アクアとサンは位置に付く。
サンダー「審判オレがやるから。」
サンダーも位置につく。
アクア「後悔しないようにね。」
サン「そっちこそ。」
二人はボールに手をかける。
サンダー「試合開始!」
サンダーが手を上げる。と同時に,アクアとサンもボールを投げた。
ボールが高く上に上がる。
太陽の光にあたり,黒い影となった。
ア・サ「いっけぇ!!」
続く
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ゼニゼニ #47★2004.08/22(日)05:41
ゼニ「マサラタウン始まって以来の早朝書き〜。」
【第43話 主人公VS主人公?!アクアVSサン![その3]】
ア・サ「いっけえ!!」
二人の投げたボールが地に着くとき,中からポケモンが飛び出す。
???「コンパン!」
???「ポル!」
アクアのボールからコンパン,サンのボールからポッポが飛び出す。
サンダー「おいおい,このコンパンさっきゲットしたばかりじゃないか。」
サンダーがアクアの繰り出したポケモンに文句をつける。
でも,これで初心者に負けてるようじゃ,先は見えないけどね。
アクア「ちょっと言ってくれるじゃない。ぜえぇったい負けないんだからね!」
サンダー「にしても,何でポッポなんだ?」
サンダーが問う。サンは怒った口調で答えた。
サン「お前らが図鑑を集めないから,俺らが図鑑を集めるはめになたんだぞー!おかげで,三人でここまで来るまでに出てくるポケモンはほとんどゲットした。」
図鑑を取り出し,ページを見せながら言うサンにアクアが言い放てる言葉はこれしかない!
アクア「だって私,オーキド博士にそんなこと頼まれて無いもん。」
サンダー「はいはい。とりあえずバトルを始めようね。ポケモン達が待ちくたびれてるよ。」
確かに,二匹ともトレーナーの方を向いてうずうずしていた。
アクア「ああ,御免御免。そっちが先行でどうぞ。」
コンパンに向いて言ってからサンの方に向きなおして言った。
サン「じゃあこっちから行かせてもらうよ。ポッポ!『かぜおこし』!」
バサバサバサ!
ポッポが放った風は,アクアのコンパンに直撃した。
効果は抜群だ!
アクア「(やば…。入れ替え無しってルールが裏目に出た…。)コパパ!『ねんりき』」!」
ココパ(コンパン)「コンパン!」
みいいぃぃ…
レベルの差だろう。ポッポは体力残りわずかまで攻められた。
サン「このっ!ポッポ,『すなかけ』!」
ポッポ「ポポ!」
バッバッ
コンパンの目に砂が掛かり,視界を封じることが出来た。
と,思ったのもつかの間。
アクア「コパパ,『たいあたり』」
コパパの体当たりはポッポにヒットした。
おかげで,ポッポはきぜつ。サンは二匹目に取り替えざるをえなくなってしまった。
サンダー「ポッポ,戦闘不能。コンパンの勝ち。」
サンダーはこのとき,サンのアクアに対する目線が,バトル開始前と変わっているのに,気付いていなかった…。
サン「次!マンキー!」
サンは文句のありそうな声でボールを投げた。
そこから出てきたのは,マンキーだった。いかにも気合が入っていそう。
アクア「こっちも変えさして!ツブブ!」
アクアがボールを投げる寸前に,サンが口をはさんだ。
サン「入れ替え無しじゃないのかよ?!いいけど。」
アクア「いいんじゃない!いぃぃっけぇぇ!」
アクアは勢い良くボールを投げた。
ツブブ(???)「ガッシャイ!」(アニメ版の泣き声。)
中から出てきたポケモンは,イシツブテだった。
サンダー(やっぱまだまだか。)
サンダーの心のつぶやきは,半分アクアに聞こえたかもしれない。
アクア(はっ!こ,これは相性上,マズイ!)
はっきりくっきり,アクアの思っていることは顔に出てきた。
サン「(にやり)じゃあこっちからいかせてもらうぜ!マンキー!『けたぐり』だッ!」
ゲシッ!(?)
ヒット!思いっきりヒット!
マンキーのけたぐりはツブブ(イシツブテ)にパーフェクトレベルで的中した。
ツブブ「イッシィ…。」
アクア「ツブブ!」
サンダー「イシツブテ,戦闘不能!」
見せ場無しで第二試合を終わらせてしまったアクア。果たして,サンとのバトルの結果は?!アクアを見るときの,あのサンの目線は何?!
続く!
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ゼニゼニ #48☆2004.08/22(日)06:46
【番外編 40話突破記念!主なキャラプロフィール紹介】
ゼニ「感想でやると長くなっちゃいそうだし。ここで紹介だ!」
アクア              サンダー
性別:女             性別:男
年齢:10歳            年齢:10歳
趣味:買い物,家事         趣味:データ集め
詳細:幼い頃父を無くし,母,姉との 詳細:ポケモンの知識が豊富で,
三人で暮らしてきた。       警察にスカウトされたことも。
母が働くので,家事は姉と共同。   気付いた頃には両親はいなく,
趣味にまでなってしまったのが凄い。さらに生き別れだとか。
サンダーに片思い(?)中。    アクアに片思い?謎多き人物。
                
パープル             イエロー
性別:女             性別:男
年齢:10歳            年齢:10歳
趣味:アクセサリーや服を買うこと 趣味:はっきり言って無趣味。
詳細:はっきり言ってかなりめんく 詳細:サンダーと双子。
い。               気付いた頃には父はいなく,母に
付き合いが浅いので,ゼニもこれ以  はそのことについてよく聞いて
上決める気力は無いが,コンテスト  いた。
制覇を目指している。        謎多き人物。        

イエローや,サンダーの未だ残された謎。
これをどうやって結果につなげようか,今ゼニは悩んでいます!
ほかに,プロフィール紹介してほしいキャラがいたら,感想のところで。
では,この辺で,本編の前回をまとめてみましょう。
アクアはサンとの戦いで,一勝一敗の調子だ。つまり,この三試合目で,決着が着くのだ!
本編は,まだまだ続きますよ〜!
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ゼニゼニ #49☆2004.08/22(日)18:21
【第44話 主人公VS主人公?!アクアVSサン![その4]】
サンダー「イシツブテ,戦闘不能!」
アクアに無謀な挑戦を叩きつけた,サン。それを安受けした,アクア。
ゲシッ
ベチッ
ゼニ「いてっ!」
ゼニが顔を上げると,そこには怒りに満ちたアクアとサンがいた。
サン「無謀ってなんだよ。無謀って。」
アクア「安受けってなによ。」
ゼニ「だってほんとじゃないか〜!」
ゲシゲシ
ゼニはもう二発喰らった!
ゼニ「わーっ!作者不幸者ー!」
さて,話を本題に戻して…。
そんな二人は,今のところ引き分け状態である。
アクアはトレーナーの先輩として,(旅立ったのが先なので。)ここは勝っておきたいが…?
アクア「なかなかやるじゃない。」
言葉では余裕をかましているアクアだが,本心はかなり弱気だった。
サン「おお!トレーナーたる者これくらいの力が無いとね!」
サンはアクアとは裏腹に,かなり舞い上がっているようだ。
アクア「じゃ,最後は切り札対決ね。」
サン「おお。いいぜ。」
二人はボールに手をかける。二人同時にベルトからボールをはずし,二人同にボールを投げた。
そのボールは二つ同時に地に付き,中からは二つ同時にポケモンが出た。
ゼニニ「カメェ!」
ヒノアラシ「ヒノー!」
アクアのボールからはカメール,サンのボールからはヒノアラシが出てきた。
サンダー「あ,そっか。この間進化したんだっけ。」
アクア「そ!かわいいでしょ〜。」
このころサンの脳裏に悪い予感が走った。
サン(か,確実だ!確実に負ける!でもオレは…逃げないぜ!)
この出てきたポケモンを見ると,アクアの気分も心のそこから余裕ぶちかましてる感じだ。
アクア「ど〜したのかしら?さっきの余裕は〜。」
この余裕ブチかましなアクアの態度に,サンの堪忍袋の緒が切れた。
サン「おうおうおうおう!言ってくれるじゃねーか!オレだって意地ってもんがあるよさあ!戦おうぜ!ヒノアラシ,『ひのこ』だ!」
ヒノアラシ「ヒノー!」
ボオォォ
小さな火種が飛び散り,アクアのゼニニ(カメール)を襲う。
アクア「あ,ゼニニ!『みずでっぽう』よ!」
ゼニニ「カメェェ!」
バシャァ!
サン「よけろ!ヒノアラシ!」
危機一髪。サンのヒノアラシは何とか戦闘不能にならずにすんだ。
サン「ふうぅっ。ヒノアラシ!『えんまく』だ!」
もややぁ…。
えんまくのおかげで,相手が見えなくなってしまったアクア。そしてゼニニ。
そんな中,ゼニニにヒノアラシがぶつかってきた!
ヒノアラシ「ヒノー!」
ドカッ!
ゼニニ「カメッ!」
油断していたせいか,ゼニニは大きなダメージをくらってしまった。
アクア「ゼニニ!『あわ』でえんまくを吹き飛ばすのよ!」
ゼニ「あわでえんまくが消せるかなんて聞かないでください。」
ゼニニ「カッメ!」
シュポポ…
えんまくが晴れていき,サンとヒノアラシの姿が現れた。
サン「どーだ!そろそろばててきたんじゃねーか?」
アクア「これで決める!ゼニニ!『みずでっぽう』!」
サン「こぉっちだってぇ!『ひのこ』だぁぁ!」
二匹の攻撃を放った時間はほぼ同じだ。
その攻撃は,真中でぶつかることなくそれぞれ相手の体にヒットした。
ゼニニ「カメェ…。」
ヒノアラシ「ヒノ…。」
二匹とも倒れた。どうやら,ゼニニはさっきの体当たりで体力の2/3を失ったようだ。ヒノアラシは,言うまでもない。相性の差だ。
サンダー「カメール,ヒノアラシ共に戦闘不能!よってこの勝負,引き分け!」
アクアとサンは,ただただぽかんと口をあけ,引き分けと言う結果に驚いているばかりだった。
ふと我に返ったアクア。やっぱバトルの後はあいさつでしょう。
サンの方に歩き出し,手を出した。
アクア「いいバトルだったね。ありがとう。」
サンはびっくりして,なにを考えているのか分からなかったけど,アクアに握手を返した。
サン「おお。また,バトル・・しよ・・うな…。」
サンの顔は太陽のごとく赤く,何所かしら緊張しているようにみえた。
サンダーは,アクアがサンと握手したとき,心の中にものすごい痛みが走ったという。
サンダー・サン(オレって,もしかして,アクアのこと…?!)
このことを,アクアは未だ知らない…。
続く
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ゼニゼニ #50☆2004.08/23(月)16:17
サン「なんちゅう題名付けとんじゃコラ!(怒)」
ゼニ「暴力反対〜!(泣)」
【第45話 ああ青春時代!アクアをめぐる,恋の三角関係!】
顔を赤くしてアクアと握手したサンを見て,スターの気持ちは複雑だった。
スター(ちょっと待ってよ。今サン顔赤くなかった?!まさかサンのヤツ,アクアちゃんのこと…。)
スターがそんなことを考えボーっとしている中,アクアには気になることが…。
アクア「ねえ,スターちゃん達,これからどうするの?」
サ・ス・ム「へ?」
そんなこと考えもしなかった三人は,考え込み始めた。
ムーン「大問題だよな。オレ達はカントーあんまり知らないし…。」
サン「そうだよな。こんなところで遭難でもしたら…。」
スター「案内してくれる人がいればなぁ…。」
三人はそう言ってアクア達の方を向いてきた。何か頼むような目で。
じとーっとにらんでくる感じだ。
サンダー「お前達の言いたい事は分かった。一緒に旅してくれって言うんだろ。」
目は口ほどにものを言う。(笑)
三人はこっくりうなずいた。
イエロー「僕はかまわないですよ。仲間は多いほうが楽しいし。」
サンダー「オレもいいんだけど…。六人はな…」
アクア「でもいいじゃん。楽しいよ。きっと。」
アクアはにっこり言っている。
そんな姿に打たれたサンダーである。
サンダー「アクアがそう言うならオレも別にいいよ。」
なんかへこへこしながら言っている態度に,サンはある感覚を覚えた。
サン(オイ,もしかして,こいつ…!)
アクア達が話しているのを見計らって,サンはサンダーに近づき,ちょっと輪から離れて話を持ちかけた。
サン「お前…。サンダーとかいったな。」
サンダー「そ,そうだけど。何なんだ?!」
サン「お前,アクアにほれてるだろ。」
サンダーはかなりドキッとした。単刀直入にこんなこといわれたら,誰だってドッキリだよ。
サンダー「なんだよ…。悪いかよ!」
サンダーの開き直った態度に,サンは少しびっくりしたが,すぐにこう言った。
サン「ふはははは。アクアはオレがもらうぞ!お前なんかに渡してたまるか〜!!」
サンダー「なにっ!じゃあお前もアクアを…!」
アクアは気付いていないようだが,リーフ,ファイア,サンダー,そしてサンまでにも好かれていたのだ!
リーフ,ファイアの事は一話辺り,番外編「その後のリーフとファイア」をご覧あれ。
さて,話を戻しますと,サンダーとサンの間には深い競争心が訪れた。
サンダー「アクアをどっちのものにするかをポケバト(ポケモンバトル)で決めたくは無いな。」
サン「あたりまえだ!アクアは最高〜に可愛い女だぞ!」
話まとまり,ポケセンでの休憩を取っている時。
アクア「何はなしてるの〜?」
急に除いてきたアクアに,サンダーは思わず顔を赤くし,とっさの一言。
サンダー「男の話だよ。(苦笑)」
話を隠そうとするサンダーに,アクアは少し不満を覚えた。
アクア「そっか。人に聞かれて困る話なんだ。ではサンと一緒に仲良くね〜。」
サンダー「ア,アクア…。」
サンダーが悲しんでいるところ,サンは後ろから恐ろしいことを言った。
サン「振られちゃいましたね〜。なあ,オレアクアに告白していいか?」
サンダーにとって真に恐ろしい話だった。
サンダー「お前…今なんて?」
二人は,凄く静かな空気の中に,収められた…。
続く
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ゼニゼニ #51☆2004.08/31(火)21:00
【第46話 スターの気持ち!そしてクチバジム!】
アクア達は,クチバジムへ向かって歩いていた。
ただ,スターはさっきのポケセンでのサン達の話が気がかりでしょうがなかった。
スター(サンがアクアちゃんの事好きになったって,ほんとかな〜。)
と,突然サンダーが止まった。
サンダー「ここだ…。クチバジム。」
そこはいかにも立派な,建物が建っていた。
アクア「ニビジムとかハナダジムより,立派じゃない…?」
アクアが驚いて建物を見回した。
確かに,今までのジムより大きい建物だった。
イエロー「ここのジムリーダー・マチスさんは軍人だったらしいですよ。」
イエローはさらりと言ったが,周りにいた五人は恐怖のあまり,凍り付いていた…。
サン「軍人が何だー!乗り込むぜー!!」
サンが真っ先にジムのドアを開けた。
と,そこには,ゴミ箱の山…。
ムーン「オレ,はきそう…。」
ア・サ・イ・サ・ス「吐くな〜!!」
五人が大声を張り上げたのでジムにいたトレーナーに気付かれたらしい。
ジムトレーナー「くぉら!子供がそこで何をしている!」
サンダーが前に出た。ジム戦するのはサンダーだからな。
サンダー「ジム戦をしに来たんです。マチスさんは…何所にいるんですか?」
ジムトレーナーは答えた。
ジムトレーナー「マチスに挑戦だって?そんなことは,このタクミ様を倒してから考えろ〜!!」
サ・ア・イ・サ・ス・ム「ええ〜!!」
今回は短いですな〜。でもまあ続きますぜ!
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ゼニゼニ #52☆2004.09/01(水)19:21
【第47話 VSタクミ!これまた面白いことに…!】
クチバジムのジムリーダー・マチスに挑戦を挑んできたサンダー。(とその仲間達)
そして,そんなサンダー達の前に立ちはだかった男・タクミ。
なんかあの人達と同じくらいの年頃だが…?
トゥルルルル…
誰かのポケギアの電話着信音が鳴った。
アクア「誰のポケギアが鳴ってんの?」
と,タクミがポケットからポケギアを取り出し,電話に出た。
タクミ「もしも〜し,カイト,お久しぶり〜。」
アクアとサンダーは凍りついた。
ア・サ(カ,カイト?!)
タクミ「あ,休みなんだ〜。いいな〜。オレ今挑戦者の相手してんだ。うん。だからヒロミさんにもらったチケット使えね〜んだ。」
アクアとサンダーは少し電話に近づいてみた。
と,少しだが話が聞こえるようになった。
カイト≪あ,そーなんだ。じゃあオレもやめとくわー。ヒロミさんには悪いけどな。≫
その声は紛れも無くあのハナダジムのカイトの声だった。(カイトについては28,29話参照。)
と,言うことは…。
タクミ「じゃ,とりあえず切るわ。相手がいるんでね。」
と,タクミは電話を切った。
くるっとこちらに体を向き直し,モンスターボールに手をかけた。
タクミ「こちらは準備万端!どっからでもかかってこ〜い!」
アクア「その前に,聞きたいことが…。」
イ・サ・ム・ス・タ「?!」
(サ=サン)
サンダー「タクミさん…といいましたね。貴方,もしかしてダイキさんと同じトレーナーズスクールに通ってました?」
サンダーが少し遠慮気味に訊いた。
タクミ「な,何故それを?!…あ,もしかして君,サンダー君かい?」
サンダー「そ,そうですが?(って,こっちが訊かれてんじゃん!)」
サンダーが突然の返信+質問に,驚きながら答えた。
タクミ「じゃ〜通してやろう。君(達)の事はダイキからよぉ〜く聞いてるよ。」
タクミが自分の顔に『オレってやさしいやつ〜』みたいなことを書きながら言った。
アクア「マジですか?!」
スター「私たちもいいんですか?」
アクアはキラキラとした目で,スターは心配そうに言った。
タクミ「おう。みんないいんだけど…。ただし!マチスの部屋は二重に鍵が掛かってるぞ〜。ゴミ箱の底にあるスイッチを押すんだ。二つな。ちなみに,1つスイッチを見つけたら,もう1つはそのゴミ箱と隣り合わせのゴミ箱の中にある。まあ,根気よく探すんだな。」
そう言って,タクミはジムの奥へ行ってしまった。
アクア「とりあえず,進もうか。」
サンダー「そうだな。」
アクア達はスイッチを探し始めた。
サンダーはバッジを獲得することができるのか?!
そしてこの物語の作者・ゼニはクラスメイトを何人出すのか?!
続く!
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ゼニゼニ #53★2004.09/26(日)16:35
【第48話 クチバジムの仕掛け!問題(パズル)を解け!】
※『問題』は知ってのとおり『もんだい』と読みますが今回面白がって漫画みたいにルビ振ってみました。
アクア達はクチバジムの仕掛けと死闘を続けていた。
今の季節は夏。気温は外では30度をマークしている。
そんな中,クーラーも無いクチバジムの中で,スイッチを見つけるがため,必死にゴミ箱の中をあさっていた。(ちなみにジムリーダー様の部屋にはクーラーがある。)
サン「あ〜ち〜ぃ〜。冷房ぐらい入れろよな〜!!」
サンが喚く。と,サンダーをにらみつけた。
サン「大体さ〜,ジム戦やりたいのはサンダーだけなんだろ?何でオレ達が手伝わなきゃいけないわけ〜?!」
アクアはサンに向かって怒鳴りつけた。サンダーを悪く言われると,むしょうに腹が立ったのだ。
アクア「サンダーを悪く言わないでよ!嫌ならサンダーのジム戦が終わるまで冷房の効いたポケセンで休んでたっていいのよ?!」
アクアも暑さで相当きているようだ。
スター「六個の箱を一気に探しても見つからないよ〜!」
サンダー「探す箱を変えよう。・・わっとっと!」
サンダーがゴミ箱に躓いて転んでしまった。
ゴミ箱は横に倒れ,中のゴミが床に散らばった。
サンダー「これか?スイッチって。」
暑さでイライラしていて人の事など気にしていなかった五人が,いっせいにサンダーの方へ向いた。
サン「ど,どれだよ!」
サンが割り込んできた。ゴミ箱の底を覗くと…底にはスイッチがあった。
ムーン「さっすがサンダー!」
サンダー「だろ?運も実力のうちさ。」
スター「そんなことより,早くスイッチ押してみようよ。」
と,スターがすんなりスイッチを押してしまった。
サン「ああ!オレが押したかったのに〜!」
サンが嘆いた。
と,奥の方でガシャンと音がした。
第一のドアが開いたのだ。
アクア「やった!扉が1つ開いたみたい!後1つは…。」
アクア達はタクミの言葉を思い出しながら言った。
゛もう1つは隣り合わせ…。”
六人はそのスイッチの有ったゴミ箱の上下左右(?)のゴミ箱を見回した。
サンダー「つまり,この中にスイッチのついたゴミ箱があるってことだな。」
イエロー「どうしましょ。皆でこれだって物を指差して,一番多かったゴミ箱にしてみましょうか?」
サン「イエロー,それ名案。」
アクア「私もそれ,いいと思う。」
スター「…つまり,多数決ね。」
ムーン「せーのでいくぞ。せーの!」
皆いっせいにそのゴミ箱からみて右にあるゴミ箱を指差した。
アクア「すっご。皆ぴったり。」
サンダー「よ〜し。皆同じだったんだから,文句は無しだ。」
サンダーはそういいながら,ゴミ箱の中を探り始めた。
サンダー「…あった!」
底にはスイッチがあった。そう,その扉の…。
サン「押すぞ。いいか?」
ポチッ…ガシャン!
扉が全て開いた。
サンダー「開いた!」
アクア「やったね,サンダー!」
苦しい死闘の末,やっと開いた二重ロックのドア。
六人は,ジムリーダーの―奥の―部屋にやってきた。
???「どうやら乗り越えたようだね!Congratulaeions(おめでとう)!」
そこには,軍服を着た男性が立っていた。
サンダー「貴方がマチスさんですか?」
サンダーがおずおずと訊いた。いかにも相手が怖そうだったから…。
マチス「いかにも!ワタシガこのクチバジムのマチス!バトル,受けて立つヨ!」
サンダーのバッジを掛けたバトルは,どうなるのか?!まだまだ続く!
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ゼニゼニ #54★2004.10/03(日)19:00
【第48話 VSマチス!危険な空気】
サンダーは構えた。本能が気をつけろといっている。アクア達もそうだ。
そんなサンダーとは裏腹に,マチスはへらへらとしていた。
マチス「オウオウ!そんなに緊張しなくてヨシ!気楽にイキマショー!」
マチスはそう言い放ち,アクア達を見回した。
マチス「だ・か・ら!そんなに緊張しないで!さ〜て。戦う人は分かってますよ〜。アナタでしょ!」
マチスはサンダーを指しながら言った。
サンダーはカチカチで一歩前に出で言った。
サンダー「はい。」
マチス「やっぱり〜。じゃあさっそくバトル始めようか?」
マチスもボールに手を置いた。
そこに,審判が現れた。
審判はあまりいい顔をしていなく,ちらちらとマチスを見ていた。恐れているか,変な人を見るかのような目だった。
サンダーはそれに気がついた。いくら元軍人だったからって,あんまりに嫌々やっているように見える。
サンダー(そういえばさっき,オレが相手だって見抜いたよな…。それに,自然に敵意を向けてしまうような空気…)
ふと悪い予感がしたが,それはあまりに悪すぎる。サンダーはきっとそれは軍で鍛えたものだと自分に言い聞かせ,ボールをベルトからはずした。
審判「両者,準備はよいですか?」
サンダーは首を縦に振った。
マチス「O・K!早く始めてくださ〜い!」
大声を張り上げたマチスに対し,審判はまたも変人を見るような目をしてマチスを見たが,また正面を向き,試合開始の合図をした。
審判「これより,クチバジムジムリダー・マチスと挑戦者サンダーのバッジを掛けた試合を始めます。…試合開始!」
マチス「ライチュウ!」
サンダー「キマラ!」
二つのボールから二匹のポケモンが出た。
サンダーのボールから出たのは,やる気満々のオコリザルだったのに,アクア達は気付かなかった。
なぜなら,相手のライチュウからは常に帯電しすぎた電気があふれているし,普通のライチュウとは大きさも違った。ざっと見積もって110cm。幼稚園年長くらいの大きさだ。
その巨大ライチュウから目を離したとき,初めてアクア達はサンダーのマンキーがオコリザルに進化したことに気が付いた。
アクア「あーっ,サンダー,スゴーイ。オコリザルに進化したんだー。へー…」
アクアの言い方は,明らかにサンダーに対しての罪悪感の混じった言い方だった。
サン「でもなんでオコリザルなんだ?サンダーさんくらいのお人なら,ディグダくらい用意してあると思ったのに〜。」
明らかにサンダーを侮辱しているとしか思えないサンの言い方に対し,アクアはサンをきっと睨んだ。
サンは何とかアクアのご機嫌をとろうとしたが,その努力もむなしく完璧に無視される羽目になってしまった。
一方サンに片思い中(?)のスターは,そのサンの行動に心配事を覚えた。サンは意外とカンが鋭いが,スターはそれほどでもなかったので,サンのアクアに対する気持ちを完全に見抜くことは出来なかった。(まあ出来た方がおかしいが。)
この間52秒。
アクア達はサンダーの一声で今は試合中だと気がついた。
サンダー「キマラ!『けたぐり』だ!」
キマラの放ったけたぐりはライチュウにヒットした。
マチス「ライチュウ!『メガトンパンチ』!」
ライチュウ「ライー!!」
ライチュウは飛び上がった。上からの勢いをつけて,威力を大きくするつもりだ。
サンダー「こっちも『メガトンパンチ』で打ち返せ!」
キマラ「ブキーッッ!」(適当ですみません。)
キマラは途中まで走っていき,飛び上がった。
バァーン!
二つのパンチは天と地のちょうど真中でぶつかり,二匹は勢いで壁にぶつけられた。
キマラが当たった壁は襲撃で崩れ,キマラは埋まってしまった。
アクア達が心配そうな顔をして,マチスが勝ち誇った顔をしている中,サンダーは,笑っていた…。
続く
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ゼニゼニ #55★2004.10/03(日)20:45
ミスにより消します。
続きは↓にあります。。
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ゼニゼニ #56☆2004.10/03(日)20:43
【第50話 VSマチス!オレンジバッジ!】
アクア達が心配そうな顔をし,マチスが勝ち誇った顔をし,審判が時間を計ってキマラが戦闘不能かを決めているところ,サンダーは静かに笑っていた。
審判が旗を挙げ,大声を張り上げた。
審判「オコリザル,戦闘ふの…。」
サンダー「待ってください。」
サンダーがさえぎった。
サンダー「未だ勝負は…ついてないですよ!!」
サンダーの一声で,ライチュウの真下からキマラが出てきた。
ア・イ・ス・ム・サ「??!!」
マチス「Unbelievable!(信じられない!)」
マチスは頭を抱え大声を出した。
今度はサンダーが勝ち誇った顔をする番だった。
サンダー「いいぞ!とどめの『メガトンキック』!」
キマラ「ブキーッッ!!」
キマラのキックがライチュウにヒットした。
ライチュウ「ライ…。」
ライチュウは倒れた。
審判が驚きながらも,旗を揚げる。
審判「ラ,ライチュウ戦闘不能!オコリザルの勝ち!よって勝者,挑戦者・サンダー!」
アクア「やったー!」
サンダーが喜びの声を上げる前に,アクアが叫び,サンダーに抱きついた。
アクアは取り乱しすぎたと気付くのに少し時間が掛った。
サンダー「ア,アクア?」
アクア「ふぁっ!」(?)
アクアはサンダーから瞬間的に離れた。
アクア「ああ,ごめん。つ,つい…。」
アクアはものすごくすまなそうな顔をしていたが,サンダーは笑っていた。
と,サンダーまでもがアクアに抱きついてきた。
サンダー「アクア…。サンキュなっ!」
サンがこの世の終わりのような顔をした。
そしてイエローが驚きのあまり呆然としている。
ムーンはどうやらグリーン&リーフに電話を入れようとしているようだ。
スターはサンの顔を見てますます予感が当たっている可能性が強まった。
と,マチスがこちらに歩いてくる。
マチス「よくやったよ。Congratulations(おめでとう)!これがクチバジムに勝った証のオレンジバッジだ。受け取っておくれ。」
サンダー「ありがとうございます!」
サンダーはバッジを受け取った。マチスはにっこりしている。
サンダー「ところで…。」
サンダーはうつむき,少し低い声で話し始めた。
サンダー「ちょっと聞きたいことが…。」
続く
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ゼニゼニ #57☆2004.10/06(水)15:26
【第51話 マチスの過去!パープルからの手紙】
サンダーは下に向けていた顔をもう一度マチスの方に向き返し,マチスをしっかり見つめた。
アクア達はいい度胸だと尊敬のまなざしでサンダーを穴が開くほど眺めた。
一方マチスは驚いてはいたが聞かれることを予想していたかのように落ち着き払っていた。
「…いいよ。君のquestion(質問)を認めよう。で,なんだい?」
「あの・・その・・マチス…さんは・・,昔,ロケット団にいませんでしたか?」
サンダーが唐突に訊いた。
しかし,やはりマチスは落ち着いている。
「確かに。ワタシは昔,ロケット団で働いていました。…今はもちろん,この『ジムリーダー』という職業に誇りを持っています。今さら戻ろうとなんてとんでもない…。そうですね。君達はロケット団の事を知りたいのでしょう?」
サンダーはこくりとうなずいた。
アクア達ももうサンダーを見てはいなかった。マチスの話はロケット団に付いての詳しい情報も得られるかもしれない…。
「ロケット団は…最近秘密兵器を手に入れたと聞きました。秘密兵器って何のことなんですか?」
マチスは消えかかった記憶をよみがえらせるかのようにゆっくりと話し始めた。
「ロケット団からジムリーダーに転職した者はワタシのほかに三人いる。ナツメとキョウ,それにカツラだ。ワタシた・・。」「今訊いているのは!」
サンダーがさえぎった。
「今貴方に訊いているのはロケット団の秘密兵器のことです!誰も貴方の過去なんか…。」
サンダーは怒りに触れているようだった。アクアにはそれがすぐわかった。
サンダーはジムリーダーが一人でも昔ロケット団にいたことに腹を立てている。
しかしマチスは話を進めた。
「ワタシ達は秘密兵器…ミュウツーの製造に関わっていたのです。」
アクアは胸が痛んだ。ミュウツーがロケット団の秘密兵器?
「そうだな…。ちょうど5年前にほとんど出来た。その年に,初めて活動したそうだ。マサラで何かやったようだな…。その活動でミュウツーはまた試験管の中で過ごすことになった。右手を失ってしまったのだ。」
マチスが一度深呼吸し,また続けた。もう誰も反論しなかった。
「ワタシ達は逃げ出して来たのだ…。ミュウツーを捨て。そしてこのポケモン協会―ロケット団対策本部―に忠誠を誓った。」
マチスはまた一度黙った。
アクアとサンダーはロケット団対策本部と聞いただけであのことの記憶がよみがえり,心の中では大爆笑が起こっていた。
マチスは言葉を選んでいるようだった。が,また言葉を続けた。
「最近聞いた話だ…。ミュウツーが完成し,ハナダの方に逃げ出したと。つまり…ミュウツー捕獲は,ロケット団撃退につながるのだ。」
マチスはアクアを見ながら言った。
アクアは参りましたと言う顔をした。
サンダーはしっかりマチスを見つめなおし,頭を下げた。
「ありがとうございました。また会える日まで。」
アクア達はジムを出た。
出た直後,後ろで大きな声がした。
「君達ならできる!自信を持って!Fight(ファイト)!」
ジムを出た。柔らかな風が吹き,一羽のポッポが手紙を運んできた。
そのポッポはサンダーの頭に止まり,手紙を渡した。そして飛び去っていった。
「お世辞にもハリポタみたいにしたとは言えんのう。なあ。ゼニよ。」
「ほっとけ。」
「パープルからだ!」
サンとゼニが馬鹿な漫才をしている間に,サンダーは手紙を開けていた。
―                              ―
親愛なるサンダー様へ。そしてその他の皆様実はマサラに引っ越したって言うのは嘘で,本当は家出だったの。家のものが心配してると思うから,シオンタウンの屋敷に来て!1番大きいうちだから,すぐわかると思うわ。○月○日に来ると面白いかもよ。では。また会えることを楽しみにしているわ☆                 パープル
―                              ―
パープルの手紙を読みながら,アクアが言った。
「そのたってなんでしょうね。」
サンダーがもう一度よく手紙を読みながら言った。
「この日付明後日だ!」
「ええ〜!」
「ダッシュで行くぞ!」
6人はサンダーを先頭に走り出した。
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ぴくの〜ほかんこ