ぴくの〜ほかんこ

物語

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[465] **夢をめざして**

未羽 #1★2004.12/17(金)15:56
第1話  未知なる世界


ガタガタガタ…
未弥を乗せたトラックは、新しい住居、ミシロタウンへと向かっていた。
 未弥「ポケモンってなんだろう?」
未弥の心は、そんな思いでいっぱいだった。

カタン・・。
トラックは止まった。
 運転手「着きましたよ未弥ちゃん。」
 未弥「はいっ今降りますっ。」
未弥の目に映ったのは、母と小さな家。
 母「未弥っおつかれさま。家はポケモンが整理してるわよ。」
 未弥「ポケモン!ねぇ、入っていい?ポケモン見たいの!」
母は首を振る。
 母「仕事のじゃまになるでしょ。まずは近所にあいさつしてきて。
未弥「えぇーっ?・・しょうがないなぁ。」

 未弥「本当にちっちゃな町・・。あったあった、オダマキさん、ね。」
ピンポーン…
 未弥「あの・・すみませーん・・。
全然応答がない。未弥はそっとドアを開けた。
一階にも人はいない。二階へ行ってみることに。
『あ、やっと人がいた。』
と思ったのもつかの間、気づかれてしまった。
 少年「…誰だ、お前?」

             続く
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未羽 #2★2004.12/17(金)15:59
第2話 友達?の少年

☆あらすじ☆
ミシロタウンへ引っ越してきた未弥。となりの家にあいさつにいくも、しーんとしている。気になった未弥は家へ入るが、ある少年に見つかってしまって…!

 未弥「あっえと・・。」
言葉がでない。ただでさえ話下手なのに、初対面の人と話すなんて、未弥には大変な事だった。
 少年「・・お前・・。」
 未弥「?なっ何・・?」
少年はじっと未弥の顔を見ている。心当たりがあるらしい。
 少年「センリさんの、娘だろ?」
 未弥「・・!当たってる・・。」
 少年「だったら話は別だ、勝負してくれ!」
 未弥「勝負って、何の?」
 少年「ポケモンに決まってるだろ!」
ポケモン…?ポケモンって、一体何…?
 未弥「そ、その前に自己紹介ね。私は未…」
 少年「未弥、だろ。ここらへんでは有名だぜ。俺はユウキ。よろしくな。で、ポケモンは何体いる?」
 未弥「私、ポケモン持ってないの。」


 ユウキ「えぇっー!ジムリーダーの子供だろ?」
この声は、ミシロの2分の1に響いた。
 未弥「ちょっと…近所迷惑だって!」
 ユウキ「まいっか。早く出てけよ。」
 未弥「はーい。」


 少年「た、大変っこの先で…」
ガタガタ震える少年が道路を指さす。
 未弥「なっ何があったの…?」
未弥は飛び出した。未弥の運命を変えるとは知らずに…
               続く
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未羽 #3☆2004.10/13(水)10:48
第3話   運命を変えた道路

☆あらすじ☆
ミシロタウンで、となりの家のユウキと友達になった未弥。
ところが、町の先で何かあったようで…?

未弥は、静かに道路を歩いていた。
草むらが、さらさら風に吹かれる音。遠くの小川の水の音。
「ここって、本当に自然がいっぱいだなぁ。」
未弥は、何が大変なのかな、と首をかしげた。
「うわーっ!助けてーっ!」
白衣の大人が動物に囲まれている。どうやらこれが『大変』なことらしい。
「父さん!未弥まで何でここにいるんだよっ!」
ユウキがかけつけて、赤と白のボールを取り出し、軽く投げた。
ボールから、灰色の大きな犬のような動物が出てきた。
「グラエナ、噛み付くだ!」
すると、他の動物がいばってきた。
グラエナは混乱してしまい、ふらふらしている。
「未弥、父さん、逃げろ!攻撃があがったグラエナに噛み付かれたらどうする!」
すると、グラエナが未弥に向かってきた。
ザザッ!未弥は、グラエナとぶつかり、数m飛ばされた。
ユウキは黄色い笛を吹き、グラエナにほえさせた。
動物たちは、どんどん逃げていき、辺りは三人だけになった。
未弥は、怪我を負って、倒れていた。
しばらくして、ユウキの家のなかに未弥はいた。
「ここは?」
未弥の目の前には、ユウキとユウキのお父さん。
「未弥、大丈夫か?」
体を起こそうとしたが、痛みがひどく、またあおむけになる。
「未弥ちゃん、ポケモンには気をつけてな。」
あれは、ポケモンだったの…?
「ポケモンって、何なの?」
未弥は、ユウキにたずねた。
「いっしょに旅したり、遊んだり、いつも一緒の友達みたいなのが、ポケモンだって、思ってる。」
「旅、したいな…ポケモンと。」
「じゃ、怪我が治ったら、旅に出るか!」
「うんっ。」
こうして未弥は旅に出ることになった。

            続く
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未羽 #4☆2004.10/24(日)10:17
第四話  ミシロタウンを飛び出して

☆あらすじ☆
ポケモンと出会った未弥。
「ポケモンとは何?」その答えを知るため、旅にでることに。

「気をつけてね。」
お母さんに見送られ、未弥は研究所へ向かった。
「こんにちはー。」
「未弥ちゃん、こんにちは。トレーナーカードを発行したよ。あと、図鑑も。」
「じゃ、アチャモ。未弥のファーストポケモン、パートナーだ。」
そういうと、ボールと緑のカードと図鑑を手渡された。
「じゃ、出発!」
未弥は、ユウキと、研究所を飛び出していった。
「ねぇ、アチャモって、どんなの?」
「出してみれば分かるって。」
未弥がボールを軽く投げる。出てきたのは、ひよこのようなポケモンだった。
「おれも、アチャモを持ってるんだ。出て来い、サン!」
同じポケモンが出てきた。サンというらしい。
「私は、なんて名前にしようかな。じゃあ、モミジ!あなたはモミジちゃんだよっ。」
二人は、ミシロタウンを飛び出していった。
〜102番道路〜
「わぁっ可愛いっ。図鑑図鑑っと。アメタマ、か。じゃ、モミジ軽くひっかいて!」
ふらっと、アメタマが動く。
「モンスターボール!」
コロン。アメタマをつかまえた。
「この子は、ソヨちゃん!」
「未弥、ほんとに初心者なのか?」
「うんっ、はじめてだよ。」
未弥の旅は順調。初めてのバトルをすることに。

              続く
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未羽 #5☆2004.11/19(金)20:48
第五話  バトル、スタート!

☆あらすじ☆
ユウキと旅に出た未弥。
モミジ(アチャモ)、ソヨ(アメタマ)と一緒に冒険中で…。


「な、未弥。バトルしようぜ。」
「バトル・・。うん、いいよ!」
こうしてバトルすることになった二人。
「使用ポケモンは2体。こっちはサン、リーフだ!」
アチャモとタネボーが出てきた。
「じゃ、モミジ、ソヨ、お願いね!」
アチャモとアメタマが出てきて、試合開始。
「サンはモミジに引っかく、リーフはがまんだ!」
「モミジはよけてリーフに火の粉!」
火の粉はリーフにクリーンヒット。リーフはなおもがまんしている。
「ソヨはサンを泡で囲んで!」
「サン、引っかいて脱出だ!リーフは一気にがまんをとけ!」
リーフがモミジめがけて走ってきた。
「モミジは火の粉、ソヨは後ろからでんこうせっか!」
でんこうせっかでおされたリーフに火の粉がヒット。
「リーフ、もどれ。じゃ、サンは火の粉でまくを作れ!」
サンを火のまくがおおう。攻撃は跳ね返されてしまう。
「モミジはまくを引っかいて、そこからソヨは泡を出して!」
まくが破け、そこから泡が出て来てサンにヒット!
試合は、未弥が勝利した。
「やった、勝ったっ。モミジもソヨも、がんばったねっ。」
「タイプの相性が良かっただけだ。そんなうかれるな。」
ふわふわとした未弥の気持ちを、ユウキの言葉が止める。
「トウカシティはもうすぐだ。急ぐぞ、未弥。」
初めてバトルに勝った未弥。トウカシティはもうすぐです。
               続く
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未羽 #6☆2004.12/04(土)18:15
第6話  トウカシティで・・


☆あらすじ☆
はじめてのダブルバトルに勝利した未弥。
トウカシティめざして冒険中・・。

「着いたぞ、未弥。ここがトウカシティだ。」
「日暮れ前でよかったねー。」
無事にトウカシティへついた未弥たち。
「あっ、ユウキ君、来て。夕日が・・。」
湖に、夕日が写って光っている。
「じゃ、ポケモンセンターに行くぞ。」
「やだ。もうちょっとここにいるから、先に行ってて。」
「わかった。」
未弥とユウキが別々になって、30分がたった。
もう帰ろうとした未弥は、町で迷っていた。
「どうしよう。ここ、どこか分からない・・。」
「あれ?もしかして、未弥か?」
「お、お父さん!?」
数年ぶりの再会。顔つきなどは、昔から変わっていなかった。
「未弥、話はユウキ君から聞いた。旅をはじめたんだな。」
「うん。」
「ポケモンセンターまで送ってく。旅、がんばるんだぞ。」
「ありがとう、お父さん。」
そうして無事、ユウキと再会した未弥。
「ポケモンはあずけたか?バトルして、つかれきってるはずだから、回復させないと。」
「あっ。今行くね。」
回復窓口で、手続きを済ませると、周りに人が集まってきた。
「あなた、センリさんの娘さん?」
「は、はい・・。」
「102番道路でバトルしてた子?あたし、チカ。明日バトルしない?」
「はい。いいですよ。」
こうしてチカとバトルすることになった未弥。
未弥は再び勝利できるのか・・?
                         続く
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未羽 #7☆2005.01/25(火)13:41
第7話  テレパシーと記憶の謎(1)

☆あらすじ☆
トウカシティで父のセンリと再会した未弥。
トレーナー、チカにバトルを申し込まれて・・

ガチャ。ユウキがくつろいでいる個室のドアが開いた。
未弥「ただいまー。」
どこかつかれていたのか、ぽすっとベットにうつぶせになる。
ユウキ「どうしたんだよ、未弥・・。」
ぽんっ、ぽんっと音がしたと思うと。
?1『あ、未弥ならだいしょうぶ。』
?2『ポケモンセンターで長いことひきとめられてただけ。』
ユウキ「なんだ、それだったのか・・。」
トウカからはなれたミシロでも話題になるほどだ、ジムリーダーの子供はアイドルのような物である。
ユウキはふと我にかえる。二人しかいない部屋のはずなのに。
ユウキ「って、だれだ・・?」
?1『私はソヨだよ。未弥のポケモン。』
?2『ぼくも。未弥のパートナーのモミジだよっ♪』
未弥「あれ、ソヨもモミジも、しゃべれたっけ・・?」
ソヨ『テレパシーだよ、未弥。もっとも、ラルトスとかとは出会っただけでできる。』
モミジ『でもさ、ソヨ。テレパシーできるのは、かなりのうでのトレーナーだけでしょ?』
ユウキはなんとなく・・、未弥は以前トレーナーだったのでは?と疑問を抱いていた。
ソヨをゲットしたときの手つき。自分を倒すほどの実力。
でも彼女は初めて、と言い張る。
軽い記憶喪失だろうか・・?
未弥「でも・・、私、新米トレーナーだし・・。」
ユウキ「おれだって、まだできないのに、どうして・・?」
ソヨ『それはそうと、こうして会話できるに越した事はないし。』
モミジ『さー、明日のバトルのとっくんだー♪』
ユウキ「?」
未弥「あ、明日チカさんとバトルするんだ☆」
ユウキ「・・ま、とっくんは無理だな。もう暗いし。」
モミジ『だーいじょうぶ☆火の粉でランプ作るし☆』
ソヨ『いや。周りのことも考えな、モミジ。明日は単刀直入に行こう。』
未弥「じゃ、明日もがんばろー!」
モミジ『オーッ!』
ソヨ『・・。』
           続く
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未羽 #8☆2005.02/20(日)11:16
第8話  失った声

☆あらすじ☆
ポケモンと会話(テレパシー)できるようになった未弥とユウキ。
チカとのバトルに向けて準備中・・。

早朝5時。ポケモンセンターの1室では・・。
モミジ(未弥のアチャモ)『みんなー、起きてー!』
ソヨ(未弥のアメタマ)『モミジ・・、今何時?』
サン(ユウキのアチャモ)『相変わらず早起きだな・・。』
リーフ(ユウキのタネボー)『普通に起きれますよ・・?』
ユウキ「朝には弱いんだけど、な・・。未弥は起きたか?」
未弥「・・、・・。」
ユウキ「おい、なんかしゃべれよ。」
?「(ソヨ、モミジ!)」
ソヨ・モミジ『?だれ・・。』
?「(私、未弥だよ。なんでか声が出ないの・・。)」
ソヨ『ユウキ、未弥が大変。』
モミジ『未弥、しゃべれないんだって。』
ユウキ「・・本当か、未弥・・。」
未弥はこくり、とうなずく。
モミジ『今日のバトルどうしよー!』
ソヨ『ユウキ、私達で未弥の気持ち伝えるから。』
ユウキ「分かった。」
コンコンッ。ドアがノックされた。
チカ「朝早くごめんねー。未弥ちゃん、今日のバトル中止でいいかな?」
ユウキ「え?よかった・・。未弥、声出ないみたいなんだ・・。」
チカ「そうなんだ・・。ちょっと用事できちゃったから。じゃね、ユウキ!」
ばたん。ドアが閉まると、再びノックされた。
センリ「ユウキ君、未弥の声の事・・、本当なのか?」
ユウキ「なんで・・知っているんですか?」
センリ「チカさんから聞いた。未弥を・・、シダケの病院へ連れて行く。」
未弥「・・!」
モミジ『やだー、やだーっ!』
センリ「トレーナー、未弥の声が出ないのと、病院へ連れて行って治すのと、どっちを選ぶ・・?」
センリはモミジに向かって話していた。まるで心が通じているように・・。
ユウキ「いいだろ、モミジ。離れるわけじゃないんだから。」
モミジ『・・うん。分かった。』
ユウキ「センリさん、えっと・・、」
センリ「?どうした、ユウキ君。」
ユウキ「俺も、連れてってください。」
センリ「ああ、いいとも。」
こうしてシダケへ行く事になった未弥とユウキ。
未弥は声を取り戻せるのか・・?
                続く
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未羽 #9☆2005.02/20(日)11:44
第9話  シダケの病院で・・

☆あらすじ☆
声が出なくなった未弥。
シダケタウンの病院に行く事に・・。

センリ「ここが、シダケタウン第一病院だ。」
中へ入り、診察を受ける・・。
先生「・・お嬢さんは、以前記憶を失ったこと、ありますか?」
未弥は、首を横に振る。
センリ「その点については、また後でいいでしょうか・・。」
先生「・・はい。とりあえず、お嬢さんは入院したらいいと思います。」
センリ「・・いいか、未弥・・。」
未弥はこくり、とうなずく。
先生「部屋は、二人部屋の602号室です。」
602号室に行く一同。すると・・。
ユウキ「お!ミツル!」
ミツル「ユウキさん。なんでここに?入院するようには見えないですけど・・。」
ユウキ「あ、入院するのはこっち。未弥。」
ミツル「未弥さん、よろしくお願いします。」
未弥「・・。」
ユウキ「・・こちらこそ、だってさ。未弥は声出ないから、代わりに話すよ。」
ソヨ『未弥の声って、けっこうきれいだよね。』
モミジ『うんっ。子守唄歌ってもらったらすぐねちゃいそう。』
ユウキ「ミツル、また入院してんだ?」
ミツル「はい。あのあと、ミチルさんに連れ戻されました。」
ユウキ「ミツル、未弥、ちょっと行ってくる。」
ミツル・未弥「「?」」
ユウキ「気になる事があって。」
そういうとユウキは部屋を出て行った・・。
先生「で、お嬢さんは記憶を失った事はあるんですか?」
センリ「はい。」
ユウキ「くわしく教えてください!」
センリ「?!ユウキ君・・なぜ?」
ユウキ「未弥、初心者なのに、ポケモンと会話できるから・・。」
センリ「・・いいだろう。しかし、未弥には話すなよ。」
ユウキ「・・はい!」
未弥の過去に、一体何があったのか・・?
                     続く
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未羽 #10☆2005.02/26(土)18:56
第9話  テレパシーと記憶の謎(2)

☆あらすじ☆
シダケの病院でミツルに出会った未弥、ユウキたち。
ユウキは未弥の過去を知ることになる・・。

センリ「まずはじめに・・未弥は私の本当の娘ではないんだ。」
ユウキ「・・いわゆる、義理の娘・・ですか?」
センリ「あれは5年前だった・・。」
〜ジョウト地方〜
未弥「お姉ちゃんっ早く早くっ!」
砂弥(未弥の姉)「未弥、転ばないでね!」
5つ年がちがう未弥と砂弥はとても仲良しで有名な姉妹。
トレーナーとしての実力も十分持っていた。
?「ちょっと、バトルお願いできるかな・・?」
未弥と同じ年だろう、男の子が砂弥に話してきた。
砂弥「もちろん!未弥、ちょっと待っててくれる?」
未弥「うん!ポワワ(ポポッコ)、ちょっと遊ぼうか!」
ポワワ『おにごっこなら負けないよ、未弥っ☆』
そうして砂弥が消えて数時間・・空は紅色に染まりだした。
未弥「お姉ちゃん・・?ポワワ、お姉ちゃんを探してっ!」
さく、さく、さくっ、さくっ、・・
小さな足跡の先には・・砂弥がたおれていた。
未弥「お姉ちゃんっ?お姉ちゃん!」
砂弥に触れようとした未弥をポワワが止める。
ポワワ『粉が・・かかってる。眠り粉、毒の粉、痺れ粉が。』
未弥「毒・・もしかして、お姉ちゃん・・」
ポワワ「・・そうみたい、なの・・。』
未弥「っ・・お姉ちゃん!いやだよーっ!」
未弥は7才。そして、親を亡くし二人で生きてきた。
未弥に残されたのは、ポワワだけ。
これから、どうしたらいいんだろう・・?
ポワワ『「綿ほうし」!』
未弥「?ポワワ・・?」
ポワワ「このビニール、ポケモンセンターへ持ってって。」
そのまま行くと、ジュンサーさんが。
ジュンサー「指紋・・ね。これは・・○○○君・・みたい、ね。」
未弥はその家へ走った。しばらくして未弥は、そのこらしい子を見つけた。
未弥「お姉ちゃんを返してっ!」
泣きながらも必死でうったえる未弥。
?「ぼくだって、好きでやってるんじゃない。やらされてるんだ。『ロケット団』に。」
未弥「で、でも・・っ!」
?「・・ごめん・・未弥・・っ!」
そう言い残して走り去っていってしまった。
〜シダケ第一病院〜
センリ「・・というわけで・・未弥をあずかってきたんだ。」
先生「となるとなんらかで記憶が少しよみがえり、思い出さないために声が出なくなった・・と。」
ユウキ「・・!」
ユウキはふるえていた。顔を真っ青にして・・。
                         続く
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未羽 #11☆2005.03/05(土)20:16
第11話  本当の姿、白い世界(最終話)

☆あらすじ☆
未弥の悲しい過去を知ったユウキ。
しかし彼に異変が起きて・・。

ユウキ「・・っ!」
センリ「?ユウキ君・・?」
ユウキは部屋を後にした・・。
〜602号室〜
?「お!久々だな、ミツル」
ミツル「ユウキさん・・、さっき会いましたよ?」
ユウキ2「なんだよ、寝ぼけてんのか?」
ソヨ『服が違う・・?』
モミジ『どっちか偽者じゃない?』
ユウキ「ミツル、戻ってき・・。」
未弥「・・え・・。」
モミジ『未弥、声が出てる!』
未弥「あ・・。でも、ユウキ君が二人・・?」
一同、沈黙。
ユウキ「・・そうだよ、俺は偽者さ。悪党の手下なんだよ!」
ユウキ以外「ええ?!」
未弥「・・だって・・。」
ユウキ「未弥・・、ちょっと。」
そういうと未弥を引っ張って走り出した。
カナシダトンネル裏の空き地でようやく止まったユウキ。
未弥「・・どういうこと・・?」
ユウキ「覚えてるかな・・5年前、ジョウト地方での事件。」
未弥「ジョウト・・?事件・・あっ!」
思い出した。最後の家族、砂弥を奪われた事件。
ユウキ「そ。俺はあの時の少年、『瑠駆』。」
未弥「どうして・・、お姉ちゃんを・・?」
ユウキ「ロケット団の命令。団がつぶれないよう、有力トレーナーを殺せって・・。」
未弥はだまって聞いていた。あの時のことが昨日のように蘇っていたんだろう・・。
ユウキ「本当・・、ごめん。逆らってれば・・よかったのに。」
未弥「・・いいよ、ユウ、じゃなくて瑠駆君。過去のことだもん・・、悔やんだってしょうがないでしょ?」
瑠駆「・・未弥・・?許して・・くれるの・・か?」
未弥「ちょっと違う。これから・・、今までの分を償っていけばいい・・から。」
未弥の頬に涙が光る。泣いていながら、でも笑顔で。
未弥「だって・・、『いっしょに旅したり、遊んだり、いつも一緒の友達みたいなのが、ポケモン。』て事知ってるから、ね。」
初めて出会ったときの言葉だった。
瑠駆「ああ。未弥、これから・・、もう一度一から旅、始めようぜ。」
未弥「うん。チャンピオンを目指して、ね。」
過去を忘れたわけではない。
もう一度、心を真っ白にして。
新しい一歩を、二人は今踏み出した・・。
                       完
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[465]

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ぴくの〜ほかんこ