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未羽 | #1★2004.12/17(金)15:56 |
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第1話 未知なる世界 ガタガタガタ… 未弥を乗せたトラックは、新しい住居、ミシロタウンへと向かっていた。 未弥「ポケモンってなんだろう?」 未弥の心は、そんな思いでいっぱいだった。 カタン・・。 トラックは止まった。 運転手「着きましたよ未弥ちゃん。」 未弥「はいっ今降りますっ。」 未弥の目に映ったのは、母と小さな家。 母「未弥っおつかれさま。家はポケモンが整理してるわよ。」 未弥「ポケモン!ねぇ、入っていい?ポケモン見たいの!」 母は首を振る。 母「仕事のじゃまになるでしょ。まずは近所にあいさつしてきて。 未弥「えぇーっ?・・しょうがないなぁ。」 未弥「本当にちっちゃな町・・。あったあった、オダマキさん、ね。」 ピンポーン… 未弥「あの・・すみませーん・・。 全然応答がない。未弥はそっとドアを開けた。 一階にも人はいない。二階へ行ってみることに。 『あ、やっと人がいた。』 と思ったのもつかの間、気づかれてしまった。 少年「…誰だ、お前?」 続く |
未羽 | #2★2004.12/17(金)15:59 |
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第2話 友達?の少年 ☆あらすじ☆ ミシロタウンへ引っ越してきた未弥。となりの家にあいさつにいくも、しーんとしている。気になった未弥は家へ入るが、ある少年に見つかってしまって…! 未弥「あっえと・・。」 言葉がでない。ただでさえ話下手なのに、初対面の人と話すなんて、未弥には大変な事だった。 少年「・・お前・・。」 未弥「?なっ何・・?」 少年はじっと未弥の顔を見ている。心当たりがあるらしい。 少年「センリさんの、娘だろ?」 未弥「・・!当たってる・・。」 少年「だったら話は別だ、勝負してくれ!」 未弥「勝負って、何の?」 少年「ポケモンに決まってるだろ!」 ポケモン…?ポケモンって、一体何…? 未弥「そ、その前に自己紹介ね。私は未…」 少年「未弥、だろ。ここらへんでは有名だぜ。俺はユウキ。よろしくな。で、ポケモンは何体いる?」 未弥「私、ポケモン持ってないの。」 ユウキ「えぇっー!ジムリーダーの子供だろ?」 この声は、ミシロの2分の1に響いた。 未弥「ちょっと…近所迷惑だって!」 ユウキ「まいっか。早く出てけよ。」 未弥「はーい。」 少年「た、大変っこの先で…」 ガタガタ震える少年が道路を指さす。 未弥「なっ何があったの…?」 未弥は飛び出した。未弥の運命を変えるとは知らずに… 続く |
未羽 | #3☆2004.10/13(水)10:48 |
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第3話 運命を変えた道路 ☆あらすじ☆ ミシロタウンで、となりの家のユウキと友達になった未弥。 ところが、町の先で何かあったようで…? 未弥は、静かに道路を歩いていた。 草むらが、さらさら風に吹かれる音。遠くの小川の水の音。 「ここって、本当に自然がいっぱいだなぁ。」 未弥は、何が大変なのかな、と首をかしげた。 「うわーっ!助けてーっ!」 白衣の大人が動物に囲まれている。どうやらこれが『大変』なことらしい。 「父さん!未弥まで何でここにいるんだよっ!」 ユウキがかけつけて、赤と白のボールを取り出し、軽く投げた。 ボールから、灰色の大きな犬のような動物が出てきた。 「グラエナ、噛み付くだ!」 すると、他の動物がいばってきた。 グラエナは混乱してしまい、ふらふらしている。 「未弥、父さん、逃げろ!攻撃があがったグラエナに噛み付かれたらどうする!」 すると、グラエナが未弥に向かってきた。 ザザッ!未弥は、グラエナとぶつかり、数m飛ばされた。 ユウキは黄色い笛を吹き、グラエナにほえさせた。 動物たちは、どんどん逃げていき、辺りは三人だけになった。 未弥は、怪我を負って、倒れていた。 しばらくして、ユウキの家のなかに未弥はいた。 「ここは?」 未弥の目の前には、ユウキとユウキのお父さん。 「未弥、大丈夫か?」 体を起こそうとしたが、痛みがひどく、またあおむけになる。 「未弥ちゃん、ポケモンには気をつけてな。」 あれは、ポケモンだったの…? 「ポケモンって、何なの?」 未弥は、ユウキにたずねた。 「いっしょに旅したり、遊んだり、いつも一緒の友達みたいなのが、ポケモンだって、思ってる。」 「旅、したいな…ポケモンと。」 「じゃ、怪我が治ったら、旅に出るか!」 「うんっ。」 こうして未弥は旅に出ることになった。 続く |
未羽 | #4☆2004.10/24(日)10:17 |
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第四話 ミシロタウンを飛び出して ☆あらすじ☆ ポケモンと出会った未弥。 「ポケモンとは何?」その答えを知るため、旅にでることに。 「気をつけてね。」 お母さんに見送られ、未弥は研究所へ向かった。 「こんにちはー。」 「未弥ちゃん、こんにちは。トレーナーカードを発行したよ。あと、図鑑も。」 「じゃ、アチャモ。未弥のファーストポケモン、パートナーだ。」 そういうと、ボールと緑のカードと図鑑を手渡された。 「じゃ、出発!」 未弥は、ユウキと、研究所を飛び出していった。 「ねぇ、アチャモって、どんなの?」 「出してみれば分かるって。」 未弥がボールを軽く投げる。出てきたのは、ひよこのようなポケモンだった。 「おれも、アチャモを持ってるんだ。出て来い、サン!」 同じポケモンが出てきた。サンというらしい。 「私は、なんて名前にしようかな。じゃあ、モミジ!あなたはモミジちゃんだよっ。」 二人は、ミシロタウンを飛び出していった。 〜102番道路〜 「わぁっ可愛いっ。図鑑図鑑っと。アメタマ、か。じゃ、モミジ軽くひっかいて!」 ふらっと、アメタマが動く。 「モンスターボール!」 コロン。アメタマをつかまえた。 「この子は、ソヨちゃん!」 「未弥、ほんとに初心者なのか?」 「うんっ、はじめてだよ。」 未弥の旅は順調。初めてのバトルをすることに。 続く |
未羽 | #5☆2004.11/19(金)20:48 |
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第五話 バトル、スタート! ☆あらすじ☆ ユウキと旅に出た未弥。 モミジ(アチャモ)、ソヨ(アメタマ)と一緒に冒険中で…。 「な、未弥。バトルしようぜ。」 「バトル・・。うん、いいよ!」 こうしてバトルすることになった二人。 「使用ポケモンは2体。こっちはサン、リーフだ!」 アチャモとタネボーが出てきた。 「じゃ、モミジ、ソヨ、お願いね!」 アチャモとアメタマが出てきて、試合開始。 「サンはモミジに引っかく、リーフはがまんだ!」 「モミジはよけてリーフに火の粉!」 火の粉はリーフにクリーンヒット。リーフはなおもがまんしている。 「ソヨはサンを泡で囲んで!」 「サン、引っかいて脱出だ!リーフは一気にがまんをとけ!」 リーフがモミジめがけて走ってきた。 「モミジは火の粉、ソヨは後ろからでんこうせっか!」 でんこうせっかでおされたリーフに火の粉がヒット。 「リーフ、もどれ。じゃ、サンは火の粉でまくを作れ!」 サンを火のまくがおおう。攻撃は跳ね返されてしまう。 「モミジはまくを引っかいて、そこからソヨは泡を出して!」 まくが破け、そこから泡が出て来てサンにヒット! 試合は、未弥が勝利した。 「やった、勝ったっ。モミジもソヨも、がんばったねっ。」 「タイプの相性が良かっただけだ。そんなうかれるな。」 ふわふわとした未弥の気持ちを、ユウキの言葉が止める。 「トウカシティはもうすぐだ。急ぐぞ、未弥。」 初めてバトルに勝った未弥。トウカシティはもうすぐです。 続く |
未羽 | #6☆2004.12/04(土)18:15 |
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第6話 トウカシティで・・ ☆あらすじ☆ はじめてのダブルバトルに勝利した未弥。 トウカシティめざして冒険中・・。 「着いたぞ、未弥。ここがトウカシティだ。」 「日暮れ前でよかったねー。」 無事にトウカシティへついた未弥たち。 「あっ、ユウキ君、来て。夕日が・・。」 湖に、夕日が写って光っている。 「じゃ、ポケモンセンターに行くぞ。」 「やだ。もうちょっとここにいるから、先に行ってて。」 「わかった。」 未弥とユウキが別々になって、30分がたった。 もう帰ろうとした未弥は、町で迷っていた。 「どうしよう。ここ、どこか分からない・・。」 「あれ?もしかして、未弥か?」 「お、お父さん!?」 数年ぶりの再会。顔つきなどは、昔から変わっていなかった。 「未弥、話はユウキ君から聞いた。旅をはじめたんだな。」 「うん。」 「ポケモンセンターまで送ってく。旅、がんばるんだぞ。」 「ありがとう、お父さん。」 そうして無事、ユウキと再会した未弥。 「ポケモンはあずけたか?バトルして、つかれきってるはずだから、回復させないと。」 「あっ。今行くね。」 回復窓口で、手続きを済ませると、周りに人が集まってきた。 「あなた、センリさんの娘さん?」 「は、はい・・。」 「102番道路でバトルしてた子?あたし、チカ。明日バトルしない?」 「はい。いいですよ。」 こうしてチカとバトルすることになった未弥。 未弥は再び勝利できるのか・・? 続く |
未羽 | #7☆2005.01/25(火)13:41 |
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第7話 テレパシーと記憶の謎(1) ☆あらすじ☆ トウカシティで父のセンリと再会した未弥。 トレーナー、チカにバトルを申し込まれて・・ ガチャ。ユウキがくつろいでいる個室のドアが開いた。 未弥「ただいまー。」 どこかつかれていたのか、ぽすっとベットにうつぶせになる。 ユウキ「どうしたんだよ、未弥・・。」 ぽんっ、ぽんっと音がしたと思うと。 ?1『あ、未弥ならだいしょうぶ。』 ?2『ポケモンセンターで長いことひきとめられてただけ。』 ユウキ「なんだ、それだったのか・・。」 トウカからはなれたミシロでも話題になるほどだ、ジムリーダーの子供はアイドルのような物である。 ユウキはふと我にかえる。二人しかいない部屋のはずなのに。 ユウキ「って、だれだ・・?」 ?1『私はソヨだよ。未弥のポケモン。』 ?2『ぼくも。未弥のパートナーのモミジだよっ♪』 未弥「あれ、ソヨもモミジも、しゃべれたっけ・・?」 ソヨ『テレパシーだよ、未弥。もっとも、ラルトスとかとは出会っただけでできる。』 モミジ『でもさ、ソヨ。テレパシーできるのは、かなりのうでのトレーナーだけでしょ?』 ユウキはなんとなく・・、未弥は以前トレーナーだったのでは?と疑問を抱いていた。 ソヨをゲットしたときの手つき。自分を倒すほどの実力。 でも彼女は初めて、と言い張る。 軽い記憶喪失だろうか・・? 未弥「でも・・、私、新米トレーナーだし・・。」 ユウキ「おれだって、まだできないのに、どうして・・?」 ソヨ『それはそうと、こうして会話できるに越した事はないし。』 モミジ『さー、明日のバトルのとっくんだー♪』 ユウキ「?」 未弥「あ、明日チカさんとバトルするんだ☆」 ユウキ「・・ま、とっくんは無理だな。もう暗いし。」 モミジ『だーいじょうぶ☆火の粉でランプ作るし☆』 ソヨ『いや。周りのことも考えな、モミジ。明日は単刀直入に行こう。』 未弥「じゃ、明日もがんばろー!」 モミジ『オーッ!』 ソヨ『・・。』 続く |
未羽 | #8☆2005.02/20(日)11:16 |
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第8話 失った声 ☆あらすじ☆ ポケモンと会話(テレパシー)できるようになった未弥とユウキ。 チカとのバトルに向けて準備中・・。 早朝5時。ポケモンセンターの1室では・・。 モミジ(未弥のアチャモ)『みんなー、起きてー!』 ソヨ(未弥のアメタマ)『モミジ・・、今何時?』 サン(ユウキのアチャモ)『相変わらず早起きだな・・。』 リーフ(ユウキのタネボー)『普通に起きれますよ・・?』 ユウキ「朝には弱いんだけど、な・・。未弥は起きたか?」 未弥「・・、・・。」 ユウキ「おい、なんかしゃべれよ。」 ?「(ソヨ、モミジ!)」 ソヨ・モミジ『?だれ・・。』 ?「(私、未弥だよ。なんでか声が出ないの・・。)」 ソヨ『ユウキ、未弥が大変。』 モミジ『未弥、しゃべれないんだって。』 ユウキ「・・本当か、未弥・・。」 未弥はこくり、とうなずく。 モミジ『今日のバトルどうしよー!』 ソヨ『ユウキ、私達で未弥の気持ち伝えるから。』 ユウキ「分かった。」 コンコンッ。ドアがノックされた。 チカ「朝早くごめんねー。未弥ちゃん、今日のバトル中止でいいかな?」 ユウキ「え?よかった・・。未弥、声出ないみたいなんだ・・。」 チカ「そうなんだ・・。ちょっと用事できちゃったから。じゃね、ユウキ!」 ばたん。ドアが閉まると、再びノックされた。 センリ「ユウキ君、未弥の声の事・・、本当なのか?」 ユウキ「なんで・・知っているんですか?」 センリ「チカさんから聞いた。未弥を・・、シダケの病院へ連れて行く。」 未弥「・・!」 モミジ『やだー、やだーっ!』 センリ「トレーナー、未弥の声が出ないのと、病院へ連れて行って治すのと、どっちを選ぶ・・?」 センリはモミジに向かって話していた。まるで心が通じているように・・。 ユウキ「いいだろ、モミジ。離れるわけじゃないんだから。」 モミジ『・・うん。分かった。』 ユウキ「センリさん、えっと・・、」 センリ「?どうした、ユウキ君。」 ユウキ「俺も、連れてってください。」 センリ「ああ、いいとも。」 こうしてシダケへ行く事になった未弥とユウキ。 未弥は声を取り戻せるのか・・? 続く |
未羽 | #9☆2005.02/20(日)11:44 |
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第9話 シダケの病院で・・ ☆あらすじ☆ 声が出なくなった未弥。 シダケタウンの病院に行く事に・・。 センリ「ここが、シダケタウン第一病院だ。」 中へ入り、診察を受ける・・。 先生「・・お嬢さんは、以前記憶を失ったこと、ありますか?」 未弥は、首を横に振る。 センリ「その点については、また後でいいでしょうか・・。」 先生「・・はい。とりあえず、お嬢さんは入院したらいいと思います。」 センリ「・・いいか、未弥・・。」 未弥はこくり、とうなずく。 先生「部屋は、二人部屋の602号室です。」 602号室に行く一同。すると・・。 ユウキ「お!ミツル!」 ミツル「ユウキさん。なんでここに?入院するようには見えないですけど・・。」 ユウキ「あ、入院するのはこっち。未弥。」 ミツル「未弥さん、よろしくお願いします。」 未弥「・・。」 ユウキ「・・こちらこそ、だってさ。未弥は声出ないから、代わりに話すよ。」 ソヨ『未弥の声って、けっこうきれいだよね。』 モミジ『うんっ。子守唄歌ってもらったらすぐねちゃいそう。』 ユウキ「ミツル、また入院してんだ?」 ミツル「はい。あのあと、ミチルさんに連れ戻されました。」 ユウキ「ミツル、未弥、ちょっと行ってくる。」 ミツル・未弥「「?」」 ユウキ「気になる事があって。」 そういうとユウキは部屋を出て行った・・。 先生「で、お嬢さんは記憶を失った事はあるんですか?」 センリ「はい。」 ユウキ「くわしく教えてください!」 センリ「?!ユウキ君・・なぜ?」 ユウキ「未弥、初心者なのに、ポケモンと会話できるから・・。」 センリ「・・いいだろう。しかし、未弥には話すなよ。」 ユウキ「・・はい!」 未弥の過去に、一体何があったのか・・? 続く |
未羽 | #10☆2005.02/26(土)18:56 |
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第9話 テレパシーと記憶の謎(2) ☆あらすじ☆ シダケの病院でミツルに出会った未弥、ユウキたち。 ユウキは未弥の過去を知ることになる・・。 センリ「まずはじめに・・未弥は私の本当の娘ではないんだ。」 ユウキ「・・いわゆる、義理の娘・・ですか?」 センリ「あれは5年前だった・・。」 〜ジョウト地方〜 未弥「お姉ちゃんっ早く早くっ!」 砂弥(未弥の姉)「未弥、転ばないでね!」 5つ年がちがう未弥と砂弥はとても仲良しで有名な姉妹。 トレーナーとしての実力も十分持っていた。 ?「ちょっと、バトルお願いできるかな・・?」 未弥と同じ年だろう、男の子が砂弥に話してきた。 砂弥「もちろん!未弥、ちょっと待っててくれる?」 未弥「うん!ポワワ(ポポッコ)、ちょっと遊ぼうか!」 ポワワ『おにごっこなら負けないよ、未弥っ☆』 そうして砂弥が消えて数時間・・空は紅色に染まりだした。 未弥「お姉ちゃん・・?ポワワ、お姉ちゃんを探してっ!」 さく、さく、さくっ、さくっ、・・ 小さな足跡の先には・・砂弥がたおれていた。 未弥「お姉ちゃんっ?お姉ちゃん!」 砂弥に触れようとした未弥をポワワが止める。 ポワワ『粉が・・かかってる。眠り粉、毒の粉、痺れ粉が。』 未弥「毒・・もしかして、お姉ちゃん・・」 ポワワ「・・そうみたい、なの・・。』 未弥「っ・・お姉ちゃん!いやだよーっ!」 未弥は7才。そして、親を亡くし二人で生きてきた。 未弥に残されたのは、ポワワだけ。 これから、どうしたらいいんだろう・・? ポワワ『「綿ほうし」!』 未弥「?ポワワ・・?」 ポワワ「このビニール、ポケモンセンターへ持ってって。」 そのまま行くと、ジュンサーさんが。 ジュンサー「指紋・・ね。これは・・○○○君・・みたい、ね。」 未弥はその家へ走った。しばらくして未弥は、そのこらしい子を見つけた。 未弥「お姉ちゃんを返してっ!」 泣きながらも必死でうったえる未弥。 ?「ぼくだって、好きでやってるんじゃない。やらされてるんだ。『ロケット団』に。」 未弥「で、でも・・っ!」 ?「・・ごめん・・未弥・・っ!」 そう言い残して走り去っていってしまった。 〜シダケ第一病院〜 センリ「・・というわけで・・未弥をあずかってきたんだ。」 先生「となるとなんらかで記憶が少しよみがえり、思い出さないために声が出なくなった・・と。」 ユウキ「・・!」 ユウキはふるえていた。顔を真っ青にして・・。 続く |
未羽 | #11☆2005.03/05(土)20:16 |
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第11話 本当の姿、白い世界(最終話) ☆あらすじ☆ 未弥の悲しい過去を知ったユウキ。 しかし彼に異変が起きて・・。 ユウキ「・・っ!」 センリ「?ユウキ君・・?」 ユウキは部屋を後にした・・。 〜602号室〜 ?「お!久々だな、ミツル」 ミツル「ユウキさん・・、さっき会いましたよ?」 ユウキ2「なんだよ、寝ぼけてんのか?」 ソヨ『服が違う・・?』 モミジ『どっちか偽者じゃない?』 ユウキ「ミツル、戻ってき・・。」 未弥「・・え・・。」 モミジ『未弥、声が出てる!』 未弥「あ・・。でも、ユウキ君が二人・・?」 一同、沈黙。 ユウキ「・・そうだよ、俺は偽者さ。悪党の手下なんだよ!」 ユウキ以外「ええ?!」 未弥「・・だって・・。」 ユウキ「未弥・・、ちょっと。」 そういうと未弥を引っ張って走り出した。 カナシダトンネル裏の空き地でようやく止まったユウキ。 未弥「・・どういうこと・・?」 ユウキ「覚えてるかな・・5年前、ジョウト地方での事件。」 未弥「ジョウト・・?事件・・あっ!」 思い出した。最後の家族、砂弥を奪われた事件。 ユウキ「そ。俺はあの時の少年、『瑠駆』。」 未弥「どうして・・、お姉ちゃんを・・?」 ユウキ「ロケット団の命令。団がつぶれないよう、有力トレーナーを殺せって・・。」 未弥はだまって聞いていた。あの時のことが昨日のように蘇っていたんだろう・・。 ユウキ「本当・・、ごめん。逆らってれば・・よかったのに。」 未弥「・・いいよ、ユウ、じゃなくて瑠駆君。過去のことだもん・・、悔やんだってしょうがないでしょ?」 瑠駆「・・未弥・・?許して・・くれるの・・か?」 未弥「ちょっと違う。これから・・、今までの分を償っていけばいい・・から。」 未弥の頬に涙が光る。泣いていながら、でも笑顔で。 未弥「だって・・、『いっしょに旅したり、遊んだり、いつも一緒の友達みたいなのが、ポケモン。』て事知ってるから、ね。」 初めて出会ったときの言葉だった。 瑠駆「ああ。未弥、これから・・、もう一度一から旅、始めようぜ。」 未弥「うん。チャンピオンを目指して、ね。」 過去を忘れたわけではない。 もう一度、心を真っ白にして。 新しい一歩を、二人は今踏み出した・・。 完 |
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