【ぴくし〜のーと】 【ほかんこいちらん】 【みんなの感想】
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☆エネココ☆ | #1★2004.11/03(水)07:37 |
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第二十六回 「二年生」 あい「エネー!!」 エネ「あいー!!」 私、愛川枝猫(あいかわえねここ)。ついに二年生になりました。一年生の時は、意地悪なクラスメートの巣野瀬友子によって恋愛、友情まで切りさかれそうになったけど、どうにか切りぬいてきたの。そのおかげは私を信じてくれた友達と一緒に戦ってきたから…。もし友達も私の事を信じてなかったら私はここにはいなかったかもしれない…。それはいいとしてついに新学期の始まりです! カメ「エネ!ついに二年生になったたい。」 エネ「…みんながいてくれたからここまできたんだよ!」 エネのその顔は笑顔にあふれかえっていた。そしてほんの少し、涙混じりの笑顔だった。 あい「今日は一年生が入学してくるんでしょう?そしたら学校探検してあげるんでしょう?」 エネ「なんかめんどくさいね。」 エネの発言が言い終わるとそこから笑い声が生まれた。そう…これからも本当の悲しみ、恐怖が始まる静けさのように…。エネ達は二年生初めての学校にちこくしそうになったので急いで走っていって新しい教室へと向かった。ちゃんとそうじされてあった教室はピッカピッカだった。 そしてチャイムが鳴り終わり、みんなは体育館に向かった。そしたら隣には一年生達がズラ!と並んでいた。そしてかなりはげている新・校長先生がステージにたって話を始めた。 エネ「長いな…。」 そういい終わると近くの一年生と目が合った。そしておたがい「ニコッ!」と笑うとまたすぐ校長先生に目を向けた。 そして校長先生の話が終わった。全校朝礼が終わったら、二年生は一年生に学校探検にいかせられた。エネは、あのとき目があった女の子と当たった。 エネ「よろしくね♪名前は?」 一年生「源聖華(みなもとせいか)!セイって呼んでね!」 エネとセイはすぐ仲良くなってしまった。 …この二人は決して会わなければ…後でこんな事にはならなかったのに…。 …運命の歯車は…今…動き出そうとしていた…。 …そう…恐怖と一緒に…。 続く |
☆エネココ☆ | #2★2004.11/03(水)07:38 |
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第二十七回 「学校探検」 前回:エネは学校探検をすることに。それで源聖華(みなもとせいか)のセイと仲良くなり、学校探検を一緒にすることになったが…。 エネ「よろしくね♪名前は?」 セイ「源聖華(みなもとせいか)!セイって呼んでね!」 エネとセイはすっかり仲良くなり学校探検を始めた。エネはウキウキだったが、セイは元気がなかった。 エネ「セイちゃんどうしたの?」 セイは黙ったまま顔を下に向けて涙目でエネを見つめた。そして急に泣き出してしまった。 エネ「どうしたの?!」 セイ「セイのお母さんね…すっごく意地悪なの…皿洗いしてたらね…さわらないで…皿がくさるじゃない!とかね。こんなバカ生まなきゃよかったとかね。ひどいこと言ってくるの。でね…幼稚園でも虐められててね…だれもセイにやさしくしてくれなくてね…でもね…今日ね…初めてお姉ちゃん(エネ)に優しくしてもらってね…うれしくてね…。」 エネはセイの気持ちは痛いほどわかっていた。…かつて自分もそのように母からの虐めはないが、毎日のように虐められてたから…。そこに一人の男の子が現れた。 「君…大丈夫?」 その声に一瞬にエネはひかれてしまった。そして… セイ「うん…お兄ちゃんの名前は?」 シン「おれの名は…青山真也(あおやましんや)君は?」 そしてセイは自分の名前を教え、エネも教えてシンと仲良くなった。シンは同じ二年生だと言うことがわかった。 エネ「シン君って好きな人いる?」 シンは顔を赤らめて口をとがらせながらエネに向かっていった。 シン「昔…ね。」 エネ「そうなんだ!好きなタイプは?」 シンはその場で考えてまたもや口をとがらせていった。 シン「セイちゃんみたいに…髪をおろしていた女の子。…これはタイプじゃないぞ!前の好きな人だぞ!」 その馬から笑顔があふれ出ていた。でもエネはほんの少し苦笑いで…。そして無事、学校探検が終わり、エネは家に帰った。 エネ「ただいま。」 …いつもなら「お帰り」と帰ってくる返事が今日はない。なぜかしーんとしていた。 エネ「お母さん?お母さん。いるんでしょう?」 そしてエネが台所に行ったとき…とんでもない姿を見てしまった。。 エネ「お母さん?!」 …それは鼻から鼻血がでていて、ところどころ出欠しまくってしまったかわりはてた母の姿だった。。 続く |
☆エネココ☆ | #3★2004.11/03(水)07:53 |
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第二十八回 「病魔と悲しみ」 前回:エネはセイと楽しく学校探検をやっていたが、セイは急に泣き出し、母の事を話す。そしてシンという男にエネはほれてしまう。そして帰ってみたら母が血だらけで倒れていた。。 エネ「お母さん!お母さん!」 そしてエネはいそいで他の人を呼んだ。前は鳴き声でみんなに気付いてもらったが、今はみんなを呼ぶ方までに成長していた。そして救急車が向かって母は病院に向かった。病院に着いたときは…もうおそかった。。エネはそんな事は知らなかった。ただ、母が死んでほしくないという気持ちだけが強かった。そして医者が現れてきた。 医者「上原さんいますか?」 上原さんはエネを控え室にいさせて上原さんだけで来た。 上原「愛川さんの所は大丈夫ですよね…ねえ…大丈夫ですよね!!ね?大丈夫でしょう?死んだら…死んでたら許しませんよ!!エネちゃんは…。※父がもういないんですよ!!まだ幼い六歳ですよ!母までいなくなったらだれが面倒を見るんですか?だれがエネちゃんを暖かく包んであげられるんですか?」 ※エネの父は離婚してちがう人と結婚した。 医者はしたを向いたまま何も話さなかった。 上原「どうしたんですか?…なんで何もしゃべらないんですか?どうしてです?愛川さんの母が死んだからですか?どうしてですか?なんでですか?どうしてなんですか!」 医者はうつむいたまま上原さんを見つめ、ため息をついてその場を立ち去った。 上原「なんですか?何か言って下さい…何か言って下さいよ!!」 医者はある髪をヒラッと落としていった。そして上原さんはその手紙の内容をみると…”愛川さんの白血病はかなり進行していました。もうお手は打てないと判断しました。前、骨髄移植をやろうと思って骨髄がいっちするか調べましたよね?それでお子さんと合っていなかったら、もうだれも愛川さんを救えません。そして…合わなかった…。結局はだれも愛川さんを救うことはできないのです。では。 by佐々木(医者)” 上原さんは涙目でエネの所へ向かった。 エネ「お母さん大丈夫だった?」 上原さんはずーとしたを向いていた。エネはそれが不思議でたまらなかった。 エネ「どうだったの?!お母さんは?…お母さんは…。」 エネは急に泣き出してしまった。上原さんはただ、エネをだきしめることしかできなかった。 上原「お母さんはね…エネちゃんのとこにいるわよ。いつまでも…いつまでも…。」 この上原さんの言葉は、エネの母の死を表していた。エネもそういうことなんかすぐわかっていた。 そして母は白い箱になって帰ってきた。。 続く |
☆エネココ☆ | #4★2004.11/03(水)07:53 |
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第二十九回 「母」 前回:母が白血病で亡くなってしまった。エネはその事を知り、悲しみにくれる。そして母は小さいな白い箱になって帰ってきた。。 エネ「お母さん…。」 そしてエネは小さな白い箱を見つめて涙があふれ出ていた。そして韓国流で(ぉぃ!)灰になった母を海にまいていた。エネは泣きじゃくりながらまいていた。そして全部まいた後には…母がいないただの小さな白い箱になっていた。。 上原「エネちゃん。。ママがいなくてもね…生きていけるわよ…。大丈夫。私がエネちゃんを守ってあげるから…ね?…。」 上原さんは泣きそうになっているエネをぎゅっとだきしめた。エネはそのぬくもりは母とはちがうが、とても暖かく感じていた。 …そしてそんな悲しみがあった次の日…。 エネには笑顔がなかった。。当たり前である。だってエネの大事な母親がなくなってしまったから。。 あい「エネ。おはよう。」 エネ「…おはよう…。」 最初の新学期のような笑顔はもうなくなっていた。。それどころか全然話さなくなっていた。。 カメ「ねえ。エネ…。どうしたんだたい。」 エネは無口のままだった。 カメ「はなしてみいんかい?」 エネはだんだん涙目になってきていたが、ついに泣き出しそうになって、素手で涙をふいた。 カメ「そんなに悲しいことがあったんたい?」 エネ「ううん。何もないよ!全然元気!すっごく元気!!ごめんね。みんなに迷惑かけて…。もう何もないから…もう…何も…。」 カメとあいはエネのそんな異変に気付いていた。もちろん。今までこんなにしょぼりしていたのは、エネの大事な人。ホノカが死んだとき以来だった。 カメ「あい。これはなんかあるわね。」 あい「えぇ。」 そしてエネはみんなには笑顔をふりまいていたが、ココロの中では悲しみでいっぱいだった。。 シン「エネちゃん。」 エネ「シン君?」 シンはエネのそんな苦笑いの笑顔が気になっていた。 シン「…どうかしたの?」 エネ「別に?何もないよ。」 シンはそんなエネに違和感を感じていた。エネのあのときの笑顔と今の笑顔では全然ちがっていた。 シン(エネちゃん…。) 続く |
☆エネココ☆ | #5★2004.11/03(水)07:54 |
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第三十回 「エネの思い」 前回:エネは母の灰を海へまいた。そしてカメやあいが心配してやってくる。そしてシンも…。 シン(エネちゃん…。) エネ「本当に大丈夫!気にしないで!」 エネはトイレへ向かった。そしてトイレにはいると泣きくずれた。カメとあいはその事を知った。 あい「エネちゃん…。一体どうしたんだろう…。」 シン「僕行って来る!」 シンは廊下を走っていった。いろんな人に「廊下は走っちゃいけないんだぞ!」や「走ってる〜いっけないんだ〜!」と言われてたが気にせずエネが入ってる女子トイレに向かった。そしてシンがエネを呼んだ。 シン「エネちゃん!どうしたの?どうしたんだよ!」 エネはただ泣いているだけだった。 シン「僕が…君の事守ってあげるから!!」 エネ「うそつき!!」 エネはそういうとまた泣きくずれてしまった。。 シン「僕は嘘をつかないよ!」 エネはその言葉が心にしみてきていた。そして胸に手をあててみたら今までにないトキメキ感を感じていた。そこにセイも現れた。 セイ「シンお兄ちゃん。どうしたの?」 シン「セイちゃん。エネちゃん呼んでくれる?」 セイ「うん。エネお姉ちゃん!!」 エネはその声に反応しドアを一回…ポンッ…と叩いた。 セイ「エネお姉ちゃん二番目のトイレに入ってるよ!」 エネはセイとシンの声にほんの少し悲しみを癒したか、エネがドアを開けてでてきた。 セイ「エネお姉ちゃん…泣いてる!どうしたの?」 エネ「大丈夫だよ。セイちゃん。大丈夫だから…。」 エネはセイにそう言いかけると、水で涙を洗った。シンはそんなエネの様子がますます気になった。 エネ「みんな。心配かけてごめんね。今度は本当に大丈夫だよ!」 みんなそんなことを言っているエネがとっても気になっていた。そしてセイはエネに近づいた。 セイ「エネお姉ちゃん…。よかった。」 エネはその言葉がおもいっきり胸にしみてきた。 シン「エネちゃん…これからは絶対…僕がエネちゃんを守ってあげるから…。」 エネ「!?」 …多分…この時…本当に気づいてしまった …私がシンの事が好きというう事を…。 続く |
☆エネココ☆ | #6★2004.11/03(水)07:55 |
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第三十一回 「交通事故」 前回:エネは母が死んでしまった悲しみでトイレに閉じこもるが、セイとシンに心を動かせられる。そしてシンの事が好きと確信する。 …私はシン君の事が好きなんだ…。 シン「どうしたの?エネちゃん。」 エネ「ううん。なにもない。」 そしてエネは授業をちゃんと聞いて勉強していた。そして一年生の時…。自分の愛川江猫の川という感じを習った。そして放課後…。 エネ「はぁ。」 エネはため息をついて歩いていた。そこに…。 シン「エネちゃん!」 エネ「あ!シン君!」 そして二人は一緒に帰っていった。仲良く手をつなぎながら…。そして信号の所にさしかかったとき…。 シン「あ!やばい!信号がチカチカしてる!早く行こう!」 そしてシンはチカチカの信号でどうにか間に合ったが…。 シン「エネちゃん!早く!早く!」 エネ「シン君待って!」 プップー!! エネ「え…。」 一瞬で道路は血の海になっていた。。 続く |
☆エネココ☆ | #7★2004.11/03(水)07:56 |
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第三十二回 「入れ違い(前編)」 前回:学校の帰りにシンとエネは一緒に帰ったが、エネは途中で交通事故にあうことに…。 エネ「え…。」 一瞬で道路は血まみれになった。。 シン「エネちゃん!」 そして救急車が来てエネを連れていった。。悲しみも一緒に乗せていって…。病院についたときは、エネの体は血まみれだった。そして上原さんが現れた。 上原「エネちゃん!!」 シン「エネちゃんの…お母さん?」 上原さんはシンを見るなり、ため息をついてシンにエネの母の死について語った。シンはその話を聞いて涙目になっていた。 シン「エネちゃんにそんな過去が…。」 そしてドアをあけて医者がでてきた。その医者はニコニコしながら登場したので様態はだれもが良いと思っていた。 シン「エネちゃんは…大丈夫ですか?」 医者「ハイ。大丈夫ですよ。でも今すぐ輸血が必要ですが…。だれでもいいのでA型の子はいますか?」 シンと上原さんはしーんとしていた。二人共、A型ではないから…。 医者「母親や父親さんは?」 上原さんとシンは何も言わずしたを向いていた。もちろんこの医者はこのようなしぐさでどうなったかすぐにわかった。だが上原さんから思いもしない発言が飛び出ようとは…。 上原「エネちゃんの母親と父親は…確か両方共O型なんですが…。」 医者「はい?それはまちがえではないんでしょうか?間違えなくこのお子さんはA型ですけど…。もしかしたら赤ちゃんの時取りちがえられた…と言うことが考えられますが…。」 もちろん通常はOとOだったらA型の子は生まれはないはず…。 シン「…って事は…エネのお母さんは誰かいるって事?」 上原「えぇ?!」 医者「それが一番考えられます。」 続く |
☆エネココ☆ | #8☆2004.11/03(水)07:51 |
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第三十三回 「入れ違い(中編)」 前回:エネとエネの母はなんと本当の家族ではなかった。そしてエネの母はまだ居ることに気づくが…。 医者「それが一番考えられます。」 そして医者はエネの生まれてきたときのカルテを診てみて、エネと同じ年の子を探したが、誰一人も一致する人はいなかった。 医者「まだ…誰と入れ替わったか分からないで、急に娘さんには言わないようにして下さい。」 上原「はい…。」 そして上原さんとシンはエネの様子を見に行った。エネの呼吸はとても荒く、醜く見えるのだった。シンはそんな姿に涙を流していた。そこに一人の男の子が来た。 ソラ「シン…。「セイ」って言う人いなかったか?」 シン「セイちゃん?何処にいるかは…。」 ソラ「セイって言う人が血液検査で自分の母と血液型がちがうって事がわかって、自分は家族の人ではないと気づいて逃げだしたんだ。セイって言う人の血液型は「0型」なんだ!」 そう…セイは血液型検査を受けることになり、受けたところ…自分の母親はちがうあかの他人ということに気づき、逃げ出したのだ。悲しみをせよって…。 シン「0型?…0型って…エネちゃんの母親も0型じゃ?」 みんな「!?」 みんなはこれをただの偶然しか思わなかった。そう思いたかった。実は…エネの本当の母親はセイの意地悪母親だったのだ…。ってことはセイの母親は…死んでしまったということになるのだ…。なんという酷い運命だろう…。 ソラ「でも入れ替えるはずはないと…。」 医者「いや!エネちゃんは昔入院歴が1歳の時にある。その時がちょうどセイちゃんの生まれた日なんだ…。だからそのとき…。」 誰もがみんな無言で下を向いていた。。まさかエネの友達の母親が自分の母親なんて…。みんな誰もがエネの姿を見れなかった。。 続く |
☆エネココ☆ | #9☆2004.11/03(水)14:26 |
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第三十四回 「入れ違い(後編)」 前回:セイがにげ出してしまった。さらにセイとエネは取りちがえられていたことが判明! 上原「でもよかった…エネちゃんの本当の母親は生きていたのね…。」 シン「いいはずなんかない!」 シンは手をにぎりしめ、上原さんを見つめ、涙目で上原さんにうったえた。セイの母親はものすごく意地悪と言うことを…。 ソラ「…ともかく…。あそこで入院している(エネ)女の子にはこのことは内緒ですよ。」 そこに一人の女の子がここの病院に訪れていた。そして今までの話を全部聞いて、なみだぐんでいた。。その正体は…セイだった。。 セイ「…本当なの…?」 シン「セイちゃん…。」 そして…ついにエネまでも起きあがってしまった。。エネが起きあがったのは良いが…。エネはその本当の母親についても今のところはまだ聞いてはいなかった。 エネ「…。」 みんな一同は何も言わずにエネを見ていた。エネにはとても不思議でたまらなかった。 エネ「…。」 エネの目には、上原さんはエネの事をかわいそうに見つめていて、シンは悲しそうな目でエネを見つめていて、ソラはビックリしたような顔で エネを見ていて、そしてセイは涙目でエネをずーと見つめていた。医者はもちろん急なのでビックリしていた。 上原「エネちゃん♪よかったわ☆目を覚ましてくれて♪」 エネ「いやあ!」 急にエネは声を上げ、この病院を飛び出てしまった。そして残ったのはエネの髪に結んであった黄色い髪留めがポツン…と残っていた。シンはその髪留めを拾い、見つめていた。 シン「エネちゃんを探しに行こう!」 上原「え…。」 そして一同はエネを探し行った。医者の話によると…もしかしたらさっきの話を聞いていたのかもしれないということだった。聞いていれば相当のショックを受けることは間違えなかった。。 医者(まさか…あの子…。) 続く |
☆エネココ☆ | #10☆2004.11/03(水)14:42 |
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第三十五回 「記憶喪失」 前回:セイはさらに本当に自分の母ではないとい事に気付き、よけいに悲しむ。そして起きたエネは急に外へ…一同は探しに行くが…。 医者(まさか…あの子…。) 上原「医者さん…?」 一方…エネはそこら辺を歩き回っていた。靴をはいてなく、洋服も入院する格好で歩き回ってたので、みんなからは避けられていた。そして…ついにエネは倒れてしまった。そこら辺を歩いていた人はみんなエネに注目していた…。 エネ(…暖かい…。) エネは今、母のようなぬくもりではないが、ものすごい暖かさを感じていた。エネが目を覚ましたら木で作られたような感じの家で寝ていた。 「君…大丈夫?」 エネ「ハイ…。」 助けられたのは美少年の男の人だった。エネと同じぐらいの年にビックリしていた。 レオ「僕の名前は…彼方憐麻(かなたれお)。君は?」 エネ「…。」 エネはただ首をふるだけであった…。つまり…自分の名前がわからないのだ。あのときの交通事故の影響で、記憶喪失になってしまったのだ。シン達はまだそのことを知らなかった。が…医者にはもう気づいていた…エネが記憶喪失になってると…。 レオ「こりゃあまいった。じゃあ俺が名前を付けてあげよう…。名前は『レナ』だ。俺の妹だぞ!今日から彼方玲奈(かなたれな)だ!」 エネ(レナ)「うん…。」 一方シン達はところどころ探したが、もちろん見つかるはずがなかった。だってレオの家に預けられてるから…。 シン「どうして見つからないんだ!」 医者「エネちゃんは…記憶喪失になってると思う…。」 一同「えぇ!!」 一方…(またかい!)エネ…いや。レナはレオにいろんな事を教わった。「算数」「国語」なぜかはわからないがレナは勉強だけはちゃんと覚えていた。 続く |
☆エネココ☆ | #11☆2004.11/03(水)15:49 |
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第三十六回 「優しさと愛」 前回:エネはなんと前の交通事故のせいで記憶喪失に!そこにレオと出会い、新しくレナという名前になった。 レナ「レオ兄ちゃん。36+23は?」 レオ「え?答えは俺の誕生日?」 レナ「ブッブッブー!正解は59でした〜♪」 レオは本当は自分が誕生日だと気づいてほしかった。だがレナの笑顔はとてもまぶしかった。新学期のような笑顔だった。自分の本当の母の顔を知らないで…。レナは新しい学校「笑倉小学校」に通うことになった。 レナ「おはよう!」 レオの母「うっさいわね!早く食べな!」 レオの母はとんだひねくれものだった。自分の一番最初に産まれた憐美(今は寮で生活している)しか可愛がらなかった。レオもレナと同じあつかいだった。そしてレナとレオは学校に向かった。仲良くてをつないで…。 一方…シン達はレナ(エネ)を気にしながら学校へ行っていた。得にセイはレナ(エネ)の事が気になってしょうがなかった。シン達はレナ(エネ)は休みとごまかしていたが…。果たしてどこまでその嘘が通るのか…。 シン「エネちゃん…。」 セイ「シン君…。エネお姉ちゃん大丈夫だよね…。ちゃんと見つかるよね。」 シン「ああ…絶対に…見つかる!」 シンとセイは抱きしめ会いながらエネの再会を信じていた…。でもそれが子供の時は叶わぬ願いだとは思いもしなかった。。 レナ(エネ)はそんな事も知らず、新しい小学校で仲良く遊んでた。ステキな笑顔が男の子を魅了していた。もちろんみんなからも好かれる存在だった。でもあまりにも好かれすぎて恐ろしい恋愛ストーリーを生み出すとはこのときは思いもしなかった。 レナ「レオ。」 レオ「何?」 レナ「レオ。今日誕生日おめでとう!」 レオは初めて誕生日をお祝いしてもらった。レオにはいつしかレナに恋愛感情を持ち始めていた…。 レナ「レオ…。私達…ずーと一緒だよね☆」 レオ「うん!絶対!」 レナ「だって。私達兄弟だもん!」 続く |
☆エネココ☆ | #12☆2004.11/03(水)16:10 |
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第三十七回 「レナの求愛(前編)」 前回:レオはなんと…レナに恋愛感情を持ち始めた?! レナ「だって私達兄弟だもん!」 レオ「じゃあ…僕を兄弟して考えたら?」 レナ「へ?」 レオ「…なにんもない…。」 レオは「俺のこと…男としてどうだ?」聞こうとしたが、最愛のレナにそんな事はできなかった。いや、そういうふうに問いつめることもできなかったかもしれなかった。そして…。 レオ「…僕…レナのことが好きだ!」 レナ「へ?何言ってるの。お兄ちゃん?」 レナはレオのいきなりの告白にかなりビビっていた。それより兄弟だと思っていたのでただ妹だからそういったのだろう…とレナは思っていた。そして告白された次の日…。レオはしつこくレナにまとわりついた。 レオ「ねえ。レナ。僕のこと…どう思ってる?」 レナ「優しいお兄ちゃんだよ。」 そういうとレナはスタスタと歩いて学校へ向かった。学校の休み時間…。みんなは窓に注目していた。そして…。 ユキノ(友達)「ねえ。レナ。告白されてんじゃーん!」 レナ「へ?」 窓を見ると…レオが大きい画用紙に「彼方玲奈を世界一愛してます。」と書かれてあった。レオは本気でレナの事が好きだったのだ。そして学校帰り…。 レオ「レナ。僕のこと…愛してる?」 レナ「優しいお兄ちゃんよ。」 レナは同じような返信しかなかった。レオはもちろん諦めなかった。そしてレオはレナの気持ちを知るために最大のカケにでた。次の日…。レナが机を見ると手紙がおいてたった。呼んでみると…。 レナへ 僕は本当にレナを愛してるんだ。 もし…レナも僕のことが好きだったら 僕のランドセルをもってきてください。 レオより 続く |
☆エネココ☆ | #13☆2004.11/03(水)16:25 |
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第三十八回 「レナの求愛(後編)」 前回:急にレオがレナに告白!?レオのランドセルを持っていったらレオの事が好きってことになり…。 レナ「私別にレオの事好きじゃないけど…。でも持ってってあげないとレオお兄ちゃんが困っちゃう!」 レナは急いでレオのランドセルを持って学校へ向かった。レオはずーとレナがランドセルを持ってくるのを待っていた。そして…レナの姿が見えてきたとき…。 レナ「レオ兄ちゃん!ランドセル!」 レオ「レナ!」 レオはこのとき勘違いしてた。レナがレオの事を好きだと勘違いしているところを…。レオは嬉しくてしょうがなかった。 レオ「レナ!有り難うな!」 レナ「うん。」 そして学校の帰り。レオはレナに接近しながら手をつないで帰っていた。レナはそれがちょっと気持ち悪かった。 レナ「レオ兄ちゃんは気持ち悪くないの?」 レオ「だって両思いの人、最愛の人と一緒で気持ち悪い分けないだろう!」 レナ「私…レオ兄ちゃんの事すきじゃないよ?」 レオは一瞬耳を疑った。レオはてっきりレナと両思いになったと思っていた。…ランドセルを届けてくれたから…。 レオ「嘘だろう…だって僕のランドセルを…。」 レナ「だってランドセルは必要でしょう?だから持ってってあげたの。」 レナの優しさは逆にレオに火をつけてしまった…。そしてレナにまた問いつめた。 レオ「じゃあ。俺のことはどう思ってる?」 レナ「遊園地に連れていってくれたら教えてあげる。」 続く |
☆エネココ☆ | #14☆2004.11/06(土)18:14 |
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第三十九回 「悲しみそして始まり」 前回:レオはレナが自分の事を好きだと勘違いしてしまう。が、レナの気持ちは遊園地で発表するらしいが…。 シン「…どうして見つからないんだ…。」 シンは手のコブシで壁をたたきつけた。 カメ「エネちゃん…今ごろどうしてるのかしら…まさか…。」 あい「死んでないよね…。」 あいとカメとシンの顔はたちまち真っ青になってしまった。そこにセイが来て、ニコニコした顔でみんなに言った。 セイ「エネお姉ちゃんは絶対死んでないよ!私…わかるもん!だってエネお姉ちゃんとセイはいつでもココロが通じ合ってるから!」 セイはニコニコしながらシン達に言ったが、シンとあい、カメはただ顔が真っ青になるだけだった。でもセイの言葉を信じようとしていた。いや、信じたかった。 シン「セイちゃん…有り難う…。実は僕…セイちゃん…いや。エネちゃん!僕は…君の事が好きだったんだ!」 セイ「シン兄ちゃん…。」 実は…シンの初恋相手は幼稚園の時一緒だったセイの事だったのだ。幼稚園の時は髪を結んでいたんだったのが、今はおろしたため、わからなくなっていたが、今気付いたのだ。 シン「セイちゃん…。」 セイ「私も…シン君の事…大好き!!」 そして二人はだき合って涙ぐんでいた。あいとカメはそれを祝福する気力がなかった。シンとセイもそんなにうれしい気持ちではなかった。。 シン「さあ…早くエネちゃん…いや…セイちゃんを探すぞ!」 みんな「おー!!」 そしてみんなは帰り道いろんな所を探していた…絶対見つかるはずがないのに…。 一方…レナ(エネ・本名:セイ)とレオは遊園地に連れてってもらい、いろんな乗り物にのっていた。レナはすごく楽しんでいたが、レオは告白の返事だけが気になっていた。 レオ「ねえ。レナ。俺の告白どうなったんだよ!」 レナ「…。」 レナはジェットコースターに乗っていった。そして…。 …成人 レオ「ねえ。レナ。俺まだ返事を聞いてないよ。」 レナは微笑んでレオを見ていた。そしてジェットコースターから降りた とき、レナは完璧な大人になっていた。 続く |
☆エネココ☆ | #15☆2004.11/07(日)06:57 |
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題四十回 「突然の出来事」 前回:レオとレナはついに大人になった。そしてシンとセイがラブラブになってしまい… レオ「俺まだ返事聞いてないよ!」 レナ「まあ。行こう♪」 レナはレオを連れていってちがうに乗りに行こうとした。指で指しているところを見るとお化け屋敷だった。 レオ「…昔もよく行ったよな…。」 レナ「えぇ…。」 レオとレナは過去の自分を回想していた。しょっちゅう怖がってたけど、レオも怖がっていることを思い出した。そして…レオはまだレナが好きだったという事も…。レナは全てが思い出だったが、なにかポッカリと開いているような気がした。 レナ「…。」 レナは遠くを見つめていた。ほんの少しずつ…記憶は戻っていくのだった。 …でも…もうすでに遅かった…。 …時はたちすぎてしまったのだ。 レナはいつも通り家に戻った。ボロくなってしまった家だが、二人は大切に使っていた。家賃を払うのがやっとだったので食べ物はいつもきまりもんだった。 レナ「私達…このまま逃走って事になるのかな…。」 レオ「そんなことねーよ!絶対逃げられる!」 レナとレオは手を握りしめあっていた。涙を浮かべながら…レオは涙を拭いてかねを見つめた。お金は1万円生活と同じだった。レナとレオはそんな現実に押しつぶされていた。 レオ「…たっくー!母は一体どうしちゃったんだよ!」 レナ「連絡も…くれないね…。」 それはそのはず。だって母はレオとレナの事をものすごく嫌っていたから…。 レナ「連絡もくれないなんて…う!!」 レオ「レナ!?」 急にレナはその場に倒れてしまったのだ。レナの呼吸はどんどん荒くなっていた。 レオ「レナ!絶対おれが助けてやる!救急車でて下さい!」 そして救急車が出発した。レナの意識はかすれるばかりだった。 続く |
☆エネココ☆ | #16☆2004.11/07(日)17:06 |
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第四十一回 「レナの過去」 前回:レナは急にバタっと倒れて絵師待った!レオはそれを見つめるが…。 レオ「レナ!絶対助けるからな!」 そしてレナは救急車にのっていった。レナの意識はかすれるばかりだった。でも…これが本当の悪魔だとは思いもしなかった…。そして…レオにレナの本当の結果が帰ってきた。 レオ「レナは…レナは大丈夫なんでしょうか!?」 医者「…白血病です…。」 …前回。エネの母は白血病で死んでしまった。でもそれは本当の母親ではないので遺伝の限りは大丈夫なはずだった。また、白血病は自分からならない限りかからないはず…だが…ここのどこかに大きな落とし穴があったとはレオは知らなかった。いや、レナは昔エネ(セイ)って言うことさえわからなかった。 医者「おそらく…彼方玲奈さんは交通事故にあったでしょう?そのとき…きっとなにかの黴菌がはいったのかな…わからないけど前回交通事故にあってそのまま輸血せず意識を取り戻して走っていったから…または、白血病の患者の人の血で一回輸血したことがあるかです。」 レオは全く分からないことだった。実際レナは本当は彼方家の子ではないのだ。適当に倒れていたのでレオはその子を拾って勝手に妹にしただけなのだ。誰も自分を信じてくれなかったために…。 レオ「まさか…交通事故で記憶喪失になったんじゃ…だから…子供の時拾ったら名前がわからなかったんだ…。」 レオの顔は真っ青になっていた。もちろんレオはレナの元すんでいた所側から無いため、誰にも聞くことはできなかった。いや、記憶喪失のままの方がいいとレオは思っていたかもしれない…。ともかくレオは頭が混乱していた。 医者「何か…心あたりは?」 レオ「え…ぇぇ…。」 レオは何も言わずに後さずりするばかりだった。医者はそれをおかしく思い、レオとレナの本当の関係を考えていた。 医者「彼方憐麻さん。まさか…この子は拾った子じゃ…。」 レオは何も言えなくなってしまった。医者は一瞬で本当の関係がわかってしまった。 医者「…拾い子なんだね…?」 レオはうなづいてその場に立ちつくしてしまった。そして医者を見つめていった。 レオ「どうにか…どうにかレナの命を救って下さい!レナを…レナを!!」 …それは元の母親の言葉とそっくりだった。。 続く |
☆エネココ☆ | #17☆2004.11/07(日)18:09 |
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第四十二回 「レナの笑顔」 前回:なんと…レナが白血病に!?レオが必死で頼むが…果たしてレナは助かるのか?! レオ「レナを…レナを助けて下さい!!」 そこに…レナが現れた。何気ない笑顔だったが、やつれている顔だった。 レナ「レオ…みんなどうしたの?私は元気よ!」 レオと医者はまだ、レナに記憶喪失になっていることと、白血病のことは言ってはいなかった。でも…この後知ることになろうとは…レナは思いもしなかった。まさか…あのときの医者の予言があたったとは…レナは思いもしなかった。 レナ「私…どうしたんだろう…どんな病気なの?」 レオ「ただの…風邪だってさ!よかったな!」 レナ「風邪でこんなになるの?」 レオは一瞬で凍り付いた。レナには「言うのはやめよう…。」と思っていてもいつかは必ず知らなければならないのだ。レオはこの現実を受け止めたくはなかった。 レナ「まぁ。ヨカッタ☆私…何も異常はないんだね!」 レナの笑顔は太陽だった。でもレナは本当の病魔をいらなかったため、太陽のような笑顔だった。。事実を知れば…また前のような笑顔になってしまう…。レオはレナを見つめていた。 レナ「…どうしたの?」 レオ「何もないよ!レナが風邪だけでよかったよ!」 レナ「なら退院していいんだよね!」 レオはその言葉で何も言えなくなった。レナの笑顔はだんだん暗くなってきた。レオは苦笑いをしながらレナに言った。 レオ「レナ…風邪でも俺はお前が心配なんだよ…。だから…入院しよう…な!」 レナ「レオ…?」 レナはレオの行動が不自然でならなかった。 続く |
☆エネココ☆ | #18☆2004.11/08(月)07:30 |
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第四十三回 「白血病」 前回:レナが白血病で、記憶喪失だった事が判明!レオはその事をくやみ… レナ「レオ…?」 レオ「何もないよ!」 そしてレオは急いでまた医者の所に向かった。白血病の事について知るために…。レオは医者にいろいろ聞いた。 レオ「あの…白血病とは?なんですか?」 医者「白血病…血のガンです。白血球が増えすぎるとこういう病気になるんです…。。」 レオの顔はますます真っ青になるばかりだった。そしてレオはその場に立ちつくしてしまった。ガン…印象が「死」だったので、レナはもう助からないかと思っていた。 レオ「どうにか…お願いです!!レナを…。」 医者「最大限の努力をします。あ。私の名前は葛城健太郎(かつらぎけんたろう)ですので。彼方玲奈さんを入院させる間は大事にあつかっておきます。」 そして医者はその場を去った。レオはそれを見るばかりだった。。一方、レナがすぐレオの所によってきた。 レナ「なんの話…してたの?」 レオ「何も!話してないよ!」 レオの苦笑いはますますエスカレート。レナはその不自然な笑顔にますます不安感を増していった。 レナ「本当に…何も?ガンとかじゃないよね。」 レオ「…うん!ちがうよ!」 レオは真っ青な顔で苦笑いをし始めた。もちろんレナはそれをおかしく感じていた。いや、自分も気づき始めたのかもしれない…。レナはともかく自分の体に異変があることに気づいた。そして…レナの鼻から鼻血が出てきていた…。 続く |
☆エネココ☆ | #19☆2004.11/08(月)07:40 |
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第四十四回 「記憶が戻るとき…(前編)」 前回:レオは白血病がガンだとしる。そしてレナはまだそのことをしらないが自分の体に「異変があると気づき…。 レナ「う!鼻血がでてきた。誰かテッシュ!」 レオは素早く片手でテッシュを取ってきた。レナはそれで鼻を押さえてティッシュで止めた。血が流れ出てきていた…。 レナ「鼻血がぁ…え?…鼻血?…。」 そう…鼻血といえば、白血病患者によく起こる現象。そして…かつて自分を育てていた母親も白血病でその現象を良く起こして…死んでしまった。。それはレナがエネ(セイ)の時だった。。もちろん記憶喪失になる前だった。 レナ「何か…知ってる…。」 レオ「レナ?!」 レオはレナが記憶喪失から戻ることをおそれていた。いや、戻ってほしくないと…レナの過去を知らないレオは昔の恋愛があって、その人をずーと追いかけてたとしたら…自分のとこではなく、その昔の初恋相手の方に言ってしまうかもしれない…。レオの不安はつもるばかりだった。。 レナ「う…ん。。何か抜けてるような…。」 レオ「それは気のせいだよ!」 医者(葛城)「彼方玲奈さん。入院する所は503ですよ。」 そしてレナは入院する503号室に向かった。そして小さい人から大きい人までいろんな人がいた。レナはそれに感動していた…一番最初の入学式のように… レナ「なんか…覚えがあるような…?気のせいかな…。」 レオ「気のせいだよ!レナは俺の家族。彼方一家の一員さ!」 レオはレナの記憶を一生懸命嘘に変えようとしていた。。 でも…記憶は戻りつつあった。。 続く |
☆エネココ☆ | #20☆2004.11/08(月)07:56 |
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第四十五回 「記憶が戻るとき…(中編)」 前回:レオは一生懸命レナの記憶を取り戻さないように一生懸命だが…レナの記憶は戻りつつあった。。 レナ「でも…もし私が捨てられた子で…この彼方一家じゃないとしたら…。」 レオ「そんなわけないだろう!考えすぎだよ!!」 レオは一生懸命だった。そしてレオは夜中になったので帰っていった。そしてそこに医者・葛城がレナの所に来た。 医者・葛城「彼方玲奈さん…君…なんか昔の事を話してくれない?」 レナ「昔…覚えてないんですけど…。」 医者・葛城はレナの昔の事を気にしてるんではなく、記憶喪失について検証していた…。 医者・葛城「…じゃあ。彼方憐麻(かなたれお)さんと合う前に、なにかなかった?」 レナ「…う〜ん。わかりません…。覚えてないんですけど…すみません…。」 レナはため息をついていた。医者・葛城はレナを見て確実に記憶喪失ってわかった。それを呼び起こす事を決意した医者・葛城だった。 レナ「でも…レオと一緒にいた時間だったら!」 医者・葛城「?」 レナは医者・葛城にレオといた時間の事を話していた。始めてきたときレオが優しくしてくれたこと、そして邪悪なママ母が私達、レオとレナを虐めていたこと、そしてレオがしつこく自分につきまとったこと。そして今の自分の事を話していた。 医者・葛城(…カワイイ顔で言うんだな…。) レナ「葛城さんも…しつこくつきまとう事ってあるんですか?男だったらいくらでも?」 医者・葛城「う…ん。そんな事はないかな。好きな人には告白できない 体質だったから。」 医者・葛城はレナを見つめていた。そして医者・葛城はとんでも無い発言をしてしまった。 医者・葛城「…愛川江猫…エネちゃんだろう…。」 レナ「!?」 続く |
☆エネココ☆ | #21☆2004.11/08(月)08:10 |
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第四十六回 「記憶が戻るとき…(後編)」 前回:レナと医者・葛城は仲良く話していた。レオの事について…そしたら医者・葛城がついに真実を… 医者・葛城「…愛川江猫…エネちゃんだろう…。」 レナ「え?…愛…川江…猫?…いやぁ!」 レナはそこで倒れ込んでしまった。そして医者・葛城はレナをひょいっと持ち上げた。 医者・葛城「俺の…大事な元…婚約者…。」 そういい終わると医者・葛城はレナ。いや、エネの全てを思い出させるために…元、エネの通っていた母校に向かった。エネが二年生の時…医者・葛城は3年生でシンと同じくらすだった。そして母親同士がとても仲がよく、その母親の名前は…上原だった…。元は葛城さんだったが、今は離婚して元の姓、上原に戻ったのだ…。エネはもちろん…医者・葛城の事は全然あったことはないんで知らなかった…。そして…レナをずーと葛城が見つめる中…レナは目覚めた。 レナ「あ。すみません。葛城さん…私…なにかを…。」 医者・葛城「…君は…青山真也君…覚えてるかな…。あと源聖華ちゃんも覚えてる?」 レナはだんだん記憶を取り戻していった。。レオが知らぬまに…。レオの恐怖は近づいていた。 レナ「青山真也…源聖華…。真也…シン…聖華…セイ…そして私は…愛川江猫!そしてエネ!」 …ついに…レナの記憶は戻ってしまった。レナ(エネ)は涙を浮かべていた。母の死に、自分の謎の病気。そして最愛のシンと入れ替わっていた友達、セイの事も…。レナ。いや、エネは全てを思い出してしまったのだ。悲しみも…。そして太陽のような笑顔も…。 レナ(エネ)「シン君…セイちゃん…。カメちゃん…あいちゃん…。みんな…。」 レナ(エネ)は涙があふれ出ていた。医者・葛城はそれを見て確信した。…本当はレオのことが好きではないことを…。 レナ(エネ)「シン君…今なら告白できるのに…何処にいるの?…どうして私は…ここに…。」 レナ(エネ)は全てを思いだし明日、レオに全てのことをうち明けることにした。 続く |
☆エネココ☆ | #22☆2004.11/08(月)08:23 |
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第四十七回 「愛の過ち(前編)」 前回:ついに…レオのおそれていたレナの過去の記憶がよみがえった!そして葛城はレナ(エネ)の婚約者? そして翌日…運命の時が来た…レオは病院にいち早く向かい、503号室に向かった。レナはまるで幼いエネのような顔でレオを見つめていた。レオはあのときより幼さを感じていた。 レオ「…レナ?」 レナ「ごめんなさい…私の本当の名前は…愛川江猫なの…そして通称エネて呼ばれていたの…でも…私の本当の名前は…源聖華っていうの…。入れ違ってたの…セイちゃんと…。そしてね。私…ある人が好きなの…青山真也君が大好きなの!!」」 レオはあまりにも早くレナの記憶がよみがえったことに立ちつくしてしまった。レオは青山真也の事を憎く思っていた。そして医者・葛城との関係も話した…元婚約者ということ…。 レオ「俺には…わかんねーよ…。どうして…俺はお前のような奴を好きになったんだろう…どうしてだろうな!!」 レオはその場を立ち去ってしまった。レオは間違った方向へと進んでいったと思っていた。そしてレナ。いや、セイは医者・葛城の方を向いてこういった。 セイ(レナ)「葛城さん…私…真也君が好きなの…だから…あなたとは結婚できないの…。」 医者・葛城「…わかったよ…。僕は君の白血病を治してあげるよ…。」 でも…セイは知らなかった。。もうシンとエネがラブラブになってたことを…。というかセイが知るはずがなかった…。知ったら相当ショックを受けることだろう…。でもセイは夢を見てるようだった。。 セイ「私…一体どんな病気なの?」 医者・葛城「白血病です!」 セイ「白血病!?」 続く |
☆エネココ☆ | #23☆2004.11/08(月)08:30 |
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第四十八回 「愛の過ち(中編)」 前回:レナ…いや、セイは全てをレオにぶつけた。そして自分が白血病と知る…。 セイ「白血病?!」 セイは白血病ではいやな思い出しかなかった。。育ててくれた母義親(ははおや)は、白血病で亡くなってしまったということで…。セイは座り込んで何も言えなくなった。 セイ「…私の母義親を苦しみさせた…今度は私を…酷いわ…酷すぎる!!」 セイはついに泣いてしまった。。セイにとって白血病は憎き、そして病魔でもあったのだ。セイはギュっとこらえていた。 セイ「なんで…う!!」 そして急にセイは倒れてしまった。いや・葛城は急いで救急手術室へと連れていった。そんな事はレオは知らなかった…。 続く(早!) |
☆エネココ☆ | #24☆2004.11/08(月)08:50 |
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第四十九回 「愛の過ち(後編)」 前回:レナ(セイ)が倒れてしまった!白血病に… そして緊急手術室へと向かったレオは急に言いづけられたので急いで向かった。そして医者がでてきた。 レオ「レナ…いや!エネの様子は!?」 医者は首を振っていた。…助かる予知がないと言う事が判明した。レオは天と地に届くほどの鳴き声だった。そしてレオは首をあげて言った。 レオ「なんで…なんでエネは悲しい運命しか待ってないんだ!エネは良い奴なのに…エネは天使のような人間なのに!!」 そしてセイがでてきた。息もほとんどしていない状態だったので今夜が峠になることがわかった。レオはその間ずーとそばにいることを決意した。そしてレオはさまざまな事を思い出した…。 …初めてあったとき、惨めな姿でカワイイ顔に泥がつきまくっていてかわいそうな奴だった事 …レナの優しさにいつのまにか掘れてしつこくつきまとわりまくったこと。 …そしてレナ…いや、セイと一緒にいた時間の事…。 レオはいろいろ回想していた。しつこすぎた恋愛。意味不明なセイ(エネ)の過去…。そしてカワイイ天使のような心…。レオはセイをずーと見つめていた。そしたら… セイ(レナ)「…レ…オ…。」 レオ「レナ!」 なんと…セイが目を覚ましたのだ。そしてレオの手を掴んでセイはとぎれ、とぎれで言っていた。レオはそれでも嬉しかった。 セイ(レナ)「レオ…私…アナ…タ…の事…は好…き…では…ないの。でも…ね。…私…あなたのこ…と…大切な…人って…思っ…て…るか…ら…。う!」 レオ「セイ!?」 続く |
☆エネココ☆ | #25☆2004.11/08(月)09:10 |
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最終回 「全てが終わるとき…」 前回:セイはもう…死ぬと判明してしまった…。それでもレオは信じていたらセイが目覚めた!が…様子が一変して…。 レオ「セイ!死ぬな!」 セイ「私…あな…た…と一緒…で幸せだった…。みんな…と会え…て…私を…虐める人も…いれ…ば…信じて…くれる人…も…いたの…。でもね?…私…とっても…今…幸せ…な…の。だから…心配…しな…いで…私が…あち…らに行…って…も…。」 レオ「何言ってんだよ!」 レオはセイをギュっと握りしめていた。セイもギュっと握りしめていた。レオは心配そうな真っ青な顔でセイを見つめていた。セイは本当にものすごくやつれた顔でレオを見つめていた。レオはその顔に涙を流していた。。自分の最愛の人をこんなにも苦しめる白血病を許せなかった。 レオ「お前は…絶対生きる!生きるにきまってる!骨髄移植があるだろう!」 セイは首をふった。…セイは未だ本当の母親に合ってはないのだ。いや、邪悪な継母とわかっていたからこそ、余計会えなかったのだ。セイは太陽のような笑顔ではないが、ニコッと笑った。 セイ「レ…オ…。…今ま…で有…り難う…。」 レオ「セイ!!」 そしてセイは目をつぶった。最期の時だった。握っていた手がセイだけ急に緩んで倒れてしまった。レオはこれを認めたくなかった。何回も何回もセイに叫んでいたが…返事は帰ってこなかった。そこに医者が来た。 医者・葛城「…エネちゃんがどんな人生を歩んだかしらないけど…。大変だったんだろうな…。僕はそう思う…。でも…こんなにもカワイイ天使が…こんな早く死んでしまって…。」 レオ「セイ…どうして早く死んでしまったんだよ!どうしてだよ!死ぬなよ!!」 セイはもう…一生動くことはなかった。。今までのセイの人生を考えてみると…いろんな事があった。。 …虐めや最愛の人がなくなる。そしてカメとも険悪にならしたのはトモ。でも仲良くなった。が引っ越ししてしまい、二年生になって母義は死迎え、一年生の初めての親友、セイと入れ違いが判明!そして交通事故で記憶喪失になり…レオの所にすむ事になり、今がある。そして最期の時を迎えてしまった。 レオは泣くことしかできなかった。そしてセイの体をギュっと抱きしめた。セイの永遠の眠りだった。。 そして10年後… 母「カワイイ子が産まれたわ!」 赤ちゃん「うっぎゃー!!」 母「名前は…江猫(エネココ)!」 ★END★ |
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