【←まえの話】
【つぎの話→】
みぐ☆みぐ | #1☆2005.08/06(土)08:42 |
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ある日ピカは木陰すやすやと静かに… 「ぐぉー!」 うるさく寝ていました マイが釣竿を持って走って来た 「おーい。ピカ…ってうるさいなぁ。真昼間から昼寝かよ〜」 プラもいっしょに釣竿を持っている (昼に寝るから昼寝なんじゃ…) プラはボソッと言った 「おい!起きろ!起きないとハチの死体頭にのせるぞ?」 「えぇぇ?!やめろぉ」 ピカはいきなり起き上がった 「なぁ。釣り行こうぜ!」 「釣り…。うん。行くよ」 「おい!プラ!一番近くてよく釣れる川知ってるか?」 プラはとても頭が良くていろんなことを知っているが無口だ 「このあたりだと…。水流川かな?あそこならミニリュウが釣れるし…」 「よし!行くぞ!出発だぁ!」 マイはちょっと興奮しながら言った |
みぐ☆みぐ | #2☆2005.08/06(土)09:06 |
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マイは嬉しそうな顔をして言った 「着いた!すごく水の流れはえーな…」 「んじゃ、さっそく釣っていい?」 ピカはワクワクしている 「ここで駄目といってなんになる?」 3匹は釣竿を振り上げた チャポン… いい音が鳴った 〜40分後〜 「へへへ!チョンチーだ!」 マイはこれで4匹目だ ザバッ プラは16匹目; それにくらべてピカは不機嫌そうに言った 「何で釣れないの?」 「場所替えろよ」 「早く言ってよー!」 ピカは上に登った 釣竿を川に入れた瞬間 ザボン!!ザブザブ…!! 「うわ!大物だ!!プラ!マイ!!手伝ってー!」 「わ…!すごっ!大丈夫かよ?!」 3匹で釣竿を引いた ザッボォーン! ハクリューだ 「ハ…ハクリュゥー?!」 3匹は声を合わせて言った グイッ! こんどはハクリューが3人を引っぱった 「うわぁっ!!」 ザブン!! 「おわっ!!」 「うわわっ!」 「きゃぁっ!」 3匹はハクリューに引かれて下流…海へと連れ去られていった |
みぐ☆みぐ | #3★2005.08/09(火)08:56 |
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ザブザブ… 3匹は完全に気絶していた やっとハクリューの動きが止まった 「ルゥ様。勇者を連れて参りました」 ハクリューは静かに海底に居る黒い物に話しかけた 「ここに差し出せ…」 ルゥ(ルギア)が姿を現した 「気絶しておるぞ?」 「失礼しました!空気草を食べさせるのを忘れていました」 空気草とは水の中で息ができる草のことである 「ただちに見つけてやつらに食わせろ」 「はい」 ハクリューは空気草を持ってきて、3匹に食べさせた 「うぅん…。ここは?」 3匹は目を覚ました 「ここは海の底。ルゥ様からお前らに頼みがあr」 「わっ!水の中なのに息が出来るよ!?」 「すげー!これ水晶玉?」 「…」 プラが呆れている中 ルゥが言った 「お前…こいつらが本当に予言の勇者なのか?」 「はい。勇者は3匹で仲がよく、ピカチュウ・マイナン・プラスルの3匹だといいます」 マイ・ピカはまだはしゃいでいる 「お前らぁ!」 ルゥの水の波動 マイ・ピカは静かになった 「いいか?この世にはいろいろな所に神が居る 水の都にはラティオス達が神だ 始まりの木にはミュウ 海底の中には私 天の川にはジラーチ 森の中にはセレビィがいる。そのセレビィは『時渡り』を使って過去に行く事ができる。 そのセレビィは100年前のルネシティへ行くと、海の神のカイオーガ、陸の神のグラードンが激突し、神以外、世界のポケモンは絶滅した。 それを止めるため、ある勇者3匹が杖を振り、レックウザを呼んだ。 そのレックウザの波動で2匹は封印されたと言う…」 3匹はポカンと口を開けたままつっ立てた 「その勇者が、僕達?」 マイはドキドキしながら聞いた 「そうだ」 ルゥは頷いた 「その2匹がまた復活し、ルネ方面に今もゆっくり迫っている。 それをこんどはお前達が止めるのだ」 「んなことできないよ!ほとんどのポケモンは絶滅するくらいの衝撃を止めるなんて!」 ピカは大声で訴えた 「そうすると…お前達まで死ぬのだぞ?」 「!」 3匹は黙りこくってしまった 「お前達が納得しないのなら、見せてやろう。100年前の出来事を」 ルゥは海草を掻き分け、何かのパネルを押した モニターにセレビィが現れた 「ルゥ?何か用?」 「こいつらに100年前の映像を見せてやってくれ」 「分かったよ」 モニターが消え、しばらくしてセレビィが海底に現れた |
みぐ☆みぐ | #4★2005.08/06(土)14:46 |
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そしてセレビィが高々と手をあげると… ふっ… 目の前が真っ暗になった 「な…何が起こってるの?!」 しばらくすると光が見えてきた…と思ったが空をみると一面灰色だ 「あそこをごらんください」 セレビィが指すほうを見ると赤いものと青いものがぶつかっていた グラードンの地震!カイオーガはフワリと浮いた しかし周りのポケモンたちは海に落ちたりマグマに突っ込んでしまったり、相当な影響を受けていた 「と…止めなくちゃ!」 ピカは1歩進んだ 「駄目です!」 セレビィはピカを止めた 「何で?!このままじゃ皆死んじゃうよ?!」 「歴史を塗り替えてはいけません」 「…っ」 ところが空の柱にポケモンが3匹立っています。ピカチュウ・プラスル・マイナンです 「僕達?!」 「いえ。あれは貴方達のご先祖様です」 ピカのご先祖が杖を振り上げた。すると稲妻が走り、レックウザが現れた そしてレックウザは紫色の神秘の波動を放った するとグラードンは地中へ、カイオーガは海へと帰っていった 「それでは 戻りましょう」 ふっ… 「どうだ?行く気になったか?」 「はい!僕らが行かなくちゃ!」 3匹は声を揃えて言った 「レックウザは空の柱に住んでいる。空の柱は…。東のあの赤い星をひたすら追えばいい。あの星が案内をしてくれる…。が助けてはくれないからな?」 「あぁ!どうせ死ぬのならこっちから行った方がかっこいいしな!」 「だが、もう夕方だ。明日出発せよ。今日はこの海草で寝るといい」 「はーい!」 3匹は大きな海草に寝そべった とてもフカフカしていて3匹は気持ちよかったが緊張の気持ちもあった <続く> |
みぐ☆みぐ | #5☆2005.08/06(土)15:52 |
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えっと、ちょっと休憩を含めて今までの登場人物(?)をおさらいです 名前…ピカ(ピカチュウ) 性別…♂ 性格…単純 役 …物語の主人(ポケ)公 名前…マイ(マイナン) 性別…♂ 性格…しっかり者 役 …3匹のリーダー役 名前…プラ(プラスル) 性別…♀ 性格…おとなしい 役 …かなりの知識がある 名前…ルゥ(ルギア) 性別…? 性格…おくびょう(意外と) 役 …海底の神様 名前…ミュリ(ハクリュー) 性別…♀ 性格…せっかち 役 …ルゥの一番の使い役 名前…ビィレ(セレビィ) 性別…? 性格…おっとり 役 …ウバメの森の神様 …とまぁ、こんな感じです それでは物語へお戻りください… |
みぐ☆みぐ | #6☆2005.08/06(土)16:16 |
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〜朝〜 「ふぁぁっ!よく寝たー…ってまだピカは寝ているのか」 マイが伸びをしながら言った 「気持ちよさそう…。寝かせといた方がいいよね…」 プラは小声で言った 「そうだな。ヨダレたらしてるってことは食べ物の夢だろうな(笑)」 ところが2時間後 「まだ起きねぇぜ。起こさないと夕方になっちまう…。 おい!ピカ!起きろ!」 マイはピカを揺さぶった 「うぅん…。後9時間…。ムニャムニャ」 ピカは馬鹿な事をいいながら海草に潜り込んだ 「プラ。頼む」 「うん」 プラはこくりと頷いた。そして十万ボルト! 「うぎゃぁ!やめて!起きる!起きますぅぅ!」 ようやく3匹がそろい、朝ごはんを食べた(やけにゆっくりしてんね) 「それじゃぁ。僕達行って来ます!」 「…。幸運を祈る」 3匹は意気揚々と旅に出た 朝にも見える赤い星に向かって… (短くてごめんなさい。キリがいいので) |
みぐ☆みぐ | #7★2005.08/07(日)08:51 |
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ピカ・マイ・プラはひたすら赤い星に向かって歩いてた。しかし赤い星のすぐ下には何も見えてこない。 「空の柱ってどこなのさぁー」 ピカはブツブツ言いながら歩いている。いきなりプラは言った 「水面に上がったら…。何か見えるかもよ。海の中から見て、水面は赤い星以外何も見えないじゃん…」 「そうだよな。上がらねぇと何も見えないな」 3匹はザバっと水面から顔を出した。大きな洞窟がある。しかも赤い星の真下だ。 「この洞窟怪しくねぇ?何かありそうだよな…」 「うん…」 2匹(ピカ・プラ)はオドオドしている。 「マイー…。この中入るのぉ…?」 「あー?そうだけど?何?…あ!分かった!きっと怖いんだな?」 2匹は高速に首を縦に振った。そして1歩あとずさり。 「馬鹿だなぁ!俺も一人じゃここ抜け切れないぜ。プラは『フラッシュ』使えるだろぉ?」 「!…うん」 マイは2匹の手を引っぱり、洞窟へ引きずり込んだ 「フ…フラッシュ!」 プラが高々と手を挙げると、外と同じ明るさになった。 「なーんだ。こんなに明るいのか!楽勝じゃn…」 バサッ! 「ひぇっ!なっ何?!」 ピカは素早くマイの後ろに隠れた 「ズバットだよ!ただのズバット!」 マイは笑った 「ほっ」 3匹はテクテクと歩いていった。と、その時! ズン…! 地面が激しく揺れた 「な…何だ?!」 「きゃぁ!」 ボコッ! 地面からディグダが飛び出した。 「お前らは何者だっ!」 「え?僕達はレックウザを呼び出すため…」 「暗号を解けるか?!ここを通れる者は暗号を知っているはずだぞ!忘れていたならば勝負だ!ここを通れる者なら私より強いはず! さぁ!どっちだ?」 「勝負で!」 「え…」 プラが言った。 「そんな…。こっちは3匹とも電気タイプ、あっちは地面タイプ。 かなり不利だよ…?」 「不利が何だってんだぁぃ!」 「うぬ!かなり自信があるようだな!それでは…。始めっ!」 カーン! 何故かリングの始まりの合図がなった(ぇ) 「よし!俺の特性は『マイナス』!プラの特性は『プラス』!&手助けで攻撃力2.25倍だぁ!(合ってる?)(小声→)俺達はあいつの注目をひきつけるから、ピカは後ろから頼む」 「分かった」 プラの手助け!マイの地球投げ!(覚える…らしい) ドォーン! 「く…、やるな…。だがこんどはこっちの攻撃だ!地震!」 ガタガタガタッ! 「うわぁぁー!」 「こ…効果は抜群じゃん…!」 「はっ!地面タイプを甘く見るんじゃないよ!ハハハっ!」 笑っているディグダの背後からピカの叩き付ける! バキッ! 「うわぁ!…っこのやロ〜!切り裂く!」 ザクッ! 「うわ!はぁ…。よかった…。シッポにちょっと傷が付いただけだ…」 「てめー…。安心するなよ!おい!そこの二人!こいつに言い残しはあるかぁ?!」 ディグダは不気味な笑みを浮かべている 「べ…別に?何にもないけど…?」 2匹は不思議そうにそう答えた 「それでは…さよなら!地割れぇ!」 バキバキッ… ミシッ…ガラガラァッ! 「ピ…ピカ!」 「うわぁーっ!」 地面の割れ目にピカの悲鳴が響き渡った 「ここを通れるものは私よりレベルが高い。一発で落とせたという事はお前らは侵入者。仲間を落とすのが侵入者への罰だ」 ディグダはそう言いながら地面へ潜っていった。マイ・プラはまだ割れ目を膝をつき、手のひらを地面に当てたまま、動かなかった 「ピカァーッ!」 マイの声が割れ目に響き渡った |
みぐ☆みぐ | #8☆2005.08/08(月)14:42 |
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「そんな…。ピカ…」 プラは涙をこらえきれず、シクシク泣き出してしまった 「俺が悪いんだ…。こんな洞窟入らなければ…」 マイが一粒、虹色の涙を割れ目に落とした カァァァ… 「?!」 割れ目から七色の光が飛び出した。その中からポケモンが2匹、フヨフヨと浮きながら上ってきた。 「ピ…ピカ!それに…ミュウ?!」 「『世界の始まりの木』に住んでるんじゃなかったの?!」 ミュウは二コリと微笑み、ピカを下ろして消えた 「ピカ!」 「ふぅ…。助かったぁ…」 「どうっして…。どうして助かったの?!ヒクッ」 プラはしゃくりあげながら聞いた 「…僕もよく分からないけど…。落ちてるとき、急にミュウが現れて、すっごく眩しかったから、よく見えなかったけど…。僕はブヨンブヨンの…。そうだなぁシャボン玉みたいので包まれたんだよ。 そして上に連れて行ってくれたんだ」 「不思議だね…。『始まりの木』ってここからすごく遠いのに…、ピカを助けてくれた…。ミュウは…、ピカに何かを感じているのかな…?」 「…」 3匹はしばらく動かなかった 「…さ!ここでウジャウジャしても仕方ないし、その謎は『空の柱』に行けば解決するんじゃねぇの?」 「…うん。そうだね!」 3匹は奥へ進んでいった。影で、さっきのディグダが見ていた 「ミュウ様が…助けたという事は…。あの方達はやはり勇者だったのか…」 そういって地面に潜っていった 「やっと出口に着いたぜ!ここからまた海だな…」 ザボン! 3匹はいっせいに海へ飛び込んだ 「あ!見て!あそこに赤い星があるよ!それに…大きな島らしきものが…」 「行こうぜ!きっと住人が住んでるな!あの広さからして!何か手掛かりがあるかもしれねぇ!」 3匹は大きな島に向かって泳いでいった |
みぐ☆みぐ | #9☆2005.08/08(月)15:25 |
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ザブザブザブ… 「おかしいなぁ?泳いでも泳いでもつかねぇじゃん!」 「…。あの島…動いてない?」 プラがボソリと言った 「ちょっとお前ら!止まれ!」 マイが急ストップした 「…」 確かに島は動いている 「本当だ!なんで島が動くの?!あ!分かったホエルコだったり」 「アホ!ここはボケるとこじゃねぇぞ!」 「えへへ…☆」 「…」 プラが顔をしかめているのでマイが聞いた 「おい、プラ。どうした?」 「…。あれ…。ホエルコだ」 プシュー! ホエルコが潮を噴いた 「!!( ̄□ ̄;)あんなに頑張って泳いだのに…。ガボガボ」 マイはショックのあまり、沈みかけていた 「ちょ…、マイッ!(汗汗)」 プラが助けようとした。ピカは大きく息を吸い、 「ホエルコさぁーん!こっちに来てぇー!」 「ば…馬鹿っ!あんな巨体呼び出してどうすんの!」 プラは慌てて言ったが、遠くから、 「わ〜か〜ったよぉ〜」 のんびりとした声が返ってきた ザザザザザザ… 「やぁ、ホエルコさん。僕はピカって言うんだ。ホエルコさんの名前は?」 「僕〜の〜名前〜は〜『エルコ』〜だよ〜。君〜達〜の〜名前〜は〜?」 「お、俺はマイです」 「私はプラ」 「よぉ〜ろ〜しく〜ねぇ〜」 エルコは嬉しそうな顔をしている 「あの…『空の柱』って知っていますか?」 「えぇ〜っとぉ〜確か〜お兄ちゃんが〜そんな〜ことを〜言ってた〜気が〜…」 「えぇ?!そのお兄ちゃんって何処に居るんですか?!」 マイが期待しながら聞いた 「ん〜っとぉ〜。あ〜。僕が〜お兄ちゃんで〜した〜」 「ガクッ!えーっと…、いろいろ教えてくれませんか?(うわー、この人とまだ話すのかぁ〜)」 マイはエルコの話し方が遅いため、顔が引きつっていた 「空の〜柱にはぁ〜、レックウザが眠っている『いただき』まで行く階段には〜それぞれの段に〜番人が居るんだよぉ〜。」 (お、結構重要な事教えてくれるじゃねぇか…) マイの顔が真剣な顔に戻った 「その段を〜クリア〜するには〜それぞれの〜番人と〜バトルしなくちゃいけないんだ〜」 「まるでバトルタワーだね…」 プラがビクビクしながら言った 「空の〜柱に行くのぉ〜?」 「うん。そうだよ!」 ピカはふんぞり返りながら答えた 「なら〜気を付けてねぇ〜。空の柱の〜周りにも〜サメハダーの〜番人が居るからぁ〜」 「さーっ」 3匹の顔色が真っ青に変わった 「僕が〜知っているのは〜こんくらいかな〜?」 「お…おう!いろいろ教えてくれてありがとよ!」 「よかったら〜朝に〜なるまで〜僕の背中で〜寝てる〜?」 そういえばエルコの話を聞いてるだけで、すっかり暗くなっていた 「え?!いいの?!わぁい!寝かせてもらおー!」 ピカは早くもエルコの背中で飛び跳ねた 「いいよね。マイ」 プラもエルコに登りかけながら聞いた 「あ…?あぁ!寝ようぜ!」 マイもエルコの背中に飛び乗った プシュー! いきなりエルコが潮を噴き上げた 「うわぁ!」 3匹は中に舞った 「生まれて〜初めて〜の〜お友達〜だぁ〜!」 ピカが海に落ちた 「アハハハ!」 4匹は笑った。その夜はエルコの背中ですごすことになった |
みぐ☆みぐ | #10☆2005.08/08(月)17:58 |
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チュンチュン…(たぶんポッポの声) 「ん…、くぅーっ!はぁ…。お、久しぶりに一番に起きたぞ♪」 ピカが起き上がると同時に 「ふぁーっ!ぐごがぁー!(あくび)」 エルコのあくびでマイが海に落ちた 「ガボッ!おい!エルコォ!」 マイの口調は怒っているが、顔は笑っていた 「もう朝…?」 プラも マイ&エルコのあくび で起きた 「それじゃ…俺達もう行くな」 「え…」 エルコは悲しそうな顔をした 「行っちゃうの〜?そんな〜…。生まれて〜初めての〜友達なのにぃ〜」 「ごめん。エルコ。行かなくちゃいけないんだ」 「エルコ…。出会いがあれば…、別れもあるの…。人生そんなもんなの…。また友達つくればいいじゃない?」 「プラ〜…。しくしく…。分かったよ〜。頑張ってみるよぉ〜」 「それじゃ…。エルコさん!沢山友達つくってね!さよなら!」 「ば〜いば〜い〜」 エルコと別れた3匹は海底へ潜っていった。そのとき! ごぉーっ! 激しい海流に飲み込まれてしまった 「ぐはっ!赤い…星はどこだっ!流されるっ!」 3匹は海流に流されていった。ところが、幸運にその海流は赤い星めがけて流れていた ゴキッ! ピカの背中に岩が当たった 「いたっ!何?!」 「ここで海流は止まってるな…。上がってみるか」 ザバッ 何か掛け声が聞こえる 「てぁぁ!はぁっ!まだまだぁ!」 「なんだ、なんだ?」 3匹は岩の上に登った 「誰だ?君たちは?」 そこにはイーブイが岩を割っていた 「僕はピカ!」 「俺はマイ」 「私はプラ」 「ふぅん。僕はブイ。強くなるため、ここ『岩島』で修行しているんだ」 ブイは粉々になった石を拾い上げ、そう言った 「何でそこまで修行するの?もう十分強いじゃん!」 ピカは不思議そうに聞いた 「強さに限界は無いんだよ。上には上がいるって言うし!」 「すごい考え方…」 プラは興味津々に言った 「んで、君達は何でここに来たの?」 「えっと、海流に流されてきたんだ!」 ピカが真っ先に言った 「詳しく言うと『空の柱』に行くためだな!」 マイが入ってきた。空はもう夕方だった 「今日はここで野宿かい?」 「たぶんそうなっちまうな」 マイはため息をついた 「大丈夫かぃぃ?ここには幽霊が出るっていうよ?」 「えぇぇっ?!」 ピカとプラは飛び上がった。ブイは笑いながら言った 「君達怖いの?僕見たことあるよ。口が裂けててね、頭に帽子のようなのかぶってて、手がたれさっがてるんだョ」 「ひぇっ!」 2匹はさらに青くなった 「大丈夫。僕も寝てあげるからさぁ♪出てきたら修行の成果を見せてあげるよ!」 「う…うん…」 ピカとプラはまだ震えていた 〜夜〜 ホーッ ホーッ(たぶんホーホーの泣き声) 「ねぇ、ブイ、マイ、プラ居る…?」 「居るよ?」 「居るってさっきから言ってるだろ」 「い…居るよぉ…」 がさっ! 「何?!」 ピカとプラは跳ね起きた … 「ホーホーだろ。さっきからうるせぇなぁ」 ごそごそ… 「ほらっ!何か居るっ!」 「ん…?」 プラ・ピカの指す方を見ると、口が裂けていて、頭に帽子、手がたれさがっている 「ぎゃぁー!」 ピカは泣き出し、プラは岩に隠れた ヒタ…ヒタ…ヒタ… その謎の影が近づいてくる 「や…やめてぇっ!お許しぉ!」 「うわぁっ!」 さっきから余裕満々だったブイを謎の影が襲い掛かった 「ブイ!」 マイが飛び掛った 謎の影は大きなシャドウボールを出そうとしているのか、手を構えている。 その光がマイの目の前に来た! 「マイ!」 |
みぐ☆みぐ | #11☆2005.08/09(火)08:54 |
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パッ… 「…?」 マイがそっと目を開けると、目の前にはジュぺッタが立っていた 「驚かないで下さいよ…。皆さんが怖がっていたのでフラッシュしてあげたのに…」 プラはまだビクビクしている。ピカは元気に自己紹介した 「僕はピカ!とっても元気な男の子で、天才的で、好きな食べ物はリンゴで、嫌いな食べ物は…」 ボカッ! マイはピカを叩いた 「俺はマイです」 「僕はブイ!」 「わ…私はプラです…」 「…私はぺッタ。君達は何をしにここへ来の?」 ペッタは顔に合わないやさしい顔をして言った 「僕は、強くなるためにここで修行しています!」 「俺達は『空の柱』へ行こうとしたんですが、ここで野宿するつもりだったんです」 「ペッタさんは何でこの島に居るの?」 ピカが手を挙げて言った 「この島は…特別な島なんです。何故だか分かります?」 「…?分からない…」 「ここは、『おふれのせきしつ』の真上の島なんです」 風がザワッと吹いた 「『おふれのせきしつ』ぅ?何それ?」 「<六つの点の文字を読め 古代ポケモン復活なり>」 ペッタは静かに言った。さっきより風が冷たくなるのを感じた 「何ですか…?それ…」 「ここ『岩島』に伝わる言い伝えです」 「<古代ポケモン復活なり>…」 プラはブツブツいいながら何かを思い出そうとしている 「どうした?プラ」 マイが聞いたとたん 「分かったぁ!」 マイはジャンプした 「その言い伝え、パソコンで見たことある!その言い伝えには続きがあるの!」 「どんな?」 「<岩、氷、鋼 3が2を止める鍵>」 「はぁ?その[3]と[2]ってどうゆうことだぁ?」 5匹はしばらく沈黙して考えた 「その[3]とは…。岩、氷、鋼 のことではないでしょうか?」 ペッタが言った 「だとすると[2]は何だろう…」 ブイが首をかしげて言った 「[2]を止める鍵…」 マイも首をかしげた 「ねぇ、今2匹で戦っているポケモンって知ってる?」 ブイがひらめいたように言った 「戦っている2匹…。そうか!その[2]ってのはグラードンとカイオーガのことを表しているんだ!」 マイはブイの言う事をヒントに答えを言った 「そうだね。そうだとすれば納得いくね…」 プラもペッタも納得したようだ 「あぁ!そうかそうか!そうだよね!」 ピカも分かったフリをした(本当は分かってない) 「ということはこの島の下にある『おふれのせきしつ』の六つの点の文字を読んで解読すれば、あの2匹を止める手掛かりを教えてくれるのか?!」 「そういう事ですね」 ペッタは頷いた 「でも僕達泳げないじゃん!」 ブイは聞いた 「あ、心配しないで!」 プラは空気草を持ってきた 「これ食べて」 モグモグモグモグ… 「もうそろそろ夜明けだね。ちょっと休んでから行こうか」 ペッタが言った事に皆賛成した ピカ達はしばらく休む事にした |
みぐ☆みぐ | #12☆2005.08/09(火)14:35 |
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5匹は日の出の瞬間をボーっと見ていた 「そろそろ…だな」 マイはあくびをしながら立ち上がった ザボン! 「おい!ピカ!先入るなっ」 「ひゃっほぅ!」 …とまぁ、5匹は海底へ潜っていった 「ここが『お船の歴史』?」 「くすっ。『おふれのせきしつ』だよ」 5匹はその建物(?)に入っていった 「これは展示ですね」 「ペッタさん、文字違うよ」 「あぁ、失礼。六つの点とは点字だったのですか」 ペッタは赤くなった 「ペッタさんは点字が読めるの?」 ブイが聞くと 「ペッタ、でいいよ。点字は読めますよ」 「すっげー!じゃぁこの点字は楽勝だな!」 「さっそく読んでください!ペッタ」 プラがワクワクしながら言った 「はい。それでは…。 わたしたちわ この あなで くらし せいかつ し そして いきて きた」 ペッタは次の点字が彫られている岩に移った 「すべてわ さんびきの おかけだ」 ペッタはまた移った 「だが わたしたちわ あの さんびきを とじこめた」 「こわかったのだ」 「ゆーき ある ものよ きぼーに みちた ものよ」 「とびらを あけよ そこに えいえんの ぽけもんが いる」 「はじめに じーらんす おわりに ほえるおー そして すべてが ひらかれる」 「…」 「つまり…ホエルオーとジーランスが居れば…。あの[3匹]に合えるってこと?」 「そうでしょうね…」 「ホエルオーって…。エルコが進化したポケモン?」 マイがプラに聞いた 「うん。そうだよ」 「僕に、泳ぎの師匠がジーランスの〔ランシィ〕さんが居るんだよ!」 「ジーランスはいいものの…。まだエルコはホエルコだぜ?進化するまで待つのかよ?」 「ご心配なく。『おくびりやま』で〈成長の石〉を手に入れましたので…。これは食べさせると一気に経験値を大量にもらえるのです」 「それじゃ!俺達はエルコを連れてくるよ!ブイとペッタはランシィを連れてきてくれ!集合場所はここ『おふれのせきしつ』だ!」 「了解!」 ブイは張り切って言った。3匹と2匹はそれぞれのポケモンを連れてくるため、別れた |
みぐ☆みぐ | #13☆2005.08/13(土)07:52 |
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〜ピカ・マイ・プラ組は〜 「エルコってどこら辺で会ったっけ?」 ピカが聞いた。2匹はしかめっ面をした 「ちょっと舞ってて…」 「了解!」 ピカは急に水面から飛び跳ねてクルクルと舞った 「馬鹿っ!おめぇ何やってんだよっ!」 「えー?だってプラが「舞ってて」って言ったから」 「あっ、ごめん。ちょっと待ってて」 プラはクスクスと笑い、言い直し、考え込んだ 「…ホエルコは…。釣竿で釣れるのよ。何処の川・海でも」 プラは覚えていることを必死でしぼり出した 「んな!あんな巨体釣れるかよ!」 マイが慌てて言った 「ホエルオーは…。129番水道に…生息している…」 「…それじゃ一応129番水道辺りを探すか!」 3匹は泳ぎだした 「ねぇ!今なんか聞こえたよ!「ザッボーン」って音が!」 ピカがいきなり言い出した。3匹が耳を澄ますと…。確かに聞こえる。ピカは空気を思いっきり吸い込み、 「エールーコォー!こっちに来てぇ〜!」 ザッボォーン! 「あ〜れ〜?ピィ〜カァ〜?」 3匹は顔を見合わせ、声を揃えて言った 「エルコだ!」 ザザザザザザッ… 「うわぁ〜マイ〜ピカァ〜プラだぁ〜!」 エルコは近づきながら言った。マイはとっさに言った 「エルコ。ちょっとお前に重要任務があるんだ。俺達と、少しだけ一緒に来てほしいんだ」 エルコは顔を輝かせて言った 「いぃ〜のぉ〜?やぁ〜ったぁ〜!」 エルコが飛び跳ねたので、3匹は大波にゆられた 「あぁ。目的地に着くまでエルコの背中に乗せてもらっていいか?」 「も〜ち〜ろぉ〜ん〜!」 3匹は『おふれのせきしつ』にエルコと共に向かっていった |
みぐ☆みぐ | #14☆2005.08/17(水)16:34 |
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〜ペッタ・ブイ組は〜 「ねぇ、ブイ。そのランシィさんって何処に住んでいるの?」 「海の中」 ブイはケロッとした顔で答えた 「いや、そうじゃなくて…」 「言うと思った!えっとねぇ、岩の陰に住んでいて、いきなり飛び出して来るんだよ!」 「元気なおじいさんだねぇ…」 そんな会話を繰り返しながら2匹は岩陰の所まで潜っていった 「ここら辺かな?すぅ…。ランシィさぁーん!」 ブイは大声でランシィを呼んだ 「…」 すると奥から低い声が響いた 「てめぇら…俺の縄張りで何やってんだぁ?」 「(ヤクザ…?怖い…)えっと…ここ貴方の縄張りなんですか?」 「…俺の縄張りに来て…、生きて帰ったものは居ねぇぞ?」 2匹はビクビクしていた 「てめぇらも今夜のディナーだぁ!覚悟しやがれぇ!」 黒い影が2匹に飛び掛った 「うわぁっ!」 …何も痛くない 「ほっほっほ。ブイ。ワシに脅かされてるのじゃまだまだじゃなぁ」 ジーランスのランシィだった 「師匠!もうヤクザの真似上手ですよぉ!僕もそれで皆驚かしたぁい!」 「いや、駄目でしょ(汗)」 「ところでそちらは?」 「あぁ、友達のペッタ!」 「初めまして」 ペッタが丁寧にお辞儀をした後、ランシィは言った 「ところで…。何でわしを呼んだんじゃ?」 「そうそう!師匠!僕達と『おふれのせきしつ』に来てください!」 ブイが大声で頼むとランシィは静かに言った 「さいしょに じーらんす…じゃな?」 「師匠!知っていたんですか?!」 「おぉ。ジーランス関係なら何でも知っとるぞ」 ブイとランシィははしゃいでるがペッタは呆れていた 「あのぅ、そろそろ行きませんか?」 「そぉじゃな。出発じゃぁ!」 「(何歳なんだこの人…)」 3匹も『おふれのせきしつ』へ向かっていった |
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