【←まえの話】
【つぎの話→】
最強レックウザ | #1★2006.11/20(月)20:10 |
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1『旅立ちの日』 ――みんなもご存知 ハクタイジムリーダーのナタネ。 今日も朝早くに起きてポケモンを鍛えるはず…だったが。 ナタネ『ふぁー…眠。』 カーテンを全開にして朝の日差しを浴びるナタネ。 ナタネ『あぁ…まずはバッチ磨きをしないと…』 ゴシゴシ、キュッキュッ… ピンポーン… ナタネ『あれ、お客さん?』 アカリ『あの…覚えていますか? まえにお手合わせしていただいたアカリですが…』 ナタネ『あぁ!アカリちゃん!…貴方、もうチャンピオンになったの?』 アカリ『はい、一応…。でも、私のような実力の無い人がチャンピオンになるのもどうかと思って…』 ナタネ『実力が無い?じゃあ、どうしてシロナさんにも勝てたの?』 アカリ『…運です。』 ナタネ、思いっきりずっこける。 ナタネ『う、運なわけないでしょー!? あの人にはいくら運が強くたって勝てるわけないじゃん! やっぱりアカリちゃんの実力だよ』 アカリ『…そうですか?でも…私、お願いがあって』 ナタネ『お願い…って?』 アカリ『実は…』 アカリ『ナタネさんに、チャンピオンになってもらいたいんです!』 ナタネは凄く驚いてその場に倒れこんでしまった。 ナタネ『ええぇぇええ!?何それ!あたしなんかがなれるわけないじゃん!』 アカリ『いえ、私よりナタネさんのほうが実力は上だと思うんです。それに、またお手合わせ願いたいし』 ナタネ『まぁジムリーダーとは1回しか戦えないのが鉄則だからね…』 アカリ『お願いします!私みたいに旅に出てポケモンを強くすれば、ナタネさん絶対チャンピオンになれます!』 ナタネ『でもなぁ、そしたらハクタイのジムリーダーが…』 アカリ『それは私が引き受けます!』 ナタネ、またもや驚く ナタネ『ええぇぇええ!?何それ!貴方じゃ強すぎて誰も相手にならないでしょ!?』 アカリ『大丈夫です、ちゃんと育てなおしますから』 ナタネ『(そういう問題かなぁ…?)』 ナタネは少し考えてから、アカリに話す。 ナタネ『…わかったよ。あたしも少しチャンピオンには憧れてたしね。』 アカリ『やったぁ〜!えっと、まず最初はレアフ地方に行って各地のジムバッチを手に入れればいいと思いますよ!』 ナタネ『わかった。でも、レアフ地方ってとこには、どうやって行くの?』 アカリ『えっと…ミオシティの船乗りさんに言えば連れて行ってもらえると思いますよ』 ナタネ『わかった!じゃ早速いってくるね。』 アカリ、ナタネを見送る。 >ミオシティ ナタネ『付いたー!そらをとぶ持ってないと此処まで来るの結構しんどいね…』 プルプルプル… ナタネ『携帯が鳴ってる。…アカリちゃんからだ!』 アカリ『あのー、ひとつ大切な事を言い忘れてたんですが』 ナタネ『ん?何?』 アカリ『チャンピオンは、いろんなタイプのポケモンを持ってなきゃいけないんですよ』 ナタネ『わ、忘れてたよ…ってことは草タイプだけにこだわらずにってことだよね…うぅ、ちょっとシンドイね;』 アカリ『そうですか?慣れれば簡単なことだと思いますが』 ナタネ『そう…?』 プツッ! ナタネ『い き な り 切 ら れ た …』 気を取り直し船乗りに話すナタネ。 船乗り『あー、いいぜ。ナタネさんチャンピオン目指すんだって?頑張れよ!レアフ地方には、強いジムリーダーがたくさん居るから注意してかかれ!』 続く。 次回 2『新しい地へ』 |
最強レックウザ | #2☆2006.11/07(火)22:09 |
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2『新しい地へ』 ナタネ『此処が…』 ナタネ『レアフ地方…!って暑ッ!』 ナタネ『…それにしても、まず何処のジムに行けばいいのかな…』 ナタネ、その辺をうろちょろと見渡す。 ???『あれ?貴方もしかしてシンオウのジムリーダーの…』 ナタネ『あら…良く知ってるんだね…貴方誰?』 ソヨギ『あたしはソヨギ。っと…レアフの8番目のジムリーダー!』 ナタネ『ジ…ジムリーダー!?』 ソヨギ『そうそう!使うポケモンは、草タイプ!』 ナタネ『く…草タイプぅ!?』 ナタネはあまりにも自分とキャラが被ってるため驚いて微妙に後退する。 ソヨギ『あはは…ちょっと似てるね、あたしたち♪』 ナタネ『うん!』 ソヨギ『船乗りさんから話は聞いたよ。レアフで修行するんでしょ?』 ナタネ『あぁ、まぁ…』 ソヨギ『良ければ、一緒についていってあげるけど。知らない土地で一人だと心細いでしょ?』 ナタネ『そうだね…じゃあお言葉に甘えて』 ソヨギ『此処は港町、シオカゼシティ!そのまんまだけどね(笑)』 ナタネ『これが潮風!?明らかに暑いよね…!?』 ソヨギ『あ、そうかな?シンオウは寒い地方だから、ナタネさんは暑いのに慣れてないんだね』 ソヨギ『此処が暑いんじゃなくて、シンオウが寒すぎるだけだと思うけど』 ナタネ『え、そうだったんだ…』 ナタネ『まずは何処のジムに行けばいいの?』 ソヨギ『この町にね、早速ジムがあるんだけど』 ナタネ『そうなんだ!』 ソヨギ『水タイプの使い手、ロミが相手してくれるよ!』 ナタネ『早速行こうよ、ソヨギさん!』 こうしてナタネは心強いパートナー、ソヨギと出会い シオカゼシティジムへ入っていく…。 ソヨギともいつか戦う日が来るのだろう。 続く。 次回 3『水を操る少女:ロミ!』 |
最強レックウザ | #3☆2006.11/07(火)23:01 |
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3『水を操る少女:ロミ!』 ナタネ『あのー…ロミさん居るかな…?』 ロミ、奥の部屋からやってくる ロミ『あ、挑戦者さん?もしかして貴方って、シンオウのジムリーダーのナタネさん?』 ナタネ『そうだけど… (シンオウ地方ってこんなに有名なんだ…)』 ロミ『きゃー!凄い!それってジムリーダー同士の対決ってワケ!?凄ぉーい!一度やってみたかったんだよね!ねぇねぇ私が勝ったらバッチちょーだいね!』 ナタネ『あ、、わかった』 ロミ『じゃあ行くよ!試合のルールは3対3!ゆけっ、テッポウオ!』 ナタネ『3対3ね、丁度3匹居る!ゆけっ、チェリンボ!』 ロミ『(ひゃー。そういえばナタネさんって草タイプの使い手だったっけ。圧倒的に不利っぽくない!?) …テッポウオ、サイケこうせん!』 ナタネ『チェリンボ、此処は素早さで勝負!にほんばれ!』 カッ… ロミ『ひゃー!今でもチェリンボのほうが素早かったのに、特性「ようりょくそ」でまた素早くなっちゃうよー! いいや、とりあえずサイケこうせん!』 ビィィィィ! ナタネ『チェリンボ、大丈夫?しっかり!気を取り直して、くさむすび!』 シュッ! ひれに草が絡まって転ぶテッポウオ。 かなりのダメージを受けたようだ。 ロミ『テッポウオ…こうなったら奥の手! 「バブルこうせん」!!』 ナタネ『…効果が今ひとつの技を出して、何する気?』 バブルこうせんに当たったチェリンボの動きが少し鈍くなる。 ナタネ『…なるほど、追加効果で素早さを下げる戦法ね 流石ジムリーダー、よく考えてるね』 ロミ『ふふ!こんくらいのテクニックがなきゃね! さぁ、次はそっちの番!』 ナタネ『チェリンボ、くさむすび!』 シュッ! ステン!! ロミ『ああっテッポウオ!』 テッポウオはぐったりとしている。 ロミ『お疲れ様テッポウオ。ゆけっ、ドジョッチ!』 ナタネ『ほー…ドジョッチかぁ…でも、ドジョッチだと草タイプの攻撃から4倍ダメージを受けちゃうよ?』 ナタネ、くすっと小笑いをする。 ロミ『へへん、私はそんなに馬鹿じゃないよ! ちゃーんと草タイプ対策も出来てるんだから!』 ロミ『ドジョッチ、「れいとうビーム」!!』 ナタネ『!! そう来たかぁ! 確かに水タイプはほとんどが氷技を覚えるもんね… あたし読みが甘かったわ』 ビーッ! ナタネ『チェリンボ、お疲れ様…。ゆけっ、ナエトル!』 ソヨギ『ドジョッチの「れいとうビーム」に気をつけてね!』 ナタネ『うん…ナエトル、はっぱカッター!』 シュッ! ビッ! はっぱカッターはドジョッチの急所に見事命中。 ロミ『あぁ、あと体力がほんの少ししかないみたい…。ドジョッチ、一発逆転の「れいとうビーム」!!』 ナタネ『ナエトル、「まもる」!』 ロミ『そんな!』 ナタネ『今の時点で素早さはこっちの方が勝ってる。だから、もうこの勝敗は決まりだね』 ロミ『うぅ…』 ナタネ『最後の一撃!はっぱカッター!!』 シュッ! ナタネ『!?』 はっぱカッターはドジョッチの体の横をすっとかすめて通り過ぎていった。 ロミ『やったぁ、もらった!』 ナタネ『そんな…!』 ロミ『ドジョッチ、とどめ!れいとうビーム!!』 ビッ!! ナエトルはその場にぐったりと倒れこんだ。 ナタネ『ナエトル、お疲れ様。…最後はあたしの最高のパートナー、ゆけっ、ロズレイド!』 ロミ『ふふふ、なんかドキドキしてきた!』 ナタネ『ロズレイド、「くさむすび」!』 シュッ! ステン! ロミ『あぁ、こっちも切り札だけ…ゆけっ、ポッタイシ!』 ナタネ『ロズレイド、マジカルリーフ!』 ロミ『ならこっちも!ポッタイシ、メタルクロー!』 ナタネ&ロミ『!!??』 ナタネ『2匹が同時に動き出した…!』 ロミ『こんなの有り!?』 しゅっ…!! ナタネ『相討ちだ!!』 ロミ『ポッタイシ、大丈夫!?』 ナタネ『今ので半分以上ダメージを受けたみたい…ロズレイド、くさむすび!』 ロミ『運にかけて、なみのり!』 ナタネ『こっちがほんの少し早く出た!やった!』 ロミ『い…一発逆転するのよ!』 スッ… シュルッ、ドテン! ザバアアア!! ナタネ『ロズレイド、しっかり…』 ロミ『ポッタイシ、頑張れ…』 ナタネ『まだ…終わりじゃないもの』 ロミ『一発逆転…するのよ』 … ロズレイドとポッタイシは数秒黙ったまま相手を見ていたが… ポッタイシが力尽きて倒れてしまった。 ロミ『あ…ポッタイシ!』 ナタネ『や、やったぁ〜っ!』 ロミ『流石ね。強いな〜憧れちゃうよ。 じゃあこのブリーズバッチあげるよ!』 ナタネ『有難う。わぁ…綺麗なバッチ! あたし、自分のバッチ以外触った事なかったから…。』 ロミ『ふふふ、初めてのバッチがもらえてちょっと嬉しいでしょ? 次は、グリーンビレッジのリアちゃんとリグ君に挑戦しにいくといいかも!』 ナタネ『む、村…シンオウには村なんて無かったのに、此処ではあるのね』 ソヨギ『緑のレアフ地方って言うしね♪グリーンビレッジは此処から結構歩くから覚悟してね!』 ナタネ『うん、わかった。ところでリアさんとリグさんって…もしかして…』 ソヨギ『ラブラブカップルだと思ってる?勘違いしないで。あの2人は兄妹なんだよ!』 ナタネ『そうだったんだ。あたし、どうもカップルみたいなアツアツな雰囲気が苦手で…』 ソヨギ『じゃあ、グリーンビレッジにはこっちの道からいけるから。 ちょっとしんどいけど、一緒に頑張ろうね!』 ロミ『気をつけていくんだよ!』 こうして最初の町、シオカゼシティでブリーズバッチを手に入れたナタネは、 ソヨギと一緒に、次のバッチを目指しグリーンビレッジへ向かった。 続く。 次回 4『激闘!レアフのもり』 |
最強レックウザ | #4☆2006.11/08(水)00:02 |
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4『激闘!レアフのもり』 ソヨギ『此処は301番道路。シオカゼからグリーンまでレアフのもりを挟んで通る森林浴に最適の道路♪』 ナタネ『うん…いかにも始まりの道っぽいもんね』 ソヨギ『でしょ?此処あたし好きで、よく来てるんだよv』 ナタネ『んー…』 ソヨギ『何か悩んでるね…?』 ナタネ『うん…。実はさぁ。あたしチャンピオンになるわけだから、草以外のポケモンも取り扱えって友達に言われたんだよね』 ソヨギ『で、何を手持ちに入れればいいのか悩んでるわけか。』 ナタネ『そういうこと。』 ソヨギ『それについては、またあとで考えよう?それより、此処で森林浴を楽しもうよ。』 ナタネ『うん…』 ナタネ&ソヨギ、レアフのもりの入り口まで来る。 ソヨギ『此処がレアフのもりの入り口。』 ナタネ『森って聞くと、ハクタイのもりを思い出すなぁ…』 ソヨギ『ハクタイのもり?…あぁ、あの心霊スポットで有名な!』 ナタネ『…正式には心霊スポットで有名なのはハクタイのもりじゃなくてハクタイのもりの奥にあるもりのようかんなんだけど…』 ソヨギ『まー、細かい事は気にしないで。さ、入ろう?』 ナタネ『うん』 すると森の中から小さな子供が逃げ出してくる。 ??『うわーん!たすけて! おねえちゃんが、へんなぽけもんにつかまっちゃったよー!』 ナタネ『なんだってぇ!?』 ソヨギ『…まず貴方の名前と、お姉ちゃんの名前を教えて』 メロ『あたしはメロ…おねえちゃんのなまえは、ユラ…』 ソヨギ『ユラちゃんを襲ってたポケモンは、どんなポケモンだった?』 メロ『えっと…なんかくろいかげみたいなやつで、めがあかくて、とにかくまっくろなおばけみたいなの…』 ソヨギ『それってまさか、ゲンガー!?』 ナタネ『ゲンガー!?大変!ゲンガーは人の命を奪うポケモンとして知られているよ!』 ソヨギ『レアフのもりは、いつも満月の夜にゲンガーが来るの。だから、本当は満月の夜はレアフのもりは立ち入り禁止になってるはずなのに』 メロ『おねえちゃん、「こうきしん」ってやつでいっちゃったみたい…』 ナタネ『好奇心…か…。』 ソヨギ『とりあえず、早くユラちゃんを探しに行かなきゃ!』 そして、ナタネ、ソヨギ、メロの3人はレアフのもりへ入っていった。 ナタネ『ユラちゃん、ユラちゃん!』 ソヨギ『ユラちゃーん!何処ー!』 メロ『おねえちゃん、はやくかえってきてよー!』 ナタネ『あっ!』 ナタネの見た先には、ぐったりとしているユラをしっかり握り締めたゲンガーの姿が! メロ『あっげんがーさん!おねえちゃんをかえして!おねえちゃんはさんばんめのじむのじむりーだーなの! だからかえしてくれないと、ちょうせんしゃのみんなもめいわくなの!』 ナタネ『えっ、ジムリーダー!?』 ソヨギ『! あのユラちゃんだったの!? ナタネさん、ユラちゃんはジムリーダーの中で一番の最年少なの。10歳。』 ナタネ『10歳…ってことは、ポケモンが持てるようになったばかりじゃん!』 ソヨギ『そうね… …このゲンガーはかなり強いわ。3人がかりで倒そう! メロちゃん、今回だけは緊急事態。あそこにユラちゃんのモンスターボールが落ちてるから、あれで戦って!』 メロ『えっ!でも…あれはおねえちゃんの…』 ナタネ『大丈夫、飼い主さんの妹の言うことなんてバッチ持って無くても聞いてくれるよ!』 メロ、ユラのモンスターボールを拾って投げる。 メロ『あたし…がんばる!』 モンスターボールから出てきたのは、ルクシオだった。 ナタネ『こっちも行くよ!ゆけっ、ロズレイド!』 ソヨギ『うん!ゆけっ、チェリム!』 ナタネ『(ジムリーダーポケモン3匹勢ぞろい!?) …ロズレイド、くさむすび!』 ソヨギ『チェリム、マジカルリーフ!』 メロ『えっと…るくしお、すぱーく!…でいいのかな…』 3つの攻撃が同時にゲンガーを襲う。 ゲンガーは少しよろついたが、 気を取り直し『シャドークロー』をしてきた。 ソヨギ『チェリム、みんなをかばって!』 ばっ! チェリムはシャドークローをもろに急所に受けた。 チェリムは倒れこんでしまった。 ソヨギ『ナタネさん、メロちゃん、あとは頼んだよ! あいつの攻撃は今みたいに、一発食らっただけで倒れちゃうことも多いから注意して!』 ナタネ『ロズレイド、くさむすび!』 シュッ! ステン!! メロ『るくしお、かみつく!』 かぷっ! ゲンガーは2つの攻撃をもろに受けた。 ゲンガーの手からユラが落ちた。 そして、そのままゲンガーはどこかへ逃げてしまった。 ナタネ『ふぅ、助かった!』 メロ『おねえさんたち、ありがとう!』 ソヨギ『ユラちゃん!大丈夫?』 ユラ『… … … …あ…』 メロ『おねえちゃん!』 ユラ『すみません…私ゲンガーに捕まっちゃってたみたいですね… ご心配おかけしてすみませんでした』 ナタネ『ううん、別に大丈夫♪あ、あたしはシンオウ地方のジムリーダーのナタネっていうの!よろしくね♪』 ユラ『シンオウ地方って、神話が有名な?』 ナタネ『そうそう、良く知ってるね!』 メロ『なたねさん、すごくつよかったよ!おねえちゃんもいどんでみたら?そよぎさんもすごかった!』 ソヨギ『ははは… じゃあユラちゃん、ジムに戻ろっか!』 ユラ『はい。』 ユラとメロは森を出て行った。 ナタネ『ふぅ…なんかちょっと怖かったな… もりのようかん並だったよ』 ソヨギ『ははは! もうすぐ出口だよ♪』 ナタネとソヨギも森を出た。 ナタネ『何此処!なんか黒煙が凄いね…コホッ…』 ソヨギ『可笑しい…本当は此処はこんなんじゃないわ』 ナタネ『…この黒煙、グリーンビレッジの方から来てるような気がするよ!』 ソヨギ『そうね…何があったのかしら?とにかく、いってみようよ!』 こうしてグリーンビレッジへ向かった2人。 グリーンビレッジでは一体何が起こったのか!? 続く。 次回 5『汚染されたグリーンビレッジ』 |
最強レックウザ | #5☆2006.11/08(水)03:58 |
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5『汚染されたグリーンビレッジ』 ナタネ『けほっ…う…』 ソヨギ『どう見たって可笑しいわ、この風景…』 すると、何処からか話し声が聞こえる。 しかし、あまりよく聞き取れない。 ???『…、汚染完了。』 ???『さて、…、次はどうしようか』 ???『じゃあ、次はシンオウ地方でも?』 ???『いいなそれ!早速行こうじゃないか』 ナタネ『…誰だろう、あの人たち』 ソヨギ『あいつらは元ダーク団の幹部ね。 今は退団して元幹部3人だけで活動してるらしいわ』 ナタネ『…シンオウ地方へ帰らなきゃ』 ソヨギ『そうね…でも…』 ソヨギ『…私がシンオウ地方にいって、あいつらを倒してくるよ!』 ナタネ『え…ソヨギさんが?』 ソヨギ『ナタネさんに何かあったら心配だしね。あいつらかなり強いから、私くらいの強さじゃないととても無理だわ それに貴方には、まずこの地方のバッチを集めるっていう目標があるしね♪』 ナタネ『…本当にいいの?』 ソヨギ『もちろん♪ちゃっちゃっと片付けてすぐに帰ってくるよ。 私が居ない間ちょっと心細いと思うけど、このあたりの村人たちはみんな優しい人たちばかりだから安心して。』 ナタネ『…それは嬉しいんだけど、それ以前の問題が…』 ソヨギ『…それ以前の問題…?』 ナタネ『あの、此処のジムはタッグバトルみたいなんだけど』 ソヨギ『あぁ…そうだったね。 じゃあ、早めにジムバッチもらわなきゃね』 ナタネ『…てか、この黒煙どうにかして、ほんとに…;』 ソヨギ『どこかでスモークを発生させている装置があるはず。それを止めれば消えると思うんだけど…』 ナタネ『とりあえず今はジムにいってみようか?』 ギィ… ナタネ『えーと、リアさんとリグさん居るー?』 ソヨギ『挑戦者なんだけど…』 リアがリグを引きずってやってくる。 リア『ごめん、挑戦者さんかな? お兄ちゃんがぐーたら寝ててさー;』 リグ『うぉ…うぉえんあうぁい…(ごめんなさい)』 リア『んで、自己紹介から! 私は妹のリア、こっちは兄のリグ!』 リグ『僕たちは、虫タイプを愛用してます。』 ナタネ『虫ィ!!??』 リア『あら、そっちのおかっぱさんは虫嫌いかな?』 ナタネ『(おかっぱさんって…)ああ、少し…。』 ソヨギ『私は知ってると思うけど、ソヨギ。こっちはシンオウ地方のジムリーダーのナタネさん。 両方草タイプを愛用してるのよ。』 リグ『ふふ、だとしたら僕たち有利ですね♪』 ナタネ『じゃあ、はじめてもいい?』 リア『OK!ゆけっ、アゲハント!』 リグ『試合は2対2でお願いね!ゆけっ、コロトック!』 ナタネ『ゆけっ!ロズレイド!』 ソヨギ『ゆけっ、チェリム!』 ゴゴゴゴゴゴ… いきなり地面が揺れ始めた。 リア『何?地震!?』 ナタネ『やー、怖い!』 ソヨギ『これもあの幹部たちの仕業ね… また何かやらかしてるみたい』 ナタネ『本当にシンオウ地方が次のターゲットになってるの…』 リア『それはかなり危険だよ! あいつらには誰もかなわないって!』 リグ『とにかく外の様子を見に行こう?』 ナタネ&ソヨギ&リア『…わかった。』 ギィ… 一同『キャアアァァアアァァ!!』 果たして、一同が見た風景は何か! その真相は次回明らかに。 次回 6『野望を打ち砕け!』 |
最強レックウザ | #6☆2006.11/08(水)22:05 |
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6『野望を打ち砕け!』 ナタネ『何が起きたの…?まるで戦後間もない村のよう』 ソヨギ『爆撃ね』 ナタネ『えっ…』 ナタネはしばらく黙っていると、 ちょっと考えてからソヨギに聞いた。 ナタネ『…あいつらの目的は、一体 何?』 ソヨギ『わからない…。でも、あいつらがこのグリーンビレッジを何故汚染したりするのかが何となくわかる』 ナタネ『…?』 ソヨギ『グリーンビレッジには、先祖代々伝わる家宝があるの。 それは、この村のはずれにある池にある、「願いのかなう木の実」がなる木。』 ナタネ『願いが叶う!?』 ソヨギ『その木はずっと昔から大切に守られてきたの。 今まで何人もの人がそれを食べて願ったのよ。 願いが叶わなかった人は一人も居ないと言われているわ』 ナタネ『あいつらは、何か邪悪な野望があるのね。 その野望を現実にするため、あの木の実を盗もうとしているんだね。 それは分かったんだけど、何故汚染なんか…』 ソヨギ『それも推理済み。あの池には、その木の守り神のスイクンが居るの』 ナタネ『スイクン…!?だとしたらあいつらは、スイクンを追い払うために汚染を…。』 ソヨギ『そう。スイクンは、綺麗な水のあるところにしか住まないの。だから池を汚染してしまえば追い払うのなんて簡単なことでしょう?』 ナタネ、深刻な問題だと気づく。 ナタネ『絶対木の実を渡しちゃダメだね… 木の実を盗まれたら終わり。もうあいつらの思い通り。』 ソヨギ『そうね…。あと、さっきの爆撃はきっと、住民を逃がす作戦よ。』 ナタネ『ホントだ…。誰も居ない。みんな逃げちゃったんだね』 ナタネ『私、その木…いや、この村を守りたい。 どうすれば、あいつらを止められる?』 ソヨギ『…それはナタネさんの考えているよりもずっと困難なことよ…。』 ナタネ『大丈夫だよ、出来るよ。私たちなら。』 ソヨギ、少し考えて話し始める。 ソヨギ『…わかった。では、この302番道路の途中にあるあいつらのアジトに乗り込みましょう』 ナタネ『うん。頑張る!私たちには、この村の平和が賭かってるんだから!』 ナタネ&ソヨギは302番道路に向かおうとするが、 そこを誰かが呼び止める。 リア『待って!!』 リグ『この村の平和を守るのは僕たちジムリーダーの責任です。 此処は僕たちに行かせてください』 ナタネ『でも…』 リア『いいの。貴方には、シンオウを守るという義務があるでしょう?ナタネさん。』 ナタネ『でも、まだ時間はあるでしょ?』 リグ『いいえ。さっきシンオウ地方行きの船に乗り込む幹部の1人が見えました。 此処は一刻も早くシンオウに行くべきです』 リア『此処のことは私たちに任せて。』 ナタネ少し思いとどまる。 ソヨギ、いきなり話し出す。 ソヨギ『私がシンオウに行く。』 ナタネ&リア&リグ『えぇっ!?』 ソヨギ『もう忘れたの、ナタネさん。 さっき言ったじゃん(注:5話参照)、 あたしがシンオウにいって、ちょいちょいって片付けるって。』 ナタネ『憶えてるけど…いいの? ソヨギさんはレアフのジムリーダー。 あたしはシンオウのジムリーダー。 此処は普通あたしが行くべきでしょ?』 ソヨギ『大丈夫だよ、そっちにはリアさんとリグさんが居るし。』 ナタネ『…ソヨギさん…』 ナタネは決意したように言う。 ナタネ『ソヨギさん…死なないでね。』 ソヨギ『え?』 ナタネ『その…ソヨギさんが死んじゃったらあたし、もうどうしようもないっていうか… その、友達失うのも嫌だし… 上手くいえないけど、生きて帰ってきて…。』 ソヨギ『……』 ソヨギ『わかったよ。あたしは絶対に死なない。 ナタネさんを置いて一人で死ねるわけないでしょ。 ナタネさん一人じゃレアフでは何も出来なさそうだしね。』 そういいながらソヨギは小笑いする。 ナタネ『ちょっ…最後の一言は余計でしょ〜! あたしだってレアフでバッチ集めくらい出来るよ!』 ナタネも小笑いした。一同みんなで笑う。 一同『ふふふふふ…♪』 ソヨギ『じゃあ、あたしはシンオウに行ってくるから! ナタネさん、リアさん、リグさん、お願いね! 絶対にグリーンビレッジを守るんだよ! 守れなかったら、命を頂戴しますよ…♪』 ソヨギは怖そうにそういった。 ナタネ『命を頂戴ぃぃいいぃぃ!?』 一同『あはははは…!』 こうして分担行動となった4人。 3人はアジトへ ソヨギはシンオウへ乗り込む! さぁ、どうなる? 続く。 次回 7『いざアジトへ』 |
最強レックウザ | #7☆2006.11/10(金)18:53 |
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7『いざアジトへ』 ナタネ『此処が3人のアジトね…』 リア『早速乗り込みましょう』 ギィ… リア『あれ?このポニータ…野生かしら?』 ナタネたちはアジトの入り口でぐったりしているポニータを見つける。 不思議そうにポニータを見て話し合ってるナタネたち。 ???『あら?いらっしゃい! その子?この間このアジトに迷い込んできた奴よ せっかくだからいろいろとコキ使ってあげたけど もう要らないからそこに放置してあるのよ』 ナタネ『酷い…!ポケモンをなんだと思っているの!? この子可哀想…。私が大事に育ててあげる。』 ポニータ『ポニ…。』 ナタネはヒールボールを取り出してポニータの体に優しくあてる。 ポニータは赤い光に包まれて…。 コロン…コロン…カチャッ。 ナタネ『ポニータ、ゲット!これからよろしくね。』 ???『まぁ…無駄な気遣いはやめたらどうなの? その子もしかしたら、私たちの影響で人間嫌ってるかもしれないわよ?』 ポン! ポニータは勢い良くヒールボールから飛び出した。 ナタネ『まさか…』 ポニータ『ポニポニィ!!』 ポニータは怒りに満ちた顔でナタネにフレアドライブしてきた。 ナタネ『きゃっ!!』 ドン! リア『ナタネさん!大丈夫!?』 ナタネ『……。』 そこにさらに追い討ちをかけるように、ポニータはナタネにふみつけをしてきた。 ドン! ナタネ『…貴方…そん…なに人間…が嫌…いな…の?』 リグ『ポニータやめて!このままだとナタネさんが死んじゃう!』 ???『あーっはっはっは!あっけないわ、みっともないわ!凄い快感…!』 リア『何を…!貴方のせいでポニータは人間を嫌いになってしまったのよ!?』 ???『あら?そんな事知らないわ。私はそこに放置しておいただけですもの!』 ナタネ『放置して…おいた事じゃ…なく…て… コキを使った…事に…怒っている…のよ…!』 リア『ナタネさん、貴方は安静にしてて!此処は私たちがこの人を倒す!』 リグ『ポニータの事、ナタネさんのこと、許しません!』 リリフ『ぷっ…はははっ!意味分からない!貴方たちみたいな雑魚が、 このリリフに勝てるわけが無いじゃない!』 リア『リリフ…!?貴方も3人の幹部の中の一人ね…!』 リグ『そんなのやってみなきゃわからないじゃないですか!』 リリフ、高笑いをする。 リリフ『ふははっ!面白い雑魚なこと!いいわ、じゃあこうしましょう!』 リリフはアジトの奥から牢屋を持ってくる。 そして牢屋の中にポニータを閉じ込める。 ポニータ『ポニィイ!!』 リリフ『この牢屋にはセンサー爆弾が付いているのよ。それでも、この牢屋からこの子を救出できる? うかつに近づくと大爆発してポニータもろとも南無阿弥陀仏よ ちなみに1分以内に助けに来ないと、牢屋についている時限爆弾が爆発するわ!』 リア『くっ…!』 リリフ『ふふふ、これでもし救出できたら、貴方たちを認めてあげるわよ? ついでに木の実を取るのも諦めるわ。 その代わり助けにいけなかったら私が貴方たちを私のポケモンで南無阿弥陀仏にしてあげるけど。 さぁ どうする?挑戦するの?』 リアとリグは迷わず答える。 リア『やる。』 リグ『そのくらい、ちょいちょいと出来ますよ』 リリフ『あらぁ…命が惜しいならやらないほうがいいと思うのだけど』 リア『やらなくても死んでしまうならどっちにしたって同じじゃない!』 リリフ『あら、そうだったわね…まぁいいわ、やりましょう 時限爆弾のタイマーを入れるわ』 カチッ… リア『お兄ちゃん、此処は私に行かせて。』 リグ『…わかった。リア、君を信じます。』 リア『待っててポニータ、今助けるからね…!』 リア『…!?』 リアは大変な事に気づく。 リアの足があまりの恐怖で一歩も動かないのだ。 リア『そんな…!』 リリフ『どうしたのぉ?やらないのかしら、時限爆弾の残り時間を早めてしまうわわよ?』 リグ『それは反則ですよ!! リアはやるといったら絶対やる人です。絶対やります!』 リア『(私の足は空気が何で読めないの…。 お願い、動いて!ポニータが…!)』 しかし願いは通じなかった。 リアの足はびくともしない。 ナタネ『…あたしが…行くよ…』 ナタネが死にそうな声で言った。 リア『ダメよ!もうそんなに傷ついているのに…』 ナタネ『大丈…夫。』 ナタネが力強く、そしてよろめきながら走り始めた。 リア『凄い…!』 リグ『ナタネさん急いでください、あと20秒!』 ナタネはよろよろとした足取りで牢屋へ近づく。 そして、牢屋をあけるナタネ。 しかし時限爆弾はそれと同時に爆発してしまった。 リア『ナタネさぁぁああぁぁん!! ポニータァァアアァァ!!』 リグ『そんな馬鹿な!』 シュー、シュー… 黒い煙の中から現れたのは、 ポニータを守るように覆いかぶさったまま動かないナタネと、 ナタネに守られて無事だった無傷のポニータ。 リア『…ナタネさん!!』 リリフ『あら、ポケモンをかばうなんて… ポケモンなんてただの道具に過ぎないのに。 なんて頭が狂ってるんでしょうねぇあの子は…。』 リグ『頭が狂っているのは君ですよ!』 リア『リリフ、絶対許さない!』 ポニータは持っていたオボンのみをナタネに食べさせた。 リア『ポニータ…、貴方…!』 リグ『自分を守ってくれたことで、ナタネさんを信頼するようになったのでしょう。』 リア『そう…。上手くいけるような気がする。』 リア『ポニータ、よく聞いて! 貴方を傷つけたのはこのリリフであって、 全ての人間が悪いわけじゃないの! だから、私たちを信じて! 悪いのはリリフだけなの!』 ポニータはなんとなくわかったようにうなずいた。 そしてリアの元へやってきた。 リア『有難う、信じてくれて。』 リグ『ただ、どうやらこのポニータはナタネさんや僕たちだけしかまだ信じきれてないようですね』 リア『そっか…。それは徐々によくなっていくと思うよ。』 リア『さぁリリフ 約束どおり、認めてくれるわよね?』 リリフ『…まあ、認めてあげましょう。 ただ、まだ終わってないわ。 バトルで本当に決めましょう、勝敗を。』 リア『分かったわ。』 こうしてポニータを仲間にしたナタネ。 いよいよリリフとバトル! 続く。 次回 8『vsリリフ!切れない絆!』 |
最強レックウザ | #8☆2006.11/10(金)21:07 |
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8『vsリリフ!切れない絆!』 リリフ『バトルは1vs1方式のサドンデス。 出る人は私が指名する。ナタネ。貴方が出なさい』 ナタネ『わかった』 ナタネはさっきの爆発でポニータはかなり傷ついてると思い込んでいて、ポニータをヒールボールに戻そうとする。 ポニータ『ポニポニィ!』 ナタネ『何?「戦わせろ」って?』 リア『ポニータはリリフをかなり恨んでるみたいね』 ナタネ『そう…。 じゃあ、ゆけっ、ポニータ!』 リリフ『あらぁ。早速ポニータを使うのね じゃあこっちは…ゆけっ、フワライド!』 ナタネ『ポニータ、フレアドライブ!』 ダッ! ドゴッ!! ナタネ『何が起きたの?自分もダメージを受けちゃったみたい』 リア『フレアドライブはね、威力が高いかわりに自分もダメージを受けてしまう技なの』 ナタネ『そうなんだ…。あたし草タイプのポケモンしか使った事がないからわからなかった…。』 リリフ『フワライド、こんなの痛くも痒くもないわよね! じゃあフワライド、あやしいかぜ!』 ひゅうぅうぅ… ナタネ『ポニータしっかり!かえんほうしゃ!』 ゴォォオオォォ… リリフ『フワライド、しっぺがえし!』 しゅうう… ぱしっ! ポニータはやられそうになる。 しかし、リリフへの怒りをバネにして立ち上がる。 ナタネ『よし、ありったけの力を振り絞って かえんぐるま!』 ゴゴゴゴゴ! リリフ『フワライド! …ちっ。何て使えない奴なの?』 ナタネ『悪いのはフワライドじゃなくて 貴方の育て方よ。 貴方の育て方はまるで嫌がらせだわ そんなんだからポケモンが強くならないのよ』 リリフ『黙れぇぇええぇぇ!!』 ナタネ『!?』 ポニータは一瞬何かに取り付かれたような感じになって うずくまった。 ナタネ『どうしたの、ポニータ!』 リア『フワライドの特性、ゆうばくの効果ね。』 リグ『ゆうばくは、たおされるときに触れた相手にダメージを与えるという特性です』 ナタネ『そんな…』 ポニータは倒れた。 リリフ『ふん…私のほうが先に倒れたは倒れたけど まだ修行不足なんじゃない? また、お互い強くなって、いつか本当の戦いをしましょう』 ナタネ『うん! 私…強くならなくちゃ。 リリフ、あとの2人の幹部は何処へ?』 リリフ『1人はとっくのとおにシンオウ地方へ行ったけど?』 ナタネ『ソヨギさん…大丈夫かな…』 リリフ『さてっと。もうこのアジトはぼろぼろになったし 廃墟かな。 私も、次のターゲットはもう決まっているから、 さっさと行かなきゃ。 そこの町ではもう1人の幹部がレアフの守り神と呼ばれている新種の伝説ポケモンを目覚めさせてるはず 今頃はもう眠りから醒めてるはずよ じゃあ私はもう時間が無いから…。』 ナタネ『行っちゃった…。』 リア『とりあえず、まずは私たちと戦って!』 リグ『ジムへ戻りましょう?』 ナタネ『…うん。』 こうしてリリフを追い出したナタネたちは グリーンビレッジジムへ向かうのだった。 続く。 次回 9『虫の愛好家兄妹・リア&リグ!』 |
最強レックウザ | #9☆2006.11/10(金)22:36 |
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9『虫の愛好家兄妹・リア&リグ!』 ナタネ『…スモッグも止め終わったし ついにこの時が来たね』 リア『ナタネさん。貴方はもう1人でタッグバトルをできるはず』 リグ『此処のジムはタッグバトル方式。』 ナタネ『そうだね じゃあ始めようよ。ゆけっ、ロズレイド、ポニータ!』 リア『ゆけっ!アゲハント!』 リグ『ゆけっ、コロトック!』 ナタネ『ロズレイド、アゲハントにくさむすび!ポニータ!コロトックにフレアドライブ!』 しゅっ! すてん! リア『ふふーん。アゲハントは飛行・虫タイプ。草タイプの攻撃のダメージは、4分の1よ!』 ナタネ『そ、そうだった!とりあえずポニータ、コロトックにフレアドライブ!』 ゴォオォォ…! コロトックはその場にうずくまるが かろうじて耐える。 リグ『流石僕のコロトック、しぶといですね〜』 リア『感心してる場合じゃないでしょ!アゲハント、ロズレイドにねんりき!』 リグ『コロトック、ロズレイドにシザークロス!』 ナタネ『しゅ、集中攻撃!? ロズレイド、しっかり耐えて!』 ヒュイィィン! シュパッ! ナタネ『ロズレイド!大丈夫!?』 リア『流石に効果抜群攻撃を同時に2つ受けるのはきついでしょ?』 ロズレイドはその場に倒れた。 ナタネ『あぅ、ほんとだ…。 でもこっちが有利なポニータが居るもん! ポニータ、アゲハントにかえんぐるま!』 ゴゴゴゴゴゴ…! リア『アゲハント、しっかりして! あさのひざし!』 キラン、ピカピカ… ナタネ『か、回復技ね…!』 リグ『コロトック、むしのさざめき!』 ブゥン、ブゥン… ナタネ『これくらい全然平気よね、ポニータ! コロトックにふみつけ!』 ドシ、ドシ! リグ『コロトック、お疲れ様。 頼んだよ、リア!』 リア『任せとけって!アゲハント、ねんりき!』 キィィン! ポニータがふらつく。 ナタネ『混乱しちゃったみたいね… ポニータしっかり、自分を忘れないで アゲハントをしっかり狙ってかえんほうしゃ!』 ポニータは少し迷ったが、アゲハントにかえんほうしゃを命中させた。 ゴォォオオォォ! リア『あぁー。お疲れ様。ナタネさん、やっぱ強いね! じゃ、このハオトバッチをあげる!』 ナタネ『有難う。これで2個目のバッチゲットね!』 リア『あれ?でも3つない…?』 ナタネ『あぁ、これはフォレストバッチ。あたしのバッチだよ!』 リア『そうだったんだ…。』 リグ『この先ではリリフなどがかなり活動してますから注意してくださいね』 ナタネ『わかったよ!』 ジムバッチをもらって、ジムから出てきたナタネ。 しかしジムの扉の前に誰かが立っている。 ナタネ『君、どうしたの?迷子?』 ???『助けてください…。水を下さい』 ナタネ『水?』 ヒアマ『私はヒアマと言います。この先の道路で弟と一緒に暮らしているのですが… ここ数ヶ月雨が降らないし、川の水もなくなっていて、水が欲しいんです。 私たちは凄く貧しい生活で、水を買うことすらできません。 水を下さい。私と弟に命の架け橋を架けてください』 ナタネ『辛い生活だね…。 水なら、丁度此処にお茶のペットボトルがあったはず』 ナタネ、バッグを探る ナタネ『無い! そっか、もう飲んじゃったんだね… ごめん、水持ってないや…。 ねぇ、一緒に水を探しに行かない?』 ヒアマ『いえ、無いのならいいのです。ただ、私もう歩く体力もありません…。 家まで負ぶっていってくれませんか?』 ナタネ『いいけど…。家はどこら辺?』 ヒアマ『わかりません ただ此処から歩いて10分くらいです』 ナタネ『とりあえずあっちの方向へ行けばいいんだよね。 じゃあ行くよ。』 こうしてヒアマという謎の少女に出会ったナタネ。 次回ヒアマの正体が明らかに! 続く 次回 10『真の姿』 |
最強レックウザ | #10★2006.11/14(火)20:07 |
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10『真の姿』 ヒアマ『えっと、此処です…。』 ナタネ『え?此処ったって、家なんてどこにも無いよ?』 ヒアマ『…実は、僕…』 ヒアマがそう言った瞬間、ヒアマの体が青く光り始めた。 そして、青く、イーブイに何処か似ているポケモンになった。 ナタネ『…ポケモン…!?』 ナタネはすぐさまポケモン図鑑を開いた。 『グレイシア 新雪ポケモン…』 ナタネ『グレイシア…。噂のイーブイの新しい進化形ね でもヒアマ…貴方もしかして… 人間に変身出来る能力があるの?』 ヒアマはコクリとうなずいた。そして、人間に戻って話し始めた。 ヒアマ『私は人間に変身出来る能力を持っていたんです。 私の故郷は、グリーンビレッジの池です。 生まれたとき、池のほとりに映えていた木の願いの叶う木の実を初めて食べたんです。 私は人間に憧れていました。何でも出来るし、一度ポケモンを使ってみたかったし。 なので、人間になれる力がほしいと願ったら、実際人間になれるようになったんです。』 ナタネ『凄い!本当にその木の実は願いが叶うんだね。』 ヒアマ『あの木の実の名前は「ネガイのみ」。そのまんまなんです。』 ナタネ『じゃあ、貴方が貧民っていうのは、自分がポケモンってことを隠すための嘘?』 ヒアマ『…はい。 私は旅に出たかったけど、人間になれる力の無いリーフィアの弟のカゼハが心配で、旅に出れませんでした。 でもカゼハは、つい昨日、アカリという女の人に捕まえられました。』 ナタネ『アカリちゃん!?』 ヒアマ『…お知り合いですか?』 ナタネ『そうだよ!…あのアカリちゃんが…』 ヒアマ『…ということなので、ご一緒させてください。』 ナタネ『いいよ!もちろん!これからよろしくね。 じゃあ、早速ボールを当てるからね…』 ヒアマが、ナタネがボールを出そうとするのを止めた。 ナタネ『なぁに?』 ヒアマ『戦う時以外は、人間の姿で居させてください。』 ナタネ『そう…わかった。』 ヒアマ『有難うございます。 そうそう、これ…ほんのわずかなんですが、お礼の品ということで、差し上げます。』 ヒアマはネガイのみを1個ナタネへ差し出した。 ナタネ『こ、これはネガイのみ…! いいの?あたしがもらっちゃって…』 ヒアマ『いいんです。私は、一番の願いは叶いましたから。』 ナタネ『そっか。でも、今は願いという願いは無いから、大事にしまっておくよ! さてっと!バッチも手に入れたし、次の町に行こうっと!』 ヒアマ『これからよろしくお願いします!』 こうしてヒアマという名のグレイシアを仲間にしたナタネ。 次の町のジムは、あの人がジムリーダー?でも何か可笑しい! 続く。 次回 11『ネイブのどうくつを抜けろ!』 |
最強レックウザ | #11☆2006.11/14(火)20:50 |
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11『ネイブのどうくつを抜けろ!』 >305番道路 ヒアマは、ヒアマの幼少時代の話をナタネに聞かせていた。 それを静かにあいづちをうちながら聞くナタネ。 ナタネ『…ねぇヒアマ 貴方の親は…誰?』 ヒアマ『これは…誰にも内緒だったんですが ナタネさんにだけ特別に教えます。 私のご主人様は、とても愛想のいい女の方でした。 その方は私とカゼハが生まれてから、凄く可愛がってくれました。 でもある冬の日。ご主人様は、グリーンビレッジの池を散歩中、 足を滑らせ、池に落ちてしまったんです。 季節は冬。凍る寸前くらい氷点下の水の中に、ご主人様は落ちてしまったんです。』 ナタネ『それで、その人は…』 ヒアマ『私たちが病院に駆けつけた時は、もうすでに心臓麻痺でお亡くなりになっていました。』 ナタネ『そうなんだ…。 貴方たちの生まれた故郷は、故郷でもあり、本当の親との別れの場所ってことなんだね。』 ヒアマ『はい。』 ナタネ『でも、もう大丈夫。 あたしが一緒についてるからね』 ヒアマ『はい…』 ナタネ『あ!何だろう、あの洞窟。』 ヒアマ『あれは、心霊スポットとして有名なネイブの洞窟です。 その昔、ネイブの洞窟で、悪い人間が次々と人間やポケモンを殺しては、洞窟のあちこちに骨を埋めたのだといいます。』 ナタネ『許せない。その人間の目的は何なんだろう。』 ヒアマ『さぁ…。もう随分と昔の話ですから、 その人間もお亡くなりになっているでしょう ネイブの洞窟はそれから、「キル洞窟(殺し洞窟)」と言われるほど、怖がられてきました。 今でも、あの洞窟にひとたび足を踏み込むと、 今までに感じた事の無い恐ろしい寒気とともに、 あっちの世界へ引きずり込まれていくことがあるそうです。 でも、次の町へ行く道は此処しかありません。 私たちのような挑戦者や、ジムリーダーさんは、嫌でもこの洞窟を抜けるわけです』 ナタネ『ひー!こ、怖いね…。 ヒアマ、やっぱりあたしバッチ集めあきらめ…』 ヒアマ『何言ってるんですか! 貴方だってジムリーダーでしょう?レアフのジムリーダーなんて此処を通るのなんて度々ですよ!』 ナタネ『そ・そうだったね…。 此処は強いジムリーダーっぷりを見せなきゃね…。 じゃ、行くよ?…』 ナタネはそう言うと、さりげなくヒアマの後ろに付く。 ヒアマ『…もう、案外見かけによらず怖がりなんですね…。』 そしてネイブの洞窟に入る2人。 ヒアマはどんどん慣れた足取りで先を行く。 するとナタネが急に立ち止まった。 ナタネ『ヒアマ…!助けて! 寒気がする…。』 ヒアマはそれを聞くと急いでナタネの元へ駆け寄る。 ヒアマ『ナタネさん、向こうの世界へ引きずり込まれる前に、 早く走って!そして逃げるんです!』 ナタネ『わ…わかった…』 ヒアマ『急いで!走って、死霊を振り払うんです!』 ナタネはHighSpeed(ハイスピード)で走り出した。 ヒアマ『…凄い怖がりなんですね…。』 ヒアマもその後を追いかける。 そしてナタネの元へたどり着いた。出口はすぐ先だ。 ヒアマ『うっ! ナタネさん…私に近寄らないで、 今私に…死霊が…』 ナタネ『ヒアマ!貴方にも!? 死霊、ヒアマをヤる前に、あたしを!』 ヒアマ『何言ってるんですか!私なら大丈夫です! だから、早く逃げるんです! 新しいご主人様をまた犠牲にするのは…』 ヒアマはそこで取り付かれたように見えた。 でもヒアマは最後の力を振り絞り、 ヒアマ『嫌だああぁぁああ!』 死霊はヒアマの想いが伝わったのか、ヒアマを開放した。 ナタネ『ふぅ。助かったね…。』 ヒアマ『ね?だからキル洞窟と言われているのですよ…。』 そして洞窟を抜け出した。 洞窟を抜け出し、しばらく歩くと、 壮大な草原が当たり一面に広がる町が見えた。 町といっても、ほとんどが草原で、 民家などそれほど無い牧場のようなところだった。 ナタネ『此処が…』 ヒアマ『緑の町、グラスタウン…。』 ナタネ『それにしても、凄い草原だね。』 ヒアマ『また昔の話になるんですが、此処は昔、 凄く栄えた都会町だったそうです。 でも、ある日、あるポケモンによって巨大な雷が此処に落ちて、この町は家ひとつ無い荒地になったそうです。 そこに、雑草が生えて、今のような大草原の町が出来たそうです。 この昔話は、この町で知らない人は居ないでしょう。 中でも、これによって電気に好意を持ったのか、この町のジムリーダーは電気タイプの使い手なんですよ。』 ナタネ『あ!思い出した。此処のジムリーダーって、ユラちゃんだって聞いたよ! それにしても、ヒアマは昔話良く知ってるね。』 ヒアマ『はい。昔話が好きなので、ご主人様に良く聞かせてもらってました。』 2人が話していると、どこかからユラが走ってくる。 ユラ『でんせつの ポケモン もう めざめた このまちを つくった でんせつの あのポケモンを わたしは ジムリーダーとして あやつり このせかいは わたしだけの ものとなる』 ナタネ『ユラちゃん!?どうしたの!?』 ヒアマ『何者かに取り付かれてるみたいです!』 ユラの身に何が起こったのか? そしてグラスタウンを作った伝説のポケモンとは? 続く 次回 12『封印は解かれた』 |
最強レックウザ | #12☆2006.11/15(水)22:42 |
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12『封印は解かれた』 ユラはそういい終わると、その場に倒れた。 そして、ユラの体から黒く光る宝石のようなものが飛び出した。 ナタネ『何、あれ?』 すると、遥か遠くにある泉のような場所の方から、幹部の一人らしき人が歩いてきた。 ノルマ『やぁ。君たちかい?リリフの言ってた、ポケモンを余計に愛する人とは?』 ナタネ『あたしはそうよ。でもこっちの子は違う。 貴方も元幹部の1人だね。』 ノルマ『その通り、僕はノルマ、元ダーク団幹部の1人さ。』 ナタネ『貴方は何の目的で此処に?』 ノルマ『決まってるじゃないか。グラスタウンを作った…そして、レアフ地方の守り神と言われている、あのポケモンを 目覚めさせ、野望を…。』 ナタネ『貴方たちの野望は一体何?』 ノルマ『ふっ、それは、あのポケモンの電気の威力で、全てのポケモンを麻痺させて殺し、その魂を集めて最強のポケモンを作る事。』 ナタネ『酷い!やっぱり貴方たちは…』 ヒアマ『ポケモンを、道具にしか考えていないのですね!』 そう言うと、ヒアマは青い光に包まれて、グレイシアに変化した。 ナタネ『ヒアマ!貴方…!』 ノルマ『ふん、人間に変身出来るポケモンか。こいつも珍しいな…。 しかし!今は君なんかに構ってる暇は無いのさ。 もうすぐ、あのポケモンが目覚めるから…。 君たちも、その光景を見たいかい?ならば、此処をずっと真っ直ぐいったところにある、せいたんのいずみに来るんだね。』 そう言うとノルマは、『生誕の泉』のほうへ戻っていった。 ナタネ『ヒアマ戻って!追いかけなきゃ!』 ヒアマ『わかりました!』 そして、草原を真っ直ぐ駆け抜ける2人。 そして、生誕の泉へついた。 ノルマ『ふふふ、良く来てくれたね。 このポケモン「レキェング」を目覚めさせるから 今に見てるんだ!』 ノルマ『ふははは…』 ついに伝説のポケモン『レキェング』が目覚める! レアフ地方の運命は? 続く 次回 13『レキェング目覚めの時』 |
最強レックウザ | #13☆2006.11/16(木)19:32 |
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13『レキェング目覚めの時』 ナタネ『人のポケモンまで殺して、そんなことするなんて許せない!』 ノルマ『安心しろ、魂を抜き取るのは野生のポケモンだけだ。 野生のポケモンなら、誰も悲しむ事は無いだろう? それに、全員というわけでもない、ほんの一部だけだ。』 ナタネ『そんな事無い!』 ノルマ『ふ、まぁ見てるがいい』 ノルマは怪しげな機械のスイッチを押し、レバーを引いた。 すると、機械から青い電流が流れ、生誕の泉に電流が広がった。 ノルマ『ふはは、今に見てるんだ…!』 ガシャン!! ビリビリビリッ! ガラガラガラ! 怪しげな機械が行き成り暴れだし、電流をめちゃくちゃに放出した。 ノルマ『どうしたんだ?こいつが正常に動くための「エレキピース」もちゃんとはめ込んであるはずなのに!』 ノルマが確認するように窪みを触る。 ノルマ『無い!何故だ。運ぶ時に落としてしまったのか? このままではやばい、エレキピースはこの機械にはめ込んでないと人間に取り付いてしまうことがあるんだ!』 ヒアマ『人間に…取り付く?』 ナタネ『もしかして、これのこと?』 ナタネがユラの体から飛び出した黒い宝石のような欠片を見せる。 ノルマ『それだ!何処にあったんだ?』 ナタネ『此処のジムリーダー、ユラちゃんに取り付いていたの』 ノルマ『そうだったのか…それはともかく、早くはめ込まなければ!』 ノルマは怪しげな機械にエレキピースをはめ込んだ。 そして再び機械を起動した。 ノルマ『目覚めよ、レキェング!』 突然、電流を帯びた泉の水が溢れ出した。 そして、レキェンドが底から現れた。 ナタネ『これが…レキェング…。レアフの守り神…。』 ナタネは図鑑を開いて、レキェングを見ると… 『詳細不明』 ナタネ『…。』 ノルマはレキェングを怪しげな機械で操り、レキェングに電流を放たせる。 ナタネ『やめて、レキェングが苦しそう!』 ヒアマ『ポケモンだって生きているんです!人間の道具なんかじゃないんです!』 2人の声もむなしく、レキェングは電流を放射しはじめた。 その電流はレアフ地方中の野生のポケモンの一部に行き届き、麻痺させた。 ノルマ『あとは、このスイッチを押せば…。』 ノルマがスイッチを押すと、麻痺させたポケモンたちが機械の中から次々と現れた。 ノルマ『さぁ、レキェング、お前の電気のショックで、魂を抜き取るんだ』 レキェングはポケモンたちの魂を電気のショックで抜き取った。 ノルマ『そして、このレバーを引いて魂を結合させる』 ガチャッ! そして、全ての魂が合わさり、黒い光とともに―― ヒアマ『!?』 ノルマ『ふはははは、思い通りだ!最強の、新種ポケモンが完成した!』 ナタネたちにはそのポケモンは、ただの黒い影にしか見えない。 そのポケモンは、どこかへ飛び去っていった。 ノルマ『まぁ、少し遊ばせてやるか。ふふふ、これからコイツで何をしようか…。』 ノルマはそういって過ぎ去った。 ナタネ『ねぇ、あの邪悪な影のポケモンをどうにかして消滅させることは出来ないの? そして、魂をポケモンたちに還すことは出来ないの?』 ヒアマ『魂を戻す事は、あのポケモンを消滅させてから考えましょう。 あのポケモンは、下手すれば世界を破壊してしまうほど強いポケモンだと思います。その機械の電気を逆流させて、最初にノルマが押したボタンを押せば、弱体化くらいなら出来ると思います。 ただ、その機械はかなりの電気を帯びています。そう簡単に触る事は出来ないんです。』 ナタネ『こういうときにポケモンを使えれば…。』 レキェングが、ナタネたちのほうを向いた。 ヒアマ『レキェングさん、少し力を貸していただけませんか。』 レキェングはうなずいた。 ナタネ『きっとレキェングも、あの影ポケモンを消滅させたいんだと思うよ』 ヒアマ『じゃあ…あの影ポケモンを弱体化させましょう!』 こうして伝説のポケモン『レキェング』の力を借りて 『影のポケモン』を弱体化させる! 続く 次回 14『想いよ届け、レキェングへ!』 |
最強レックウザ | #14★2006.11/26(日)14:37 |
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14『想いよ届け、レキェングへ!』 ヒアマ『このレバーを逆方向へ引いてください』 ナタネ『わかった。レキェング、お願い』 しかしそう簡単にレキェングは動いてくれなかった。 レキェングは鋭い目つきでこちらを睨んでいる。 ナタネ『…力を貸してくれるって…言ったじゃない…』 ヒアマ『レキェングさんは、操られた影響で、私たちをノルマの味方だと思い込んでるんだと思います』 ナタネ『さっきうなずいたのは、そう見えただけ…?』 ヒアマ『いや、うなずいたはうなずいたんです。 でもレキェング側は半信半疑で…。』 ナタネ『どうにかして、あたしたちの想いをレキェングに伝えなきゃ』 ナタネ『レキェング、あたしたちはノルマの味方なんかじゃない! 貴方の望みと同じ。あの影ポケモンを消し去りたいの。 だからどうか、力を貸して…。』 ヒアマ『お願いします、私たちを信じて!』 レキェングはある言葉が脳裏を過ぎった。 『やめて、レキェングが苦しそう!』 『ポケモンだって生きているんです!人間の道具なんかじゃないんです!』 … レキェングはレバーに手を置いた。 ナタネ『やった、信じてくれたのね!』 ヒアマ『それにしても、幹部たちのせいで幹部の味方だと良く誤解されますね。これで2回目ですよ。本当にもう。』 ナタネ『全くだよ。あいつらを早く倒さなきゃ』 逆流する電流を見ながら話す2人。 ナタネ『最後に、そのスイッチを押して!』 スイッチにむかって手を置こうとするレキェングを背に、 ノルマのポケモンと思われるグラエナが、 トランシーバーのようなものでノルマに連絡をしている。 グラエナ『ガルゥゥ!!』 ノルマ『何だって、あいつらが、レキェングに命令を!?』 グラエナ『ガル、ガルウゥ!』 ノルマ『しかもレキェングは、おとなしく命令を聞いているだと!? まさか!そんなはずは無い…あいつは人間の命令などあの機械を使わない限り聞かないはず…! 心の清い奴の命令なら聞くとでもいうのか…?』 ヒアマ『どうしたんですか、グラエナさん。 迷子になったんですか?』 グラエナ『ガルゥ…』 ヒアマ『私が家まで連れて行ってあげます。家は何処ですか。』 グラエナ『ガルゥゥ…』 ヒアマ『わかりました。すぐに行きますよ』 グラエナはそのスキをついてヒアマに思いっきり噛み付いた。 ナタネ『ヒアマ――!』 ナタネ『誰か、誰か助けて!』 ナタネ『誰かぁ――ッッ!!』 ナタネは大パニックになってしまった。 ユラ『どうしたんですか!?』 ナタネ『あ…あのグラエナが、ヒアマを…!』 ユラ『あのグラエナはきっとノルマのグラエナです! 私はヒアマをポケモンセンターに連れて行きます。 ナタネさんはグラエナを追い払って!』 ユラはそう言うと、ぐったりしたヒアマを抱きかかえて、ポケモンセンターへ走った。 ナタネ『もう…誰かが苦しむ様子を見たくない。だから、此処はあたしが相手よ…!』 ナタネはポケットから、カチカチに凍った氷を取り出した。 そして氷を口の中に入れて、冷気を吹きかけた。 ヒュオォォ!! グラエナの尻尾が凍りついた。 グラエナは驚いたように走り去っていった。 ナタネ『ふぅ…。何かの時のために、ジョウト地方のお土産の「こおったきのみ』を持っていてよかった。』 後ろを振り向くと、そこにあったのは生誕の泉だけで、レキェングと怪しげな機械はなかった。 レキェングが影ポケモンを弱体化してくれたんだろう。 また振り向くと、そこにはノルマがいた。 ノルマ『最強のポケモンを弱体化させたのはお前だな。 それから、このグラエナの尻尾を凍らせたのも。 まぁいい、時間は与えてやろう。 死ぬ覚悟が出来たら、ネイブの空洞へ来い』 ナタネ『死ぬ覚悟…? あたしは、死ぬつもりなんて無い! 誇り高き、シンオウ地方ハクタイシティジムリーダーとして、責任を持って貴方を倒す。』 ノルマ『威勢がいいのは口先だけだな…。まぁいい、僕は待ってるから、いつでも来るといい』 ナタネは急いでポケモンセンターへいった。 なんでも、今治療中だという。 ナタネはユラと一緒に待合室にいた。 ナタネは、待合室にある本棚に、気になる本を見つけた。 『グラスタウンの歴史』 この町は歴史の多い町と聞いていたため、この町の誕生についてなどをもっと知りたくなったのだ。 ナタネは本を取り出し、読んでみた。 ナタネ『うわぁ、随分と分厚い本だね…。この町にはそんなに長い歴史があるのね』 ユラ『この町は緑の町っていうけど、一番関係してるのは「電気」なんだよね…』 『グラスタウンは昔、ネイブタウンという名前でした。 しかし、町の住民から、ネイブというと怖いイメージがあるから、 緑の町にちなんでグラスタウンという名前にしてほしいという要望があったため、 グラスタウンと名称を変えました。』 ナタネ『そうなんだ…。ネイブっていうと、あのネイブのどうくつと連想しちゃうもんね。あぁ思い出すだけでも怖い。』 ジョーイ『おまちどおさま!ヒアマさんの治療終わりました。』 ユラ『はい、今行きます〜。』 ナタネ『あ、このページしか見れなかったな…。まいっか。』 ジョーイ『傷口もそんなに深くなかったし、すぐに治療できましたよ。心配は要りません。』 ユラ『そうですか…。良かった。』 ポケモンセンターを出る3人。 ユラ『そろそろジムに来てくださいね。あっちですから。』 ユラはそう言うと、先にジムのほうへ走っていった。 ナタネ『ヒアマ、ヒアマにとっては初のジム戦だね、頑張ろう!』 ヒアマ『はい!』 こうしてナタネとヒアマはグラスタウンジムへ向かうのであった。 続く。 次回 15『電撃少女・ユラにシビれる〜!』 |
最強レックウザ | #15☆2006.11/27(月)21:49 |
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15『電撃少女・ユラにシビれる〜!』 ナタネ『ユラちゃん居る〜?』 メロがジムの中で掃除をしながらやってきた。 メロ『おねえちゃんなら、おくにいるよ。』 ナタネ『そう…有難う。ところで、メロちゃんは何してるの?』 メロ『あたしは、おねえちゃんのじむのてつだいで、ざつようがかりやらされてるの。』 メロはそう言うと少し苦笑いをした。 ナタネ『雑用係かぁ…。メロちゃんは、まだ10歳になってないから、ポケモンを持つことは出来ないんだよね。』 メロ『そうなの…。はやく10さいになりたいなぁ。』 ナタネ『今何歳なの?』 メロ『いまは、8さいだよ。あと2ねんもさき…。』 ナタネ『そうなんだ。でも、ジムリーダーが姉なんて、凄いことだよ!学校で自慢できるよ。』 メロ『えへへ…♪』 2人が話していると、ユラが奥の部屋からやってくる。 ユラ『こんにちは。この間は、どうも有難うございました。』 ナタネ『こちらこそ♪ついに戦う時が来たね。』 ユラ『そうですね。じゃあ、はじめましょう! バトルは3対3でいきますよ!』 ナタネ『ヒアマ、よろしく!』 ヒアマ『わかりました』 ヒアマの体が青い光に包まれて、グレイシアになった。 それを見て、ユラは驚いた。 ユラ『えっ…その方、ポケモン!?』 ナタネ『えっへへー。凄いでしょ。ヒアマは、人間に変身出来る能力があるんだよ。』 ユラ『へぇ…凄い…。』 ユラ『ゆけっ、ピカチュウ!』 ナタネ『ヒアマ、れいとうビーム!』 ユラ『ピカチュウ、あまごい!』 ザァァ… ヒュゥン! ユラ『あぁっ、ピカチュウ…!』 ピカチュウはれいとうビームにあたり、凍り付いてしまった。 ナタネ『へっへへーん!貰った!ヒアマ、こごえるかぜ!』 こごえるかぜを受けたピカチュウは、素早さが下がってしまった。 ユラ『凍ってしまったら何も出来ません…。』 ユラがそう言ったと同時にピカチュウの氷が溶けた。 ユラ『やったぁ!』 ナタネ『やっぱりこの地方は暑いから…』 ユラ『レアフが暑いんじゃなくて、シンオウが寒すぎるだけです、多分。』 ナタネ『それ、、、ソヨギさんにも言われた。』 ユラ『あはは…。ピカチュウ、かみなり!』 ナタネ『流石ジムリーダー!コンボも完璧だね!…って関心してる場合じゃな〜い!ヒアマ、耐えて!』 ユラ『ふふふ、あまごい+かみなりの必中コンボ、これくらいは基本ですよ。』 ズシャアァァアァ! ナタネ『ヒアマ、気を取り直してふぶき!』 ユラ『まぁ、命中の低い技を…。安定した技を好む私なら絶対使いませんけど』 ナタネ『ジムリーダーは、みんな運任せなんだよ!』 ヒュオォォオォ! ナタネ『よっし、当たった!この間買った宝くじ当たってるかも!』 ユラ『…最後のはなんですか?;』 ナタネ『そうそう、この間宝くじ買ったんだよ〜。多分当たってるね!って何言わせてるの!そもそも宝くじ買ってないし!』 ユラ『冗談ですか。ともかく、これでジムリーダーは運任せという事をまたひとつ学びました。』 ナタネ『トレーナーズスクールで習ってなかった?』 ユラ『その時休んでたみたいです。ちなみに次の町にトレーナーズスクールありますから見学してみてはどうでしょう。体験授業もやってるみたいです。』 ナタネ『へぇー。行ってみようかな。』 ユラ『さてっと、バトルに戻りましょうか。ピカチュウ、…ってまた凍ってる!?』 ナタネ『うわー!やっぱりあたし運いいかも!』 ユラ『ピカチュウ〜、しっかりしてください〜。』 ナタネ『ヒアマ、とどめだ!とっしん!』 ユラ『こうなったらピカチュウに熱気を伝えるしか! ウォオォオォオォ!!』 ナタネ『買ラちゃんが!ユラちゃんがー!』 ユラの熱気が伝わったのか、ピカチュウの氷が溶けた。 ナタネ『さっきっから凍ってはいるけど、すぐに溶けちゃうから意味無いかも。ヒアマ、とどめのとっしん!』 ユラ『ピカチュウ、こらえる!』 ナタネ『な、なんですって〜!!』 ピカチュウはヒアマのとっしんをHP1で耐えた。 ユラ『ピカチュウ、きしかいせい!』 ナタネ『こ、こらきしコンボー!?』 ユラ『ここら辺では「コンボジムリーダー」って呼ばれてるほどですからね、私は。』 ナタネ『確かに…さっきっからコンボばっかだね…。10歳、若くしてこんな実力とは凄い!あっぱれ最年少ジムリーダー!』 ドガッ!! ナタネ『ヒアマーっ!…うぅ、ゆけっ、ポニータ!』 ユラ『ピカチュウ、きしかいせい!』 ナタネ『そうはさせないよ!ポニータ、かえんほうしゃ!』 ポニータのほうが少し素早かった。 ブォオォ!! ユラ『ピカチュウ、よくやってくれました。ゆけっ、パチリス!』 ナタネ『ポニータ、フレアドライブ!』 ブォォ…ドガッ! ユラ『パチリス、スパーク!』 ナタネ『ポニータ、ふみつけ!』 バチバチ…! ブオォ…ドカ! ナタネ『ポニータ!』 ユラ『パチリス!』 ナタネ『ポニータ、かえんぐるま!』 ブォオ! ユラ『パチリス、スピードスター!』 キラン! ナタネ『ポニータ、かえんほうしゃ!』 ユラ『パチリス、でんこうせっか!』 パチリスは素早くポニータに体当たりしてきた。 ブオォ! ユラ『パチリス、しっかりしてください!こうなったら超必殺技。とっておき!』 ナタネ『と、とっておき!?まさかあの、威力120のノーマルタイプの…!』 ユラ『その通り!全ての技を使った後に初めて使える、究極の必殺技です。』 パチリスのとっておきは見事命中した。 ナタネ『ポニータお疲れ様。最後は切り札。ゆけっ、ロズレイド!』 ユラ『パチリス、スピードスター!』 キラン! ナタネ『ロズレイド、ヘドロばくだん!』 ユラ『し、知らぬ間にそんな技を!』 ナタネ『この間、技マシンで覚えさせたんだ。』 ドドド… ユラ『パチリス、お疲れ様でした。…こちらも切り札。ゆけっ、ルクシオ!』 ナタネ『あ、あの時メロちゃんが使ってた…!』 ユラ『えっ!メロが勝手に使ってたんですか!?』 ナタネ『いやいや、ユラちゃんを助けるために。』 ユラ『そうですか…。ルクシオ、スパーク!』 ビリビリ、ドカッ! ナタネ『電気技は草タイプに効果今ひとつだよ。ロズレイド、くさむすび!』 シュッ、ステン! ユラ『ルクシオ、かみつく!』 ガブッ! ルクシオはかみついた時、何かが歯に食い込んだ。 そして、なんだか苦しそうなルクシオ。 ナタネ『ロズレイドの特性、「どくのトゲ」の効果だね!』 ユラ『そんな…ルクシオが毒を浴びちゃった…。ルクシオ、いばる!』 ナタネ『あっ!ロズレイドが混乱しちゃった!ロズレイド、やどりぎのタネ!』 ロズレイドはルクシオの体に種を植え付けた。 ユラ『うぅ…。勝ち目なさそうです…。』 その時、ルクシオが光り始めた。 ユラ『えっ、何!?』 ナタネ『これってまさか…』 ユラ&ナタネ『進化の光…!?』 ユラ『やったぁ!不幸中の幸いですね!』 ルクシオはレントラーに進化した。 ユラ『よろしくお願いします。レントラー!』 ナタネ『じゃバトルに戻ろうか!』 ユラ『レントラー、かみつく!』 ナタネ『ロズレイド、くさむすび!へへへ、進化して体重も重くなったはず!』 やどりぎが容赦なくレントラーの体力を奪う。 そして、同時に毒も体力を奪う。 ガブッ! シュッ、ステン! ナタネ『その調子、ロズレイド、とどめのくさむすび!』 ところがロズレイドは、自分を攻撃してしまった。 ユラ『やった!レントラー、スパーク!』 ナタネ『ロズレイドー!』 ロズレイドはその場に倒れた。 ナタネ『そんな…負けた…!』 ユラ『やった!ナタネさんに勝ったんだ…!』 しかしロズレイドは負けず嫌いな性格の影響で、立ち上がった。 ナタネ『さ、流石ロズレイド、それでこそあたしの長年のパートナー!』 ユラ『そのロズレイド、凄いです…。負けは負けです。私が負けたのは、私の勉強不足が原因です。このスパークバッチ受け取ってください。』 ナタネ『やったね!うわぁ。雷マークだ!いかにも電気らしい!これでシオカゼバッチ、ハオトバッチ、スパークバッチ。3つゲット!あとは5つ…。』 ユラ『5人のジムリーダーたちは、私よりも数倍強いですよ。頑張ってくださいね。』 ナタネ『有難うね。じゃあ、あたしはノルマを倒してこなきゃ。』 ユラはナタネを呼び止めた。 ユラ『あ、待ってナタネさん。』 ナタネ『ん、なぁに?貴方も一緒に行きたいの?ダメだよ、ユラちゃんに怪我とかあったら大変だし』 ユラ『いえ、それはナタネさんに任せます。私が行っても、どうせボコボコにされますから…。 このプラスル、私の家に居るプラスルの子供なんですが、引き取ってくれる方が居なくて。引き取ってもらえますか?』 ユラはまだ幼い卵から生まれたばかりのプラスルを差し出した。 ナタネ『うわぁ、可愛い…!是非頂戴!大事に育てるよ!』 プラスル『プラァ、プララァッ♪』 ユラ『そのプラスル、ナタネさんに懐いちゃったみたいですね。じゃあ、大事に育ててくださいね。』 ナタネ『わかった!プラスル、これからよろしくね!』 プラスル『プラプラッ♪』 ユラ『その子は良くしゃべりますよ。時々話し相手になってあげてくださいね。』 ナタネ『うん、わかった!』 ナタネはポケモンセンターにポケモンたちを預けた。 そして待合室で、またあの本を読もうとしていた時に、ナタネの携帯が鳴った。 ナタネ『あれ…誰だろう。…モミちゃん!?』 電話の相手はナタネの友達のモミだった。そう、ハクタイのもりで一緒に行動するあのモミだ。 ナタネ『もしもし、モミちゃん、どうしたの、久しぶりだね。』 モミ『あ、うん久しぶり…。大変なの。私がいつものようにハクタイのもりを散歩してたら、出口の近くで人が倒れていたから…。 ソヨギさんっていう方なの。今ハクタイの私の家でジムリーダーのアカリさんと一緒に看病してあげてるの。 なんども貴方の名前を呟いてるの。だから、早く来てあげて!』 ナタネ『わかった。今すぐいくね。ソヨギさん、どうしたんだろう!』 ナタネはポケモンを引き取ると、シオカゼシティの船着場に走り出した。 そして、船乗りにミオシティ行きの船に乗せてもらうように頼んだ。 ナタネ『急いでください、ミオ行きの船を急いで…!』 船乗り『たった今出発したばかりだ…。よし、俺のボートを特別に貸してやる!』 ナタネ『有難うございます!』 船乗りとナタネは、ボートに乗った。 そしてミオシティに到着した。 そしてボートから降りたナタネはハクタイシティの空き家だった場所…つまりモミの家に向かって走り出した。 ナタネ『待ってて、ソヨギ!』 こうしてノルマとの約束を後回しにしてしまったナタネ。 はたしてソヨギの身に何が!? 続く 次回 16『ソヨギを助けて!友情の絆』 |
最強レックウザ | #16☆2006.11/28(火)22:23 |
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16『ソヨギを助けて!友情の絆』 バタン!! モミ『あっ、ナタネちゃん!』 ナタネ『モミちゃん、アカリちゃん!ソヨギさんは…』 ソヨギ『ナ…タネさ…ん…ナタ…ネさん…』 ナタネ『あたしは此処に居るよ、ねぇ、ソヨギさん、ソヨギさんってば!』 ナタネはソヨギの体をゆする。 ソヨギ『あ…ナタネさん…ごめんね、あたし幹部の1人を倒す途中で幹部のポケモンの攻撃を直接受けて…』 ナタネ『トレーナーに直接攻撃!?』 ソヨギは、途切れ途切れにハクタイのもりであった出来事を話した―― ???『あっはははは!俺に勝てるわけがないじゃん、もう終わり?』 ソヨギ『くっ…ジムリーダー…として、負けてられな…』 ???『さっさと死にな!マニューラ、こおりのつぶて!』 ソヨギ『……。』 ………。 ナタネ『酷い!ポケモンでトレーナーに直接攻撃なんて。』 ソヨギ『あいつはかなり…手ごわいよ』 モミ『話によると、そいつはテンガンざんへ向かっていったみたい…!』 アカリ『このままじゃシンオウ地方が危ない。またあの時空のポケモンを復活させるつもりよ!』 ナタネ『どうしよう…!此処はあたしが行く。』 ナタネが家から出ようとするのを、アカリが服を引っ張って止める。 アカリ『ナタネさんはまだ旅の途中でしょう?それに今、私はハクタイシティのジムリーダーの立場。貴方はレアフ地方の旅人の立場。ここは私が行くべきですよ』 モミ『私も一緒に行く。だからナタネちゃんは安心して』 アカリ『ソヨギさんは、まだ此処で安静にしててください』 ナタネ『…わかった。今のハクタイジムリーダーはアカリちゃん。此処はアカリちゃんに任せる。』 ナタネはミオシティの船着場へ、モミとアカリはテンガンざんへ向かった。 >ミオシティ 船着場 ナタネ『レアフ地方まで直行する船に乗らせてください』 船乗り『おう、わかった。あんたさっきっから大変そうだなぁ。』 >シオカゼシティ ナタネ『此処から、またグラスタウンに戻らなきゃいけないのね…。』 プルプルプルプル… ナタネ『あれ、またモミちゃんから電話…。』 ナタネ『モミちゃん?どうしたの。テンガンざんへの道がわからなくなったの?』 モミ『違うの…今、家に置き忘れたキズぐすりをとりに家に戻ってきたんだけど…』 モミ『ソヨギさんが居ないの…!』 ナタネ『ソヨギさん何処いっちゃったんだろう…多分ソヨギさんのことだから、テンガンざんに向かってると思うよ!』 モミ『まったく無理ばっかり…!』 ナタネ『じゃあ、あとは頼んだよ!』 プツッ! ナタネは携帯を切ってからグラスタウンにむかって走り出した。 ――それから何時間か。 ナタネ『ハァッ、ハァッ…ついた…。』 ユラ『ナタネさーん!』 メロ『なたねさーん!』 ナタネ『あっ、ユラちゃん、メロちゃん!』 ユラ『ノルマならネイブのくうどうに居ますよ』 メロ『ねいぶのくうどうはせいたんのいずみのむこうがわにあるんだよ』 ナタネ『どひゃー、どんだけ広いの、この町!』 こうしてナタネはノルマを倒しにネイブのくうどうへ向かうのであった。 続く 次回 17『ノルマをたおせ!』 |
最強レックウザ | #17☆2006.11/29(水)18:39 |
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17『ノルマをたおせ!』 ナタネ『ノルマ!約束どおり来たよ。』 ノルマ『おぉ…随分時間が掛かったなぁ…まぁいい、早速勝負だ。 僕が勝ったらお前には消えてもらう。お前が勝ったら僕が消える。』 ナタネ『わかった。そして、もうレキェングにも手を出さないって約束する…?』 ノルマ『ふん、いいだろう。』 ノルマ『勝負は1対1のサドンデスだ。いいな!ゆけっ、ドンカラス!』 ナタネ『ヒアマ、頼んだよ!』 ヒアマ『わかりました。』 ヒアマはグレイシアに変化した。 ナタネ『ヒアマ、こごえるかぜ!』 ヒュオォオォ…! 吹き付ける冷たい風がドンカラスを襲う。 ノルマ『ドンカラス、しっかりしろ!あくのはどうだ!』 ナタネ『ヒアマ、れいとうビームでガードして!』 ガチィン! れいとうビームとあくのはどうがぶつかり合う。 ――結果、あくのはどうがれいとうビームを破ってヒアマに襲ってきた。 ヒアマ『キャウン!』 ナタネ『ヒアマ、大丈夫!?気を取り直して、ふぶき!』 ひゅぅぅ… ノルマ『ドンカラス!…ちきしょう、なかなかやるな…ドンカラス、はねやすめ!』 ドンカラスは地上に降りて羽を休めた。 ナタネ『えっ、嘘!?回復技…!?』 ナタネ『…でも所詮こっちのほうが有利ね!ヒアマ、れいとうビーム!』 ノルマ『ドンカラス、ドリルくちばし!』 パリィイン、パリパリン! ナタネ『えっ、何が起こったの!?』 なんと、ドンカラスのドリルくちばしはれいとうビームを次々にかち割っていったのだ。 ノルマ『ふっふっふ、どうだ?この守りと攻めを兼ね備えた技は…?』 ナタネ『そんなの有り…!?』 ドリルくちばしがヒアマの体に思いっきり食い込む。 効果今ひとつといえども、ヒアマは苦しそうだ。 ナタネ『くっ…ヒアマ、あきらめないで!とっしん!』 ドドド…ドガッ! ノルマ『ドンカラス、あくのはどう!』 ナタネ『ヒアマ、受け止めて!』 しかしヒアマはあくのはどうを受け止めきれずにその場に倒れた。 ナタネ『ヒアマ、大丈夫!?』 ノルマ『ふっ…僕の勝ちだね。ということで、僕は次の目的を果たすためにもう行くよ。リリフも待ってるしね。』 ナタネ『くっ…』 ノルマは草原の彼方遠くへ去っていった。 その後、ジムのほうからユラが走ってきた。 ユラ『ナタネさーん!無事でしたか?』 ナタネ『負けちゃったよ…。』 ユラ『そうですか…。でも、ノルマよりも3人の幹部の中で強いリーダーがいますよ。』 ナタネ『え、誰…?』 ユラ『ヌフアです。今、シンオウに居るマニューラ使いの。』 ナタネ『シンオウ…マニューラ使い…!ソヨギさんをヤった奴だ!』 ユラ『リリフ、ノルマ、ヌフア…。この3人は元ダーク団の忠実な幹部でした。』 ナタネ『あの人たちは何故退団したのにまだ悪さをしているの?』 ユラ『それは、あいつらはリーダーの言いなりになるのが嫌だったから。自分たちでダーク団よりも強くなりたいと思って退団しらんです。』 ナタネ『ふぅん、リーダーは、子分をこき使わせるだけこき使って、自分の野望を成し遂げようとしたんだね』 ユラ『はい。今、ダーク団は別地方に行ってしまいましたが、あの3人だけはレアフ地方にいまだ残ってます。』 ナタネ『そうなんだ。でも、何でそんなにあの3人のことに詳しいの?』 ユラ『ある日ポケモンセンターにポケモンを預ける時、待合室で本を読もうとしたんです。でも、本棚には歴史の本しかなくて…でも、暇だったので仕方なく歴史の本を見たんです。それから、この地方の歴史に興味を持つようになって。』 ナタネ『歴史好きか〜。ヒアマと気が合いそうだね。』 ユラ『そういえばヒアマさんも歴史好きでしたね。あ、ヒアマさん預けに行きましょうか。』 ナタネ『うん!』 ナタネとユラはポケモンセンターに向かった。 >待合室 ナタネ『ねぇ、ヌフアって、どれくらい強いの?』 ユラは本を見ながら応答する。 ユラ『わかりません…でもあの3人のリーダーのような人ですから、相当強いんでしょうね。最強といわれていたソヨギさんまでヤられたんですから。』 ナタネ『そうなんだ…。ねぇ、なんでリーダーの命令は嫌って言ってたのにリーダーが居るの?』 ユラ『同じリーダーでも、ヌフアは自由に行動させるようなリーダーですから。』 ナタネ『なるほど…』 ジョーイ『治療完了しましたよ、おまちどおさま。』 ナタネ『有難うございました!』 ユラ『じゃあ私は此処で。次の町は大都市ですよ〜!』 ナタネ『大都市!行ってみたかったんだ!ハクタイシティなんて田舎町だもん…。』 ユラ『ん?ハクタイシティ…?って何処ですか?』 ナタネ『あぁ、シンオウ地方。あたしがジムリーダーだった町だよ。』 ユラ『そうですか〜。頑張ってくださいね。』 こうして次の町に向かい始め306番道路へ向かい始めたナタネとヒアマ。 306番道路ではポケモンレンジャーが登場!? 続く 次回 18『レンジャーの妹のレンジャー!?』 |
最強レックウザ | #18☆2006.11/30(木)18:37 |
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18『レンジャーの妹のレンジャー!?』 >306番道路 ナタネ『ヒアマぁ、この道路殺風景だね。何にも無いよ…。』 306番道路は、砂利道がずっと続く、荒れ果て、誰も管理していないような自然の道だった。 ヒアマ『たまにはこんな自然のままの道もいいじゃないですか。』 ナタネ『あっ、また靴の中に砂利が入った…。』 ヒアマ『ナタネさんの靴はブーツのはずなのに、それでも入るんですね。』 ナタネ『いや、さっき運動靴に履き替えた。』 ヒアマ『狽「つのまに!?』 ナタネ『ブーツじゃこういう道歩きにくいし…。』 ヒアマ『砂利が入るからブーツにしたほうがいい気がしますが。』 ナタネは少し考えた。 ナタネ『…考えてみればそうかも^^;』 ナタネはブーツに履き替えた。 ヒアマ『じゃ、行きましょうか!』 ナタネ『あっ!あんなところに草が!』 ヒアマ『こんなところにも映えるなんて、ど根性雑草ですね^^』 ナタネは葉っぱを触ってみた。 すると、砂利の中から何か、紫色の丸いものが―― 良く見るとその丸いものには顔がある。 ナタネ『これってもしかして、ナゾノクサ!?』 ヒアマ『間違いありません。ポケモン図鑑で確認してみてください。』 『ナゾノクサ 雑草ポケモン…』 ナタネ『やっぱりね!早速ゲットしちゃおっかな!』 ナゾノクサ『ナーゾォ!』 ナタネ『怒ってるみたい…ヒアマ、何て言ってるの?』 ヒアマ『「勝手に葉っぱを触るな、この変態おかっぱ女!」と言ってます…。』 ナタネ『随分とデリケートなナゾノクサだね…。』 ナゾノクサ『ナゾ、ナゾォ!』 ヒアマ『「乙女はデリケートで当たり前なのよ!」と言ってます。』 ナタネ『乙女って…自分で言ってるよ…。』 ナゾノクサはそのナタネの一言に猛烈に怒った。 そして、ナタネたちにはっぱカッターをしてきた。 ナタネ『うわっぷ!危ないなぁ…』 ヒアマ『ナゾノクサさん、危ないのでやめていただけませんか?』 ナゾノクサ『ナゾォ、ナゾォッ!!(五月蝿い!お前ら絶対許さん!!)』 ナゾノクサはもう一度はっぱカッターをしてきた。 今度のはスピードもパワーも桁違いだ。 ナタネ『きゃっ、当たるー!』 ???『キャプチャオン!』 シュゥゥ… 突如、初心者ポケモンレンジャーが現れて、ナゾノクサをキャプチャした。 ???『ふぅ〜。危ないところだった。こらナゾノクサ、人間に攻撃しちゃダメだよ?』 ナゾノクサ『ナゾォ…(はい…)』 ナタネ『有難う、レンジャーさん!貴方の名前は?私はシンオウ地方のジムリーダーのナタネ!』 ヒナミ『私はヒナミ。ヒナタっていうポケモンレンジャー知ってる?』 ナタネ『知ってる!有名なプロのポケモンレンジャーでしょ?』 ヒナミ『私、ヒナタの妹なんだよ!まだ見習いなんだけどね。』 ナタネ『えっ、ヒナタさんの妹なんだ!』 ヒナミ『そうなの!でもお姉ちゃんは最近ミッションが多くて、全然家に帰ってこないの…。』 ナタネ『へぇ…。ヒナミちゃんも今ミッション中?』 ヒナミ『そうだよ。見習いミッションなんだけどね…ほら!』 ヒナミは腕についているレンジャーランクを見せた。 レンジャーランクは、まだ1のままだった。 ナタネ『本当だ、じゃぁ、レンジャーになったばかりなんだね。』 ヒナミ『そうなんだ。ところで貴方、シンオウ地方のジムリーダーって言ったよね?』 ナタネ『そうだけど…。』 ヒナミ『ヒナタお姉ちゃん、今シンオウ地方にミッションこなしに行ってるよ!なんか、テンガンざんで何かがあったんだって。』 ナタネ『え、でもあれは人間が起こした災害なんだけど…』 ヒナミ『パルキアとかディアルガとかいうポケモンを静めに行ったんだよ。』 ナタネ『そうなんだ。ヒナタさん大活躍だね!ヒナミちゃんも頑張って。』 ヒナミ『有難う!ねぇナタネさん。ナタネさんも一度キャプチャやってみる…?』 ナタネ『えっ、いいの!?キャプチャ一度やってみたかったんだ!』 ヒナミ『はい、これがキャプチャ・スタイラーだよ!』 ヒナミはナタネにキャプチャ・スタイラーを渡した。 ヒナミ『じゃ、このナゾノクサをリリースするから、ナタネさんがキャプチャしてみて!』 ヒナミはナゾノクサをリリースした。 ナタネ『えっと、キャプチャオン!』 くるくるくるっ! ナタネ『凄い、楽しい!』 ヒナミ『でしょでしょっ!でも、本当のミッションは伝説のポケモンとかをキャプチャしたりするから結構大変なんだよ。』 ナタネ『そうなんだ…。レンジャーもやってみたいけど、あたしはジムリーダーだしなぁ…。』 ヒナミ『それじゃ残念だね…。』 ナタネ『ヒナミちゃん、ミッションあるんでしょ?』 ヒナミ『そうだった!じゃあミッションあるから、もう行くね。じゃあね、ナタネさん!』 ナタネ『ヒナタさんに妹が居たなんて…。』 ヒアマ『プロの姉と見習いの妹ってギャップもいい感じですね。』 ナタネ『あはは! あっ、もう次の町が見えてきたよ。』 ヒアマ『うわー、建物ばっかり、流石大都市ですね。』 2人が町に足を踏み入れようとした時、ナタネの携帯電話が鳴った。 ナタネ『また電話?最近多いなぁ。ソヨギさんからだ。』 ナタネ『もしもしソヨギさん?ダメだよ家を抜け出しちゃ…』 ソヨギ『今すぐ来て!一大事なの!貴方が居ないとこいつには勝てない…アカリさんとモミさんと3人がかりなのに、こいつかなり手ごわいわ! 今すぐやりのはしらに来なさい、早く!!』 プツッ。 ナタネ『…ついにこの時が来たんだ…。 ヒアマ、貴方は危ないからこの街の何処かに居て。 あたしはこの…一番のパートナーポケモンだけであいつを倒すから。』 ヒアマ『そ、そんなの無茶ですよ!相手は氷タイプ。こちらは草タイプですよ!?』 ナタネ『いいの。もしあたしが、ずっと待っていても帰ってこなければ…チャンピオンの座は、貴方に譲る…。』 ヒアマ『嫌あぁぁっっ!!』 ナタネはヒアマを置いてポケモンセンターに向かい、 ロズレイド以外のポケモンをボックスに預けてポケモンセンターを出た。 ナタネ『大丈夫ヒアマ。あたしは言った。新しいご主人様が、また死んで悲しい思いをさせたら嫌だって。 だからあたしは生き延びるよ。大丈夫、きっと帰ってくるから…。』 『ぐすっ…』 ナタネ『ヒアマったら、あたしが信じられないの? さっきのチャンピオンの座は貴方に譲るってのは嘘! 譲るわけないじゃん、チャンピオンはこのあたしなんだから! ていうか、譲るとか譲らないの問題じゃなくて、ちゃーんと帰ってくるよ!』 ヒアマ『ナタネさん…貴方は、何でそんなに強いんですか…? あいつにそんなふうに挑もうとするなんて。 怖くないんですか?それとも、私のように怖さを空元気して凌いでいるだけ…?』 ナタネ『そんなことないよ、ハクタイジムリーダーにできない事なんて何一つ無いよ! だーかーら何度も言わせないで、あたしは帰ってくるから大丈夫だってば!』 ヒアマ『ナタネさん… 貴方は誇り高きハクタイジムリーダー。 貴方は誇り高きレアフの旅人。 そして貴方は、誰にも負けない、私の素敵なご主人様…。』 ナタネ『ヒアマったら、急に何を言い出すのかと思ったら。 もう、時間無いからもう行くね。じゃね! 勝手に何処か行っちゃダメだよ!』 『ひっ、ひっ。ぐずっ…』 ナタネ『もー。さっさと行かせてよ…。行くにもいけないじゃん! いい?泣いちゃダメ!貴方はポケモン、鳴くのよ!』 ヒアマ『ぐす…ぷっ!』 ヒアマは笑った。 ナタネ『泣き笑いなんてしないでよ!もー、中途半端な。どっちかにしてちょんまげピーン!』 ヒアマ『ぷぷっ…!』 ナタネ『さ、もう今度こそ行かなきゃ。じゃね!』 ナタネは走っていった。 どんどん遠くなるナタネ。 ヒアマはそれをずっと見ていた。ナタネが見えなくなっても、ナタネが走っていったほうをずっと、ずぅっと見ていた。 そして最後に、こう呟いた。 『ナタネさん、心の強い貴方なら、ヌフアにだって勝てるはず。 私は貴方を信じますよ。信頼できるただ一人のご主人様として。』 ――こうして一番のパートナー、ロズレイドだけを連れて、 シンオウ地方のやりのはしらに向かったナタネ。 いよいよ決戦が始まる! 続く 次回 19『Eternity Fight 〜たくさんの絆〜』 |
最強レックウザ | #19☆2006.12/01(金)21:31 |
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19『Eternity Fight 〜たくさんの絆〜』 >やりのはしら ナタネ『モミちゃん、ソヨギさん、アカリちゃん!』 モミ『ナタネちゃん!』 ソヨギ『ナタネさん!!』 アカリ『ナタネさん!』 ナタネ『ヌフアは何処…!?』 モミ『それが…。』 アカリ『これ見て…。』 ナタネ『わっ!?』 ナタネの見た方向には、パルキア・ディアルガ、ユクシー・アグノム・エムリット、そしてヌフアの姿…。 ヌフア『やったぁ!あとはこいつらを使って、また1匹最強のポケモンを生み出そう…。 2匹は3匹を生み出すなら、1匹くらい生み出せるはず!』 ナタネ『……許せない』 一同『!』 ナタネ『いい加減にしろぉぉおぉ!!』 ヌフア『なっ!何言い出すかと思ったら、行き成り怒鳴ってきてるんじゃねぇよ、たかがジムリーダーの分際で!』 ナタネ『お前ら、ポケモンを道具にしか考えてねぇんだな!? レキェングを使って最強ポケモンを作ったのに、まだ懲りねぇのかよ!? ふざけんな!お前らによってシンオウが…いや世界が崩れても、あたしたちには何もする事出来ねぇんだぞ! あたしは…1度犯した過ちを、もう一度犯す奴が大嫌いなんだ!』 ヌフア『ぷっ、あははっ!お前面白ぇ奴だなぁ。キャラがまるっきし変わってるじゃねーか。 いいか教えてやる。俺たちはなぁ、最強の新種ポケモンを、 作って、作って、作って、作りまくって、俺たちだけの世界を作るのさ!』 ソヨギ『人は生まれては死ぬもの…貴方たちだけの世界を作っても、どうせ死んでしまえば意味ないでしょう?』 ヌフア『死ぬ?あはは、そんなところまで考えてなかった。 まーいーや。俺たちが居ない世界のことなんて考える必要もねーし。』 ナタネはあまりの怒りで、怒り尽きてしまった。 ナタネ『はぁ…はぁ…』 モミ『ナタネちゃんだってあんなことは言いたくないのよ! 分かってあげられないのね?何て冷たい人なの?』 ヌフア『何とでも言ったらぁ?どっちにしろもう最強のポケモンを作り出せる状況だからね。いまさら止めることなんて無理無理!』 ナタネ『……。』 モミ『ナタネちゃん…』 ナタネ『ヌフア。やりはじめる前に、一回あたしとバトルして。 あたしが勝ったら、今すぐこのポケモンたちに手を出さないと約束しなさい。その代わり、あたしが負けたら、もう貴方たちの好きにさせてあげる。 あたしは貴方が憎い。倒したい。だからバトルして。』 アカリ『む、無茶な!』 モミ『いくらなんでも貴方一人じゃ無理よ! ヌフアがどれだけ強いのか分かってるの?』 ナタネ『分かってる。でも、あたし、強くなりたいの。 いつまでもジムリーダー止まりじゃ嫌なの!』 ヌフア『あはは、そーだろうなぁ。だって俺にジムリーダーの分際で…とか馬鹿にされたくらいだからな。 バトル引き受けてやるよ。ま、勝敗は見えてるけど。』 ナタネ『そんなのやってみないとわからないじゃない…!』 ナタネはたった1つのモンスターボールを取り出した。 ナタネ『バトルは1対1のサドンデス。いいね?』 ヌフア『ふん、いいだろう。』 ナタネ『あたしは…貴方を信じる。貴方なら絶対やってくれる! 行きなさい、ロズレイド、あたしの大切なパートナー!』 ヌフア『出ろ、マニューラ。』 ヌフアはフィールドに出ている2匹のポケモンを見ながら笑った。 ヌフア『ぷははっ!何を出すかと思ったら。草タイプかよ!? こりゃもうお前の負け確定だね。お前のほうが不利すぎるもん。 相性でも、強さのレベルでも!』 ナタネ『結果も分からないのにデタラメを言わないで! ロズレイド、ヘドロばくだん!』 ドドド、ゴボゴボ… しかし、ほんの少ししかダメージを受けていない。 ヌフア『あーあ。可哀想なロズレイドだねぇ。あんな弱いおかっぱ女に飼われて。 マニューラ、一撃必殺だ、れいとうビーム!』 ビィィ!カチン…! ナタネ『大丈夫、貴方なら大丈夫。 ロズレイド、草にヘドロばくだんをして、くさむすび!』 ヌフア『こら、1ターンに2つの技を出すなんて卑怯だぞ!』 ナタネ『何を言っているの、貴方のやっている事のほうが… よっぽど卑怯で、恥知らずだよ!』 ロズレイドは草にヘドロばくだんをして、その草で『くさむすび』をした。 シュッ、ステン! ヌフア『うぉっ!これは結構きいたみたいだな。でもそれくらいじゃお前は勝てねぇ!マニューラ、とどめのれいとうビーム!』 ナタネ『ロズレイド、あたしを信じて、ヘドロばくだん!』 2つの攻撃が空中でぶつかり合った。 ナタネ『ロズレイド、ありったけの力を出して!』 ヌフア『ふ、お前がどんなに頑張っても無理だよ。』 …れいとうビームがヘドロばくだんを突き破ってロズレイドに襲い掛かった。 ヌフア『ほーらな、だから言ったろ。はい、ジ・エンド。お疲れさーん。約束どおり、好きにさせてもら…』 バッ! れいとうビームがロズレイドに当たる直前に、アカリがロズレイドをかばった。 アカリ『馬鹿ーっ!だから無茶な賭けはやめてって言ったんです…よぉ…!』 アカリが徐々に凍り付いてきた。 ナタネ『アカリちゃん!!』 モミ『アカリさん!』 ソヨギ『アカリさん!』 ヌフア『仲間を犠牲にしてなんて勝とうとするなんて…。』 モミ『出てきてラッキー、アカリさんにリフレッシュ!』 ラッキーはアカリの氷を溶かした。 アカリ『ナタネさん、もう諦めましょう!』 ナタネ『それだけは嫌だ…! ロズレイド、余った力を全部使い切って、ヘドロばくだん!』 モミ『なんてことを!』 ドドド…ゴボボ! ロズレイドの体力が疲れで少しずつ減っていっている。 しかしその割にはダメージは少ない。 ヌフア『あーりゃりゃ。もうそいつは疲れてる。バトルも出来ないカスポケモンになっちまったってわけか。』 ナタネ『誰がカスだよ!』 ヌフア『ありゃあっ!?急所に当たった!?ちょ、マニューラ大丈夫か!?』 マニューラはまったく動かない。 ナタネ『…やった、あたし勝ったのね!』 ヌフア『ちっ…負けちまったか。でもな、俺たちは…そんなに正直者じゃないのだ!』 ヌフアはあかいくさりを取り出した。 ソヨギ『あっ、それは!』 モミ『いけないわ!それを使ったら、本当に世界が崩れてしまう!』 ヌフア『出でよ、最強のポケモン…!』 しゅぅぅん! 空が真っ暗な闇に包まれて、5匹のポケモンたちがあかいくさりでつながった。 すると、闇の中から一匹のポケモンが現れた。 しかしやはり、こちらも黒いシルエットのような姿しか見えなかった。 出てきたとたんに何も無かったように闇は消え去り、5匹のうち3匹…ユクシー、アグノム、エムリットは湖へと帰っていった。 そして誕生したポケモンは、どこかへ消え去った。 ヌフア『ふん、こっちも逃がしておくか。じゃ、もうこのオンボロ神殿にはもう用ないから俺帰るわ。じゃーねカスども。』 ヌフアは帰る途中、こんなことをつぶやいていた。 ヌフア『あー、この古い本には「3匹の新種のポケモン集まりし時、新しい世界は現る。」ってかいてあるんだよな…。あと1匹か、楽しみー。』 ナタネ『…なんとしてでもあとの1匹を作らせるのを止めなきゃ。』 モミ『それにしても、ナタネちゃんの実力凄い…。改めて関心したわ』 ソヨギ『さぁ、ナタネさん、もうシンオウ地方は平和になったはず。レアフへ戻りましょ。彼女やリリフ、ノルマが何かをやらかす前に。』 ナタネ『うん、ヒアマも待ってるし。ねぇ、でもひとつ聞きたい事があるの』 ソヨギ『なぁに?』 ナタネ『新種のポケモンは何であたしたちには影のようにしか見えないの?』 ソヨギ『あれはあくまでも仮の姿。あたしたちにだけ、ああいう風に見えてるわけじゃないの。』 ナタネ『そうなんだ…。』 アカリ『あっ、ちょっとまって!まだパルキアとディアルガを静めていないです! 彼たちを目覚めさせたままにしておくのは、世界を滅ばすのと同じことですよ!』 ソヨギ『そうだったね。でも、静める事が出来るような人はこの中には…。』 ヒナタ『うわぁっ遅れたぁぁ!』 ソヨギ『ヒナタさん!』 ナタネ『あっ、ヒナミちゃん!』 ヒナミ『お姉ちゃんと一緒なら、お姉ちゃんのミッションの手伝いをしてもいいって言われたんだぁ!』 ナタネ『へぇ、良かったじゃん!これでレンジャーランクも上がるはずだよ!』 アカリ『知り合いですか?』 ナタネ『ヒナミちゃんはヒナタさんの妹だよ!』 アカリ『そうだったんですか!』 モミ『2人ともナイスタイミング!今すぐパルキアとディアルガを静めて!』 ヒナタ『わかってる。キャプチャオン!』 ヒナミ『キャプチャオン!』 くるくるくるっ! ヒナタ『よし、パルキアのキャプチャ成功!ヒナミ、ディアルガは?』 ヒナミ『むーっ!手ごわい!やっぱレンジャーランク1じゃダメかなぁ…』 ヒナタ『頑張って!』 ヒナミ『よーしっ!くるくるくる〜!』 スポン! ヒナミ『あっ…!』 ヒナタ『キャプチャ成功だよ!』 ヒナミ『やったぁーっ!』 ソヨギ『流石プロレンジャーの妹、実力抜群だね!』 ヒナタ『じゃあ、パルキアとディアルガはリリースするよ。』 ヒナタとヒナミは、パルキアとディアルガをリリースした。 ヒナタ『じゃ私たちは、次のミッションがあるのでこれで!ヒナミ、行くよ!』 ヒナミ『うん!みんな、じゃあね〜!』 ナタネ『じゃ、ソヨギさん』 ソヨギ『もう、あたしたちは親友だから、ソヨギでいいよ♪』 ナタネ『えっ…じゃあ、ソヨギ。レアフに帰ろう!』 ソヨギ『うん、行こう、ナタネ!』 こうしてシンオウの平和を取り戻した一同。 そして、いよいよ新しい町へ足を踏み入れる! 続く 次回 20『大都市は大迷宮!?』 |
最強レックウザ | #20★2006.12/02(土)20:48 |
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20『大都市は大迷宮!?』 >206番道路 ナタネ『ヒアマ〜!』 ヒアマ『ナタネさん!?』 ヒアマはナタネをずっと待っていたのだ。 そして、戻ってきたと知り、ほっとした。 ナタネ『待っててくれたんだね。有難う。 ほぉら、言ったでしょ?あたしは不死身なの!』 ヒアマ『不死身は有り得ないと思います(苦笑)。でも凄いですね。その様子じゃヌフアを倒したみたいで。』 ナタネ『うん!ちゃーんと倒したよ。ロズレイドだけで。しかも、あたし1人で戦ったの!』 ヒアマ『1人!?アカリさん、モミさんやソヨギさんと一緒じゃなくて?』 ナタネ『うん。自分からね、1対1で戦わせてって頼んだんだよ。』 ヒアマ『へぇ…!でもノルマ戦のときは見事に私を倒されてしまいましたよね?(17話参照)』 ナタネ『ロズレイドだからこそ勝てたの!だってあいつは長年私と戦ってきた一番の親友だもん!』 ヒアマ『…やっぱり、絆で勝てたんですね。』 ソヨギ『って貴方誰!?』 ナタネ『ソヨギの居ない間に仲間入りしたグレイシアのヒアマだよ。人間に変身出来るの!』 ソヨギ『ポケモンだったの!?ヒアマちゃん、これからよろしくね。』 ヒアマ『はい。こちらこそ、ソヨギさん!』 ソヨギ『もう、怪我のほうも大丈夫だから、行こう、新しい町へ!』 ナタネ『うん!』 ヒアマ『はい!』 こうして大都市へ足を踏み入れた3人。 一同『初めのいーっぽ!』 >ミモネシティ ソヨギ『ナタネ、此処がレアフ一の大都市のミモネシティだよ。』 ナタネ『へぇー…此処が大都市かぁ!流石大都市だけあってにぎやかだね!』 お姉さん『トレーナーズスクールの体験授業を是非見に来てくださいね〜!』 ナタネ『ユラちゃんが言ってたやつだ!シンオウでは、コトブキシティにあるんだよ。』 ソヨギ『せっかく来たんだし、体験授業受けに行こうよ!』 ヒアマ『そうですね!』 こうしてトレーナーズスクールに行こうとした3人。しかし… ナタネ『あーん、何処が何の建物だかさっぱりわからない! 流石大都市、迷っちゃうよ!』 ソヨギ『あたしもここら辺はあまり来た事がないんだよね…こんな時にタウンマップがあればなぁ』 ヒアマ『あっ、あそこじゃないですか?』 ナタネ『あそこだ!行こう!』 >トレーナーズスクール ナタネ『席は自由席みたいだね…。』 ソヨギ『結構混んでるね。』 ヒアマ『あ、あそこ丁度3人分あいてます!』 ヒアマが指差したのは一番端っこの後ろの3人席。 3人はそこに座った。 キーンコーンカーンコーン…。 先生『はい、それじゃあこれから体験授業を開始します。 それじゃあパンフレットの2ページを開いて。』 ナタネ『パ、パンフレット!?』 ソヨギ『そういえば入り口で配ってたような』 ヒアマ『私が取ってきますね』 先生『えー。タイプの相性にはさまざまなものがあり…』 ヒアマ『はい、持って来ました。』 ナタネ『うわ…ジムリーダーのあたしには基本的なことしかかいてない…』 それを聞いて体験授業を受けている子供たちが振り返った。 子供たち『ジムリーダー、だってぇ!?』 ざわざわ…。 先生『し、静かにしなさい!』 子供『だってこの中にジムリーダーが居るんだぜ!?』 子供『あっ!ソヨギさんだ!!』 子供たち『ソヨギさん!?』 子供たちは一斉にソヨギの席に集まってサインを要求してきた。 ソヨギ『サインね…はいはい;』 ナタネ『(小声)まるであたしたちには見向きもしてないね…』 ヒアマ『(小声)だって私たちは知ってる人居ないと思いますし』 そんな中、一人の小さな女の子がナタネに話しかけてきた。 女の子『あの…もしかして、シンオウ地方のナタネさんですか…?』 ナタネ『えっ…?そ、そうだけど。貴方知ってるの?』 女の子『わぁ!ナタネさんだぁ…本物だぁ…! 知ってます。私前までソノオタウンに住んでいたんです! ナタネさんの大ファンなんです!』 ナタネ『えっ!そうなんだ!』 女の子『だから、あんまりレアフのことは知らなくて…。そちらのみんなに話しかけられてる方はレアフのジムリーダーですか?』 ナタネ『そうだよ!』 女の子『へぇ…!凄い、ジムリーダー同士で旅をしてるんですね。私はこの町に住んでいるんですが、旅好きで時々遠くに出かけることがあるので、また会うかもしれませんね!』 ナタネ『その時は是非、お手合わせお願いしてもいい?』 女の子『えっ。私そんなに強くないです…。ポケモンだって実習生用のポケモンだし…。 もうすぐ10歳になって卒業するんですがね。』 ナタネ『そっか。バトルしたかったんだけどなぁ… じゃああたしからひとつ教えてあげる。バトルというのはね。 ポケモンとの絆さえあれば、どんなに強い相手にだって勝てるの。』 女の子『絆ですか…!素敵な言葉…。』 ナタネ『ふふふっ。頑張って強いかつ優しいトレーナーになってね。』 女の子は、うなずいて席に戻っていった。 ヒアマ『いい子ですね。』 ナタネ『そうだね。あの子ならきっと、凄いトレーナーになるよ!』 先生『いつまで人の席に居るの?早く席に戻りなさい!』 先生の怒鳴り声を聞いてあわてて席に戻る子供たち。 先生『そして、炎は水に弱く、水は草に弱く、草は炎に弱く…。』 そしてそれから何分か。体験授業が終わった。 ナタネ『ふ〜。なんか、ジムリーダーのあたしにはわかってるようなことばっかだったな〜。』 ソヨギ『あくまでも体験授業だもんね。』 話していると出口から、さっきの女の子が出てきた。 女の子『あ、どうも。』 女の子はヒアマを見ると、立ち止まってヒアマの顔をまじまじと見始めた。 ヒアマ『え…?な、何ですか?』 女の子は脅威の言葉を発した。 女の子『貴方、ポケモンですね。』 ヒアマ『え…あ…』 ナタネ『な、なんで分かったの!?』 女の子『私、ポケモンの正体を見破れる能力があるみたいなんです、生まれつき。』 ソヨギ『へぇ、凄いじゃない!』 女の子『なので、トレーナーになったらエスパーポケモンをパートナーにしようかなって思ってるんです。 なんかエスパーポケモンとは心が通じ合える気がするんです。』 ナタネ『心が通じ合えるのはエスパータイプだけじゃないよ。 あたしのロズレイドだって、凄くあたしの事理解してくれてるんだから。』 女の子『そうなんですか…!』 すると、女の子のお母さんらしき人がやってきた。 お母さん『ヒオリ、行くよ!』 ヒオリ『はい、今行きます。ナタネさんたちまた会えたらいいですね!』 こうして女の子と別れた一同。 次はあのジムリーダーとデパートで再会!? 続く 次回 21『水を操る少女とデパート』 追記 テーマが大きくなりすぎてますとの表示が出たので移動します。 今後も『ナタネ 夢へ向かえ!』をよろしくお願いします! アドレスは、これが流れて、新しいのを作ったら此処で言います。 |
最強レックウザ | #21☆2008.02/18(月)00:27 |
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今更ですが…。 『ナタネ 夢へ向かえ!2』のアドレスは http://www1.interq.or.jp/kokke/pokemon/commu/story/1093.htm (→ほかんこ) になります。 2が『次へ』になったので今更ながら貼らせていただきました。 今後とも『ナタネ 夢へ向かえ!』をよろしくお願いします。 それでは失礼します。 …それにしても、コレはかなりの長編になりそうな気がします。 2が終わった時点でまだ所持バッジ数が4…。 ちょっと物語の展開を早くしてみようと思います。 |
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