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七誌 | #1☆2007.03/17(土)15:52 |
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続 もしも願いがかなうなら ひさしぶりに、ミサキに会った。 「あれ?梨紅?おひさ!」 「おう」 とりあえず返事だけして俺はそのまま立ち去ろうとした。 が、よびとめられた。 「梨紅?なに?急ぎの用事でもあるの?」 「うるせぇ。」 俺はそう一言だけ言って。あるきだした。 なんかミサキと口ききたくねぇ。 なんでかは分からない。 あ、そうか。風のことか。 俺はあいつに風のことでイロイロ言われるのがいやだから避けてきたのか。今まで。 俺のことは俺のことなんだし非常にほっておいてほしい。 てか、いまさら何いったってどうにもなんねぇだろ。 アイツはもう帰ってこないよ。 帰ってくるはずがないよ。 「…かえって寝よ。」 |
七誌 | #2☆2007.04/07(土)17:26 |
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続 もしも願いがかなうなら なんか、学校が嫌になってきた。 うわ、俺って引きこもりなのか!?そうなのか!? ぁーもーずっと家でネットしてよ。 部屋に鍵かけときゃ誰も入ってこれないし。 あ、そういやさっきミサキから電話があったとか母さんがいってたな。 どうせ学校行けーとかだろ。 違う学校なのに鬱陶しいな。 ってあれ?またパソコンフリーズしてる。 ぁー…暇だ。 でもやっぱ学校には行きたくねぇし…。 そういや俺のバグフーン。ずっとボールにいれっぱなしだ。 ぁれ…?そもそも俺、なんで引きこもってんだ? ああ、そうか。それは、俺の大切な何かがなくなったから。 でも、それって何だっけ? |
七誌 | #3☆2007.04/21(土)13:43 |
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続 もしも願いがかなうなら 母さんが部屋の戸をドンドンと何度もたたく。 「梨紅っ電話よ!」 やれやれ、またか…。 受話器をとると、ミサキの声がした。 『梨紅、学校さぼったの?』 心配そうな声 『どうして?行った方がいいよ』 余計なお世話 「うるさい。関係ないだろ。」 『でもっ』 まだ何か言いたそうだったが、俺は受話器をガチャっと戻した。 「梨紅!そんなに強くやると壊れるでしょ!!」 母さんが怒鳴る声が聞こえた。 |
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