・マルス女体化 ・アイマルDE白雪姫パロディ ・メタナイト×カービィ、ピーチ×ゼルダ要素あり。 うっかり間違って見ちゃった後の苦情は受け付けません。自己責任でどぞー。 白雪姫 「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだぁれ?」 あるところに、それはそれは美しい姫がおりました。名前をピーチと言いました。 桃色のドレスを身にまとったピーチ姫が、鏡(のように平面なゲーム&ウォッチ)に聞きました。 鏡(のように平面なゲーム&ウォッチ)が答えます。 「それハ森ノ奥に住むマルス姫でス」 「なんですって?!」 あの背の高い男みたいな女にこの私が負けるはずないわ! 怒ったピーチ姫は、マルスを暗殺しようと企てます。 第一の刺客が、森のマルス姫のところへ送られました・・・ 「またせたな!」 綺麗な尻、重厚な現代兵器、尻、尻、尻。そんな素敵なおっさんスネークがマルス姫の家の前で高らかにそう叫びました。 その手には・・・ダンボール。 声を聞いて家の中から出てきたマルス姫が問います。 「どちらさまですか?」 「名乗るほどのものじゃない、ただのしがない傭兵さ」 「はぁ」 「そんなことよりお嬢さん、あんたに惚れた。か ぶ ら な い か ?」(ダンボールを) もうすでに任務を忘れて私情に走るスネーク。 マルスが応対に困っていると、家の中から剣が飛んできました。 遅れて剣の持ち主が飛んできます。 「てん☆くう!!」 「ぬお?!」 青い髪、青い瞳。ばさばさとはためくマント、翻るバンダナ。アイクでした。 スネークはすんでのところでアイクの攻撃を避けました。 「貴様、俺のダンボールに何をする!」 「次は外さん。命が惜しいなら肉を用意しろ」 「ちょっとアイク、初対面のひとに失礼でしょ!」 「・・・むう」 マルスに促されて渋々剣を下ろすアイク。余程納得がいっていないのかおなかがすいているのか、眉間のしわが深くなっています。 「・・・その男は?」 「俺の嫁だ」 「いやお前に聞いてない」 「えっと・・・夫です」 ね?と小首をかしげるふたり。 白雪姫パロなのにもう夫婦かよ。スネークは唖然としました。 そんな彼をよそに、そろそろ子供がほしいなとかまだ新婚生活続けたいよとか抱きあいながら言っています。 いたたまれなくなったスネークは、体育座りしてダンボールをかぶりました。 「ねぇアイク、子供は何人ほしい?」 「そうだな・・・、おまえの体が許すなら10人でも20人でもほしい」 「・・・アイクのえっち」 「何を今更」 「あっ、ちょ、どこ触って・・・」 「・・・・・・・・・・・・」 あまりのバカップルぶりにスネークは心底飽きれました。 なんだかもう帰りたいので、おもむろにダンボールを脱ぎます。 「おい、お楽しみ中悪いがひとつ言っておく」 「っ、アイク、やめて。・・・なんですか?」 「ピーチ姫がお怒りだ。近いうちにまた刺客が放たれるだろう。もっと森の奥深くへ逃げろ」 「四角?そのダンボールのことか?」 「じゃあな。お幸せに」 そしてスネークは再びダンボールの中にがぽっと隠れ、もそもそと退散していきました。 マルスとアイクは顔を見合わせました。 刺客とはなんのことでしょうか。ふたりにはさっぱりわかりません。 わからないので、お昼何にする?おまえ。なんていうベタな展開を繰り広げていきました。 それから数日後。 ふたりの家のまわりに、怪しい影が見えました。 まるで中を窺い見るかのように、ゆっくりゆっくり影は家のまわりを旋回するのです。 気味が悪くなって、ふたりはダンボールの人の話を思い出しました。 ふたりで何度も何度も相談し、ついにこの家を出ることに決めました。影がいないときを見計らって。 目指すは森の最奥部にあるという、小人の家です。 何時間も歩いて、やっとその小人の家へつきました。 「こんばんは。しばらく泊めてくださいませんか」 「どうぞどうぞ。狭い上何もない家ですが」 そこには7人の小人が住んでいました。 オリマー、ネス、リュカ、ポポ、ナナ、カービィ、ファルコンでした。 ・・・ひとりだけ小人じゃない気がするのは気のせいです。 「こんな夜おそくにどうしたのー?」 ぽよん、とカービィがたずねました。 みんな同じことを思っていたらしく、みんなふたりを見ました。 「住んでいた家のまわりが物騒で・・・逃げてきたんです」 「時機を見て、戻るつもりだ。しばらく頼む」 「べつにいつまでだって居てくれて大丈夫ですよ。ね、オリマーさん?」 「もちろん。こんな家でいいのなら」 「ありがとうございます!」 マルスは満面の笑みを浮かべました。みんなそれにつられて笑います。 結構な森の奥深くだ。きっと、ここならそうそう見つかるまい。 たのしい仲間たちに囲まれて、次第にふたりは心配事を忘れてしまいました。 小人たちは朝から夕方まで近くの鉱山で宝石を掘っていました。アイクも、小人たちにお世話になっているのでそれを手伝いに行きました。 マルスとナナは女性なので、家で掃除や洗濯をしていました。 しかし、心配事というのは忘れたころに起こるもので。あの影が、今度は小人の家のまわりを旋回し始めたのです。 男はすでに出払っていたので、マルスとナナは急いで戸の鍵を閉め、ドアを家具でふさぎ、その場をやりすごしました。 男性陣が帰ってきて、慌ててそのことを話します。 「アイク、今日、またあの影を見たんだ!」 「本当か?!」 「影・・・ってなんのこと?」 「黒くてまるっこい物体が家のまわりを飛んでたの!」 「何だか嫌な予感がするな・・・」 ファルコンがそういって身震いしたとき、まさに異変が起きました。 戸が、金色の軌跡によってばらばらに引き裂かれたのです。 「なんだ?!」 「マルス姫はいるか!」 黒い影が跡形もなく崩れ落ちた戸の破片を踏んで、中へ入ってきました。 「僕ならここに・・・!」 「マルス!」 みんなに迷惑をかけないようにと、マルスはアイクの制止も気に留めず自ら名乗り出ました。 これがきっと、あのダンボールが言っていた刺客なんだと悟りました。 召し取られるのでしょうか。首を落とされるのでしょうか。なにをされるかまったくわかりません。 ただ、よくないことが起きるのはわかりました。 「あなたがマルスひ、め・・・?」 黒い影は目を見開きました。その瞳に映るは、マルスの後ろのピンク玉。 マルスそっちのけで家の中に飛び込み、ピンク玉にダイブしました。 「カービィ!探したぞカービィ!」 「え?あ・・・めたないと?」 「逢いたかったぞ・・・」 黒い影、メタナイトはカービィの頭をしきりになでます。 一同困惑しました。 とりあえず、害はなさそうだ。カービィにとってはどうかわからないけど。 「どれだけおまえの居ぬ夜を嘆かわしく思ったことか・・・。だがそれも今日まで・・・」 「めたないと」 「なんだ?」 「さみしかったのはわかったけど、ドアこわしちゃめっ、でしょ?」 「・・・・・・はい。」 「みんなにごめんなさいして。」 「・・・・・・ごめんなさい。」 「よしよし」 まんまるい手でメタナイトの頭をぽんぽんたたくカービィ。 ゆるしてあげて、というカービィの頼みと本人の謝罪の言葉に免じて、みんなは許してあげることにしました。 もちろんメタナイトは後々ひとりでドアを修理しました。 「マルス、俺も」 「はいはい、よしよし」 「・・・・・・(照」 「ここにもでっかい子供がいるなー」 「おまえはその子供に毎晩啼かされるのか?」 「・・・うっ、うるさいっ」 メタナイトとカービィのカップル?に負けじといちゃこらするふたりでした。 さて小人の家には、7人の小人と2人の居候と1人の刺客であわせて10人。 その朝はてんやわんやの大騒ぎでした。 ネス「ファルコンさん、お醤油とって」 ファルコン「ほれ」 リュカ「あの、ついでにソースもお願いします」 メタナイト「貴様、めだまやきにソースをかける気か?!けしからん!」 アイク「どっちでもいい・・・」 カービィ「めたないと、うるさい」 メタナイト「・・・スミマセン」 ポポ「(カービィとメタナイトさんってどんな関係なんだろう・・・)」 マルス「まぁまぁ皆仲良く食べようよ」 オリマー「醤油かソースかでもめるなら、私はマヨネーズでいただこう」 ファルコン「お、漢だ・・・!(感涙」 アイク「ピクミンの開き・・・ピクミンのホイル焼き・・・ピクミンの中華風炒め・・・ピクミンの生姜焼き・・・ピクミン丼・・・」 オリマー「・・・・・・」 マルス「アイク!オリマーさん気絶しちゃったよ!」 ファルコン「オリマー!しっかりしろぉぉぉ!」 アイク「・・・・・・悪い、寝てた。で、オリマーがなんだ?」 メタナイト「・・・・・・」 リュカ「あれ?メタナイトさんも気絶してる?」 カービィ「ほっとけばなおるよ」 ネス「・・・仮面、とっても平気かな?」 ナナ「やめといたほうが・・・」 リュカ「やめとこうよ、怒られちゃうよ」 ポポ「やるなら今のうちだよ!」 結局メタナイトの仮面は外されずに終わり、オリマーも生き返りました。(死んでない それからどたばた着替えて、またいつものように男たちは鉱山へ、女ふたりは家に残り、家事をしました。 その頃キノコ城では。 「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだぁれ?」 「森の小人ノ家に住ム、マルス姫でス」 「まったく役に立たない・・・」 スネークが尻尾を巻いて逃げたのも、メタナイトが寝返ったのも、ピーチ姫は鏡(のように平面なゲーム&ウォッチ)を通して見ていたので知っていました。 仕方がないので、一番信頼できる家臣を遣わせました。 薄紫色のドレスを身にまとった、ゼルダです。 「ゼルダ、あの生意気な娘を始末してきて」 「はい、仰せのままに・・・」 「いい子ね。ちゃんとできたら毎晩かわいがってあげるわ」 「そんな・・・もったいないお言葉」 「わかったら早くお行き。」 「はい」 第三の刺客が放たれたのでした。 →つづき |