閃く確率
さて、散々「後述する」だの「閃き確率で説明する」だの言ってきたことを説明するところまで来ました。
ここでは技を閃く確率について述べます。
まず、閃く前提条件として1戦闘中に閃ける回数が決まっています。その回数はパーティー全員で8回です。
尚、見切りの閃きはこの回数に含まれません。
次に、閃きフラグの有無をチェックしています。このフラグがたっているかどうかで閃く確率が変わってきます。
閃きフラグがたっている場合、ここで「派生技の難易度」と「モンスターの閃きレベル」を使い閃く確率を導き出す値の計算を行います。計算式は以下の通りです。
[モンスターの閃きレベル] - [派生技の難易度]
確率を導き出す値がでたら、次にWPに王冠がついているかどうか(または最大JP0かどうか)をチェックしています。
WPに王冠がついている場合(または最大JP0)は上記の計算式から導き出された値が-8以上ならその技を閃くことが可能です。
WPに王冠がない場合(または最大JP1以上)は上記の計算式から導き出された値が-6以上ならその技を閃くことが可能です。
WPに王冠がつく条件は以下の通り。
(最大WP + 5) ÷ (最大JP + 5) ≧ 10
閃きフラグがたっていない場合は、絶対に閃かないのかと言われればそうではありません。
この場合も閃く確率を導き出す値の計算を行います。ここまでは閃きフラグがある場合と一緒なのですがここからが違います
計算式より算出された値が-9以上であれば王冠の有無やJPの有無関係なしに9/1024の確率で閃きます。
これにより、シャールやヤン・ファンは閃きフラグは沢山あるが故に閃かないのです。
逆に術士タイプの5人は、閃きフラグが少ないので9/1024の確率で技を閃けるものが多くあります。
計算式から導き出された値と閃く確率の関係表を作成しました。
算出された値 | WP王冠あり(MaxJP0)の確率 | WP王冠なし(MaxJP1以上)の確率 | 閃きフラグが無い場合の確率 |
---|---|---|---|
-10以下 | 0 | 0 | 0 |
-9 | 0 | 0 | 9/1024 |
-8 | 9/1024 | 0 | 9/1024 |
-7 | 14/1024 | 0 | 9/1024 |
-6 | 21/1024 | 11/1024 | 9/1024 |
-5 | 27/1024 | 18/1024 | 9/1024 |
-4 | 37/1024 | 24/1024 | 9/1024 |
-3 | 54/1024 | 30/1024 | 9/1024 |
-2 | 73/1024 | 44/1024 | 9/1024 |
-1 | 85/1024 | 60/1024 | 9/1024 |
0 | 104/1024 | 82/1024 | 9/1024 |
1 | 117/1024 | 97/1024 | 9/1024 |
2 | 130/1024 | 108/1024 | 9/1024 |
3 | 141/1024 | 123/1024 | 9/1024 |
4 | 150/1024 | 130/1024 | 9/1024 |
5 | 164/1024 | 141/1024 | 9/1024 |
6 | 182/1024 | 148/1024 | 9/1024 |
7 | 188/1024 | 150/1024 | 9/1024 |
8 | 198/1024 | 164/1024 | 9/1024 |
9 | 202/1024 | 164/1024 | 9/1024 |
10以上 | 214/1024 | 168/1024 | 9/1024 |
例として、モンスターがアスラの時、地走りを使用して地ずり残月をWPに王冠のついているポールが閃く確率を考えて見ましょう。
まず、ポールは地ずり残月の閃きフラグを持っています。そして、アスラの閃きレベルは35、地走りを使用したときの地ずり残月の閃き難易度は42です。
計算式に当てはめると「35-42=-7」となります。算出された値が-7でWPに王冠がついているときの確率は14/1024となります。
もし、WPに王冠が無い(最大JP1以上)場合だと-7のときの確率は0になってしまうので、閃くことが出来ません。