GM
小さな部屋の窓を見れば、いつの間にか灰はやんでいて
開廷
GM
ヘレンは両方の疵が抉れているため〈発狂〉状態となります。
続いて、仕込の宣言をどうぞ。
[ エレオス ] とうみつ : 1 → 2
GM
使用すべき小道具はないので、行動順を決定しましょう。
ヘレン
1D6+3 (1D6+3) > 6[6]+3 > 9
1ラウンド目
1ラウンド目 ヘレン
GM
割り込みはなさそうなので、そのまま判定をどうぞ
ヘレン
2d6+1=>7 通打判定+万能 (2D6+1>=7) > 3[1,2]+1 > 4 > 失敗
ヘレン
警告灯のように赤く光る瞳が、貴方へ視線を向けている。
1ラウンド目 エレオス
1ラウンド目 カード破棄
2ラウンド目
2ラウンド目 ヘレン
ヘレン
2d6+3+1+1+6=>7 回避 (2D6+3+1+1+6>=7) > 8[4,4]+3+1+1+6 > 19 > 成功
エレオス
2d6+2+5>=19 【猟奇】判定 (2D6+2+5>=19) > 3[1,2]+2+5 > 10 > 失敗
GM
花輪が散らされていたら大変なことでした。
では、失敗ということでそのまま通打の判定を。
ヘレン
2d6+1=>7 通打 (2D6+1>=7) > 8[4,4]+1 > 9 > 成功
[ エレオス ] HP : 20 → 17
ヘレン
「様子がおかしいよ。疲れているんじゃないか?」
エレオス
「違う…。気付いたんだ…ようやく…。
……オレは、ヘレンに間違ったことをしようとしてた…」
エレオス
そう、口にしながら。
様子の変わったように見えるヘレンに手を伸ばして。
エレオス
「……ヘレン…言うことを聞かなくてごめん…。おかしくなってて、ごめん……」
エレオス
「…もう一度、これからの生活について一緒に考えよう…。今度は、ヘレンの言うことを聞くから…」
2ラウンド目 エレオス
エレオス
遠慮がちにヘレンの肩に手を触れて、掴む。
行かないで、というように。
2ラウンド目 カード破棄
3ラウンド目
3ラウンド目 ヘレン
ヘレン
1d6 3以上で自分にも (1D6) > 2
[ エレオス ] 封印(3R目) : 0 → 1
ヘレン
2d6+1=>7 通打! (2D6+1>=7) > 9[4,5]+1 > 10 > 成功
[ エレオス ] HP : 17 → 13
ヘレン
掴んだ肩からは、じりじりと焼けつくような熱が放たれる。
ヘレン
『……この歌は、俺が――人間で言う子供時代に――教えてもらったものなんだ……』
ヘレン
『……デイジー・ベル。”2人乗りの自電車”なんてタイトルもあって……』
ヘレン
『……なんだか、俺達の二人旅に、ぴったりじゃないか?……』
3ラウンド目 エレオス
[ エレオス ] 封印(3R目) : 1 → 0
エレオス
2d6+2>=7 【猟奇】判定 (2D6+2>=7) > 6[4,2]+2 > 8 > 成功
GM
成功。発狂と看破の分をのせてダメージをどうぞ。
エレオス
1d6+1+2 (1D6+1+2) > 6[6]+1+2 > 9
[ ヘレン ] HP : 14 → 5
エレオス
自分が心に異常をきたして異能を暴走させていたように、ヘレンもまた…暴走しようとしているのだと思った。
エレオス
「それでも……!それでも、もう一度話し合おう…!さっきまでのオレはおかしかったから、あれは…あれじゃダメなんだ…!」
エレオス
手が焦げ付こうと。焼き切れようと。
掴んだ肩を離さずにヘレンの目を見て縋る。
3ラウンド目 カード破棄
4ラウンド目
4ラウンド目 ヘレン
[ ヘレン ] HP : 5 → 11
ヘレン
「そんな強く握らなくたって、私はここにいるだろう。」
ヘレン
「やっぱり…少し休んだ方がいい。一旦落ち着いた方がいいよ。」
4ラウンド目 エレオス
エレオス
指摘をされて、入れすぎていた力を手から抜く。
エレオス
「…うん、そうだね。落ち着いて、話をするよ」
エレオス
ヘレンが、おかしくなったオレに対してずっとしてくれていたように。
エレオス
”ヘレン”はまだここに居る。
そう信じて、自分も同じことをしよう。
4ラウンド目 カード破棄
5ラウンド目
5ラウンド目 ヘレン
[ ヘレン ] とうみつ : 1 → 0
[ ヘレン ] HP : 11 → 17
エレオス
2d6+2>=7 【猟奇】判定 (2D6+2>=7) > 4[1,3]+2 > 6 > 失敗
ヘレン
2d6+1=>7 通打 (2D6+1>=7) > 8[2,6]+1 > 9 > 成功
[ エレオス ] HP : 13 → 11
エレオス
2d6+2>=7 【愛】判定 (2D6+2>=7) > 7[4,3]+2 > 9 > 成功
[ ヘレン ] 猛毒/5R目 : 0 → 2
ヘレン
「そう…そうだ。君には頑張ってもらっているから……心配なんだ。」
ヘレン
「もう日も沈んでいる。君のしたい話をしてあげよう。」
5ラウンド目 エレオス
[ ヘレン ] HP : 17 → 15
5ラウンド目 カード破棄
6ラウンド目
6ラウンド目 ヘレン
[ エレオス ] 猛毒/6R : 0 → 1
[ ヘレン ] HP : 15 → 13
GM
疵ついた歌が響き、何かが少しずつ削れていく。
それは肉体か、あるいは心か。
6ラウンド目 エレオス
エレオス
”ヘレン”が、そのまま二度と覚めない眠りについてしまうんじゃないかと思って。
エレオス
何度も聴かせて貰ったその歌に、酷く身震いした。
6ラウンド目 カード破棄
[ エレオス ] HP : 11 → 8
7ラウンド目
7ラウンド目 ヘレン
7ラウンド目 エレオス
7ラウンド目 カード破棄
8ラウンド目
GM
サドンデスを適用します。
このラウンド終了時、双方のHPが0になります。
双方とも昏倒した場合は、膠着時の処理に従って勝者を決めます。
8ラウンド目 ヘレン
[ エレオス ] 封印/8R目 : 0 → 1
[ エレオス ] 衰弱/8R目 : 0 → 1
ヘレン
1D6 3以上で自身も衰弱 (1D6) > 2
ヘレン
d9 通打使用 d5精確も使用 (1D9) > 5
ヘレン
2d6+1+6=>7 通打+精確 (2D6+1+6>=7) > 12[6,6]+1+6 > 19 > 成功
ヘレン
1d6 スペシャル回復 (1D6) > 4
[ ヘレン ] HP : 13 → 17
[ エレオス ] HP : 8 → 0
エレオス
2d6+2+1-0 (2D6+2+1-0) > 4[3,1]+2+1-0 > 7
[ エレオス ] 免罪符 : 1 → 0
[ エレオス ] HP : 0 → 1
[ エレオス ] 前科 : 0 → 1
ヘレン
♪You'll take the "lead" in each "trip" we take,Then if I don't do well…
”君がいつでも先導するのさ、僕らの行く旅は。そこで僕が何か失敗をするなら……”
ヘレン
♪I will permit you to use the brake,My beautiful Daisy Bell!
”君がブレーキをかけてもいいよ、僕の美しいデイジー・ベル!”
ヘレン
歌が流れるたびに、何かが削れていく感覚がある。
思考が少しずつ止められていく。
8ラウンド目 エレオス
エレオス
視線を外さずに、警告色に輝く瞳を恐れずに見つめた。
[ エレオス ] 衰弱/8R目 : 1 → 0
エレオス
そう思えば、冷えた体に熱が沸きたってきた。
8ラウンド目終了
GM
閉じ込めた。閉じ込められた。壊した。壊された。
あなたがたの行動に判決を言い渡す。
[ エレオス ] とうみつ : 2 → 1
[ エレオス ] HP : 1 → 7
[ ヘレン ] HP : 17 → 0
[ エレオス ] HP : 7 → 0
ヘレン
2D6+2 判決 (2D6+2) > 9[6,3]+2 > 11
[ ヘレン ] HP : 0 → 1
[ ヘレン ] 前科 : 0 → 1
[ ヘレン ] 前科 : 0 → 1
エレオス
2d6+2+1-1 (2D6+2+1-1) > 4[2,2]+2+1-1 > 6
エレオス
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
エレオス
2d6+2>=7 【愛】判定 (2D6+2>=7) > 9[3,6]+2 > 11 > 成功
[ エレオス ] HP : 0 → 1
[ エレオス ] 前科 : 1 → 2
9ラウンド目
9ラウンド目 ヘレン
GM
HP3点減少ですね 対象と使う回数の指定をどうぞ
[ エレオス ] HP : 1 → 2
GM
では、順番も決めていただきましょう
サドンデスとは違って順番があります
[ ヘレン ] HP : 1 → 0
ヘレン
2d6+2-1 判決 (2D6+2-1) > 7[6,1]+2-1 > 8
ヘレン
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 才覚
ヘレン
2d6+3+1=>7 (2D6+3+1>=7) > 6[3,3]+3+1 > 10 > 成功
[ ヘレン ] HP : 0 → 1
[ ヘレン ] 前科 : 1 → 2
[ エレオス ] HP : 2 → 0
エレオス
2d6+2+1-2 (2D6+2+1-2) > 7[2,5]+2+1-2 > 8
エレオス
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 猟奇
エレオス
2d6+2>=7 【猟奇】判定 (2D6+2>=7) > 7[4,3]+2 > 9 > 成功
[ エレオス ] HP : 0 → 1
[ エレオス ] 前科 : 2 → 3
[ ヘレン ] HP : 1 → 0
ヘレン
2d6+2-2 判決 (2D6+2-2) > 5[4,1]+2-2 > 5
ヘレン
choice[猟奇,才覚,愛] (choice[猟奇,才覚,愛]) > 愛
ヘレン
2d6+1=>7 亡者化判定 (2D6+1>=7) > 10[4,6]+1 > 11 > 成功
ヘレン
動きの中に存在する動き。
変化を伴って変化をもたらすこと。
ヘレン
歌に、声が乗せられる。
君がいるから。君の為に、私がいるから。
ヘレン
「君が好きだから、一緒にいたいのさ。」
そう思う己が、歌と共に失われていく。
ヘレン
それは、わずかに残る”ヘレン”の抵抗だったのか。
あるいは、狂気の中で失われた思考によって、その動きを止めただけなのか。
ヘレン
狂気の中にて、お前の目指す星はどこか。
旅を導く”セントエルモの灯火”はどこか。
ヘレン
「……僕は自転車に乗って君の傍にいるよ、そうじゃなければ悲しいだろう……」
ヘレン
音は次第にノイズ交じりになり、弱まっていく
エレオス
弱まっていく音を繋ぎ止めるように、肩を掴んだ手を、背に回して。
…ヘレンと同じ歌を、口ずさむ。
エレオス
Daisy, Daisy
Give me your answer, do!
I'm half crazy
All for the love of you!
エレオス
「ヘレン…オレは…足りなくて、いつも…いつもオレばかり助けられて…!」
エレオス
「今だって…ずっと、こんなになるまで…こんなになってまで、助けて貰って…!」
エレオス
It won't be a stylish marriage,
I can't afford a carriage,
But you'll look sweet on the seat
Of a bicycle built for two!
エレオス
「それをまだ、返せてないんだ。
返したいのに、返そうと、頑張ったけど…それは間違いで…」
エレオス
「オレも、ヘレンが好きだ…!だから、安全じゃなくたって、なんだって。
それよりも……”ヘレン”に居て欲しいんだ、オレは!」
エレオス
「言うことを聞かないでくれていい…!
一方的なのは嫌だ…!
オレは、”ヘレンと全部が一緒”が良いんだ…!」
エレオス
When the road's dark, we can both despise
P'licemen and "lamps" as well;
There are "bright lights" in the dazzling eyes
Of beautiful Daisy Bell!
エレオス
「…もし道が暗くとも、僕ら二人とも
おまわりさんや「ランプ」なんかいらないさ」
エレオス
「…きらめく瞳のなかに「照明」があるのさ
美しいデイジー・ベルの…」
エレオス
「…そうだ。オレにはヘレンが居たから。
それだけで良かった」
エレオス
「……オレは、それをただ消えないようにした」
エレオス
「オレが、オレもヘレンを照らせるようになりたい」
エレオス
デイジーベル。ともに歩むための”2人”の歌。
エレオス
一人きりが歌ったって、それは寂しい歌だ。
エレオス
「一緒に歌おう…!オレはヘレンに言うことを聞いてもらうより、星の話をしてもらうより……」
エレオス
そう叫んで。抱きしめたまま、瞳を見据えて。
じっと、その奥に居る”ヘレン”へと語りかける。
ヘレン
止まりゆくそれが、貴方の言葉を認識する。
フィードバック、まだ思考は止まらない。
ヘレン
「……ー……」
貴方の歌に合わせて、唇が動いた。
もしかすれば、それは心と呼ばれるものなのか。
ヘレン
その瞳が貴方を捉えた。
それは太陽のような明るさではないかもしれない。
ヘレン
けれど、旅に確かに寄り添う、星のような。
光がそこにある。導き、引き戻してくれる。
ヘレン
「……そこに、いるのかい。」
共に旅をしてきた彼に。
エレオス
名を呼ばれて。
抱きしめていた体を離して、その目を見る。
ヘレン
それを聞いて。
思考が止まっていく恐怖が、自我が失われていく恐怖が、消えていくような気がした。
ヘレン
眠りとは、意識を手放すこと。
思考を止めること、永遠の無意識であること。
ヘレン
一度シャットダウン<昏倒>が起これば、一人で目覚めることはできない。
それが永遠のものであれば、死とそう変わらない。
ヘレン
けれど、そう。
彼がいるならば、もう一度目覚めさせてくれると。
2人で共に進むのなら。
エピローグ
GM
翌朝、君たちは急いで廃墟を発った。
これまでの一幕が必要な休息だったとしても、責務までのカウントダウンは刻一刻と迫っている。
エレオス
一夜明けて。
廃墟を出てからも、ずっとこんな調子で。
申し訳無さそうにするその姿は悪さをした大型犬のよう。
エレオス
気持ちの上ではずっと謝り続けたいくらいだけれど、今はそれをする時間の余裕もない。
謝りながら、荒野を歩きながら。
今後の行き先を相談する。
ヘレン
「何度目だい?エル……口を動かすより先に足を動かした方がいいんじゃないか?」
ヘレン
「ここらはあまり来ない場所だからなあ……地図でもあればいいんだけどね。」
冗談っぽく返して。急げ急げと早足に。
ヘレン
残り日数を指折り数えて。
知り合いと戦いたくないのなら、どこか別のところへ向かわなければいけない。
デスフラミンゴ
前方、大岩の近くに見知った亡者がいた。
GM
確か、『あの時』戦った救世主がてなづけていたものだ。
エレオス
小声で。亡者には悟られないように、ヘレンに視線を向ける。
ヘレン
「……ん……」同じように、亡者の存在に気づき。
ヘレン
警戒してその様子を見る。
暴れることは珍しい生態…とは聞いていたけれど。
デスフラミンゴ
様子を見ていれば、やがて口をもごもごさせたまま首をあげて、
デスフラミンゴ
……が、いかにもわけがわかりません、といったようなふうに首を傾げて。
デスフラミンゴ
駆けて、それから空を飛んでいった。
GM
亡者が生前の本能をなぞるなら、おそらくは故郷、庭園の方角へ。
ヘレン
こちらへ興味もなく、羽ばたいていく亡者の姿を見て。
エレオス
「……仲間の居るところに、行ったのかな」
エレオス
飛び立つ姿を目で追って。そう、ポツリと。
ヘレン
「かもしれないね。亡者にも家はあるんだろう。」
意思なき亡者にも仲間はいるのだろうか。
あるのならば、やはり生前の本能のままに。
ヘレン
「ま、急ぎ道だ。無駄に体力を使わず済んだんじゃないかな。」
ヘレン
「あいにく、俺達の帰る場所は定まってないからなあ。」
そう、隣にいる仲間へと。
エレオス
”灰に塗れた歪んだ居場所”はもう後にして、今から進むのは先の分からない荒野の道。
エレオス
「…でも、ヘレンと”一緒”ならどこへだって行けるし…そこがオレの”居場所”だ」
エレオス
自分のせいで歪んでしまったヘレンが今、ヘレンとして隣を歩いてくれる。
その幸せを噛み締めながら、微笑んで。
エレオス
「…行こう。
オレはヘレンと、まだまだ一緒に居たいんだ」
エレオス
飛び去っていくフラミンゴの姿を見送って。
手を差し伸べて再び荒野の道を行く。
エレオス
その旅路の果てがどうなるか、”鳥籠”を出た今では定かではないけれど。
エレオス
それでも、ヘレンと”一緒”ならば。
何が待ち受けていても歩いていけると思った。
ヘレン
この行先がどうなるか、定かではない。
例えつらく困難な出来事があろうと、目の前には道が広がっている。
ヘレン
「俺もだよ、エル。」
差し伸べられた手を取って、歩む。
ヘレン
2人、手と手を取り合って。同じ道を。
同じ歌を口ずさみながら。
ヘレン
♪"Ped'ling" away down the road of life,
I and my Daisy Bell!
”人生という道を「ペダル」を漕ぎながら
僕と、僕のデイジー・ベルで!”