22章 二つの絆



『兄ウーゼルは、リキア盟主として
 列強と互角に渡り合う切れ者であり
 幼い頃に両親を亡くしたヘクトルの
 親代わりを務めた人物でもある。
 ひさしぶりに兄と再会する
 なつかしさと、微妙な面映ゆさ…
 複雑な感情を胸に、ヘクトルは旅を続ける。』


なつかしさと微妙な面映ゆさっていうのが若様の心情を的確に表現してて最高だと想います!!
ウーゼル様には頭が上がらない若様いいよね…
侯弟侯弟って普段から気軽に連呼してるけどウーゼル様といるところ見るとあっ若様は弟なんだ……って改めて思い知らされます!
いつもは頼れる兄貴分なのにさあ、弟属性あるのすごい…ギャップ兼ね備えてる…若様…!!


ウーゼル様の連れはパラディンとか豪華だなあ…
そういや封印オスティア騎士団は味方にも裏切った敵にもパラディン一騎もいなかった気がする(言ってはいけない)
いるにはいたかもしれないけど、アラフェンでやられちゃったのかもな…

以下オスティア兄弟のヘクトル編追加会話。


「じゃあ、もう行くぜ
 兄上。」
「…ああ、気をつけて行け。
 フェレ侯爵の分も
 エリウッドの支えに
 なってやるのだぞ。」
「わかってる。
 …とんでもねぇことに
 なっちまったが、
 まだ、希望がなくなっちまった
 わけじゃねーしな。
 エルバート様の死をムダにしないためにも
 俺たちは負けねーよ。」
「…もっともらしいことを
 言いおって。」
「! あれ?」
「どうした?」
「なんか兄上、顔色悪くねえか?
 どっか悪いんじゃあ…」
「…とんでもない話を
 聞かされた後だからな。
 これからの未来が
 おまえのように適当に生きている男の肩に
 のっているかと思うと生きた心地がせん。」
「ちぇっ なんだよ、それ!
 人がせっかく心配してやったのによぉ。」
「さあ、もう行くがいい。
 仲間が待っているぞ。」
「へーへー
 長居して悪うございました。
 それでは、失礼しますよ。兄上殿!」
「ヘクトル!」
「?」
「…死ぬことは許さんぞ。
 オスティア侯として命じる、
 必ず生きて戻れ!」
「ああ!
 最高の土産話をもって
 帰ってくるからな!!
 首を長くして
 待っててくれ!!」





うあ

つらい これが…兄弟の最後に交わした会話になるんですよね…(;_;)
「必ず生きて戻れ」って告げるウーゼル様の心境を思うと涙止まらないです…
若様はずっとこの先この会話思い返すのかな……
ウーゼル様も相当病状進んでただろうに、最期まで隠し通して若様を送り出してくれたんですよね……
オスティアの男達はどうして…どうして自分が一番辛い時にこそ何でもないように振る舞うんだ…どうしてそんなに強いんだ…



23章 生きた伝説




今回の砂漠もセーラ先輩の独壇場でした。セーラ先輩つよい超つよい。
フリーダム賢者のテンションに置いてかれる若様とホークアイにめっちゃ動揺する愉快な若様が見られるのはヘクトル編だけ!
若様に日陰と勘違いされるレベルってホークアイの身長どんだけあるの…???

パント様「やぁ、さっきは助かったよ。どうもありがとう。」
若様「…どうも、助けた気がしねえんだが?」

全プレイヤーの心情を代弁してくれてありがとう若様!!!!!wwwww
若様のセリフからして開発陣もパント様のあの強さ分かってやってるよな…!?

パント「そんなことはない。魔道書にも限りがあるからね。」がメタっぽくてちょっと笑ってしまいました。


23章外伝 創られし命




「ヘクトルさまだ!よかった、生きてて。」
ニルス若様に雑すぎない!?wwwwww
エリウッド編ではエリに見つかってよかったって言ってたのに対応の違いに笑ってしまうww

魔封じの者を見たエリ様は珍しく冷静さを欠いた様子でしたが、若様は「わけがわかんねえな。なんなんだ、あれは?人間じゃねーのは確かみてーだが。」って割と落ち着いて受け止めておいででした。


「お、マーク
 まだ起きてたのか?
 …なあ、マーク
 悪かったな。
 ん?ほら、あれだ。
 最初にお前と会ったとき、
 お前の力量を疑うようなこと
 言っちまっただろ。
 俺が悪かった。
 お前は俺たち一人一人の力量を
 ちゃんと把握して、
 常に状況に合った策を
 考えてくれてる。
 お前がいてくれたから、
 これまでの戦いに勝てたんだ。
 マーク、
 お前は名軍師だよ。
 …な、なんだよ
 そんなにヘンか?
 俺だって、人をほめることくらい
 あるんだからな。
 とにかく、これからも頼むぜマーク!」

オズインが若様に槍を捧げた理由が!「言葉」でなく「心」で理解できた!
もったいないお言葉すぎますよ若様……間違いなく人の上に立つ器…未完の大器がこの旅で成長していく様を見ていられる……

24章 四牙襲来



ライナスルートだったんですが、ライナスに人質にとられたエリウッド様が「…好きにすればいい。」とか言い出して私は大変焦りました!!!その後に続くエリウッド様の説得のセリフで、何が正しいのか混乱しつつもいったん退くライナス。
烈火の剣のシーダ様台詞担当はエリウッドたんだった……???
青髪ロードの嫁で白馬(天馬)に乗って敵を説得するんだからつまりそういうことですよ、そういうことなんですよ!!



26章 届かぬ手、届かぬ心



ヘクトル編限定追加会話メモメモ。

「ヘクトルさまたち、大丈夫かな?
 なんか、心配だよね。」
「ええ…」
「ねえ、ニニアン。ヘクトルさまってさ、
 ヘンな人だよね。」
「ニ、ニルス。失礼でしょう?そんな言い方…」
「だって、ホントのことなんだもん。
 貴族の人なのに全然それっぽくないし、
 ぼくのこと肩車してくれたりさ。
 強引だし、乱暴だけど、優しいとこもあったりして…
 ぼく、結構好きかな。ヘクトルさまって。」
「ニルス…」
「昔の人達も…あんなふうだったのかな。
 もっと、みんな仲良くできたら良かったのにね。」

一年前に会っていたリンちゃんやエリと比べたら、ニルスと若様は会ったばっかと言ってもいいのにこの懐きぶりである
歳の離れた兄と弟って感じでほほえましいです。
ニルスは肩車なんてされたの何百年?千年?ぶりなのでは…
異伝見たら父の記憶もほとんど無いと思われるくらいちっちゃい頃に別れてるからな…
でも若様せめて砂漠の太陽ヤバそうだから鎧は脱いで肩車してあげて!ってなる(仕方ない)
そして最後のニルスのセリフがさりげなく重い……


パント 「私たちも手伝おう。
     指示を出してくれ。」
ヘクトル「そりゃ、助かりますけど…
     奥さんも一緒ですか?」
ルイーズ「もちろんですわ。」
パント 「心配しなくていい、
     彼女の弓の冴えはなかなかのものだよ。
     ベルン竜騎士に後れはとらないさ。」
ルイーズ「私、こう見えましても歌やダンスよりも
     弓の扱いが得意でしてよ。」
     お役に立てると思いますわ。」
ヘクトル「ま、こんな美人といっしょに
     戦える機会なんざ、そうはないし。
     じゃあ、お手並み拝見といきますか!」

パント 「…それから、
     これを渡しておこう。
     アトス様からだ。」
ヘクトル「これは?」
パント 「【天の刻印】…
     秘めた力を引き出す物…
     特に選ばれた者に
     限るのだけどね。」
ヘクトル「へえ?これがねえ…」
パント 「使えそうかい?」
ヘクトル「…………
     …………?
     別に、なんにも起きねえかな?」
パント「折りをみて、他の二人にも
    試してみるといい。
    すぐには無理でも
    君たちになら、いずれ
    使えるようになるだろう。
    あきらめないことだ。」
ヘクトル「わかった。とりあえず、もらっときます。」


若様の貴重な敬語シーン!!兄上やオズインにへーへー気をつけますよとか長居して悪うございましたとかふざけて言うことはあるけどそうじゃない敬語使ってるとこってリグレ夫婦とエルバート様にくらいですよね。しかしガバガバ敬語。好き。
ルイーズ様の歌やダンスよりも弓の扱いが得意でしてよ。っていう台詞も素敵すぎる貴婦人!!




適当に周りの敵を狩ってエリ様レベルカンスト!
HP39 力19 技16 速さ18 幸運17 守備15 魔防11

前回に続いて結構な化物じゃね…?
早速刻印さしあげてCCです。もちろん若様からの手渡し!コレな!



27章 闇の白い花


ヘクトル様でハーケン説得してみました。旦那感が…凄まじかった…… 
ハーケンはフェレ勢だけでなく若様オズインにも説得出来るよね。最多説得キャラでは?


「…オズイン。」
「はっ、ヘクトル様。」
「おまえな、兄上からなんか聞いてないか?」
「何か…とは?」
「…だから、その…
 体調についてとか…」
「…いえ、特に何も。」
「そうか、ならいいんだ!」
「どうしてそんなことをお聞きになるのですか?」
「いや、最近になって
 兄上のことがやたら気になってな。
 …少し前、オスティアで会った時になんか顔色悪かったし…
 父上が病気で倒れた時も
 …あんな顔色だったんじゃなかったかって…
 …いや、俺の思い過ごしだろう。
 兄上になんかあったら、何も報告来ないわけねえしな。」
「さようですね。そういえば、うっかり
 忘れるところでした。伝令を通して、ヘクトル様に
 ウーゼル様からのお言葉をお預かりしております。」
「お!兄上
 俺になんだって?」
「「あまり我を張って、エリウッド様を困らせぬように」とのことです。」
「ったく兄上のやつ、いつもそれだ。人をガキ扱いすんなって言ってんのによ…」

そうか、ならいいんだ!で笑顔になるんですよ若様…ここがものすごく辛かった
兄上やオズインを信頼してるのが分かるから… まさか二人から隠されているとは思っていないんだろうなって……

あと父上呼びしてる若様…!!!
ヘクエリ支援では父親のこと「俺の親父」って呼んでるから父上なの!?てびっくりしたんですが、こうして見ると両親がご存命のときも普通に父上母上呼びだったんでしょうね。
兄貴じゃなくて兄上って呼んでる若様見ると名門貴族のご子息…ってしみじみ感じるよね!!


エリウッド様について全然触れられてないんですが、この辺はエリ様にヘクトル編追加セリフが全然ないんですよね……
いろんなキャラが若様との会話増える一方でエリの影は薄く…(;;)
ってプレイ中心配していた私の不安を吹っ飛ばす怒涛の正妻台詞がこれから終章にかけて一気に来ます。
ヘクトル編は、ひたすらに駆け抜けていく若様を一番近くでずっと見ていたエリウッドの物語でもあるんだなって……比翼……