花沢類×牧野つくし
前回:俺の役目(美作あきら×牧野つくし) 「まーきのっ!」 「る…い……」 あたしを捨ててロンドンに行った類が目の前にいる。 どうして? あたしのそばにはいれないからって、ロンドンに行った類。 打ちひしがれて、どうしようもなくなって、西門さんや美作さんに慰められたあたし。 ようやく美作さんとの未来を見ようとしていたのに…。 どうしてあたしの前に、あの頃と変わらない笑顔で立っているの? 「やっと帰ってこれたよ。待たせてごめんね。」 あたしの大好きだった笑顔でそう言う類。 「……あたしを…捨てて行ったのに…、どうして…?」 「捨てた?」 「あたしのそばにはいれないってロンドンに行ったのに、何であたしの前にいるのよっ?」 「どういうこと?」 「もうあたしのそばにいれないって…。」 「…牧野、何か勘違いしてない?」 「え?」 「このままの俺じゃ、司に悪いからそばにはいれないって。だからロンドンに行って力をつけてくるからって言ったでしょ?」 「!!!」 「牧野?」 あたしってば…。 類に翻弄されて半ば意識を失った状態で聞いていたから、肝心なところが聞けてなかったみたい…。 “(このままの俺じゃ)司に悪いからそばにいれない…。だからロンドンに行(って力をつけて)く…” ちゃんと聞いてなかったから…、あたし…。 でも、そんな一年前のこと…。 連絡もくれなかったし…。 今は美作さんって人がいるし…。 「あきらが何?」 「え?」 「相変わらず、独り言は達者なんだね」 「あ…」 「あきらがいいの?」 類はそういうとあたしを強引に車に乗せ、そのままホテルのスイートに連れ込んだ。 「俺が何にも知らないとでも思ってるの?」 「どういうこと…?」 「知らないふりしようと思ったけど、やっぱムリ」 類が何を知ってるっていうの? 一年も連絡のなかった人なのに。 「俺がロンドンに行ってすぐに、総二郎と寝たでしょ」 「!!!」 「忙しかったのもあるけど、ムカついたからこっちから連絡するのガマンした」 「え…」 「そんでもって、この間はあきら」 さすが花沢物産の御曹司。 あたしにSPでもつけてたのかしら…、って、えっーーーーーー!!! 「俺はずっとガマンしてたのにさ。牧野はそうやって浮気しちゃってたんだね」 言葉は柔らかいのに、類のビー玉の瞳は笑ってなかった。 「んんっ!!」 類の荒々しいキス。 角度を変えながら執拗にあたしの口の中を刺激する。 慣れた手つきであたしの服をあっという間に剥ぎ取ってしまった。 「悪い子にはお仕置きしなくちゃね」 前は優しくあたしの体を愛撫していた類。 でも今日は違う。 きつく乳房を揉みしだき、乳首をつまむ。 唇を首筋から鎖骨に這わせながら紅い花を咲かせる。 あたしの知ってる類じゃない…。 でも、いつもと違う愛撫にあたしは興奮する。 「ぃや…、あン、あ…はぁ…ン…」 「総二郎やあきらにもこんな声聞かせたの?」 「ひゃ…、あン…」 何も言えない。 あたしの口からは快楽の声しか出てこない。 あたしの体を知り尽くしている類からは逃れられない。 類のしなやかな指が秘壷に進入する。 ―――――くちゅ… 荒々しい愛撫なのにあたしの中はコレまでにないほど潤っていた。 激しく出し入れされる類の指。 「あっあ…、あぁ〜、はン、ああ…うン…」 「牧野の体をこんなにエッチにしたのは俺なのに…、何でほかの男に触らせたのさ…」 「だ…っ……て…、はぁ…ン、あ…」 「総二郎には何回イカされた…? あきらには…? 答えろっ!」 あたしのポイントを激しく摩りながら類が叫ぶ…。 はぁン…、あああっ!! ダメあぁ…!!!!! 仰向けでぐったりとした牧野。 わかってる。 コイツは俺が別れを告げたと思ってショックだったこと。 でも、総二郎とあきらがこの白い体を翻弄したんだって思ったら、嫉妬に狂ってしまった。 俺だけの牧野だったのに。 …だけど、きっと…、たぶん…、まだ俺だけの場所が残っている。 牧野をクルンとうつぶせにして、腰だけを持ち上げた。 「ココは触らせてないよね…?」 「………はぁン」 俺は牧野のかわいいアナルをペロリと舐めた。 牧野はここが大好きなんだよね。 「どうなの?? ココも総二郎とあきらに触らせたの?」 牧野はフルフルと頭を振った。 よかった、ここは俺だけの場所なんだね。 人差し指を押し込み、1年ぶりの感触を味わう。 ちょっぴりきつくなったね。 ゆっくり拓いてあげるよ。 「あン…、あぅ…イイっ!! もっとぉ〜」 腰が少しずつ揺れてくる牧野。 もう大丈夫そう。 俺は自身を牧野のかわいいアナルに差し込む。 「はぁ……っ!!! ああっン」 「牧野はこっちが大好きだもんね…、ここは俺だけだよね?」 「うっン、はぁう…、ああ…」 「ここに入れられながら、こっちを触られるの大好きなんだよね、牧野」 アナルへの出し入れをしながら、秘壷に指を差し入れて牧野のイイところを摩る。 クリトリスへの愛撫も忘れない。 「きゃああ…、あああン…ああああ、もっ…と…、ああ、イイよ…る…いっ!!」 ああ…、俺もイイ。 イッちゃいそうだ…。 でも…、イクならやっぱり…。 牧野を横向きにして、片足を持ち上げて秘壷に狙いを定める。 久しぶりの牧野…。 やっぱりコイツじゃなきゃ、俺はダメだ。 「はぁ…、あ、るい…、イイっ、もっと、もっとして…」 「ま…きの…」 「アン…、あああン、はぁあ…、あっあっあああ…あああああああっ!!!!」 牧野の中がきつく締まる…。 俺は牧野の中で己を放出した。 「3人の中で誰がいいの?」 「…へ…?」 「俺よりも総二郎やあきらのほうがいいの?」 「あ…」 「誰?」 「……西門さんには…、優紀がいるのよ?」 「じゃ、あきら…?」 「……」 あたしには決められない…。 どうしたらいいの…? 続編:俺の役目 続編2(道明寺司×牧野つくし) SS一覧に戻る メインページに戻る |