ひと区切り、となったときは連載再開は12月からだと思っていたが、11月中にはじまったようひょー。しかもサルアが出たようひょー。もう一回くらい言っておくかうひょー。
前にも書いたが、今年は九割再登場をあきらめていた柳岡が出たうえにマガジン誌上で妄想を具現化したような話が展開されるわ、オーフェンの後日談がいきなりはじまってしかもサルアがそこそこの役割で出てくるわと、絶対このあと反動があるとしか思えない大盤振る舞いだ。この調子で行くと、来年はどんな災厄が待ち受けているか知れたものではない。あなおそろしや。
世間的にはなにやら魔王がタイプライターでタイピングし殺すぞ的なことで話題だが、その前段で脳みそがかなりアレな状態に突入した人間にとってはあまり関係がないのである。てか、いまでもあまり最後の一文からおかしみを感じ取れない。
まああの世界のどこかに存在する黒魔術士村では殺人や暴行のことを「ピアノを弾く」と言うらしいし、タイプライターを叩く、イコールなにかとてつもなく恐ろしい魔王の所業、を意味したとしても不自然ではなかろう。
本題はスーツだ。スーツ。サルアがスーツ。ここはオタとして喜んでおくべきなのかもしれないが、残念ながらわたしはスーツ萌えではない。むしろまともな服装をさせてもらったことのほうに落涙してしまう。てか、スーツ着用だとどう頑張ってもマフィアの用心棒か不良サラリーマンになると思うのだがいかがだろうか。
一応本編でも普通の格好はしているとはいえ、挿絵で描かれているのがすべて例の血まみれずたぼろの神官服であるため、「仕立ての悪くないスーツ」の一文に、なんつーかこう、よかったねえううう、と。本文中では着替えてたあとも挿絵ではそのまんまだったしねー。おまけにファンブックの裏表紙でもその格好だった。だから一般的にはサルアつーと神官服のイメージで通っているかと思われ。そのことは、サルアのイラストが描かれた場合百パーセントあの格好になることからもうかがわれる。往時同人誌でサルアが出ていないか探しまくっていた人間が言うんだから間違いない(えらそう)。一度、挿絵では出てこなかったから、と私服を描いておられた方がいたので購入したその同人誌を思わず神棚に祀ったが。……すみません嘘です家に神棚はありませんでも伏し拝んだのは事実です。
そうかー、スーツかー。ていうかなんでスーツ着てるだけでこんだけ動揺しているんだろう。
んでもってサルアとメッチェンは入籍済み、と。レティシャ、コンスタンス、さらに今回のメッチェンとオーフェンヒロインズが続々と相手を見つけていくなあ。次はステフがアニメよろしく素敵な彼氏とゴールインしているに一票。
しかしこのふたりに関しては、「背約者」で旅路についたときの会話とか、「DX」でのインタビュー(「男女の組み合わせは女が年上になることが多い。地味なところではサルアとメッチェン」)があるから、上記二人よりは驚きが少ない。ああ、とうとう、みたいな。「あそこそ」9月13日でも優しく微笑んで云々、とあったしね。
本人いわく入籍はスポンサーへの配慮らしいが、そもそも説教するのが照れくさいあまり殺気だったりするような人間であるからして。ぷろぽぉずも事務的にやろうとしてかえって回りくどくなり「あーもーハイハイ」とか言われてそうだ。
そういうことも含め、あれこれ柄でもないことをやっている姿からすると、やはり本編での「やりたいことをやる」から「やらなければならないことをやる」にシフトしたんだなあ、と。そこにいたるまでの心境の変化を考えると……たまりまへんなあフヒヒ。
ときに、メールは出したがご意見ご要望というよりただのファンレターにしかならなかった。後日談にはいろいろ思うところもあるのだが(もちろん否定的とか悪感情ではなく)、書籍化された場合は一も二もなく購入する所存であることはいうまでもないですぞバンジャーイ。