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あそこそ4日

 今の章では長らく不明だった世界や魔術についての謎がある程度明かされる(はずだ)が、個人的には死の教師たちが「何を、どれだけ知っていたか」もわかって嬉しかったりする。いや、何度か言っているように、サルアとメッチェンがなんで反逆したのか、その理由をぐだぐだ考えてるもんで、ヒントの一端になるのよさ。
 今日の更新とかかわると思うんで「背約者(下)」からオーリオウルの台詞引用。

「かつて……世界は、ただそれであった。世界は世界であるだけで、それ以上でもそれ以下でもなく、世界の存在する物のためになにを用意する必要もなかった。その頃、世界に住んでいたのは不死の巨人だけだったからだ。(中略)だが、その地に変化が起こる。虚無が満たされてしまったのだ。虚無をくまなく満たしたもの……それが……神々だった」
「神々は力を以ってすべての巨人を殺したが……ただひとつ、世界最大の巨人たる、一匹の蛇を殺すことだけはできなかった。(中略)神々はそれを殺せないと知ると、仕方なく、その蛇がとぐろを巻く内側に世界を作った。(中略)世界はもはや虚ろではなく、蛇の中庭と呼ばれるようになった。そして、巨人の遺骸で出来た大地を、巨人の大陸と読んだ」

「我が神に弓引け背約者(下)」

 つまりオーフェン世界の時間は循環構造になっている、ということなんだろうか。
 停滞(不死の巨人)→可能性=神々と世界の誕生(巨人の死)→ドラゴン種族による世界解析=可能性の逆行→神々と巨人の現出→巨人の成長による変化の克服→神々の無意味化=停滞
 これを繰り返していると。ゆえにボリーさんの存在は予告できたことだった?
 同質にして正逆の――東部編で頻出したこの単語がまた出てきた。やっぱりここらへんの話は東部編でオーフェンとコルゴンとをからめてやるつもりだったんじゃないのかなあ、とかいろいろ考え中。
 つーかお前さん覚悟して聞いたというより本気で時間つぶしのつもりやったんかい(笑)!
 これ聞き終わったあとどうするのかなー。ごろごろごろ。

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