かなり待ったが何の音沙汰もなく、これはきっと早朝に更新というパターンだろうと床についたら深夜3時に更新されていたと知り、あと30分ねばればよかったと歯ぎしりをする。
さて、私はコギー(たぶん)がちゃんと仕事の話をしていることに驚愕しつつ「どのみちダンナが(略)」と自棄になればいいのか。はたまた「そいつ」がサルアなのかどうかでやきもきすればいいのか。
いったいどうすればいいのだろう?
まあそのような葛藤はどうでもよろしい。本日の更新分で細かいことが気になった。
コギーは「半年前から何度か名を聞いていたサンクタムという殺し屋が、とうとうアーバンラマ近郊に現われたらしい」と言った。はて、なぜコギーはサンクタムの名を知り得たというのだ。
9月25日付の更新で、イザベラはサンクタムについては「貴族連盟から魔王暗殺の指令を受けたということ以外は不明」と述べている。また27日付では「アーバンラマは閉鎖され連絡は取れない」とも。
サンクタムの噂が聞こえてきた、というのがまずよくわからない。わざわざ自分の名と存在を喧伝して歩くというのは暗殺者として不自然すぎるし、それに閉ざされたアーバンラマ内でどうやって外の噂を入手できたのか。
後者については、戦争開始時より状況が変化したためアーバンラマ側も門を開いて情報を入手しようとしている、とこじつけられなくもない。しかし前者はどうか。
イザベラが――というよりフォルテがサンクタムの情報を掴めたのは間違いなくネットワークの力によるものだから、普通なら知り得ない情報を持っていても不自然ではないのだが。
というわけでいろいろ考えてみた。
可能性1。貴族連盟がサンクタムの存在を大々的に広めている。つまり情報戦の一種。
可能性2。オーフェンに自分の存在を伝えるのがサンクタムのねらい。挑発し、オーフェンが自分から出てこざるを得ないよう仕向けている。ラストシーンはふたりによる荒野の決闘。
可能性3。いや待て、サンクタムと一緒にいるのはクリーオウだ。しかもサンクタム=コルゴンは天然。それらふたりのパワーが合わさり、おそらくアーバンラマ近郊で本一冊の分量に相当するくらいの、とんでもない事件に巻きこまれたのだろう。それこそ閉鎖された門の内側まで名前が伝わるくらいに。
可能性4。話の都合。……とまあぽちぽち考えてはみたものの、本筋ではあまり触れられないだろうな。さて「そいつ」がサルアなのかどうか気にしつつ、今晩の更新を待つこととしよう。<結局そこなんかい