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あそこそ18-20日

 じゃんに違和感をおぼえる自分はどうしようもない大阪人。
 あと、アーバンラマのライアンの作った森がまだあるということは、船の材料はこれを利用したのかもね。

 クリーオウは初めて気づいた。オーフェンに会いに行く、ただそれだけのために彼女のこの一年間があったわけだが、会ってそれからどうするのかをクリーオウは考えていなかった。いや、考えようとしなかったというほうが正しいかもしれない。
 「扉」でオーフェンがクリーオウとマジクに別れを告げたのは、魔王の力を得て自分を巡る状況が本格的にまずくなったから、そして「はぐれ旅」が終わったからだ。それらの事情をクリーオウがどれだけ知っているのかは、本編及び「あそこそ」からはわからないが、クリーオウならば仔細を知らずともオーフェンの心情には気づいているのだろう。
 以前、つまり西部編のクリーオウだったら「とにかく会いに行けば大丈夫よ!」と豪語していたと思われ。そして、実際なんとかなっていたのだ。西部編における彼女はデウス・エクス・マキナだったのだから。
 しかし「今」のクリーオウは違う。デウス・エクス・マキナの座から降ろされ、「なんとかならないかもしれない」という恐怖を知っている。であるから、オーフェンに会ったその先を考えていなかったのだろう。会えたとして、やはり以前とは変わったオーフェンが拒絶を表明する恐怖、そして大陸外へ出て行くという途方もない話についていくのかという恐怖。
 そこで止まってしまえば、眠りつづけるレキ2号と同じなのだ。そのことに気づき、クリーオウは今初めてレキ2号に呼びかける。

 ところで。展開上、殴られて顔を腫らし、ぼろぼろと涙をこぼすクリーオウの絵がそこかしこで見かけられたわけだが――ちょっと、いやかなり萌えた。<どんな趣味だよ…

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