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野球部員が11人いる!

 今年もまた甲子園がはじまった。昨日の新聞で甲子園に関連して、女子部員についての記事が掲載されていたので興味深く読む。
 http://www.yomiuri.co.jp/sports/hsb08/news/20080731-OYT1T00589.htm
 しかしまあ、こんな真面目に野球の話題をチェックするようになるとはね。数年前の自分が知ったら驚くにちがいない。

 よく知られているように、「おおきく振りかぶって」は雑誌連載分と単行本の間がかなりあいている。現在、単行本化されていない連載が5冊相当あるというから、単行本派は胸かきむしって苦しまざるを得ない状況だ。昨年、国会図書館でアフターヌーンを閲覧・複写している人を見かけたが、その気持ちは分からないでもない。
 そのうえ私は、基本的に可能な限りネタバレから遠ざかりたいので、おちおちファンサイトもうろつけないのである。弱った。ネタバレ注意の表記を見かけたら全速力で退避するとか、日記を見ないようにする、とか対策はあるけれども。
 しかし詳細は分からなくても「(キャラ名が)が…!はわわ」みたいなことが1行でも書いてあれば、なんとなーく雰囲気が察せられてしまうわけで。ますます出歩きにくくなるのであった。弱った弱った。
 さてそういう感じで知ったのだが、最近の連載分で篠岡になんぞ起こったようだ。ふむ、つまり1巻でネタ振りされていた、篠岡がマネージャーをしている理由が明かされるのかな。1巻のおまけページ(p.66)によると、篠岡は「野球が大好き。中学時代はソフトボール部。マネジになる決心をした理由についてはまたいずれ…」と意味ありげな説明がされている。しかもソフトボールの腕前はかなり良かったらしい。
 おそらく篠岡は、百枝とは違ったアプローチで「野球部の女子マネージャー」を描くために置かれたキャラだろうから、百枝の過去と併せてどう描かれるか楽しみだ。
 誤解されるような書き方でもうしわけないが、おお振りを知った当初、私は篠岡がなぜ必要なキャラクターなのか分からなかった。「監督・顧問・選手」はともかく女子マネージャーが部の運営に必要だとは思えないし、本筋にもまったく絡まないからだ。今作が野球漫画というより、野球「部」漫画であることを考えれば、父母会や応援団同様、女子マネージャーがいても別に不自然ではない。にしても、篠岡が出てくるのは単行本のおまけページのみだという事実は、私の中にいる邪推の虫がむくむくと起きあがってくるには充分である。
 西浦高校野球部の選手が10人でなければならない理由は分かる。野球をするためには9人の選手が必要だし、また9人だけでは、大会を勝ちあがっていくことは不可能だからだ。では部員が11人いる理由は、はていったい何なのだろう。

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