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押井守と宮崎駿inNHK

 4日に押井守、5日に宮崎駿とさすがな番組を組むNHK。スポンサー系列の日テレでもそんなことはしそうにない。押井など先月は「課外授業ようこそ先輩」にも出演してたし。いったい小学生相手になにを喋るのだろう、とチャンネルを回したが深夜の再放送だったこともあり、半分寝てしまって内容をほとんど覚えていない。
 両者とも新作映画の公開と時期が重なるためか、新作の中にこめられた意図などが中心になって取り上げられていた。ただ宮崎の番組の方が時間が長いので、そのぶん宮崎の前半生を追ったりと中身も濃い。司会はひどいが。まあこれは「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組とセットになっている弊害だからしかたがない。つか、宮崎って本物だよなと思わされた1時間半だった。色々な意味で。
 押井の方では画面作りの話が多く出たこともあり、キャラデザを担当した西尾鉄也の談話が。現在、日本のテレビ局がドキュメンタリーを作るようなアニメ界の人間は宮崎か押井くらいだから、アニメーターなどのスタッフが表に出てくる貴重な機会だ。
 番組を見ていたら、家族が絵がきれいだから「スカイ・クロラ」観に行こうかなぁ、と言い出した。原作が森博嗣で監督が押井守だから相当理屈っぽいと思うのだが。
 ところでこの日記を書こうとネットを検索していたら、かつて押井守版銀英伝の企画があったことを知る。まじか。Wikipediaの記述だから信用度は低いが、実現したらどうなっていたんだろう。想像がつくような、つかんような……。

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