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禁断の箱

 本が棚に収まりきらず、床の上に積まれているマイ部屋。どうにかしたい、と長年心の中にだけあった考えをついに実行した。少しずつ片づけを進めて入れる場所を増やし、いる本といらない本を整理したので現在は床が広々としている。
 今度手をつけたのが隅くたに置かれた大小ふたつの段ボール箱。中に詰められているのはみんな大好き薄い本である。みつしり。せめてこれを大きい方に全て収めてしまえというのが今回の目標だ。
 ちなみに段ボール箱のうち片方は色々なジャンルが混在しているが、もう一方はすべてTRIGUN本である。ふたを開けると、この10年近くひたすら集めてきた私の執念がもわっと漂ってきたように思うのは気のせいだ、と思いたい。どの本をいつどこのイベントで、あるいは中古店で買ったかほぼ把握しているのが自分でもなんだかな。なんにせよ愛着はものすごいので、簡単に整理などできるはずもない。数年前に一度薄い本の整理をしたときもこれらには手を入れられなかったし。
 というわけですごいがんばった(当社比)。三日かけてついに段ボール一箱分を減らすことに成功したのだ。やった。ついにやったぞ。達成感にうちふるえる私の背後には整理した本の山が積みあがり、マイ部屋はまたしても足の踏み場もなくなっていた。
 …これ、どうしよう。

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