拍手いただきました。ありがとうございますー。あな嬉しや。
実はひそかに目標としていた毎日感想がとぎれてしまった。ちと口惜しいのう。
前回、私は「ハーティアは戦争に参加する気なんかないだろうな」と書いた。「扉」での言動からそのように想像していたのだ。まああのときは、ほぼ蚊帳の外状態からいきなり渦中に放りこまれたということもあるから、大きな動きができない状況だったのだけれど。
だがまったく違っていた。奴はこのうえなくやる気だ。召集に応じないだけでなく、支部の中でも特に強力な術者を22名も手元に残して子飼いとし、そのうえ市行政にも食いこもうと動き出していたのだ。
おそらく、本来のトトカンタ支部長が避難したので後釜におさまったと思われるが、それを契機に上を目指すつもりになったのだろう。まるで<塔>を掌握しようとしたフォルテのようだな。……ああ、そういえばハーティアは「野心の強すぎる補佐役」と言われていたのだった。その野心が行き場を見つけ、とうとう表に出てきたということなのか?うおおおお。
ところでフォルテ、生きてるのだろーか。
ハーティアが同盟、ひいては<塔>に従わない道をとるほうへ動こうとしているとなると、貴族連盟対魔術士同盟という単純な構図に波紋を投げかけることになると思われ。どちらにも与しない、第三勢力となりえるかどうかは不明だが。
とりあえず、復旧作業にとても手慣れている住民のみなさんによって、港湾はその機能を取り戻しつつあるようだ。ただ問題は船で、これがなければトトカンタの優位性が失われてしまう。
イザベラとのやりとりが、がぜん緊張感をはらんできたぞ。23日付でマジクに向けられた「苦いものが浮かんでいる」眼差しがどちらからのものかにせよ、事態の推移に絡んでくるのか気になる。
視線の持ち主がイザベラだとすると、トトカンタ出身のマジクのことを気づかってのものだと考えられる。また逆にハーティアならば、これからの話にオーフェンがからんでくる可能性があるんじゃないかと希望。でも順当に考えるとイザベラの方だろな。私の予想は当たらないから、あまり深読みはしないほうがいいだろう。