ああそっかそうなのか。するとなにか俺は小学校以来騙されていたのか?
「どう、したの?」
晃が少し眉を寄せたまま聞いてくる。上目遣いで。
「いや、なんでも」
眼をそらしたまま答えた。晃さん視線が痛いよ。
「…え?なに、もしかして」
晃の眼が笑った。よく見たら口元にも笑みが。
「なんでもない」
眼をそらしたまま気付かれないように指を晃の股間に近づける。
「私が男だと思ってたのにOKしたひゃぅっ」
最後まで言い切る前にズボンとパンツの間に辿り着いた。一人称まで男っぽいのにパンツは女モンなのか。
「一人称まで男っぽいのにパンツは女モンなのか」
あ、また思ったことそのまま…まあいいや。
「うるさっ、んぅ…ひぅっ!」
「後で怒っていいからさ」
今はな。雰囲気大事にする男だよ俺は。自分で言いはじめといてなんだけどな。
下着越しに、くすぐるみたく弄っているだけなのに。晃エロいな。
たまに人差し指の腹で押してみると、一層大きな声を出す。
これやめられなくなるんじゃないか?
くちゅくちゅという水音と、艶っぽい晃の喘ぎ声だけが聞こえる。
喘ぎ声を聞いてるだけなのにやばいくらい勃起していた。
自分で気付いて、笑いそうになる。自分でも気付かないうちに晃の股間をいじる指に力が入っていた。
「ひぅっ…あっ、やぁっ…ふぁあっ!」
一際大きな声を挙げたかと思うと、晃の体が力なく後ろに傾いた。え?ああ軽く逝っちゃ…
早くねえか!?とりあえず左手で背中を支えてやって、そのまま仰向けにした。
「はぁっ、はぁっ…ふぅー、なんか、すご、かた」
うまく舌が回っていない。電気あんまとかやらなくてよかったな小学生の俺。
秘所の部分だけ濡れているパンツのふちを摘まんで持ち上げる。
このまま脱がせれば、俺の人生で初めて女のあそこをみることになる。
「御開帳…いてっ」
小声で言ったのに、頭叩かれた。意外と意識はっきりしてるんだなあ。
腿まで下げたズボンと同じ位置までスルスルと下げる。意外とすんなりいった。
で、はじめてみた感想。綺麗なピンク色してる。エロ雑誌なんかで見るようなのと違うものだこれは。
一人で感動してたら、晃に「まじまじみるなぁ」って言われた。
「そうだよな、見るだけじゃ悪いよな」
わざとそういいながら顔を近づけたら、晃が慌てだした。
「えっ…な、なにすんの?」
「食べます」
「…それ恥ずかしいんですけど」
「恥ずかしいからいいんじゃ…ぅぁいて」
また叩かれた。叩かれた拍子に顔が、って自分から寄せたんだけどな。
「うひゃぁっ」
とりあえず舐めてみたら悲鳴みたいな声が上がった。
ちょっとしょっぱいな。