付ける薬もないぐらい 第二章・6



その言葉にルーンはひいっと喉を鳴らす。
「や、やー! ヒースやだあ、やめてお願い…………!」
ばたばたもがく足を押さえつけ、ヒースはあごをしゃくって仲間に命令した。
「おい、さっきこいつが持って来たかご。あれ持って来いよ」
「ええ?」
この状況での妙な命令に、当然少年は変な顔をした。
だがいいからやれ、と重ねて言われ、彼は渋々野菜が満載のかごを持って戻ってくる。
「お、これこれ。これが丁度いいだろ」
側に置かれたかごの中から、ヒースはまだ青みを残したとうもろこしを手に取った。
少し日を置いて熟れた頃に食べて下さいと、村人から渡されたものだ。
「なあ、ルーン。お前こいつが食いたいんだろ?」
見せつけるようにヒースは、握ったとうもろこしの先をルーンに向けた。
「お前のよりでかいんだもんな…………ほら、感謝して食えよ!」
言うなり彼は、ルーンの濡れた裂け目の中に手にした野菜をねじ込んだ。
「あああああっ!?」
ずぐりと音を立て、埋められたものにルーンは大きく背をしならせる。
すでに半分ほども入ってしまったとうもろこしを見つめ、彼はふるふると首を振った。
「や、やっ…………ひーすぅ…………」
まさかこんなことをされるとは思わなかったのだろう。
いっぱいに目を見開き、すがるように見つめてくるルーンを見てヒースはごくっと喉を鳴らした。
興奮しているのは彼だけではない。
がき大将の素晴らしい思い付きに、少年たちは目をぎらぎらとさせている。
「すげえ……あんなの入るんだ…………」
「しかもこいつ、とうもろこしなんかぶち込まれて濡らしてるぜ…」
露骨なささやきにルーンはかあっと顔を赤くする。
言われていることが正しいから余計にだ。
取り囲まれ、こんな物で犯されているのに、ルーンのそこからはとめどなく蜜があふれ出る。
男性器の先からも半透明の液が漏れ出して、突っ込まれたとうもろこしの側面を濡らしていた。
これ以上されたら変になってしまう。
「ヒース、やだ…………抜いて……、あっ!?」
「嘘つけ、こんなにどろどろにしやがって!」
とうもろこしをくわえ込みながらも、はしたなく愛液を零す女性器にヒースは更に野菜を押し込んだ。
「い、嫌ァ……! やっ、いっぱい、だめっ……!」
必死になってじたばたするが、すでに熱くほてった体にはうまく力が入らない。
むしろ暴れたことにより、滑ったとうもろこしがずずっと奥まで潜り込んで来てしまった。
「ほーら見ろよ、こんなとこまで入った…………」
上ずった声で言ったヒースは、差し込んだ物の出し入れを始める。
淫らな音を立てて行われる乱暴な抜き差しに、ルーンは豊かな胸を震わせて仰け反った。
「あうっ…………やぁ、ずんずんしないでぇ……!」
まだ硬いとうもろこしに突きまくられ、肉壷の中からとめどなく愛液があふれ出す。
一突きされるたびに淫らな液が飛び散り、はしたない音が少年たちを更に駆り立てた。
まだ幼さの残る顔立ちに雄の浅ましさを覗かせ始めた彼らの中央で、ルーンは異物を挿入されよがり狂う。
「あ、ひっ…………、つぶつぶがぁっ………、こすれてッ、だめえ……!」
まだ硬いとうもろこしのつぶで中をごりごりと擦られる。
異様な感覚にルーンは身悶え、ぱっくりと開いた割れ目からいやらしい液を垂れ流した。
「すげえ、ここ、真っ赤」
とうもろこしをくわえ込んだ女陰の頂点、赤く充血した肉豆に一人の指先が触れる。
「ヒッ」
短く息を呑んだルーンは、そこを摘み上げられて悲鳴を上げた。
「いや、いやあ! だめ、そこはァ……!」
だめと言われてやめるような悪ガキたちではない。
別の少年までふくらんだ肉芽をつつき始めたからたまらなかった。
「ひあん! やっ、やだあ、だめえ、だめっ…………!」
激しくかぶりを振るルーンの胸元、左右に揺れる豊かな胸。
衝動を抑えきれなくなった一人が、その胸を掴みつんととがった乳首を口に含む。
「やああっ!」
ぬるりとした感触に叫んだルーンの反対側の胸にも他の少年が吸い付いて来た。


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