付ける薬もないぐらい 第二章・10
先走りをすくい取られ、悶えるルーンの尻にクルーガーは先走りを塗りつけた指をも回した。
ズボンを引き下げ、露になった白い尻の奥でひくつく穴にその指を差し入れる。
「あ、ああっ」
ヒースたちには触れられていない箇所への愛撫に、ルーンはぎゅうっと前後の穴を絞って答えた。
きつく締め付けられながらも、クルーガーは尻に差し込んだ指を割れ目に潜らせたものと同じように動かし始める。
たちまちそこからも濡れた音が響き始め、男性器からは半透明の液がだらしなく漏れ出た。
「ああ、ししょ、だめえ両方はぁ…………ッ」
二つの穴を別々の指に犯される。
豊かな胸の先に乳首を浮き上がらせながら、快感に乱れるルーンをクルーガーはひとしきりもてあそんだ。
「あ、あ、あぁっ……」
数度軽く達してしまい、ルーンは彼に胸を押し付けてぐったりと身を預ける。
両方の穴から指を抜くと、クルーガーはルーンを今度は後ろから抱き締める体勢にした。
そしてその足を大きく開き、むき出しの尻にすでに硬くなっていた男根を押し当てる。
「あ…………ししょ……」
期待と不安が入り混じった目で振り向けば、卑猥な笑みに口の端を吊り上げたクルーガーの顔がある。
「まずはこっちに入れてやろう」
そう言った彼に軽く持ち上げるようにされた後、肉棒を呑み込みながら再び下に降ろされた。
「あはぁ…………ッ」
自重が加わり、一息に太いものを飲み込んでしまった。
少年たちに野菜でいたぶられ、女としてはすでに絶頂を迎えていたのだ。
けれどふたなり化した浅ましいこの体にはもう一つの性、もう一つの欲がある。
「アッ…………ン、ししょお…、師匠の、熱いッ…………」
男根を打ち込まれた体の正面では、ルーンのものも急角度で屹立している。
とろとろと先走りを零すそれを、クルーガーが上下に扱きながら腰を揺すり立てた。
「ああ! あん、いいッ、ししょッお尻いいよォ………!」
尻肉をかき分けるようにして出入りする肉棒に擦られ、突かれて、ルーンは髪を振り乱してよがる。
自ら腰を振り始めているその姿を愉しみながら、クルーガーはふいと手を伸ばした。
彼の指が向かった先には、先ほどルーンが抱えていたかごがある。
そこから彼は、まだ青い部分の多いとうもろこしを取り出した。
「はひ、はっ……、あぁ、師匠、ししょお………、オレ、いっちゃ、もうっ……へっ?」
夢うつつであえいでいたルーンは、クルーガーが握ったものに目を丸くする。
背後で低く笑ったクルーガーは、逆手に握ったとうもろこしをルーンのひくつく割れ目へと押し当てた。
「前が寂しいだろうから、お気に入りのを入れてやろうな」
「え、あっ……ああああんッ!」
じゅぽっと音を立て、愛液を撒き散らしながらとうもろこしが挿入される。
後ろを一物で貫きながら、クルーガーはとうもろこしでルーンの中を突きまくった。
「あっ、ああっ………! ん、うっ…、だめえっ……!」
思わぬ展開と想像を絶する快感に、二本差し状態でルーンはかすれた声を上げる。
「な、中でぇ、こすれて…………ッ、あん、ぶつかってるぅっ……」
クルーガーの肉棒ととうもろこしが小さな尻の中でごりごりとこすれ合っていた。
そのたび生まれる信じられないような快楽に、ルーンは桃色の舌を出してぴくぴくと震える。
「あぁ………ッ、ま、前も、後ろもぉ、ぐちょぐちょになっちゃうッ……あああっ!」
唐突に乳房を掴まれ、びくりと背筋を反らしてしまった。
壊れそうなほどに高鳴る胸を大きな手で揉みしだきながら、クルーガーは薄赤く染まった耳たぶに舌を這わせる。
「ンッ……」
「手が二本じゃ足りないな」
含み笑いをしたクルーガーの手は、今度は達する寸前のルーンの男性器へと向かう。
「はう…、あぁ、ししょ……」
鈴口を親指の腹でぐりぐりと刺激されると、くぼみに溜まっていた雫が粘着質な音を立てた。
その根元ではとうもろこしを何度も奥までくわえ込まされ、淫らな水音をさせる割れ目が口を開けている。
←9へ 11へ→
←topへ