付ける薬もないぐらい 第二章・13
ぬるぬるとこすれる肉の中を熱い肉棒が満たす。
待ち望んでいた瞬間に、感極まったルーンはぎゅっと自分の体を抱き締めた。
細い腕につぶされ、豊かな乳房の肉があちこちはみ出しているのがひどくいやらしい。
幼い顔との差異の激しい、凹凸の激しい肉体をクルーガーは上下に揺する。
「あっ…………、はぁん……!」
じゅぷっ、じゅぷっと水音を立てながら、深くくわえ込んだ男に繰り返し突き上げられる。
たぷたぷと震える胸を抱き締めたまま、ルーンはあごを仰け反らせた。
「あん、いい、ししょ、師匠ぉ……! 師匠の、熱くて、おっきいので、いっぱい、いっぱぁい……!」
暖かく湿った膣内から流れ落ちた体液がクルーガーの肉棒の動きを助ける。
もっと、とねだるように絡み付く内部をかき分け、クルーガーはしばしルーンの奥を攻めることに没頭した。
「はあ、あ、ししょ、あぁ、来る、来ちゃうぅッ……!」
師を飲み込んだ柔らかなひだが収縮を始める。
痙攣するような動きを感じ取ったクルーガーは、だがいきなりルーンの腰から腕を離してしまった。
「ひっ!?」
ずずっと根元まで彼を飲み込みながら、ルーンは彼にまたがった格好になる。
「し、ししょ……」
また焦らされるのかと、ルーンは恨みがましい視線を送った。
だがクルーガーは黙ったままゆっくりと、すっかり存在を忘れ去られていた野菜かごへと手を伸ばす。
戸惑いながらルーンが見つめる中、彼は一つの野菜を手に取った。
「尻にも欲しいだろう?」
そう言うとクルーガーは、またしても逆手に握ったきゅうりをルーンの尻穴に押し当てた。
一度中出しされて間もないそこは、前への刺激に薄く口を開けている。
「ししょ、あ、あーっ……!」
冷たい感触が直腸に挿入されていく。
後ろへの異物の侵入に、ルーンは大きな声を上げた。
「あ、ししょ、あぁッ」
片手できゅうりを動かしながら、クルーガーはもう片方の手でルーンの乳房を掴む。
節くれた指に柔らかなふくらみを揉まれ、ルーンは仰け反った。
「あん、ししょ、あ、やぁ、お、お尻ィ……!……」
精液に満たされていた内部をきゅうりのいぼがこする。
前に男根を含んだまま後ろを野菜で攻められる、さっきと逆の二本差しだ。
「女の方でいきたいんだろう?」
くすくすと笑いながら、クルーガーはベッドの反動を利用して腰を揺すり立てる。
「ああ、あ、あああっ」
二つの穴を串刺しにされ、異常な快楽にルーンはよがり狂った。
男をくわえた裂け目は一突きされるごとにますます濡れそぼり、はしたなく涎を垂らし続けている。
「あん、はぅ、ししょ、師匠のすごいのッ……」
クルーガーの動きに合わせ、自らも上下に腰を振りながらルーンは甘ったるいあえぎを漏らす。
「あん、でもォ、でもきゅうりもすごいのぉ…………、両方、ずんずんって、じゅぽじゅぽって、あぁん、ししょお、ししょお気持いいのぉ…………!」
全身の性感帯を攻め立てられる悦楽に、ルーンの瞳はぼんやりと潤んでいる。
幼い顔を快楽に蕩かせ、よがる姿はこの上なく淫らだ。
「全く、何て顔をしているんだ…………こりゃあ童貞のガキどもには刺激が強すぎるな」
自分の行為によるものとは知りながらも、思わず、といった感じでクルーガーはつぶやいた。
「ふん、しかし、何だかんだでお前も結構楽しんでいたんじゃないのか……? こんなもの挿入されて……」
「ふあああん!」
丸ごと飲み込んでしまいそうなほどに深くきゅうりを中に押し込まれ、ルーンはきゅうっと後ろ穴を絞った。
だが彼の性器の先からは半透明の液が染み出して、そんな動きに感じていることをクルーガーに教えてしまう。
「野菜なら衰え知らずだからな。童貞のガキどもより、もしかするとオレのものより楽しめるかもしれないぞ……?」
「あ、あっ……」
男根に押し上げられ、赤く腫れた肉豆をくじりながらの言葉にルーンは大きく首を振った。
「やっ……いいのぉ……、とうもろこしより、きゅうりより、師匠のが、師匠のがいいのぉ……!」
←12へ 14へ→
←topへ