ラジデン プリセットメロディ解説
ラジデン(SO213iWR RADIDEN)に最初から搭載されている着信音(着信メロディ)についてのあれこれ。FOMAに移行してラジデンが白ロムになったり、movaが停波してしまっても目覚まし時計やアラームでお世話になるだろう曲について知っておいても損はないだろう。
- IRONSIDE(アイアンサイド)
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『愛のコリーダ』『スリラー』で有名なジャズトランペット奏者/映画音楽家クインシー・ジョーンズの手による、70年代の海外TVドラマ『鬼警部アイアンサイド』のテーマ曲。彼にとっても印象的な仕事だったようで『クィンシー・ジョーンズ自叙伝』でもかなりのページが割かれている。
日本テレビ系列『ウィークエンダー』では再現フィルムのジングルとして使用されていたことも有名で、この曲を聞くと泉ピン子や桂ざこばの顔を思う浮かべる人も多い。それどころか映画『バックドラフト』のサントラが日本では『料理の鉄人』のBGMとして御馴染みなように、着メロサイトでは堂々と『ウィークエンダー』として配信されていることすらある。
近年ではタランティーノ監督作品『キル・ビル』ではブライドが復讐対象のひとり・コパーヘッドと遭遇するシーン(カンフー映画『キング・ボクサー』のパロディ)で印象的に流された。
- PLEASE PLEASE ME(プリーズ・プリーズ・ミー)
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『プリーズ・プリーズ・ミー』はビートルズ二枚目のシングル曲にしてデビューアルバムのタイトルにもなった曲。
日本では洋楽を多用していた子供番組『ひらけ!ポンキッキ』で使用されていたことで知られている。
- AMAZING GRACE(アメイジング・グレイス)
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『アメイジング・グレイス(アメージング・グレース)』はアメリカの伝統的な賛美歌(賛美歌第2編167番)で「第二の国家」と呼ばれるほどに親しまれている。
もともとはイギリス民謡であり、黒人問題に尽力した牧師であるジョン・ニュートンがこの曲に作詞をつけたことから黒人霊歌(ゴスペル)として広まった。
各国でさまざまな歌手がカバーしており、日本ではフジTV系ドラマ『白い巨塔』のエンディングテーマとして使われたヘイリー・ウェステンラによるものや、骨髄バンクのCMに使われた本田美奈子.のアカペラバージョンが有名。
- Jupiter(ジュピター)
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イギリスの作曲家グスターヴ・ホルストの管弦楽組曲『惑星』より第四曲『木星、快楽の神(快楽をもたらす者)』。ポップス調アレンジメロディなどから坂本昌之編曲による平原綾香バージョンだと思われる。
ちなみに作曲者のホルストは非常に厳格な人物で、彼の生前はこの組曲『惑星』の一部分だけを演奏したり、アレンジを行うことを認めていなかった。自由にアレンジ曲が出回ったりこうして着信音にできるのは彼の死後、著作権保護期間が日本では1994年に終了したことによる。
たまに混同されることがあるがモーツァルトの交響曲第四十一番『ジュピター』とはまったくの別物であり、そもそもモーツァルトの『ジュピター』はローマ神話の神・ユピテル(ギリシャ神話におけるゼウス)のことであり木星を意味してはいない。沈黙の艦隊で海江田艦長が流す『ジュピター』をこの曲だと勘違いすると漫画の解釈にまで影響してしまう。
- Frontier
- 電話のベルが鳴り響き、その後にBGMがスタートする目覚まし時計向けの曲。
- Radio DJ
- ラジオのディスクジョッキーが喋っているようなエフェクトを加えたサウンド。
- Southwards
- 詳細不明。おそらくオリジナル曲だと思われる。
- Williamtgel(ウィリアム・テル)
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ロッシーニ作曲の歌劇『ウィリアム・テル』序曲より第四部『スイス軍の行進』。日本ではCM曲として使われたり、運動会の定番曲としてお馴染みのものとなっている。
DRAGON GATE所属のプロレスラー・ストーカー市川の入場テーマ曲でもある。
- Globe tone
- 詳細不明。おそらくオリジナル曲だと思われる。
- Classic tone
- いわゆる黒電話のベル音。ジリリリリリーン。