ぴくの〜ほかんこ

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[210] 選ばれた騎士達

リンリン #bak1★2004.03/28(日)19:02
※この話は「新たなる冒険」を読んでからの方がもっとお話を楽しめ
ます。
〜これまでのあらすじ〜
 ホウエン地方チャンピオン、レイはオダマキ博士の1言で不思議な島
空島に冒険の旅に出かけます。空島の悪、『白銀団』に立ち向かうため
仲間を集めて、旅を続けていたレイ達。・・と、新たな仲間「シュナ」
が氷の騎士だと分かり、さっそくフリーザーを仲間にしようとするレイ
とシュナ。フリーザーをゲットしたまではよかったが・・白銀団の手下
達がフリーザーの入ったボールを手にしようとシュナに向かって襲いかかってきた。
第1話
 「キャー!」シュナの悲鳴が響く。「うわぁ、いけっワカシャモ!
火の粉でシュナの周りにいる白銀団を遠ざけろ!」レイがアチャモに指示をだした。「ベイリーフ、ツルのムチでシュナを助けるんだ!」リョウもベイリーフに指示をだした。ツルのムチでシュナはレイ達の所へ逃げられました。「何で、こんな事するんだ!」ティオが叫んだ。「伝説のポケモンは〜の騎士じゃないと捕まえられないわ。だから、捕まえた
所を我らが取れば、いいって考えただけよ。」カレンが言った。「そんなことをしてポケモンが自分の言う事を聞くとでも思ったのか!」レイも思いっきり叫んだ。「そうよ。だからそれを実行しただけの話・・。
まっ、これじゃ今回はダメそうね。ルギアの時いいわ。行くわよ、お前達!」カレンは白銀団の部下を連れていってしまった。「くそっ、またも逃げられてしまったな・・。」リョウが呟いた。「でも、ルギアのいる島で決着をつければいい話よ。」シュナが元気づけるように言った。
「そうだな。後の事を悔やんでもしょうがないしな。」リョウも言った。「じゃあ、出発しよう。」レイが元気よく言った。
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リンリン #bak2☆2004.02/23(月)21:27
第2話
 「ルギアがいる島って知ってるか?」レイが言った。3人共、首を横に振った。「ってことはみんな知らないわけなんだな・・。」ティオが
ため息をついて言った。「このままじゃ、白銀団にルギアを・・。」シュナが震えながら呟いた。「いや、その可能性はないと思うよ。」リョウがシュナの言葉をさえぎって言った。「なぜなら、ルギアは、サンダー, ファイヤー,フリーザーの3匹がいないと無理だし、水の騎士がいないと無理だし・・、白銀団はその2つの条件の両方とも合ってないから大丈夫だと思うよ!」リョウが確信に満ちた声で言った。「それは、
大丈夫だとしても、ルギアの島ってのはどこなんだろう?」レイが言った。レイの一言にみんな、気分が沈んだ。「だれかに聞いてみようか?」ティオが言った・・が、「それを知ってる人を探すのには時間が
かかりすぎるわ。」シュナがそれを止めた。 「そうだ!ポケモン図鑑で探したらどうだろう!」レイが叫んだ。
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リンリン #bak3☆2004.02/24(火)19:18
第3話
 「えーっと、ルギア,ルギアと・・あった!ルギアの住んでる島は、
ハクルカミの島みたいだな。」「ハクルカミの島??何だ、それ?」ティオが聞いた。「ハクルカミってのは、ルギアとホウオウの関係を示す名前らしい。ホウオウは光りの王・・つまり金色という事にするぞ。ルギアはそれに対して、影の王・・つまり銀色になるんだ。ルギアの体の色は白銀、ホウオウの体の色は黄金。白銀の白からハク、影の王から
王・・神って事になったらしい。」レイが言った。「そうなんだ。ひょっとして白銀団ってそれにちなんだ名前?」シュナが聞いた。「そうかもな。」レイが言った。「そのハクルカミの島ってのは、どこにあるんだろう?」リョウが言った。「ここから、北に行って、うわっ!・・」
レイがそこで何かに驚いて読むのを止めた。「えっ?それからどうなんだよ?」ティオがせかした。「どうしたんだよ?レイ・・」リョウが、
ポケモン図鑑を覗き込む。「何だって?・・」リョウも驚いて固まって
しまった。いったいその内容とは!?
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リンリン #bak4★2004.02/25(水)20:20
第4話
 「2人共、どうしたんだよ?」ティオが聞いた。「えっーと、ラファルシティの海岸から、北へ行く。すると、一帯が黒い雲に囲まれている
場所がある。その場所から東へ1直線に行くと、空島のもう1つの島、
ハクルカミの島、別名ルギアの島がある・・って書いてあるわ。」シュナが図鑑を読み上げた。「でも、ここからラファルシティってすっごく
遠いんだよな。」レイが言った。リョウも頷いた。「何言ってんだよ。
空を飛ぶで行くにきまってんだろ!」ティオが言った。『あっ、そうか
!!』2人同時に叫んだ。「みんな、空を飛ぶが使えるポケモン持ってる?」シュナが尋ねた。「うん。フライゴンがいるから。」レイが言った。「サンダーがいるから大丈夫。」リョウも頷いた。「俺には、ファイヤーがいるからOKだな。」ティオが言った。「私にもフリーザーがいるからいいわ。」シュナも頷いた。「じゃ、さっそくラファルシティに
行こう。」ティオが言った。「俺達にとって戻るってことになるな。」
リョウとレイが言った。「ふーん、そうなの。」シュナが言った。   ラファルシティに向かおうとするレイ達。この先どうなるのか?!
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リンリン #bak5★2004.03/20(土)14:32
キャラクターの紹介
 シュナ  11歳♀
     ポケモンならどれも好きだけど、特に水タイプの
     ポケモンが気に入っている。決して何事も諦めない
     粘り強いタイプ。
  ポケモンの紹介
  〜レイのポケモン〜
 フライゴン♂68 ワカシャモ♀レベル23 ラシーク♂レベル21 カメール♀レベル21 ピカチュウ♂レベル22
  〜リョウのポケモン〜
 ベイリーフ♂レベル53 ミズゴロウ♂レベル36
 ガーディ♀レベル40、メリープ♂レベル15 
 サンダー♂レベル42
  〜ティオのポケモン〜
 シャワーズ♀レベル45 コータス♂レベル24
 ファイヤー♂レベル43 キレイハナ♀レベル20
  〜シュナのポケモン〜
  アスト♀レベル26サニーゴ♂レベル31 
  フリーザー♂レベル40 オーダイル♀レベル47 ランターン♂  レベル38
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リンリン #bak6☆2004.02/27(金)07:14
第5話
 「よーし、出て来いフライゴン!」「出て来いサンダー!」「お前もだ、ファイヤー!」「あなたも出てきて、フリーザー!」4人はそれぞれボールを投げてポケモンを出した。「皆、ラファルシティまで頼むぞ。」レイが言った。4匹のポケモンは自分の主人を乗せてラファルシティに向かって飛び上がった。「ラファルシティまではけっこうかかるな。」ティオが言った。「どうにかする方法はないかな?」リョウも言った。「このままでは、ポケモンも疲れちゃうし・・。」シュナも言った。「でも、早く行かなくちゃいけないんだよなぁ・・。」レイがため息を着いた。「それじゃ、半分くらいまで来たら少し休もう。」リョウが言った。「半分くらいというと・・、シャオタウンくらいかな。」レイがポケモン図鑑を見ながら言った。「ふーん、それじゃ、とりあえず
シャオタウンまで全速力で頼む!」ティオが叫んだ。
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リンリン #bak7☆2004.02/27(金)17:19
第6話
 レイ達はシャオタウンにやっと着いた。「ふぅー、やっとだな。」ティオが言った。「早くP.Cに行ってポケモン達を休ませよう。」レイが言いながら走り出した。P.Cは近くだったから、すぐに着いた。
「このポケモン達をお願いします。」レイ、リョウ、ティオ、シュナの
順番でジョーイさんに自分達のポケモンを預けた。〜5分後〜「ハイ、あなた達のポケモンは全部元気になりましたよ。また、ご利用下さい。」ジョーイさんがモンスターボールを渡してくれた。「ポケモンの
回復も終わったね。何する?」リョウが尋ねた。「私達も疲れたし、ここで食事にしましょう。」シュナがそう言ったのでみんな食事にする事にした。〜15分後〜「ふーっ、じゃあそろそろ行くとしよう。」レイが言った。「出て来い、フライゴン!」「もう1度頼むよ、サンダー!」「出て来い、ファイヤー!」「出てきて、フリーザー!」4人は
それぞれポケモンを出した。「じゃあ、ラファルシティに向かってくれ。」レイが言った。
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リンリン #bak8☆2004.02/27(金)18:05
第7話
 レイ達はラファルシティに向かっていた。「ラファルシティに着くまでまだまだ、かかりそうね。」シュナが言った。「いや、そうでもなさそうだよ?」リョウが言った。「何で?」レイが聞いた。「だって、もう、あれはセピアスシティだろ?」リョウが何かを指差した。リョウの
指差した方向をみると、セピアスシティの雷の洞窟が見えた。「あっ、そうか。」レイが言った。レイ達はしばらく自分のポケモンの上で話を
していたりしたけど、しばらくして止めた。「そろそろ、ラファルシティだぞ。」ティオが言った。「皆、ラファルシティのに着陸して。」シュナが指示を出した。4匹のポケモンはラファルシティのP.Cの前に
降りた。「戻れ、フライゴン!」「お前も、戻ってくれサンダー!」
「おりがとう、ファイヤー。」「ゆっくり休んでね、フリーザー。」4人はそれぞれのポケモンをボールに戻した。
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リンリン #bak9☆2004.02/27(金)21:52
第8話 
 「そういえば、海岸ってどこだよ?」レイがリョウに聞いた。「そういえば、まだ案内してなかったね。海岸は星の塔の・・ほら、北方向に
みえるはずさ。星の塔にちなんで、星の海岸って呼ばれてるんだ。」リョウが説明をした。「星の海岸・・そのまんまね。」シュナが言った。
4人は星の海岸に来た。「ここから、北へ行けばいいんだよな。」ティオが言った。「うん、それで一帯が黒い雲に囲まれている所まで行けば
まずは、いいんだ。」リョウが言った。「それじゃ、さっそく行くとしよう。」レイが言った。「毎度毎度、ごめんな。でてこい、フライゴン
!」「さっきP.Cで休ませといて、正解だったな。出て来い、サンダー!」「よーし、出て来いファイヤー!」「出てきて、フリーザー!」
4人はまたポケモンを出した。「皆、今度はここから北に向かって飛んでくれ。」レイが言った。
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リンリン #bak10☆2004.02/28(土)10:10
第9話
 レイ達は一帯が黒い雲に囲まれている空を目指していた。「まだかなぁ。」リョウがため息をついた。ずっと続く同じ景色に皆、飽きあきしていた。と・・その時だった。ポケモン達が急に止まった。「どうしたの?」シュナがフリーザーに話し掛けた。だが、ポケモンと人間の言葉
が通じるはずがない・・が、「目の前を見てください。」フリーザーが
喋ったのだ。「えーっ、何で!?」ティオが驚いてあやうく落ちそうに
なった。「おっと、気をつけて下さいよ。」なんとティオのファイヤーも喋っていた。「何で、急にポケモンの声が聞こえるようになったんだろう?」レイが呟いた。「それはここに来たからですよ。」レイのフライゴンも喋りだした。「この一帯が黒い雲に囲まれたこの空にくると、
ルギア様の聖域に入る事になって、その結果ポケモンが喋れるようになるのです。」今度はリョウのサンダーが喋りはじめた。
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リンリン #bak11☆2004.02/29(日)16:41
第10話
 「ポケモンの喋る声を聞けるなんて初めての体験だわ。」シュナが言った。「そりゃ、そうでしょう。」フリーザーが言った。「ところで、
俺達あの黒い雲の一帯の向こうに行きたいんだけど。」ティオが言った。「あれを通りぬけて、東の方向へ行くんでしょう?」ファイヤーが
言った。「何でそれを知ってるんだ?」リョウが言った。「ここに来るといったらそれ以外に理由はないはずです。」サンダーが言った。「まぁ、そうなんだけど俺が気になるのはフライゴン、何でお前もそんな事
しってるんだ?」レイが不思議そうに聞いた。「そんな事ポケモンの世界では、あたりまえのことですからね。」フライゴンが言った。「ふぅ〜ん、そうなの。じゃあ、分かってるんなら話が早いわ。あれを東の方向へ通り抜けてくれる?」シュナが言った。
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リンリン #bak12☆2004.02/29(日)17:36
第11話 
 「・・それは、あなたたち次第なんですよ。通り抜けれるのは。」ファイヤーが静かに言った。「どういうことだよ?!」リョウが言った。
「黒い雲の中を通り抜ける時、己の心の強さを試されます。」「よく、
分かんないけど、試練があるってことね?」シュナが言った。「簡単に
言えばそうなんですけど、この試練は簡単ではないんですよ。」フリーザーが言った。この言葉でみんな暗くなった。  「まっ、大丈夫だと
思うね。レイやレイの選んだ仲間なら心力は絶対強いはずさ。」ふいに
フライゴンが言った。「・・そうだよな。最初から諦めてちゃいけない
よな。もう、覚悟は決まった。フライゴン、連れて行ってくれ。」レイ
が顔をあげて、言った。レイの言葉に3人共励まされたようだった。
「そうだね。最初から諦めていたらダメだよね。」リョウも言った。
「そうと決まったら早く行こうぜ。ファイヤー頼むぞ!」ティオも元気よく言った。シュナも頷いた。「わかりました。では、案内しましょう。ルギア様の元へ!」
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リンリン #bak13☆2004.03/01(月)16:51
12話 
 「では、頑張ってください。」フリーザーが言った。4人はそれぞれのポケモンに乗って黒い雲の中に入っていった。  「予想してた通りに中も真っ暗だな・・。」レイは1人呟いた。「心のテストって結局、
何だろう?」レイはフライゴンに聞いてみた。・・ところが返事がない。「おーい、フライゴン!」レイは叫んでみた。だが、自分の声が返ってきただけだった。『もう、心のテストは始まっています。』誰かの
声がした。「お前は誰だ?!」レイはできるだけ大きな声で言った。『このテストの試験官とでも言っておきましょう。』試験官が言った。「俺は絶対ルギアの元へ行って見せるぞ!」レイは言った。『なら、試して見ましょうか。あなたの心が強いかどうか・・』試験官は呟いた。
レイの目の前が突然白くなった。そしてついさっきの映像が現れた。
他の3人が自分の伝説のポケモンを出した所だった。『あなたはこれを
見て何とも思わないのですか?他の3人は伝説のポケモンを持っている、なのに自分は持っていない。はたして自分はこの旅に本当に必要なのか?そう思わないのですか?』試験官がささやきかけた。レイは頭の中に試験官の声しか聞こえなくなってきた。
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リンリン #bak14☆2004.03/01(月)17:04
第13話
 『あなたは本当にこの旅に必要なんですか?』試験官の声が響く。レイはもうあまり考えられなくなってきた。「まっ、大丈夫だと思うね。レイやレイの選んだ仲間なら心力は絶対強いはずさ。」突然さっきのフライゴンの声が蘇ってきた。「・・必要かどうかなんて関係ない!仲間なんだから、そんなことは関係ないんだ。俺が伝説のポケモンを持ってないからって必要ないって事にはならない!俺は俺で大事な仲間がいるんだ!」レイは叫んだ。『・・私の負けですね。あなたは心のテストに
合格しました。』試験官が笑いながら言った。「えっ、もういいのか?」レイは思わず聞き返した。『はい。でもこのテストをクリアするなんてね。いい情報を教えてあげましょう。ルギア様を封印できる・・
いや、ゲットできる水の騎士、誰だか教えてあげましょう。』「教えて
くれるのか?誰なんだよ?」『それは、レイ・・あなたなんですよ。』
「はっ?!」『あなたが水の騎士なんです。さぁ、仲間の元へ早く行ってください。水の騎士よ。』試験官はそう言うと突然消えた。レイの周りに広がっていた暗闇も消えて明るくなった・・。
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リンリン #bak15☆2004.03/02(火)21:16
第14話
 レイは気がついたらフライゴンの背中に上にいた。レイは思わず後ろをふりかえった。あの黒い雲の一帯が後ろに見えた。「おーい、レイ!」リョウの声がする。「うわっ、皆もう来てたのか。早いな!」ティオの声もする。「あれ?・・あっ皆いたんだ!」シュナの声も聞こえた。「どうやら、皆さん心の試練を突破したようですね。」サンダーが
言った。「なっ!言った通りだっただろ?」フライゴンが言った。ファイヤーもフリーザーも何も言わなかったが、笑いながら頷いた。「ルギアの元へはどう行くのさ?」ティオが言った。「このまま東へ1直線に
行けばいいんですよ。」フリーザーが答えた。「ふぅーん、なら思ってたより楽ね。」シュナが言った。「そういえば、白銀団はどうなったんだろう?」レイが言った。「来てないといいんだけど・・。」リョウが
心配そうに言った。「なぁ、あの試練、心力の強さのテストだよな。」
「えぇ。」ファイヤーが言った。「ってことは・・」「そうです。心力
が強ければいい〜ってことは決心が強ければ突破できるんです。」ティオの言葉の続きをフリーザーが引き継いだ。  心の試練を突破したレイ達4人。しかし、心の試練を突破したのはレイ達だけではなかった!
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リンリン #bak16☆2004.03/03(水)19:03
第15話
 「ってことは、白銀団が心の試練を突破しててもおかしくないという
ことになるの?」シュナが恐る恐る言った。サンダーが悲しそうに頷いた。「・・けど、俺達が白銀団より、早くルギアを助ければいいっていう事だよな?」レイが確かめるように言った。「はい。」今度はフリーザーが言った。「ってことなら、早くハクルカミの島に行こうぜ!」ティオが言った。「そうだね。」リョウも頷いた。「という事でスピード
を上げて行ってくれ!」レイが指示を出した。4匹のポケモンはそれを
聞いてスピードを上げて飛び出した。一行は矢のように早く飛んでいったが、ハクルカミの島は予想以上に遠かった。「まだなの?」シュナが
フリーザーに聞く。「まだですね。」フリーザーが答えた。そして遂に
夜になってしまった。「もう暗くて前が見えないよ。」リョウが言った。「皆さんのどなたか、フラッシュを使えるポケモンを持っていますか?」ファイヤーが聞いた。「えぇ、私が持ってるけど・・どうするの?」シュナが言った。「あと少しのところで小島があるから休めるんだ。フラッシュを使えばそこまでは行けるんだ。」フライゴンが言った。「分かったわ。出てきてランターン!」シュナはボールを投げた。
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リンリン #bak17☆2004.03/04(木)20:55
16話
 「ランターン、フラッシュ!」シュナが指示を出した。目の前が明るくなった。「よかった、これで明るくなった。」サンダーが安心して
言った。一行は小島に着いた。「今日はここで休もう。」レイがフライゴンをボールに戻しながら言った。 〜次の日〜「おはよう!」リョウが言った。「ふわ〜ぁ、おはよう。」ティオも起きてきて言った。「さぁ、出発しよう・・と言いたいところだけど、」『グーッ』4人のおなかの音が同時になった。「朝ご飯を食べてからにしよう。」レイが言った。4人は小島で食料を探す事にした。5分程たって全員戻ってきた。みんな木の実を抱えていた。4人はそれぞれのポケモンを出して、木の実を食べさしてやった。そして自分達も食べた。「じゅあ、そろそろ行こうか!」ティオが言った。4人はそれぞれのポケモンを出した。
「今日も頼むぞ!出て来いフライゴン。」「出て来い、サンダー!」「
出て来い、ファイヤー。」「出てきてフリーザー!」それぞれのポケモンが出てきた。「皆、がんばってくれよ。」リョウが言った。
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リンリン #bak18☆2004.03/05(金)19:05
第17話
 レイ達はハクルカミの島にむかっていました。「早く着かないかな〜
?」シュナが言った。「もうちょっとですよ!・・あっ皆さん、あれが
見えますか?」フリーザーは何かを発見したようだ。「何って霧にしか
みえないけど。」レイが言った。「あの霧を抜けるともう、ハクルカミ
の島ですよ!」ファイヤーが言った。「本当?」リョウが言う。「ウソ
言ってどうするんだよ」フライゴンが言った。「それはともかく今度は
何とかの試練〜とかは無いよな?」リョウが聞いた。「それは無いんですけど、この霧は幻の霧と呼ばれているんですよ。」サンダーが言った。「幻の霧ぃ〜?」レイが言った。「幻の霧っていうのは人が通ると
幻がみえるんですよ。」フリーザーが答えた。「そのまんまだね。」リョウが言った。「名前はともかく、けっこう手強いよ?」フライゴンが
言う。「自分自身を失わなかったらいいってことだよな?」リョウが言った。「そうです。今度も無事にいけるといいですがね。」サンダーが
言った。『いけるが・・じゃなくていけるんだ!』4人同時に叫んだ。
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リンリン #bak19★2004.03/06(土)09:38
第18話
 4人は幻の霧に入った。シュナは霧の中でじっとしていた。「皆、いる〜?」叫んでみた。が、返事はない。「やっぱり心の試練の時と一緒か・・。」シュナは納得した。その時、急に視界がぼやけて・・気が付くとシュナは水の中にいた。「あれっ?さっき霧の中に入ったはずなのに?」シュナは首をかしげた。「う〜ん、待てよ。幻の霧ってことは、
これって幻なんじゃ・・。」シュナは1人で考えてみた。「タッツ!」
「サニサニ!」「パウ!」シュナの周りにはいつのまにか水ポケモンが
集まっていた。「あっ!タッツー、サニーゴ、パウワウ!うわー全部水ポケモンだ〜vv」シュナはポケモン達をなでたり抱き上げたり遊んでいた。「おっと!こんな事してる場合じゃなかった!早くこの霧をぬけなくちゃ!」シュナはやっと気づいた。「どうやったら出れるかな?・・
あっ!おーい、レイー、リョウー、ティオー!」なんとレイ達がやって来た。「皆、もう霧を抜けれたの?」シュナは聞いた。「ふんっ、当たり前だ。」「まだ、抜けてなかったのか?」「だから嫌なんだよ、こういう奴は!」どうも皆の様子がおかしい。「えっ、どうしたの?皆。」
シュナはあせった。「これだけ言ってまだ分かんない?つまり・・」
「お前はこの旅には必要ないってこと!」レイとティオが同時に言う。
「そっ、そんな!?」シュナはパニック状態になってしまった。
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リンリン #bak20☆2004.03/06(土)09:52
第19話
 「そんな・・私は必要ないの・・?」シュナは自分に聞いてみた。
頑張ってきたのに・・白銀団の手からポケモン達を救いたくてきたのに
・・。シュナの目から涙があふれ出した。涙で霧の中にいた時のように
視界がぼやけてきた。その時、シュナの頭の中でひらめいた!シュナはあふれ出した涙を手で拭ってレイ達の前に立った。「何しにきたのさ?
もう必要ないっていってるだぜ?」ティオが振り返って言った。「違う
貴方達はレイ達じゃない!3人はそんな事言う人じゃない!平気で人の心を傷つけるような人なんかじゃないっ!」シュナは思わず叫んだ。
「それのどこに証拠があるという?」リョウが言った。「ここは幻の霧
この水ポケモン達も、海も、貴方達も全て幻なの!」シュナは言った。
気のせいかレイ達の姿がぼやけてきたような気がした。・・「チクショウ、ナゼワカッタッ?」突然レイ達の姿が消えてそこにはゴース、ゴースト、ゲンガーの姿があった。「やっぱり、幻だったのね。わかった理由はさっきもいったでしょ?」シュナが言った。「ナカマノシンライヲ、クズスコトハデキナカッタカ。」3匹はそう言って消えた。シュナは気が付くとフリーザーの背中の上だった。
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リンリン #bak21☆2004.03/06(土)18:15
第20話
 シュナは辺りを見回した。レイ、リョウ、ティオもきょろきょろしたりしてるけど、それぞれのポケモンの上に乗っている。どうやら丁度、
霧から抜けたばかりらしい。「よぉ、皆抜けたんだな!」ティオが笑いながら言う。「そりゃ、当然だろ?」レイも笑いながら言った。「もし、抜けれてなかったらどうするつもりだよ?」リョウが言った。「絶対そんな事はないわ。」シュナは言い切った。「皆さん、あれを見てみて下さい。」サンダーが言う。「あれってもしかしてハクルカミの島?!」レイが興奮して言う。「そうだよ。」フライゴンが言った。「あと少しで到着するので、じっとしていて下さいね。」フリーザーが
言った。「分かったわ、でも敬語で話さなくてもいいわ。なんだか、キツイ気分?って言えばいいのかな?まぁそんな感じになるし。」シュナが言う。「分かりまし・・おっと、わかった。」ファイヤーが敬語でまた喋りそうになってあわてて言い直した。「そういえば、水の騎士じゃないとルギアって捕まえられないんだろ?」ティオが言う。「そうだけど・・。」フライゴンが言う。「水の騎士って結局、誰だったのさ?」
リョウが聞いた。「皆さん・・いや皆、心の試練で聞かなかったの?」サンダーがつっかえながら言った。「水の騎士は・・」
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リンリン #bak22☆2004.03/07(日)13:54
第21話
 「水の騎士はレイだよ!」フライゴンが言った。『本当〜!?』リョウ、ティオ、シュナの3人は大きな声を出した。「そんなに、大きな声をださなくても・・」レイが顔を真っ赤にして言う。「いや、ごめん。
ただ、これで雷、炎、氷、水の騎士の全員がそろったなぁと思って。」
リョウが弁解するように言った。「そうそう。俺達ってもしかして最初から出会う運命だったのかも・・!」ティオが言った。「運命といってはなんですが、まぁ出会うことになっていたのかもしれない。」フリーザーが言う。「私達も詳しい事は知らないけどなぁ。」ファイヤーが言う。話してる間にいつのまにか、レイ達はハクルカミの島、上空に来ていた。「あの海岸に下りよう・」サンダーが言った。「これで、もう
準備はととのったわ。後はルギアのいる場所にたどり着くだけ。」シュナが嬉しそうに言った。4人はハクルカミの島に着陸した。「ここからが本当の冒険だな・・。」レイはそう呟いた。
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リンリン #bak23☆2004.03/07(日)20:59
第22話
 「ここから、ルギアの元へ行くにはどうすればいいんだ?」ティオが
聞く。「ここから南の方向に行くんだ。そうで・・あれが見える?」ふいにファイヤーが言った。「見えるって何が・・。」リョウがそう言いながら、ファイヤーが言った方向を見た。すると、大きな雨雲が見えた。「大きな雨雲・・一雨来そうね。」シュナが言った。「いや、一雨
どころじゃなさそうだよ。」フライゴンが言った。「一雨どころじゃないって言ったら?」レイが言った。「嵐だな。あの雲は・・」サンダー
が呟いた。「嵐?!」リョウが驚く。「そう。ルギア様が現れる時は、
必ず嵐になるんだ。」フリーザーが言い切った。「何でさ?」ティオが
言う。「レイがルギア様を見たときもそうだったろ?」フライゴンが言った。「うん。」レイが頷く。「あの雨雲の下にルギア様がいらっしゃると思うよ。」ファイヤーが言った。「なら、あの雨雲に向かって早く
行きましょうよ!」シュナが元気よく言った。「うん!」3人も頷いた。
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リンリン #bak24☆2004.03/08(月)17:17
第23話
 4人は雨雲に向かっていた。「思っていたより、遠いな。」リョウが
ため息を着いた。「まぁ、もう少しだから・・な?」フライゴンが言った。レイ達はため息をつきながらも、雨雲の方向へ近づいていた。だが
、ルギアの元へ向かっているのはレイ達だけじゃなかった。「カレン様
あいつらの後をまだ追うんですか?」ゼインが聞いた。「そうよ、ルギアはあいつらじゃないと捕まえれないんだから。」カレンと呼ばれた女が答えた。どうやら、白銀団のようだ。だが、前にレイ達と会った時より(第1話参照)、人数が減っているようだ。「とはいえ、人数も
こんなに減ってしまったし・・。」団員が愚痴をこぼした。「だまって
ちょうだい!貴方は幹部だからといって何でも言っていいと思ってるんじゃないですか?ライル。」カレンがキツイ声で言った。「いや、決してそんな事は・・!」ライルは脅えた声で言った。「まぁ、カレン様。
これ以上人数が減っても困りますし・・、今はあいつらを追う事に集中
した方がいいんじゃないんですか?」ゼインが静かに言った。「まぁ、
ゼインのいう事は正しいけれど・・、次そういう事を言ったらただじゃ
済ませませんよ。ライル!」カレンが言った。
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リンリン #bak25☆2004.03/09(火)19:47
第24話
 4人はやっと雨雲の下に着いた。「ルギアはどこにいるんだろう?」
レイが言った。その時、突然フリーザー、サンダー、ファイヤーの3匹が南の方向へ向いた。レイ達もその方向を見た。すると、何か銀色の光
に包まれているポケモンらしき影が見えた。「あれがルギアなのか?」
リョウが呟いた。フリーザーたちはそれに吸い寄せられるように近づいていった。「あっ、待って。フリーザー!」シュナがフリーザーを追いかけて走り出した。他の3人も走り出した。あと、どれだけ走ったら、
追いつくんだ・・と思った時、突然銀色の影に近づいていた3匹が止まった。「いったいどうしたんだよ?」ティオが言った。「ルギア様です・・あの姿はルギア様です。」ファイヤーが消え入るような声で言った。「あれが・・ルギアなのか・・。」レイが銀色の影を見つめながら
言った。4人の前で銀色の影はだんだん姿を現しはじめる。何分だろうか、4人は銀色の影をじっと見つめていた。銀色の影はもう、ポケモン
の姿をしていた。大きな翼、青い瞳、白い尻尾・・間違いなくこのポケモンは・・ルギアだった・・。
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リンリン #bak26☆2004.03/09(火)20:01
第25話
 レイ達は銀色の影・・いや、ルギアをじっと見ていた。ルギアもそれに答えるように見つめかえしてきた。その目は何かを語っていた。そして一声大きな声で鋭く鳴いた。その声でやっとレイ達はルギアから目を離した。レイはここに来た本当の目的を思い出した。そしてモンスター
ボールを出そうとした時だった。何の前ぶれもなく、大きな音がした。
黒い影が次々と飛び出してくる。4人もルギアもそっちの方へ振り向いた。その影は白銀団のものだった。1番前にカレンが立ち、その後ろに
ゼインとライルが立って、後ろに団員が控えていた。「何のつもりだ、
白銀団!」ティオが叫んだ。「ふん、貴方達には用は無いの。そこのルギアとそこのぼうやが必要なのよ。」カレンが言った。「俺に何の用が
あるって言うんだ!」レイが言った。「決まってるじゃない、早くその
ルギアを捕まえてちょうだい!水の騎士さん!」カレンが言った。「ほぉ。お前が水の騎士か・・。この私を手に入れれるたった1人の人間・・。」ルギアが言った。「へぇ、ルギアというのは喋れるんですか
。」ライルが言った。
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リンリン #bak27☆2004.03/11(木)18:17
第26話
 「ますます手に入れたくなってきましたね。カレン様。」「えぇ。」
ライルが言うと、カレンは頷いた。「そんな事はさせない!」レイが言った。「私は誰にも捕まらない。そして自由にくらす。人間には従わない!」ルギアはそう言うと、空に飛び上がった。「あぁ、ルギアが。」
ゼインが空を見上げて呟く。「作戦変更よ。1時退却。」カレンが叫んだ。白銀団はカレンの後を追っていった。「・・まてっ!」ティオが叫んだ。だが、その間にもルギアは遠ざかって行く。「出て来い、フライゴン!」レイはモンスターボールを投げた。「ルギアはどうなった?」
フライゴンが言った。「あそこだ。」レイは遠くの方に少しだけ見える
ルギアを指差した。「分かった。早く乗って、ルギアを追うから。」
フライゴンが言って、レイに背中を向けた。「うん。だけどちょっと待てよ。」レイはそう言ってからリョウ達の方に向いた。「俺はルギアの方に行くから、皆は白銀団を追ってくれないか?どうせ白銀団は、ルギアを捕まえるつもりなんだから合流も出来ると思うし。」レイはそう言うとフライゴンに乗った。「分かったわ。じゃあ、早くルギアを・・」
シュナは言うと、フリーザーを出して、白銀団の去っていった方に飛んでいった。リョウとティオもそれを追った。「よし、皆行ったな。フライゴン俺達も行くぞ!」レイは叫んだ。「了解。」フライゴンはそう言うとレイを乗せてルギア目指して飛び始めた。
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リンリン #bak28☆2004.03/12(金)18:22
第27話
 「フライゴン、もっとスピード上げれるか?」レイはフライゴンに話しかけた。「これが限界だ。」フライゴンが答えた。「分かった。なら
そのペースを保っていてくれ。」レイが言った。「なかなか速いな、ルギアは・・あれ?」フライゴンが何かを言おうとした。「何だって?」
レイが聞く。「ルギアのスピードが下がってきた。」フライゴンがルギアを見ながら言った。レイも見てみると、確かにスピードが下がっている。・・と、ルギアは遂に止まった。フライゴンも止まった。「どういうつもりなんだ!」レイは大声で言った。「ここまで付いて来られた人間は初めて見た・・だから、お前達を認めた。」ルギアが言った。「ってことはどうなるんだ?」フライゴンが呟いた。「お前達は珍しい・・
私が認めた奴ならば、私を捕まえれる権利をあたえてやる。」ルギアは
そう言うと戦闘の体制に入った。「ふ〜ん。なら、フライゴン、お前に
決めた!」レイが言った。  レイVSルギア・・はたしてレイはルギアを捕まえられる事ができるのだろうか?
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リンリン #bak29☆2004.03/13(土)13:45
第28話
 「フライゴン、竜の息吹だ!」レイはフライゴンは竜の息吹を繰り出した。ルギアはいとも簡単そうによけた。「そんなもの、効かない。」
ルギアはそう言うとサイコキネシスを出してきた。「フライゴン、よけろ。」レイはあわてて言った。フライゴンはギリギリよけた。「フライゴン、もう1回竜の息吹だ!」「そうはさせない。」ルギアは連続で、
サイコキネシスを出してきた。「全部よけながら、ルギアの方へ行くんだ。」レイは指示を出した。フライゴンはその通りに全てよける。「全部避けれるはずはない・・。」ルギアはそう呟くと、また出してきた。
「くそ、なかなか行けない・・そうだ、フライゴンもっと上に飛び上がれ!」「分かった。」フライゴンは飛び上がった。「フライゴン、そこから一気にルギアのところへ行くんだ。」フライゴンはルギア目指してすごいスピードでとんだ。途中、サイコキネシスが当たりそうになったが、スピードが速いせいか当たらなかった。「馬鹿な・・全部当たらないはずは・・。」ルギアは驚いた。「フライゴン、今だ。竜の息吹!」
竜の息吹もすごい速さで繰り出される。今度はルギアもよけれなく、攻撃は当たった。ルギアの周りは静電気のような物が起きている。「ヤッタ♪麻痺状態にかかった!」レイが言った。「私をここまでいわせる人間がいるとは・・。」ルギアはレイを見ながらそう呟いた。
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リンリン #bak30☆2004.03/13(土)22:11
第29話
 「だが、これはどうかな?・・エアロブラスト!」ルギアはそう叫んだ。なんだかよくわかんないけど、フライゴンは大ダメージを受けた。
「大丈夫か?フライゴン。」レイはフライゴンに聞いてみた。「大丈夫
、まだいける。」フライゴンはそう答えるとまた、空高く飛び上がった。「フライゴン、噛み砕く!」勢いをつけてしたのでルギアに当たった。が、あんまりダメージは受けてない。「そんなのは、効かない。
もう1度、エアロブロスト!」ルギアはまたエアロブラストを繰り出してきた。「フライゴン、よけろ!」レイの指示でフライゴンは、よけた。「フライゴン、これで決めるぞ。破壊光線!」白い光が徐々にフライゴンの口から出てくる・・光はルギアめがけて繰り出された。ルギアはよけようとしたけど、体がしびれて動けない。破壊光線はルギアに当たった。フライゴンは攻撃の反動で動けない。「今だ!いけっ、ハイパーボール!」レイはハイパーボールをルギアに向かって投げた。
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リンリン #bak31☆2004.03/14(日)16:15
第30話
 ピコン、ピコン、ピコン、・・ルギアの入ったボールは点滅しながら
揺れた。「頼む、ハイパーボール!」レイはそう言ってハイパーボール
を拝みだした。「ハイパーボールを拝んでもなぁ・・。」フライゴンは
それを見てあきれている。ポンッ!ハイパーボールの揺れが収まった。
点滅もしていない。「や・やったー!ルギアをゲットできたー!」レイは嬉しくて叫んだ。「よかったな、レイ。」フライゴンも言った。と、
その時だった・・「よく、やってくれたわ。レイ君、でも君の出番は
もうおしまい♪早くそのハイパーボールをよこしなさい。」白銀団のボス、カレンが出てきた。「なっ?」レイは驚いた。今さらながら、人の
ゲットしたポケモンを盗もうとする奴らなんて、口先だけかと思っていた。「ごめん、レイ。捕まえれなかった。」丁度、リョウとティオとシュナも来た。「・・ってここにいたかぁー!」ティオが言った。「レイ
、ルギアは?」「大丈夫、捕まえられたし・・それにあいつらにも渡してない、っていうか絶対あいつらになんか渡さない!」レイは叫んだ。
「ふん、そっちがその気なんならバトルで決めようじゃないか!」ライルが言った。「望むところだ!」リョウが応戦する。「そうと決まれば
話は早い。全力で行かせてもらう・・それにそのルギアも手に入れる。」ゼインが言った。「そうは絶対させない!」4人同時に言った。
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リンリン #bak32☆2004.03/14(日)22:11
第31話
 「白銀団なんかには絶対負けない!」シュナが意気込んで言った。
「それはどうだか?」ライルが言い返す。「口喧嘩よりバトルをはじめようぜ。」ティオがゼインを睨みつけながら言った。「よーし、行けっ、ワカシャモ!」「お前もだ!ミズゴロウ!」「出て来い、キレイハナ!」「あなたもよ、サニーゴ!」4人はそれぞれ、モンスターボール
を投げた。「ふんっ、出てきなさい。ゴルダック、ルンパッパ!」カレンがボールを投げた。「いって来い、フーバー!」ゼインがボールを投げる。「行ってくれ、ライボルト!」ライルがボールを投げた。今、白銀団VSレイ達のバトルが始まる!
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リンリン #bak33☆2004.03/15(月)19:26
第32話
 「ワカシャモ、ルンパッパに二度蹴り!」「ミズゴロウ、ゴルダックに地震!」レイとリョウが同時に指示をを出した。「ルンパッパ、受け止めて、スピードスター、ゴルダックは・・念力!」カレンがそれに応戦をする。「キレイハナ、毒の粉!」ティオも指示を出した。「ブーバー、火の粉!」ゼインが言う。「サニーゴ、ロックブラストよ!」シュナが言った。「ライボルト、10万ボルトをサニーゴに。」ライルが指示をだす。「なっ・・ワカシャモ、地震を避ける感じに飛び上がって、もう1度二度蹴りだ!」「ルンパッパ、お前の得意なダンスで地震をさけろ!あっ、ゴルダック!」「ミズゴロウ、さけ・・」ミズゴロウとゴルダックの技は相打ちになってしまい、2匹とも倒れた。1方、キレイハナとブーバーの勝負も両方技が当たっていた。けど、なんとか倒れて
なかった。「ちっ、ブーバーもう1度だ!」「キレイハナ、よけて時間
を稼げ!」  時間をかせぐ・・ティオの目的とは?そしてレイVSカレンの行方とシュナVSライルの行方もどうなるのか?
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リンリン #bak34☆2004.03/16(火)18:53
第33話
 「時間を稼いでどうする?お前のポケモンの苦しい時間がふえるだけさ。」ゼインがそう言ってまたブーバーに火の粉の指示を出す。「それはどうかな?キレイハナよけてから、月の光!」キレイハナは頷いて、
華麗によけた。そして月の光で体力を回復した。「何っ、回復するとは
・・油断してた。だけどもう1度ダメージを負わせればいいだけだ。」
ゼインは1瞬ひるんだが、またブーバーに指示を出した。「分かってないね。そろそろかな、お前のブーバー。」ティオが不適に笑った。
「ふん、なんだよ・・あっ、ブーバー!」ゼインが声を上げた。「その
ブーバー最初に毒を浴びてたもんな。倒れてもしょうがないよ。」ティオが言った。ゼインは悔しそうにティオを見るとカレンの元へ走っていった。  一方シュナとライルのバトルは・・ロックブラストはライボルトに当たっていた。だとすると、10万ボルトが当たっていたとしたら・・「そっちのサニーゴはもうおしまいだな。」ライルが言った。
「残念でした。」シュナがそう言った。ライルがよくよく見てみると、
サニーゴはまだ立っていた。「馬鹿な・・。」「サニーゴは岩タイプも
持っているからね。」シュナが得意そうに言う。「だが、もう1度くらったら、今度こそ終わりだろう。」ライルがそう言った後、ライボルトに指示を出した。10万ボルトがサニーゴ目掛けて繰り出された。
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リンリン #bak35☆2004.03/17(水)19:13
第34話
 「サニーゴ、よけて自己再生!」サニーゴは10万ボルトをかわすと
自己再生をした。サニーゴの体力は半分回復した。「ちっ、ライボルト
影分身!」「は、早い!」シュナは策をねっている。「ふっ、これで終わりだ。ライボルト、いっせいに10万ボルトだ!」「サニーゴ、ミラ
ーコート!」ミラーコートのおかげでライボルトは倒れた。「何だと!?」ライルはそう言ってカレンの方へ逃げていった。こちらはレイ
VSカレンのバトル・・ワカシャモの二度蹴りは1回はあたったけどもう1回は当たらなかった。「ルンパッパ、雨乞い!」「雨乞いだと!?ワカシャモの技でルンパッパに効果抜群なのはないのかな?火の粉もダメ、二度蹴りもダメ・・。」レイは図鑑で調べてみた。「このワカシャモ・・親のバシャーモの引継ぎでスカイアッパーを覚えている・・っていう事は、ワカシャモ、スカイアッパー!」ワカシャモは空に向かって
ジャンプするとそのままルンパッパに当たっていった。だが、ルンパッパは立っている。「その辺の幹部と一緒にしないでちょうだい!」カレンが言った。
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リンリン #bak36★2004.03/18(木)17:46
第35話
 「ワカシャモ、もう1度スカイアッパー!」「ルンパッパ、みだれひっかきで反撃よ!」2匹の技は同時にぶつかった。「くっ、大丈夫か?
ワカシャモ!」レイはワカシャモに呼びかけた。ワカシャモはまだ行けるようだ。「ふん、ルンパッパ。波乗りでおしまいよ!」ルンパッパは
波乗りをしてきた。「ワカシャモ、スカイアッパーでかわしてくれ!」
レイが言った。ワカシャモは飛び上がってかわしたが・・波乗りがもう1発来た。今度はかわせない!「ワカシャモ・・がんばれ!」レイはさけんだ。波乗りでレイの視界は見えなくなった。  しばらくして、
レイの視界が見えるようになった。どうやら1匹のポケモンだけが立っているようだ。「ワカシャモ、大丈夫かー?」レイは叫んだ。「シャモー!」ワカシャモがどうやら勝ったらしい。「お前、苦手な水タイプの
技だったのに良く耐えたな!」レイはワカシャモを誉めた。ワカシャモもレイに誉められて嬉しそうにしている。一方・・「キャー、ルンパッパッ!クッ、こんな子供なんかに負けるなんて。」カレンはレイを睨み
つけた。「実力の差だろ。」ティオがレイの側に来て言った。「ティオがいう事じゃないけどね。」シュナが言う。「まっ、とにかくよかったな、レイ。」リョウが言う。と・・「まだ、私は終わってないわ。こうなったら強行手段よ、むりやり奪うわよ!」カレンが言った。
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リンリン #bak37★2004.03/18(木)18:25
第36話
 「ハッ、カレン様!」白銀団員が言いながらレイに向かって押し寄せてくる。「まだ、やろうっていうのか?ならワカシャモ、火の粉で白銀団を遠ざけろ。それから・・ルギア、出て来い!」レイはルギアの入っているハイパーボールを投げた。「お前は、レイとか言う子供・・私は・・あぁ、捕まえられたのか・・。」ルギアは呟いた。「ルギア、ハイドロポンプって使えるか?」レイが聞いた。「ハイドロポンプ?使える・・。」ルギアはハイドロポンプを出そうとした。「ルギア、白銀団に向かってハイドロポンプ!」レイがまた言った。「えっ・・カレン様
どうしましょう?」白銀団の下っ端が言った。「そんなの、いいから、
ルギアを奪うのよ!」カレンはそう言って走り出そうとした。が・・、
そこをワカシャモの火の粉が掠める。「危なかった〜。」ライルが言った。白銀団員は少しビビって1歩下がる。「ルギア、今だ。ハイドロポンプ!」レイが指示を出した。ハイドロポンプは白銀団に当たって、白銀団はそのまま飛んでいった。「大丈夫なのか?一様人間だし・・。」
リョウが言う。「それより今の○ケット団のパクリだろ?」ティオが言う。「頭があれで冷えて、悪事を辞めるといいけど。」シュナも言う。
「あれはできるだけ軽めにやったんだが。」ルギアが言う。「たぶん大丈夫、ジュンサーさんに捕まってると思うけど。」レイが言った。その時・・ワカシャモの体が光りだした。
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リンリン #bak38☆2004.03/18(木)18:43
第37話
 「これは、進化・・。」レイが呟く。「いつのまにかワカシャモ、レベルたくさん上がってたんだな。」リョウが言った。喋ってる間にワカシャモの体はどんどん大きくなっていく。そして・・違う姿のポケモン
になっていた。「これは、バシャーモかぁ。カッコいいな。」ティオが
言った。「ワカシャモが進化してよかったね、レイ。」シュナが言った。「うん、サンキュー。」レイが言う。それから「これからも、ヨロシクな。バシャーモ!」そう言ってバシャーモをボールに戻した。と・・、「白銀団を倒したのは彼方達ですか?」カメラを構えた人とマイクを握り締めた人が聞いてきた。「ハイ、そうですけど・・。」リョウが答えた。「わーっ、凄い!ありがとう、これで空島は平和になるわぁ。ところで彼方達インタビューに答えてくれない?」インタビュアーの人がいった。「えっ、いいですけど。」シュナが答える。「よかったぁ。」・…レイ達は30分ほどインタビューされた。「ありがとう!テレビに出るかもしれないから、テレビをチェックしといてね♪」インタビュアーの人は帰っていった。「急なことだったけど、俺テレビにでるかなぁ〜♪」ティオが浮かれて言った。「白銀団も倒したことだし・・
なぁ、いつか言ってたリマシティに行って空島リーグに出てみたい。」
レイは言った。「あぁ、それを忘れてた。でもリマってここからなら、
すぐだったはず?」リョウがタウンマップを見て確認しながら言う。
「じゃ、今からでも早く行こう。」レイはやる気満々だ。  白銀団を
倒し、ルギアもゲットしたレイ。次の目的地は空島リーグのあるリマシティだ!
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リンリン #bak39★2004.03/20(土)14:32
ポケモンの紹介
  〜レイのポケモン〜
 フライゴン♂70 バシャーモ♀レベル37 ラシーク♂レベル38 カメール♀レベル35 ピカチュウ♂レベル36 ルギア♂
 レベル60
  〜リョウのポケモン〜
 ベイリーフ♂レベル55 ミズゴロウ♂レベル39
 ガーディ♀レベル43、モココ♂レベル37 
 サンダー♂レベル45
  〜ティオのポケモン〜
 シャワーズ♀レベル50 コータス♂レベル32
 ファイヤー♂レベル46 キレイハナ♀レベル37
  〜シュナのポケモン〜
  アスト♀レベル34サニーゴ♂レベル39
  フリーザー♂レベル45 オーダイル♀レベル50 ランターン♂  レベル41
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リンリン #bak40☆2004.03/19(金)19:04
第38話
 レイ達はリマシティの手前にある町、ロウェナタウンに来ていた。
「ふーっ、後もう少しでリマシティかぁ。」レイが言った。「でも、空島リーグに出場するのは、レイだけだよな?俺、暇だな。」ティオが言う。「そういえば、何かする事ないのかなぁ〜。」シュナが言った。
「伝説のポケモンを使っちゃいけないんだろうし。第一、助けるつもりでゲットしたんだから・・ずっと一緒にいたいけど、いつかは別れない
といけないだろうし。あくまでも伝説のポケモンなんだから。」リョウが言った。「えっ、マジ!ルギアの力試しをしたかったのに・・。」レイが振り向いて言った。と・・、「お前さんたち、もしや伝説のポケモンを持っているのかね?」なぞの老人が話し掛けてきた。「えっ?!、
彼方どこでそれを?」シュナが言う。「今、言ってたのを聞いたんじゃよ。私の名前はセリナ、64歳じゃ。」老人、セリナは答えた。「伝説のポケモンについて何か知ってるんですか?」リョウが聞いた。「あぁ
知ってるさ。かつてはわしも伝説のポケモンに憧れた身じゃしのぉ。」
セリナが言った。「その話、聞かせてくれませんか?セリナさん。」リョウが言った。「良かろう、話してやろう。」セリナはゆっくりと答えた。
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リンリン #bak41☆2004.03/19(金)20:56
第39話
 セリナの話は30分くらい続いた。レイはセリナの話を思い出していた。「伝説のポケモンは封印するのが1番いいんじゃよ。持っていると
悪者に利用されてしまうのがオチじゃからの・・。」セリナは話をそう
終わらすと、行ってしまった。「あのセリナっていうおじいさん、一体
何者だったんだろうね?」シュナが言った。「よくわかんなかったけど
今はレイの空島リーグのことに専念しといた方が・・。」ティオが言った。「そうだね。空島リーグのルールだけど、何だかバトルの前に試験があるみたいだよ。それに合格した数名がバトルする資格を持つことが
できるんだ。それで最終的にはチャンピオン1人が決まるんだ。」リョウが言う。「ふぅーん、そうなんだ。バトルの前にも試験があるんだ。
まぁ、そういうのがないと人数が多しぎるしな。」レイはリョウの言葉に頷いた。「そういえばレイ、今のポケモンたちで大丈夫?」シュナが
聞いた。「俺のポケモン達に文句でもあるのか?」レイは少し声を荒げた。「そうじゃなくて、今のレベルで大丈夫なのか?って聞いてるんだよ。空島リーグに挑むくらいなら他のトレーナーもだいぶレベルも高い
だろうし・・。」ティオが言う。「あっ、そうか。・・…なら、俺今から
修行してくるよ!」レイはそう言うともう、どこかに走って行ってしまった。「やるときめたらとことんやるのが、レイのいいところだけど、
ホント、行動が早いなぁ。」リョウは1人感心?していた。
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リンリン #bak42★2004.03/20(土)11:42
第40話
 レイは走り続けていた。実をいうと、修行にもってこいの場所なんか
知らなかったのだが・・。「うーん、ポケモンを鍛えれる場所ってのは
ないのかな?」レイは1人呟いた。走りつづけていた、レイの目に何かが止まった。それは小さな家だった。何か不思議なものを感じたレイは
知らず知らずのうちに、その小さな家に入っていった。  家の中は、
たくさんのトレーナーでいっぱいだった。「あの〜、ここって?」レイは近くの人に話し掛けた。「・・君、見かけない顔ね。どう、私とバトルしない?」その人は振り返って言った。いきなりで驚いたが修行にもってこいの場所も見つからないので、OKした。そのトレーナーはレイの返事を聞くとレイを引っ張っていった。歩いていくと、そこには少し
小さなバトルフィールドがあった。「私はナツミ、本気で行かせてもらうわよ。」  不思議な少女ナツミVSレイのバトルがはじまった。
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リンリン #bak43☆2004.03/20(土)14:54
第41話
 「それじゃ、こっちから行かせてもらうぜ。いけっ、ピカチュウ!」
レイはピカチュウを出した。「ピカチュウね。なら、行ってちょうだい
、ダグトリオ!」ナツミはダグトリオを出した。「ダグトリオか・・相性が悪すぎる、ピカチュウ電光石火!」ピカチュウの電光石火は見事決まった。「やるじゃない!ダグトリオ、地震よ。」ダグトリオは地震を繰り出した。「やばいっ、ピカチュウ上に飛び上がってくれ!」レイは急いで指示を出した。「逃しちゃった。ダグトリオ、穴を掘るよ!」ダグトリオは穴を掘って中に潜った。「とりあえずピカチュウ影分身。」レイが言った。「ダグトリオ、惑わされないで本物のピカチュウに穴を掘る。」だがダグトリオの穴を掘るは当たらなかった。「ピカチュウ、スピードスター!」「ダグトリオ、もう1度穴を掘る!」スピードスターはなんと当たらなかった。「絶対命中の技なのに・・ピカチュウもう1度、影分身。」「ダグトリオ、彼方なら当たるわ。穴を掘る。」ダグトリオの穴を掘るはピカチュウに当たった。「ピカチュウ、大丈夫か?」
レイはピカチュウに聞いた。ピカチュウは頷いた。「粘ってもムダよ。
これで終わりにしてあげる。ダグトリオ、地震!」「ピカチュウ、飛び上がって・・。」「そうはさせないわ。のしかかりでピカチュウの動き
を封じるのよ!」「苦労して覚えさせた技、見せてやる。ピカチュウ、
アイアンテール!」「そ・そんな!」2匹の技はぶつかり合ったがアイアンテールの方がダメージが大きかったようだ。ダグトリオは倒れた。
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リンリン #bak44★2004.03/20(土)19:14
第42話
 「よくやったな、ピカチュウ。」レイはそう言ってピカチュウをボールに戻した。「ダグトリオ、ゆっくり休んでちょうだい。それにしても
電気タイプの弱点でせめていってもダメだなんて…強いわね。名前なんていうの?」ナツミが言った。「あっ、言うの忘れてた。俺の名前はレイ。いいバトルだったぜ!」レイは手を差し出して言った。、ナツミも
差し出された手を握るとまた小さな家に戻っていった。「けっきょく、
どこで修行しようか?」レイが迷っていると小さな家から人がぞろぞろ
出てきた。「レイさん、私達とバトルしてください。」家からでてきたリーダー格っぽい人が言った。レイは首をかしげていると、リーダー格の人は「状況がわからないのも当然でしょうね。・・ここはトレーナー
が集まっている家なんです。情報交換したり、バトルしたり・・。ここにいるのは2日前くらいからバトルしたくてウズウズしてた者ばかりです。レイさんの修行にもなりますだろうし、私達の修行にもなるんで、す。お互いの条件を考えた結果ですし、よろしいですか?」こう言った。レイは話を聞き終わると大きく頷いた。リーダー格の人後ろにいた
人たちはレイの返事を聞き終わると歓声を上げた。「じゃあ俺から!」
「いや、私からよ!」レイはいい修行場所を見つけた。 〜1時間後〜
レイは遂に1人勝ちしてしまった。「ありがとな。」レイはモンスター
ボールに向かってそう言うと、その場に寝転んだ。皆汗を流していたり
していたが皆嬉しそうだった。「久々にこんな気持ちいいバトルしたな。」バトルしたがっていた人たちはみんなそう言い合っていた。
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リンリン #bak45☆2004.03/20(土)19:29
第43話
 レイは小さな家でたくさんバトルした後、リョウたちと別れた場所へ
戻っていた。「あれ、皆どこだ?」レイは呟いた。「レイ、おっそーい
!」シュナが文句を言いながらこっちに来た。「どこに修行に行ってたのさ?」ティオがそう言って走ってきた。「レイも帰ってきたし、次の町に行こうよ。」リョウがそう言いながらこちらに来た。「3人とも、何してたのさ?」「次の町に備えて買い物。」ティオが答えた。「ふぅーん。」「何よ、その言い方はないでしょう!」シュナが言う。「まぁまぁ、落ち着いて。リマシティへの道のりだけど、ここからまっすぐ行ったらいいだけだって。」リョウがタウンマップを見ながら言った。
「近いんだな、リマシティは。」レイはそう言うともう歩き出した。「
早いなぁ、レイは。」ティオはそう言って追いかけていった。リョウと
シュナもその後を追った。ただまっすぐ進むだけなのにたくさんのトレーナーと会った。「なんでこんなに多いの?」シュナが聞く。「リマシティの空島リーグに挑戦しようとするトレーナーはよくここでバトルしながら特訓するんだ。」リョウがまたタウンマップを見ながら言った。
「そこのお兄さんとお姉さん達!」「ダブルバトルしませんか?」2人組が話し掛けてきた。「よし、特訓だ。受けて立つぞ。」レイが前に出た。「じゃ俺も。」ティオも前に出た。「私はロロ。双子の姉。」「私はリリ。双子の妹。」「俺はレイ。」「俺はティオ。」どちらも自己紹介しあった後ポケモンを出した。『いけっ……』
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リンリン #bak46☆2004.03/21(日)14:32
第44話
 「いけっ、ラシーク!」「いけっ、シャワーズ!」「いって、プラスル!」「いって、マイナン!」4人ポケモンを出した。先行はレイ達だ。「ラシーク、プラスルに乱れ突き!」「シャワーズ、マイナンに噛み付く!」2匹の攻撃はどちらも当たった。「プラスル、マイナンに手助け!」「マイナン、充電!」能力を高める2匹。「ラシーク、空を飛ぶ。」「シャワーズ、オーロラビーム。」オーロラビームが2匹を襲う。「プラスル、シャワーズに10万ボルト!」「マイナンもシャワーズに雷!」雷は当たらなかったが10万ボルトがシャワーズを襲う。効果は抜群だ!シャワーズの体力はこれで大幅に削られた。「ラシーク、
空を飛ぶ。」レイが急いで指示を出す。だが、飛行タイプの技はいまひとつだ。「シャワーズ、波乗り!」2匹ともに当たるが、倒れてはいない。「プラスル、マイナンに手助け!」「マイナン、シャワーズに10万ボルト!」双子のコンビネーションがココで炸裂する。「シャワーズ
よけろ!」シャワーズはひんしは間逃れたが、だいぶ疲れている様子だ。「ラシーク、プラスルにドクドク。」プラスルは猛毒を浴びた。「プラスルもう1度充電!」「マイナンも充電。」また2匹は能力を高めた。「ラシーク、マイナンにもドクドク!」「シャワーズ、プラスルにもう1度噛み付くだ。」攻撃は何とか当たった。「プラスル、シャワーズにウソ泣き。」「マイナン、ラシークに甘える。」攻撃力と防御力が下がった。「ラシーク、プラスルに乱れ突き。」飛行タイプの技はイマイチのはずだが毒のダメージでプラスルは倒れた。「あっプラスル!」ロロはプラスルをボールに戻した。
 
  第45話
 「後は頼んだわよ。リリ!」ロロが言う。「任せといて、お姉ちゃん。」リリが言った。「ラシーク、マイナンに空を飛ぶ。」レイが指示を出す。「シャワーズ、マイナンにオーロラビーム。」だが、マイナンはかわした。「マイナン、シャワーズに10万ボルト!」シャワーズは
疲れきっていたのかよけれなかった。「シャワーズ、戻れ。」ティオが
シャワーズをボールに戻した。「レイ、頑張れよ。」ティオはレイにそう言って下がった。「分かった。ラシーク、マイナンに空を飛ぶ。」空を飛ぶはマイナンに命中した。「マイナン、ラシークに10万ボルトよ
。」10万ボルトは効果抜群・・のはずだがラシークは倒れなかった。
「何でっ!」リリが言う。「ラシークは草タイプも入っているから効果はいまひとつだ。」レイが言い返す。「そんな!?マイナン、充電。」
マイナンは充電の体制に入ろうとしたが…こちらも毒のダメージで倒れてしまった。「マイナン、戻って。・・彼方達、強いわね。彼方なら、空島リーグも優勝できるかも。」リリはそう言うとロロと一緒に行ってしまった。
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リンリン #bak47☆2004.03/22(月)18:47
第46話
 「じゃっ、空島リーグ会場に早く行こう!」レイはそう言うと走り出した。4人が走っていくと会場はすぐに見えた。やっぱりレイは1番に
行って、3人が追いつく頃にはもう受付の人にエントリーしてもらって
いた。「レイは気合入ってるね。」リョウが言う。「そうだな。けど、
最初の試験は何だろな?」ティオが聞いた。「そんなもん、私にわかるワケないじゃない。」シュナが言う。「おーい、そろそろ始まるぞ!」
レイがそう言いながらこちらに来た。「早いな・・。」ティオが呟く。
「まぁ、そろそろ行こうか。」リョウがそう言って歩き出した。会場の
バトルステージみたいなトコに着くとたくさんのトレーナーがもう集まっていた。「みんな、やる気十分みたい。」シュナが改めて言う。そんな感じに話しているとステージの真中から人が現れた。「お待たせしました!これから2年に1度の空島リーグを開催しまーす!では、審査員
の方々を紹介しまーす!」司会の人が紹介し終わった。「では次に・・
おーっと、聖火ランナーが見えてきた様子です!皆さん、拍手で迎えて
下さい!」3分くらい拍手をすると、やっと司会の人が「ではこの空島
リーグ参加者が入場しまーす!」と叫びました。その言葉を合図に入場
者がぞろぞろ入ってくる。「あっ、あれレイじゃない?」シュナが人ごみの中を指差す。「あっ・・本当だ!」リョウが確認する。「選手、全員入場しました。それでは第一試験の内容を発表しまーす!」司会者の
人が言った。それで参加者もお客も静かになった。
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リンリン #bak48☆2004.03/23(火)17:11
第47話
 「第一試験の内容はぁー、クイズでーす!」司会の人が言った。「ク
、クイズ?」レイは思わず聞き返した。するとまるでレイの心を読んだかのように司会の人がレイの方を向いた。レイはあわてて顔をそらした。「参加者の方はこちらにー。」司会に人はそう言うと自分も指差した方に行ってしまった。そしてその後、参加者達もぞろぞろついて行った。レイもその中に紛れて行った。「クイズって言ってもどんなのなんだよ?」レイが1人呟いた時だった。「では、クイズを始めます。」別の人が来て参加者の前に立った。「参加者の皆さん、貴方達には先ほども言った通り、クイズをしてもらいます。そこにある机に紙が置いてあるのでそれぞれ席に着いた順からやっていって下さい。」スピーカーで
さっきの人の声が流れた。レイは適当にそばにあった机の前に座った。
紙と鉛筆が置いてある。レイはそれを手にとってクイズをやり始めた。
 問1、技の「眠る」を使用すると、使用したポケモンはどうなる?
 
 問2、イーブイ進化系5種類を全て書きなさい。

 問3、ミズゴロウは何タイプですか?
 
 問4、トレーナーにとってポケモンとは何ですか?
 
などこういうような問題が10問あった。「問3はたしかリョウがミズゴロウ持ってたよな?やっぱり問2が難しいよな・・問4は絶対これだな。」レイはいろいろ考えながら答えをどんどん書いていった。
 15分くらい経って・・「やっと終わった〜!よし、出そう!」レイはそう言うと席を立った。 はたしてレイは第一試験に合格するのか?
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リンリン #bak49☆2004.03/23(火)20:01
第48話
 「ちぇっ、いつまで待たせる気だよ。」ティオが文句を言う。「そんな事言って結果発表が早まるわけでもないし・・。文句言うの止めれば
?」リョウがティオの方を向いた。「とはいっても、レイたちも出てこないし・・。」ティオはまだ文句を言っている。「ティオ、静かにして
よ!他の人に迷惑でしょ!」シュナが言う。ティオが言い返そうとした
・・「2人共静かに。レイ達出てきたよ。」リョウが言った。3人は客席から身を乗り出した。確かに参加者がぞろぞろと最初と一緒のように
出てきた。「おっ、出てきた出てきた。結果発表はどうなったかな?」
ティオが言う。「あれっ、最初より人数減ったみたいだけど・・。」シュナが言う。そういえば最初の人数の4/3程度しかいない。「レイは
いるか?」リョウが慌てて探す。・・「レイだ!よかった〜、第一試験
合格したんだよ、きっと!」シュナが言った。   「お待たせしました〜!この方たちが第一試験に合格した人たちデース!」司会の人が言った。「第一試験に合格したとなれば次は第二試験だよな。何なんだろう?」ティオが言う。「ティオが心配してもしょうがないじゃない。」
シュナが言う。「ふん。」ティオはそっぽを向いた。  何はともわれ
レイは無事に第一試験に合格できた。第二試験の内容とは・・?!
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リンリン #bak50☆2004.03/24(水)15:14
第49話
 「第二試験の内容は、ポケモンとの信頼度を確かめるテストです。」司会の人が言った。「どういう事をすればいいんだろう?」レイは呟いた。「ではルールを説明しまーす。ここにあるたくさんのモンスターボールを皆さんに渡します。ボールの中にあるポケモンと3日間一緒にいてどれだけ懐いているかというのを競うことになります。道具を使うのは禁止。使った時点でボールに取り付けられている監視カメラに写るので失格になりまーす。では、モンスターボールをお取りください。」
司会の人は一気にそう言うと奥のほうからモンスターボールのいっぱい
入った籠を持ってきた。「皆さん、並んでくださーい、あとモンスター
ボールにどんなポケモンが入っているかは分からないのでご注意を〜。
言い忘れてましたが、外見が変だからといって悪態をついたりしても即
失格ですから〜。」司会の人は最後にそう言うとどこかに行ってしまった。「あの司会、笑顔で厳しいこというなぁ。」ティオが言った。
「そりゃ、ポケモンを外見で判断するような奴は即失格でしょ。当た前よ!でも、選手は3日間育てる事になるけど、私達お客の方はどうなるのかしら?」シュナが言う。「さぁ・・。」リョウが相づちを打つ。
すると、シュナの言った事に答えるように会場の真中にあったテレビにさっきの司会が現れて喋りだした。「あ〜・・お客さんの方々は、選手の人達と一緒にいてあげて下さい。選手の中に知り合いがおられない
かたはこのテレビで選手の様子が分かるので3日間いつでもご覧下さい
。あと、3日間たったらこの会場にまた来てください。出るときにスタンプを押してもらっとけば、次来る時入場料が無料になりますので、お忘れなく〜♪」そう言うとまた消えた。
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リンリン #bak51☆2004.03/24(水)18:38
第50話
 「ふーん、じゃあ俺達も早くレイのところにいこう。」ティオが言った。「そうね。」シュナも言った。3人はレイの側に駆け寄った。「あっ、リョウ・ティオ・シュナ!」レイは3人を見つけると手招ねきをした。「早く外に出よう。」ティオが言った。4人とも会場の外に出た。外に出てから「レイ、モンスターボールの中に入ってたポケモンは?」とリョウが聞いた。「あっ、まだボールから出してなかった・・っていうか俺ポケモン1匹預けなきゃ、手持ちが7匹になっちゃうよ。P,C
のパソコンで預けなくちゃ。」レイはそう言うとリマシティのP,C目掛けて走り出した。「あっ・・待ってよ!」シュナがレイの後を追いかける。リョウとティオもその後を追った。4人はようやくP,Cに着いた。「ふぅーっ、疲れた。」リョウが言った。・・と、その間にレイは
パソコンにモンスターボールを送る準備をしている。「でも、どのポケモンを送ろう・・。」レイはパソコンの前に座ってからその事に気づいた。「・・まぁ、神様の言うとおりで決めよう。えーっと、ど・れ・に
し・よ・う・か・な・・」レイはそう言うと何か呟きだした。「い・う
・と・お・り!・・あっ、ラシークだ。ラシーク、元気でな。」レイは
そう言うとパソコンにラシークを預けた。「レイ、終わったか?」ティオが聞いた。「うん、もう終わったよ。」レイも答えた。「じゃあ、今度こそ・・。」リョウがレイの持っているモンスターボールを見つめる。「分かった。出て来い…」レイはそう言うとモンスターボールを投げた。  モンスターボールの中から出てきたポケモンとは!?
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リンリン #bak52☆2004.03/25(木)14:47

  第51話
 レイはモンスターボールを投げた。『ポンッ』と音がして中からポケモンが出てきた。モンスターボールから出てきたポケモン・・
??? 「ミュ!」
レイ 「このポケモンは・・ミニリュウ!」
リョウ「すごい!ミニリュウって1部の地域にしか
    生息してないのに。」
ティオ「ほんとだって。レイ、凄いポケモンが当たったな。」
シュナ「ミニリュウ・・かわいいvv」
レイ 「じゃあ、さっそく特訓開始だ!」
 レイはそう言うとミニリュウを連れて走っていってしまった。
リョウ「レイー、特訓じゃなくて懐かせるんじゃ・・。」
 リョウもレイの後を追いかけていこうと・・
ティオ「ちょっと、待て。」
リョウ「何?レイを追いかけなくちゃ見失ってしまうよ。」
ティオ「俺、最近手持ちのポケモンが少ないなぁ〜とか思ってて・・
    だからポケモン捕まえにいっていい?」
シュナ「だったら私も一緒に行くわ!新しいポケモン、ほしいもの。」
リョウ「分かった。ならポケモン捕まえたらP.C前集合だよ。」
 リョウはそう言うと、レイを追いかけていってしまった。
ティオ「はっ、早い!」
シュナ「私達も早くポケモン捕まえに行きましょう♪」
 シュナはそう言うと草むらに向かって走っていった。それをティオが
追う。  〜5分後〜
ティオ「この辺でいいんじゃないか?」
シュナ「そうね。ポケモン、捕まえるのってフリーザー以来だわ。」
ティオ「じゃあ2手に別れて探そう。」
 2人はそれぞれポケモンを探し始めた。
ティオ「なかなか、見つからないもんだなぁ・・うわっ!」
シュナ「どうしたの?」
 ティオが見つけたポケモンとは一体なんだ!? 次回に続く
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リンリン #bak53☆2004.03/25(木)18:07
第52話
ティオ「このポケモンは、イーブイだな。進化させたらカッコよく
    なるし、まぁ進化させなくてもいいし・・よし、ゲット
    しちゃえ!」
シュナ「イーブイかぁ。カワイイ!レイもティオもカワイイポケモン
    ばっかりゲットしちゃって。私も負けずにさがそうっと。」
 シュナはそう言うとまたポケモン探しに戻っていった。ティオは、も う、モンスターボールを出す準備をしている。
ティオ「いけっ、コータス!まずはのしかかりだ。」
 コータスの先制攻撃、のしかかりは見事ヒット。イーブイは麻痺した
 ようだ。でも、イーブイはまだやる気満々だ。イーブイの『しっぽを 振る』だが、コータスの特性『白い煙』で『しっぽをふる』は効か  なかった。
ティオ「コータス、今度は火炎放射だ。」
 けど、コータスの火炎放射はイーブイを少しかすっただけだった。
 と、イーブイの『体当たり』!が、ノーマルタイプの技はふつうの
 コータスにはあまりダメージは無い。
ティオ「コータス、ちょっと弱めにのしかかり出きるか?」
 コータスはちょっと手加減してのしかかり。イーブイは身動きが取れ ない!
ティオ「ありがとな・・戻れ、コータス!じゃあそろそろ、いけっ
    モンスターボール!」
 ティオはモンスターボールを投げた。イーブイはモンスターボールに
 吸い込まれた。そして・・ピコンピコン・・2度くらいゆれたが、
 動きはピタっと止まった。
ティオ「よぉし、イーブイゲットだ!」
 ティオはイーブイの入ったモンスターボールを持ち上げて言った。
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リンリン #bak54☆2004.03/25(木)21:41
第53話
ティオ「イーブイ、ゲットしちゃったけど、シュナはどこだ?」
 ティオは辺りを見回したけど、シュナの姿は見えない。
ティオ「全くどこに行ったかな〜。」
 ティオはシュナを探す事にした。草むらを歩き回ってるうちにいつのまにかけっこう奥に来ていた。
ティオ「まさかこんな所にはいないよな〜・・っていたし!」
 ティオはやっとシュナを見つけた。ティオはシュナのほうに走っていった。・・と、突然ティオは口をふさがれた。
ティオ「な・なんだよ!モゴモゴ・・」
???「・・なーんだティオか。よかったぁ。でも、静かにしとい      て。」
ティオ「んっ、シュナかよ。ったく驚かすなよ。」
シュナ「あぁ、ごめんごめん。カワイイポケモン見つけちゃったもんだからさ♪」ティオはシュナの指差した方向を見た。すると、水ポケモン
がたくさん集まっている広場があった。
シュナ「カワイイ水ポケモンがたくさん〜vv」
 シュナの目はハートマークになっている。
ティオ「それにしても、多いよな。ラプラス、パウワウ、ホエルコ、
    アメタマ、タッツ−、カメール、ニョロモ…。」
 ティオが数えただけでも7匹はいた。・・が、実際はもっとたくさん
いた。2人がじっとポケモン達を見ていると、人がやってきた。
シュナ「誰よ、あれ?」
シュナは1人呟いた。本当に誰なのでしょうね?
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リンリン #bak55☆2004.03/26(金)14:41
第54話
???「皆、水遊びはすんだ〜?」
シュナ「あのポケモンたちは人のポケモンだったんだ。ちょっとガッカ  リだぁ。」
ティオ「でもあんなたくさんの水ポケモン、滅多に見れるものじゃない
  だろ?ちょっと行ってみようぜ!」
 ティオはそう言うと隠れていた草むらから出て謎の人の方へ行った。
シュナ「あっ、待ってよ!」
 シュナもその後を追う。
ティオ「その水ポケモン達、よく育てられてるな。」
???「ありがとう、この子達は僕の自慢の子達なんだ。そうそう、
   僕の名前はナオ。君たちの名前は?」
ティオ「俺はティオで、こっちが・・。」
シュナ「シュナ。水ポケモンが大好きなの。よろしく!」
ナオ 「ティオとシュナだね。こちらこそ、よろしく。ところで突然
   なんだけど、君たちポケモン交換しないかい?」
シュナ「ポケモン交換?初めてだわ。」
ティオ「俺は今の仲間と別れるのは嫌だ・・から交換は嫌だな。」
ナオ 「そっか・・ならシュナ、ポケモン交換しない?僕さぁ、交換の   事を最近知ってさ。他のトレーナーが育てたポケモンも悪くない   なって思って。」
シュナ「まぁ、交換って今の仲間と別れるのは寂しいけど、貴重な体験   だし・・やってみる!ナオはどのポケモン?」
ナオ 「うーん、どの子でもいいけど、ラプラスなんてどうかな?」
シュナ「カワイイvvじゃあ私は、アストでいい?」
ナオ 「アストかぁ・・炎タイプだよね。うん、いいよ!」
シュナ「よかったぁ。」
ナオ 「じゃ、あっちの機械で早く交換しようよ。」
シュナ「うん!」
 2人は一緒に機械の方に走っていった。
ナオ 「じゃあね、ラプラス。」
シュナ「アスト、バイバイ。」
 2人のポケモンは交換された。2人共それぞれのモンスターボールを
 取ると、立ち上がった。
シュナ「大切にするよ、このラプラス。」
ナオ 「僕も大切にするよ。じゃあね。」
2人はその場を離れた。 交換にとってラプラスをゲットしたシュナ。
アストとは、別れてしまったが新しい仲間が増え、旅は続く。
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リンリン #bak56★2004.03/27(土)10:28
第55話
ティオ「シュナもポケモンゲットしたし・・レイ達のところへ早く行 こう。」
シュナ「そうね。急ぎましょう。」
 2人は急ぎ足でレイ達のほうへ向かった。   一方レイ達は・・
リョウ「ふぅっ、やっと追いついた。レイ、どんな修行するのさ?
あと、一応言うけど、ポケモンを懐かせるんだよ?」
レイ 「分かってるって。ミニリュウ、出て来い。」
ミニリュウ「ミュ」
レイ 「ミニリュウ、さっそくだが、お前のバトルを拝見させてもらうぞ。」
リョウ「戦わせるのか?もし、負けたら懐かなくなるんだよ?」
レイ 「大丈夫だって。こいつには何だか強さを感じるから・・。」
リョウ「大丈夫かな、ちょっと心配。」
レイ 「ポケモンを信じる事だって大切だ。だから、俺はミニリュウを
 信じる!」
リョウ「レイがそこまで言うんなら・・まぁ・・バトルしてみれば?」
レイ 「もちろんだって。おっ、あそこにトレーナーらしき人発見!
  リョウ、ミニリュウ、行くぞ!」
リョウ&ミニリュウ「ちょっと待てよ〜」「ミュッ!」
レイ 「・・そこの人さぁ、トレーナーですか?」
???「そうだけど?俺と勝負したいわけ?」
レイ 「そういうこと。」
???「バトルなら大歓迎だぜ!俺の名前は、ゴン。電気タイプの使い手だ。」
レイ 「ゴンか、俺の名前はレイ。よろしく!」
ゴン 「レイ・・じゃあ早くバトルしようぜ。使用ポケモンは1体。」
レイ 「分かった。いけっ、ミニリュウ!」
ゴン 「ミニリュウかぁ。いけっ、エレブー!」
 ミニリュウの初バトル。結果はどうなるのか!
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リンリン #bak57☆2004.03/27(土)17:56
第56話
レイ 「エレブーか・・初めて見たな、電気タイプか。ミニリュウの使える技はっ・・と。ミニリュウ、まずは光の壁だ。」
ゴン 「ただでさえ電気技が効きにくかったのに、もっと効きにくくされちゃったな。エレブー、さっそく取って置きの技だ。冷凍パンチ!」
レイ 「何っ!ミニリュウ、かわせ!」
 ミニリュウは冷凍パンチをぎりぎりでかわした。
ゴン 「ちっ、おしかった。エレブー、もう1度だ!」
レイ 「ミニリュウ、かわしてから竜の息吹!」
 だが、竜の息吹はエレブーをかすっただけだった。
ゴン 「ふぅ、危ない危ない。エレブー、今度はクロスチョップだ。」
レイ 「ミニリュウ、かわして、もう1度リュウの息吹。」
 ミニリュウはクロスチョップをかわすと、竜の息吹を繰り出した。
 ゴンの指示が遅かったため、竜の息吹はかろうじて当たった。
ゴン 「当たったか・・でも、竜の息吹は効果抜群じゃないから、まだ
大丈夫なはずだ。エレブー、冷凍パンチ!」
 ところが、エレブーは動かない。
ゴン 「どうした、エレブー?」
 エレブーの周りには静電気がまとわれている。どうやらさっきの竜の
 息吹で麻痺したようだ。
レイ 「(これでだいぶ自慢のすばやさもちょっとは防げるはずだ。
そういえば、このミニリュウ『しんそく』覚えてるな。)ミニリュウ、
しんそく!』
ゴン&リョウ「しんそく!?」
 ミニリュウはレイの指示を聞くと、ものすごいスピードで走り出すと
いきなり消えた。レイにもゴンにもリョウにもその姿はどこにも見えな い・・と思ったらいつのまにかエレブーの後ろにいた!
ゴン 「エレブー、かわせ!」
 …が、エレブーがかわそうとした時にはすでに遅し。ミニリュウの
 力強い打撃が炸裂!     バタリ。エレブーは倒れた。
ゴン 「エレブー!よくやったな、戻れ。レイ、お前のミニリュウ、
強いな。しかも、しんそく使えるなんて。」
レイ 「いやぁ・・はは。(今図鑑を見て初めて知ったけど)でも、
 ゴンのエレブーも強かったって。またバトルしような。」
 2人は握手すると、またバトルの約束をすると、その場を後にした。
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リンリン #bak58☆2004.03/28(日)08:39
第57話
レイ 「それにしても、ミニリュウ・・お前やっぱすごいよ。初バトル   であんな強そうなエレブーを倒すなんて。それに「しんそく」を   使えるミニリュウなんて初めて聞いたし。」
リョウ「僕はどこかで聞いたことがあるような・・あっ!下の世界の
   どこかの地方に『竜の穴』って場所があってそこで『しんそく』
   が使えるミニリュウがもらえるっていう噂が前、空島であったん   だ。もしかするとこのミニリュウはそこから来たミニリュウかも
   しれないな・・。」
レイ 「リョウよくそんな事知ってるな。俺でも知らなかったのに。」
ティオ「レイーッ、リョウーッ!」
リョウ「あっ、ティオとシュナだ。」
 丁度レイがミニリュウをボールに戻した直後、ティオとシュナがやっ とレイ達の所にたどり着いた。
シュナ「ふぅっ、やっと見つけた・・っと、聞いて聞いて!私達、新し   い仲間をゲットしたのよ!」
レイ 「こっちもミニリュウの特訓をしてた所なんだけど、新しいポケ   モンゲットしたのか?」
ティオ「そうさ。俺は自分でゲットして、シュナはポケモン交換で。」
リョウ「ポケモン交換かぁ。まだやった事ないな・・で、2人はどんな
   ポケモンをゲットしたの?」
ティオ「出てこい、イーブイ!」
シュナ「出てきて、ラプラス!」
 2人が投げたモンスターボールからはそれぞれ、イーブイとラプラス
 が出てきた。
レイ 「うわっ、この2匹ってどっちも珍しいポケモンだよな。」
リョウ「僕も新しいポケモンゲットしたかったな〜。」
ティオ「じゃあ今からでも行けばいいんじゃないの?」
リョウ「・・そうだね。ちょっと行ってくるからそこで待ってて!」
 新しい仲間をゲットしに行ったリョウ。はたしてどんなポケモンを  ゲットできるのだろうか。
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リンリン #bak59☆2004.03/28(日)18:00
第58話
 走りつづけたせいもあって、案外早くリョウは草むらに着いた。
リョウ「さてどんなポケモンを捕まえようかなぁ。」
 その時・・ゴソゴソ・・草むらから音がする!
リョウ「ポケモンかなぁ。んっ、ポケモン、みーつけた!」
???「ラル!」
リョウ「ラルトスかぁ。不思議な姿だね・・えっと、エスパータイプ
   なんだ!ゲットしようっと。いけっ、モココ。」
 リョウはモココを繰り出した。
リョウ「モココ、電気ショック!」
 モココの電気ショックはラルトスに直撃!野生のラルトスは身震いす ると、念波を出し始めた。念力だ。念力で浮かび上がらせた石で
 モココを攻撃する。
リョウ「モココ、できるだけよけて電磁波!」
 モココの電磁波はラルトスにまたもや当たった。野生のラルトスは、
 麻痺状態になってしまった。
リョウ「(ここで特性がシンクロだったら・・おしまいなんだけど)」
 どうやら、特性はシンクロじゃなかったらしい。と、ラストスが今度 は鳴き声でモココの攻撃力を下げた。
リョウ「モココ、もう1度電気ショック!」
 電気ショックはラストスに当たったが、鳴き声で威力が低くなってい たので、ラルトスは倒れなかった。が、かろうじて立っているという 感じだった。野生のラルトスはまた、念力をしようとするが・・
リョウ「念力の前に、間に合え、行けっモンスターボール!」
 リョウが投げたモンスターボールはラルトスを吸い込んだ。ピコン、
 ピコン、2度揺れるとポンっと音がして揺れは収まった。
リョウ「・・やった、ラルトスゲットだ!」
 ラルトスをゲットし、仲間がまた増えたレイ達。冒険はまたまだ続く!
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リンリン #bak60☆2004.03/28(日)19:17
第59話
リョウ「おーい、レイー、ティオー、シュナー。」
ティオ「あっ、リョウが戻ってきた!」
 リョウはラルトスを捕まえた後、急いで走って今、やっとレイ達の
 所に着いたのです。
シュナ「お帰り、リョウ。どんなポケモン捕まえたの?」
リョウ「出て来い、ラルトス!」
レイ 「おっ、ラルトスじゃんか。かわいいよな〜。」
リョウ「あっ、レイ。ミニリュウとの特訓の調子はどう?」
レイ 「野生のポケモンとたくさんバトルさせてみたけど、まだ1度も
   負けなしだ。で、今はちょっとブラッシング中。ほかのポケモン
   達には木の実を上げた所。ほらっ、見てみろよ。ミニリュウの
   毛並み?っていうのかな、ツヤツヤだろ?」
リョウ「ホントだ!レイ、ブラッシングなんてよく思いついたね。」
レイ 「コンテストに出るときと一緒かなぁと思って。」
シュナ「でも、レイ熱心にやってて・・本当に凄いわぁ。ミニリュウも   気持ちよさそうだし。」
ティオ「そうだ、ミニリュウには木の実あげたか?」
レイ 「ミニリュウにはホラっ、ポロックをあげてみたんだ。」
ティオ「ポロック?なんだそれ?」
レイ 「地上の世界のホウエン地方・・俺がいた所では、ポケモンコン   テストってのをよくしててその時にポケモンのコンディションを
   よくするって開発されたのが、このポロックなんだ。木の実を材   料とするポケモンのおかしなんだ。」
シュナ「へぇっ、なんか凄いわね。」
レイ 「ここでは、ポロックを作る木の実ブレンダーってのがないよう
   だけど・・。」
リョウ「でも、ミニリュウ、本当にきもちよさそうだよねぇ。」
レイ 「俺に懐いてくれたかな?」
ティオ「この様子だと懐いてくれたんじゃないかな?」
シュナ「だとすると、きっと第2試験も簡単に合格できるんじゃな     い?」
 そんな話をしてるなか、いつのまにかミニリュウはレイのひざで、
 ぐっすりと気持ちよさそうに眠っていた。
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リンリン #bak61☆2004.03/28(日)21:57
ポケモンの紹介
  〜レイのポケモン〜
 フライゴン♂73 バシャーモ♀レベル42 (ラシーク♂レベル4 0) カメール♀レベル39ピカチュウ♂レベル39 ルギア♂
 レベル65 ミニリュウ♀レベル35
  〜リョウのポケモン〜
 ベイリーフ♂レベル58 ミズゴロウ♂レベル42
 ガーディ♀レベル46、モココ♂レベル40
 サンダー♂レベル49 ラルトス♀レベル17
  〜ティオのポケモン〜
 シャワーズ♀レベル53 コータス♂レベル36
 ファイヤー♂レベル49 キレイハナ♀レベル41
 イーブイ♂レベル30
  〜シュナのポケモン〜
  サニーゴ♂レベル43 オーダイル♀レベル55
  フリーザー♂レベル50 ランターン♂レベル45  ラプラス♀  レベル37
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リンリン #bak62☆2004.03/30(火)21:11
第60話
〜3日後〜
レイ 「さぁ、会場へ急ごう!」
リョウ&ティオ&シュナ「うん。」
 4人は会場に向かって走り出した。走ったせいか会場には10分も
 しないうちに着いた。
司会者「今日は、この会場に来てくださってまことにありがとうござい   ます。選手の方は急いで受付の方までお急ぎください!」
 アナウンスの声が流れた。
レイ 「じゃあ、俺はここで。」
 4人は途中で別れるとレイは受け付け、3人は観客席へと向かった。
司会者「では、第2試験の結果発表でございまーす。選手、モンスター
  ボールを持って入場〜!」
 たくさんの選手が入場してきた。皆、受付でもらったらしい紙とモン スターボールを握リしめている。
司会者「1番の方・・失格!2番の方・・失格、3番の方・・失格!     4番の方・・合格!初めてです。5番の方・・合格!・・」
 司会者は次々と結果発表をしていく。
ティオ「何であんなに早く発表できるんだ?しかも失格の人多いし。」
リョウ「あの司会者、説明によるとポケモンのなつき度がわかるらしい   んだ。それで、後ろに控えている・・ほら、眼鏡の人いるじゃん?
   あの人は人の心理を読める超能力者らしいよ。」
シュナ「司会者の人まで特別な人を選ぶなんて・・それだけ気合が入っ   てる試験なのね。この「空島リーグ」は。」
リョウ「そういう事になるね・・っと次は57番の人か。もうすぐレイ
    の番だ。」
ティオ「いつのまに・・!(汗)」
シュナ「私達が話してる間よ。(笑)」
 さぁ、レイは第2試験に合格できるのか・・。
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リンリン #bak63☆2004.03/31(水)15:37
第61話
司会者「次は60番の方〜…!?」
リョウ「ついにレイの番か。」
 司会者の言葉は途中で消えた。なぜなら、レイが1歩進み出た瞬間、
 モンスターボールから勝手にポケモンが飛び出してきたからだった。
司会者「(このミニリュウからはこの少年に対する信頼感が溢れ出す
    かのようにたくさんある・・。今までで1番の信頼感がある。)
    …合格です!」
ティオ「レイが合格したぁー!!」
 レイは結果を聞くと、ミニリュウをボールに戻そうとした。・・と、
 ミニリュウの体が光に包まれる。そして・・なんと、ハクリューに
 進化した。
司会者「(そんな・・バトルじゃないのに進化・・すごすぎる!)」 レイ 「ハクリュウ・・!」
 レイはもっと喋りたい様だったが、試験なのでハクリューをボールに
 戻して、元のように静かにその場を離れた。レイの試験発表が終わっ てからもまだ試験は続く・・。〜20分後〜およそ、50人くらい
 の選手が合格した事が告げられた。
シュナ「第二試験はけっこう難しかったみたいね。たくさん、人が
    落ちているわ。」
リョウ「うん、だけどレイは合格したんだよな。」
司会者「さぁ、空島リーグ、第三試験予選をします。内容は、ポケモン
   の技を華麗に見せる事です。審査員の方々に華麗さを見ていた   だいて、ベスト10位までに残った人達だけが第三試験本選に出場
  出来ます。なお、ポケモンは第二試験で使ったポケモンにして下さ  い。それから、そのポケモンらは差し上げますのでこれからも大事  に育ててください!」
ティオ「じゃあ、レイはハクリューで第三試験にのぞむことになるんだ   な。」
司会者「ここで15分の休憩を取りますので、選手の方もお客様の方々
   もゆっくりお休みください。」
 司会者はそう言うと、第二試験前のようにサッと消えた。
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リンリン #bak64☆2004.03/31(水)18:21
第62話
レイ 「おーい、リョウ、ティオ、シュナー。」
リョウ「あっ、レイ!合格して良かったね。」
ティオ「次の試験は技を華麗に見せる試験なんだよな?」
レイ 「うん。ハクリューが覚えている技は・・しんそく、リュウの息  吹、ふぶき、波乗り。」
リョウ「あれっ、波乗り覚えさせたの?」
レイ 「そう。さっきだけどね。10万ボルトもいいなぁ・・とかって
    おもってたんだけど。」
シュナ「で、どうするつもりなの?」
レイ 「それは・・」
司会者「まもなく15分経ちますので、選手の方は急いでお戻りくださ   い。」
レイ 「あっ、行かなきゃ。まぁ、見てのお楽しみって事で。」
 そう言うと、レイはもう行ってしまった。
リョウ「やっぱ、早いね。」
ティオ「あぁ。」
司会者「15分経ちましたので、これより第三試験の予選をはじめたい
   と思います。1番の方から順番に前へどうぞ!」
司会者の言葉で選手が次々とアピールをする。
リョウ「レイは、37番だ。けっこう遅い方だね。」
シュナ「そうなの。でも、どんなアピールするのかしら?」
ティオ「さぁ?・・まぁそれは見てのお楽しみってことで他の選手の
   アピールも見とこうぜ。」
リョウ「そうだね。」
 遂に始まった第三試験の予選。レイはどんなアピールをするのか?!
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リンリン #bak65☆2004.04/01(木)08:57
第63話
司会者「25番の方〜、前へ。」
???「ハイ。・・出て来て、テッカニン!」
シュナ「あの25番の人、なんだか今までの人よりやる気満々ね。」
ティオ「なんか、伝わってくるんだとな・・。」
???「テッカニン、穴を掘る!」
司会者「テッカニンは凄い勢いで穴を掘りはじめました。とても、たく  ましさが感じられます!」
???「テッカニン、穴から出て、その瞬間、剣の舞よ。」
司会者「穴から出た瞬間、テッカニンの華麗な剣の舞!すばらしい!」
???「テッカニン、そのまま中に向かってメタルクロー!」
司会者「剣の舞で攻撃力の上がったテッカニンのメタルクローが炸裂
  しました!本当にカッコいいという事はこのことです!」
???「テッカニン、銀色の風でフィニッシュよ!」
司会者「最後は、銀色の風です。銀の刃が舞い、風を起こします!この
   様子はとても美しいです!さぁ、審査員の皆さん、点数は?」
 9点、9.5点、9点・・30点満点中、合計27.5点です。
司会者「おみごとー、今の所最高点です!」
???「・・ありがとうございました。」
 25番の人は戻っていった。
リョウ「今の人、すごかったね。」
ティオ「あぁ。」
シュナ「技のバラエティーがあったというか・・。」
リョウ「レイ、大丈夫かな。」
ティオ「レイは大丈夫だって。俺はレイとハクリューを信じる!」
シュナ「そうね。そろそろかな、レイの番。」
リョウ「うん。」

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リンリン #bak66☆2004.04/01(木)11:41
第64話
 リョウ、ティオ、シュナが他の選手のを見てる間にもレイの番は刻々
と近づいてくる。レイはちょっとのどが渇いたので水を飲もうと控え室から外に出た。
???「ちょっと、レイって言う人だっけ。話があるんだけど。」
レイ 「・・?誰だよ、俺の名前を呼ぶやつは。」
???「私の名前はリサ、エントリー番号25番。」
レイ 「ついさっき、アピールしてた・・。」
リサ 「そう。それでちょっとお願いがあるんだけど。」
レイ 「負けてくれとか言うやつはお断りだ。」
リサ 「そんなせこい手は使わないわ。それより、第三試験はポケモン
   3匹使ってバトルするんだけど・・私、ポケモン2匹しか持って   ないのよ。捕まえるの手伝って!」
レイ 「何で、俺に頼むのさ?」
リサ 「なんとなく。私まだ1人でポケモン捕まえた事ないし、でも、   お礼はするから!」
レイ 「お礼?」
リサ 「伝説のポケモンを封印できる宝玉・・とマスターボール。」
レイ 「何で、そんなモン持ってるんだよ?」
リサ 「おじいちゃんにもらったの。」
レイ 「・・もしやそのおじいちゃんってセリナとか言わないか?」
リサ 「そうだけど・・?」 
レイ 「(やっぱりか。確かそう言うこと言ってた気がしたし。)・・
   引き受けてやるよ。」
リサ 「マジ!ありがとう。で、マスターボールはともかく宝玉に興味
   があるってことは伝説のポケモンに興味があるの?」
レイ 「うん。早く草むら行こうぜ。」
リサ 「ってか早っ!待ってよ。」
 レイとリサは草むらに着いた。
リサ 「こういう草むらで歩きまわってるとポケモンって出てくるんだ  よね。・・ってうわっ!」
レイ 「ポケモン出てきたか?」
 リサの見つけたポケモンとは!?
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リンリン #bak67☆2004.04/01(木)14:43
第65話
リサ 「このポケモンは・・スバメね、ゲットしよう♪」
レイ 「モンスターボール、持ってるのか?」
リサ 「・・持ってない。」
レイ 「2つだけやるよ。」
リサ 「ありがとっ♪んじゃ、行ってきてロゼリア!」
 リサはレイからモンスターボールを受け取ると、腰からモンスター
 ボールを投げた。
リサ 「ロゼリア、花びらの舞!」
 花びらの舞がスバメを襲う・・が、効果はいまひとつだ。スバメは、
 翼で打つを繰り出してきた。
リサ 「ロゼリア、よけてから草笛!」
 ロゼリアはすばやくよけると草笛で美しい音色を奏でた。野生のスバ メは眠りだした。
リサ 「ナイス、ロゼリア♪よぅし、いけっ、モンスターボール。」
レイ 「・・あぁ、眠い。」
 スバメの入ったモンスターボールは1度だけ揺れるとすぐ止まった。
リサ 「スバメ、ゲット!ありがとう、レイにロゼリア。ロゼリア、
   戻って☆」
レイ 「んぁ、捕まえたのか。」
リサ 「ハイ、約束のマスターボールと宝玉。」
レイ 「サンキュー、そろそろ戻らなくちゃ・・出て来い、ルギア。」
リサ 「ル・ルギア!レイ、持ってたの!?」
レイ 「話してなかったっけ。まっいいや、早く行かなきゃ俺が困った
  ことになる。リサも乗るか?」
リサ 「ルギア、カッコいい〜vv」
レイ 「ルギア、空を飛ぶ!」
リサ 「えっ?まともに乗ってないよ。(汗)
 リサも無事スバメをゲットし、宝玉を手に入れたレイ。第三試験予選 はまだまだ続く。レイは間に合うのか・・!?
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テーマを Internet Archive から復元しました。(ほかんこ)
[210]

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ぴくの〜ほかんこ