雰囲気的な10の御題/"哀"@loca

8) 一筋の紅@


 そう言われた通り、花京院は承太郎の残して行った車を店の表に見つけ、乗り込むと狭い助手席で手足を伸ばした。
 傷は治っても、失った血までは再生されないらしく、貧血を起こしているのか、ひどい眩暈に襲われていた。
 寒気に、伸ばしていた手足を引きつけるように縮め、意識を手離すのが何となくこわくて、花京院はずっと数を数えている。
 1から始めて、けれど眩暈のせいで、1000までなかなかたどり着けない。5回やり直して、ようやく4000近くまで数えた頃、承太郎が戻って来た。
 思ったより早かったなと、弱々しい微笑みを向けた花京院に、けれど承太郎が微笑み返すことはなく、後部座席にどやどやと乗り込んで来た仗助たちも、大丈夫かと花京院に順に声を掛けたきり、それ以上は何も言わない。
 どうやら、吉良を追い詰めるのは不首尾に終わったらしいと察して、花京院は助手席で肩を縮めたまま、気分が悪いふり---ふりだけではなかったけれど---で目を閉じていた。
 承太郎の運転する車は、数分でホテルに着き、駐車場に一旦車を入れると、承太郎は後ろを振り返って、仗助たちに言った。
 「すぐに戻る、ここで待ってろ。」
 車を降りようとした花京院を止めて、承太郎は外から助手席側へ回ると、ドアを開けて、仗助たちの目も構わずにそこから花京院を両腕に抱き上げる。
 車の中から、ちょっと目を見開いて自分たちを見送る高校生たちの視線を感じながら、けれど花京院は抗うような体力もなく、そもそも、無事に部屋まで自力で歩けるかどうかも怪しかったので、おとなしく承太郎の首に腕を回した。
 さり気なく、制服の前の大きな血の染みの上に右手を乗せて、他からはあまり見えないようにしながら、エレベーターに乗り込んだ途端、深々と息を吐く。
 「大丈夫か・・・。」
 やっと訊く承太郎に、だるそうにうなずいて、ついでに、吉良のことも訊いた。
 「あの男は、見つからなかったのか。」
 「エステシンデレラで、顔を変えて逃げられた。あそこのエステシャンも、口封じに殺られた。顔と指紋を奪われた男も殺された。」
 思わず息を飲んで、花京院は制服の胸元を強く握る。唇を噛んで、叫びそうになるのを耐えた。承太郎が、静かに、そんな花京院の額の辺りに、自分の頬をすりつけてくる。まだ血の匂いのするその乱れた髪に触れたまま、一度長く瞬きをして、承太郎が言葉を継いだ。
 「おれたちはこれから、吉良吉影の自宅に行ってみる。何か、手がかりが見つかるかもしれん。」
 誰を責めるつもりもなく、けれど湧き上がる悔しさを止められずに、花京院は思わず承太郎の上着の肩に、指先を食い込ませていた。
 康一をあんな目に遭わせて、自分も死に掛けたというのに、結局もう一歩及ばずに、吉良は姿を消してしまった。あの時、もう少しだけ力が残っていれば、エメラルド・スプラッシュで完全に身動きできない程度のダメージが与えられたのにと、自分の不甲斐なさに、やり場のない怒りばかりが湧いてくる。
 挙句に、さらにふたりも殺されたと聞けば、他の誰でもなく、自分を責めたくなる。
 エレベーターが開いて、承太郎は早足に、自分の部屋の方へ歩いてゆく。その方向を眺めながら、花京院は震える声で言った。
 「・・・僕のせいだな。僕の力が、足りなかったばっかりに・・・。」
 スタープラチナに部屋の鍵を開けさせながら、前を向いたままで承太郎が言う。
 「てめーのせいじゃねえ。おれたちは、吉良吉影の、生きのびようとする執念で、ドタン場で逃げられたんだ。」
 薄暗い部屋のまま、承太郎はまだ乱れもないベッドの上に花京院を下ろし、すぐ傍のランプの明かりだけをつける。
 承太郎がいつも眠っているベッドに横たわって、花京院はようやく息をついた。それと同時に、耐えていた悔しさがあふれて、目の奥が熱くなった。
 色のない唇を、血の出るほど強く噛みしめている花京院を、承太郎はそこに立ったまま見下ろして、言葉よりも何よりも、今はただ抱きしめてやりたいと思いながら、その時間がないことにひとり焦れる。
 ボクを守ろうとして、花京院さん、ひどいケガを・・・。
 車に戻る道すがら、康一がうつむいたまま、承太郎に、後悔いっぱいの口調で言った。大方そんなところだろうと予想はしていたから、驚きもしなかった。ただ、自分がその場にいなかったことを、康一を守ろうとした花京院を守れなかった自分を、殴り倒してやりたいほど腹が立っただけだった。
 康一の肩に静かに手を置いて、言葉で慰めるのは仗助と億泰に任せ、血まみれの花京院を見るくらいなら、自分が死んだ方がましだと、承太郎は心底思った。
 力が足りないのは、自分も同じだ。守りたいと思って、おそらくそんな必要は無いだろうにせよ、本気でそう思うのに、いつだってそれを果たせたためしがない。花京院をひとりで闘わせて、挙句この様かと、もう笑いすらこみ上げては来ない。
 ベッドの傍を離れる前に、承太郎は、感情をまったく込めない声を使った。
 「ヤツは、おびえもしなければ隠れもしない。この杜王町から出もしない。この町で、今までどおり生活する。」
 怒りや悔しさの混じり合った涙をかすかに浮かべて、花京院は承太郎の、ゆっくりと動く唇を見上げた。
 「おれたちは、またヤツを見つけ出して、また追い詰めるだけだ。」
 噛み締めるように承太郎の言葉を受け取って、瞬きをしながら小さくうなずくと、花京院は、部屋の空気をさらに重くするように、大きく息を吐き出した。
 同じほどの口惜しさをたたえて、ふたりの視線が絡んだ。それを外したくなくて、承太郎は、花京院の方を向いたまま、後ろに足を引く。
 「おれが戻るまで、ここで休んでろ。シャワーでもルームサービスでも好きにしろ。とにかく、今は休め。」
 後ずさりながら、花京院が浅くうなずいたのを確かめてから、ようやくドアに向かって体を回す。
 承太郎は、そのまま部屋を後にした。
 ひとりになると、またぐるぐると悔しさが頭の中をめぐるのに、疲れ切っている体が先に悲鳴を上げる。花京院は眠るために目を閉じて、目尻を伝った涙を、血で汚れている手で拭った。
 できる精一杯のことはやったのだと、自分に言い聞かせながら、花京院は制服も靴も脱がずに体を軽く丸めて、半ば眩暈のせいの眠気に、もう逆らうのをやめた。
 承太郎の、広いベッドの上で、泥のような眠りに、冷えた手足から先に沈み込んでゆく。


 浅い眠りの中で、夢ばかり見ていた。廊下を歩く足音に何度も目が覚め、それが承太郎でないとわかると、また眠る。
 エジプトにいて、ジョセフはあの頃のジョセフなのに、承太郎は今の姿で、DIOが出て来たような気がするけれど、顔を覚えていない、ポルナレフの笑い声は、あれはほんとうにポルナレフの声だったろうかと、夢の中でさえ考えている。
 イギーを抱いたアブドゥルが微笑んでいて、何か言葉を掛けようと迷っている間に、姿はかき消えてしまった。
 また、廊下を歩く足音に目が覚めて、まだ目の慣れない暗闇の中でドアに目を凝らすと、今度はそのドアが静かに開いた。
 手探りで腕を伸ばし、傍のランプを点けると、中へ入って来た承太郎が、花京院の方を見て目を細めたのが見えた。
 「お帰り、承太郎。」
 承太郎は、うなずいて、花京院に背を向けてドアを閉めた。それから、ベッドに近づきながら壁のスイッチを入れ、ようやく部屋の中に明るさが戻って来る。
 ふたりは目を細めて互いを見つめて、花京院は起こしていた体を、投げ出すようにベッドに戻した。
 「何か、わかったかい。」
 花京院に向かって微笑むこともせず、承太郎は疲れたため息をふりこぼすと、すとんとベッドの端に腰を落とす。
 珍しく少し丸まった承太郎の背中に、花京院が手を伸ばしかけたところで、承太郎が少しかすれた声を出した。
 「吉良の父親の幽霊が、矢を持って逃げた。」
 「何だって?」
 宙に浮いた手を止めて、またそれをベッドに上に戻して、花京院は思わず声を鋭くする。
 「吉良に家には、ヤツの父親が死後そのまま住み着いていた。息子を守るためだ。その父親は、弓と矢を持っていた。」
 「ちょっと待ってくれ承太郎、弓と矢は、SPWが回収して保管してるはずじゃないか。」
 まだ夢の続きかと、どこか白く濁っているように思える頭をはっきりさせるために、花京院は枕の上で何度か強く瞬きをした。
 「あれとは違う。どうやら、弓と矢はひと組だけではないらしい。」
 今度こそ、はっきりと目が覚めた。
 「DIOとエンヤ婆が、あの短い期間で30人近いスタンド使いを世界中から集めた。なぜそんなことができたのか不思議だったが、これでわかった。DIOは何組かある弓と矢で、世界中に仲間を作っていたんだ。」
 苦々しく、花京院は頭を振る。
 「ロクでもない話になって来たな・・・。弓と矢が、他にもあったとは・・・。」
 「ふた組あるのは問題じゃあない。問題は、あの父親が、息子を守るためにまちがいなくあの矢を使う・・・という点だぜ。おれが恐怖を感じるのは、そこだぜ。」
 ああ、そうだなと言って、花京院は目を右腕で覆った。そうして、隠しもせずにため息をついて黙り込む。
 承太郎も、しばらく何も言わなかった。
 不意に、花京院は、上向いたまま、宙に向かって言った。
 「父親というのは、そこまでして息子を守りたいと思うものなんだろうか。息子を、弓でスタンド使いにしてまで、そうまでして、息子を守りたいと思うものなんだろうか。死んだ後まで、殺人鬼の息子を守ってるなんて、そんなに、父親っていうのは---」
 残りは言葉にならず、珍しく激しい語調でそう言って、花京院はあえぐように深く息を吸い込んだ。
 それに振り向いた承太郎は、花京院に向かって小さく首を振り、落ち着け、とでも言うように、まだ目の上に乗せられたままの右腕に、そっと自分の掌を乗せる。
 制服のその部分も、血の染みに赤黒く染まっているのに、ちょっと眉をひそめて、けれどあの時は吹き飛んでしまっていた指が、今は全部きちんと揃っていることを視界の端に確かめると、花京院には聞こえないように、安堵の小さな息をこぼす。
 「花京院。」
 今日、こんな穏やかな声で呼ぶのは、確か初めてだ。動かないけれど、聞いていることは確かだと思いながら、承太郎は、身じろぎもしない花京院に向かって、あの長い眠りから目覚めてから、まだ一度も訊いていなかったことを、ようやく今口にする。
 「・・・家族に、会いたくないか。」
 びくりと、承太郎の掌の下で、花京院の腕がはっきりと震えた。
 そこから手は離さず、花京院から目をそらすこともせず、承太郎は花京院の反応を待った。
 吉良の父親から、花京院が自分の家族のことを思い出しているのは明らかだ。誰かが、すでに花京院に告げただろうかと、うかがうように承太郎は眉を寄せた。花京院はもう、とうの昔に死んだことになっている。花京院の家族と接触することを禁じられていた承太郎は、あの時彼らが、息子の死---真実ではなかったけれど---をどんなふうに受け止めたのか、まったく知らない。
 今なら、何らかの手段を講じて、再会も可能なはずだった。SPWがそれを喜ぶはずはないけれど、花京院がそう望むなら、あの連中をしばらくの間不機嫌にすることくらい、どうということもない。
 吉良の父親が、決して正しいとは言えないにせよ、息子をあれほど愛しているのと同じに、花京院の父親も、花京院を大事に思って、その死を知らされた時は、この世のすべてを恨むほど嘆き悲しんだに違いないのだ。
 承太郎の腕をゆっくりと振り払うような仕草で、花京院が目元を覆っていた腕を、そこから浮かせた。
 まだ空を見つめたまま、承太郎の方へはちらともその視線を動かさず、ゆっくりと首を振る。奥歯を噛み締めているのが、頬の線でわかる。
 「無理だ、会うなんて、無理だ。10年も前に死んだはずの息子がいきなり戻って来たら、彼らはきっと、僕を信じて受け入れることよりも、自分たちの今の生活を守ろうとするに決まってる。そんなの、僕が見たくない。彼らに、そんな態度を取らせたくもない。」
 「それでも、親子だろう。」
 花京院の右腕をそのままつかんで、承太郎は思わず吐き出すように言った。親子の情愛というのは厄介なものだと、今日、吉良と吉良の父親に対して思った気持ちをそのまま、八つ当たりのように花京院にぶつけているのだとは気づかないまま、あちらに顔を向けた花京院の横顔を、にらみつけるように凝視していた。
 噛んで含めるように、言葉をひとつひとつ区切って、花京院がのろのろと唇を動かす。
 「承太郎、僕は、生まれた時からずっとスタンド使いだ。僕の両親は、それを受け入れるよりも、僕をどこかおかしいと思い込むことで、自分たちのまともな生活を守ろうとした人たちなんだ。彼らは、そういう人間なんだ。責めてるわけじゃない、彼らには同情するよ、逆にね。」
 彼らと両親を呼ぶ口調が、その時だけ沈む。まともなと、その彼らを言うその言葉が、少しだけ揶揄を含んで激したように、承太郎には聞こえた。
 今初めて考えたことではないのだろう。淀むこともなく、花京院は言葉を続けた。
 「だから、のこのこ今さら会いに行って、厄介者がいなくなってほっとしてるかもしれない彼らの今の生活を、引っ掻き回すなんてできない。したくない。」
 それが、思春期によくある、誰もが通り抜ける親子の確執などではないことは、承太郎にもわかるほど、花京院の声音は苦痛に満ちていて、また不用意に花京院を追い詰めてしまったと、承太郎は、相槌も反論も何も思いつけずに、花京院の腕から手を離した。
 家族のことを思い出した---承太郎が思い出させた---せいなのか、花京院は何かのスイッチが入ってしまったように、あまり明瞭ではない声で、誰が聞いていなくてもいいとでも言うように、ひとり言めいたつぶやきをそのまま続ける。
 「あの男は、明らかに狂ってる。ほんとうに、人殺しを愉しんでいる。僕を殺そうとして、信じられないほど穏やかな顔をしていた。あの男くらい、ほんとうにおかしかったら、僕はもっと楽になれたんだろうか。こんな中途半端じゃなく、ほんとうに、僕の両親がそう思ってたように、僕の異常さが普通の人間にちゃんと見えるものだったら、僕はもっと楽になれたんだろうか。」
 「花京院、やめろ。」
 なだめるように、声を掛けたけれど、それは耳には届いていないらしかった。
 「わかるか承太郎、僕は、あの男をうらやましいと思ったんだ。自分のしていることに、何の罪悪感もなさそうな、人を殺し続けて、それなのに自分が生き延びることにはあれだけ執着できるあの男が・・・おまけに、それでも父親にそこまで大切に思われてるなんて・・・僕は、あの男に、嫉妬しているんだ。」
 水中で最後の一呼吸を絞り出すように、顔をそむけたまま、苦しげに花京院はつぶやいた。
 生まれて来なければよかったとか、死にたいとか、わかりやすい言い方ではなかった。ここまで胸の内を吐露しておきながら、さすがに承太郎に憚って、それだけははっきりとは言わない。
 それでも、物心ついた頃から、そればかり考えていたのだろうとわかる、そんな花京院の物言いだった。
 承太郎は思わず歪みそうになる口元を引き締めて、あちらを向いたままの花京院の横顔に目を凝らす。色の悪い唇がずっと震えていて、何か---自分自身に対する怒りだとか、憤りだとか、憐れみだとか---に耐えているらしい喉の辺りが、ゆっくりと何度も上下するのが見えた。
 不意に、花京院を殴りつけたくなった。それは、花京院にまた余計なことを言わせてしまった自分への怒りが主だったけれど、同時に、生きられたことに戸惑いしか見せず、まだそこから踏み出して来ない花京院に対する、口にはできない苛立ちも多分に含まれていた。
 死なずにすんだことに感謝しろと、承太郎が言える立場ではない。それが花京院の望んだことかどうかいまだわからない焦りに、承太郎は、何より自分自身にいちばん腹を立てている。花京院を責める筋合いのことではないのだと、理性は理解している。それでも、すべてを失くしてしまっている花京院の傍で、自分にできることは、何があってももう絶対に離れないと、そう態度で示すことだとわかっていて、承太郎は、どうしても言わずにはいられなかった。
 「てめーだけが苦しんだと思うな。」
 揺れていた花京院の瞳が、ぴたりと動きを止める。
 承太郎の言ったことの意味を、考えているのだと、その横顔に浮かんでいる。
 花京院のそれとは、また意味の違う孤独を、承太郎も生きている。どれだけ恵まれていようと、花京院がいないと思うだけで、承太郎の世界は意味を失くす。花京院が眠っていた間、ずっと考えていた。花京院が目覚めれば、何もかもが元通りになるのだと、あの旅と同じように、殺伐としてはいても、生き生きとしたあの時間が戻ってくるのだと、承太郎は、そう信じていた。だから、待つことに耐えられたのだ。花京院の傍にいない淋しさを、必死で耐えたのだ。
 それなのになぜ、こうして、触れられる近さにいながら、こんなにも互いが遠いのかと、承太郎は思う。あちら側から、完全には引き返して来ない花京院が、こちら側にいるままの承太郎には、その姿さえおぼろに思えて、どこかでかけ違えてしまったボタンのように、ぎくしゃくした空気の原因がわからないまま、微笑み合っていてさえ、その違和感は消えない。
 恋をしているのだと、そう互いに自覚するだけではだめなのかと、花京院と1日を過ごすたびに深く強くなる自分の想いをどこにもぶつけられずに、承太郎は、ずっとひとりで苦しんでいる。
 力づくは不可能ではなく、けれど、それをさせない分別が、今の承太郎にはきちんとある。それでも、それもそろそろ限界かと、自分の目の前に、力なく横たわる花京院を見て、思う。
 「・・・悪かった・・・。」
 ようやく、ろくに聞き取れないほど細い声で、花京院があちらを向いたまま言った。
 ずっと目を凝らしていた花京院の横顔から視線を外し、また前に向き直って、承太郎はぼそりと答える。
 「てめーが謝る筋合いじゃねえ。」
 優しい言葉を掛けられるような気分ではなく、いつもよりいっそうぶっきら棒に言い捨てると、気まずい空気を変えようともせず、承太郎は黙り込んだ。


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