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デイジー(仮)ヴィルガストデータ集1(Ver.1.002)
(2001)
作成 ダメ学生秋田県立大学秋田支部( higrik )
協力 ダメ学生秋田県立大学秋田支部(chikinman)
(1)はじめに
今、あなた方が読んでいる文章は、「デイジーヴィルガスト」というTRPG(ごっこ遊び、のようなものです)のデータ集のその1です。これには、キャラクタ作成のために必要な特徴および技能が掲載されています。なお、その2はモンスターや武器類についてのデータです。
この世界に住んでいる種族は、はっきりとわかっていないところがあります。というのも種族に関してはあまり文献にもかかれていないため、わからないことが多いのです。物語に味方側として出てこなかった生き物に関しては、データを推測するしかない状況です。
大別すると、人間と亜人種に分けられます。
人間
人間には、ヴィルガスト人と異邦人が存在します。ヴィルガスト人は、ヴィルガストに元からすんでいた人種で、このゲームに一番多く存在する種族です。この種族に関しては、あとに述べる亜人種との混血や先祖がえり状態にて、亜人種の特性をもつものがあります。異邦人に関しては、ヴィルガストの世界以外からきた人間であり、その出身地は、おもに現実世界です(まれに、その他の世界からきた人もいるかもしれません。)。異邦人は、ヴィルガストのことに詳しくはないので、その面では不利となります。
人間(ヴィルガスト人) 0点
特徴、技能の取得に制限なし(*のあるものを除く)。
ただし、能力を持っているものとします。
能力値 すべてに1点ずつ追加
技能 地域知識(ヴィルガスト)、地域知識(自分の住んでいた地域)、魔法または好きな武器いずれかひとつ
いずれもL1づつ。
人間(異邦人) 1点
特徴に関しては制限はありませんが、作成時にヴィルガスト独自の技能(魔法と地域知識その他)、*の技能、などの技能を取ることはできません。魔法は、GDの許可なしに、これらの技能を追加することはできません。
能力値 すべてに1点ずつ追加
特徴 何らかの特殊な背景(GDが決定し、プレイヤーに知らせなくてもよい)
技能 地域知識(現実世界)*、2技能ポイント
亜人種
どこまでを亜人種にするのかは難しいところである。しかし、私の判断により、人間以外のすべての人型キャラクタで、生殖能力を持つものと定義します。
解説
ワーウルフ
いわゆる「人狼」です。この世では伝染により仲間を増殖する野ではなく、生殖反応により、仲間を増殖するようです(資料には何もかかれていない)人間との混血も可能のようです。寿命は人間の倍となり、精神年齢もそれに比例するようです。しかし、経験により、もっと精神年齢が高いことが多いようです。人狼の年齢は、見掛けだけではわかりにくいです。
彼らは、先天的に優秀な戦士であり、高い戦闘能力を持っています。そのため、傭兵などをしていることが多いようです。
ネコマタ
彼らは、人間と猫のあいのこのような形態をしており、人間に猫耳猫尻尾がついたような形態です(人間の耳のあるところは、髪の毛に覆われており、どうなっているかはわからなくなっています)。
彼らは人間とは別のところに自分たちだけの村を作って暮らしています。性格はすんでいるところによって違います。普段は怠け者のように見られかねない彼らも狩猟のときは違います。野生動物並みの力を発揮します。
彼らは、戦士や盗賊に向くといえるでしょう。
能力値その他のデータ
ワーウルフ 1点
能力値 体力に3ポイント、敏捷度に1ポイント
特徴 体が大きい(専用装備が必要)、経験(L1つ分多くなる)、長寿*、魔法の習得困難
技能 好きな武器1つ(L2)知識類(ヴィルガスト人と同じく)L1
ネコマタ 1点
能力値 体力に1ポイント、敏捷度に3ポイント
特徴 気まぐれ、「マタタビ」に対する効果、フルヘルム型の兜が装備できない(専用装備除く)
技能 猫格闘(L1)知識類(同じ)
その他の亜人種たち
その他にも、有翼人や、エルフや、ハーフリング、モンスターに近い亜人種、にゃご神官、さらには妖精などが存在します。
しかし、それらの製作ルールに関しては、ここでは触れません。使いたい場合は、ルールを自作してみても良いでしょう。
また、モンスターの自作ルール(まだ公開してませんが)を使うのもひとつの方法です。
このルールは、そのようなことをしやすいように組んであるはずですから。
知名度(プラスマイナス2までの範囲)
これはあなたたちがどれだけ知られているかです。-は、悪名高いことで知られています。
魔法(1つにつき1)
この特徴を持っていないと魔法が使えません。(魔法に関しては別紙参考)
何かが装備できない(1つにつき1)
あなたは装備できないものがあります。職業上の問題かもしれません。
体が大きい/小さい(-1)
普通の装備が装備できません。これはほとんどが追加の種族用です。大体大きいほうでは、ワーウルフサイズです。小さいほうは、子供サイズです。
体の一部に問題(-3まで)
足が満足に動かないとか、さまざまなものがあります。GDの裁量です。
特殊な肉体(さまざま)
これもGDに決定権があると思います。
飛行*(2)
羽により空を飛ぶことが可能。これは、追加種族専用の特徴で、普通の人間などにこの特徴を取得させてはいけません。
性格に関するもの(プラスマイナス1)
キャラクタのなかには、さまざまな性格のものがあります。ここにあるものは、その性格のうち、冒険に何らかの師匠があるものに対し、ポイントの増減を認めます。
例を挙げると、「バーサーク」、ネコマタの「気まぐれ」なんかが該当します。
これらはGDの裁量により決定してもかまいません。
追加ルールを待ってもよいでしょう。
特殊な背景(プラスマイナス2まで)
何らかの特殊な背景があるため、そのキャラクタはルール外のポイントを得たり、失ったりします。たとえば、ワーウルフの「経験」などです。
その他にもさまざまな特徴があります。これらは、プレイヤーとGDによって決められます。
特徴の作成ポイントは、細かく分割しても(たとえば1/2であるとか、そんなのです)かまいません。
(報告いただければ、データ集に加えたいと思います。)
これもお任せします。
このような技能があります。もし、これだけでは到底処理し切れませんので追加してもかまいません。
武器技能
剣(きるための)、棍棒類(体力)
剣(突いて使う)、短い槍(敏捷)
槍類などの付いて使う武器(敏捷)
振って使う長い武器(体力)
短い武器(短刀など)(敏捷)
格闘技(敏捷と体力半分ずつ) この技能があると素手攻撃のダメージが増えます。
猫格闘*(敏捷) この技能があると素手攻撃のダメージが増えます。
飛び道具(投げ)(敏捷)
飛び道具(弓類)(敏捷)
これらは、以上の種類に分けられます。追加してもかまいません。似たようなものは、その技能(マイナスする場合も有る)として使うことができます。
知識類
これには、地域、物質や魔法などのさまざまな知識があります。これらはすべて知力で判定します。
一例をあげましょう。
地域知識
これは、その地方の知識とその世界の知識とに分けられます。
道具知識
さまざまな道具についての知識です。その道具の一般的な使い方がわかります。
魔法知識
魔法についての知識です。魔法が使えなくてもこの技能はもてます。さらに道具にかかった魔法の大体のものもわかります。
かぎあけ、罠など(敏捷)
説明は不要でしょう。いわゆる盗賊の持つ技能です。
力技(体力)
扉を壊したり、重いものを持ち上げたりするときに役立ちます。
乗馬(敏捷)
馬に乗って馬をうまく操る技能です。
その他、必要と思われるものはGDとプレイヤーで適宜作成してください。それらを報告していただければ、こちらもうれしいです。
原典の中に出てくる魔法には、実はあまり種類がない(戦闘用のものしかない)ため、そのルールを適用すると、魔法使いがかなり不利になるのではないのかと考えたため、魔法のルールを少し変更します。
それで、どうするのかというと、魔法の系統をいくつかに分け、その系統別に魔道書を何種類か配置しておき、それにより魔法を使いこなすことができる、というSFCのゲームに近い方式を取ることにします。
これらの魔法は、魔道書を持っていないと習得は不可能です。
それらの魔道書は、基本魔法の書と応用魔法の書に分けられます。
基本魔法の載っている魔道書は、これの形態は魔法の習得と同じにみなされます。つまり、この本の内容を理解することができ、かつ魔法の素質のあるものは、魔法(その分野の)を使うことができるということです。
応用の魔道書とは、基本を知らないと使うことはできないが、逆に基本の魔道書よりも強力な魔法がかかれています。例を挙げると、穂脳の魔道書の応用魔法書にはいくつかの種類があり、この中には、ものすごい強烈な炎を出す魔法のほかに、感情を高ぶらせる魔法や、逆に火を消す魔法、回復力を挙げる魔法などが使えるようになるものがあります。
現在知られている基本の魔法の系列は、以下の通りです。
火の基本魔道書
水の基本魔道書
風の基本魔道書
土の基本魔道書
生命の基本魔道書
緑の基本魔道書
変化の基本魔道書
光の基本魔道書
特殊なものとして、電撃(雷)の魔法、「気」の魔法があります。これは、特殊な魔法で、どの系列にも属さない魔法です。
(ちなみに「気」の魔道書というものは存在しません。)
特徴のうち、魔法を選択した人は、これらの基本魔法か雷の魔法か「気」の魔法を選択します。複数の系列を持っている人は、何個かの基本魔法を取ることが可能です。
これらの魔法の効果は、別に定めます。ルールが出るまで、お待ちください。
これで一応(Ver.1.002)この辺で終了させていただきます。
魔法のルールを追加しました。いかがなもんでしょうか? もし、こんなルールを考えましたがどうですかという提案や このゲームを見た感想、そしてこんなのは認めないという意見や、 ゲームとして破綻している、という苦情は、こちらまでお願いします。