スポーツ生観戦中にラジデンで解説を聞く
昔から会場まで赴いて生のスポーツを見るよりも、自宅でスポーツ中継を楽しむほうが面白いといわれている。現地で見ても細かいところが見えなかったり、ルールなどがわかりずらいことがあるためだ。最近人気が低迷しているスポーツ(大相撲・プロ野球)や、上昇を続けているスポーツ(サッカー・ラグビー)では競馬・競輪・競艇のようにライブでの実況放送をミニFMで流すことによりそういったデメリットを補い、また有名選手・有名OBの解説を売りにして会場へ観客を呼び込もうとする試みが多く見られている。
以下はFMで会場内放送を行っているスポーツの一例。定期的に行われているものではないが近年の例としては、フィギュアスケートやカーリング、カーレーシングといった競技でもFMライブ実況が行われたことがあり、これからも場内FMによる解説・実況を耳にする機会は増えていくことだろう。ラジデンユーザーならば不意に訪れたスポーツ会場でFM実況が行われていたとしても、アナウンスされている周波数にチューニングするだけですぐに聞くことができる。当然ながらラジオのレンタル・購入の費用も発生せず、またラジオを返却する必要もないために時間をロスせずに済む。
ミニFMで解説を放送しているスポーツ
- どすこいFM 83.4MHz / NHK BS 大相撲中継・日本語放送 76.6MHz / NHK BS 大相撲中継・英語放送 78.3MHz
- この3つはいずれも、相撲の殿堂・両国国技館で大相撲取組中に放送される館内限定ミニFM放送。どすこいFMはかつての名力士の解説を楽しむことができるのだが、国技館でしか聞くことができないため相撲ファンの間では人気が高い。この放送を聞くためには保証金を払ってラジオをレンタルするかその場で購入する必要があり、返却窓口には長蛇の列ができる。
ラジデンユーザーならばその混雑とは無縁なわけだが、日本相撲協会のロゴ入りFMラジオ(500円)はラジオマニアの間では密かな人気商品となっているので記念にひとつ買って置くことをお勧めする。ちなみにこのどすこいFM用ラジオはロゴなどを除けばごく普通のラジオのため、周波数の固定などといった特殊な処理はなされていない。そのため購入後は記念品を兼ねたFM専用ラジオとして自宅で使うことができる。
- 参考リンク : 国技館FM放送について
- Gfm 86.3MHz
- 東京ドームで行われる読売ジャイアンツの全公式戦時に放送されるドーム限定ミニFM放送。生で見るとつまらないと言われがちな野球をドーム限定の解説付で楽しめる。野球中継には出演しないようなタレントやアイドルがゲスト出演することでも知られている。2000台限定でラジオの無料レンタルが行われているがゲートでの返却に時間がかかる。
- 参考リンク : 東京ドームの巨人戦はGfm!
- フィギュアスケート世界選手権2007 77.5MHz
- 素人には採点基準や演技規定などが分かりづらいスポーツ・フィギュアスケートではさかんに場内FMによる解説が行われている。2007年3月に行われたフィギュアスケート世界選手権2007では、伊藤みどりや天野真による解説が話題となった。ラジオはレンタルのみで、貸し出しおよび返却に行列ができることが個人ブログなどで指摘されている。
- パシフィックカーリング選手権2006
- 2006年12月に行われたパシフィックカーリング選手権ではトリノ五輪でカーリングの存在を知った観客向けに、トリノでお馴染みの日本カーリングの第一人者・小林宏氏によるミニFMでの解説が行われた。この大会ではラジオの販売方法が変わっていて、売り子が場内を巡りラジオを売り歩くというスタイルを取っていた。ラジオ販売/レンタル受付へ観客が集中することによる混雑を避けるひとつのアイディアと言えるだろう。
- 参考リンク : マリリンの願い 新生「カー娘」もっと見て!