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今回のおもな登場人物
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・・・・・・。


おそらくは明け方。というのも4時を示す自分の時計が午前なのか午後なのかハッキリしない。
アラセはこれが一区切りとでもいうように、ベルスの膣に射精する。

モリアとマディは既に寝入っている。豪快に広げられたまたぐらからは、先ほどまでの淫靡なにおいはたち消えていた。
アラセとベルスは寝そびれた形になって、ぬっこらぬっこらと惰性で性器をこすりあわせていたのだが、このわずかではあるが2人きりとなった空間が、妙な親近感を呼んで、2人の垣根をとりさっていた。

「おフロ…いく?」

教員等には宿直用の浴場が設置してある。
難しいことはわからないが、時空圧縮の中でも電気・ガスなどのライフラインは生きているようなので、いいかげんアラセは女の体臭を洗い落としたかった。精液まみれの制服もなんとかしたい。

「あ…でも…」

ベルスは主を出抜くことへの罪悪感を感じているのか、歯切れの悪い返事を繰返す。

アラセは構わず彼女の手を引くと、脱衣所へと向かっていった。


「…ぅアアっ!」
先客がいた。

近藤ウーテは洗濯機の解説文とにらめっこしながら、なぜか丸出しの下半身をこちらに向けている。

「ウーテ…さん?」
「アーッアーッ!なんだお前ハ!何しにキタ!!」
バタバタと転げまわるウーテ。洗面台にひざ株をぶつけてさらにのたうつ。

隅っこに丸めてあるシーツと、わずかに漂う匂いをかげば、大体の察しはついてしまう。彼女はおねしょをしたのだ。


・・・・・・。


「言うなヨ!絶対言うなヨ!!」
「だ…大丈夫だよ誰も気にしないよ…」
「そ…そういう問題じゃァないんダ!!アイツラに無視されるのもバカにされるのも耐えられないんだヨ、ワタシわ!!」

びーびーと泣きむせぶウーテに、初対面時の印象がガラガラと崩れていくアラセ。
その指先の動きで世界を掌握する最強のプログラマーが、洗濯機の動かしかたがわからない、洗剤の量がわからない、どこにいれたらいいのかわからない、どうなったら洗濯が終了したことになるのかさっぱりわからない、と涙ながらに告白するのだ。

「じゃぁやっとくからさ、その…おフロはいってきたら…?」
「デキナイ…」
「へ?」
「ママに全部やってもらってたから…デキナイ」

一度プライドの壁が崩壊した彼女は、開き直ったようにアラセに助けを求めてきた。
どうやったら水がでるのか、どうやったらお湯になるのか、どれで身体を洗えばいいのか、シャンプーが眼にはいったら痛いじゃないカ…

「あの…私が洗濯しておきますから、お2人ではいられては…?」
「じゃぁ……一緒にはいる?」
「……ウン」


アラセとしても、やたらと長い彼女の髪は、どうやって洗うのか不安になってしまう。
とりあえずプラスチックのイスに座らせると、ウーテの髪が直接床のタイルにつかないよう、備えつけのバスタオルを敷きつめた。

ぬるめの湯に調節し、静かに彼女の髪を湿らせていくと、おそらくは少女達のために用意された洗髪剤が目にとまったので、封を切る。

「うひァ!!!」
「あー、ゴメンゴメン!どうしたの!?」
「ア、ア、アツイのダ!もっとぬるいのがイイ!!」
「コレくらい?」
「ツーメェェタァアイィィー!!!」

黙っていればまるでどこぞの彫刻のように威厳があるのに。
アラセは逐一少女の機嫌をうかがい、とにかくも丁寧さを心がけて彼女の髪を洗っていった。

白い泡が彼女の薄い恥毛の陰に流れていく。浮出た肋骨は、不健康な生活習慣を象徴している。
若さよってようやく支えられた危ういバランスは、見るものを不安定にする。

「目、つぶらないとセッケンはいるよ…」
「いヤゥ!!はいってからイウナ!!」

暴れる彼女を落ち着け、なだめ、命の危険を訴えるその目をのぞきこむ。

「痛いの…とれタ…?」
「(わかんねーけど…)とれたよ、うん、ほら、痛くない」

至近距離で見る少女の顔は、理性のタガをブチブチとねじ切っていくような、危険なにおいを立ちのぼらせる。
まっすぐにアラセを見る瞳の、目元のラインをゆっくりと親指でなぞる。その指にわずかに涙が染みる。

神様でさえ、生命のスープを混ぜているときは、こんな奇跡の配合が完成するなどと思わなかったのではないか。アラセの手は高価な宝石でも持つかのようにわずかに震える。

わずかな沈黙。ウーテのくちびるは小さく息を吸う。
もうちょっと遠慮せずに空気を吸えばいいのに。控えめに上下するか細い胸を見れば誰だってそれを咎めないだろう。


・・・・・・。


「クシュっ!!」
「どあ!!ゴメン、お湯お湯…」

(ツバが目にはいった…)


砕けそうな髪を洗い終わったアラセは、この先やはりよくわからないので、ベルスに指示を仰ぐ。
もっとも、2人きりではアラセの理性が限界であるという危惧が大きい。

彼女はテキパキとオイルのようなものを塗り、タオルの中に髪の毛をたたんでいく。ウーテも鏡越しにそれを見て感嘆している。

「すごい慣れてるね…」
「ぁ…わたし妹がいるもので…」

そそくさとでていくベルスはなぜかアラセと目を合わせない。
いまさらながらにアラセのち○こをはずかしがっているようである。

「さて…と」
外から流れ込んできた、わずかに冷たい外気がアラセを冷静にする。
「あとは身体…か」

ふにゅん

「…………ゥく…」

ゆっくりと押しつけられるスポンジ。
首筋、鎖骨、背骨の盛り上がり、二の腕。たちのぼるボディソープのにおいと、熱された少女の体温にアラセの肉物はむくむくと反応する。


(あー、これは…)

ウーテに手をあげるよううながすと、特に抵抗もなくそれに従う。わきの下を軽くこすり、洗うフリをして指の腹で肌をなぞる。

「……ンッ」

彼女は逃げるでなく、嫌がるでなく、じゃれるように身をよじる。一瞬交錯した瞳は、己の示した無防備さを恥じるように視線をそらした。

フラフラと落ち着きなくゆれる細いふともも、やけに長い足の指。

(OKかもわからんね)

アラセの脳内天秤が下級生達を追っかけまわすモードにガチリとはまる。
ただでさえ睡眠の足りないアラセの脳みそ、悪魔的な少女の身体、こざかしい感情の探りあいはこの際めんどくさいというかお呼びでない。
こうしてアラセの中の紳士な一面は、セーヌ川のほとりで惨殺死体となって発見された。

むにん

「うにァアッ!」

のけぞった彼女を、わずかな力でおさえこむ。自分の声にビックリしたウーテは、反射的にアラセを振りほどこうと暴れ、すぐに思い直して小さくなった。

にゅる…つぅうーー

「足開いて…ちゃんとキレイにしないと」
「……ぅえ?…ぇ…?ェ?…ぇェ!?」

アラセは少女の背中越しに、覗きこむように身体の前面に手を這わせていく。先ほどまでの遠慮とはうって変わり、全身でベタベタと彼女の肌と接触する。タオル越しに、アラセの肉物が毒づいているのがウーテに伝わる。

つっ…ーー。ちゅぷ

「な……なにをするんダ……ゥ…」

ちゅぷ…ちぅ…

少女のたよわかな陰毛を、髪の毛以上にやさしく洗う。その薄い毛を挟んで、彼女の艶やかな肌に泡を伸ばす。

「ダ…ダメ…ヤァ……ゥア…」
思わず浮かせた腰の下に、すばやく左手を差しいれる。立ちあがる勢いをつけていなかった彼女は、中腰のままアラセの手にのみ支えられる形となる。

「ヤッ…!やだヤダ…!!」

アラセの右中指は、彼女の果肉に皮一枚の刺激を与え続ける。ペタペタと指の腹をくっつけたり離したりするだけだが、敏感なウーテはそれだけでも身をよじる。

泡まみれのアラセの左手首は、誰も踏み込んだことのない少女の暗がりを蹂躙し、彼女がそれを避けようとすればするほど、自らの重みでアラセの進入を許す。

摩擦のない少女の尻に、思考の停止したアラセの目は、ただの犯罪者である。

ぬるこ、ぬるにゅる…にゅっこにゅこ…
「ぅゥ…ヤァ……ヘンタイ…」

アラセは少女の性器をチクチクと刺激しながら、自らの肉物を尻のくぼみにあてがう。
無垢な双丘の谷間を無遠慮にはいずりながら味わい、時折股の下を通しながら果肉をねぶる。

少女の抵抗は、柔らかな肉をわずかに強張らせる程度で、その力も、彼女の雛尖をそっと一撫ですればついえるようなものだった。


・・・・・・。


「見事ですアラセ様」
「おわぁ!!あ…あなたは…」

突然浴槽の中からザバザバと現れたのは講師の一人、黒髪のおさげ眼鏡。
「ユルユカと申します…ウフフ。タメ口でいいですよ」
お湯を吸わせた服をワカメのようにへばらせながら、ズルズルと擦寄ってくる眼鏡。一体いつから潜っていたのか。

「ゲホッ、ゲホゲッホっ…あーさすがに湯だったぁ…」
もう一人でてきた。そう、浴槽は自動温度調節機能がついている。もぐり続けるなど自殺行為だ。

「リュシカでーすっと……あーダリィ」
「もしもウーテ様がグズるようなら助力を…と思ったのですが、なるほどさずがといわざるをえませんね…ウフフフ」

なにか2人とも、堅苦しい雰囲気が抜けて地がでているように思える。

「………ンッ…」

ウーテは既にくったりとして、突如現れた奇怪なおさげよりも、己の内を走る小さな火花に神経を集中している。

ちゅぷ…ちゅ…ちぷ…

「うア…、ぁぁっぁぁぁぁ…あ…」
アラセの腕にしがみつくウーテ。支えきれずタイルに直接しりもちをつく。

「アラアラ、達してしまわれたようですね…フフ」

ユルユカはゆっくりとした動作から、跳ねるように入口の扉を開け放つと、洗濯機の角に股間をあてがっていたベルスが驚いてすっ転んだ。

「どこから迷いこんだの?いけない子、教員棟は厳重な人払いをしておいたのに…ウフ」
「…あっぅ。」
ユルユカの眼鏡がキラリと光った瞬間、半裸にひん剥かれたベルスからおっぱいがこぼれる。
見る間に泡だらけになっていく2人の一方で、行き場を失ったアラセのち○こはウーテの目の前でプラプラ揺れる。

「あ……アラセ…クン…」
「へ?」

(クンっていった…?)


・・・・・・。


紅潮したウーテは、いまさらながらに登場した講師の存在をはばかっているのか、怒られた少女のように小さく話す。

「こ…こうしたほうがいいのカ…?よくわからないのダ…」

モジモジと伸びた指がアラセの肉物に添う。掃除道具を握るようにぶっきらぼうだが、少女がそれをしたという事実がアラセの肉物を反りくりかえす。

「う…もうちょっとこう…やさしめに」
「…ん、こうカ……?」
「あ、やば…」

どびゅん、どびゅん

生煮え状態だった肉物が、急な刺激で暴発する。濁った激流は彼女の手の中で跳ね、小さな指の間からこぼれだす。
アラセはウーテの両手に自分の手をかぶせ、力加減を誘導する。要するに少女の手を使った自慰である。

ぬっこぬっこぬっこっ…にゅぬにゅぬ…っこ

「き…気持ちイイのカ……?」
「うん、…のぁぁ…」

次いでウーテに両手の形を維持させたまま、てのひらの中に腰をうちこむ。パタパタとこぼれる精子を意志薄弱な瞳で眺めやるウーテ。
その視線を意識し、うねるような卑猥な動きで彼女の手を陵辱する。

「ほ…ホントにコレでいいのカ…?」
正常を知らない少女には、いくらかマニアックなこの行為を咎める能力などありはしない。

「あー、なんかたのしそーだね」
「どああ…!」
アラセの背後からのしかかってきたのはリュシカ、ぬらぬらとやわっこいおっぱいがアラセの背に押しつぶされる。

「おねぃさんもまぜておくれ」
ぬこちゅ、ぬこち、ぬこぬこ…ぬこんっ

「ぬぉぁあぁああ…」
どぴゅ、どぷん

アラセはナメクジの巣穴に飲みこまれるような手技を受けて腰が砕ける。リュシカの吐く息は明らかに酒臭く、くちびるに差込まれた舌からはアルコール度数の高いだ液が分泌される。

(こんな状態でフロおけに潜ってたのか…)


・・・・・・。


そんな人間能力の無駄遣いに感心しているヒマもなく、リュシカの指は普段自分では触れないような尿道のヘリにまで達する。
彼女の指は躊躇も遠慮なく侵食し、逃げ惑うアラセをぬめぬめと絡めとる。腰を引いたところに彼女の舌が待ち構えて、アラセの穴を前後から責める。

「うらうら……ぢゅぱ…っ、弱いのドコかなー…ちゅぷ…ぷ」
にゅくにゅく、にゅじゅぷ、じゅぷ、じゅこっ…ぶぢゅぶ…
「あが、ちょっ、ま…」

ぴゅう、ぴゅっ
「ぬぁぁぁ…」

性器の準備ができぬままいじくられたアラセは、射精とは別の回路で絶頂を迎える。重たい霧が全身を包み、停滞する快楽が分厚いヒフ越しにタイルの上に流れていく。


「キミがそんなザマでどうすんのさね…」

アラセがくったりとしている間に、せまっくるしい浴室は裸体になった美女達の熱で蒸しかえる。
リュシカがアラセを抱き起こし、中指一本でベルスを蹂躙していたユルユカが、空いた手でウーテに手ほどきをする。

ウーテは居住まいを正して、優等生の顔で怪しげな手の動きなどを模倣している。元々興味津々だったのだろう、目の輝きかたが最初と違う。


「ぁっ、…あぁ、やぁぁ…ぁぁあぁ…」
ベルスが酷く切なげないななきをあげる。
身体を支える力も抜け、とろけるように崩れ落ちる彼女の膣口から、ユルユカの長い中指が抜きだされる。
アラセの視線に気づいた彼女は、見せつけるようにその指を舐めとる。

アラセはそんな情景を眺めながら、リュシカの泡だらけのおっぱいを枕にして、粘っこい愛撫を受ける。
「お○んこが欲しいの?我慢できない?すけべなちんちんだねぇ…」

にゅこにゅこにゅこ…
「うああ…」


さっきからこの痴女は、耳元で淫語ばかりささやく。淫らな手は一番触れて欲しいところだけを避けて通り、カウパーだけが量を増していく。
そうしてトロリと夢見るアラセに、ユルユカにうながされたウーテがおずおずと覆いかぶさる。

蒸された室内においても、熱の塊のような少女の身体。そのくちびるが、息の匂いがわかる距離まで近づく。

ちゅ…くぷっ…、ぢゅぷ…っ

火照った少女は、くちびるの遊戯に半ば酩酊したようにまどろみ、他の動作がしだいにおろそかになっていく。
それを補うようにアラセが主導で愛撫を行い、特に性器をなぞると、目が覚めたように小さな身体がとびはねる。

「ぁ…く……ひゃっぅ…ゥゥゥ…」
アラセはのけぞった肉物で彼女の尻を支える。そこへユルユカに泡をまぶされたベルスの尻が、玉の裏側から肉物を挟みこむ。

にゅる…つぷ、にゅぐ、にゅく、…ぬるん、…

二人の少女の未熟な動きを、ユルユカが丁寧に指揮を執る。アラセの肉物は弾かれ、締められ、押しつぶされて尻の谷間に飲みこまれる。

「もう限界ねぇ?アラセ君」
「ではそろそろ開通なさいますかウーテさん?…ウフフ」

ユルユカのぬるついたてのひらは、アラセの亀頭と、ウーテの肛門を同時にもてあそんでいる。 ウーテは応えるのもおっくうといった表情で、アラセの鼻に熱い吐息を吐きかける。


・・・・・・。

「ぁカ……んふ、クっ…ぁ」
ぬくぷぷぷっ…
「うァ…いっ、イタ…」
ちぷ、ぷ。…ちゅぱん、ちゅっぷちゅぷちぅっぷちゅっぷ…

ウーテの結んでいた髪がパラリと解け、アラセの顔中にまとわりついていく。洗いたての少女のにおいが、いっせいに口腔を通っていく。

じゅぷ、じゅぷく、…ぷちゅん、ちゅん、じゅぷん…
「…んっ、ンッ、…くッ、……ぅン!」

ヌルヌルとすべる彼女を抱きとめ、力なくたらしたよだれで奪われた水分を補う。彼女の首筋の汗を洗剤と共に飲みこみ、浮出た肋骨をほおでなぞって乳首を噛む。

「ンッ!アッ、…フぁ、…ぁ!…あっ!」
ちゅぐっ、ぶっ、じゅぷ、じゅっぷ…じゅっ…

「ィ…ーぁ、っふ、ヤ!……ぁう!!」
懸命にアラセにしがみつくウーテ。熱をあげる彼女の声は、独特のかすれかたをして耳の奥に甘い余韻を残す。
洗いたての彼女の髪がアラセの鼻腔を埋め、開いた口にも遠慮なく流れこむ。アラセはそれを噛み、遠慮なく舌でだ液を絡めながら彼女の頭皮も舐めとる。

「ぁあ、ャ…!!ャあ…ぁぁあぁ…ぅ!!!」

どびゅる、どびゅる、どびゅっ…


「さてそろそろ…フフ…」
フルフルと涙するウーテの向こうで、ユルユカがメガネをクイッとやる。

「キミのアカも落としてあげるからねぇーっと…」
リュシカが起き上がり、ウーテをタオルの上に横たえる。

アラセは蹴っ飛ばされるように浴槽の隅っこにおしやられ、けぶる視界の先にはアラセを見下ろすのは2人の野獣。それも泡だらけの。

広くはない浴槽の湯はヒザまで抜かれ、熱された肉だけがこぼれるようにあふれていく。

ちゅく…ちゅ…ぷちゅく…
「フフ…アラセ様存外にお上手…」

絡まりあう3つの舌は、それぞれ好戦的に他を吸収し、飲みこもうとする。
ユルユカのフトモモに挟まれていたアラセの肉物が、押出されるようにリュシカにはまり込む。

「へへ…気づいたー?」
眉間を寄せるリュシカの、呻くような声。
その可能性をかんがみなかったのは、彼女達の手技があまりにも卓越していたからか。

「フフ…アラセ様、あまり大きな声で吹聴したら…殺しますからね」
そういってユルユカが、目の前に広げて見せたのは、ピンク色の窮屈そうな膣口だった。

ちゅぶ…っ、ちゅっ、くく…く、ぬぷ、ぬぽ
「ふっ…ぁあ、いい…」

のけぞったリュシカは、自らの指をおいどに走らせ、おそらくは直腸をいじくっているのだろう。堕落した末期的な修道院でもお目にかかれない、奇怪な性感の発達を見せつけられて、アラセの心臓はどぎまぎする。

その視界を、ユルユカのまたぐらがふさいでゆく。彼女は泡をまぶした陰毛でアラセの胸板を洗い、その姫肉で乳首を挟む。


・・・・・・。


「んーーっ!!ぅあっ、はぅ、ぅぁ、ぁ、…っん!!!」
自慰の要領で勝手に果てるリュシカ。肉物の茎を、水気の多い汁が滴っていく。

「フフ…アラセ様はどちらの穴がお好み…?」
ユルユカは身体を反転させ、どちらも見やすいようにゆらゆらとゆらす。

白くけぶる視界は、いくら瞬きしても世界の輪郭が定まらない。
汗が目にはいり、その冷たさから、自分の身体がいかに水を欲しているのかを知る。

そういえば今日の自分はどれくらい眠っていないのか。

においに誘われた鼻先が、ユルユカの肛門をつつくと、びくりと跳ねた彼女のメガネに怪しげな光が灯る。

「ズルい人アラセ様…フフ…、膜をやぶいてはくださらないのね…」

彼女は気だるげなリュシカを浴槽の外に放りだすと、股越しにアラセをうかがいながら腰を埋めていく。

ぬもももも…
「ぅあ!!」

強烈な射精感。すんでのところで踏みとどまったアラセは、しかし尿道まで上ってきた精液をどうすることもできず、ダラダラと彼女の中に射精する。

「あらあら…」
「ご…ごめんなさい…」

「フフ…今日は無理をしすぎたようですね…」
ユルユカの声が、重たい膜を通したように聞こえる。

「次は楽しみにしていますわアラセ様…」

彼女の肛門から、白い塊がひねりだされるのを眺めながらアラセは眠った。
そう、アラセの疲労は正直ピーク、腕の悪い医者なら臨終をいいわたすほど安らかに彼は眠った。


・・・・・・。




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