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今回のおもな登場人物
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「いつから気づいて?」
「気づいてもなにも、キミはご丁寧にひざまくらまでしていったじゃないか」
「あの時あなたは深い催眠状態にあった。…ナルホド、認識を改める必要がありそうです。」


そう、彼女は最初からいたのだ。

初めてみんなが顔をそろえたとき、鬼月は全員そろったかと聞いた。ウーテがリラの不在を問いただし、鬼月は彼女は特別だとは応えたが、彼女がこの合宿に参加しないとは明言しなかった。
その後の、不自然な話題の転換。


「鬼月様のことはあまり知らないけど、それでもゆうこと聞かない人間に指をくわえて見ている人じゃないとは思った。ならあのひざまくらの人物が誰かと考えたとき、一番蓋然性が高いのはあなただ」
まったく無関係の人間が迷いこんだのなら、ひざまくらなどかましていく理由もない。

「それは論理ではありませんね、ですが、もとより人の心に論理は適用できません。論理だけがこの世を構築する手段でもない。あなたが人の心を読み、その流れを掴めるのなら、それはすばらしい力です。」

彼女は机の上においてあった紙を手にとる。

「確かに私は、この合宿のメンバーに組みこまれていました。ええ、皆さんが顔をあわせたところも、モニターで見ていたわ。」


――リラ・メタ・リア、以上1名、圧縮空間内において、保健体育の強化合宿を命ずる。


辞令は2つに分かれていた。



所変わって教員棟中央制御室。特定の手順を踏まなければ、足を踏み入れることができない聖域。

あの後アラセは、エレベーター内に笑いながら踏みこんで、全てをなかったことにしようとした鬼月をものすごい顔で睨みつけると、自分の睾丸を人質にしてリラとの面会を要求した。

「こんなホログラムじゃなく、生身の彼女にです」
「もうもうもう!やだなぁやだなぁアラセ君、おねぃさんだってつらいのだよ、板ばさみなのだよ…」
「本当に潰しますよ?…2つあるし1コくらい…」
「まってまってまって!!会わせるわよ!むしろ会って欲しいの!!…そのための合宿だったんだから」

鬼月は語る。

ギルニールはリラの実家の上に建てられているということ。リア家、ネブルアシアの発足の原動力ともなった一族。教員棟も、竜の卵も、彼女のためだけに用意されたシェルター。



「ええ、とても迷惑でした。鬼月は約束を破ったわ、彼女は私の研究環境を整え、私はその成果を学園に寄与する、それが母とこの国との契約だったはず。」

ふわふわと軽そうな金髪が、しゃべる度にその向きを変える。実年齢と、ロリロリした容貌とのギャップもさながら、よどみなくすらすらとつむがれる言葉は、ひたすら感嘆に値する。

「でもねでもねリラ?あなたはここ数ヶ月、パンダさんの研究をするといったきり、一度も部屋からでてきてくれなかったじゃないの…」
「あなたのそういうところがくだらないのです鬼月。パンダさんと軍事兵器になんの違いが?私の脳が快と感ずることに変わりはない、それが詩文でも宇宙の理でも絵日記でも…」

鬼月が完全に、この小さな少女に圧倒されている。

「支配できることをありがたいと思いなさい、もしあなた方がこれ以上先に進もうというなら、支配すること自体が意味を失うでしょう、この国も終わりです」



アラセは思いだす。

「つまりねアラセ君、私は彼女に興味を持ってもらいたかったワケ。ホントにねぇ、もう、一度自分の部屋にこもりだした彼女を外にだす手段が、国を総動員しても存在しないのよ…」
「ひきこもりですか…」
「そう、そう、それそれそれ、でねでね、ひきこもった神様を、どんちゃん騒ぎで誘いだすっていう神話が、東の方の島国にあるのね…」

そのどんちゃん騒ぎは性教育もかねていた。丁度パンダに交尾のビデオを見せるように。

今度の作戦で一石何鳥になったろうか。
ホゥノは友達ができた。モリアはこの国に従うことを選んだ。トピアは人間に近づき、ウーテは少しだけレディになった。発情期という本能を抱えた万灯火にとって、性教育は2重の意味を持つものだっただろう。七色は、もう死にたいなどとはいわなくなった。

「ホントねぇ、アラセ君のおかげよ、こいつこいつぅ!」
「……。」
「…う、やーねー、冗談よ冗談」
「それで済みませんよ、最後のはやりすぎだった」



「やりすぎ?なぜ?」
「あんな思いをさせる必要はなかった、なんのためにあんな…」
「あなたと2人で話がしたかったもの、そしてそれはこうして適っているわ。」
「不必要でした」
「では私とセックスをする気はないの?」

ない。謝るまでは。

「ならば少し時間をいただけるかしら。あなたの心を変えるのは、それほど難しいことではありませんから。」

そういって彼女は優雅に会釈をして、GOTHGOTHしながら歩いていった。ドクロ型のスリッパが、歩くたびに断末魔をあげる。


・・・・・・。


「アラセ君!!!」
「も…モリア?」

事務室の扉を開けると、一番最初に跳びこんできたのは艶やかな黒髪だった。

エレベーターに閉じこめられている間、リュシカユルユカを初めとする残りのメンバーは、完全に鬼月の監視下に置かれて、山のような課題を攻略させられていた。
それが済むと、今度はぐっすり寝入ってる最中にたたき起こされて、モリアや七色の看病をいいつけられる。もちろんなにが起こっていたかなど知る由もない。


「よろこべアラセ君!休暇が増えたぞ!!!」

コロコロと跳ね回るモリア。後ろで、リラがヒラヒラと手を振っている。

「あの餓鬼、スゲーむかつくんだけど…」
げっそりとしているのは七色。

「もうちゃっちゃと犯してさ、アラセのちんこがないとらめぇ、っていわしてやってよ」
「…………海鼠輪に同感だ」
トピアが続く。

「はぁあ〜、おらぁ、なにが起こったかもよくわかってねぇし…うらむだなんてそげなぁ…」
姫路は恐縮しきっていて、しきりに頭をさげている。その横にしぃゆとミココがいて、すっかりいつも通りだった。


「アラセさん、なにかご不満が?」
「……ありません。」
「ではまいりましょう。」

なにこの満面の笑顔。


・・・・・・。


ちゅっ…ちろ…ちゅ…、ちゅく…く

「ん…、アラセさん、申し訳ないのですが、精神的な交わりは私には無意味です。」

リラはキスの間、まったくまぶたを閉じない。舌の動きは、勢いあまって押出されたとか、多少無理しても奥までつっこみたいとか、そういう欲が微塵にもなくて、すべて高いレベルで制御されている。

「できれば…そう、あなたとは身体だけの関係でありたいわ。」
「うーん…」
「その上でなお、だ液の交換に時間を割きたいというのなら、それはそれで構いません。」
「いちお、…こう。形だけでもさせてもらえると…」
「ええ、どうぞ。好きになさって。」

ちゅぷ…ちゅる……ちゅぅぅ。

「目を閉じてもらったりとか…できる?」
「ああなるほど、視覚情報をシャットアウトするのですね。」

キスを続けながら、ゆるゆると少女の服を脱がせていく。ぱんつと、ソックスを残したあたりで、あまりにも堂々とした少女をからかってみたくなり、陶器のような鼻先を舐めてみる。

「……。」

そのままおでこ、目尻と続き。できるだけ生臭い息を吐きかけながら、スラリとしたほおに舌の表面を押付ける。

「…この行為は変態性欲に分類されますね」
「やっぱりダメ?」
「いいえ続けて、実に興味深いわ。」

許可を得たアラセは、少女の耳朶を舌で転がし、軟骨をなぞり、ゆっくりと彼女の顔をななめにしながら、だ液を注ぐ。耳殻の器に、とろとろと溢れていく粘液。

「あなたは…そう、本当に意味のないことを思いつきますね。」
「動いたら、奥まではいっちゃうからね」

徘徊する舌は、少女のうなじをくすぐり、横柄にも頭皮を舐める。ついでなので、ありったけのだ液を少女の清潔な髪にたらしていく。

「満足しましたか?」
「…ものすごく」
「ではそろそろ挿入していただきたいものです。こればっかりは言語化して理解するわけにはいきませんから。」


やわらかいベッドに沈み込む彼女の下流に構え、ゆっくりと足を割っていく。その際に彼女の大き目の靴を脱がし、その下のソックスをしゃぶる。



ちゅぷ…
「…んっ。」

ぷくく…く
「…ぅ、…そうですか。……ここまで…。」

彼女の長いまつげには、アラセのよだれが雫をつくっている。最奥に達した肉物を揺らし、ヒダを広げて接面を増やす。

きゅっぷ、きゅ…、…ちゅぷ、ちゅっく…

「…うーん、痛くもかゆくもない?」
「あら、お気遣いなく。すごく楽しいわ。」

そういう彼女は一貫して無表情である。

きゅぷん、じゅぷぷ、じゅぱんじゅぱんじゅぱっ、じゅぷ。ぬぬぬ…

そんな彼女にいわれるがまま、中に射精し、口に射精し、髪の毛に射精す。


リラが口の中の精液を指でかきだしながら、そろそろ時間にしましょうか、と、終了のベルを鳴らす。パンダに部屋を追われたアラセは、なんだ頭がよくなった気がして、フラフラしながら事務室に戻る。


・・・・・・。


それからまた粘膜と体液の日々が過ぎた。乾いた膣の肉。歯茎の間に溜まった涎。尻の穴。そういうものが嫌というほど舌の上にのり、肌が触れ合えば条件反射的に、唾液腺からどろりとした汁が吹きでるようになった。

エレベーターに閉じ込められて以来、モリアと七色は目が覚めたようにアラセの身体をむさぼり求め、休息抜きの交尾が終わり無く続いた。
擦過傷は勲章となった。患部かゆければ交尾をすればいい、硬度の衰えぬアラセの性器は常に女の肉に包まれ、ごぼごぼと汁を垂らしては、避けられぬ受精をすべての膣に宣告していた。

最後の一週間は皆ロクに眠らず、性交し、舐めとり、その辺にあるものを食べながら過ごした。

考える前に腰を動かし、少しでも恥ずかしいとか、ためらいを要する行為は率先して塗りつぶす。特にいいあわせた訳でもないのに、皆が皆、その流れに溶けいるように合意してゆく。それは、原始地球に渦巻いていた気象エネルギーの有様にも似ている。



「アラセ様!」
「アラセ様…」
「起きてくださいアラセ様!!!」

「なんだ夢か…」

思えばずいぶん気持ちのいい夢だった。国家を背負ってたつ天才少女、そんな彼女達と閉鎖空間に閉じこもってやりたい放題、そんなこと現実に起こる現実なら、夢なんて存在する理由がない。

だがアラセの混乱も最もだろう。今このとき、目の前にいる15人のメイドは誰だと。
なぜモリアや七色を初めとする美女少女の面々が、ヒダつきのエプロンに身を包み、アラセに様付け、かしずいて頭を垂れているのだ。

「最近の夢は目ぇ開けてても見れるんだね」

「……いつまで寝ぼけているのかねアラセく…様」
「…ぷ、すっげぇ朝立ち、…ご主人様のおち○ぽ」

七色はその真珠色のくちびるで、唯一の鎧であるトランクスごと、アラセの亀頭を包みこんでいく。じわじわと皮膚に浸透していくピンク色のだ液。肉を溶かすような溶解液。


「あー、そっか……神になったんだっけ、オレ」


「最後の七日間はアラセ様々、この集まりの最大の功労者に絶対服従……ってな」

リュシカの髪がアラセのほほに垂れこめる。普段だらしのない彼女までが、本日は控えめな化粧をして、清潔なセッケンのにおいがする。
ノリの効いたエプロンの、白いフリルがほおにかすれてこそばゆい。目を閉じれば、すぐに思いだせる膣肉の味。

その横でずっと笑いをこらえているのはやはりメイド姿の鬼月、メタル調にアレンジされたメイド服を着こんで無表情なのはリラ。
ベルスとマディは役柄、従者の装いがよく似合っていて、ウーテ軍団は若さのせいで何を着ても似合わないことはない。
講師2人はある種の開き直りから、モリアと七色は貪欲な探究心でこのコスプレを己の者にしている。

一番抵抗していたのはトピアだったが、一番似合うのもまたトピア、そういうものだった。


・・・・・・。


「んぁ、ん、ぁっぁ!!ぅぁ…私…もぅ…!!」

純白のショーツに精液が滴ってゆく。張りのある彼女のフトモモに、ソックスが残したゴムの跡。指でなぞりながらこぼれた精子を塗りこむ。

「…………なにを…遊んでるんだ…もぅ…ぁ」
「…すごいすべすべする」
「…………バカ、…んん、」

14人の視線の交点で犯しぬかれたトピアは、息継ぎを忘れたように白いシーツの海に溺れてゆく。口の中にはよだれが溜まり、ノドの奥の方で生まれる呻き声が、とろとろと透明な汁を押しだしてゆく。その尻を広げて舐め、彼女が嫌がる線の少し先まで舌をいれる。

場所は例によって教員棟地下空間、その一室。ただただ雰囲気のためにこしらえられた、豪勢な天蓋付きベッドは、これだけの人数が顔をそろえても、まだスペースに余裕がある。

「そういえばトピアって、自分のことボクっていわなくなったよね」
「…………そ…それは…。…もうそんな歳じゃないかなって思って…」

「色気づいちゃったんだよねー、トピア…」
トピアのショーツをひざまで下ろし、フワフワとした、これまた高級そうなタオルでトピアの膣を拭う七色は、同じく最近色気づいた姫路の顔を見ながらケラケラ笑う。
ぱっくりと開いたトピアの膣口は、黄金色の糸を引いて、物足りなげに収縮を繰返している。

「…もっかい」
「……ひゃ…ん、…く、」
ぢゅぶぶぶぶ…ぷぷ。
「あっ、ゃ、まだ…だめぇ…」
ぢゅぶっ、ぢゅぶちゅ、ぢゅぷぅ…
「はっ、…ンッ!……やぁ!!!」

亀頭を包む程度のところで動きを止め、異物に反応する彼女の膣の動きと、開いたり閉じたりする尻の穴を楽しむ。

「ん、…ぁ」
ぶじゅ、ぶじゅじゅぶ…ぢゅ
「はぁ……ん」
ちゅぶっ、……ちゅぶっ、ちゅ。ちゅぱんちゅぱんちゅぱんっ
「ん!!…ぁっ、……ぃぁ…あっ、はぅっ!」
きゅぶっ、…きゅぶぷ、ぶぽ。…びゅくっ、びゅく
「…ふぁ…ぁ、っ、ぁ…」


くったりと倒れるアラセに、周囲の少女が集まってくる。
ベルスがアラセの汗を拭き、しぃゆがパウダーをまぶす。ミココには半強制的にドリンクを飲まされ、ウーテが鹿爪らしい顔をして腕の筋肉をマッサージしている。彼女が妙に静かなのはリラの存在を意識しているからか。それにしてもどこかおかしいサービス精神である。

満遍なく甘い美女少女達の頭皮のにおい。アラセはぼけっと寝そべっているだけで体中の関節や筋肉を解きほぐされ、物憂げにうめき声をあげれば、あやす様なキスが降る。

なにもしなくても、快楽のほうが股を広げてやってくる。これ以上ない幸福の塊が、薔薇色の血流を脳みそに流しこんでゆく。



「んぁ……、あらせさまぁ、…ぅぁ」

姫路が、こちゅこちゅと実に遠慮がちな音を立てながら腰を振る。スカートの陰から、見えるか見えないかの結合部、無残に広げられたやわらかそうな肉の縁を、歯茎で味わいたい欲求が脊髄に走る。

ぱちゅん、ぱちゅ…ちゅこ、ちここ…
「はぁぁ、…も、…もう、だめです…ぅ…ぁ、ん!」
じゅぷぅぅぅぅ…ぷぅ。ちゅぱん、ちゅぱ…じゅっじゅっじゅく…

身体を折らせて抱き合うように密着し、肉物がでたりはいったりする所を指でさする。その指が木陰に隠れた雛尖をすった瞬間、腰を引いた彼女との結合が解けた。

ぬぽんっ

「あ…ごごご、…ごめんなさぃ…ふぁ」

ふらふらと揺れる肉物を、不器用に掴もうとする姫路の手。その時、油断したアラセの顔面を、ユルユカの大き目の尻が圧殺しにかかる。
すでにずぶ濡れのぱんつはなにも履いていないより不潔で、しかしそのフィルターを通さなければ、酸素を手にいれることはできない。

「ふふふ…あら、アラセ様…降参ですか?」
「ふがもが…」

すぅぅぅーーーー、はぁぁぁーーーーーーー

腹の上では、ユルユカにアゴを持たれた姫路が、とろとろとだ液を注がれている。
揉みしだかれる白い胸。つままれる乳首。新たに噴出したユルユカの汗がぱんつに吸われて、呼吸と同時に口にはいる。

「ぅや、…ぁん、…」
ちゅぷ…くぷぷ…
「ふふふ…」
ちぅぅぅぅぅ……

まだまだ幼さの残る姫路の思考は、しだいに閉塞して没頭状態に陥ってゆく。周囲の視線とか尻の下に埋まったアラセの顔とかが頭から零れ落ちて、ユルユカに触れられる乳房の筋肉や、子宮を抜けてくる肉の振動などが、その心を支配する。

ちゅっくちゅっくちゅっくちゅ…ぷぷ…ぶじゅっぶ、
「ふぎゅ…、……ぁ…はぅ、ひぁ…ゃ……もぅ…ん、んっ!」

逃げようとしたその腰を抱きとめ、艶々とした尻を握り締める。押さえつけられた彼女は力はその向きを変え、ぎゅーぎゅーとユルユカにしがみつくしか道がない。清潔に装われた衣装の奥から、熱のこもったため息が漏れて、己を突き破ろうとする快楽に助けを求める。

「ぅ、…ぁっ、…ん!もう……ムリですぅ……ぁ、く、きゃぅぅ!!」

ふんだんに飛びでた精子は、弱酸性の愛液の海を、温泉でも浸かるように陵辱しながら満タンにし、勢いあまった連中は有り余る活力をもって外に飛びだす。その流れの全てを肉物で感じ、息を吸うのを忘れて死にそうになる。



「ア…アラセ…さま、…ウーテも…ほしィ…」

こういう時、物怖じしないウーテがホゥノの手を握りながら前にでる。反対の手の中指は、ずっと股間の上を往復していたせいで、わずかだが女のにおいがする。 初めて見る2人の、ほのかな化粧姿は、今後悪魔的に育つであろう魔性の片鱗を覗かせている。

ホゥノをうつ伏せに寝かせ、その上にウーテがかぶさる。衣類の暗がりから、テラテラと準備の整った性器がのぞいた。

「…ふッ、…ンッ、んん、…」
「…ぁ、…ぁぅ、…ご…ご主人様…ん!」

辛抱強く耐えるホゥノの膣と、じっとしていないウーテの膣。ホゥノを選んでグニグニと肉道を貫くと、のけものにされたウーテが、ねだるように肉ビラをアラセに擦りつける。

くじゅじゅ…じゅぷ、じゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっ…
「…ず…ずるのダ、アラセ。なんでイツモ私ばっかりじらすのダ…」
「アラセ?」
「…あ、…アラセ…様」
「欲しいの?」
「…欲しィ」

「あっ、はぅ!!ぅぅ…くは、ぁっ、や!!アラセ様、…アラセ様!!!すごく大きぃ…やぁん!!!」
じゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷ…ぶぶぶ…

ノリノリのホゥノは単調なピストンで置いといて、ウーテの身体をいじめることに重点を置く。彼女の靴下を剥ぎとり、つるつるの足指や、やわらかい爪の間を舐める。脚力のないこむらを口に含み、スネに生えた透明な和毛を歯でむしる。
もちあげたモモの裏を伝って到達した琥珀色の姫肉は、息を吹きかけるだけでぶるぶると震えて蜜をだした。

「ふァ…アラセ…様ァ…」これはウーテ。
ぎゅっぷぎゅっぷぎゅぽ、ぎゅぷ…じゅっこ
「…んん!…はぁ、…ダメ……、も…もぅ、いっちゃうよ…アラセ様…」これはホゥノ。

ぷじゅっ…、ちゅっ……ちゅぽん
「ぁウッ!!!…はァ…はゥ……」
じゅぶっぽぶっぽぶっぽ…
「ぁ、やぁ……こすれちゃうの…んん!!!」
ぱつん、ぱつん、ぱつん、ちゅぶぶ…ぱつん、ぱつ…

ウーテの全体重に拘束されたホゥノは逃げることもできず、弱い所への徹底した集中攻撃を、くちびるを噛んで受けいれるしかない。やがて彼女の膣が蠕動を始めても、アラセは腰を止めるどころか、よく知った彼女の急所をさらに突く。

「んん!!ゃ!!!…ダメ…ぅ…それ…ダメぇ…ダメなのぉ!!!
どびゅ、どびゅぐ…
「ふぁ……ぁぁっぁあ!」

ピューピューと噴出するぬるま湯が、肉物を伝ってシーツに染みていく。そんな彼女にあやかろうというのか、ウーテがホゥノの服の下に手をいれて、ぶきっちょに胸を揉む。

「気持ちいいのカ…ホゥノ?」
「…うん」

ウーテの開いた膣の奥に、中指と薬指を差し向け、彼女の一番好きなトコロをこすってやる。ゆっくりと動く彼女の尻は、磁力のように己の極地をアラセの指にあてがおうとする。

ちゅぶ…ちゅぶ…ぶ


万灯火が奥に引っこんで、交尾の様子をつぶさに見ている。発情していないときの彼女は、誰が誰だかわからなくなるほど乱交状態が進行しない限り、決してちんこが欲しいなどとはいいださない。

アラセはしぃゆとユルユカに視線をやる。2人は心得たように他の少女に身を寄せ、倫理をほぐす手伝いをする。輪のために喜んで個を犠牲にするのはこの2人の役目だった。

「ンンッ!!ァ…」
きゅぅぅぅ…ぷじゅじゅ。
「ァァ、ッン!!」

やがて達したウーテを横たえ、ぬらぬらとした入口に亀頭を沈める。異物を歓迎する肉流は、うごめきながら肉物の蹂躙を喜んでいた。

「アラセ様ぁん、つっかまっえたっと、」
「アラセ様ぁ、こっちもくださいませぇ」

いざこれからという時、左右から同時に、リュシカとモリアに掴まれる。通常にないけったいな甘え声。無数の指が首筋や胸板を伝って踊る。

「ず…ずるいのダ……ぁゥ」


・・・・・・。


「ケポ…、ぐむ。」

精子まみれになったリラがわずかに呻く。人形のように綺麗な髪は床にへばりついて、顔中を覆うコロイド粒子が、彼女に瞳を閉じることを強要させていた。

その横で、アナルをほじくられて這いつくばっているのは鬼月。

ぎゅっぽぎゅっぽぎゅっぽぎゅっぽ…ぐぽっ。
「はっぁぁ、ダメ…だ、、は。だめだめだよアラセ様…こんなの…だめぇ…」
すぼっ、ぐぷぷ…くぶ。どびゅ、どびゅ。

肉物をぬき、待ちわびていたリュシカとベルスに精液をぶちまける。汚れた肉物を清掃するのは、ここのところベルスの舌の役目になっていた。

茹でたてのソーセージにも似た肉物を、リラの鼻梁に擦りつける。玉になった残り汁はくちびるになすりつけ、そのままほっぺたを突いたりして、滑稽な顔を作らせようとする。ところがこれがまたまったく意味をなさない。

「あなたが望むなら淫乱症を演じますわ?」
「いんや…そのままで…そのままが、いい…」

じゅぶぶぶ…ちゅぶ…

「…ぅん、ご主人様…」
彼女はいちお、設定を守ってアラセを敬う。わずかに落ちたトーンの声に、鉄串のように剛直する素直な肉愚息。

じゅぱんっ、じゅぱんじゅぱん、じゅぼ…、
「不思議…私があなたを敬うことが…ん、それほどの刺激になるの?」
ぶぽ。
「うんうんうん…うが」
ぢゅぶぽ、……ぬぽぉ…。…ぶぴ、ぶぶぶ…
「あらこれは…?」
「キミのおまんこに、空気がでたりはいったりしてる音」
「…そう、少し興味を引かれるわ」
ぶぶ…ぶぽ、ぶぴ、ぷ。…ちゅぶぶぅぅ、ぶっ、ぶぷ、ぶ、ぶぷぅ…どびゅ、どびゅ

「うはははは…」
「…どうしました?…頭がおかしくなりましたか?」
ぶっ、ぶっ、ぶぷぽ……。



一方の鬼月はドMも大概にしとけといった様相だった。

「んぁ!ぃぅ、ぁぁぁ…、は…だめぇ、アラセ様、アラセさまぁあ!!!ぅぁ…」
ぶっぽぶっぽぶっぽぶっぽぶっぽ…

二十ウン年も積もりに積もった妄想の塊は、繊維の足りないウンコのようにこびりついてとれないものだ。
乳首をつねろ、耳を噛め、から始まった彼女の要求は、尻をたたけ、髪をひっぱれになり、果ては陰毛を一本一本歯でひっこぬけになってアラセがごめんなさいをいいだした。

黙っていればわずかにオリエンタルな、神秘をまとった美人なのに。超弩級の人間能力は、並みの刺激では感じない分厚い皮膚をつくってしまった。

「ヘンタイは嫌い?…あん、アラセ様…あっ、」
「やはりこう…規則があっての解放というか…」
「アラセ様がいうなら我慢するわ…あん!ふぁ…ぁん!!!アラセ様ぁ、アラセ様、いゃぁん…」
「…ブリッコは歳を考えてください」
「う…ひどいよひどいよアラセ君…じゃない、アラセ様…ん!私まだ20代なのに…」

ここにいる全員を集めたよりも体力があるであろう彼女も、いまは国を背負う後身たちを楽しませようと、自らはあまり前にでない。そこそこで切り上げて、慈母の瞳で子供達を見つめる。そうしている時の彼女は誰よりも美しい。

「アラセ様ぁ…ぁん、もうちょっと上から目線で呼び捨てにしてぇ…」
「…んー、…鬼月?」
「ぁぁん!…もっとぉ…もっと征服して…きゅぅぅ」



「万灯火…あいたってさ、ホラ…」
「ふぁ?、……ぁぐ…ん」

七色の指に責められていた万灯火が呻きをあげる。2人はもうかれこれ3時間も、ぬらぬらと体表をテカらせながら互いの膣をむさぼっている。よだれと愛液の混交液が、汗で溶けて、いつまでも粘度を保つ肌色。

あれだけ清らかだったメイド服は無残にも剥ぎとられ、残ったのは、性を助長するだけのガーターベルトや、精子まみれのスカート、破れたストッキングくらいだった。

七色は万灯火の充血した乳首を指で弾き、彼女の両ひかがみをもって、幼子にオシッコをさせる要領でアラセのほうへ担いでくる。

ぎゅぷ…ぶ、ぎゅぶぶぶぶ。
「ぁぅッ!…んんぅ……!!!」

挿入の摩擦で、最後に残った細い線がねじ切れた万灯火は、首をよじって突き抜ける快楽に耐えている。その刺激が凝縮されたように、彼女の膣からはとろりとした愛液が滴り落ちる。

ちゅぶっ、ちゅぶっ…ぶっ、ぶっ…じゅぶ
「んん!!んっ!!かっ、は、…ダメじゃ…もぅ……あ、ぁぁ、ダメじゃというに……ぁぁ!!!」

じゅぶっ、ちゅぼっ、ぷぶ…
「ふぁ、ぁぁ、…ぁや」
ぢゅぱん、ぢゅぱん、ぢゅ…
「あっ、やっ、…は…ひぐ」
じゅっぽじゅっぽじゅっぽじゅっぽ…


そうした交尾の横を、お腹を抱えたホゥノが通り過ぎていった。断続的に噴きだす精液は、先ほどこれでもかと注ぎこまれたもの。
しかし彼女は、部屋をでようとするまさにその時、ヒザから崩れて溜めこんでいたものを漏らしてしまった。ひくつく彼女を、ユルユカがバスタオルで拭う。

ちゅぱん、ちゅぱん、ちゅ。ちゅ…っ、ちゅっぱちゅっぱ。
「ふぁ!、ぁ!っぁぁ…!!…いゃ…んんんっ!!!あぐ!!」

万灯火のやわらかい髪の毛がソファに広がる。
神経が張り詰めて、過敏になった粘膜を構わず引き裂き、押付けるように膣奥へ。同時に七色の舌を舐め、乳をこねくる。
彼女の股から垂れる膣蜜が、万灯火の鼻先に雫となって落ちては垂れ、小さな舌が懸命にそれを掬おうとする。キツネ耳の少女の視線は、焦点をあわせることもできずに雫の雨を追っている。

ぢゅっぽぢゅっぽぢゅっぽ…ぬろろ…ぢっぽぢっぽ
「ふぎゅ…ぅぅ。」

最後に一度、無自覚に跳ねた少女の腰を掴み、裏返してなお責める。彼女はもう、腕にはいる力もなく、肩からつんのめってシーツに沈む。

「…もぅ…ぅ…はぁ、…スキにせよ…ぁぅ、…どうにでも…」
ちぱん、ちぱん、ぷぱ…じゅっじゅ……。ちゅぐ…ぢゅっくぢゅっくぢゅっく…

最後に、ネコみたいな伸びをした彼女の奥に、びゅーびゅーと白汁を注ぎこむ。近くに倒れていたホゥノにひっつけて見ると、なんだか安心したように2人ですやすやと眠りだした。

そういえばもう、時間とか生活のリズムとかがよくわからなくなっている。誰が寝るべきで、誰が起きている時間なのか。なんか暑いし。



「うぃーあらせさまー、アタシもまぜろよー」

後ろから七色を貫くその後ろ、全体重をアラセに預けてずるずると押し倒そうとするリュシカの酒臭い息。その長い舌はどういう仕組みなのか、ローションでも塗られているように摩擦なく首筋を這う。

ちゅぷ、るろろ…ぬこぬぱ、ちゅぷ、ちゅ……

若いもんには負けんとばかりのフトモモは熱く湿って、茂みの奥に湛えた熱は、指先を伝わって脳髄までも暖める。

「はぁ…ん、…へへ、ずるいなお前は…こっちの弱いとこ全部しってら…」
「ちょっとアラセ様ぁ、…ち○こを優先してくださいませんかち○こを…ん、」

ぬっこぬっこぬっこぬっこ…

七色の愛膣は吸盤のように肉物をひっぱる。柔軟な接合部は蕩けるように絡みつき、我慢するはずだった精子が命令に逆らって勝手に飛びだす。尿道を走る、快感を越えた痛み。

そのまま不満そうな膣から引き抜いて、リュシカの熱帯に押付ける。七色の丸く開いた陰門は、愛液に絡みとられた恥毛に縁取られて、見ているだけでもお腹が一杯になるくらいエロエロしい。

ちゅく…

「ん、あー…やっぱコレだわ…んん、」
ちゅぶっ…ちゅ…くぷ。
「んんっ」

互いに立ったまま、擦りあうような交尾。蒸れた汗。焼けるような肌のにおい。こんこんと湧きあがるフェロモンが、息を吐くことを忘れさせる。
その重量のある乳房に顔を埋め、難しい体勢から不器用に腰を振る。谷間にこもった熱が、ゆるゆると鼻腔を暖めてゆく。

「んん、…あん。…がっつくなよもう…」
ぢゅ…ぢゅぷ……
「あらせ様ー、アタシももっと欲しいですぅー」
ちゅこっ、…ちゅく

気持ち悪いくらいの猫なで声で七色がくっつく。背後から押付けられるおっぱい。その重量はリュシカに引けをとることはない。
4つの乳房が、ぬるぬると背筋や胸板の血流を緩めていく。

「へー、こりゃ幸せもんだねーアラセ…」
ぬるぷにゅ…ぷにゅぬぷ…ぷにゅ、ちゅぅぅぅ…
「アラセ様ぁ、どっちのおっぱい好きー?」
ぷにゅぷにゅ…ぬぷぬぱ…

アラセ越しに威嚇しあう2つの舌が、要所で交わり、アラセの鼻にだ液の気化するにおいを残していく。

最終的にスマタの格好でリュシカの股に射精したアラセは、ちょろちょろと所在なげに歩いてきたベルスを引っ張りこんで亀頭を吸わせる。彼女は丁寧にも、リュシカ七色に負けぬおっぱいで肉物を包みこみ、肉のタオルでただれた淫水をふきとってゆく。

むぽっ…むぽっ、ぶぶぶ…ちゅぅぅぅぅぅぅ、むぽん

「ベルス、立って」
「は…はい……。だんな様…」
「ちがう後ろ、後ろ向いて」
「…こ…こうですか…?」
「そうそうそうやって中指と人差し指で閉じよう閉じようとするやわらかい膣肉を強引に広げて…」
「…はぁ……、ぁっ!!」

彼女の場合、まだメイド服が剥ぎとられずに残っている。そのスカートのスキマから、わずかにめくれあがった膣門がけしからんほど肉物を誘惑する。

にゅぶん、ぶぶ…ぷん
「ふぁ!!…ぁ……そんな…いきなり…ぁん」
ぶっぷ、ぶっぷぶっぽ、ぶぶぶぅ…ぢゅぶ、っぢゅ
「…はぁ…、!…ぁ、ゃ……」
ぬぱん、ぬぱんっ、ぬぱ、…ぷじゅ…じゅぅぅぅ、じゅぷ
「……ぁ、…ぁぅ……んんん!!!」
ぷじゅ、っぷじゅ、っぷじゅ、ぢるるるぅぅぅぅぅ、ぬこ
「…?…ぁ、…???…あん、…ぇ?」
ぶじゅぶ、じゅぶ……ぷぶん、じゅぷ、じゅっぷ、じゅぽ
「あ、…や、……アラセ様…ひぁ」
ぶっ、っぶぶ、っじゅぶぼ、っぷじゅぅぅぅぅ、ぬこぽ
「…な…ゃ、な、…長いです…ゃん!だめ…」
ぶびゅーーーー、びゅぶ、っぶびゅ、びゅぶ
「…ぁ、…ぁ、…ぁ、なんで…私だけ…はぅ」
どびゅん、びゅ

「ひ…ひどぃです…ぁぅ」


・・・・・・。


パンと牛乳で栄養を補給するアラセ。その上で、澄ました顔で腰を振るのはリラ・メタ・リア。背後には、リラの髪に乾いてこびりついた精液を、丁寧にだ液で溶かすモリアがいる。

価値のあるものになら、自分の命を狙うものでも愛情を示すモリアは、さっそくリラを気にいって、なにかにつけてちょっかいをかけている。

2人の少女の交わる舌、首筋にこぼれる牛乳は背徳的で、行き過ぎた遊びに溺れる子供を想起させる。

ちゅぶ、ちゅく…ちゅ、ちゅっ。ぷ
「そんな愛撫は無意味だわ…モリアさん」
「フハハ、キミほどの人間が意味を見出せないものなど存在するのかね?」
ちゅぅぅぅ、ちゅぶ…つっ、つつ…ぷく、

「自明のことは見出す必要もないですから…ん」
ちゅぷ、ちゅっ…
「フフンなるほど、だが私はキミほど賢くはないのでね、知りたいとが山ほどあるのだ。腋毛の手入れはしているのかね?初めて陰毛が生えたのはいつ?キミだって鏡を見ながらオナニーをしたことくらいあるだろう?なぁアラセ君」
「なんでそんなテンション高いのモリア…」

ちゅっこちゅっこちゅっこ…ぷじゅじゅぅ…じゅぷ

「ルール違反だわモリアさん…ぁ」
「フム?ああ、そうそうそうだ、アラセ様アラセ様、様をつけねばね。アラセ様、今の君が聞けばこの子は答えるぞ」
「聞くってオナニーを?」

ちぶっ、ちゅぶっ

「…実に無意味ですが…拒否する意味もありませんね…」
「本当か!!ではどうかね?キミはトイレでおしりを拭いたときに糞便がチリ紙につくか確認したりするのかね?メヤニやハナクソはやはりその辺になすりつけるのか?ヘソのゴマは…」
「だからなんでテンション高いの…」
「確認はしませんね、ヤニはティッシュにつつみます。ゴマは気にしません…ぅぐ」

ぬっこぬっこぬっこ…ぬここ…

「違うだろう!私が聞きたいのはその指を鼻の穴に突っこむかどうかだ!まさか綿棒を使うなどとはいうまいに…」
「あのさモリア…いいかげんに…」

ちぶぶ…

「………突っこみます…ぅく」

射精してしまった。


・・・・・・。


ミココとウーテが、性器を開いて見せ合いっこをしている。

その横。リラの大きくはない口腔に充満する精液のにおい。アラセは彼女の頭を押さえこみながら、舌の動きに酔わされる。

彼女は上機嫌のモリアにネコミミを付けられ、アナルに尻尾を突っこまれても文句一ついわず、無意味なことだと受け流している。

性器には、モリアと繋がった双頭のディルド。彼女の黒髪と、やわらかそうなお腹周りがたよわしくうねる。その髪と尻にも、やはりネコアイテム。

ぶぽ…っ、ぶじゅ…ぶる……。ちゅく、

「そろそろ寝たほうがいいんじゃないのモリア…」
「フハハハハ、なにをいっているのかねアラセ様、私は今楽しくて仕方ないのだ」
「…ふも…ちゅぷ。…無意味です」

ぶっぽぶっぽぶっぽ…ぬもも…ぶ。ぶっ、ぶじゅぢゅ…

モリアがアラセにキスを求めて繋がり、肉欲の三角形が完成する。モリアのリラに対する仕打ちは、エレベーターの仕返しも混じっているのではないかと勘ぐりたくなるが、2人の間で合意がなされているのならそれもまぁいいのだろう。

モリアの目は血走って、睡眠不足者にありがちな、集中力の欠落がそこかしこに見える。それでも本当に幸福そうな潤んだ瞳の前では、眠気はただの向精神薬に過ぎない。
彼女にしてみれば、リラは己の欲望をエンリョなく受けいれてくれる、久しぶりの獲物なのだ

「本当に…ぐぽ、…困った方ですね…」

ちゅぶっちゅぶっちゅ…



ぬらぬらとだ液の糸で繋がった3人に、ユルユカがしぃゆを抱えながら加わる。彼女は腰を抱えられた形で膣肉に強制愛撫を受け、ボトボトと口から垂れる自分のよだれでむせていた。

「らめ…けほ、……センセ…もうらめ…れふ…げっほっ!げほっ、………やぁっぁぁあ…」

呆けて宙を見ている万灯火の横に、投げだされるように倒れたしぃゆの膣は、公園の水飲み場さながら汁を噴いてフトモモに河をつくる。

ぐぷぷぷぷ…ぷ。

「ぁああ!!!…あらせさま、ぁ…ゃ、…あらせさま…ぁぁっぁ!!!」
ぎゅぽっぎゅぽっぎゅぽっぎゅぽっ、……ぷぷぷ、きゅぽぷ
「げほげほっ!、……らめ、…ぇぇぁ!わたし…ぁ゛っ、……ぅぁ゛!!!」
ぶぷぅ、ぶぷっ、…ぶびゅく、びゅぶ
「お○んこっ!!…ねじきれちゃぅ…!!…ぁっ!!!」
びゅぅー。。。

射精を続けるアラセの尿管を、ユルユカの指が搾りとる。雪原のように白い手は、膣のように亀頭にまとわり、射精直後の過敏な神経を膨張させる。

そのまま悠然と股を開く彼女の膣へと挿入。あまりにもさりげないが、この時まで彼女はまだ処女だった。

ちゅっ…ぷっ、ちゅぢゅ…

「うぐ…」
「ふふふ…馴れ馴れしいお○んこばかりでは飽きられるでしょう…?」

確かに彼女の膣は、流れた血のせいで絡むというより滑るに近い。
相手がユルユカということもあって、勝手なタイミングで射精するアラセ。初めてだろうがなんだろうが、彼女はすべてを受けいれ、アラセのほほを愛おし気になでながらキスを望む。

リラはモリアにうながされて、しぃゆに愛撫を加えている。無表情ながら、的確に縦横に走る舌。しぃゆは痙攣しながら悲鳴をあげて逃げ回る。それをモリアが押さえつけ、ネコミミを装着させたところでしぃゆの線がトンだ。

「らめ、…ぁぁっぁぁぁ…ぁ!!!あ!あっ!!」

ぱったり


・・・・・・。


仮眠をとっていたリュシカが起きだし、ボーっとしながらチョコバーをかじる。アラセの腕の中では、ホゥノが眠りながらその腰を揺すられている。
安心しきった彼女に、暗殺者の面影はさっぱり無く、これには師匠である鬼月もため息をついていた。

「アラセ君アラセ君、この子ね、もうクビにしようかと思うんだ」
「ぅえ?いきなりそんな重大なことを…」
「普通の女子高生になってもらおう、そうしよう、だからこの子のこと頼んだね」
「はぁ…」

そのさびしそうな横顔は、なんだかすべてが織りこみ済みだったのだろうかと思わせる。たしかにホゥノは暗殺者になんぞ向いてない。師が弟子の命を思って、悪いことなどあるだろうか。

「いちおこの合宿中にキミを殺しなさいとはいっておいたのよ」
「な…なにをまた…」
「できないのなら資格はない、人間に戻りなさいってね…ああ大丈夫よ、無理なのはわかっていたもの…うん」
「はぁ…」

「ぅきゅ…」

変な声で鳴くホゥノは、果たしてなんの夢を見ているのか。


・・・・・・。


死屍累々といった惨状の中で、一番タフなのがトピア、ユルユカ、ぎらぎらと血走っているのがモリア、七色といったところだった。リラは正座の姿勢でがっつり寝ている。ウーテ軍団は全員撃墜。
命令さえ下ればベルスやマディ、それにホゥノはシャキッとするのだろうが、いかんせん連続する交尾のせいで神経が緩んで、精液の海でふにゃふにゃになっている。

「ねみー…」
「寝ればいいのに」
「…やだ」

パリパリの髪をうっとうし気に払う七色。ずるずるとアラセの腹にすがりつき、時折歯型をつけたり、すね毛をひっこぬいたりしている。

「ねーむーいー…」
「寝れよ」
「…もっとせっくすしたい……あむ」

ちゅぶぶぶ……。ちゅぷ。
「んは…」
ちゅ、…ちゅぶぶ…
「…んっ、ん」
ぷぶ…っぷぶ…ぬぽっ…

「そうだ、お風呂にしようアラセ君様」
「モリア?」
「あっつーい湯に浸かって、アカを落として、一緒にヌルヌルするのだ…あたっ」

モリアももうフラフラである。意気だけが先走って、身体を置いてきぼりにするから頭をぶつける。

「…………まぁ風呂は賛成だな…ニオイが…」
ダウンしたミココを抱えて、トピアが横に現れる。白い胸がツンと張って、いやらしいハイライトでてかっている。

ふにょん

「ひゃぁ!………もう…」

つねったり、ひっぱったり、つねったり、つねったり、誰も一言もしゃべらない、一瞬の変な間。

「…………しかしいまさらだが…お前の…ソレは、…限界が無いのか…」
「ん?」

ビクビクと天井を向いた肉物を、トピアの腰に擦りつける。
「あらあら知らないの?いってなかった?…そっかそっか、うん、アラセ君のおちんちんはね、栄養の補給さえ怠らなければ速攻で精子を造る、超優等生さんなのよ」
背後から抱きつく鬼月。そういえばこの人も全然体力の底が見えない。

「そうなんですか?」
「うんうん、キミが精通した時に散々調べたからねー。…でもねでもね、ちゃんとこまめに栄養を補給しないと、体中の臓器から養分搾りだしちゃっていろいろぶっ壊れるからね」
「……。」

速攻で牛乳を飲んで、菓子パンを胃に突っこむ。

「でもでも、コレだけ細胞の摩滅が早いと、どうしても死ぬのが早くなるよアラセ君」
「…ンガング」

詰まった。


・・・・・・。


にゅこっ、にゅこ、にゅるぬる…

「フフフ…どうですかアラセ様…」

ユルユカの白い乳房が肉物をのみこんでゆく。
場所は新たに建設された大浴場。アラセは半分湯船に沈んだユルユカの腋の下に手をいれて、ほとんどこすりつけるようにして腰を振る。その背中を、泡だったトピアがいやらしく洗う。

にゅぶぅぅ…にゅるこにゅこ…ぷぷ…
ぬにゅん、にゅぷ、…にゅぅぅぅ
どびゅどびゅ

飛び散った精子はユルユカのメガネに受け止められる。立ち上がろうとした彼女の腰を捕まえて、後ろから強引に挿入。

ちぱん、ちゅぱ…じゅっぷじゅっぷじゅっぷ…
「フフ…どうしましたのアラセ様…。こんな年増がお好き?

まだまだ水を弾く尻が、ぬけぬけと挑発する。

石鹸水でぬめった乳房をしぼり、艶やかな陰毛を指でこする。最後には、ちょっと前に破いたばかりのヒダに向けて精液をぶちまける。溢れた汁が、湯船の表面に波紋をつくる。


「…………アラセ…様。…私も…」

後で自らを慰めていたトピア。豊かに実った乳白色の乳を、両の腕で寄せてあげ、そのスキマに肉物を誘う。

むにゅ…にゅこっ。にゅこぷ。
にゅぷぷぷ…
にゅっ…にゅも、にゅくく…

乳房の圧迫は彼女自身にまかせ、まるでくすみのないピンク色の乳首をつまんでひっぱる。彼女は痛みと悦楽からくる涙をほおに伝わせ、ふるふると汚れ気のない舌を伸ばしてみせる。その先がわずかに亀頭に触れる。

「…………ぅん、…ぁ、ふぁ……あっ!…ふむ…ちゅぷ、ちゅぽ…」

アラセは横でちょろちょろしていたマディを引っ張りこむと、なぜか体操服を着ている彼女の乳を乱暴に揉みしだく。初めて会った頃よりもわずかに大きくなった乳房。トピアと合体させて、ぐっちゃぐちゃになる肉厚のおっぱい。

「ぅあ…アラセ様……私、忘れられてるかと…」
「ホント…キミの裏設定は、結局だせずじまいだったね…」
「…………はぅ、…なにをさせる気だ…」

きゅぶ…もちゅん、きゅぷもきゅ…ぷぷ…

肉物を押しつぶす4つの肉乳。マディの、やや大きめなブルマを右手で絞り上げ、トピアの綺麗な髪をなでなでする。


「…………こうかアラセ…様。…ん、」
「はぁ、トピア様…そんな…」
2人の顔を寄せさせ、舌をあわせて器をつくる。放たれた精を、こぼさぬように舌の上で混ぜさせる。

その汚れた舌は互いのほほやノド元、おでこにまで伸び、暖められた精液のにおいが顔中に塗布される。その2つの顔の愛撫に、適当にちんこをつっこんで邪魔をする。

「んぶ、…こ、こらっ、」
「…あっ、…ふぁ…」

「アラセ様ぁ〜、こっちもー」
「アハハ、全部洗ってやるぞアラセ様」
「おわぁ!」

全身泡だらけのモリアと七色が、眠気もどこへやらアラセを押し倒して、ぬるぬると四肢の上を滑りだす。すぐにトピア、マディ、ユルユカも加わって、この場で傍観しているのは鬼月だけになった。
「あらあらあら、いーなー、楽しそーだなー」


ぬるぬぷっ、ぬるぬぷ、
ぢゅぼ、っぢゅぼっぢゅ
「おおお…」

ぬぷっ、ぬぷぷ…にゅっ
にゅにゅにゅぅぅぅぅ…つぶ…。
「ああああ……」

ぬぷっ、ぬぷん、じゅっじゅっ、ぬぽ


「フハハ、どうかねアラセ様、かゆいところはあるかね?」
「アラセ様ぁー、アタシのここもぉ、…ぁん」
「…………アラセ…様。…こうか?」
「フフフ…気持ちいいですかアラセ様…」
「…ぁっ、ヤダ…アラセ様のえっち…」

視界を埋める肌色のスキマから、ごくまれに天井の照明が見える。
とはいえヘタに眼を開けていると、誰かの陰毛が刺さったり、尻の穴をひっつけられたりすることになる。

じゅぱんっ、じゅぱんっ、じゅ

おそらくアラセの上で腰を振っているのはマディ、動きを制御しようにも、左右の手はトピアや七色のおっぱいに埋まりこんでヘナヘナになっている。

「ふっ、ぁっ、…アラセ様…」
じゅっじゅっじゅ…っぽ

ぬーこ、ぬーこ、ぬーこ…

洗剤交じりの愛液が、ぬるま湯に濡れるタイルに流れていく。とろとろとろとろ…


・・・・・・。



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