巻き舌講座

¶巻舌、巻き舌、フラッタータンギング

困っている人みんなに読んでもらいたい。のでいつもとテイストを変えて。
真面目に書いてみたからって笑わないでくださいね。
歌で出来ない、という人は先生に習うのが一番でしょうが、(主に)フルート吹きの皆様、検索で見つけて初めましての方ばかりでしょう。
はじめまして。
私は洗足学園音楽大学フルート科の卒業生です。堂々として良いのかわかりませんが。
まず、フラッタータンギングで悩んでいる方はこれから書く事を実践してみてから、悩んでください。

私は中学一年生の時からフルートを吹いていたのですが、その時からフラッタータンギングというものを練習し始めて、今の今まで(現在大卒一年後)できませんでした。
一時期本気でそれについて悩んで、歌を習っている後輩や、フルートの先生に必死に教えを乞いてきました。
何度、どれだけ練習しても理解できず悩む日々。
人間の中には出来ない人もいるという話を聞き、大学に入ってからは完全に諦めていました。
所詮その程度か、と思われるかもしれませんが、それまで幾度となく練習してきたので、諦めもついたのでしょう。
ですが2009年のはじめ、ついにできるようになりました。
絶対に出来ないと思っていたのにですよ。
たぶん、努力で巻き舌が出来ない人はいない。同じ人間なのだから。
だから諦めずに、今から書く事を信じて練習してください。
初めて読んだブログの記事を信じろというのもあれでしょうが……。
想像するに、というか体験談から語るに、巻き舌が出来ない人は練習方法がわからない。
そういうわけなので、10年かかって出来なかった私が一週間でできるようになった練習法を下に記します。

まず、声は出しません。
舌は完全には無理でしょうが、なるべく脱力させ、一瞬で息を吐ききるかというぐらい勢いよく、吐き出してください。
これは簡単ですね。
次は、その息のスピードのままPruと言ってみてください。声は出しません。
サイレントで、プルです。
そしてなんとなくこうかな、と思う巻き舌像を想像しつつ、意識的に舌を動かしてください。
ここがポイントです。
出来る人は何も分かっていないのです。決まって最初から、力を抜いて~と言います。
自分で動かなさ無ければ最初はまったく動きません。
なんとなく、プルッと言えましたか? 言うだけですよ。決して今の状態では震えないはずです。
あとは、人に言われても理解できないと思うので、騙されたと思って暇なときにそれを繰り返してください。
最初は声も出したほうが良いかもしれませんが、人に聞かれて恥ずかしい場合はサイレントで。
思うに、巻き舌が出来ない人は普段の喋り方で舌の、巻き舌に必要な筋力を使っていないんだと思います。
これはあくまで私の推測ですが。
なのでそうやって意図的に動かし、筋力をつけるようにすること、これが上達への近道だと、私は思います。
プルッに慣れたら後はプラッともやってみましょう。
こっちを震わせるのは少し難しいです。

私の場合、暇なときにこれを続けていた結果、いつの間にか二回、三回と震えるようになり、およそ一週間で意識して巻き舌をできるようになりました。
まだ普通の人よりは息の量を多めに入れなければちゃんと震えませんが……。
力を入れてでも震えるようになればこっちの勝ちです。後は練習あるのみ。
とにかく諦めずにひたすらこれを練習する事だと思います。
私はこれを練習している時は集中してしまい、他の事が出来なかったのが難点ですが……。
フルート吹きの人はそうは言ってられないですよね。練習だと思ってください。

以上で巻き舌講座を終わりますが(一回のみだけど)、もしも分からない、できないなど困ったことがあれば全力で支援します。
右サイドバーのWebハリテからか、各記事のコメントからご相談ください。

09/03/12追記
暇を見つけては練習していました。
声を出しても巻き舌ができるようになり、これ以上は無いかなというぐらいまでいけました。