絶対正義と似非科学

2月 3, 2010

世の中には、絶対的な正義など、ほとんど存在しない。
例えば、人殺しはどうか。
人間の秩序の中では、わりかし悪に分類される事が多い。
だけれど、地域によっては条件付でOKだったり、無条件でOKだったりする。
そして地球単位で見れば、殺しは罪でもなんでもない。
動物が人間を殺しても、人間から見れば悪に分類されるだけ。
動物から見れば正義でも悪でもなく、ただ無価値な現象。
そう考えると、絶対的な正義なんて、探してもなかなか見つからないと思う。

今の社会の風潮は、資源消費や環境汚染が悪だという。
だけどそれは、環境団体が悪だと言うだけで、世界単位で見れば悪かどうかは分からない。
たしかに川に水銀を流し続ければ魚は死ぬし人間も死ぬしで大変な事になる。
オゾン層を破壊すれば地球が冷えるし、紫外線によって皮膚癌も増える。

うーん。科学は無数の試行によって答えが求められるから、環境汚染をすると最終的にどうなるか分かり得ないという方法で解法を導こうとしたけど、アプローチの方法を間違ったらしい。
よく分からなくなってしまったでござる。
この話はまたの機会に。
こう、数学じゃないものを絶対的な論理に当てはめて答えが出ると気持ちいいんだと、最近気付きました。
感情論と違って、使える道具が極端に少ないから難しい。
でもこういう風に世の理を解き明かしていく時期なんじゃないかな、と思う。
やってる人もいるんだろうけど、未だにそういう人は出てきていない。
一度悟ってから、生命や環境に無関心にならないと考える事ができないから難しいよね。
役には立たないけど、自分たちの生活や思考がどんな風に成り立っているか考えなければいけない時が、必ず来る。

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